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日別アーカイブ: 2014年6月18日
坂上忍は「毒舌キャラ」じゃない!? 『くりぃむしちゅーの超!怒られた発表会』(6月15日放送)を徹底検証!
西暦2014年もそろそろ上半期の終わりが見えてきたわけだが、今年のテレビの顔といえば誰か。おそらくその筆頭に名前が挙がるのが、坂上忍だろう。フジテレビの社運を賭けたと言っても過言ではないお昼の帯番組『バイキング』の月曜日MCを任され、4月からはレギュラー冠番組『坂上忍の成長マン!!』(テレビ朝日系)もスタート。バラエティ番組へのゲスト出演も数多く、文字通り、テレビで見ない日はないタレントの一人と言って間違いない。 それではなぜ、坂上忍はこれほどまでにブレークしたのか。あるいは、視聴者から求められる存在になったのか。『バイキング』も『坂上忍の成長マン!』も、それぞれ坂上忍の個性を引き立たせている番組ではあるが、今回検証するのは、6月15日に放送された『シルシルミシルさんデー特別版 くりぃむしちゅーの超!怒られた発表会』(同)だ。この番組に、坂上忍のタレントとしての特殊性は如実に表れている。 まずこの『超!怒られた発表会』とは、何かで怒られた人が怒られたエピソードを話すというのが主軸の番組なのだが、坂上忍は怒った側の人間としてキャスティングされている。サイドスーパーでは「坂上忍の悪行をガチ告発 被害者たちが大クレーム」とあるので、番組サイドでは坂上忍を怒りキャラとして認識している、さらに言えば、多くの視聴者が坂上忍を怒りキャラとして認識していることを理解しているのも分かる。つまり、坂上忍は、「怒る人」としてそこに配置されている。制作者も出演者も視聴者も、その共通認識の上でこの番組を体感するのだ。 では実際に『超!怒られた発表会』において、何が行われたのか。坂上忍から怒られた「被害者」として出演するのは、野々村真、富田マネジャー、井上裕介(NON STYLE)の3名。それぞれが坂上忍から怒られた体験を語るのというのが趣旨である。坂上忍が「怒る人」としてそこにいる以上、普段の坂上忍もこんな理不尽な理由で怒っている、という暴露トークに展開するというのが通常のセオリーだが、実際はそうはならない。彼ら「被害者」の言い分と、それに対する坂上忍の反論は以下の通りだ。 野々村真は、芝居の舞台でセリフが飛んでしまった際、本番中にもかかわらず坂上忍から「台本読みながらやれ!」と怒られた話を披露する。だが坂上忍の証言によれば、それは困った野々村をアドリブで救うための方策であり、実際にお客も沸いたという。富田マネジャーも、実際に怒られている理由を一つずつ確認していくと、坂上忍にむしろ理がある。井上裕介に至っては、そもそもの存在自体がちょっとあれなので、坂上忍にかなう相手ではない。以上のように「被害者」である3名は、実に納得のいく「正論」によって、坂上忍から喝破されてしまう。あくまでも、坂上忍の言っていることのほうが、客観的に見て正しいというのがキモだ。 坂上忍を評する際に「毒舌キャラ」という表現が多々使用される。確かに2013年ごろバラエティ番組へ進出しだした一時期はそういった時代もあったのだが、『超!怒られた発表会』を見る限り、坂上忍はもはや「毒舌キャラ」からは完全に脱している。強いて言うならば「正論キャラ」である。その風貌と無頼なイメージで視聴者をあざむきながら、坂上忍は常に正しいこと、すなわち「正論」を口にする。この点で坂上忍は数多くの「毒舌キャラ」と一線を画しているのだ。 では、「毒舌キャラ」と「正論キャラ」の違いとは何か。「毒舌キャラ」を評するときに多くの視聴者は「自分が普段思っていたけど言えないことを言ってくれる」といった感想を述べがちだが、実はそうではない。結果的にそうなってはいるが、「毒舌キャラ」とは基本的に、視聴者が思いつかないが無意識下で願っている言葉を現実に投下するのがその役回りだ。そして結果的に、視聴者に「自分が普段思っていた」と勘違いさせる。そんなトリックが「毒舌キャラ」にはある。対して「正論キャラ」は、もっとストレートだ。「正論キャラ」は、より真っすぐに、視聴者が普段思っているが言えないことを口にする。少なくとも、2014年6月現在の坂上忍は、そういった存在である。 『超!怒られた発表会』で、坂上忍は受ける側のポジションである。「被害者」の言い分を聞き、その上で、理詰めで彼らを「正論」によって説得する。あくまでもフラットな立ち位置を崩さない。だがこの番組の中で、坂上忍は一度だけ、本気のテンションで怒る姿を見せる。その相手は富田マネジャーである。富田マネジャーが坂上忍に対する言わば愚痴を言う際、緊張して顔がにやけたふうに見えるのだが、そこで初めて坂上忍は立ち上がってこう怒るのだ。 「大事な問題のときに、なんでお前そうやってヘラヘラ言えるんだよ!」 これは明らかに「毒舌キャラ」の言葉ではない。むしろ、坂上忍本人の心からの叱責だと言って間違いないだろう。これを聞いて、溜飲を下げる中年以上の社会人は少なくないはずだ。思っているが、言えない。昨今の社会事情や立場を考えてしまい、たとえば会社の部下に対して言えないことを坂上忍が言ってくれている。だからこそ、坂上忍はいまこの時代に必要とされているのだ。「正論」を直接言えない時代だからこそ、坂上忍という「正論キャラ」が求められているのだと言ってもよい。 そう。坂上忍の発言は、芸能界というムラの中での「キャラ」から発せられるものではなく、むしろ大きな社会から「正論」を怒鳴る。これは我々視聴者に対して、坂上忍が子役を叱って育てるという生業をほかに持っているというイメージも大きく加担しているだろう。坂上忍は芸能界にいながらも、芸能界の住民ではないというイメージ。この人は芸能界だけではなく、通常の社会とちゃんと接しているのだというイメージだ。だからこそ、その言葉には説得力があり、明日からもまた、坂上忍は「正論」を口にし続けるだろう。「正論」が直接口に出しにくくなった現代の日本社会が生んだ徒花。それが坂上忍なのである。 【検証結果】 坂上忍はタレントとして、かなり異質な存在である。「かつての天才子役」「苦渋をなめた経験がある」「ギャンブル好きの無頼漢」そして「現在は子役に対しての教育者」と、数々の歴史と顔を持つ。それらすべての要素が「正論」を述べるためにプラスに働いていて、それが時代から要請される形で、今の坂上忍の状況がある。少なくとも今後数年は、この日本社会のギスギスした感じはなくならないであろうことを考えると、本人が望む限り、この坂上忍という現象はかなり長く続くことが予想される。みのもんたの後を継ぐ形で、朝のニュース番組のメインキャスターに坂上忍が立つ未来は、案外早く到来するのではないか。 (文=相沢直) ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは @aizawaaa撮影=梅木麗子
USA、エッチ画像を漁るのは当然!? EXILEの鉄の掟「女遊びNG」の真意
EXILE公式サイトより
EXILEメンバーのUSAが、自身のTwitterアカウントで猥褻な画像を「お気に入り登録」したことが話題になっている。登録は現在削除されているが、USAが登録した“口淫写真”は、現在もネット上で拡散され続けている。
「すぐにニュースサイトでは、『誤操作か』『アカウント乗っ取り!?』などと伝えられることに。しかし乗っ取りであれば、不正アクセスという歴とした犯罪行為に当たるため、すぐに対策やコメントを出すはず。たまたま見ていたエッチ画像を、間違ってお気入り登録してしまったといったところでしょう」(芸能ライター)
サッカーW杯で痴漢続出の渋谷で、風俗業界も便乗中!? 「痴漢プレイ」アピール店も
サッカーW杯のコートジボワール戦が行われていた日曜午前、グラウンド上に負けないぐらい熱かったのは風俗店だった。 「当日午前10時からタイムサービス半額!」 「初回お試し20分2000円!」 都内の風俗店ではW杯の狂騒に負けじと、激安サービスが行われていた。値段だけではなく、試合が盛り上がっている時間帯は客がいつもより少ないためか「通常は予約を入れないと遊べないナンバーワンの女性も指名できた」という報告が続々。 「4年前のW杯では、これほどのサービスは行われていなかった」と話すのは風俗ライターだ。 「今年は勝負に出た感じがありますね。デリヘル店でも『W杯日本戦の時間に予約を入れた方は、次回無料』なんて打ち出していて、電話がつながらない状態でした。こうしたタイムサービスは、常連客の間では事前情報がやりとりされるので、地方からわざわざ東京に出てきた客もいました」(同) オタク向け風俗が熱い秋葉原でも、その傾向は同じだ。 「最近は、女子高生コスプレを売りにした違法なJK風俗店の摘発が相次いでいるので、きちんと法律を守ってやっている風俗店が巻き返していますよ。こちらではオタク心をくすぐる工夫があって、日本が勝てば10分延長とか、1点ゲットするごとに1,000円値引きとかいう企画も見かけました」(同) ただ、次回20日のギリシャ戦は試合時間が午前7時とあって「早朝サービスをやるには時間が早すぎる」と、リアルタイムで盛り上げる企画はなさそうだという。 「どっちにしてもW杯開催日の前後は客が減る傾向もあるので、なんらかの特典を付けたいという店は多い」(同) スクランブル交差点が痴漢続出の大暴動となった渋谷では、そこに目を付けた風俗店が「痴漢プレイ」を大きく打ち出すようになったり、また「サッカーのユニフォームを着た応援プレイ」などW杯にかこつけた企画が目立ち始めている。 まさに風俗界にとっても「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」という具合だが、浮かれてばかりはいられないのは「よく知らないでウラ風俗店に入ってしまい、ぼったくりの被害に遭ったりすること。万一、プレイ最中に捜査官に踏み込まれたら、恥ずかしい思いをすることになる」と前出ライター。「街頭で呼びかけてくるようなものや違法な立て看板で客寄せする怪しい店には近寄らないように」という。 最初は楽しそうだと油断して大変な目に遭う、“逆転負け”だけは避けたい。 (文=ハイセーヤスダ)スクランブル交差点
ヒロミが『ロンハー』で語った「スタッフと揉めたから」は大ウソ!? 芸能界を干された“ヤバすぎる理由”とは?
現在再ブレーク中のヒロミが、17日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、2004年に芸能界からフェードアウトした理由を語った。 ヒロミといえば、大御所にもタメ口をきき、ビートたけしを「オジさん」と呼ぶなどラフな芸風で人気を集め、レギュラー番組10本を抱えていた最盛期の最高月収は、6,000万円。しかし、堺正章と7年半司会を務めた『発掘!あるある大事典』(フジテレビ系)の降板をきっかけに、テレビから姿を消してしまった。 ヒロミは降板した経緯を、スタッフから「もうちょっとソフトにできない?」「頭叩くのはどうだろう」などと注意され始めたため、「なら、俺やめてもいいよ」と開き直ったところ、すんなりと降板が決まってしまったと説明。その時ヒロミは、「(テレビは)もういいかな」とあっさり退くことを決め、6~7年間は「飽きるまで遊んでいた」という。 ちまたでは長年、「堺正章を激怒させたため」だとウワサされ続けてきたヒロミ。今回、「スタッフと揉めたから」だと明かされたが、裏事情を知る人物は「もっとヤバイ事情が隠されている」と話す。 「当時、ヒロミはある芸能界の重鎮を女性絡みのトラブルで怒らせ、その筋の人たちから追い込みをかけられていた。さらに『番組を降りなければ、マスコミにリークする』を脅され、芸能界からフェードアウトせざるを得なかった。最近、ヒロミが復活できたのは、相手側となんらかの手打ちがあったからでしょう」(同) ヒロミの口から、本当の理由が語られる日は来るのだろうか?ビィーカンパニー公式サイトより
ヒロミが『ロンハー』で語った「スタッフと揉めたから」は大ウソ!? 芸能界を干された“ヤバすぎる理由”とは?
現在再ブレーク中のヒロミが、17日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、2004年に芸能界からフェードアウトした理由を語った。 ヒロミといえば、大御所にもタメ口をきき、ビートたけしを「オジさん」と呼ぶなどラフな芸風で人気を集め、レギュラー番組10本を抱えていた最盛期の最高月収は、6,000万円。しかし、堺正章と7年半司会を務めた『発掘!あるある大事典』(フジテレビ系)の降板をきっかけに、テレビから姿を消してしまった。 ヒロミは降板した経緯を、スタッフから「もうちょっとソフトにできない?」「頭叩くのはどうだろう」などと注意され始めたため、「なら、俺やめてもいいよ」と開き直ったところ、すんなりと降板が決まってしまったと説明。その時ヒロミは、「(テレビは)もういいかな」とあっさり退くことを決め、6~7年間は「飽きるまで遊んでいた」という。 ちまたでは長年、「堺正章を激怒させたため」だとウワサされ続けてきたヒロミ。今回、「スタッフと揉めたから」だと明かされたが、裏事情を知る人物は「もっとヤバイ事情が隠されている」と話す。 「当時、ヒロミはある芸能界の重鎮を女性絡みのトラブルで怒らせ、その筋の人たちから追い込みをかけられていた。さらに『番組を降りなければ、マスコミにリークする』を脅され、芸能界からフェードアウトせざるを得なかった。最近、ヒロミが復活できたのは、相手側となんらかの手打ちがあったからでしょう」(同) ヒロミの口から、本当の理由が語られる日は来るのだろうか?ビィーカンパニー公式サイトより
『弱くても勝てます』が浮き上がらせた、“等身大”を演じる嵐・二宮和也に迫る課題
『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)
『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)は生徒のほとんどが東大を目指す進学校・小田原城徳高校の弱小野球部が、甲子園を目指す姿を描いた異色の青春ドラマだ。主演は『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)以来、3年半ぶりの連ドラとなる嵐の二宮和也。
二宮が演じるのは、勤務していた研究所が1年間休業するため、生物の教師として母校に赴任することとなった田茂青志。かつて野球で挫折した青志は、自分と似た境遇にいる弱小野球部の生徒たちに「弱くても、勝てる」ことを証明するため、野球部の監督になる。
大人気の炭酸美容コスメ、“高濃度”じゃないと意味ナシ!? ブームのカラクリとは
山田優公式ブログより
山田優が愛用していることから、巷で注目を集めている炭酸ミスト「インビィカーボミスト」。ブログで山田が「顔の輪郭がぐいっと引きあがった! フェイスラインが引き締まるので、朝起きてムクんでる日には、すぐれもの!」とつづったことが美容フリークの間で話題になり、現在、全国のドラッグストアやバラエティショップのスキンケア部門で売り上げ1位を獲得してるんだそう。ショップでも目立つところに置かれているから、パッケージに見覚えがある人もいるのでは?
しかし、洗顔フォームやパックなど数ある炭酸コスメの中で、なんでインビィカーボミスト」がこれだけ売れてるのか? なんだか気になり、手に取って実際に数日間使用してみました。まず、実感できたのは肌がワントーン明るくなったこと。睡眠不足でくすんだ肌色にも、華やぎが生まれました! 肌のキメも整った感触で、ゴワつきが気になっていた顎の辺りも手で触れるとしっとりしています。なにより、酒で慢性的に浮腫んでいる輪郭が使った数日の間でハッキリしてきたことに驚きました。なるほど、これが“高濃度”炭酸コスメの魅力なんですね!
「ファンクラブは球団の写し鏡!?」10年間プロ野球全球団のファンクラブに入り続けた男の軌跡
かつてよりもその人気が低迷しているとはいえ、やっぱり日本人は野球好き。今年も、大注目“二刀流”大谷翔平(北海道日本ハム)の投打にわたる活躍や、広島カープ23年ぶりのリーグ優勝なるか!? などなど、セパともに話題沸騰中だ。そんな野球ファンたちの中でも、ノンフィクションライターである長谷川晶一氏の活動は類を見ない。先日上梓した新刊『プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!』(集英社)のタイトル通り、すべての球団のファンクラブに10年にわたって入り続けているのだ! ヤクルトファンだった彼が、12球団のファンクラブに入ったのは2004年の終わり。この直前、オリックスと近鉄が合併され、新たに東北楽天ゴールデンイーグルスが創設されるなど、球団再編の嵐が吹き荒れた。さらに、史上初のストライキが断行され、「ファンサービスとは何か?」という議論が噴出。くしくもその年、長年ヤクルトファンクラブに入っていた長谷川氏は、ファンクラブに対する不信感を感じ始めていたのだった。「なぜ、こんなに特典がしょぼいのか?」「他の球団のファンクラブでは、どんな特典があるのか?」――。 10年間で63万円もの私財をつぎ込み、前人未到の(たぶん)ファンクラブ人生を歩んできた長谷川氏を直撃すべく待ち合わせ場所に向かうと、挨拶代わりに、ユニークなファンクラブグッズが次々と飛び出してきた! ――えっと……このユニフォームは……? 長谷川 広島カープがファンクラブ会員のために作った、オリジナルグッズの「カオシマ」ユニフォームです。ホームで着るユニフォームと、ビジターで着るユニフォームをつなぎ合わせたところ、「Carp」と「Hiroshima」が結合されて、「Caoshima」という意味がわからないユニフォームが出来上がってしまったんです。あまりに好きすぎて、「ヤフオク!」で、もう1着購入してしまいました。この布地を触ってみてくださいよ! ――ペラッペラですね……。 長谷川 でしょ!! おそらく1回洗ったらダメになってしまうくらいの品質の悪さ。怖くて洗濯もできません。また、カープでは、「タオルポンチョ」なるグッズも作っています。タオルに穴を開けてポンチョにしたものなんですが、全然吸水性がない。いったいどうやって使えばいいんだか……。僕はこういうカープグッズを「カープクオリティ」と名づけて大絶賛しています。 ――のっけからすごいグッズが登場しますね。本に紹介されていた楽天の「カラスコマスク」も、野球とは関係がなく、使い道がさっぱりわからない逸品です。 長谷川 これを身に着けていると、本当に痛い野球マニアっぽいですよね(笑)。楽天ではこのほかに、ラジコンヘリも特典にしています。これがまた、なかなか飛ばなくて……。 ――なんでこんなもの作っちゃったんですかね(笑)。ほかの球団のグッズも、こんなにユニークなんですか? 長谷川 巨人はタカラトミーとコラボしてジャイアンツユニフォームを着た「黒ひげ危機一発」を付けていますし、ドラゴンズでは、スタジオジブリとコラボしたぬいぐるみを作っています。ジブリの鈴木(敏夫)プロデューサーによれば、このキャラのモデルは落合(博満)GMということです。 ――これが、落合さん……。各球団、趣向を凝らして、さまざまなグッズを作っているんですね。 長谷川 ファンクラブは、その球団らしさを如実に反映します。西武やロッテ、楽天、巨人などでは予算も潤沢で、センスもいいし、力も入っている。中日は予算があるはずなのに、いかんせんデザインが古臭い。カープには予算の面で制約があるから、カープクオリティという独自の進化を遂げたんです(笑)。 ――本にも書いてあった通り、これまで親会社のゴタゴタに振り回され、ファンクラブも迷走を続けていたベイスターズのここ3年間の躍進は、感動的ですらありますね。 長谷川 昨年末に募集要項を見て、我が目を疑いました。これまでは、5000円で会員証が1枚だけという年もあったのに、今年は3000円で観戦チケット2枚と、アースミュージック&エコロジーとコラボしたバッグとポーチ、さらに球場に足を運べばさまざまなグッズがもらえるようになったんですよ! ――長谷川さんの家には、いったいどれくらいファンクラブグッズがあるんですか? 長谷川 ユニフォームやバッグなどで300点くらい、ピンバッジやカードなども入れると800点は下らないと思います。送られてきたグッズは積極的に使うようにしていて、西武ライオンズのパーカーを着て、オリックスのバッグを持ち、中日の帽子をかぶっているなんていうこともしょっちゅうです。 ――どこのファンだか全然わかりません! でも、ファンクラブに入ると、数千円の入会金でユニフォームやバッグなどがもらえちゃうって、かなりコスパがいいですよね。 長谷川 球団の人に話を聞いたんですが、各球団ともファンクラブで儲けようとは思っていないんです。ファンクラブに入る熱狂的な人々をリスト化できるだけでも球団としてはメリットになりますし、球場に足を運んでもらうことは、飲食や物販の売上向上にもつながります。そういった部分を見越して、各球団では豪華なファンクラブグッズを作成しているんです。 ――なるほど。そもそも長谷川さんはなぜ、「12球団のファンクラブに入る」という活動を10年間も続けてこられたんですか? 長谷川 子どもの頃からヤクルトのファンクラブには入会していて、会報が届いたり、開幕前にファンクラブグッズが届くのを楽しみにしていました。12球団のファンクラブに入れば、これが単純計算で12倍になる。毎日のようにメールや手紙が届くのがたまらないんです! もしも、この活動をやめてしまったら、喪失感に襲われそうで怖いですね ――もはや依存症……。 長谷川 ファンクラブジャンキーなんです(笑)。 ――ただ、好きじゃないチームにも、お金を払ってファンクラブに入り続けるというのは、なかなかできることじゃありません。 長谷川 いまや、マザー・テレサやガンジーのように、博愛の気持ちで野球界を見守っているから大丈夫です! 初めはアンチ巨人だったので、ヤクルトファンとしては巨人のファンクラブに入会することに抵抗がありました。それでも、巨人のグッズはクオリティが高く、アンチの気持ちが和らいでしまう。金で魂を買われているような気がして、背徳感がありました……。 それが変化したのが2011年。巨人のファンクラブから開幕戦の観戦チケットをもらったんですが、それが震災のために中止になってしまったんです。その時、丁寧な詫び状とともに、ボールペンが送られてきて、巨人という球団の素晴らしさを実感しました。無料でもらったチケットで、しかも巨人のせいで中止になったわけじゃないのに、こんなにしっかりとした対応ができるなんて……。その時、意固地になっている自分の小ささに気づき、「いいものはいい」と認めようと思えたんです。 ――各球団では、ファンクラブ会員にグッズの送付のほかにも、ファンクラブ限定のイベントなども開催していますね。 長谷川 西武やオリックスでは試合後のグラウンドをファンに開放して、OBの選手がノックをするイベントを企画しています。かつての有名選手が「ナイスキャッチ!」と声援を送ってくれるんですよ。また、他球団でも新入団選手の記者会見への招待や、キャンプ見学、始球式やホームランを打った選手に対する花束贈呈などのイベントが用意されています。 ――なかなか楽しそうですね。では、長谷川さんが考える「いいファンクラブの条件」というのは? 長谷川 僕の勝手な思いですが、無料の観戦特典、グッズの品質や品数、サイン会や撮影会などの触れ合い系イベント、ノックやグラウンド見学などの体験系のイベントが満遍なくそろっているのが、最もいいファンクラブだと思います。例を挙げると、オリックスはもらえるグッズはほかに比べて少ないんですが、球場に行けば、たくさんの来場特典があり、さらにさまざまなイベントを行っています。僕は東京在住のため、京セラドームにしょっちゅう行くことができず、なかなか恩恵を受けられないんですが……。もしも大阪在住だったら、一番好きになっちゃうかもしれないファンクラブですね。 ――“球界のマザー・テレサ”として、ファンクラブを見続けてきた長谷川さんが考える「真のファンサービス」とは? 長谷川 球場に来たお客さんを、満足して帰らせることです。スポーツなので、ボロ負けすることもあるし、応援している選手が活躍しないこともあります。それでも「楽しかった」と思わせるために、試合とは別の満足感を与えることが大事なのではないかと思うんです。それは、思い出でもいいし、ピンバッジでもいい、体験イベントでもいい。お客さんを手ぶらで帰さずに何かを持ち帰ってもらって、「また球場に来たい」と思わせることが一番のファンサービスなのではないかと思います。このチャレンジは今後も続けて、20年目で第2弾を出せたらいいですね。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])“ファンクラブジャンキー”長谷川晶一氏。
●はせがわ・しょういち
1970年5月13日生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務を経て、03年にノンフィクションライターに。04年よりプロ野球12球団のファンクラブすべてに入会する試みを始め、14年まで10年連続で継続中。現在、「12球団ファンクラブ評論家」の肩書で商標出願中。
●発売記念イベント
長谷川晶一×菊地選手(ナックルボールスタジアム)トークバトル&サイン会
6月25日(水)
開場18:30/スタート19:00
芳林堂書店高田馬場店8F
詳細はこちら<http://www.horindo.co.jp/2014/05/1295/>
「ファンクラブは球団の写し鏡!?」10年間プロ野球全球団のファンクラブに入り続けた男の軌跡
かつてよりもその人気が低迷しているとはいえ、やっぱり日本人は野球好き。今年も、大注目“二刀流”大谷翔平(北海道日本ハム)の投打にわたる活躍や、広島カープ23年ぶりのリーグ優勝なるか!? などなど、セパともに話題沸騰中だ。そんな野球ファンたちの中でも、ノンフィクションライターである長谷川晶一氏の活動は類を見ない。先日上梓した新刊『プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!』(集英社)のタイトル通り、すべての球団のファンクラブに10年にわたって入り続けているのだ! ヤクルトファンだった彼が、12球団のファンクラブに入ったのは2004年の終わり。この直前、オリックスと近鉄が合併され、新たに東北楽天ゴールデンイーグルスが創設されるなど、球団再編の嵐が吹き荒れた。さらに、史上初のストライキが断行され、「ファンサービスとは何か?」という議論が噴出。くしくもその年、長年ヤクルトファンクラブに入っていた長谷川氏は、ファンクラブに対する不信感を感じ始めていたのだった。「なぜ、こんなに特典がしょぼいのか?」「他の球団のファンクラブでは、どんな特典があるのか?」――。 10年間で63万円もの私財をつぎ込み、前人未到の(たぶん)ファンクラブ人生を歩んできた長谷川氏を直撃すべく待ち合わせ場所に向かうと、挨拶代わりに、ユニークなファンクラブグッズが次々と飛び出してきた! ――えっと……このユニフォームは……? 長谷川 広島カープがファンクラブ会員のために作った、オリジナルグッズの「カオシマ」ユニフォームです。ホームで着るユニフォームと、ビジターで着るユニフォームをつなぎ合わせたところ、「Carp」と「Hiroshima」が結合されて、「Caoshima」という意味がわからないユニフォームが出来上がってしまったんです。あまりに好きすぎて、「ヤフオク!」で、もう1着購入してしまいました。この布地を触ってみてくださいよ! ――ペラッペラですね……。 長谷川 でしょ!! おそらく1回洗ったらダメになってしまうくらいの品質の悪さ。怖くて洗濯もできません。また、カープでは、「タオルポンチョ」なるグッズも作っています。タオルに穴を開けてポンチョにしたものなんですが、全然吸水性がない。いったいどうやって使えばいいんだか……。僕はこういうカープグッズを「カープクオリティ」と名づけて大絶賛しています。 ――のっけからすごいグッズが登場しますね。本に紹介されていた楽天の「カラスコマスク」も、野球とは関係がなく、使い道がさっぱりわからない逸品です。 長谷川 これを身に着けていると、本当に痛い野球マニアっぽいですよね(笑)。楽天ではこのほかに、ラジコンヘリも特典にしています。これがまた、なかなか飛ばなくて……。 ――なんでこんなもの作っちゃったんですかね(笑)。ほかの球団のグッズも、こんなにユニークなんですか? 長谷川 巨人はタカラトミーとコラボしてジャイアンツユニフォームを着た「黒ひげ危機一発」を付けていますし、ドラゴンズでは、スタジオジブリとコラボしたぬいぐるみを作っています。ジブリの鈴木(敏夫)プロデューサーによれば、このキャラのモデルは落合(博満)GMということです。 ――これが、落合さん……。各球団、趣向を凝らして、さまざまなグッズを作っているんですね。 長谷川 ファンクラブは、その球団らしさを如実に反映します。西武やロッテ、楽天、巨人などでは予算も潤沢で、センスもいいし、力も入っている。中日は予算があるはずなのに、いかんせんデザインが古臭い。カープには予算の面で制約があるから、カープクオリティという独自の進化を遂げたんです(笑)。 ――本にも書いてあった通り、これまで親会社のゴタゴタに振り回され、ファンクラブも迷走を続けていたベイスターズのここ3年間の躍進は、感動的ですらありますね。 長谷川 昨年末に募集要項を見て、我が目を疑いました。これまでは、5000円で会員証が1枚だけという年もあったのに、今年は3000円で観戦チケット2枚と、アースミュージック&エコロジーとコラボしたバッグとポーチ、さらに球場に足を運べばさまざまなグッズがもらえるようになったんですよ! ――長谷川さんの家には、いったいどれくらいファンクラブグッズがあるんですか? 長谷川 ユニフォームやバッグなどで300点くらい、ピンバッジやカードなども入れると800点は下らないと思います。送られてきたグッズは積極的に使うようにしていて、西武ライオンズのパーカーを着て、オリックスのバッグを持ち、中日の帽子をかぶっているなんていうこともしょっちゅうです。 ――どこのファンだか全然わかりません! でも、ファンクラブに入ると、数千円の入会金でユニフォームやバッグなどがもらえちゃうって、かなりコスパがいいですよね。 長谷川 球団の人に話を聞いたんですが、各球団ともファンクラブで儲けようとは思っていないんです。ファンクラブに入る熱狂的な人々をリスト化できるだけでも球団としてはメリットになりますし、球場に足を運んでもらうことは、飲食や物販の売上向上にもつながります。そういった部分を見越して、各球団では豪華なファンクラブグッズを作成しているんです。 ――なるほど。そもそも長谷川さんはなぜ、「12球団のファンクラブに入る」という活動を10年間も続けてこられたんですか? 長谷川 子どもの頃からヤクルトのファンクラブには入会していて、会報が届いたり、開幕前にファンクラブグッズが届くのを楽しみにしていました。12球団のファンクラブに入れば、これが単純計算で12倍になる。毎日のようにメールや手紙が届くのがたまらないんです! もしも、この活動をやめてしまったら、喪失感に襲われそうで怖いですね ――もはや依存症……。 長谷川 ファンクラブジャンキーなんです(笑)。 ――ただ、好きじゃないチームにも、お金を払ってファンクラブに入り続けるというのは、なかなかできることじゃありません。 長谷川 いまや、マザー・テレサやガンジーのように、博愛の気持ちで野球界を見守っているから大丈夫です! 初めはアンチ巨人だったので、ヤクルトファンとしては巨人のファンクラブに入会することに抵抗がありました。それでも、巨人のグッズはクオリティが高く、アンチの気持ちが和らいでしまう。金で魂を買われているような気がして、背徳感がありました……。 それが変化したのが2011年。巨人のファンクラブから開幕戦の観戦チケットをもらったんですが、それが震災のために中止になってしまったんです。その時、丁寧な詫び状とともに、ボールペンが送られてきて、巨人という球団の素晴らしさを実感しました。無料でもらったチケットで、しかも巨人のせいで中止になったわけじゃないのに、こんなにしっかりとした対応ができるなんて……。その時、意固地になっている自分の小ささに気づき、「いいものはいい」と認めようと思えたんです。 ――各球団では、ファンクラブ会員にグッズの送付のほかにも、ファンクラブ限定のイベントなども開催していますね。 長谷川 西武やオリックスでは試合後のグラウンドをファンに開放して、OBの選手がノックをするイベントを企画しています。かつての有名選手が「ナイスキャッチ!」と声援を送ってくれるんですよ。また、他球団でも新入団選手の記者会見への招待や、キャンプ見学、始球式やホームランを打った選手に対する花束贈呈などのイベントが用意されています。 ――なかなか楽しそうですね。では、長谷川さんが考える「いいファンクラブの条件」というのは? 長谷川 僕の勝手な思いですが、無料の観戦特典、グッズの品質や品数、サイン会や撮影会などの触れ合い系イベント、ノックやグラウンド見学などの体験系のイベントが満遍なくそろっているのが、最もいいファンクラブだと思います。例を挙げると、オリックスはもらえるグッズはほかに比べて少ないんですが、球場に行けば、たくさんの来場特典があり、さらにさまざまなイベントを行っています。僕は東京在住のため、京セラドームにしょっちゅう行くことができず、なかなか恩恵を受けられないんですが……。もしも大阪在住だったら、一番好きになっちゃうかもしれないファンクラブですね。 ――“球界のマザー・テレサ”として、ファンクラブを見続けてきた長谷川さんが考える「真のファンサービス」とは? 長谷川 球場に来たお客さんを、満足して帰らせることです。スポーツなので、ボロ負けすることもあるし、応援している選手が活躍しないこともあります。それでも「楽しかった」と思わせるために、試合とは別の満足感を与えることが大事なのではないかと思うんです。それは、思い出でもいいし、ピンバッジでもいい、体験イベントでもいい。お客さんを手ぶらで帰さずに何かを持ち帰ってもらって、「また球場に来たい」と思わせることが一番のファンサービスなのではないかと思います。このチャレンジは今後も続けて、20年目で第2弾を出せたらいいですね。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●はせがわ・しょういち 1970年5月13日生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務を経て、03年にノンフィクションライターに。04年よりプロ野球12球団のファンクラブすべてに入会する試みを始め、14年まで10年連続で継続中。現在、「12球団ファンクラブ評論家」の肩書で商標出願中。 ●発売記念イベント 長谷川晶一×菊地選手(ナックルボールスタジアム)トークバトル&サイン会 6月25日(水) 開場18:30/スタート19:00 芳林堂書店高田馬場店8F 詳細はこちら<http://www.horindo.co.jp/2014/05/1295/>“ファンクラブジャンキー”長谷川晶一氏。







