
誰でも簡単に作れる手作りデザートです!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!
100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという試みの第6回。
お正月用品はすでに撤去され、早くもバレンタイン商戦が始まっているようなので、私もデザートでも作ってみることにしよう。レシピのベースとなるのは、あの黒柳徹子さんのチョコレートケーキだ。
黒柳さんのオリジナルは、マリービスケット、生クリーム、チョコレートソース、牛乳で作るようだが、今回は100円ショップの商品棚をじっくりと眺めた結果、ちょっと材料をアレンジし、ティラミス風ブッシュ・ド・ノエルにチャレンジしてみることにした。

片手でギリギリ持てました。
まずはクリームを作るために、プレーンヨーグルトをコーヒー用フィルタで水切りする。
これで普通のヨーグルトが一気にクリームチーズっぽくなるのだが、低脂肪タイプでも大丈夫だろうか?

コーヒー用フィルタに乗せて、数時間放置するだけ。
ヨーグルトのラベルの裏に、「乳清をすてないでください!」とデカデカ書かれていたが、捨てるわけではなく、分離させるだけなんだと、心の中で言い訳をする。
下にたまった乳清は、砂糖を入れて飲んだら、薄いヤクルトみたいでおいしかった。

なんかごめん!
涙ながらに乳清と分離させたヨーグルトは、低脂肪にもかかわらずクリームチーズっぽくなってくれた。普通のヨーグルトに比べると、ちょっと柔らかいような気もするが。
舐めてみると、無糖なので当然だが、甘さゼロだったので、これにたっぷりと砂糖を加えて練る。

ブラウンシュガーにしてみました。
続いては、クッキーをティラミスラテという謎の乳飲料にさっと浸してから、ヨーグルトクリームを塗りつつ重ねていく。
クッキーはマリービスケットが売っていなかったので、適当なチョコチップクッキーを使用。
牛乳ではなくティラミスラテを使うので、きっとティラミス風のケーキになってくれるはず。

飲んだらほとんどココアの味だったけど。
何段か重ねていくうちに、下の方がふやけて少し崩れてきてしまった。
どうやらクッキーを浸す時間は、一瞬でよかったらしい。

賽の河原ごっこができるよ!
適当な高さまで積み上げたら横向きにして、ヨーグルトクリームを全体に塗りたくる。
フォークを使って木目っぽいものを作ったら、なんとなくブッシュ・ド・ノエルになるかなと思ったが、そうでもなかった。

なんか変!
茶色いチョコレートクリームを使うからこそのブッシュ・ド・ノエルなわけで、白いクリームだと雪を連想させるため、そこに木目を刻んでも違和感があるだけか。
そこでココアパウダーを上から振りかけたら、なんとなくそれっぽくなってくれた。
そういえば、ティラミスといえばココアパウダーだ。

なんか違うけど、まあいいか
白と茶色の使い方が普通と逆なので、丸太に雪が積もっているというよりも、白い壁に茶色い屋根の家になってしまった。
期せずして、お菓子の家の完成である。

バレンタインが近いのに、おっさんが作っていてすみません!
これを冷蔵庫で一晩寝かせて、クッキーがなじんでから食べてみると、確かになんとなくティラミスっぽい仕上がりとなってくれた。
ティラミスラテではなく、濃い目のコーヒーを使ってもよかったかな。そしてもっとヨーグルトクリームが多くてもよかったかも。

ココアパウダーをかけて正解だったみたい。
これ、言われなければ、ヨーグルトで作ったとはバレない気がする。
甘さ控えめで作れるし、生クリームが苦手な人へのプレゼントにいいかもしれない。
「ヨーグルトの酸味があるから、スウィーツではなく酸っぱウィーツ!」
ということで、バレンタインにおすすめです。
もしココアがなかったら、ミロでもかけてあげてください。
(文=玉置豊)