キャリアウーマンは出て行け!? マンションの管理組合の奥様方が暴挙に出た!

【作品名】「理由あり物件」(前編) 【作者】桜井まり子『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】立地良し、価格もお手頃の優良物件マンションを購入し、管理組合の奥様方も親切でホッとしていた私。しかし、管理組合集会は大紛糾。「子どもの足音がうるさい」と苦情を言ったキャリアウーマンに対して、ほかの住人たちが「専業主婦をバカにしている」と猛反発して……!?

【サイゾーウーマンリコメンド】私がかつて参加したマンションの管理組合集会で、「エレベーターに落書きをした犯人探し」が展開されたことがありました。2時間サスペンスドラマで鍛えられたおばちゃんたちのイキイキとした名推理ぶりが、今も思い出されます。

あの「ドレイクのくそダサいダンス」をデザインしたクリスマス・セーターがバカ売れ!

<p> 決してイケメンではないのに、リアーナやニッキー・ミナージュ、タイラ・バンクスらハイレベルの女子にモテモテ。生意気な言動で、ジェイ・ZやP・ディディらラップ界の重鎮たちを怒らせたり、同年代の歌手クリス・ブラウンを挑発して乱闘したりと頻繁に騒動を起こしているのに、「なぜか憎めないキャラ」認定されている、カナダ人歌手/ラッパーのドレイク。</p>

あの「ドレイクのくそダサいダンス」をデザインしたクリスマス・セーターがバカ売れ!

<p> 決してイケメンではないのに、リアーナやニッキー・ミナージュ、タイラ・バンクスらハイレベルの女子にモテモテ。生意気な言動で、ジェイ・ZやP・ディディらラップ界の重鎮たちを怒らせたり、同年代の歌手クリス・ブラウンを挑発して乱闘したりと頻繁に騒動を起こしているのに、「なぜか憎めないキャラ」認定されている、カナダ人歌手/ラッパーのドレイク。</p>

元SMAP森且行、TOKIO松岡昌宏とは「ちょこちょこ連絡をとっている」!

 1996年にSMAPを脱退し、現在はオートレーサーとして活躍している森且行。昨年頃から全国各地でトークショーを開催し、かつてのファンを喜ばせているが、先日行われたトークショーでは、意外なジャニーズタレントとの交流を明かした。

 11月25日に福岡県のボートレース芦屋で行われたトークショーでは、観客から「今もSMAPのメンバーと連絡をとっているか?」という質問に、森は“ベストフレンド”という言葉を出しつつも、「今はそんなに連絡は取ってないですね。忙しい人たちなので」と答えたとのこと。しかし、TOKIO松岡昌宏とは「ちょこちょこ連絡をとっている」と明かしたそうで、トークショーに参加したファンのレポートがネット上で話題となった。

「うらやましいぞ、日本人!」韓国ネット民が熱狂したAVファン感謝祭と上原亜衣の引退

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『団地妻 蜜のしたたり』(オールイン エンタテインメント)
 11月17~18日にかけて行われた、日本最大のアダルトコンテンツの祭典「Japan Adult Expo 2015」。日本AV好きな韓国ネット民たちの間では、その熱気はまだまだ冷めやらない。  イベント開催時からこの模様は韓国メディアで詳しく報じられ、「日本の成人産業のすべてがここに…Japan Adult Expo 2015開催」「成人産業のメッカ、日本。エキスポも桁違い。AVモデルたちが果敢なポーズ連発」「AV女優たちが、あふれんばかりのボリュームで男心を狙撃してオール・キル!!」といった見出しが並んだ。ネットニュースサイト「OSEN」などは、わざわざカメラマンと特派員を派遣して大特集を組んだほどである。  また一般紙、国民日報も、「韓国国内では想像すらできないことが日本で行われている。もしも国内でこのようなイベントが開かれた日には、参加したAV女優全員が公然淫乱罪違反で逮捕されているだろう」と、舌を巻いていた。  そんな記事や写真を目の当たりにして、ネット民たちも大興奮。コミュニティサイトでは「AV女優たちが目の前で肌を見せ、わいせつなポーズをしてくれるなんて。見ているだけで発狂して、飛びついてしまいそうだ」「ルールを守って観覧しているのが日本人らしい。韓国だったら修羅場だ」「うらやましいぞ、日本人!」「来年はJapan Adult Expoに合わせて休暇を取って、日本に行かねば」との書き込みが相次いでいる。  イベントでは、人気女優の上原亜衣が年内限りでの引退を発表したが、そのニュースも報じられた。「有名AV女優の引退発表に列島が揺れた」(「アジア経済」)など、いささか大袈裟な表現もあるが、それだけ上原が韓国で有名な証拠でもある。 「韓国の日本AV好きたちの間で上原はもともと有名人でしたが、今年1月に彼女が主演したピンク映画『妊娠したい新妻の淫乱情事』(原題『団地妻 蜜のしたたり』)が韓国でも公開され、広く知られるようになりました。“日本最高のAV女優”というキャッチコピーが話題になり、公開時には“上原亜衣ノーモ(ノーモザイクの略)”という単語が検索キーワード上位にランクインしたほど。韓国版ウィキペディアには、彼女のプロフィールはもちろん、作品目録コーナーまであります」(韓国の芸能記者)  そんな人気者が突然の引退発表をしただけに、韓国のファンもショックを隠せない。コミュニティサイトには「悲しいけど、彼女の決断は認めよう」「引退しても、彼女のAVは見続ける」といったコメントが相次いでいる。  韓国のAVファンたちに衝撃を与えた「Japan Adult Expo 2015」と、上原亜衣の引退。彼らが言う通り、日本のAVファンたちは幸せ者なのかもしれない。

安楽死マシンを発明したジイサンに注文が殺到! 尊厳死コメディ『ハッピーエンドの選び方』

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尊厳死、安楽死をテーマにした『ハッピーエンドの選び方』。尊厳死が認められている国はスイス、オランダ、ベルギー、米国の一部の州などまだ少ない。
 人間の一生は長い長い、ひと幕ものの即興劇だ。喜劇にしろ悲劇にしろ、多くの共演者やスタッフに支えられることで充実した舞台となる。千秋楽を迎えた主演俳優なら誰しも思うだろう。できれば共演者やスタッフにさりげなく感謝の意を示し、自分にふさわしい幕引きにしたいと。イスラエル映画『ハッピーエンドの選び方』は人生のフィナーレを病院の決まり事や法律に縛られることなく、自分たち自身の手で決めることを願うおじいちゃんおばあちゃんたちの奮闘を描いたもの。尊厳死や安楽死という身体がピンピンしている間は考えることが少ない題材に、ユーモアを交えてマジメに向き合った作品となっている。  主人公はイスラエルの首都エルサレムにある老人ホームで暮らすヨヘスケル(ゼーブ・リバシュ)。発明好きで、神さまとお話ができる電話(ボイスチェンジャー機能付きの電話)や一週間分の薬を定時ごとに差し出してくれる自動機械など、人の役に立つのかビミョーなものばかり作っている。愛妻レバーナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)も同じ施設で暮らしており、娘もかわいい孫を連れてよく会いに来てくれる。幸せなシニアライフを送っていた。いつもは夫ヨヘスケルの発明に寛容なレバーナだったが、どうしても許せない発明品を夫は作ってしまう。それは自動安楽死装置だった。病院で寝たきり状態で苦しんでいる親友のために作ったもので、本人がスイッチを押せば点滴に麻酔薬が流れ、眠りに就くようにあの世に旅立てるというものだった。  親友夫婦から懇願され、一回きりの使用で終わるはずの安楽死装置だったが、老人たちの間に瞬く間に評判は広まり、ヨヘスケルは頭を抱えることになる。  愛する人をこれ以上苦しませたくない、家族が介護で疲れ果てるのを見るのが耐え難い……。それぞれに切実な事情があり、ヨケスケルは無下に断ることができない。一方、安楽死に反対していたレバーナは認知症の傾向が現われ、日によってヨヘスケルの顔が分からなくなっていく。「この施設では対処できない」と老人ホームからの退去を迫られることに。ヨヘスケルとレバーナ、そして老人ホームで暮らす仲間たちは、自分らにとってのいちばんのハッピーエンドは何かを考えることになる。  尊厳死、安楽死という超シリアスなテーマをコメディとして描いたのは、イスラエル在住のシャロン・マイモン&タル・グラニットという男女2人組の監督ユニット。シャロン監督から持ち掛けられた企画にタル監督が賛同し、共同脚本&監督作として完成させた。シャロン監督は1973年生まれ、タル監督は1969年生まれと、人生のエンディングを考えるにはまだ早い年齢だが……。 シャロン「僕の体験が企画のきっかけになったんだ。以前交際していたボーイフレンドのおばあちゃんがガンを患って80歳で息を引き取ったとき、僕もその場に立ち会っていたんだ。おばあちゃんはようやく苦しみから解放され、安らかな眠りに就けるんだなと思っていたら、心臓が止まってからも30分間ずっと延命処置が続いた。その光景がとても不条理なものに感じられたんだよ。そのことがきっかけで、自分の人生の終わり方は自分で決められるようにしたらどうだろうと、この映画のアイデアを思い付いたんだ」 タル「シャロンからアイデアを聞いて、興味深いテーマだと思ったわ。私も親しい存在を失った経験があったから。私の場合は、かわいがっていた犬なんです。家族同様に世話をしていた犬が二匹いたんですが、どうしても安楽死させなくちゃいけない状況になってしまって。私のこれまでの人生でいちばん辛かった体験。それもあって、命あるものが最期まで生きること、そして別れを迎えることに、映画を通して向き合ってみようと思ったんです」
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世間の常識に縛られずに生きる老人ホームのやんちゃな仲間たち。イスラエル建国期を知る第一世代であり、みんな異なる国からの移民者たちだ。
 タル&シャロン監督、ともに日本映画が大好きとのこと。黒澤明監督作や滝田洋二郎監督の『おくりびと』(08)など、独特の死生観が浮かび上がっている作品に魅力を感じているそうだ。『ハッピーエンドの選び方』でヨヘスケルが同じ老人ホームで暮らす獣医のダニエル(イラン・ダール)やその恋人でマッチョな元警察官ラフィ(ラファエル・タボール)らの協力を得て、安楽死を決行する様子は、『七人の侍』(54)の侍たちをイメージしたとシャロン監督は笑いながら語る。居場所を失った高齢者たちがチームを結成し、自分たちの死に場所を探すというコメディ展開は、北野武監督の最新ヒット作『龍三と七人の子分たち』にも似ていると告げると、2人は大喜びした。 タル「まだ『龍三と七人の子分たち』は観ていませんが、北野作品と共通するものがあると言ってもらえるなんて、とても光栄です。イスラエルでも北野作品はいつも劇場公開されていて、広く親しまれています。世界中の監督たちの中でも北野監督は飛び抜けた存在。天才中の天才だと思うわ」 シャロン「まったくの同感だね(笑)。僕の前作『A MATTER OF SIZE』(日本未公開)は相撲を扱ったコメディなんだけど、キタノというキャラクターを出したくらい、僕も北野監督が大好き。北野作品はバイオレンスものもいいけど、僕は『HANA-BI』(98)や『菊次郎の夏』(99)にすごく感動した。確かに北野作品は死生観をテーマにしたものが多く、『ハッピーエンドの選び方』にも通じるものがあるよね。強いて違いを挙げるなら、北野作品では主人公が自殺願望、破滅衝動を抱えていることがネガティブに描かれているけれど、『ハッピーエンドの選び方』ではGood Deathとしてポジティブに描いたという点かな」
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ヨケスケルの妻レバーナは認知症が徐々に進行していた。長年連れ添ってきた夫の顔が分からなくなっていくことがレバーナには辛い。
 Good Deathという短い言葉の響きが何とも耳に残る。人間の生を肯定的に受け止めるのなら、その着地点である死を忌み嫌い、切り離して考えるのはおかしなことだ。自分に与えられた人生を懸命に生き抜いた人間が、Good Deathを望むのは然るべきことだろう。 シャロン「米国のオレゴン州では尊厳死が合法となっていて、末期状態の患者は医者に致死量の薬を処方してもらうことが可能なんだ。でも実際には処方薬は服用しない人がほとんど。自分の人生のエンディングを病気や病院側の都合ではなく、自分自身で決められることに多くの人は安心できるんだ」 タル「自分が愛する人たちに自分の想いをきちんと伝えて、それから愛する人たちに見守られて旅立つことができれば、すごく幸せなことじゃないかしら。それは神さまからの祝福であり、天からの贈り物だと思うわ」  2人の話を聞いているうちに、自分が最近亡くした近しい人の顔が思い浮かび、ふと目頭が熱くなってしまった。その人はいつもニコニコと笑っていた。最期は苦しまずに旅立つことができたのだろうか。顔を上げると、タル&シャロン監督が「大丈夫?」と心配そうな表情で近くにあったテイッシュを手渡してくれた。逢ってからまだ30分しか経っていない日本人の記者に、そんな気遣いができる監督たちがウィットたっぷりに完成させたコメディが『ハッピーエンドの選び方』だ。  映画のラストシーン、長年生活を共にしてきたヨヘスケルとレバーナが最期に交わす言葉はとても短く、そして温かい。恋人たちにとって最高のエンディングだろう。 (文=長野辰次)
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『ハッピーエンドの選び方』 監督・脚本/シャロン・マイモン、タル・グラニット 出演/ゼーブ・リバシュ、レバーナ・フィンケルシュタイン、アリサ・ローゼン、イラン・ダール、ラファエル・タボール  配給/アスミック・エース 11月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー (c)2014 OIE FILMS/2-TEAM PRODUCTIONS/PALLAS FILM/TWENTY TWENTY VISION. http://happyend.asmik-ace.co.jp

『紅白』歌手勢決定も、“今年の顔”が誰もいない! 選考基準「?」だらけの出場者をメッタ斬り

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『NHK紅白歌合戦』公式サイト
 大みそかの『第66回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が決定した。年々見どころがなくなっているという声が多く、選考基準もよくわからないということでシラケムードもあるが、とりあえずは注目の出場歌手の一部を紹介する。 『AKB48(8)・NMB48(3)・乃木坂46(初)』※()内は出場回数  個別に説明するほどでもないのでまとめて。8回目の出場となったAKB48は、来年3月で総監督の高橋みなみが“卒業”するとのこと。大島優子が一昨年の紅白で「卒業宣言」をして視聴者はドン引きだったので、同じパターンはやめてほしい。NMB48は朝ドラ『あさが来た』の主題歌「365日の紙飛行機」でセンターを張る山本彩がいるので順当。乃木坂46は念願の初出場だが、人気的には去年のほうがよかったような気が……。 昨年はAKBグループ乱発にウンザリした視聴者も多かったが、今年もその状況は大きく変わらない模様。ももクロを出せばいいのに……。 『小林幸子(企画枠)』  4年ぶりに紅白に帰ってくる小林幸子。事務所とのゴタゴタや芸能界のドン・周防郁雄氏が敵に回ったことで“干された”が、ネットやオタク、「ニコニコ動画」に活路を見出して完全復活。ド派手ステージは今年の一番の見どころだが、できれば自身の復活と重ねた「不死鳥」の衣装を見せてくれないだろうか。 『SMAP(23)・TOKIO(22)・V6(2)・嵐(7)・関ジャニ∞(4)・Sexy Zone(3)』  史上最多の7組を送り出すジャニーズ事務所。22回出場のSMAPに21回のTOKIO。昨年初出場を果たしたV6は、白組司会の井ノ原快彦がいるので当然の2年連続。そして、今やジャニーズの稼ぎ頭となったが、不評だった司会からはついに降ろされた嵐も出場が決定した。来年で10周年を迎えるのに無視されているKAT-TUNは、少しかわいそうである。いいニュースではないが、田口淳之介の脱退など、関ジャニ∞やSexy Zoneよりは話題性もあったような。  今年もジャニーズのヒット曲が一つもいえないという悲しい現実は無視できない。出場が51組ということなので、約7組に1つはジャニーズアイドルという計算だ。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)じゃないよね?
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軍団勢ぞろい
『EXILE(11)・三代目 J Soul Brothers(4)・E-girls(3)』 今やAKB48と並ぶメディアの「猛プッシュ軍団」であるEXILE系列も出演。最近は弟分であるはずの三代目のほうが目立っているともっぱらだが、兄貴分もしっかり枠を確保。E-girlsは昨年、全時間帯での最低視聴率を記録したが、今年も期待薄。新幹線ホームの“横入り”を一般人に暴露されたり、EXILEグループの集大成である「HiGH&LOW」プロジェクトもさほど話題にならないなど、今年は残念なニュースが多かったEXILEだが、リーダーであるHIROと女優の上戸彩の間に待望の第1子が誕生したのはいいニュースといえる。これまた、音楽とは特に関係ないが……。 『近藤真彦(10)・今井美樹(2)』  ジャニーズ事務所が最後に送り出すのは、今年でデビュー35周年を迎える“マッチ”こと近藤真彦で、なんと19年ぶりに出場。最近ではトライアスロンの世界選手権に男子50~54歳部門の日本代表として出場し、見事完走した。すごいとは思うが、音楽と関係はない。トシちゃんのほうがいいなんて声も……。  そして、その歌唱力と布袋寅泰を「略奪」し結婚したことで有名な今井美樹も30周年のメモリアル出場。今年はベストアルバムがオリコンのトップ10に長く止まるなど人気健在を誇示している。  この2名は、長い芸能活動の記念も含めた出場という点で妥当。めずらしく紅白らしい話題だ。ただ、忘れないでほしい。KAT-TUNも来年で10周年ということを……。 『BUMP OF CHICKEN(初)』  これまで、地上波でのテレビ出演に消極的だったバンプが初の出場。といってもライブ会場からの「中継」ということで、肩透かしをくらったネットユーザーは多かったようだ。過去には「ブラウン管で評価されたくない」という発言もあったが、「地デジ」ならOKということだろうか(笑)。 根強いファンの多いバンドなので、出場自体が見どころなのかも。 『和田アキ子(39)』  この人に関しては、もはや多くを語ることもないだろう。「あの鐘を鳴らすのはあなた」くらいしか誰もが知る曲がなく、いまだ紅白に出続けられているのが不思議な存在だ。和田には歌よりもまず、BPO(放送倫理・番組向上機構)に指摘された『アッコにおまかせ!』(TBS系)の人権侵害問題を解決するのが先ではないか。 『ゴールデンボンバー(4)』  今年は樽美酒研二の“素顔ネタ”くらいしかなかったような……。  他にもSEKAI NO OWARI(2)、miwa(3)、ゲスの極み乙女。(初)など、民放のライブ番組とさして変わらない顔ぶれの今年の紅白。どちらかといえば、NHKよりもアーティスト不足の音楽業界の問題のような気もしてくるが……。

『紅白』歌手勢決定も、“今年の顔”が誰もいない! 選考基準「?」だらけの出場者をメッタ斬り

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『NHK紅白歌合戦』公式サイト
 大みそかの『第66回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が決定した。年々見どころがなくなっているという声が多く、選考基準もよくわからないということでシラケムードもあるが、とりあえずは注目の出場歌手の一部を紹介する。 『AKB48(8)・NMB48(3)・乃木坂46(初)』※()内は出場回数  個別に説明するほどでもないのでまとめて。8回目の出場となったAKB48は、来年3月で総監督の高橋みなみが“卒業”するとのこと。大島優子が一昨年の紅白で「卒業宣言」をして視聴者はドン引きだったので、同じパターンはやめてほしい。NMB48は朝ドラ『あさが来た』の主題歌「365日の紙飛行機」でセンターを張る山本彩がいるので順当。乃木坂46は念願の初出場だが、人気的には去年のほうがよかったような気が……。 昨年はAKBグループ乱発にウンザリした視聴者も多かったが、今年もその状況は大きく変わらない模様。ももクロを出せばいいのに……。 『小林幸子(企画枠)』  4年ぶりに紅白に帰ってくる小林幸子。事務所とのゴタゴタや芸能界のドン・周防郁雄氏が敵に回ったことで“干された”が、ネットやオタク、「ニコニコ動画」に活路を見出して完全復活。ド派手ステージは今年の一番の見どころだが、できれば自身の復活と重ねた「不死鳥」の衣装を見せてくれないだろうか。 『SMAP(23)・TOKIO(22)・V6(2)・嵐(7)・関ジャニ∞(4)・Sexy Zone(3)』  史上最多の7組を送り出すジャニーズ事務所。22回出場のSMAPに21回のTOKIO。昨年初出場を果たしたV6は、白組司会の井ノ原快彦がいるので当然の2年連続。そして、今やジャニーズの稼ぎ頭となったが、不評だった司会からはついに降ろされた嵐も出場が決定した。来年で10周年を迎えるのに無視されているKAT-TUNは、少しかわいそうである。いいニュースではないが、田口淳之介の脱退など、関ジャニ∞やSexy Zoneよりは話題性もあったような。  今年もジャニーズのヒット曲が一つもいえないという悲しい現実は無視できない。出場が51組ということなので、約7組に1つはジャニーズアイドルという計算だ。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)じゃないよね?
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軍団勢ぞろい
『EXILE(11)・三代目 J Soul Brothers(4)・E-girls(3)』 今やAKB48と並ぶメディアの「猛プッシュ軍団」であるEXILE系列も出演。最近は弟分であるはずの三代目のほうが目立っているともっぱらだが、兄貴分もしっかり枠を確保。E-girlsは昨年、全時間帯での最低視聴率を記録したが、今年も期待薄。新幹線ホームの“横入り”を一般人に暴露されたり、EXILEグループの集大成である「HiGH&LOW」プロジェクトもさほど話題にならないなど、今年は残念なニュースが多かったEXILEだが、リーダーであるHIROと女優の上戸彩の間に待望の第1子が誕生したのはいいニュースといえる。これまた、音楽とは特に関係ないが……。 『近藤真彦(10)・今井美樹(2)』  ジャニーズ事務所が最後に送り出すのは、今年でデビュー35周年を迎える“マッチ”こと近藤真彦で、なんと19年ぶりに出場。最近ではトライアスロンの世界選手権に男子50~54歳部門の日本代表として出場し、見事完走した。すごいとは思うが、音楽と関係はない。トシちゃんのほうがいいなんて声も……。  そして、その歌唱力と布袋寅泰を「略奪」し結婚したことで有名な今井美樹も30周年のメモリアル出場。今年はベストアルバムがオリコンのトップ10に長く止まるなど人気健在を誇示している。  この2名は、長い芸能活動の記念も含めた出場という点で妥当。めずらしく紅白らしい話題だ。ただ、忘れないでほしい。KAT-TUNも来年で10周年ということを……。 『BUMP OF CHICKEN(初)』  これまで、地上波でのテレビ出演に消極的だったバンプが初の出場。といってもライブ会場からの「中継」ということで、肩透かしをくらったネットユーザーは多かったようだ。過去には「ブラウン管で評価されたくない」という発言もあったが、「地デジ」ならOKということだろうか(笑)。 根強いファンの多いバンドなので、出場自体が見どころなのかも。 『和田アキ子(39)』  この人に関しては、もはや多くを語ることもないだろう。「あの鐘を鳴らすのはあなた」くらいしか誰もが知る曲がなく、いまだ紅白に出続けられているのが不思議な存在だ。和田には歌よりもまず、BPO(放送倫理・番組向上機構)に指摘された『アッコにおまかせ!』(TBS系)の人権侵害問題を解決するのが先ではないか。 『ゴールデンボンバー(4)』  今年は樽美酒研二の“素顔ネタ”くらいしかなかったような……。  他にもSEKAI NO OWARI(2)、miwa(3)、ゲスの極み乙女。(初)など、民放のライブ番組とさして変わらない顔ぶれの今年の紅白。どちらかといえば、NHKよりもアーティスト不足の音楽業界の問題のような気もしてくるが……。

【THE OUTSIDER】“濱の狂犬”黒石高大、引退へ──強くなった「ただの不良少年」の道標

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 濱の狂犬、男泣き!――格闘家で俳優の黒石高大(29・神奈川)が12月13日(日)、大田区総合体育館にて開催されるリングス・前田日明主催の不良系格闘技大会『THE OUTSIDER(以下/アウトサイダー)』で引退試合を行う。対戦相手は、黒石と共に同大会を創成期から支えてきた“キング・オブ・アウトサイダー”こと啓之輔(32・栃木)。スター選手同士が最後に初めて激突するとあって、チケットの売れ行きは好調だという。ファイナルマッチを目前に控えた黒石が、引退を決意した経緯、恩人・前田日明への思い、引退後の人生設計などを、時に涙ぐみながら熱く語った。 ――いつ、なぜ、格闘技からの引退を決意したのでしょうか? 黒石 今年の8月下旬、キックボクシングの試合を間近に控えていたときに「この試合を含めてあと2試合でやめよう」と決めました。そのころ、誰に言うわけでもないんですけど、役者のことですごく悩んでいて。役者って、1人の力じゃどうにもならない。でも格闘技はやればやった分だけ返ってくるから、そっちに気持ちが傾いちゃっていた。それをある人にスパッと見抜かれて、やっぱ「二兎を追う者は一兎を得ず」かな、って思いました。いろんな撮影現場でいろんな役者さんを見ていると、名のある方たちもみんなすんげえ努力しているんですよ。でも俺は格闘技こそ一生懸命かもしれないけど、俳優のほうはペーペーのくせに一生懸命と言えるほど努力してんのか? って自問自答したときに、なんか違うなと思って。 ――格闘技をやめることを告げたら、周囲はどのような反応を? 黒石 格闘技で世話になった方々、一人ひとりに電話で報告したら、誰も引き止めてくれなかったですね(笑)。格闘技で大ケガをして、役者ができなくなっちゃうことを心配してくれていた人が多かったみたいで、みんな素直に「おつかれさま」って言ってくれました。 ――前田日明さんの反応は? 黒石 「あぁ、そうか」って感じ。前田さんに電話するときはいつも「絶対意思を曲げないです!」ってスタンスなので、前田さんも止めても無駄だとわかっていたと思うし。キックボクシングのときもそうだったんですけど、俺は「やらしてくれなきゃアウトサイダーには帰りません! 強くなりたいからキックに行きたいんです!」って言い張って、前田さんの了承をもらったんですよ。 ――そもそもなぜ、キックボクシングに走ったんですか? 黒石 総合格闘技は、やることが多すぎて宙ぶらりんになっちゃっていたので、このまんまじゃ俺は伸びないな、とにかく試合をいっぱいやらなきゃと思って。で、やることは少ないほうがほうがいいって考えで、「殴る蹴る」だけのキックに走ったんです。 ――引退試合の相手が啓之輔選手に決まった経緯を教えてください。 黒石 ラストにふさわしい相手とやりたいという思いがあって。デビュー戦で俺に土をつけた秋山(翼)くんかな? と最初は思ったんですけど、いまやったら普通に勝っちゃうんで、なんも壁がないのはつまんない。じゃあ武井(勇輝)ちゃんかな? とも思ったけど、パクられてシャバにいなかった。渋谷(莉孔)くんって話もあったけど、彼はいま世界でやっているんで、戻って来てくれってのは違うなと。で、必然的に最後に残ったのは、アウトサイダーでいま一番強いと言われる朝倉兄弟か、あとはやっぱりなんと言っても吉永(啓之輔)くん! ――その3人に絞られたわけですね。 黒石 3人とも強いし、あと3試合あるんだったら3人全員とやりたいけど、残りは1試合。となるとやっぱ、吉永くんしかいないでしょ! ってことになりました。 ――オファーを出したら、啓之輔選手はどのような反応を? 黒石 直接やりとりしたわけじゃないですけど、リングスさんによれば、二つ返事でOKしてくれたそうです。 ――啓之輔選手は自身のTwitterに「黒石とは戦友だ。ただの友達じゃねぇよ。だから戦う!」と書いています。 黒石 ありがたいですね。 ――2008年3月の第一回大会から携わってきたアウトサイダーに対し、いま何を思いますか? 黒石 感謝の気持ちしかないですよね。あれがなかったらもう俺なんかもう……オオオオオオ! ――うん? どうしました……!? 黒石 ……もう本当に……俺なんかただのカスでしかなくて、あれがなかったらたぶん、いまもずっと、あのまま行き迷っていたんで……(突然涙ぐむ)。本当にそこに対してはもう、感謝しかないんですよ。
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目に涙を浮かべる黒石。
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――多くの選手が他の団体に移籍したり、離脱したりする中、黒石選手はキックでの修行期間こそありましたが、ほぼアウトサイダー一筋でしたね。 黒石 風見鶏みたいにあっち向いたりこっち向いたりするのはよくないと思うし、なんと言っても、俺みたいなもんを引き上げてくれた場所なので、最後まで義理を通したかった。本当はアウトサイダーがなくなるまでずっとここにいるつもりでやってきたんですけど、今回こういう(引退という)形になっちゃいました。 ――アウトサイダーと出会ったことにより、何が変わりましたか? 黒石 まわりの対応ですよね。普通に生活している人たちから「頑張ってるね」と声をかけていただく機会が増えました。それまでは不良から「突っ張ってるな」「気合入ってるな」と認められることはあっても、一般の方から褒められることなんて一度もなかったですから(笑)。あとは、生活も変わりました。役者やモデルのお仕事をさせてもらえるようになったのも、すべてアウトサイダーのおかげです。 ――知名度が上がり、街でケンカを売られたりは? 黒石 街ではほとんどないですけど、「黒石とやりたい」と言ってジムに来たりする子はたまにいます。そういう子に負けたらナメられちゃうから、おかげでこっちも真剣に練習するようになりましたけどね。 ――女性にもモテるようになったのでは? 黒石 まぁ、調子に乗っているわけじゃなく(笑)、昔から女性にはモテていましたけど、その幅がさらに広くなりましたね。モデルとして雑誌に出始めたり、アウトサイダーで勝てるようになってからは、会場で女性客がウワーッと寄って来るようになった。あとは後輩らと会うたびに「黒石さんを紹介してくれって頼まれています。すごく可愛い子です」とかって、しょっちゅう言われるようにもなったんですけど、やっぱ俺、ずっと後輩らに支えられてきたんで。そいつらが狙っている子かもしれないな、って考えたときに、俺が片っ端から唾をつけたら、そいつらのプライドが傷つくし、安っぽいからやっちゃいけないなって思って。だからあるとき、「もう俺にそういう話は通さなくていいから。全部断ってくれ」って言ったら、そこにいた男全員がすっげえうれしそうな顔をしたんですよ(笑)。だから、あ、やっぱりいくら後輩だろうがなんだろうが、男としてヤキモチは焼くんだってことに気づいて。こいつらに支えられてきたんだから、こいつらに対していいことはしなくてもいいけど、イヤなことだけはしちゃいけないなって思ったんですよ。 ――実に黒石さんらしいエピソードですね。 黒石 俺がずっと負け続けている間、男たちが支えてくれたんですよ。そういう人間を裏切っちゃいけないなって。会場で女性が群がってくる間、男連中が遠くのほうで気まずそうな顔をしているのを見て、心が痛かったんですよね。俺は女性に対して、おまえらに支えてもらってきたわけじゃない、男が神輿を担いでくれたから俺はいまここにいるんだ!……って思いがあったんですけど、わざわざ声をかけに来てくれた女性を邪険に扱うわけにもいかず、そこはずっと複雑だったんですよ。 ――硬派ですね。 黒石 いや別に、女は大好きですよ(笑)。キャバクラだって飲みに行ったりしますし。ハハハ! ――旗揚げ戦ではジャーマンスープレックスを食らった末に敗れ、第2回大会では開始2秒で失神KOされるなど、デビュー当初の黒石さんは「負け」のイメージしかありませんでしたが、それがいまではアウトサイダーの通算成績が「17戦7勝7敗2分1ノーコンテスト」。随分、強くなりましたね。 黒石 ゼロからスタートしましたから、ずっと進化はし続けています。練習量も年々増えて、ハードトレーニングできるコツや根性も備わってきて、いまが一番伸び盛りだったのかなと。 ――格闘家として強くなるにつれ、心はどう変わりましたか? 黒石 本当に思うんですよ、体と心って一緒だなって。強い人間じゃないと、人には優しくできないと思うんです。弱いと、人を守ることすらできないじゃないですか。「食う食わない」の話で言ったら、強ければ食う食わないは自分のさじ加減で選べるけど、弱かったら「食われる」という一つの選択肢しかないですよね。男だったらやっぱり強くありたい。自分を守れるから初めて人を守れるんじゃないかな、って思います。 ――引退後は俳優業に専念するとのことですが、そのルックスを生かしてコワモテ系の役者として突き抜けたいですか? それとも幅広い役を演じたいですか? 黒石 それがまた格闘技の引退を決めた理由でもあるんですけど、本当はいろんなキャラを演じられるのが役者の醍醐味だと思うし、そうなりたいんです。でも格闘技のトレーニングを続けていると、どうしてもそういうオーラが抜けないんですよね。人と会った瞬間、こっちは笑っているのに、「強そう」だとか「威圧的な雰囲気が出ている」とかって言われることが多くて。そうなると役も狭まりますよね。だから格闘技の選手であることをやめて、その色を完璧に抜いて、一回ゼロになってから、役者に真面目に向き合おうと思ったんです。 ――役者一本で食べていく自信は? 黒石 正直、不安はありますけど、20代も残りわずかなので、ここらで一発勝負に出なきゃいけないのかなと思っています。 ――役者さんって、どういう日常なんですか? 黒石 不規則です。朝早かったり、夜遅かったり。起きる時間もバラバラだし、1カ月バッと仕事が入ったかと思えば、その翌月は何もなかったり。本当にシビアな世界ですね。仕事が入るときに限って、ほぼ同時に複数のお話をいただいたりするんですが、体は一つしかないですから、せっかくのお話を泣く泣くお断りしなきゃならないこともあったり。本当に役者ってうまくいかなくて難しいなって、いつもそこで悩んでいます。
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――最近は、どんな作品に出演しているんですか? 黒石 いま上映中の『グラスホッパー』っていう映画にちょこっと出させていただいています。あとは、来年のゴールデンウィーク公開の『テラフォーマーズ』にも出させていただきます。 ――えっ!? あの話題の超大作『テラフォーマーズ』に出るんですか? それはすごい! 何役ですか? 黒石 ゴキブリではないです(笑)。ちゃんと、戦闘員の役です。最初、三池崇史監督にお会いしたときに、「今度『テラフォーマーズ』っていう映画を撮る。そのとき仕事を頼むからよろしくね」って言われまして。俺、『テラフォーマーズ』を知らなかったから慌てて原作の漫画を読んで、「うわ、俺ぜってーゴキブリ役だ!」って確信しました。でも三池崇史さんといえば、日本を代表する大監督じゃないですか。このチャンスを逃してなるものかと思って、「よーし、完璧なゴキブリをこなしてやる! 頑張るぞ!」って意気込んで衣装合わせに行ったら、スタッフさんが「黒石おめでとう! メインキャストだから!」って祝ってくれて。「え? ゴキブリじゃないんですか?」みたいな。 ――『テラフォーマーズ』の出演者をいま確認しましたが、錚々たる顔ぶれですね。伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬……。 黒石 そうなんですよ! 俺以外スターしかいないから、現場では毎日ドキドキですよ。スターのみなさんは普段からめちゃくちゃ格好よくて、マネージャーの運転するアルファードとかヴェルファイアとかベンツとかで颯爽と現場入りするんですけど、そんな中、ペーペーの俺は自分の運転するプリウスで「恐縮です……恐縮です……」って感じで現場入り。俺みたいなもんが本当にここにいていいのかな? って毎日思っています。こういうウソみたいな大仕事をやらせてもらえるようになったのもすべて、もとをたどれば前田日明さんのおかげなんですよね。だから、キックボクシングでそのまま引退って話もあったけど、「いやいやいや、最後は何が何でも前田さんのところに帰って、そこで引退試合をやって、1人でも多くのお客さんを入れなきゃ」と。俺ができる恩返しといったら、それぐらいしかないんで。 ――将来の目標を教えてください。 黒石 役者として地位を築けたらいいなと思いますし、「絶対そうなってやる!」って腹をくくっています。たとえ食えなかったとしても、バイトでもしながら諦めないで役者を続けて行こうと思っています。ただの不良少年からここまで変われたんだ、という成功例になりたい。成功して初めて、自分の言葉が生きてくると思うんで。 ――「自分の言葉が生きてくる」とは? 黒石 たとえば最近は刺青の文化が若い子の間で定着しつつありますけど、そういうことに対しても、ひとこと言いたいんですよ。「俺がなんでこうやって役者の道を歩めたのかというと、刺青を入れなかったからだよ。将来の可能性を狭めないために、若いときのノリだけで簡単に刺青なんか入れちゃダメだよ」とかって。俺が役者として成功すれば、いろんな言葉が生きてくるっていうか、言葉に説得力が出ると思うんですよ。そういう発言力を得られるように、まずは自分が頑張らなきゃいけないですね。じゃないと「そういうおまえはどうなんだ?」って言われちゃいますから(笑)。 ――黒石さんの言葉にはすでに説得力が十分あると思いますが、そのバックボーンは何なのでしょう? 読書ですか? それとも誰かからいろいろ教わったんですか? 黒石 昔から人の話はよく聞きますね。俺は小さなころは利かん坊でしたし、オカンが社会不在だった時期もあるので、「あの子は親がいないから……」って周りからよく悪口を言われたんです。それである時期、親代りになってくれた親戚のおばちゃんから毎晩、2、3時間正座させられてコンコンと説教されるようになりまして。オカンがいない間はおばちゃんが生活の面倒をみてくれていたから、そこから逃げたら生きていけない。だから我慢して正座して耳を傾けるわけですよ。人の話を聞くようになったのは、そのころの影響が大きいと思います。 ――そんな幼少期の体験があったんですか。 黒石 そういえば、法を犯して施設に入ったときにかわいがってくれた方からも、「黒石、人の意見だけはちゃんと聞けよ。耳が痛い意見こそ、おまえに一番足りないもんだからな。我慢だ、我慢。ツラくても我慢しろよ」とずっと言い聞かされました。その影響もあって、イヤだなと思っても、とにかく我慢して話を聞こうと意識して生きています。 ――それだけ素直な黒石さんが、なぜグレたのでしょう? 黒石 もともとイジメられっ子だったんですよ。でも家に帰ってイジメられた話をすればオカンもおばさんも心配するだろうし、傷つくんじゃないかと思って。どうしたらいいのかわかんないときに、たどり着いたのが暴力でした。こっちが強くなればイジメられない。それだけです。ただ単に自分を守るための手段が暴力しかなかったんです。みんなが敵だったんで、俺。 ――黒石さんが人の痛みに敏感な理由がよくわかった気がします。では最後に、引退試合の話に戻りますが、「負けたら坊主にする」というのは本当ですか? 黒石 本当です。吉永くんは、負けたらどうするんですかね? 彼は格好いいし、おまけにチャラチャラしているから、イガグリの刑にしたやりたいですよね。俺の坊主よりも、吉永くんの坊主のほうが断然見ごたえがあるでしょう? ――「最後だから楽しもう」という意識はありますか? 黒石 いや、そういう気持ちはゼロです。全力で倒しに行きますよ。じゃないと周りが納得してくれません。みんなは、俺が逃げずに突っ込んで行くところを見たがっている。俺もそれをわかっているから、自分の腕を信じて振り抜くしかないですね。真っ向勝負で倒しに行きますから、どうかみなさん、俺の最後のタイマンを会場まで見に来てください! お願いします! (取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史) ●大会名…THE OUTSIDER 大田区総合体育館 SPECIAL ●日時……2015年12月13日(日)開場/13:00(予定)開始/14:00(予定) ●会場……大田区総合体育館 東京都大田区東蒲田1丁目11番1号 TEL/03-5480-6688 ●チケット購入方法 THE OUTSIDER事務局(TEL/03-3461-6698)宛の直接のお電話にてご購入いただけます。 ※事務局からのチケット発送後の返品・交換・キャンセルはお受けしておりません。あらかじめご了承ください。 ※チケットは3歳から必要となります。 ・ローソンチケット Lコード/33931 ・チケットぴあ Pコード/830-672 ●販売席種 VIP席………15,000円(最前列※パンフレット付/大会当日に会場内の専用ブースにてチケットの半券を提示してください。) SRS席………11,000円 RS席…………8,000円 S席……………6,000円 興行の中止を除いて、購入後のチケットのキャンセル/変更/払い戻しは一切お受けできません。 リングス公式サイト http://www.rings.co.jp/

【THE OUTSIDER】“濱の狂犬”黒石高大、引退へ──強くなった「ただの不良少年」の道標

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 濱の狂犬、男泣き!――格闘家で俳優の黒石高大(29・神奈川)が12月13日(日)、大田区総合体育館にて開催されるリングス・前田日明主催の不良系格闘技大会『THE OUTSIDER(以下/アウトサイダー)』で引退試合を行う。対戦相手は、黒石と共に同大会を創成期から支えてきた“キング・オブ・アウトサイダー”こと啓之輔(32・栃木)。スター選手同士が最後に初めて激突するとあって、チケットの売れ行きは好調だという。ファイナルマッチを目前に控えた黒石が、引退を決意した経緯、恩人・前田日明への思い、引退後の人生設計などを、時に涙ぐみながら熱く語った。 ――いつ、なぜ、格闘技からの引退を決意したのでしょうか? 黒石 今年の8月下旬、キックボクシングの試合を間近に控えていたときに「この試合を含めてあと2試合でやめよう」と決めました。そのころ、誰に言うわけでもないんですけど、役者のことですごく悩んでいて。役者って、1人の力じゃどうにもならない。でも格闘技はやればやった分だけ返ってくるから、そっちに気持ちが傾いちゃっていた。それをある人にスパッと見抜かれて、やっぱ「二兎を追う者は一兎を得ず」かな、って思いました。いろんな撮影現場でいろんな役者さんを見ていると、名のある方たちもみんなすんげえ努力しているんですよ。でも俺は格闘技こそ一生懸命かもしれないけど、俳優のほうはペーペーのくせに一生懸命と言えるほど努力してんのか? って自問自答したときに、なんか違うなと思って。 ――格闘技をやめることを告げたら、周囲はどのような反応を? 黒石 格闘技で世話になった方々、一人ひとりに電話で報告したら、誰も引き止めてくれなかったですね(笑)。格闘技で大ケガをして、役者ができなくなっちゃうことを心配してくれていた人が多かったみたいで、みんな素直に「おつかれさま」って言ってくれました。 ――前田日明さんの反応は? 黒石 「あぁ、そうか」って感じ。前田さんに電話するときはいつも「絶対意思を曲げないです!」ってスタンスなので、前田さんも止めても無駄だとわかっていたと思うし。キックボクシングのときもそうだったんですけど、俺は「やらしてくれなきゃアウトサイダーには帰りません! 強くなりたいからキックに行きたいんです!」って言い張って、前田さんの了承をもらったんですよ。 ――そもそもなぜ、キックボクシングに走ったんですか? 黒石 総合格闘技は、やることが多すぎて宙ぶらりんになっちゃっていたので、このまんまじゃ俺は伸びないな、とにかく試合をいっぱいやらなきゃと思って。で、やることは少ないほうがほうがいいって考えで、「殴る蹴る」だけのキックに走ったんです。 ――引退試合の相手が啓之輔選手に決まった経緯を教えてください。 黒石 ラストにふさわしい相手とやりたいという思いがあって。デビュー戦で俺に土をつけた秋山(翼)くんかな? と最初は思ったんですけど、いまやったら普通に勝っちゃうんで、なんも壁がないのはつまんない。じゃあ武井(勇輝)ちゃんかな? とも思ったけど、パクられてシャバにいなかった。渋谷(莉孔)くんって話もあったけど、彼はいま世界でやっているんで、戻って来てくれってのは違うなと。で、必然的に最後に残ったのは、アウトサイダーでいま一番強いと言われる朝倉兄弟か、あとはやっぱりなんと言っても吉永(啓之輔)くん! ――その3人に絞られたわけですね。 黒石 3人とも強いし、あと3試合あるんだったら3人全員とやりたいけど、残りは1試合。となるとやっぱ、吉永くんしかいないでしょ! ってことになりました。 ――オファーを出したら、啓之輔選手はどのような反応を? 黒石 直接やりとりしたわけじゃないですけど、リングスさんによれば、二つ返事でOKしてくれたそうです。 ――啓之輔選手は自身のTwitterに「黒石とは戦友だ。ただの友達じゃねぇよ。だから戦う!」と書いています。 黒石 ありがたいですね。 ――2008年3月の第一回大会から携わってきたアウトサイダーに対し、いま何を思いますか? 黒石 感謝の気持ちしかないですよね。あれがなかったらもう俺なんかもう……オオオオオオ! ――うん? どうしました……!? 黒石 ……もう本当に……俺なんかただのカスでしかなくて、あれがなかったらたぶん、いまもずっと、あのまま行き迷っていたんで……(突然涙ぐむ)。本当にそこに対してはもう、感謝しかないんですよ。
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目に涙を浮かべる黒石。
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――多くの選手が他の団体に移籍したり、離脱したりする中、黒石選手はキックでの修行期間こそありましたが、ほぼアウトサイダー一筋でしたね。 黒石 風見鶏みたいにあっち向いたりこっち向いたりするのはよくないと思うし、なんと言っても、俺みたいなもんを引き上げてくれた場所なので、最後まで義理を通したかった。本当はアウトサイダーがなくなるまでずっとここにいるつもりでやってきたんですけど、今回こういう(引退という)形になっちゃいました。 ――アウトサイダーと出会ったことにより、何が変わりましたか? 黒石 まわりの対応ですよね。普通に生活している人たちから「頑張ってるね」と声をかけていただく機会が増えました。それまでは不良から「突っ張ってるな」「気合入ってるな」と認められることはあっても、一般の方から褒められることなんて一度もなかったですから(笑)。あとは、生活も変わりました。役者やモデルのお仕事をさせてもらえるようになったのも、すべてアウトサイダーのおかげです。 ――知名度が上がり、街でケンカを売られたりは? 黒石 街ではほとんどないですけど、「黒石とやりたい」と言ってジムに来たりする子はたまにいます。そういう子に負けたらナメられちゃうから、おかげでこっちも真剣に練習するようになりましたけどね。 ――女性にもモテるようになったのでは? 黒石 まぁ、調子に乗っているわけじゃなく(笑)、昔から女性にはモテていましたけど、その幅がさらに広くなりましたね。モデルとして雑誌に出始めたり、アウトサイダーで勝てるようになってからは、会場で女性客がウワーッと寄って来るようになった。あとは後輩らと会うたびに「黒石さんを紹介してくれって頼まれています。すごく可愛い子です」とかって、しょっちゅう言われるようにもなったんですけど、やっぱ俺、ずっと後輩らに支えられてきたんで。そいつらが狙っている子かもしれないな、って考えたときに、俺が片っ端から唾をつけたら、そいつらのプライドが傷つくし、安っぽいからやっちゃいけないなって思って。だからあるとき、「もう俺にそういう話は通さなくていいから。全部断ってくれ」って言ったら、そこにいた男全員がすっげえうれしそうな顔をしたんですよ(笑)。だから、あ、やっぱりいくら後輩だろうがなんだろうが、男としてヤキモチは焼くんだってことに気づいて。こいつらに支えられてきたんだから、こいつらに対していいことはしなくてもいいけど、イヤなことだけはしちゃいけないなって思ったんですよ。 ――実に黒石さんらしいエピソードですね。 黒石 俺がずっと負け続けている間、男たちが支えてくれたんですよ。そういう人間を裏切っちゃいけないなって。会場で女性が群がってくる間、男連中が遠くのほうで気まずそうな顔をしているのを見て、心が痛かったんですよね。俺は女性に対して、おまえらに支えてもらってきたわけじゃない、男が神輿を担いでくれたから俺はいまここにいるんだ!……って思いがあったんですけど、わざわざ声をかけに来てくれた女性を邪険に扱うわけにもいかず、そこはずっと複雑だったんですよ。 ――硬派ですね。 黒石 いや別に、女は大好きですよ(笑)。キャバクラだって飲みに行ったりしますし。ハハハ! ――旗揚げ戦ではジャーマンスープレックスを食らった末に敗れ、第2回大会では開始2秒で失神KOされるなど、デビュー当初の黒石さんは「負け」のイメージしかありませんでしたが、それがいまではアウトサイダーの通算成績が「17戦7勝7敗2分1ノーコンテスト」。随分、強くなりましたね。 黒石 ゼロからスタートしましたから、ずっと進化はし続けています。練習量も年々増えて、ハードトレーニングできるコツや根性も備わってきて、いまが一番伸び盛りだったのかなと。 ――格闘家として強くなるにつれ、心はどう変わりましたか? 黒石 本当に思うんですよ、体と心って一緒だなって。強い人間じゃないと、人には優しくできないと思うんです。弱いと、人を守ることすらできないじゃないですか。「食う食わない」の話で言ったら、強ければ食う食わないは自分のさじ加減で選べるけど、弱かったら「食われる」という一つの選択肢しかないですよね。男だったらやっぱり強くありたい。自分を守れるから初めて人を守れるんじゃないかな、って思います。 ――引退後は俳優業に専念するとのことですが、そのルックスを生かしてコワモテ系の役者として突き抜けたいですか? それとも幅広い役を演じたいですか? 黒石 それがまた格闘技の引退を決めた理由でもあるんですけど、本当はいろんなキャラを演じられるのが役者の醍醐味だと思うし、そうなりたいんです。でも格闘技のトレーニングを続けていると、どうしてもそういうオーラが抜けないんですよね。人と会った瞬間、こっちは笑っているのに、「強そう」だとか「威圧的な雰囲気が出ている」とかって言われることが多くて。そうなると役も狭まりますよね。だから格闘技の選手であることをやめて、その色を完璧に抜いて、一回ゼロになってから、役者に真面目に向き合おうと思ったんです。 ――役者一本で食べていく自信は? 黒石 正直、不安はありますけど、20代も残りわずかなので、ここらで一発勝負に出なきゃいけないのかなと思っています。 ――役者さんって、どういう日常なんですか? 黒石 不規則です。朝早かったり、夜遅かったり。起きる時間もバラバラだし、1カ月バッと仕事が入ったかと思えば、その翌月は何もなかったり。本当にシビアな世界ですね。仕事が入るときに限って、ほぼ同時に複数のお話をいただいたりするんですが、体は一つしかないですから、せっかくのお話を泣く泣くお断りしなきゃならないこともあったり。本当に役者ってうまくいかなくて難しいなって、いつもそこで悩んでいます。
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――最近は、どんな作品に出演しているんですか? 黒石 いま上映中の『グラスホッパー』っていう映画にちょこっと出させていただいています。あとは、来年のゴールデンウィーク公開の『テラフォーマーズ』にも出させていただきます。 ――えっ!? あの話題の超大作『テラフォーマーズ』に出るんですか? それはすごい! 何役ですか? 黒石 ゴキブリではないです(笑)。ちゃんと、戦闘員の役です。最初、三池崇史監督にお会いしたときに、「今度『テラフォーマーズ』っていう映画を撮る。そのとき仕事を頼むからよろしくね」って言われまして。俺、『テラフォーマーズ』を知らなかったから慌てて原作の漫画を読んで、「うわ、俺ぜってーゴキブリ役だ!」って確信しました。でも三池崇史さんといえば、日本を代表する大監督じゃないですか。このチャンスを逃してなるものかと思って、「よーし、完璧なゴキブリをこなしてやる! 頑張るぞ!」って意気込んで衣装合わせに行ったら、スタッフさんが「黒石おめでとう! メインキャストだから!」って祝ってくれて。「え? ゴキブリじゃないんですか?」みたいな。 ――『テラフォーマーズ』の出演者をいま確認しましたが、錚々たる顔ぶれですね。伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬……。 黒石 そうなんですよ! 俺以外スターしかいないから、現場では毎日ドキドキですよ。スターのみなさんは普段からめちゃくちゃ格好よくて、マネージャーの運転するアルファードとかヴェルファイアとかベンツとかで颯爽と現場入りするんですけど、そんな中、ペーペーの俺は自分の運転するプリウスで「恐縮です……恐縮です……」って感じで現場入り。俺みたいなもんが本当にここにいていいのかな? って毎日思っています。こういうウソみたいな大仕事をやらせてもらえるようになったのもすべて、もとをたどれば前田日明さんのおかげなんですよね。だから、キックボクシングでそのまま引退って話もあったけど、「いやいやいや、最後は何が何でも前田さんのところに帰って、そこで引退試合をやって、1人でも多くのお客さんを入れなきゃ」と。俺ができる恩返しといったら、それぐらいしかないんで。 ――将来の目標を教えてください。 黒石 役者として地位を築けたらいいなと思いますし、「絶対そうなってやる!」って腹をくくっています。たとえ食えなかったとしても、バイトでもしながら諦めないで役者を続けて行こうと思っています。ただの不良少年からここまで変われたんだ、という成功例になりたい。成功して初めて、自分の言葉が生きてくると思うんで。 ――「自分の言葉が生きてくる」とは? 黒石 たとえば最近は刺青の文化が若い子の間で定着しつつありますけど、そういうことに対しても、ひとこと言いたいんですよ。「俺がなんでこうやって役者の道を歩めたのかというと、刺青を入れなかったからだよ。将来の可能性を狭めないために、若いときのノリだけで簡単に刺青なんか入れちゃダメだよ」とかって。俺が役者として成功すれば、いろんな言葉が生きてくるっていうか、言葉に説得力が出ると思うんですよ。そういう発言力を得られるように、まずは自分が頑張らなきゃいけないですね。じゃないと「そういうおまえはどうなんだ?」って言われちゃいますから(笑)。 ――黒石さんの言葉にはすでに説得力が十分あると思いますが、そのバックボーンは何なのでしょう? 読書ですか? それとも誰かからいろいろ教わったんですか? 黒石 昔から人の話はよく聞きますね。俺は小さなころは利かん坊でしたし、オカンが社会不在だった時期もあるので、「あの子は親がいないから……」って周りからよく悪口を言われたんです。それである時期、親代りになってくれた親戚のおばちゃんから毎晩、2、3時間正座させられてコンコンと説教されるようになりまして。オカンがいない間はおばちゃんが生活の面倒をみてくれていたから、そこから逃げたら生きていけない。だから我慢して正座して耳を傾けるわけですよ。人の話を聞くようになったのは、そのころの影響が大きいと思います。 ――そんな幼少期の体験があったんですか。 黒石 そういえば、法を犯して施設に入ったときにかわいがってくれた方からも、「黒石、人の意見だけはちゃんと聞けよ。耳が痛い意見こそ、おまえに一番足りないもんだからな。我慢だ、我慢。ツラくても我慢しろよ」とずっと言い聞かされました。その影響もあって、イヤだなと思っても、とにかく我慢して話を聞こうと意識して生きています。 ――それだけ素直な黒石さんが、なぜグレたのでしょう? 黒石 もともとイジメられっ子だったんですよ。でも家に帰ってイジメられた話をすればオカンもおばさんも心配するだろうし、傷つくんじゃないかと思って。どうしたらいいのかわかんないときに、たどり着いたのが暴力でした。こっちが強くなればイジメられない。それだけです。ただ単に自分を守るための手段が暴力しかなかったんです。みんなが敵だったんで、俺。 ――黒石さんが人の痛みに敏感な理由がよくわかった気がします。では最後に、引退試合の話に戻りますが、「負けたら坊主にする」というのは本当ですか? 黒石 本当です。吉永くんは、負けたらどうするんですかね? 彼は格好いいし、おまけにチャラチャラしているから、イガグリの刑にしたやりたいですよね。俺の坊主よりも、吉永くんの坊主のほうが断然見ごたえがあるでしょう? ――「最後だから楽しもう」という意識はありますか? 黒石 いや、そういう気持ちはゼロです。全力で倒しに行きますよ。じゃないと周りが納得してくれません。みんなは、俺が逃げずに突っ込んで行くところを見たがっている。俺もそれをわかっているから、自分の腕を信じて振り抜くしかないですね。真っ向勝負で倒しに行きますから、どうかみなさん、俺の最後のタイマンを会場まで見に来てください! お願いします! (取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史) ●大会名…THE OUTSIDER 大田区総合体育館 SPECIAL ●日時……2015年12月13日(日)開場/13:00(予定)開始/14:00(予定) ●会場……大田区総合体育館 東京都大田区東蒲田1丁目11番1号 TEL/03-5480-6688 ●チケット購入方法 THE OUTSIDER事務局(TEL/03-3461-6698)宛の直接のお電話にてご購入いただけます。 ※事務局からのチケット発送後の返品・交換・キャンセルはお受けしておりません。あらかじめご了承ください。 ※チケットは3歳から必要となります。 ・ローソンチケット Lコード/33931 ・チケットぴあ Pコード/830-672 ●販売席種 VIP席………15,000円(最前列※パンフレット付/大会当日に会場内の専用ブースにてチケットの半券を提示してください。) SRS席………11,000円 RS席…………8,000円 S席……………6,000円 興行の中止を除いて、購入後のチケットのキャンセル/変更/払い戻しは一切お受けできません。 リングス公式サイト http://www.rings.co.jp/