武豊騎手「過去との再会」 天皇賞に挑むエイシンヒカリと“悲劇の名馬”の数奇な運命

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 11日、中央競馬・東京競馬場第11R「毎日王冠(G2)」で、武豊鞍上のエイシンヒカリ(牡・4歳)がスタートから一度も先頭をゆずらないまま逃げ切り勝ちを収めた。同馬は通算戦積を9戦8勝とし、11月1日に開催される「天皇賞・秋(G1)」に主役として出走を予定している。  エイシンヒカリはデビュー戦以外の全レースで「逃げ」を選択し、大きく外にヨレたり気性が荒かったりするなかで完勝を続け、豪華メンバーだった毎日王冠も圧勝するなど、話題に事欠かない。そして、そんな同馬を導くのは“競馬界の顔”武豊……。  往年の競馬ファンであれば誰もがピンとくるかもしれないが、かつて中央競馬の話題を独占した“稀代の逃げ馬”と、現在のエイシンヒカリの状況はあまりにも似通っている。  1998年、同じく11月1日に開催された天皇賞・秋に武豊騎乗で出走したのが、サイレンススズカだった。その年、サイレンススズカは夏の「宝塚記念(G1)」をふくめ重賞を6連勝中。その全てで爆発的な逃げ脚を発揮し、1頭として同馬の前を走ることはできなかった。無謀ともいえるハイペースで逃げてもスピードが落ちないその力に、武豊も心底惚れ込んでいたという。  天皇賞の前哨戦である毎日王冠(G2)でも、後に史上屈指の名馬となる後輩たちを軽くあしらう驚愕の逃げ切り。天皇賞も圧勝だ、と誰もが信じて疑わなかった。そして本番、サイレンススズカはいつもどおりの大逃げを打ち、後続との差は10馬身以上。圧倒的なスピード差に大観衆の凄まじい歓声が響いたのだが……。  サイレンススズカは最後の直線手前で突如失速。左前脚の手根骨粉砕骨折を発症し競走中止、最終的に安楽死の措置がとられた。骨折の瞬間、実況は同馬の父、サンデーサイレンスになぞらえて「沈黙の日曜日」と叫んでいる。  翌年の海外での活躍が期待され、血統的にも種牡馬として大きな成功の見込めたサイレンススズカの死に、多くのファンは言葉がなかっただろう。そして同馬を誰よりも知る武豊は、その夜生まれて初めて泥酔したという。推し量れないほどのショックを受けていたのは確かだ。  そして2015年、レーススタイル、毎日王冠の強い勝ち方、そして開催日まで同じ状況で、武豊がエイシンヒカリと天皇賞に挑む。運命的なものを感じずにはいられない。 「武騎手が強い逃げ馬に乗って『サイレンススズカの再来』と呼ばれたのは、一昨年の天皇賞に出走したトウケイヘイローなどが主ですが、ここまで似ている馬は初めてですね。スズカファンの中には『一緒にするな』という意見もあるものの、今年の天皇賞の主役になるのは間違いありません。武騎手にしても感慨深いものがあるはず。最近のインタビューでも、当時の質問を拒否する場面があったそうですし、いろいろな意味で忘れられない馬なんですね」(競馬記者)  一時調子を落としながらも、不死鳥のように復活し、勝ち鞍を重ねる名手に訪れた「過去との再会」。願わくば、勝利をつかんで悲劇との決別を果たしてほしいものだが、まずは無事にレースを終えてくれることを祈るばかりだ。

結婚発表後初イベントでデレデレの千原ジュニア、ボケず! 結婚は「恥ずかしい……」

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 「結婚しない芸人」の筆頭に挙げられていたはずの千原ジュニアも、ついに年貢を収めた。9月28日、41歳にして一般女性との結婚を発表。しかも、同日には福山雅治と吹石一恵というビッグカップルの結婚も発表され、話題がかき消されてしまうという芸人としてこれ以上ないほどに「おいしい」ゴールインとなった。  そんなジュニアが、結婚後初めてのイベントとして、ナレーションを務める「吉野家牛すき鍋膳」新商品発表会に、CMキャラクターを務めるローラとともに登場。事あるごとに結婚について突っ込まれ、終始照れ笑いを浮かべることとなった。  もともと鍋が大好きで、20人あまりの後輩を家に招いて鍋パーティを開催することも珍しくないというエピソードを語ったジュニア。しかし、「今はもうあれですけど……」と、照れながらも、自ら結婚を意識した流れに持っていく。さらに、記者会見では恒例の「誰と食べに行きますか?」という質問に対しては、ローラから「ラブラブのあの方と?」と冷やかされて赤面……。「会うたことないやろ」とツッコミを入れつつも、「嫁と一緒にいきたいと思います!」と、新婚2週間目のアツアツぶりを見せる結果となった。  かつては「ジャックナイフ」「吉本の尾崎」と呼ばれ、キレッキレの芸風で知られていた千原ジュニア。しかし、そんな尖ったナイフですらも、年齢を重ねて丸くなっていくのは例外ではないようだ。  新婚生活に対する詳しい質問こそされなかったが、ジュニアは率先して新婚をアピールしたい様子。「牛すき鍋膳ファンへのメッセージ」として、フリップボードに一言コメントを依頼されると、「まさかこんなことを書く日が来るとは……」という前置きとともに書いたのが、「家族で食べる! 牛すき鍋膳」という言葉。ボケもせず、上手いことも言わずと、普段のジュニアであれば絶対に書かないような回答は、ジュニアが感じている幸せの大きさを表しているのだろう。
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 ところで、ジュニアの結婚発表以降も、爆笑問題・田中裕二と山口もえ、麒麟・川島明、三浦理恵子、釈由美子らが結婚を発表し、DAIGOと北川景子や藤原紀香と片岡愛之助といったビッグカップルたちの結婚報道も噴出するなど、芸能界では結婚ラッシュが巻き起こっている。しかし、他の芸能人たちは結婚発表がかぶることもなく、「なんで俺だけ……。恥ずかしい」と、「カブり婚」と揶揄されることへの本音を漏らしていた。  結婚によって牙を抜かれ、よき夫として新たなキャラを手に入れていってしまうのだろうか? それとも、ジュニアらしい尖った一面を残していけるのか? ある意味、2001年のバイク事故以来の転機を迎えているようだ。

「社長が編集部に怒鳴り込んできた!?」文春編集長“3カ月休職”処分に求められる説明責任

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『週刊文春(10/15号)』(文藝春秋)中吊り広告より
今週の注目記事 第1位 「三重高3女子 <波田泉有さん> “殺人儀式”の奇怪」(「週刊文春」10/15号)1 「『川島なお美』通夜でひんしゅくの『石田純一』が安保反対デモの後遺症」(「週刊新潮」10/15号) 2位 「ラグビーW杯 日本代表FB 五郎丸歩 君の勇気を忘れない」(「週刊現代」10/24号) 3位 「ある日突然、あなたの家にも 気をつけろ! マイナンバーで『追徴課税』」(「週刊現代」10/24号) 4位 「都心の優良物件も全滅する『2020年マンション大暴落』は本当だった 残された時間は少ない。損したくないなら、売る準備を始めたほうがいい」(「週刊現代」10/24号) 5位 「『妻夫木聡』が細身のエステティシャンを自宅に呼んで『いけない要求』」(「週刊新潮」10/15号) 6位 「プロ20人の最終決断を教えます 『日本郵政株』私は買うか、買わないか」(「週刊現代」10/24号) 7位 「<日本人スパイ拘束事件> 公安調査庁の情報はなぜ中国に筒抜けだったのか?」(「週刊文春」10/15号) 「中国にノンプロ『007』を囚われた『公安調査庁』」(「週刊新潮」10/15号) 8位 「爆笑問題田中 山口もえ 子連れ再婚の陰にそれぞれのトラウマ」(「週刊文春」10/15号) 9位 「カリスマ数学講師・細野真宏氏が告発 家庭教師のトライ『映像授業』の“偽プロ講師”」(「週刊文春」10/15号) 10位 「稲田朋美『身体検査』150分」(「週刊文春」10/15号)  今週は、週刊ポストが先週合併号でお休み。したがって、両誌のSEX記事対決もお休み。  現代のグラビアは、「80年代『青春のアイドル』永久保存ヌード 4連発!」が高樹澪・松本ちえこ・水島裕子・大信田礼子。それに「磯山さやか 弾ける!」。  袋とじは「『最初で最後のヘアヌード』安倍里葎子」。21年前に初挑戦したヘアヌード撮影だというから、40代半ばのヌードである。それにしては胸も豊満で、ヘアも豊かである。興味のある方はご覧あれ。  今週は、文春の三重高校の同級生殺人事件を除いては小粒なものばかりなので、2位以下は順位なし。  まずは、この記事から。内閣改造はフタを開ければほとんどが留任ばかりで、メディアが期待していたようなサプライズはなかった。安倍首相が「ともちん」と愛玩している稲田朋美氏(56)も、政調会長のままだった。  彼女は夫婦で弁護士という以外、さしたる能力があるとも思えないのだが、安倍は将来の総理候補と持ち上げる。能のない者同士という意味で親近感があるのは理解できなくはないが、当選3回で短いスカートと網タイツ姿だけが話題の彼女がなぜ持てはやされるのか、徹底した身体検査をやってほしいと少し前にここで書いたら、文春がやってくれた。  文春は稲田氏の亭主に取材を申し込み、文春本社に来る予定だったところ、膝上丈の黒のワンピースと白の網タイツ、キャップにサングラスで「変装」した、ご当人まで現れたという。  何を探られているのか、心配だったのであろう。だが、ここに特筆するようなことは聞いてもいないし、語ってもいない。しいて挙げれば、父親も保守思想の持ち主で、亭主の祖父も大阪で(石原莞爾らが所属した)国柱会を広めた人物。  稲田氏の資産は不動産が主だが、約10億円。昨年9月に政調会長になって以来、田中角栄のように、地元福井県に新幹線を通そうと躍起になっている。  文春が地元の取材を続けていると、「男」疑惑が出てきた。相手は福井出身の元官僚で、そのことを問うと、「それ、そ、誰が、そんなことあり得ないですよ。まったくのウソですよ」とか言いながら「椅子の肘かけを握ったり離したり、を繰り返した」(文春)。1回生の時から総理になると公言していることについては、「最初は生意気だって印象だったよね。でも、別に思っていることは言ったらいいと思うんです」と答える。  どう読んでも「将来の総理候補」とは思えないが、当人がそうした「妄想」を抱くのは勝手である。自民党には人材がいない、ということだけはよくわかるインタビューである。  ところで、10月9日付の朝日新聞朝刊にこのような記事が出た。 「春画に関する記事掲載をめぐり、『週刊文春』の新谷学編集長が3カ月間休養することが8日、わかった。朝日新聞の取材に対し、文藝春秋は、週刊文春10月8日号(1日発売)に掲載されたグラビア記事をめぐり、『編集上の配慮を欠いた点があり、休養させる対応を取った』と説明している。東京都文京区の『永青文庫』で開催中の『春画展』を紹介する記事で計3作品をカラーで掲載。同社は『読者の皆様の信頼を裏切ることになったと判断した。読者の視線に立って週刊文春を見直し、今後の編集に生かしてもらうこととした』とコメントした」  なんだ、そりゃ!? というのが、正直な感想である。先週、この連載で文春が「空前のブーム到来」だと後半のカラーページまで使って春画特集をしていることを取り上げ、「刑法175条のワイセツ基準は何ら変わってないにもかかわらず、ヘアヌードという言葉が時代を動かし、今では春画までが文春のグラビアページを飾るようになった。今昔の感である」と書いた。  桜田門(警視庁)から何か言ってきたのか。文藝春秋社内の上のほうから礫が飛んできたのか。「読者の視点に立ち」とあるから、読者からクレームが来たのだろうか。いずれにしても、文春・新谷編集長はなぜ休養させられなければいけないのか、まったく理解できない。どこの週刊誌にも、春画などいくらでも掲載されている。芸術としての評価は定まっているのだ。  朝日新聞の同じ紙面で、作家の瀬戸内寂聴氏が永青文庫の春画展に触れ、小説家になってから外国で多くの春画を見て、「その芸術性に圧倒された。それはわいせつ感などを圧倒するほどの芸術価値に輝いていた」と書いている。  聞くところによると、文藝春秋の社長が編集部に怒鳴り込んできたという。週刊誌に影響力を持つコンビニから苦情が来たそうだ。読者からもクレームが来たのだろうが、聞いている限り、桜田門は動いていないようである。  春画を載せることがなぜ、読者の信頼を裏切ることなのか? 編集長を3カ月も休養させるほど「編集上の配慮を欠いた」とは、いったいどういうことなのか? 文藝春秋は、理由を説明する責任があるはずだ。  私は、文春の情報収集力や取材力を高く評価している。一連のAKB48のスキャンダルや芸能人の麻薬常習など、世を震撼させたスクープは数多い。だが、今年の春、百田尚樹氏の出した『殉愛』(幻冬舎)が故・やしきたかじんの娘と悶着を起こしているのを、なぜ文春は書かないのかと、同誌で連載をしている林真理子氏からクレームがついたときも、百田氏にわけのわからない言い訳をさせただけで、文春編集部は何も答えなかった。稼いでくれるベストセラー作家には何も言えず、芸能人やスポーツ選手は容赦なく叩くというのでは、ジャ-ナリズムとは言えまい。  編集長が、今なぜこれを載せるのかを熟慮せず、春画を載せれば部数が伸びるかもしれないという「スケベ心」でやったとすれば、橋下徹大阪市長批判の連載を始めたが、橋下から抗議されるとひと言も抗弁できずに社長・編集長がクビになった週刊朝日と同類である。  これを機に、春画を載せることがタブーになりはしないか? 「春画もニュース」なのだ。わいせつ表現も、表現の自由の柱の1本である。文春は、堂々と春画の素晴らしさを語ればいい。今回も沈黙するようなら、ジャ-ナリズムの看板を下ろしたほうがいい。  お次は、その文春が家庭教師のトライの問題を取り上げた記事。  文春は、トライが大々的に宣伝している「Try IT」という映像授業の看板に偽りありだと報じている。これは中学生向けのサービスで、生徒はスマホやタブレットを使って映像で授業を見ることができる。サービスといっても、映像を見るのはタダだが、質問をすると1回500円かかる。  その上「指導経験が豊富な一流の講師」の授業が見られるとうたっているのに、数学の授業を教えている「中学数学を知り尽くした京大卒のプロ講師。“数学嫌いの救世主”と評されるほどの大人気」今川和哉氏の看板に偽りがあるというのである。  累計700万部を超える受験参考書や、経済書などを生み出してきた細野真宏氏が、「彼は約八年間にわたり、二人三脚で仕事をしてきた私の担当編集者です。彼に実質的な指導経験なんてありません」と指摘している。  今川氏はもともと、小学館の週刊誌「女性セブン」(小学館)の編集者で、細野氏が中学数学の映像授業を配信するとき、「お手伝いしたい」と小学館を辞めて「フリーランスの立場で映像授業の制作を手伝ってくれることになったのです」(細野氏)。要は、今川氏は細野氏の助手だったのだ。  当時、今川氏は冗談めかして、仕事がなくなったら先生の授業を完コピして塾でも開こうかなと言っていたそうだ。「その“なりすまし”を私に無断でやってしまったのです。悲しいことに『Try IT』の彼の講義には、私の授業のエッセンスがそのまま使われています」(同)   今川氏がなぜ、トライで起用されたのか? それは、細野氏がやっていた映像授業配信から引いた後、その制作会社の顧問に今川氏が就任し、そこがトライの映像授業も請け負っているからだという。  これが事実なら、トライも「うちが厳選したプロ教師」をうたっているから、責任逃れはできないのではないか。受講者の親は講師の経歴や実績を信じて子どもに見せて質問料を払うのだから、「消費者契約法四条一項一号の『不実告知』に当たる可能性があります」(清瀬雄平弁護士)。  ちなみに、トライの社長は元女優で郷ひろみの元カミさん、二谷友里恵氏(50)である。  さて、爆笑問題の田中裕二(50)と山口もえ(38)の子連れ再婚は、それぞれにトラウマを抱えたものだと文春が報じている。共にバツイチ。田中は6年前に9年連れ添った相手と離婚しているが「原因は妻の不貞。浮気相手の子どもを妊娠したことを聞かされるという、想像もしたくない修羅場を経験した」(スポーツ紙芸能担当記者)。だが田中は、離婚の原因はすべて自分にあると、相手を責めなかったという。  山口のほうも、IT系企業の社長と結婚したが4年前に離婚。2人の子どもがいる。2年半前から交際が始まり、トラウマを抱えた2人だからこそ、絆を深めることになったと文春は見ている。お幸せに。  中国当局にスパイ容疑で逮捕された日本人の「事件」は、わからないことだらけである。  これをスクープしたのは、朝日新聞。朝日では日本人2人逮捕だが、少し前からもう1人逮捕されていて合計3人になる。  新潮、文春ともに、彼らは公安調査庁の協力者であるとしている。新潮によると、ひとりは50代の神奈川県在住の脱北者。もともとは父親が在日朝鮮人で、母親が日本人。3歳の頃両親と共に北朝鮮へ渡ったが、90年代末に脱北して、01年6月に日本に入国。「北朝鮮国内に親族がいるため、もともとは彼らに連絡を取ったり、送金するために(中国国境の街へ=筆者注)行っていた」。そこで見聞きしたことを、公安関係者に教えるようになったという。  もうひとりは愛知県に住む50代の男性で、現在は主に中国相手に人材派遣や貿易を行う会社役員。浙江省の軍事施設を「記念撮影のレベルを超える枚数の写真を撮影していた」(新潮)として拘束された。  文春が報じている3人目は、札幌在住の69歳の男性。日系航空会社社員で、退職後は日中間のビジネスや交流事業などをしていたそうだ。この人物は中国共産党の対外工作を担う中央対外連絡部トップの王家瑞委員長と親しかったため、ダブルエージェントだったかもしれないという。  当然ながら、公安調査庁はかん口令を敷いていて何も語らないが、この日本人たちが中国側の重要機密に接触できたとは思えない。だが、昨年11月に「反スパイ法」を制定し、「国家の安全を脅かす活動」と見なされれば、逮捕されてしまうのだ。  これから彼らは裁判にかけられ、重い場合は10年以上の懲役刑もあり得るという。公安調査庁は彼らにどのようなスパイ活動を依頼していたのか、それともしていなかったのか。真相は闇の中だが、アメリカのように中国との太いパイプがない日本は、これからどう対処するのであろうか。  お次は、現代の「日本郵政株を私は買うか、買わないか」という特集。私はまったく興味がないが、少しでもおカネを増やしたい人にとっては関心事なのであろう。現代が懇切丁寧に、買い方を教えてくれている。 「郵政株の引受証券会社に口座があれば、ブックビルディング(購入申し込み)期間中に抽選の申請ができます。子会社であるゆうちょ銀行とかんぽ生命は10月16日まで。日本郵政の申し込みリミットは10月23日です。価格の仮条件は日本郵政が1100~1400円、ゆうちょ銀行が1250~1450円、かんぽ生命は1900~2200円と発表されています。最低売買単位は100株。3社すべてに当たった場合、必要資金の総額は50万円程度です。ブックビルディング期間の申し込みを反映して、最終的な公募価格は日本郵政が10月26日、ゆうちょ銀行とかんぽ生命は10月19日に決定します」  抽選に当たれば公募価格で購入することができ、郵政3社が上場される11月4日以降は市場で自由に売買可能だそうだ。  ところで、株に詳しい20人に聞いたアンケートの結果はどうか。20人中13人が「買わない」と答えている。  経営コンサルタントの加谷珪一氏が、こう回答している。 「事業に将来性を感じられないため、魅力を感じない。過去のNTTやJTとは事情が違う」  私もそう思う。  新潮はイケメン俳優の妻夫木聡が、自宅にメンズエステの女性を呼んでは、「オプションないんですか?」と“いけない要求”をたびたびしていると報じている。  アロマオイルを使ったリンパマッサージ、120分2万円のコースを利用するそうだが、「女性が紙パンツの中に手を入れ、男性器の周りや根元をマッサージするものですから」(店の関係者)、大半の男性はその時点でギンギンになってしまうという。  店では性的サービスは禁止しているが、妻夫木は「“追加料金も払うので、どうですか?”と結構、粘るみたい。抱きつかれた子もいるようです」(女性スタッフの一人)。  ハーフのタレント・マイコとゴールインするといわれている妻夫木だが、外にだって相手をする女性はいるだろうに、どうしてエステの女性にお願いしなくてはいけないのか。それも、そんな行為を女の子に暴露されるなんて、よほど嫌な行為を迫ったのだろうか。  ここからは、週刊現代が3本続く。まずは、2020年にマンションが大暴落するという記事。  東京都都市整備局は、都内マンションの行政を司る大本営だそうである。ここが中心となって約1年前、不動産のプロたちを結集して、マンションの2020年問題について話し合う審議会を始めたそうだ。そうして答申をまとめたが、その中の文言が波紋を呼んでいるという。 「空き住戸の増加や管理組合の機能低下等によって管理不全に陥り、スラム化を引き起こす」 「一たびマンションがスラム化すれば、周辺市街地や生活環境における、治安や景観、衛生面での悪化を招き、地域社会における深刻な問題へと発展する」  答申には、マンション危機に警鐘を鳴らす言葉がずらりと並んでいる。  都の人口は2020年にピークを迎えるそうだから、そのことへの危機感があったからではないかとしている。また、全国的に世帯主の年齢が60歳以上のマンションが約5割を占めるなど、マンション住民の高齢化が急速に進展していることが背景にある。  このところ、東京五輪開催に向けてマンション業界は大盛況だが、ブームは五輪終了と共に急速に縮み、価格の値崩れが始まるとみられているようだ。不動産業界では、こんな話が流れているという。 「分譲業者が、外国企業にまとめて売却してしまうと、そのマンションの区分所有者の大半を外国企業が占める(中略)その多くは管理費や修繕積立金について認識が薄く、所有者となってからまったく支払わないなど、深刻な滞納問題が生じている。このままでは管理組合の財政そのものが破綻してしまう可能性がある」  要は、この答申がマンション価格暴落の引き金になると、業界は大慌てのようなのである。『2020年マンション大崩壊』(文藝春秋)などの著書がある牧野知弘氏は、こういう。 「自分のマンションにどんな人が住んでいるか、管理組合がどうなっているか、きちんと把握している人は少ない。管理費の滞納が起き、空き部屋が発生、やがて共用廊下の電気すら消え始めた頃に初めて、自分の住むマンションの危機に気付くわけです。しかし、そのときはマンション価格が暴落の一歩手前。こうした事例が、都会のマンションにも広がりつつある。首都圏郊外では200~300万円でしか売れない物件まで出てきています」  数千万円で買ったものが200~300万円に? えらいこっちゃ! また、都心のあるタワーマンションで、高層部は億ションとなる超優良物件でも、住民たちが頭を抱えるのがマンションのグローバル化だそうだ。 「複数の中国人が高層階の部屋を購入して住みだしたが、日本人住民は生活習慣の違いに唖然。磨き上げられた共用部にたんや唾を吐く、ラウンジスペースで酔って寝る、エレベーター内で飲食をするといった問題行動が頻発している。そこで、管理組合の理事会で話し合おうとしたところ、中国人は、『理事会は中国語でやってくれ』『管理規約を中国語にしろ』などと反発。日本人住民VS.中国人住民の対立がおさまらないまま、今もラウンジスペースでは中国人のどんちゃん騒ぎが響き渡っているというのだ」(現代)  現代はこう結んでいる。 「先に逃げた者ほど被る損は少なくなる。残された時間はすでに少ない」  東京五輪後に土地やマンションなどの価格が暴落するのは、私のようなど素人が考えてもそうだと思う。だが、いま持っている家を売ってどこへ行くのか。去るも地獄、残るも地獄のようだ。  このところ、文春が2週続けてマイナンバーの特集を組んでいるが、あまりにも政府寄りの作りで感心しない。それならば、今週の現代の記事のほうがなんぼかいい。  マイナンバーで「追徴課税」されるというのである。  野田勝也さん(62歳・仮名)は、今年の春に父が亡くなった。その後、父の書斎から埃を被った1kg分の金のインゴットが見つかった。全部で10本、約500万円相当だったという。  彼と弟が150万円分ずつ、母は200万円分を受け取ってすぐに換金した。そうすると「税務調査の実施のお知らせ」が届いた。  マイナンバーで小口のお金の動きが捕捉されるようになって以降、出所不明の入金が当局に監視されているということを、野田さんは知らなかった。  しかもこの場合、申告をしなかったペナルティとして、税額の20%の「無申告加算税」も追徴課税されてしまうそうである。  だが、マイナンバーとは、国民から漏れなく税金を取ろうというシステムなのだから、こんなことは当然なのだ。 「マイナンバーがすべての銀行口座と紐づけられれば、税務当局は端末上で、その人、その家族の資産や納税状況の全体像をいとも簡単に把握することができるようになります。『当局のほうが、当人よりもはるかにその人の資産を知り抜いている』ということが当たり前になるでしょう」(相続に詳しいある税理士)  また、税理士の北田朝雪氏はこう付け加える。 「サラリーマンの中には、講演や原稿執筆などで収入を得ている人もいます。これまで税務署は、収入額の少ない人の支払い調書までいちいち確認していませんでしたが、これからは、支払元が支払先の人のマイナンバーを把握しなければならないので、少額のアルバイト気分であっても必ず補足される。副業の収入をポケットに入れて済ませる、ということもできなくなります」  これからは誰がどこにどんな口座を持っているか、当局はマイナンバーを使って見通すことができるのだ。 「彼らが夢見るのは、ありとあらゆるカネの動きが逐一国税局に報告され、毎年、年度末が近付くと全国民に『あなたが払わなければいけない税金は〇〇円です』と書類が届く、税金を取りっぱぐれない世の中だ。現に、国民番号制度を早くから導入済のヨーロッパ各国や韓国では、こうしたシステムがすでに完成している」(現代)  マイナンバーとデノミをやれば、国民の虎の子のおカネまで全部透明になり、国にむしり取られるのである。その情報がハッカーによって流出すれば、オレオレ詐欺の被害がどこまで広がるかわからない。嗚呼!  ラグビー日本代表のW杯が終わった。4試合で3勝1敗。3勝して決勝に進めなかったのはW杯史上初めてだという。  イギリスでは、ほとんどの新聞がスポーツ面で日本の3勝目を取り上げ、「日本が1次リーグで大会を去ってしまうことは、ワールドカップにとって損失だ」と惜しんでいるという。  スポーツ史上最大の番狂わせとまで言われた、第1戦の南アフリカ戦の大逆転勝利には、日頃ラグビーとは無縁の私のような者でも歓喜の涙を流した。まさに、日本のラグビー新時代が到来したのである。  中でも背番号15、フルバックの五郎丸歩(29)は一夜にして日本はもちろん、世界中のラグビーファンの星になった。  南アフリカ戦では24点を挙げ、サモア戦ではマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれ、サモアチームから最優秀選手の記念の杯を贈られた。  正確なキック、勇猛果敢なタックルは敵の猛者たちを震え上がらせた。PG(ペナルティーゴール)のときのルーティンに見せる手を胸の前で重ねてちょっと首を傾げる仕草は、世界中の子どもたちが真似するようになった。  南アフリカ戦の後、五郎丸はスポーツライターの藤島大氏にこう語ったという。 「勝利は必然です。ラグビーに奇跡なんてありません」  五郎丸の父親は消防士をしていたそうで、熱烈なラグビーファンだった。3歳のとき兄たちの背中を追って福岡の「みやけヤングラガーズ」に入りラグビーを始めたが、自分はサッカーのほうをやりたかったと言っている。佐賀工業高校から早稲田大学。学生時代はスター選手として海外遠征も果たしヤマハ発動機に入った。しかし、最初のトップリーグ公式戦にラフプレーで6週間の出場停止。その頃は、「バッドボーイ」(藤島氏)のイメージもつきまとったという。  2年目のシーズン途中に、会社の経営状態がよくないことを理由にチームが縮小されてしまうが、広報宣伝の仕事をしながらラグビーを続ける。彼は『不動の魂 桜の15番 ラグビーと歩む』(実業之日本社)で、子どものころ、一時期ラグビーからサッカーを始めた。だが、またラグビーを始めたが、サッカーが嫌いでやめたわけではなかったと言っている。「しいて言えば、兄から男だったらラグビーやれよと毎日のように言われていたから、売られた喧嘩は買ってやろうじゃないか、というような気持ちがあったかもしれない」(同著)  次兄の亮には何をやってもかなわなかったが、負けず嫌いの気持ちだけは強かったそうだ。  本の中で、フルバックについてこう書いている。 「フルバックというのは、チームの1番後ろで、抜けてきた相手にタックルする責任も大きい。自分がタックルするだけではない。誰よりも前が見えるポジションだから、チームで後から指示を出すのも大切な仕事だ。そのためには、いつも頭をクールにしておかなければならない。常に周りとコミュニケーションをとって、情報を集めて、最適な判断を下す」  今回のW杯についても、こう決意を語っていた。 「僕たちが目指す2015年ワールドカップ。そこでは、ラッキーの勝利はありえないだろう。自分たちに少しでも隙があれば、無残な敗北を強いられる。それはとてつもなく困難なチャレンジだ。だけどチャレンジは、困難であればあるほどやりがいがある。振り返れば、僕は3歳の時から、目の前の壁に立ち向かい、苦しみながら歩んできた。ラグビーからすべてを学んできた」  エディー・ジョーンズヘッドコーチのしごきともいえるようなハードトレーニングにも耐え、正確なキックを磨いてきた。流した汗で見事な大輪の花を咲かせた。  現代で兄の亮氏が、佐賀工高時代のことをこう話している。 「『僕が正面から当たると、弟はぶっ倒れる。でも立ち上がって何度も向かってきた。その根性と勇気はすごかった』 亮さんが高校3年、歩が2年生で迎えた花園の準々決勝。その年、公式戦2戦2勝の東福岡高に12-58と大敗した。 『自陣ゴール前でキックを空振り、タックルも中途半端。試合中にはほおをひっぱたきました』  兄の高校生活に終止符を打った責任感から泣きじゃくる弟を見て、敗戦の話は封印してきた。 『挫折を糧に積み重ねた自信を感じる。今は尊敬できます』」  早稲田のラクビー部の監督で、現在ヤマハ発動機ジュビロ監督の清宮克幸氏もこう語る。 「『最初で最後のつもりです』と私に言い残して挑んだW杯で南アフリカを撃破し、人生最高の経験をしたでしょう。でも、今の彼ならば、33歳になる19年の日本大会も活躍できる。『五郎丸時代』を作ってほしいですね」  アメリカ戦後のインタビューで、五郎丸は泣いた。夢ではなくなっていた、すぐ手に届くところまで来ていた決勝戦に出られなかった悔しさが襲ってきたのかもしれない。  五郎丸よ、19年の日本で開催するW杯がまだある。そこでまた、君のあのキックを見せてくれ。  ガラッと変わる。「不倫は文化」ならぬ「戦争は文化じゃない」と国会前の安保反対デモで雄叫びを上げ、注目された石田純一(61)だが、新潮によればその「後遺症」は深刻だという。 「テレビ番組を3つキャンセルされました。35年の芸能生活で、こんなのは初めてです。CMもひとつなくなったし、広告代理店を通して、厳重注意も2、3社から受けました。“二度と国会議事堂にデモに行くな”“メディアの前で政治的発言をするな”ってね。でも、世の中のためになることをやりたいと思っているので、“それは受けられない”って回答しました」(石田)  その言やよし。テレビや広告の世界はまだ、共産党万歳と叫んで干された前田武彦の時のようなことをやっているのか。石田さん、今度の参議院選に出てはどうかな。テレビや広告会社は、揉み手をして擦り寄ってくるぞ。  今週の第1位は文春の記事。三重県伊勢市で起きた同級生殺人は、誰やらの小説にでもありそうな事件である。  市内の高校に通う3年生の波田泉有(はだみう)さん(18)に「殺してくれ」と頼まれたとして、同級生の男子生徒が自宅から持ってきた包丁で刺し殺したのは、素晴らしいスーパームーンが見られた9月28日の夜だった。  男子生徒は「(被害者が)かわいそうだからやった。救ってあげようと思った」と供述しているという。  2人は2年の時クラスメートで、波田さんは相談に乗ってくれる男子生徒Aを「親友」と呼んで、心を開いていたと文春が報じている。  2人には、それぞれ交際相手がいて「男女の関係ではない」(Aの交際相手の友人)。波田さんには自殺願望が根深くあり「18歳になったら死ぬ」と以前からほのめかしていた。「波田さんの腕にリストカットの痕があったことは、複数の同級生が覚えている」(文春)  何度か家出をして自殺しようと試みたことがあったそうだ。「自分には生きている価値がない」と話す波田さんに、学校側も心配して医療機関を紹介し、それ以降は普通に学校に通ってきていたという。  だが、彼女の自殺願望は消えることがなく、「他人に頼まれると、嫌なことでもやってあげる」(小中学校の同級生)ところのあるAに、自分を殺してくれと頼み、Aはそれを実行した。  精神科医は、彼女が精神的な障害を抱えていたのではないかと指摘している。私の世代では「太宰治症候群」とでも呼びたくなるものがあったのであろうか。  その医師は、彼女から常日頃、殺してくれと頼まれていたAは「洗脳状態」にあって、それがために実行してしまったのではないかと推測している。  夕暮れ、2人は虎尾山を上っていった。頂には日露戦争の戦没兵士を慰霊する記念碑が建っている。最近は地元の作家・橋本紡氏が書いた恋愛小説『半分の月がのぼる空』の舞台になったことから「恋愛の聖地」と呼ばれているそうである。  文春によれば、Aが波田さんの左胸深く包丁を突き立てたのは、午後5時10分頃のことだったという。Aもその後、死を意識した。だが、しばらくして友人にLINEで居場所を伝えた。 「死にきれず、山中で放心状態だったAは当初、波田さんの遺体に誰も近づけようとしなかったという」(文春) 「生を愛するが故に死を恐れる思想は欺瞞であり、生の苦痛を征服し、自殺する勇気をもった新しい人間こそ、自ら神になる」(ドストエフスキー『悪霊』より)  彼女は神になったのか。18歳で日光の華厳滝に飛び込んで死んだ藤村操は傍らの木に「巌頭之感」を書き残した。20歳で自殺した高野悦子は遺書『二十歳の原点』(新潮社)を残した。波田さんは、何を書き残したのであろうか。 (文=元木昌彦)

松居一代、友人・北斗晶の病にかこつけて“自己アピール”! 芸能界流“友人”の売り方

<p> ユネスコが南京大虐殺資料を世界遺産に登録したことで、政府はあたかも「南京大虐殺がなかった」かのように反発、ついにはユネスコが政治利用されているとして日本の分担金・拠出金停止、削減検討を菅義偉官房長官が発表した。安倍政権の姿勢からこうした事態は当然想定されたが、しかし何とも恥ずかしい事態だ。日本だって「シベリア抑留の資料」を世界遺産に登録させ、「特攻隊の遺書」を世界遺産にと推進しているのにね。自分たちの非は認めず被害者意識を増大させ、危機を煽る日本。このまま国連も脱退!? なんて思うほど、まるで戦前に舞い戻っていくかのようだ。</p>

川島なお美も実践した「代替医療」。ニセ医学に詳しい医師が、その功罪を明らかに

 先月24日に胆管がんで亡くなった女優の川島なお美さんが、抗がん剤治療を拒否し〈ごしんじょう療法〉なる民間療法の治療院に通っていたことは、皆さまご存じのとおり。その報道を目にして「おまじない? 民間療法? 霊感商法? 邪気を取り除くとか言ってるから、よくわからないけど怪しげ~」なんて感想を持った人も多いと思いますが、ごしんじょう療法とは何かと言えば、〈代替医療〉の部類に入るでしょう。

 〈自然派〉な人たちが好むホメオパシーやアーユルヴェーダ(インド医学)、中国医学(中薬療法、鍼灸、指圧、気功)、アロマテラピー、食事療法、健康食品etc.これらも皆、代替医療の仲間です(オルタナティブ医療。ホリスティック医療と呼ばれることも)。代替医療とは、日本補完代替医療学会の定義によると〈現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称〉とされています。かみくだくと、〈通常医療の代わりに用いられる医療のこと。エビデンスは今のところなく、時にスピリチュアルも取り入れた独自の理論で治療が行われる〉とでも言えばいいでしょうか。

 しかしエビデンスがない=絶対に効かないというワケでもなく、中医学などは私たちの生活の中であたりまえのように目にすることができます。今回の川島なお美さん訃報に際し、微妙に〈悪者〉という印象になっている代替医療の扱い方を、『「ニセ医学」に騙されないために』(メタモル出版)の著書である内科医・NATROM先生に、ご教示いただきましょう。

 そのお説が正しいかどうかは、一般的に「論文があるかどうか」「データをしっかり読め」なんてチェック法をよく聞きますが、自分はちょっと(かなり?)お勉強が苦手なもので、正直読んでもよくわからずハードルが高く……。その代替医療が信頼できるかどうかを見極める、手軽な方法はありますか?

NATROM「ポイントをふたつに絞りましょう。まず第一に〈標準的な医療を否定するところ〉は避けてください。例えば『がんは手術や抗がん剤では治らない』『ワクチンを打つとかえって体に悪い』などと言い、『その代わりに○○療法を受けなさい』と言ってくるようなところです。標準的な医療を受ければ治るはずだった病気が、治らないなんてこともありえます。実際に、死亡者が出た事例もあります。代替医療は標準的な医療の代わりにはなりません。選ぶなら、標準的な医療と共存できるものにしてください」

◎信頼できるかどうかは見極められる

「第二に、あまりにも高額な代替医療は避けた方が無難です。医療の分野では〈高価な方が質が高い〉とは必ずしも言えません。質が高い医療とは、複数の研究で効果が証明され、多くの国で認められているものです。そういう質の高い医療は保険適応となり、普通の病院で一定の自己負担で受けることができます。一方、代替医療や民間療法は効果が十分に証明されていませんから、保険適応になっておらず、全額自己負担です。あなたがいくらでもお金を使えるならともかく、そうでないなら、高額な代替医療にお金をつぎ込むより、旅行や食事などの別の楽しいことにお金を使うのをお勧めします」

「標準的な医療だけでは不安なら、付け加えて何らかの代替医療、民間療法を行うのは必ずしも悪くはありません。それで不安が少しでも解消すれば、それだけでも役に立ったと言えます。しかし、標準的な医療を止めて代わりに代替医療を行ったり、買いたいものを我慢して代替医療に高額なお金を支払ったりするのは、割に合いません」

 ごしんじょう療法のHPを見てみると〈抗がん剤や放射線治療の副作用を除去し、がんの痛みを取り除く「緩和ケア」として〉行われているらしく、料金もさほど高額ではないというウワサ。巷で「怪しい!」と言われているほどのものではないのかも? しかし、実際に緩和ケアに有効かどうかというと、残念ながらそこまで都合よくはいかないよう。

NATROM「ごしんじょう療法は、緩和ケアに有効ではないと思います。信じている人にとってなら心の安寧ぐらいになるでしょうが、癌性疼痛(がんせいとうつう=がんによって生じる痛み)などの症状に効果があるとは考えにくいです。川島なお美さんの場合には、強い痛みなどの症状がたまたま生じなかったため、最後まで、ごしんじょう療法を続けられたのではないか、と思います」

 しかし中には、劇的に効いた!という人もいるようで、同HPには「鎮痛剤で効かないがんの激痛が、ごしんじょう療法で消滅」なる体験談が載せられています。冷えとり健康法でも手かざし療法でも(あ、これは宗教?)健康食品でも、巷の健康法において「アトピーが治った!」などの体験談が掲載されるのは、ど定番な手法。それを効果効能と受け取ってしまう人も少なくなさそうです。

NATROM「患者さんの経過を把握するために十分な医学的情報が含まれているのが、〈症例報告〉です。たとえば、年齢、性別、既往歴、生活歴、現病歴、診察所見、検査所見、画像所見、病理所見、診断根拠、治療法の詳細、経過などです。一方で、患者さんの主観が多く含まれるのが〈体験談〉です。『○○療法でがんが治った』という体験談はよくありますが、『がんが消えたと医師から言われました』とだけあって、がんが治ったと医師が判断した根拠が明確でなかったりします」

「体験談は、同じ病気の人同士が悩みを共有したり、医療者の視点から見落としがちな医療の問題点について気づかせてくれたりします。しかし、ある治療法の効果の有無を判断する材料にはなりません。また、代替医療の宣伝に使われている体験談の中には、医学的な観点からみてあまりにも不自然で、捏造されたとしか思えないものも存在するので注意が必要です」

◎なぜ医療不信は生まれるのか?

 ネットで出回る〈口コミ〉や検索した情報をコピペしただけのような〈適当なネット記事(バイラルメディアとか)〉も、その片棒を担いでいそう。しかし保険が使える一般的な医療があるにも関わらず代替医療を選ぶ人の中には、川島なお美さんががん治療を模索するなかでブログに「とんでも医者がたくさんいた!」と綴っていたように、〈医療不信〉がありそうです。こういった巷の医療不信は、どこから発生するのでしょうか。

NATROM「主にふたつの要因があると思います。ひとつが、現代医学が完全でなく欠点もたくさんあること。もうひとつが、現代医学の欠点をあおって利益を得る人たちの存在です。現代医学が治せない病気はいくらでもあります。治療にはどうしても一定の割合で副作用や合併症が生じます。病院での待ち時間は長いですし、説明不足だったり、態度が悪かったりする医療者もいます。医療ミスや薬害もあります。こうした現実が医療不信の原因です」

「私たち医療者の努力不足があるのは確かです。少しでも状況を改善できるよう、努力していきます。ただ、医療不信の原因の一部には、医療不信をあおって利益を得る人たちの存在もあると思います。標準的な医療を否定することで、代替医療を売ったり、出版や講演会でお金を取る人たちのことです。現代医学が不完全であるといっても、治したり、予防できたりする病気もたくさんあります。大事なのは、利点と欠点を正しく把握した上で、納得して医療を受けることです」

 典型的なのは、近藤誠医師の「がんもどき理論」(それなに?という方は検索!)ですね。

 また、代替医療とは少し異なるかもしれませんが〈反医療〉といえば、〈自然なお産〉を尊ぶ人たちの「医療介入のないお産こそが自然ですばらしい」という価値観も、女性の間ではよく知られています。それらの人たちも含め、代替医療を選ぶ人たちは〈代替医療者=患者の気持ちに寄り添ってくれる〉〈病院=患者の気持ちは無視〉というステレオタイプなイメージを持つ人が多い印象があるのですが。

NATROM「患者さんの気持ちに寄り添っている代替医療者もいるでしょうし、患者さんの気持ちを無視するひどい医師もいるでしょう。ただ、それだけではないと私は思います。〈嘘も方便〉が許されていた昔と違って、今では医師は患者さんに正確に情報を提供する義務があります。末期がんであれば『治りません』と説明しなければなりません。あるいは早期がんであっても、『手術がうまくいっても、○%は再発することがあります』と説明しなければなりません。もちろん、患者さんの気持ちに十分に配慮した上で説明するようにしていますし、正確な説明を行いつつ、患者さんを不安にさせないのも医師の技術です」

「しかしながら、厳しいことを聞かされる側は、どうしても医師の説明を冷たいと感じたり、不安が残ってしまうこともあるでしょう。一方で、少なくない代替医療者は、無責任に『完治します』『副作用はありません』と宣伝します。嘘をついていいのなら、いくらでも患者さんの気持ちに寄り添っている〈ふり〉ができるのです。本当に完治するならいいですが、治らずにいよいよ病状が悪くなってきて、普通の病院に丸投げしてくるケースもあります」

◎何事も主治医に相談すべし

 丸投げされた先で、治ればまだいいけれど……! 結局のところ、代替医療はどのような状況ならば、取り入れても問題ないのでしょう。

NATROM「標準的な医療と共存でき、安価で、安全であれば、代替医療を取り入れてもかまいません。共存と安価の話はしましたので、安全の話をしましょう。金の棒で体を擦るという、ごしんじょう療法は安全でしょう。しかし、代替医療の中にはリスクを伴うものもあります。たとえば、健康食品による肝障害を起こすことは珍しくありません。注射や点滴をしたり、口に入れたりするタイプの代替医療は、取り入れる前に信頼できる医師に確認をしたほうがいいでしょう」

「自分は冷静に判断できる」と思っていても、いざ深刻な病気になるとワラをもつかむ思いで手を出してしまいそうな代替医療。深刻な状況ではなくても、「何となく薬は嫌いだから」という理由で代替医療を選択する人もいそうです。

 この記事を目にする方の中には、まだ若く健康な人も多いと思いますが、今のうちに専門家のこうした意見に触れておき、いざ自分や家族、恋人や友人が病気になったとき、どうか適切な判断やアドバイスができるようになりますように。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

脱税でメッシに禁錮22カ月か? ネイマール、マスチェラーノ、なぜバルサばかりが……

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『メッシ 栄光の軌跡』(ヤマハミュージックアンドビジュアルズ)
 今月8日、スペイン司法当局はサッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナに所属するアルゼンチン代表のスーパースター、リオネル・メッシと、その父であり代理人を務めるホルへ・メッシ氏が脱税の罪に問われ、禁錮22カ月を求刑されたことを明らかにした。2人が脱税した総額は、およそ5億6,000万円にも上るとみられ、2013年に告発されていた。当初は父ホルヘ・メッシ氏のみとされていたが、息子リオネル・メッシの潔白を証明できず、親子共に求刑された形になった。もし、世界最高のプレーヤーと謳われるメッシに実刑が下ることになれば、フットボール史に残る大事件になるといえるだろう。 「この報道がされた時は驚きましたが、正直、実刑が下る可能性はほぼないと言ってもいいでしょうね。過去にもサッカー選手の脱税問題は話題になってきましたが、実刑が下ったケースはありません。スペインでは、2年以下の求刑は執行猶予になることが多いんですよ」(スポーツライター)  つい先日、同じバルセロナ所属のブラジル代表のエース、ネイマールも脱税の疑いで57億円の資産を凍結された。その少し前にも、メッシと同じアルゼンチン代表のMFハビエル・マスチェラーノに脱税の疑惑がかけられ、税務署から調査されている。なぜ、急にバルセロナの選手ばかり、こうして脱税疑惑がかけられているのだろうか? 「バルセロナがあるカタルーニャ州が、スペインから独立を希望しているからです。昔から独立への動きがあったカタルーニャですが、今その勢いが高まってきていて、現実味を帯びてきたんです。そのせいで、今のうちに清算できることはしておこうと、スペイン側がメッシから“取り立てた”って形ですね。今まではスーパースターのすることだから大目に見ておいたけど、独立するなら金を置いてけって感じですかね。この先もバルセロナだけじゃなく、同じカタルーニャにあるエスパニョールからも脱税疑惑の選手が出てくるかもしれませんね」(同)  政治とサッカーは切っても切り離せない、この言葉はたびたび耳にするが、確かにこれだけ問題が大きくなれば、プレーに少なからず影響を与えてしまうことは想像に難くない。しかし、ファンからすれば、政治も脱税もピッチに持ち込んでほしいものではない。メッシが本当に脱税に関わっているかどうかは、私たちには知る由もないが、少なくともこんな“下らないこと”で、あのファンタスティックなプレーが見られなくなるのは寂しいことだ。 (文=沢野奈津夫)

石原さとみの月9ドラマ『5→9』はラブコメじゃなく“コント”!? 軽薄すぎる中身に酷評の嵐

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いっつも同じ?
 せめて低いハードルくらい越えてほしいものだ。あまりの予想通りっぷりに開いた口が塞がらない。  フジテレビ系の“月9”ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』が12日スタート。モテ期が到来した英会話講師(石原さとみ)と、東大卒のイケメン僧侶(山下智久)との恋を描くラブコメディー。初回の平均視聴率は12.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、1ケタスタートだった前クールの『恋仲』(同)と比較すればまずまずの滑り出しといったところか。  だが、早くもネット上では「下降確実」の声が多く上がっている。記者が指摘する大前提はまず“キャスト”だ。 「主演である山下智久がどう擁護してもお坊さんに見えず、セリフは相変わらずの棒読みでエリートという設定も苦しい。石原さとみも『リッチマン、プアウーマン』『ディア・シスター』(同)で演じた“ぶりっ子”キャラと似たような役柄で既視感がありすぎました。紗栄子、速水もこみちなど話題性だけの配役も目につき、中村アン、上島竜兵にいたっては“適当”に人選したとしか思えません。石原が英会話講師役ということで、イメージキャラクターをつとめる英会話学校『AEON』の宣伝番組なんて声もありますよ(笑)」(芸能記者)  放送発表当初から「山Pは飽きた」「石原のワンパターン演技はいらない」と非難の声が多かったが、今回は脇を固める役者にも爆弾を抱えている模様。加えて、初回のストーリーにも落胆の声が後を絶たない。 「石原が転んで焼香の香炉が宙に舞い、山下の頭に灰がかかる出会いの場面、お見合いの席で石原が帰ろうとすると料理にカニがあったのでとりあえず座るシーン……。お約束すぎる展開の連続は、ラブコメというよりドリフのコントに見えました(笑)。これらは序盤のシーンですが、開始15分少々でチャンネルを変えた人も多かったのでは。その後、石原に恋をした山下の行動も『ストーカーっぽくて気持ち悪い』と酷評されていました。コミカルというよりは“軽薄”という印象がしっくりくる展開で、制作陣の本気度が全く感じられません」(同)  初回は主演2人の知名度と人気でなんとか視聴率を確保できたが、2回目以降もこの数字をキープすることができるのだろうか。キャストも展開も“スキだらけ”である以上、早い段階で見切りをつける視聴者も少なくない気がする。  同ドラマの原作マンガは評判がよく、ストーリーに期待できなくもないところが唯一の救いだろうか。

ジャスティン・ビーバーの全裸写真、立派なイチモツに本人も実父も妙に自慢げ!

<p> ここ数年、繰り返し報じられる暴言・暴挙で全米一の嫌われ者とまで言われるようになった、ジャスティン・ビーバー。逮捕されたことがきっかけで更生を誓い、今年初めに「生まれ変わる」と宣言した彼は、以来、好青年を目指し頑張っていた。しかし、夏前からシャツを脱ぎ上半身裸で遊び回る姿がパパラッチされるようになり、7月にフランス領ポリネシアにあるボラボラ島を訪れた際に、友人に撮影させた「ボートデッキに全裸で立つ後ろ姿」をインスタグラムに投稿。タトゥーの入っていない白いおしりは「かわいい!」と好評だったが、本人は「少女ファンのフォロワーも多いのに、不適切な写真を載せてしまった」と謝罪し、写真を削除。世界中から「後ろだけでなく、前からの全裸姿も拝みたい」と切望する声が上がった。</p>

保育園のギャルママに「ママばぁちゃん」呼ばわり! 高齢出産のどこが悪いのよ!!

【作品名】「女の賞味期限」(前編) 【作者】永矢洋子『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】高齢出産した私(42)は、毎日髪を振り乱して、一生懸命3歳の娘の育児をしている。正直身なりなんて気にしていられないけど、平成生まれのギャルママに「ママばぁちゃん」「昭和の女」なんてバカにされて……若けりゃいいってもんじゃないでしょ!?

【サイゾーウーマンリコメンド】まず、平成生まれが26歳という事実に衝撃……時が流れるのはあっという間ですね。うちの親戚の昭和生まれのじいさんも「大正生まれの奴は全然わかっとらん!」などとよくカリカリしてたので、こういう世代間抗争は、どこにでもあるのかもしれませんね。

“寿司”“ワサビ”も使用禁止!? 韓国政府の異常な日本語撤廃政策に「ハングルのほうがわかりづらい!」

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イメージ画像 Photo By Hajime NAKANO from Flick.
 韓国において毎年10月9日は、「ハングルの日」で休日となっている。朝鮮王朝第4代国王・世宗が1446年のその日、ハングルを公布したことがその由来だ。そんな10月9日に韓国海洋水産部は、魚市場や刺身店など水産物を扱う現場から、日本語をそのまま使った日本式単語を撤廃する意向を明かした。  そもそも韓国には「トンカツ」のように、日本語をそのまま使った単語が少なくない。特に水産物に関連する単語は、日本式が数多く存在する。「刺身」「寿司」はもちろん、「ワサビ」「マグロ」「イカ」「アナゴ」「アジ」なども、そのまま日本語を直読みして使われるケースが多いのだ。刺身は「センソンフェ」、寿司は「チョパプ」、ワサビは「コチュネンイ」とハングル単語もあるのだが、魚市場などでは日本式単語のほうが定着しているという。  水産物関連の単語に日本語が多いのは、韓国の水産業が日本の影響を受けたからにほかならない。1953年に韓国が制定した「水産業法」も、日本の「漁業法(49年)」を“模倣”して作られているという。  例えば、日本の漁業法の第1章・第1条(目的)は「この法律は、漁業生産に関する基本的制度を定め、漁業者及び漁業従事者を主体とする漁業調整機構の運用によって水面を総合的に利用し、もって漁業生産力を発展させ、あわせて漁業の民主化を図ることを目的とする」となっている。対する韓国の水産業法の第1章・第1条も、「この法律は、水産業に関する基本制度を定め、水産資源と水面を総合的に利用し、水産業の生産性を高め、水産業の発展と漁業の民主化を図ることを目的とする」と、内容どころか文面さえも酷似している。模倣ではなく、もはやパクリといってもいいレベルではないだろうか。  韓国海洋水産部は、10月31日まで「国民への海洋水産用語“純化”公募展」を開き、日本式単語の中からハングルに変えるべき単語を選定。さらに、ハングル単語が定着するように、職員や傘下機関を対象に教育していく方針だという。  日本語撤廃に異常な執念を見せているわけだが、国民の支持はまったく得られていない。ネット民たちは、「ワサビをコチュネンイと言ったら、わからない人のほうが多いだろ」「日本人もキムチはキムチと呼ぶ。何がいけないの?」「日本の料理である寿司をチョパプと呼ぶほうがおかしい」「寿司はほかの国でもSUSHIと呼ぶことを知らないのか」「日本語はすべて悪なのか」と、国家行政機関の迷走ぶりにあきれ果てているようだ。  日本統治時代の文化の名残として、徹底的に日本語由来の単語を撤廃しようと政府レベルで躍起になっている韓国。世界の常識からも、国民の感覚からも大きく外れていることだけは間違いないだろう。