初回好発進も……松坂桃李主演『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』視聴率“激落”を、どう読み取る?

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関西テレビ・フジテレビ系『サイレーン』公式サイトより
 初回の2時間スペシャルで、12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と上々の視聴率を記録した松坂桃李主演ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系/火曜午後10時~)が、第2話では一転、急落してしまった。  同日、『プロ野球日本シリーズ第3戦 ヤクルト対ソフトバンク』の中継が1時間15分延長され、『サイレーン』の放送が始まったのは午後11時15分。視聴率は6.3%で、初回の半分以下にまで落ち込んだ。  フジの同枠ドラマは、4月期の『戦う!書店ガール』(渡辺麻友&稲森いずみ主演)、7月期の『HEAT』(AKIRA主演)と、2クール連続で全話平均視聴率が5%を割った。それだけに、好発進した『サイレーン』に、同局はホッと胸をなで下していたに違いない。ところが、第2話で急降下したとなると、ショックは隠せないだろう。  その要因は何か? 単純に定時にオンエアされず、深夜に繰り下がったため、見るのをやめた人、リアルタイムでの視聴をやめた人も少なくないと推察できる。  次に、裏番組との兼ね合いだ。初回は、『結婚式の前日に』(TBS系)や『デザイナーベイビー』(NHK総合)との争いで、他のドラマが低迷したため、『サイレーン』は高い視聴率を獲得。だが、27日の第2話では、ライバル番組が『NEWS ZERO』(日本テレビ系)、『NEWS23』(TBS系)、『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)の報道番組や、『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)にすり替わり、分が悪くなってしまったようだ。  むろん、初回を見て「面白くない」と判断して、離脱した視聴者もいるだろう。  初回、第2話を通してやたら目立つのは、ヒロインの木村文乃。一方、松坂の影は薄く、視聴者からは「いったい、どちらが主役なの?」との疑問もちらついていた。また初回では、菜々緒のセクシーシーンが連発されたが、第2話では封印。期待していた男性視聴者を落胆させてしまった。  ネット上では、「菜々緒の悪女は、菜々緒以外に考えられないくらいはまってる」「菜々緒を見るだけでも十分」「見るのを断念する。菜々緒の主演だったら見る」「キャストが秀逸。特に菜々緒が素晴らしい」「菜々緒はこういう役柄が妙に合っている」といった具合で、“悪女”役を演じる菜々緒を絶賛する声が多い。今後、視聴率を上げていくには、多少脚本を変えてでも、菜々緒の出演シーンを増やすことは、一考の余地があるかもしれない。  さまざまな要因が入り交ざり、急降下した『サイレーン』。定時放送に戻る第3話では、どれほどの数字が獲れるだろうか? (文=森田英雄)