『THE MANZAI』視聴率11%、『キングオブコント』8.3%、『R-1』7.2%……“お笑い氷河期”いつまで続く?

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フジテレビ『THE MANZAI2014~年間最強漫才師トーナメント!~』番組サイト
 14日に生放送された『THE MANZAI2014~年間最強漫才師トーナメント!~』(フジテレビ系)の平均視聴率が、11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことが分かった。  歴代視聴率は、パンクブーブーが優勝した2011年が15.6%、ハマカーンが優勝した12年が17.3%、ウーマンラッシュアワーが優勝した昨年が12.5%。今年は過去最低だった。  にもかかわらず、フジテレビは胸をなで下ろしているという。 「過去に類を見ない“お笑い氷河期”といわれる昨今、ネタ番組はゴールデン帯でも2ケタ取れれば万々歳。10月に生放送されたコントの大会『キングオブコント』(TBS系)は8.3%と惨敗し、3月に放送された『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)も7.2%と過去最低を記録。そんな現状から、フジは今年の11.0%を及第点と捉えているようです」(テレビ誌ライター)  今年の『THE MANZAI』の王者となった博多華丸大吉の博多大吉は、番組終盤、滑り込ませるように「この寄席に出てない方も、僕らの先輩たちも、本当に面白い漫才師さんは劇場にいますので、ぜひ皆さん、劇場に足を運んでください!」とコメント。視聴者に劇場や、テレビに出ていない芸人の存在をアピールした。 「最近はお笑い番組の低迷のみならず、ライブの不入りも深刻化。吉本興業が経営する東京・新宿の『ルミネtheよしもと』は、7月から平日昼公演の当日券を4,700円から2,000円に大幅値下げしたものの、期待していたほどの効果は得られていないそう。また、1年前に千葉にオープンした『よしもと幕張イオンモール劇場』も、平日は目も当てられない状況。お笑い番組が激減し、無名芸人ばかりが増えていく現状に、お笑い業界は頭を抱えています」(同)  最後のブームが過ぎ去って久しいお笑い業界。再び盛り上がりを見せる日は、いつになるのだろうか?

ウソをついてまで取材拒否の民放局……衆院選“自民党の恫喝”は、どれだけ効いていたか?

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「“自民党の恫喝”はかなり効いていたようで、テレビは萎縮しっ放し。それどころか、いよいよ自主規制で、メディアにあるまじき“事件”が起きました」  週刊誌やビジネス誌で政治記事を中心に執筆活動をしているジャーナリストのA氏は、衆院選終盤の12月13日、憤まんやるかたない表情でこう語った。  A氏が週刊誌で企画した有識者による政局を問う誌上座談会の出演者に対し、テレビ局から自主規制としか思えない“待った”がかかったというのだ。  企画の内容はこうだ。14日の衆院選の結果を受けて、深夜に各氏に電話インタビューをし、それを座談会形式でまとめ、12月第3週に発売する号に滑り込ませるというもの。  A氏の企画に各氏は快く了承したものの、そのうちの一人、B氏は「念のために、局の広報に連絡してくれないか」と、A氏に伝えた。B氏はキー局を定年退職し、キャリアスタッフとして同局に籍を置いている。「ジャーナリスト」の肩書で局のワイドショーにも出演している身だ。A氏はその言葉通り11日、広報に連絡し、取材申込書をFAXで送った。  ところが翌12日に届いた広報からの返事は、信じられないものだった。「B氏は体調を崩したので、今回は辞退したい」。A氏は、あきれてものも言えなかったと振り返る。というのも実は、A氏は11日夕、局の知り合いを通じ、B氏の状況の変化を察知していたからだという。 「B氏の所属するセクションの上司が『この時期、露出するのは控えてもらいたい』と、B氏に圧力をかけてきたようです。B氏は『選挙後の情勢を話すだけなので問題ない』と突っぱねたようですが、局側は『自民党を刺激したくない』の一点張りだったようです」(A氏)  しかも、ある地方の候補者の選挙スタッフからは「今日(12日)、B氏に取材に来ていただきました。お元気でしたよ」と証言を得た。局広報のいう「B氏は体調を崩した」との理由が当てはまるとは、到底思えない。  どうして局は、このような“ウソ”をついてまで取材拒否をしてきたのか。それは、冒頭の“自民党の恫喝”が効いていたとの見方がある。自民党は、解散前日の11月20日付で「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い」(同党筆頭副幹事長・萩生田光一氏および報道局長・福井照氏の連名)という要望書をNHKおよび在京民放テレビ局に渡していた。  その内容は「出演者の発言回数や時間」「ゲスト出演者の選定」「テーマ選び」「街頭インタビューや資料映像の使い方」などで、要は「自民党に不利な報道をするな」(民放プロデューサー)というもの。  その効果は、民放のワイドショーを見れば一目瞭然だった。劇場型と呼ばれた小泉政権以降、選挙はワイドショーの新たなコンテンツとして報道されていたが、今回の選挙では政策比較などの特集は皆無。すっかり萎縮し、ニュース番組でも慎重な取り扱いに終始している。  しかし選挙後に、局に籍を置くB氏による週刊誌での自民党批判を避けようとするのは、あまりにも過剰反応、自主規制の極みだ。この局は、プライムタイムのニュース番組で高視聴率を稼ぎ、近年ではドラマでもヒット作を出すようになり、視聴率争いでも他局と競るようになってきた局であるが、選挙が終わった後も自民党に気遣うこの姿勢は、もはやメディアの“あるべき姿”ではないと言えるだろう。

『Red』が描く、不倫愛に陥ったセックスレス妻――彼女に感じる“愛おしさ”の正体とは?

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『Red』(中央公論新社)

■今回の官能作品
『Red』(島本理生、中央公論新社)

 女は年を重ねるたびに、自分の欲望を開放することが難しくなってくる。そのきっかけになるのが出産だ。かつては街を歩けば楽しみばかり転がっていたはずなのに、ひとたび子ども連れになると、身勝手に楽しむわけにはいかない。子どもの手を引き、機嫌を取り、ぐずりだす前に早々と用事を済ませて帰宅する……自由であるはずの外出はいつしか苦痛となっていく。もちろん、子どもを持つ喜びもあるが、子どもの成長を最優先にした生活を続けるうちに、家庭をまるで“牢獄”のように感じてしまう瞬間もあるのではないだろうか。
 
 今回ご紹介する『Red』(中央公論新社)の主人公・塔子は、端から見れば幸せをそのまま形にしたような女性だ。イケメンの夫を持ち、出産を期に会社退職し、3歳の娘・翠と、義理の両親と共に暮らしている。姑は塔子に対して理解があり、平穏無事に暮らしていた。

【messy調査】2014年のベストセックス&ワーストセックス

【messyより】

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Photo by Swipes Wipes from Flickr

 早いもので2014年も終わりを迎えようとしています。今年もmessyでは、叶恭子様のセックスにおののき、北村一輝様のおっぱいにソワソワし、膣圧をみんなで鍛えてみたと思えば、男性の性欲を探り始めるなど、常に「性」と向き合ってきました。

 ですが。

 読者の皆様はいかがですか? 日々の忙しさにかまけて、反省を怠ってはイケません。「あの人は気持ちよかったなあ~」「あいつは二度としたくね~な」なんてことをニヤニヤ、そしてムカムカとしっかり思い出すことで、成功は継続させ、失敗は繰り返さなくなりますよね。お気づきかとは思いますが、2015年はすぐそこです。

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性的表現や、ヌードも……元光GENJI・諸星和己(44)の恋愛シミュレーションゲームに「需要あるの?」

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Google playより
 44歳になる元光GENJI・諸星和己を題材にしたスマホ向け恋愛シミュレーションゲームアプリ『諸星和己とニューヨークの恋』が今月、リリースされた。  諸星との疑似恋愛が体験できる同ゲームは、ニューヨーク行きの切符を手に入れた主人公(ユーザー)が、映画館で諸星と偶然出会い、恋愛に発展していく……というストーリー。ゲームに登場する2択設問の選び方によって、諸星のセリフや表情が変化する。  ストーリーは全10話。物語が盛り上がるにつれ、諸星の写真が過激になっていくといい、App Storeは対象年齢を「17才以上」に設定。「軽度な性的表現またはヌード」「極度な成人向け、またはわいせつなテーマ」との注意書きも確認できる。  また、最終話には諸星が同作のために書き下ろした楽曲を収録。第1話は無料だが、第2話目以降は1話につき800円の課金が必要となり、楽曲を聞くには7,200円が必要。恋愛シミュレーションゲームとしては、強気な価格設定といえるだろう。  しかしネット上では、「需要あるの?」「あの人は今、状態なのに」「800円って……」といった疑問の声が殺到。一方、ダウンロードサイトのレビューには、「とにかく最高~、幸せな時間に浸ってます!(略)本当に恋愛している気になっちゃって、毎日の生活さえ幸せな気持ちで過ごせてしまうのは、私だけかなぁ~」「リアルすぎてずるい(笑) ファンなら必ずやってほしいです。(略)和己くんと恋愛できるなんて、夢みたい」など、絶賛コメントばかりが寄せられている。 「諸星はジャニーズ事務所を退所後、1995年に個人事務所を設立。現在はシンガーソングライターや俳優として活動しており、公式サイトでは“かーくんTシャツ”や“かーくんバスタオル”“かーくんエコバック”、生写真などを販売しています。今回のゲームアプリが強気の課金設定をしているワケは、『一生、かーくんのファン』を貫く、一部の熱狂的ファンをターゲットにしているから。お手頃価格では、元が取れないのでは?」(同)  1話800円の課金が波紋を呼んでいる『諸星和己とニューヨークの恋』。気になる人は、無料の第1話をプレイしてみてはいかがだろうか?

“清楚系ビッチ”の先駆け? 奥菜恵が離婚協議中でバツ2へGO

女性向けWebサイト【messy】とって出し! 全部読む
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(奥菜恵オフィシャルブログより)
 2009年に一般男性(35)とできちゃった結婚した女優の奥菜恵(35)が、すでに離婚協議に入っていることを、一部スポーツ紙が報じた。彼女は1年以上前に長女と次女を連れて自宅を出ており、すでに新しいパートナーがいるとの噂もあるという。  奥菜といえば、04年にサイバーエージェントの藤田晋社長(41)と結婚したが、翌年にスピード離婚。この時、離婚原因は双方の不倫ではないかとささやかれていた。今回も離婚協議の段階で他の男性の影がちらついている彼女、離婚が成立すればバツ2になる。 つづきを読む

アリアナ・グランデ、“お姫様抱っこで移動”報道を裏付ける写真が存在

<p> 今年、ディーヴァの仲間入りをした21歳のアリアナ・グランデ。昨年リリースしたデビュー・アルバム『ユアーズ・トゥルーリー』で歌手としての実力を知らしめ、今年4月にリリースしたシングル「プロブレム feat.イギー・アゼリア」で大ブレイク。小柄でキュートなルックスからは想像できないほどのパワフルな歌唱力で全世界を虜にし、世界中にアリアナ旋風を巻き起こした。しかし、ここにきて、アメリカにおけるアリアナ・バッシングが加熱している。</p>

嵐のムービングステージだけじゃない!? ジャニーズ若手のド派手なコンサート演出5選

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メンバー考案の演出に定評のあるSexy Zone。

【リアルサウンドより】

 嵐のコンサートといえば、演出を手がける松本潤が考案したとされる「ムービングステージ」が、大きな目玉のひとつとなっている。ステージが観客の頭上を通り過ぎていくという大胆な発想のそれは、ファンとの距離を近づけるだけではなく、新しいステージ表現のあり方として注目を集め、ほかのジャニーズのグループでも応用されるようになった。11月7日に放送された、嵐のデビュー15周年記念ハワイコンサートに密着したドキュメンタリー『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』(NHK)でその存在を知り、そのスケール感に驚いた視聴者も少なくないだろう。

 ジャニーズのコンサートには、彼らのほかにも斬新でダイナミックな演出をしているグループは多い。ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏に、とくに若手のジャニーズグループのコンサートで目立った演出を聞いた。

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「常に“人生は戦いだ”と思っている」【加藤有加利/yucat】の『パラレルワールド』は終わらない

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の30回目! 今回は元RYTHEM(リズム)、現在は堀江由衣さんや田中理恵さんに楽曲提供もこなすアーティストの加藤有加利/yucatさんが来てくれました! ――本日は加藤さんとしても、yucatさんとしてもいろいろなお話を伺いたいと思います! 初歩的な質問で申し訳ないんですが、デビューのきっかけは? 加藤 高校生の時に、中学からの親友と一緒に『第二の中島美嘉になれる!』っていうオーディションを受けたんですよ。当時はまだ16歳だったから、もう「え? なれるんだ!? なりたい!!」っていう単純な気持ちで受けて(笑)。 ――第二の中島美嘉に!? 私、加藤さんと同じ年で、その年の時も「De☆View」と「月刊Audition」を読みあさっていたので、親近感が湧きます。オーディションってなかなか受からないですよねぇ(しみじみ)。 加藤 あ、いえ、それに合格して、それがデビューのきっかけです……。それから育成期間があって、曲も自分たちで作り始めて、それが運良くテレビアニメ『NARUTO』のエンディングテーマに決まって……もう本当に運だけ(笑)。
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――初めてのオーディションで、そんなことが! そういうのって、すべてやらせだと信じていたので驚きです! ちなみにそのオーディションには、お友達と一緒に合格したんですか? 加藤 そうなんです。でも、そのオーディションの時に、やっぱり聞かれましたね。「どっちかだけ合格って言ったらどうする?」って。 ――うわぁ、気まずい。 加藤 なので、「なら辞めます。違うの受けるんで」って言ったら、そのまま決まりました(笑)。それから、その友達とRYTHEM(リズム)っていう2人組になって、8年くらい続けました。 ――8年ってかなり長いですよね。どうして解散に? 加藤 2人とも、10代の頃に「歌手になって歌いたい」っていう気持ちだけで始めたけれど、楽曲を自分で作って、音楽を届けていく立場になると、お互い成長とともに変わってきたこともたくさんあったので、「これからは、お互いにやりたいことをやってみようか」って。事務所の人は「辞めないで」って言ってくれたんですけど、みんなが止める中を振り切って解散しました。 ――せっかく第二の中島美嘉になるところだったのに……! 加藤 そこはもう、なかったことになってますね(笑)! 中島美嘉さんと同じプロデューサーだったんですけど、はじめの段階から、もう「オーディション名はそれでしたけど、そうはならない」とハッキリ言われましたし(笑)。 ――看板に偽りあり! でも、解散してからはソロプロジェクトのyucat(ユキャット)の活動も始まりましたね。ソロでやるのは、前から決めていたんですか? 加藤 いえいえ、ソロをやるって考えはなかったんですけど、そういうタイミングが来てしまったので(笑)。改めて「自分がどうしていけばいいのか」を考えましたね~。
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――いっそ就活しようかな、なんて思わなかったんでしょうか? 加藤 就職はさすがになかったかな。やっぱり、今まで音楽しかやってこなかったし、音楽しかなかったので、音楽には何かしらの形で関わっていたいと思っていました。それに、今までユニットの活動以外にも、加藤有加利として作家活動はしていたんですよ。声優さんに楽曲を提供したりとか。だから、ファンの方の間では「作家活動に専念するのかな」「もう表には出てこないの?」って心配されていましたね。yucatも3年やってはいるんですけど、表で活動しだしたのは去年からなので。 ――加藤有加利の名義で、声優さんに楽曲を提供し始めたのは、どういう流れだったんですか? 加藤 楽曲提供は2008年からしているんですけど、その時、私がちょっとしたスランプに陥ってしまっていて、RYTHEMで楽曲を作っても採用されなくなってしまったんです。悩むだけ悩んだんですけど、ふと「もしかしたら、この楽曲が悪いわけじゃないんじゃない?」と思い始めたんです。たまたまこのタイミングの曲じゃないとか、RYTHEMのキャラクターに合わないとか、自分が歌う曲じゃないんじゃないかなって。そんな時に、マネジャーが「この曲、違うところに出してみる?」って言ってくれたので、私は「え! そういうことしていいんだ!?」と衝撃を受けて、「是非ともお願いします!」と(笑)。それが堀江由衣さんの曲になったんです。 ――楽曲提供の一発めが堀江由衣!!?? ひゃあああ!! 曲の作り直しや書き直しは大変じゃなかったですか? 加藤 曲については何にも言われなかったんですけど、歌詞についてはスタッフさんに「もっともっとかわいく!」って修正を頼まれました(笑)。なので、私も「この人が歌ってくださるわけだから、この方が自分で発する言葉を調べるべきだ!」と思って、ブログからTwitterからWikipediaから、堀江さんに関するものを全部見て「本当にかわいい方だな、こういう音楽が好きなんだな」っていうのを勉強して、そこから言葉を紡ぎ出しました。あとは、私が「コレを言って欲しい……」みたいなのを散りばめたらOKをいただいて(笑)。それが始まりで、「誰かのために曲を作るのは面白いなぁ」って。だって、初めは“せっかく作ったけどボツになってしまって、日の目をみることができない可哀想な曲”だったんですよ。それが、他の誰かが加わることによって、全然違う曲に成長していくというのが、すごく面白かったんです。 ――他には、田中理恵さんにも楽曲提供されてますね。 加藤 田中理恵さんは10曲入っているアルバムのうち、9曲くらい書いたので、そのアルバムのライブには招待していただいて挨拶もさせていただきました、お美しいお姉様で感動ですよ……!
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――羨ましい~!! 最近では、ぽっちゃり女子専門ファッション雑誌「ラ・ファーファ」(ぶんか社)の人気モデルのユニットの、la BIG3「ぽちゃティブ~BodyもHeartもグラマラス~」って楽曲の作詞も加藤さんと知って驚きました。アレはまた、どういう流れで!? 加藤 la BIG3さんは、yucatとプロデューサーが同じなんですよ。それで「やってみる?」って言われて。 ――プロデューサー、仕事の幅が広いっすね……! 加藤 そういう企画物が好きみたい(笑)。私はしっかりしたコンセプトさえあれば一日で書けるので、何を伝えたくて、何をやるための3人なのかがちゃんと決まっているla BIG3さんの企画なら「コレは書ける」と思ってオファーを受けました。ただ、私はやっぱり暗いところがあるので、そこは大変でしたね……求められたのが、100パーセントのポジティブだったんですよ。 ――「ぽちゃティブ」、そうとうポジティブな歌詞ですもんね。 加藤 実はそこが一番の苦手分野だったんですよ。私の中で、「これは99パーセントのハッピーだな!」と思って送ったら「まだハッピーが足りてない。これは80パーセントだ。100にならなきゃダメだ」ってやり直しになって……。私は“光”の部分を出すために少しだけ“闇”を入れて、より“光”を際立たせるという手法を使うので、「その“闇”はいらないんだ!」っていうのが、思ったよりも難しかった(笑)。でも、そうやって新しい発見が出来るのも、すごく楽しかったです。 ――幅広い音楽をやられてますなぁ~。 加藤 常にこうありたいですねぇ(しみじみ)。 ――ハッピーでコンプレックスを感じさせないla BIG3とは打って変わって、ソロプロジェクトのyucatは、ずいぶん激しいですね。ゴシックなファッションだったり、バンドもガスマスクだったり、そういうアイデアは誰が考えているんですか? 加藤 ぜんぶ私が自己プロデュースしています。今3作出ているアルバムもそうですし、ライブも全部自分で考えて、もう、やりたいこと全部やらせてもらって(笑)。 ――衣装も小道具も凝ってますねぇ。こういうのは、なんていうジャンルのファッションなんですか? 加藤 スチームパンクでやっています。 ――スチームパンク? 加藤 工場とか、レトロなんだけど未来が融合されているような……ファッションのジャンルというよりも、スチームパンクっていう、ひとつのカルチャーかな。 ――ほほ~う……? このネジと歯車がついた耳やゴーグルはどこで売ってるんですか? 加藤 銃なんかの小道具は、私もグッズの販売で出店しているデザフェスで揃いましたよ! 耳とゴーグルは、自分で銅板を切って、ネジや廃棄の部品を接着して……だいたいは、他の人から見たらゴミみたいなものがついているんですけど、この歯車だけは高いんですよ! こういう小道具って、普通に買うと7~8万はするから、作った方がいいな、と思って自分で作りました。海外ではけっこう流行ってるんですけど、日本ではまだ自分で作れる人しかやってないかもしれない。
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――7~8万!? 完全なるビジネスチャンスじゃないですか! デザフェスで売ろうよ!! 10万くらいで!! 加藤 高い(笑)!! ――絶対儲かるよ(鼻息荒く)!! ……話を音楽に戻しましょう、yucatのテーマは『暗黒ファンタジー』とのことですが、RYTHEMとはだいぶ路線が違いますね。 加藤 今までやっていたRYTHEMの曲っていうのは、私の中で“光”の部分で、こうなりたい自分、こうでありたい自分を描き続けてきた感じなんです。だから、だんだん、もっと本性を知ってもらいたくなってきたんですよね。「私にはもっともっと汚い部分があるんだぞ!」って。今まで自分が吐き捨ててきた負の感情だったり、人間の汚い部分を出したくなったんです。私はずっと「良い子でいたい、良い子でいなくちゃ」と思い続けてきたタイプで、本当に良い子で生きてきたから、それが爆発して、今はこんなことに(笑)。だから、そういう小さい頃からの実体験を元に『暗黒ファンタジー』を描けないかなって思ったんです。 ――アルバム『パラレルワールド3』は“戦い”をテーマにしているとのことですが、yucatは一体何と戦っているんですか? 加藤 何と……というよりは、私は常に「人生とは戦いだ」と思っているので。音楽の中でも、ずっと戦って、勝ち取って生きてきたという自覚があるので、常に何かと戦っているんですよ。与えられた家庭環境もそうだし、友達との関係性もそうだし、学校生活だったり、いじめとかも含めて、私たちはずっと見えない敵と、空気と戦わなきゃならないじゃないですか。生きていくためには、それらに立ち向かいながら、頑張って一歩一歩、前に進まなきゃならなくて……。 ――大変!! みんなもっとぼんやり生きてますよ!! ちなみに、一番初めの敵はなんでしたか? 加藤 家庭環境でしたね。私は高校ですぐに家を出たんですけど……けっこういろいろあったので(笑)。子どもの頃って、自分にはその世界しかなくて、どうすることもできないじゃないですか。だから、戦うというよりは、逃げるとか、目をそらすことしかできなかったんです。でも、成長して、自分の意志をもって、世界をひとつふたつ増やしていけば、絶対に変わることがあるとか、自分に力がつけば変えることが出来るっていうのを、yucatを通して伝えたくて。 ――なるほど! 子どもの頃と言えば、加藤さんは小学一年生で聖書を読破したそうですが、なんでまた聖書を? 救いを求めて? その年代の子ども、普通『あさりちゃん』とか読んでましたよ。 加藤 うちは本当に厳しくて、勉強以外しちゃいけない家だったんです。アニメも漫画も一切観させてもらえなかった。今はその反動で大好き(笑)。テレビ番組も教育的なもの以外は観させてもらえなかった。『ドラえもん』『アンパンマン』『サザエさん』のみですね。『クレヨンしんちゃん』はNGだったかな。そういう感じの家庭だったので、読む物は家にある聖書と学校の教材しかなかったんですよ。だから、ちょっと普通ではなくなってしまった感じはありますね。友達ともあんまり遊んじゃいけないし、ずっと家で勉強していなさいっていう方針だったので。
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――勉強や読書以外、どんなことをしていたんでしょう? 加藤 とにかく自分を客観視してましたね。まず一番最初にやったことが「鼻って自分で見えないな」っていう(笑)。がんばって自分で見ようとしても、どうしても見えないから、一度自分をちょっと違うところに置いて、そこから物を見るっていう感覚が発達していって……って、恐いですよね(笑)。 ――う、うん……! ええと、そういう時代に培った世界観がyucatにつながっているんですね。 加藤 そう! あの頃の自分がなかったら絶対にできなかったことなので、それはそれで今は感謝かな……(笑)。yucatの楽曲を生み出すには、自分の負の部分と正面から向き合うことになるので、本当につらいんです。けど、それが完成した瞬間に、私の中で一つ浄化できるんですよ。だから、ひとつひとつ向き合って浄化していって、だんだん明るくなっていってるんです。それに、加藤有加利の活動では、RYTHEMの頃みたいに、なりたい自分、こうでありたい自分というバランスで曲を作っているので、それによって、非常に精神状態が良い具合に保たれて、日常生活が豊かになりましたよ。 ――良かったね(泣)!! ひとつひとつ負の部分が浄化されていくにつれて、最終的にどうなっていくのか楽しみですね。アルバム『パラレルワールド48』くらいには、60歳くらいで甘ロリになってハープを奏でるyucatが見られるかも! 加藤 そこまで頑張れるかな(笑)、続けられるだけやりたいですね! ――最後に、今後の野望を教えて! 加藤 yucatの具現化です! 今までイラストだけでしか表現できなかったyucatの世界観を、物を創って自分で着込んで演出したり、一曲一曲のストーリーをミュージカル風にしたり、私自身が実体化となって表に出て行きたいと思っています。 ――楽しみにしてます! 今日はありがとうございました! (取材・文=小明)
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●かとう・ゆかり 1985年、神奈川県生まれ。 2002年、「Sony Music Audition」に合格。03年、「RYTHEM(リズム)のYUKAとして、ソニーミュージックSMARよりデビュー。 「ハルモニア」「万華鏡キラキラ」「ホウキ雲」等、数多くのアニメ・ドラマタイアップ楽曲をリリース。全国ツアー、1万人握手企画、ホールワンマンなど勢力的なライブ活動を行う。 11年2月、ラストアルバム『リズム』とZepp Tokyoでのラストライブを最後に解散。 ・声優の堀江由衣、田中理恵、下田麻美、アニソン歌手HIMEKAに楽曲提供等の作家活動も行っている。 ・12年8月~13年5月『NACK5  What’s VOCALOID?』4時間特番のメインパーソナリティーを担当。 ・13年4月『ニコニコ超会議2』でのボーカロイドエリアで公開収録&ライブを行う。 ・12年7月18日キッズアルバム『ともだちソング~そらにくも・きみにぼく~』発売。 ・14年2月26日キッズアルバム『2014うんどう会(1)キッズたいそう~てのひらをたいように~』発売 ・13年8月からデビュー10周年企画としてマンスリーワンマンライブを決行。自身が提供した楽曲のセルフカバーを基本にアコースティックライブ&パーティーを行う。 ・14年1月よりKHive所属で自らのプロデュースアーティスト『yucat』の3rdSTAGE 始動! Twitter: 加藤有加利 http://twitter.com/YUKARIkato43 yucat http://twitter.com/yucat1031 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。
ルミネッセンス 形態:8曲入り 定価:¥2,500(税込) 品番:SNDL-0003/JAN:4514306011869 レーベル:sundaliru amazon_associate_logo.jpg
公式ブログ http://s.ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。

『地獄先生ぬ~べ~』最終話も1ケタ!“坂上忍が巨大化”展開に「伝説のドラマ」の声

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『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)公式サイトより

 関ジャニ∞・丸山隆平主演ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)が、12月13日に最終回を迎えた。初回13.3%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)と2ケタスタートを切った『ぬ~べ~』だが、最終回の10話は前週から下がり、1ケタの9.5%を記録し、全話平均は10.07%で終了した。

 同作は1990年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた漫画を初めて実写化したもので、「鬼の手」を持つ霊能力教師・ぬ~べ~(丸山)が、教え子たちを守るというストーリー。96~97年にはテレビ朝日系でアニメ化された人気作品で、ドラマ版では妖怪の雪女・ゆきめ役に元KARA・知英(ジヨン)を起用したことや、舞台設定を小学校ではなく高校に変更したことで原作ファンの反感を買い、初回放送後には、ドラマの公式サイトの掲示板に縦読みで「ごみどらま」などと苦情が相次ぎ、炎上騒ぎにまで発展した。