
失われた期間限定メニューを求めて
100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の23回目。
ファーストフード店の前を通るたびに、どんな新商品や期間限定メニューが出たかなーっとポスターを眺めるのが大好きだ。
これは一度食べなきゃとか、こんなの誰が食べるんだよとか、ツッコミを入れる要素があるくらいのメニューこそが真骨頂。かっぱえびせんバーガーとか。
最近では、ロッテリアの「蒙古タンメンバーガー」がそれである。ロッテリアは以前にも大勝軒のつけ麺をモチーフとしたように(
記事参照)、なぜか麺類をハンバーガにしたがる。もうミスドみたいに、ラーメンを出せばいいのに。

大丈夫か、ロッテリア!
この偉大なる冒険心に、さすがはロッテリアと惜しみない賛辞を送るのだが、こういうメニューはいざ食べようと思った時には、すでに店頭から姿を消していることがほとんどだったりする。
今回の蒙古タンメンバーガーも、気が付けば近くの店に貼られていたポスターは、ラタトゥユなんとかバーガーに変わっていた。
あぁ、10年後とかに「そういえばあんなメニューもあったな~」と懐かしみたかったのに……。まあポスターがなくなっただけで、メニューにはあるのかもしれないのだが、食べそこなった異色のバーガーを再現してみたいと思う。
タンメンのバーガーだから、これを挟めばいいかなと思って買ってきたのが、このカップラーメンだ!

ババーン! 汁なし坦々麺!
これを買ってきてから蒙古タンメンバーガーの写真を見直し、「坦々麺じゃなくて、タンメンなのか!」と気が付いた。
しかもタンメンという名前の割には、麻婆豆腐がメインのようである。どうやら蒙古タンメンとは、麻婆豆腐の乗ったタンメンのことらしい。麻婆麺バーガーじゃん、それ。
そこで、レトルトの麻婆豆腐を購入。最近のレトルトって、豆腐もちゃんと入っているんですね。

豆腐が自慢の麻婆丼!

これを湯煎で温めておく。うん、ちゃんと豆腐も入っているな!
麺はラーメンバーガーっぽく丸く固めるのではなく、普通に焼いたものを挟んでみることにした。
これが正解なのかはわからないのだが、口の中ですぐにほぐれてこそ麻婆と絡むと思うだよね。

本当のタンメンなら麺を茹でるべきだろうが、水っぼさを避けるために焼きそばをセレクト

付属のソースを少々かけて、うっすら味を付けておこう
バンズは単体では売っていなかったので、バーベキュー味のハンバーガーを購入して、そこからハンバーグを抜くという罰当たりな作戦だ。
本当に罰が当たると困るので、抜いたハンバーグも後で食べますよ。

これほどバーベキュー要素が見当たらないバーベキューバーガーもなかなかないぞ

ハンバーガーを抜いて、オーブンで軽く温めておく。このソースがバーベーキュー要素なのかな
さて、蒙古タンメンバーガーを再現するに当たって、もう一つ大切な材料がある。それはキャベツ。
普通のハンバーガーならレタスだが、このタンメンバーガーにはキャベツが挟まっているのだ。タンメンバーガーの「タン」は、このキャベツだけが背負っているといっても過言ではないだろう。
そこで、このキャベツをタダで手に入れるべく、スーパーの野菜売り場で剥かれて捨てられていたキャベツの外側を、「ウサギのエサに少しいいでしょうか」と言ってもらってきた。

小学生の頃に飼育係でウサギの世話をしていた時にもらったなー
というのはウソで、家の冷蔵庫にあったので、ちょっと挟ませていただきました。
キャベツは男の調味料! なので、今回は調味料扱いで加えます!
あとはこれらを順番に挟んで、それっぽい恰好に着替えをしたら完成である。

再現度を上げるために、軽くコスプレをしてみました。似てません
麻婆豆腐というのはご飯と一緒に食べるものだが、ここにあるのはパンと麺。
その組み合わせってどうかなーと思ったのだが、これが違和感なく食べられる。若干の食べにくさはあるものの、これは私の盛り付けの問題だろう。
こうして食べてみると、やはり歯ごたえとサッパリ感を与えるキャベツは必須。炭水化物の中で輝く淡色野菜。

いったい自分が何を食べているのかわからなくて面白いです
しかし、やっぱり本物を食べてみたかったな。
次にこの手のバーガーを店頭で見かけたら、高いとか普通が一番とかありきたりな文句を言わず、今度こそ一生の記念として食べようと思う。
気が付けば新しいバーガーと交代している期間限定商品、蒙古タンメンバーガー。もう交代麺バーガー。

パンなしでもうまいけどね!
(文=玉置豊)