朝番組で「史上最強のパンチラ」お天気キャスター・福岡良子 新たなスター誕生も、視聴者が涙のワケ

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 もう「彼女」を応援しないわけにはいかない。世の男性にとってはそれだけ“ありがたい”瞬間だった。  その「彼女」とは、TBS朝の情報番組『はやドキ!』に出演するお天気キャスター・福岡良子である。地方局のお天気番組を経て、現在はTBSなどでお天気キャスターを務める気象予報士が5日、まれに見る“パンチラハプニング”を起こした。  芸能コーナーからCMに移る直前、福岡は吹き出し型のフリップを掲げようとしたが、スカートにフリップが引っかかり、手を上げたと同時にめくれ上がってしまった。太ももはおろか、下着もはっきりと見えてしまう事態に。普段は仏頂面の記者も、今日ばかりはニヤニヤしながらこの件について語る。 「座ったスカートの間から下着がチラっと見えてしまうハプニングはよくありますが、『スカートの裏地』と指摘される場合も多い中で、今回は立った状態で完全に見えてます(笑)。テレビを見てながら朝食を食べていた男性なら、思わず持っていた箸を落とすか、むせるかしていたでしょうね。朝からホットすぎますよ」(記者)  福岡は、なんとこの日が『はやドキ!』初出演だったが、いきなり起こしてしまった“奇跡”にネットは大ハッスル。「史上最強」「サービスよすぎ」「ドジっ子かわいい」「これからはTBSでいく」など絶賛のコメントで溢れかえり、新たなスターの誕生を歓迎している。 「図らずも、福岡の名前が全国区になりましたね。地方時代からやわらかな雰囲気が好評だったようですが、これを機にブレイクするかもしれません。本人は恥ずかしいでしょうが、一気にファンが増えたと思いますよ。一部では、AV女優の吉沢明歩に似ているなんて声も」(同) 「ぶりっ子」は嫌われるが、計算のない「ドジっ子」は好かれるということか。以前NHKのお天気キャスター・岡村真美子が「W不倫」をしたことで衝撃が走ったが、それとは真逆の爽やかさである。今後男性ファンが気になることといえば、やはり“オトコ”がいるかいないかだろうが…。 「彼女、結婚しているようです。お相手の情報がないので、恐らく一般男性かと……」(同)  瞬く間に恋に落ち、瞬く間に失恋した男は何人いただろうか。

女優・川島なお美が残した「33歳の未公開ヌード」

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「週刊ポスト」10/16・23号 中吊広告より
今週の注目記事 第1位 「袋とじ 追悼グラフ 川島なお美33歳の未公開ヌード」(「週刊ポスト」10/16・23号) 第2位 「目の玉が飛び出る損をした『GPIF』はどうするか?」(「週刊新潮」10/8号) 第3位 「異色の業界誌『月刊住職』が面白すぎる!」(「週刊ポスト」10/16・23号) 第4位 「溝口敦氏が読み切る『山口組分裂』 六代目・司忍組長の『カネ』と『オンナ』」(「週刊現代」10/17号) 第5位 「<空前のブーム到来!> 春画入門」(「週刊文春」10/8号) 第6位 「『吹石一恵』と結婚で『福山雅治』が遠慮する『強面の義父』」(「週刊新潮」10/8号) 「福山雅治結婚! 本誌だけが知る全内幕 吹石一恵が『頭から水をかけられた」 18歳衝撃の出会い」(「週刊文春」10/8号) 第7位 「<共同通信社の記者が走った> 『少年A』逮捕情報の火元」(「週刊新潮」10/8号) 第8位 「<ノドから手が出る支持率回復!> それでも『小泉進次郎官房副長官』をためらう事情」(「週刊新潮」10/8号) 第9位 「<『五輪エンブレム』七転八倒> 『新委員会』船出の前に片付けたい『インチキ選考』仰天の真実」(「週刊新潮」10/8号) 第10位 「『党是』を捨てた共産党と『死んだはず』の小沢一郎『最後の大仕掛け』」(「週刊ポスト」10/16・23号) 番外 現代・ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  今週は、ポストが合併号で450円。高いな~。これで中身がなかったら許さんぞと読んでみたら、意外と言っては失礼だが、グラビアの充実ぶりがすごいのだ。  1位に選んだ川島なお美追悼グラビアはもちろんだが、500人以上の乳房を撮影した写真家・伴田良輔氏の「おっぱい」も、ど迫力。  それに、「山田佳子 奇跡すぎる49歳 上品なセミヌード」もいい。こんなキレイなおばちゃんが近所にいたら、ストーカーになりそう。  現代もいい。TBS『王様のブランチ』のリポーター「紗綾 21歳の裸身」はなかなかの迫力。岡田奈々たちの「青春のヒロイン、大集合」。「戸田れい 新進女優が惜しげもなく脱いだ!」もなかなか魅せるが、ポストのほうに一日の長あり。  では、SEX記事のほうはどうか。ポスト「死ぬまでSEX」は、有名老人たちの告白集。 「宍戸錠(81)俳優 80過ぎて5日連続で違う女を抱いた俺 これで生涯経験人数は1336人に更新だ」 「芦屋小雁(81)俳優 妻と一緒に恋愛映画を見て手をつなぎ散歩 雰囲気づくりで『90歳まで週イチ』を目指します」 「野末陳平(83)元参院議員 70過ぎたら主に騎乗位。でも『すごい!』『うまい!』といって男も演技しなきゃダメだ」 「輪島功一(72)元プロボクサー 今もギンギンだけど、女房に『もう結構』と言われてからは2か月に1回のソープ通い」 「月亭可朝(77)落語家 こないだも新幹線で隣り合わせた女とホテルに行ってワシの下半身に火がついた」 「梁石日(79)作家 足を骨折して月イチのセックスはご無沙汰 だけど怪我が癒えたら再開したい」 「ジェームス三木(80)脚本家 僕の『使用済み燃料棒』の再稼働はムリだけど『君に突き刺さりたい』と死ぬまで口説きたい」  いやはや、お元気なこと。  現代は、「『凄いセックス』と『気持ち悪いセックス』の分岐点」。男はAVの見過ぎで女の気持ちがわからないという、いつもの特集だが、少し紹介してみよう。 「日本人のセックスにおける満足度が非常に低いことは、世界でも有名だ。英国のコンドーム会社・Durex社が日本人1090人を対象に実施した性行動調査(06年)によると、『セックスに満足している』と答えた女性はわずか15%。これは同社が調査した26カ国の中で、最低の数字だった」(現代)  どうすれば満足させられるのか? 神奈川県立汐見台病院産婦人科副科長で、多くの女性たちから性の悩み相談を受けている早乙女智子氏がこう語る。 「性に関する情報が増えたことで、女性にバカにされてはいけない、俺はこれだけ知っているんだ、と頑張ってしまう男性が多くなった。でも実は、頑張る必要なんてないんです。女性と一緒に、気持ちいいセックスを探していけばいい。女性をよく観察し、言われなくてもできればスマートかもしれませんが、それが難しいなら何を求めているかを聞いたっていい。恥ずかしがらずに、『これが好き』と互いに伝えられるようになれば、『気持ち悪いセックス』と判定されることはなくなると思います」  わかっちゃいるけど、AVのあのシーンがどうしてもやりたくなるのが、男の悪いクセかも。今度から気を付けようね。  というわけで、SEX記事はどちらも超マンネリで甲乙付けがたいが、グラビアとプラスしてポストの優勢勝ち。  10位は、久々に小沢一郎ネタ。ポストが、このところ共産党と小沢一郎の大接近が永田町で話題であると報じている。  ポストによれば、共産党は前回総選挙の小選挙区で自民、民主に次ぐ3位の約704万票を獲得した。いまや「公明党・創価学会に匹敵する集票力を持つ」(自民党選対幹部)といわれるそうである。ただし選挙では原則、全選挙区に独自候補を立てるため、当選に結びつかない死に票となってしまってきた。  だが、このところ野党が、安保法制反対の統一候補を立てるならば支援に回ってもいいと言いだしたというのである。「共産党にとっては『党是』を捨てたに等しい大転換である」(ポスト)  こうした共産党変身の仕掛け人とみられているのが、小沢一郎・生活の党共同代表なのだそうだ。  小沢氏は、9月28日の共産党・志位委員長との党首会談で「国民連合政府は大いに結構だ」と賛同しているが、少なくともこれまで2人は、極秘に5~6回は話し合いをしているといわれる。  また「野党結集」を打ち出した、松野頼久・維新の党のバックにも小沢氏が控えているといわれるそうだ。さらに、民主党政権時代、小沢批判の先頭に立った岡田克也民主党代表も「共産党の選挙協力が欲しい小沢さんの野党連合論に影響受けている」とされる。  小沢氏最後の仕掛けは成功するのか? 注目ではある。  新潮は、佐野研二郎氏の五輪エンブレムが白紙撤回されたが、五輪組織委員会の会長である森喜朗元首相が責任を取らないのでは組織の体質は変わらないと批判している。  さらに、選考会を我が物顔に引き回して、審査委員に無断で2度の修正を加えたり、日本の国旗・日の丸と混同させるようなデザインはダメだとIOCの規定にあるのに、審査委員に徹底しないで、日の丸を明らかにイメージさせる佐野作品が選ばれるよう誘導していった、「電通のワル」(新潮)2人の責任が問われないのはおかしいと糾弾している。  この記事が出たから、大慌てでここに名指しされている2人を更迭したのかもしれない。10月3日のasahi.comに以下のような記事が出た。 「2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は2日、白紙撤回された公式エンブレムの制作を担当していた槙英俊マーケティング局長(52)と、審査委員の一人でもあった企画財務局の高崎卓馬クリエーティブディレクター(46)の退任を発表した。2人は組織委のマーケティング活動を担う専任代理店、電通の社員で、組織委は同日付で電通からの出向を解除した。退任理由について組織委は、『旧エンブレムに関する問題の影響で、適正かつ円滑な業務遂行が困難であると判断したため』と説明している」  日本野球界の至宝、王貞治氏が新たに「エンブレム委員会」のメンバーに加わったが、失礼だが、門外漢が根本から改革できるとは到底思えない。東京五輪の呪いは、まだまだ続きそうではある。  ワーストとは言わないが、文春は巻頭で「マイナンバー20問20答」なる珍妙な特集を組んでいる。  読んでみたが、総務省あたりがカネを出したパブ記事ではないかと思わざるを得ない作りである。こうしたものには、「PR」と明記しなくてはいけないと思うのだが。  不支持率が支持率を上回る安倍首相が、支持率アップを狙うために、10月7日の内閣改造で小泉進次郎を「官房副長官」に起用するのではないかとささやかれているそうだ。  こんな見え見えの人気取りに利用される進次郎氏ではないとは思うが、新潮によれば、「現在、彼にとっての一番の政治的なテーマは震災復興です。それに関するポストでない限り、関心もないと思います」(政治ジャーナリスト鈴木哲夫氏)。そうであってほしいが、安倍からのプレッシャーも相当なものだろうから、どうなることやら。  新潮が『絶歌』を出した「元少年A」が逮捕されるという情報が、9月末に駆け巡ったと報じている。これが第7位。  静岡県浜松市で暮らしていたAが、今年4月に都内の古びたマンションに引っ越してから、マンションの半径10キロ圏内で「戦慄する事件」(新潮)が起こり始めたというのである。  4月9日、練馬区の小学校の敷地内で首を切断された猫が発見された。7月2日、隣接する板橋区内のマンションの駐輪場で猫の胴体部分が見つかる。翌3日には、北区のコインパーキングに目をえぐられたり、首を切り落とされた3匹の猫が放置されていたなどなど。  警察は、動物愛護法違反容疑で捜査に乗り出した。警視庁の捜査幹部がこう話す。 「現在、元少年Aは事件を起こしたときとは姓名ともに変えている。捜査一課としては、新たな姓名とともに、すでに居住地も把握しています。その周辺で猫殺しが起きていれば、捜査の目を向けないわけがない。もし、このまま野放しにして、猟奇的な殺人事件を再び起こされでもしたら、警察に対する厳しい批判を免れられなくなるからです」  スクープをものにしようとした共同通信だが、結局、警察幹部が捜査していると認めなかったため、モノにならなかったという。  Aの人権に配慮するのは当然だが、『絶歌』を出してからAの行動や言動に危うさが出てきたことは間違いないようだから、警察にはくれぐれも注意を怠らないようにしてもらいたいものである。  さて、芸能界一のモテ男といわれる福山雅治(46)が女優の吹石一恵(33)と電撃結婚をして、全国の婦女子に涙を流させているそうだ。  2人のことは、2012年1月にフライデーが報じている。ペットのウサギを連れた吹石が福山のマンションを訪れる「お泊まりデート」の様子が撮られ、女性誌も後追いして「公然の仲」になったのだが、それ以降、ぱったりウワサが出なくなり、2人の仲は終わったとさえいわれていた。  福山は警戒心が強く、恋人と外でデートをすることは絶対しないし、「マンションの設備点検にさえ、居留守を使う男です(笑)」(福山の知人=週刊文春)。女性の家へ行くときはオートバイで行って、部屋に入るまでフルフェイスのヘルメットを脱がなかったという。  その上、付き合っている女性は、福山と付き合っていることを絶対誰にも話してはいけないという「鉄の掟」があり、それを破った女性は福山からポイ捨てされたそうだ。  そうしたいくつかの厳しい条件をクリアしたのが、吹石だったのだろう。吹石は十代から福山のファンで、彼女が18歳の時、女性誌「an・an」(2001年3月30日号)で、福山がカメラマンの荒木経惟の指導を受けて写真を撮るという企画で、彼女がモデルを務めたのが出会いだという。荒木氏がこう語る。 「二人が並ぶと、いい雰囲気でね。彼女の目がトローンとしてるんだよ。(中略)彼が彼女を撮っているとき、レンズ越しにグッと来てるのが分かった。彼女は彼女で、彼への思いがにじみ出ていた」  秘密厳守の福山らしく、結婚したこと以外、一切発表していない。新潮によれば、吹石の父親は、元近鉄バファローズの内野手として活躍した吹石徳一氏(62)。「性格も実直で、それは一人娘の一恵ちゃんを目の中に入れても痛くないほどかわいがりながらも、しつけはしっかりしてきた」(田尾安志元楽天監督)父親だから、フライデーで娘が福山と交際していることが報じられたときは、自分になんの報告もないまま先に世間に出てしまったことにひどく憤慨していたという。  福山にとって「強面の義父」(新潮)が、なかなか難題のようだ。 「ひとたび他の女性と噂が流れれば、すぐに結婚生活が終わってしまう可能性がある。それほど、吹石のお父さんは福山にとって怖い存在なのです」(芸能レポーター石川敏男氏)  浮き名を流すことをやめ、子どもをもうけてよき父になるのか、浮気は芸の肥やしと、女房には絶対知られないようにこれまで通り遊ぶのか。私は、福山はテレビで見ているだけだが、家庭的な男だと思うのだが。  第5位。春画がブームだという。文春が「空前のブーム到来」だと後半のカラーページまで使って特集している。  細川護煕元首相&永青文庫理事長が所蔵している「春画」を公開した展覧会は盛況で、特に女性客が詰めかけているというのである。 「明治期の検閲がどのように人々の春画に対する意識を変えていったのか」(石上阿希国際日本文化センター特任助教)をテーマにした銀座・永井画廊で開かれている「銀座『春画展』」も好評で、こちらも女性の姿が多いという。  作家の高橋克彦氏によれば、春画というのは中国が発祥で、「経験の少ない少女たちの教育用に寝室の壁に『春宮図』というセックスの絵を描かせた」ことが明代に流行し、日本にも入ってきて春画となったそうだ。  林真理子氏も連載の中で、「銀座『春画展』」を見に行った様子を書いている。オープニングパーティで春画の若い研究者がレクチャーをしたそうだが、「その方が今どきの美人なのである」(林氏)。一緒に行った作家の岩井志麻子氏が、なぜあんなに男性器を大きく描くのか、胸にはまるで興味がないのはなぜかという質問をしたそうだ。  答えは「古代からそうしたものは大きく描く風習があったというのだ。そして江戸の日本人は、胸にはさほど興味を持たない。色も塗られていないというのである」(林氏)  カラーページには、有名な蛸が海女と交合している葛飾北斎の「喜能会之故真通」、極彩色の色合いが絢爛豪華な歌川国貞の「艶紫娯拾余帖」、直接セックス描写をしているわけではないが、なんともエロチックな喜多川歌麿の「歌満くら」の3点が見開きにドーンと載っている。なかなかの迫力である。  先日、FLASHの記者が、私に「ヘア・ヌードの歴史」について聞きたいとオフィスに来た。私が出版社に入ってからも長い間、外国のポルノを翻訳するときも桜田門(警視庁)を刺激しないよう慎重に言葉を選んだものだった。  その当時と、刑法175条のワイセツ基準はなんら変わってないにもかかわらず、ヘア・ヌードという言葉が時代を動かし、今では春画までが文春のグラビアページを飾るようになった。今昔の感である。  ところで、講談社の10月1日付の人事が発表された。週刊現代編集長の鈴木崇之氏が第一事業局企画部担当部長に異動し、山中武史氏が新編集長になった。  私が知る限り、彼は事件ものにも関心を持っていると思う。事件ものはカネがかかるからやらないなどという現代、ポストの風潮を変えてもらいたいものである。  山口組対神戸山口組の情報戦争は、先週も触れたが神戸のほうが勝っているようである。また週刊誌によっては山口組寄り、神戸寄りとやや分かれるようではあるが、出ていったほうからが情報を取りやすいからだろうか、神戸寄りがやや優勢のようだ。  情報入り乱れる山口組分裂騒動だが、やはり、この件をきっちり書けるのはこの人しかいないようである。  溝口敦氏は数多連載を持っているが、今週の現代のものは出色である。これが第4位。  司忍六代目山口組組長の「カネとオンナ」に切り込んでいるのだ。司組長は何かというとレポートを出せと言っていたらしいが、それ以上に好きなのが女性だというのである。 「今年73歳とのことだが、文字通り『死ぬまでセックス』を実践している気配がある。『ちんちんが立たんかったら男やない。立たん奴は(直系組長)引退せなあかん』と言い放ち、EDが疑われる高齢の直系組長たちを非情にも人員整理して、今の人員減を招いた。『英雄色を好む』をモットーにし、少なくとも色好みの点だけは英雄の名に恥じない。老にして強健。高齢化時代の希望の星といって過言ではなかろう。加えるに司組長の漁色にはきちんとカネの裏づけがある。 最近、司組長が山口組本家でつぶやいた言葉として伝わるのは『京都の芸者に1000万円くれてやった』である。実に男なら1度は言ってみたいセリフではないか。もちろん直系組長たちの多くは、このセリフに違和感を抱いている。(中略)歯をくいしばり、借金に借金を重ねて、毎月115万円もの山口組の会費を納めている。その会費10人分がたった1人の女とのセックス代かよ、と苦い気持ちにもなるのだろう。『今どき、何を考えてるんだ。アホか』という感想が出るのも、それなりに納得できる」(溝口氏)  では、神戸山口組の井上邦雄組長のほうはどうか? 井上組長の挿話は、いささか貧乏くさいのが多いというのである。 「井上組長は目立つことを嫌い、一時期は写真の掲載さえヤクザ専門雑誌で拒否していた。当人の語るところによると、着る服はユニクロだとか。が、この話を聞いた人は本当に服がユニクロだったのか、確認していない。また一度使ったマスクは洗濯した上、アイロン掛けして再使用するともいう。(中略)単に司組長との対比を鮮やかにすべく、周辺でささやかれた作り話かもしれない。なにしろ司組長のダンディーぶりはご承知の通りなのだ。イタリアンブランドの革製帽子をかぶり、サングラス。鼻下に口ひげをたくわえ、派手なブレザーで襟元に長いショールを垂らす。かと思うと、山口組本部近くの護国神社に初参りするときなど、思い切り着崩して和服の着流しだったり、ミンクのコートを腰に巻いたり。その姿で神前に榊を捧げるのだから、うるさ型の直系組長たちとすれば、『物を知らない。やることなすこと下品だ』と眉をひそめたくなる」(同)  真偽のほどはわからないが、好対照の両親分らしい。格好良さと質実剛健派。まだまだ両者、情報戦の段階のようだ。  ところで、全国の僧侶の4人に1人が読んでいるという業界ナンバーワン雑誌があるとポストが報じている。今年で創刊41周年を迎えた「月刊住職」だ。  この雑誌の評判は以前から聞いてはいたが、未読である。 「寺院実務情報誌」をうたっているが、その内容は実にジャーナリスティックだという。住職の痴情のもつれから寺院の詐欺事件まで、ディープな情報を掲載し、話題を呼んでいるそうだ。  編集長は矢澤澄道氏で「全国で6万人といわれる住職の4人に1人が読んでくださっています」とのこと。「月刊住職」(興山舎刊)は毎月1日発売、年間購読料は1万5000円。  内容がすごい! 衝撃のスクープと銘打った「開運詐欺に複数の伝統仏教寺院や住職が加担しているのは本当か!?」(8月号)では、複数の真言宗系寺院が開運詐欺商法グループと結託し、先祖供養料名目などで一般人にカネを振り込ませたという疑惑を報じた。  または住職や僧侶が起こしたDV、ストーカー事件を取り上げ、宗派ごとの対応を詳報するなど重厚な調査報道が少なくないそうである。 「住職の実生活に根ざした記事も多い。『全国多数の月収10万円以下極貧寺院の住職はいかに生きてるか』(7月号)では、全国の寺院の3割が年収100万円以下である事実を紹介。檀家からのいただきもので毎食を済ませ、冷暖房をつけずに月8万円で暮らす専業住職の極貧生活を伝えた。『下流住職』ルポといったところか」(ポスト)  また、婚活情報もある。 「『お寺の将来も左右する結婚支援活動を必ず成功させる実践』(6月号)では、全国の寺院を舞台にした『婚活』を紹介。結婚を希望する男女の参加者が本堂に集い、良縁を願って般若心経を唱え、青年僧が引磬(いんきん)を『チーン』と鳴らすと席替えをする『寺コン』の模様をルポした」  「檀家減少に悩む住職が人集めのため、帽子から鳩を取り出すマジックを本堂で披露する姿や、檀家をもてなすイタリアン精進料理のレシピなど、寺と地域住民の繋がりを回復させるユニークな取り組みも常に紹介している」(同) 「美坊主」などという写真集が売れていると話題になったが、そうしたモテモテ坊主はごくごくまれなのであろう。  同誌が最近関心を寄せているテーマが「住職の高齢化」だそうだ。 「これまで住職は“終身”とされていたが、高齢化で“住職の引退”が当たり前になった。最近は引退後に住職が迎える第二の人生や、死者を送る立場の住職が自身のがんなどと、どう向き合うかなど、切実なテーマを積極的に取り上げています」(矢澤氏)  週刊誌の諸君、こういう雑誌を購読しなければ世の中は見えませんよ。    第2位。あまり大きく扱ってはいないが、心の底から怒りが湧いてくる記事である。  新潮によれば、チャイナショックがGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を直撃して、大変な損失を被っていると報じている。GPIFは公的年金の運用を手がけているが、安倍政権になって株への運用比率を高めたため、このところの株の暴落で、新潮によると8兆円という莫大な含み損を抱えたというのである。  GPIFへの運用を委託する厚労省年金局は、「今回の株安でも実際に株を売っていませんから、8兆円という損失が確定したわけではありません」などとのんきなことを言っているが、このままの低成長が続くと、あと40年ほどで積立金が底をつくかもしれないという。  アベノミクスも失敗し、次なる経済政策も打ち出せないまま安倍政権が続き、中国のバブルが弾ければ、積み立てている年金がゼロになってしまうかもしれないのである。早く辞めさせなくてはいけない。  今週の堂々第1位は、ポストの川島なお美のカラーグラビア。グラビアが第1位になるのは、初めてではないか。ポストのスマッシュヒットである。  まず、他誌を紹介しよう。54歳で亡くなった女優・川島なお美の追悼特集を文春がやっている。  実母の好絵さん(83)は、小さい頃から頑張る子で、高校時代、英語はトップでヒヤリングがよくできると担任に言われた。努力努力でここまで来た娘だったと話している。 『失楽園』の著者・渡辺淳一さんは川島と親しかったが、生前こう語っていたという。 「あれは、なお美がいなかったら書けない作品だった」  意味深な言葉ではある。24時間川島なお美を演じ続けた。「髪が抜けるのが嫌だから、放射線治療と抗がん剤をやりたくない」と言って、108万円もする純金の棒で身体を擦る民間療法にすがったという。余命1年といわれていたのに亡くなる直前まで2年間舞台に立てたのは、彼女の情熱と気迫があったればこそであろう。  さて、ポストに移ろう。11月に20年ぶりになるライブを予定していた川島が、それを盛り上げるためにポストでグラビアを掲載しようとしていたというのである。 「彼女自身が、今でも大好きなカットを選んだ。最後までドラマティックだったその生涯。彼女が残したこの美しい姿をいつまでも心に刻み続けたい……」(ポスト)  33歳の川島なお美。決して豊満なカラダではないが、男ならそっと抱き寄せて朝まで一緒に肌を合わせていたい、そんな女性であろう。  私がフライデー、週刊現代の編集長のとき、「ヌードはニュースである」と中吊りや新聞広告にうたっていた。  たまたまではあろうが、他誌が歯がみして悔しがったであろう川島なお美のグラビアは、まだまだ「ヌードはニュース」であることを思い起こさせてくれた。これなら、450円は高くない。 (文=元木昌彦)

「ar」創刊20周年記念号、“内輪ネタと編集者アゲのどんちゃん騒ぎ”でいいの?

<p> 今月号は「ar」(主婦と生活社)創刊20周年記念号。ということで、平素から浮かれ気味の「ar」が、よりいっそう「祭り」とばかりに浮かれ騒いでいます。20周年記念企画「ウラアール」では、「なんでもarアワード」と題し、モデルをはじめ、フォトグラファー、スタイリスト、ヘアメイク、ライターといった裏方に至るまで何人も顔出し登場し、賞をあげています。</p> <p> その賞というのが、「いつでも真剣勝負で賞」「スタイリングに愛があるんだよ大賞」「取材力最強・最高大賞」などなど、制作側として当たり前じゃんというものから、「撮影中に人生相談にのってくれるで賞」「飲むとめちゃくちゃ気前よくなるで賞」といった内輪ウケのものまで……。その浮かれ具合が、読んでいてツラくなりました。</p>

大久保嘉人のダサすぎるプレーが、もはやかわいい? “狂犬”と呼ばれた男の振り上げた拳はどこへ──

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『情熱を貫く亡き父との、不屈のサッカー人生』(朝日新聞出版)
 4日、J1リーグ第2ステージ第13節、川崎フロンターレ対ガンバ大阪が等々力陸上競技場にて行われた。注目は、得点王ランキングで共に首位を走るフロンターレの大久保嘉人と、ガンバの宇佐美貴史のエースストライカー対決だ。結果は、5対3でフロンターレに軍配が上がり、2得点を挙げた先輩である大久保の勝利となった。しかし、観戦していた一部のファンの間では、得点王争いよりも、大久保のある“行動”の方が気になってしまったという。 「試合終了間際、ドリブルでペナルティエリアへ侵入しようとした大久保選手は、後ろからガンバの選手にラフプレーを受けて倒されました。怒った大久保選手は猛然と立ち上がり、拳を振り上げたのですが、ラフプレーを行った相手が遠藤選手だとわかると、怒りの矛先を無関係な選手に切り替えたんです。ヤンチャ坊主のイメージだった大久保選手だけに、ファンは唖然としていましたよ。上下関係の厳しい国見高校出身だけに、年上には逆らえないんですかね? それとも、遠藤選手がよっぽど怖かったのか……。いずれにしろ、これを見たファンは『あれ? 狂犬と呼ばれた大久保はどこへ?』『ダサイを通り越して、もはやかわいいだろ』などの声が上がっていましたよ」(スポーツライター)  前日インタビューで大久保は、宇佐美に対して「申し訳ないけど自分は(得点王を)2回取ってるから」と挑発めいた発言をしていました。かっこよくヒールに徹していただけに、今回の行動は少しバツが悪そうに見える。しかし、みている方が気恥ずかしくなる大久保の行動は、これだけではなかった。 「大久保選手の2点目のPKのシーンなんですが、ゴールを決めた後に大久保選手は一直線に相手GKの東口選手に駆けより、挑発行為を行いました。もちろん相手サポーターからは反感を買ったのですが、結果的には今回の“キレる相手すり替え事件”のダサさが、より際立ったという形になってしまいましたね。ファンの中では『あの挑発もビビりながらやってたんじゃない?』『東口にはケンカ売れるのに、遠藤には売られても買えないのかよ!』と、“狂犬”大久保のイメージはすっかりなくなってしまいましたね」(同ライター)  33歳を迎えた今も活躍を続ける大久保は、昔に比べて精神的にもかなり大人になっている。東口への挑発行為も、インタビューでのビッグマウスぶりも、全てはJリーグを盛り上げるためにわざとやっていることだろう。しかし、“本当に逆らえない相手”とマッチングしてしまった今回は、運が悪かったと諦めるしかない。 (文=沢野奈津夫)

パートナーとの入浴時に浮上する「セルフまんまんごしごし恥ずかしい問題」

 読者の皆さんは、「パートナーと一緒に入浴」はOK派ですか? それともNG派ですか?

 私は、「調子に乗ってOKしつつも毎回入浴中に後悔し始める派」です。お風呂でのイチャイチャはすごく楽しいと思います。ベッドで全裸でくっついているのと、お風呂の中でくっついているのはまた肌と肌の感触も違って心地いい。ただ、「ほれほれ~」的に水をバシャバシャとかけられたり、手で水鉄砲を作ってピュー! みたいなのはすごくイラッとします。顔にかかった場合、メイクがドロドロになるからです。例えスッピンだったとしても、不本意に水を浴びせられるってなんかムカつきませんか? それに、髪の毛は洗っていなかったにも関わらず髪が濡れるのも面倒くさいです。

 と、それだけでパートナーとの入浴を後悔するのではありません。「体を洗っているところを見られたくないから」です。パートナーとのお風呂の後(もしくは入浴中)は、高確率でセックスが待ち受けていることが多いため、体は入念に洗いたいものです。ムダ毛を発見した場合は除去しておきたいし、フローラルな香りでもまとってセックスに臨みたいワケです。

 しかし、パートナーの前でムダ毛処理なんて、それまでのラブな雰囲気に水を差す可能性があるのでできず、セックスに備えて一番入念に洗っておきたい部分であるまんまんは、複雑に入り組んだ構造のため、股をおっぴろげないと洗いにくい。パートナーの前で大股を開いて自らまんまんをごしごし洗うって、すごくマヌケっぽい姿じゃないですか?

 ただ、そうなる前に男性が「洗ってあげるよ」と体を洗う前提で最終的にエロイ感じのことをしてくれたことで、セルフまんまんごしごしをしなくてもいい状況になることも。しかし、男性によるまんまんごしごしは力を入れすぎて痛かったり、石けんがついた指で手マンをしたりするものだから、「石けんがしみてなんか痛い」「肝心なところが洗われていない」という最悪の事態を招きます。こんな思いをするのなら、ひとりでお風呂に入ればよかった……。となるワケです。

 その反面、男性のセルフちんちんごしごし姿は、さほど違和感がないように思います。ちんちんは元々外に出ている形状なので、股をおっぴろげて洗う必要もないですから、女性のそれと比べてなんとなくスマートな印象(?)なのかもしれません。しかも女性がごしごししてあげる場合も、言ってみれば「棒を洗う感覚」なのですから洗い残しも少ないだろうし、石けんがしみたりもなさそうです。イイナ!

 そんなことを考えつつ、いつもパートナーとの入浴を後悔する私が、実際の入浴をどう乗り切っているのかというと、まず体を洗う時は腕や脚、背中などを中心に洗い、まんまんには気持ち程度の泡をつけます。まんまん同様、わきの下や足の指なんかも、洗っているところを見られるのは恥ずかしい部分なので、サッと流して終わり。自分が体を洗っているのを見られることを意識した、パフォーマンス的な洗体です。

 そして入浴中は、水圧で少しでもまんまんの汚れが取れることを願って、まんまんの表面がお湯に接するような体勢を取ります。膝と膝だけをくっつけ、ふくらはぎ部分を離した体育座りなんかをよくします。もしかしたらビラビラ部分の汚れはこの程度では何の効果もないのかもしれませんが。

 そんな葛藤と戦いながらも、結局誘われれば目先の楽しさを優先して一緒にお風呂に入ってしまうのですから、デート前に入念なムダ毛処理&洗体をして、ササッとシャワーを浴びればほぼ汚れは取れるような体にしておくのがいいかもしれません。夏はこれだと厳しい場合もありますが、これからの季節ならきっと大丈夫……かな?

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

「日本一どうでもいい報告」キングコング・西野亮廣のTwitter終了宣言 寒々しい強がりの理由とは!?

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 残念すぎる姿に目もあてられない、といったところか。  お笑い芸人・キングコングの西野亮廣が、Twitterを終了したことを報告した。理由は「飽きた」ということらしく、また「呟いている自分が急激にダサく感じてしまいました。『呟くなよ、作れよ』と。あくまで、自分自身に対してね」と、絵画や小説などの芸術活動に力を注ぐ意向を示したのだが……。 「8月、西野は自身の発言がいちいち“炎上”してしまうことに『本当に嫌われていると思う。これ以上は嫌われたくない』と嘆いていました。これまで『ひな壇芸人やりたくない』『2ちゃんねらはアホ』『26歳で車が2台、チョーシに乗ってナンボ。叩かれてナンボだ』など余裕とも挑発ともいえる発言を繰り返していましたが、ついにメンタル的に耐えられなくなったのかもしれません。Twitterに関しても『飽きた』のは強がりで『もうイヤ!』が本音じゃないですか(笑)」(芸能記者)  世間、とりわけネットユーザーを“意図的”に逆なでしてきた西野だが、あまりの攻撃に嫌気がさしたということか。今回の発言に対し、当然ながらネットでは「興味ない」「アナタのネタに飽きた」「ここ最近で一番どうでもいいニュース」とまさに“フルボッコ状態”だ。 「そもそもTwitterを“終了宣言”する必要がありませんよね。今後も事務所のお知らせなどは配信するようですし“終了”でもない(笑)。少しでも話題を作ろうとしているのがミエミエですよ。ただでさえ『はねるのトびら』(フジテレビ系)が終了して出番がなくなった上に、人気構成作家・鈴木おさむ氏の著書を『ちっとも面白くない』と批判して大バッシングを受けて即謝罪するなど、“無配慮キャラ”のイメージはいまさら拭えない。絵画に関しては評価の声もあるものの、海外作品の“パクリ”疑惑が出るなど信頼は置かれていません。いよいよ八方塞がりですね」(同)  テレビは開店休業状態の西野。相方の梶原雄太も「束縛夫」「母親の生活保護不正受給」などブラックイメージがついてテレビで見かけることはほぼない。デビュー以来、一気に芸能界を駆け上がったキングコングだったが、まさにその“勘違いキング”っぷりで自らの道筋が閉ざされているとは、なんとも皮肉である。

おもちゃを与えすぎた!? 幼稚園児の娘が「公園遊びはつまらない」と言い出し、大ピンチ

<p> 前回書いた宮古島旅行から帰ってきたら、すぐにシルバーウィークとなり、妻くらたまはまたしても息子まーのために福岡の実家へ! そのため幼稚園の娘ココと2人生活で、当然幼稚園は休み。連休中、朝から夜の寝かしつけまで2人きりだとさすがに煮詰まるので、予定入れましたよ。</p>

ウソ発見器にかけられたトリ・スペリング、『ビバヒル』共演者とのセックスや不仲を告白

<p> 1990年代を代表するアメリカのテレビドラマ『ビバリーヒルズ高校/青春白書』(以下、『ビバヒル』)。メインキャラクターを演じた若手俳優たちは大ブレイクし、日本でも『ビバヒル』旋風を巻き起こした。放送開始から25年たった今、メインキャストたちはアラフィフになり、ほとんどが過去の人として扱われている。この業界は、それほど厳しい世界だということなのだが、そんな中でもドナ役を演じたトリ・スペリングは、波瀾万丈な私生活を切り売りし、リアリティ番組セレブとして生き延びている。</p>

もしいま、松本人志が『M-1』に出場したら? 『下がり上がり』に見る、芸人残酷時代

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「売れていない芸人はクズ」  ダウンタウンの松本人志は、若手芸人時代、事あるごとにそう言われたという。だとするなら、いま芸人界はクズであふれている。90年代後半の“ボキャ天”ブーム以降、断続的に続くお笑いブームの結果、芸人が急増し、現在明らかに供給過多になってしまっている。もちろん、才能がない人が世に出られないことは必然だ。だが、才能があるにもかかわらず、くすぶっている若手芸人も少なくない。  そんな若手芸人をゲストに迎え、松本と陣内智則が話を聞くという番組が芸人ドキュメンタリー『下がり上がり』(フジテレビ系)だ。7月3日深夜に第1回が、10月4日深夜に第2回が放送された。番組がスタートしたきっかけは、松本と陣内が約1年前から行っていた“ランチ会”。そこで陣内は毎回、売れていない若手芸人を呼び、松本に紹介していた。それを、そのまま番組にしたのだ。  これまで迎えたゲストは、プー&ムー、トータルテンボス、ソラシド、井下好井。トータルテンボスを除けば、大多数の視聴者にとってはピンとこないメンツだろう。だが、いずれも“知る人ぞ知る”存在。芸人仲間の間では、その才能が認められている者たちばかりだ。ちなみに、そのランチ会の第1回目の“ゲスト”が、ソラシドの本坊元児だったという。  トークでは、やはり若手芸人の過酷な生活状況が話題になる。たとえば、プー&ムー。おたこぷーの「おたこ体操」が福岡でブームになったが、売れたのはおたこぷーだけ。コンビでの活動は休止状態になってしまった。心機一転、上京したが、東京での仕事はほとんどない。芸人としての仕事は月2回の劇場出演のみ。しかも、ギャラは出ないという。  ソラシドも同じようなものだ。先月の給料は272円だという。劇場の出演料が300円、そこから源泉を引かれて270円。それに、DVDの印税が2円入っただけだった。時折、テレビでも名前を聞くようなソラシドでさえ、そのレベルなのだ。  周りの芸人仲間にいくら評価されても、賞は獲れないし、生活もできない。せっかく才能があっても、その夢をあきらめざるを得ない芸人は大勢いる。  おたこも「春までに結果が出なかったら辞めよう」と相方に伝えたという。 「『そんなん言わんと、頑張れよ』って言うのは好きじゃないねん」 と、松本は言う。 「しょうがないもんな。それも、ひとつの自分たちの判断で」  この番組の大きな魅力のひとつに、若手芸人たちの悩みを聞くうちに、松本がこれまでなかなか話さなかった若手時代の苦労話を語っていることが挙げられる。  ダウンタウンは言わずと知れた“天才”。だから、「売れてない」時期などないと思われがちだ。だが、もちろんそんなことはない。短いながらも認められず、腐っていた時期はあった。デビュー当時は、同期のハイヒールやトミーズの後塵を拝していたのだ。 「(コンビで)ギスギスしていた時はあったかな、20歳過ぎの頃かな。『ダウンタウン、すぐ売れるやろ』って言われてたのが、意外とくすぶってたのが2~3年あって、その時は確かにギスギスしてたな。それこそ、(ハイヒール)モモコと歩いてたら『マネジャーさんですか?』って、しょっちゅう言われてたし」  売れていないと、コンビ仲が悪くなる。すると、お互いが理解できないから、ネタもうまくいかない。ますます仲が悪くなるという、悪循環に陥りがちだ。また、相方に面と向かって何か言うのは照れくさかったりする。そんな時、松本はある“秘策”を使っていた。 「取材を受ける時あるやんか。ダウンタウン2人とライターさんの3人でしゃべる時に、俺はライターさんにしゃべると見せかけて、浜田に言ってるわけ。こうしてほしいと。『浜田がこうこうこういうことをしてくれた時が、すごい楽なんですよね』って、したこともないのに言うのよ」  すると浜田は、それを察してその後、松本がこうしてほしいと思っていたことをやるようになったという。    語られる若手芸人たちの葛藤は、彼らに才能があるからこそ地に足がついていて、余計に切ない。それに対し、時に優しく、時に笑いを交えながら厳しく返す松本の言葉はとても重い。また、若手をフォローしつつ、松本の話を広げる陣内の存在が番組で非常に効いている。たとえば、賞が獲れないと悩む芸人に対して松本は、 「競技人口が明らかに増えた。そうなってくると、賞の数に対して芸人の数が多すぎるから、昔みたいにはいかんわな。これからは賞獲ってない子でも、それなりに出てくると思うけど」 と冷静に語る。そんな松本に陣内は 「もし松本さんが若手芸人の立場で、いま『M-1グランプリ』に出たら、昔のダウンタウンさんみたいなネタで勝負しますか?」 と、絶妙な質問をするのだ。 「正直言うと、もう優勝は目指さないな。えげつない印象を残す。それで優勝したら一番ええけど、えげつない印象残す方に命かけるんじゃないかな」  この考え方こそが、「才能があるだけの若手芸人のひとり」から抜け出す道なのではないだろうか。 『下がり上がり』はトークだけでは終わらない。トークがひとしきり終わると、ブザーが鳴る。舞台の“出番”を告げるブザーだ。そう、彼らがトークをしているのは舞台袖の部屋という設定なのだ。部屋の扉を開けると、そこには客が入った舞台がある。つい先ほどまで苦しい胸の内を晒し、涙さえこぼしていた男が、そのまま観客を笑わせるために舞台ヘ駆け上がるのだ。その後ろ姿は、めちゃくちゃカッコいい。 「さっきまで泣いてたヤツが急にはしゃいでネタやるって、やっぱ芸人ってちょっとおかしい」 と、松本は自嘲気味に笑うのだ。  トークも達者だし、キャラクターも良く、もちろんネタも面白い。そんな若手芸人たちの魅力をじっくりと見せてくれるこの番組はとても優しい番組だ。だが、才能あふれる彼らが、必ずしも売れるわけではないというのを、視聴者も本人たちも知っている。だから、それはあまりに残酷で、それゆえ、あまりに魅惑的なのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

映画史上もっともクリーンでスマートな戦争映画! 軍事用無人機の実態『ドローン・オブ・ウォー』

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ドローンを操縦する遠隔コントロール室。アンドリュー・ニコル監督が脚本提供した『トゥルーマン・ショー』の調整室を思わせる。
 そこは理想の戦場だった。まず第一に死ぬ心配がまったくない。エアコンの効いた仕事場でスイッチボタンを押せば、1万km以上離れた異国の上空を旋回中の無人飛行機ドローンに搭載しているミサイルが発射され、ターゲットが暮らす家ごと吹き飛ばすことができる。後はモニターで戦果を確認するだけ。自分たちは血まみれ、汗まみれになることなく、テロリストたちのアジトを叩くことが可能だ。TVゲーム感覚で、ミッションをクリアできる。しかも、任務が終われば、駐車場に止めたマイカーに乗って自宅に戻り、家族と一緒に夕食を楽しむこともできる。だが、ドローンを使った超ハイテク兵器戦は、本当に理想のものなのだろうか。アンドリュー・ニコル監督の『ドローン・オブ・ウォー』(原題『GOOD KILL』)は、9.11以降に米軍が対テロ戦の切り札として積極的に活用するようになった軍事用ドローンによる戦争の実態を伝えている。  無人飛行機を戦争に利用するというアイデアは古くからあった。1903年に世界初の有人飛行に成功したライト兄弟だが、弟オーヴィルは第一次世界大戦時に“空中魚雷”を開発している。爆弾を積んだ無人飛行機はあらかじめ決めておいたエンジン累積回数に達するとエンジンが停止するようにセットされ、敵地上空で自動的に墜落するというものだった。軍事用ドローンの概念は、人間が空を自由に飛びたいという夢を叶えたのとほぼ同時期に誕生していた。日本でドローンの利用価値に早くから気づいたのが、オウム真理教だった。1995年の地下鉄サリン事件を引き起こす前、オウム真理教は農薬散布用のラジコンヘリを使って毒ガスを巻き散らす計画を考えていた。だが、現在の市販用ドローンと違い、ラジコンヘリの操縦は初心者には難しく、機体の値段も非常に高価だった。練習段階でラジコンヘリを数回墜落させてしまい、計画の変更を余儀なくされた。もしも現在のような誰にでも簡単に操縦できるドローンが当時あれば、死亡者6人、負傷者6300人を出した地下鉄サリン事件はもっと悲惨な事態になっていたかもしれない。
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ドローン部隊の入隊式。奥に見えるのが軍事用ドローンのリーパー。操縦席がない分、さまざまなセンサーやミサイルを搭載できる。
『ドローン・オブ・ウォー』の主人公トミー・リーガン少佐(イーサン・ホーク)は米国空軍に所属し、F-16戦闘機のパイロットとして大空を駆け巡った。現在はラスベガスに近い空軍基地内にある“戦場”に毎日自宅から通勤している。トミーは窓のないコンテナ(遠隔コントロール室)に入り、モニターを確認しながら無人戦闘機を操る。上官のジョンズ中佐(ブルース・グリーンウッド)から命令が下れば、レーザー照準で標的をロックオンし、百発百中の誘導ミサイル“ヘルファイア”をぶっ放す。これでテロリスト退治の一丁上がり。自宅に戻り、美しい妻モリー(ジャニュアリー・ジョーンズ)とかわいい子どもたちと楽しいひと時を過ごせば、ミサイル発射ボタンを押した際の嫌な感触も忘れることができる。戦場で興奮のあまりゲリラ兵と一般市民を見間違って誤射する可能性も低く、恐怖や怒りの捌け口として現地の少女少年を陵辱せずに済む。とてもクリーンでスマートな戦争のはずだった。だが、そんな生活の中で、トミーのストレスは募り、アルコール摂取量が次第に増えていく。  ドローン部隊を指揮するジョンズ中佐の説明によると、ドローンシステムは家庭用ゲーム機のXboxがモデルであり、隊員の半分はゲームセンターでリクルートしたそうだ。シューティングゲームで磨いた腕を母国のために役立てることができる。本物のテロリストたちを相手に、TVゲーム以上の刺激と達成感も味わえる。だが、トミーはそんなバーチャル仕様の戦場に違和感を感じざるをえない。その日もトミーはジョンズの指示に従って、粛々とミッションを実行していた。民家を装った爆弾製造工房にテロリストが入ったのをモニターで確認し、ミサイル発射ボタンを押す。あと数秒でミサイルが弾着し、任務は終了だ。ところが、モニターの枠の外にいた子どもがアジトの前に飛び出してきた。「ダメだ! おい、早く通りすぎろ!」。トミーの叫び声は、モニターの向こう側には無情にも届かなかった。
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モニターから見た、テロリストたちが潜むアフガニスタンの街の景観。相手から目視できない高度上空から監視し、ミサイル攻撃する。
 遠隔操作によるドローンを使えば、戦場で味わう恐怖感もなく、PTSD(外傷後ストレス障害)に陥る心配もないと言われてきた。『ハート・ロッカー』(08)や『アメリカン・スナイパー』(14)の主人公たちは硝煙渦巻く戦場で味わった修羅場体験が帰国後も生々しくフラッシュバックし、ずっと苦しみ続ける。ゲーム感覚でボタンを押すだけのトミーだが、やはり同じように苦しむ。安全な場所から殺戮を重ねているという後ろめたさが、余計に彼を追い詰める。基地でどんな仕事をしているかは機密事項なので、家族に打ち明けることもできない。トミーは、ドローンを遠隔操作するコンテナの中に入るのが恐ろしくなる。  理想の戦場、正しい戦争はありうるのか? 脚本提供した『トゥルーマン・ショー』(98)やイーサン・ホークが主演した初監督作『ガタカ』(97)など、アンドリュー・ニコル監督はハイテク化が進んだ近未来社会における倫理観を度々モチーフにしてきた。『シモーヌ』(02)では理想の女優像を組み合わせたバーチャル女優に実生活を振り回される映画監督の悲喜劇を描いた。米国で小規模公開にとどまった『ドローン・オブ・ウォー』では逆に、命の奪い合いである戦争をバーチャル化してしまうことの恐ろしさを描き出している。『ドローン・オブ・ウォー』が描いている世界はまるでSF映画のようだが、現在進行形の極めてリアルな戦場である。  ボタンを押すだけで自在に他人の命を奪うことができるトミーは、怒りに任せてある人物に殴り掛かる。それは鏡に映ったトミー自身だった。ひびの入った鏡には、トミーの粉々に砕けてしまった良心が映し出されていた。 (文=長野辰次)
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『ドローン・オブ・ウォー』 監督・脚本/アンドリュー・ニコル 出演/イーサン・ホーク、ブルース・グリーンウッド、ゾーイ・クラヴィッツ、ジャニュアリー・ジョーンズ R15+ 配給/ブロードメディア・スタジオ 10月1日よりTOHOシネマズ六本木ほか全国ロードショー公開中 (c)2014 CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED. www.drone-of-war.com