またもや情弱が血祭りに上げられる! Twitterで視聴した動画が自動投稿される「Plays Now」に注意

pn01.jpg  10月14日、視聴した動画のタイトルをツイートするサービスが広まり始めた。「plays "~動画タイトル~" liveplaylist.net/playsnow/html5~」といった本文なのだが、そのURLをクリックすると「Plays Nowがあなたのアカウントを利用することを許可しますか?」という認証画面が開く。ここで許可をすると「LivePlay」という動画サイトが表示され、視聴した動画のタイトルが投稿されるようになるのだ。  現在、このサービスがウィルスのように爆発的に広まっている。有名人や教師、アニメの公式アカウントまで、根こそぎ引っかかり、エロ動画やグロ動画の視聴履歴を全世界に公開することになった。しかも、連続して視聴すると、どれだけ必死になっているかも丸わかり。アニメの公式アカウントは「関係者の操作ミス」として謝罪。多くの人たちは、該当ツイートを削除するだけでなく、Twitterから退会するはめになった。 pn03.jpg  「Plays Now」アカウントと連携する際、明確に「ツイートする」という動作の許可を求められており、それに同意しているのだから、これは不正アクセスの類ではない。個人情報が漏洩した、と怒るのは情弱の極みだ。騒ぎと関係ない人たちにとっては笑って終わりだが、当人は永遠に名前と動画タイトルのセットがネットに残ってしまう一大事だ。  もし「Plays Now」と連携してしまったら、すぐに解除しよう。Twitterのホーム画面から設定を開き、「アプリ連携」を表示。その中から「Plays Now」の「許可を取り消す」をクリックすればよい。スマホ版では表示されないので、PCで操作しよう。どうしてもスマホで連係を解除するなら、ブラウザアプリの「Chrome」であればPC版を表示できる。 pn02.jpg  「plays」で検索をかけると、顔と本名を出したアカウントが18日現在でも大量に見つかる。しばらく騒動は収まりそうにない。SNSを運用するにあたり、最低限のITリテラシーを持っていないと、人生を狂わすことになるので注意していただきたい。

ビッグダディが今、ブログ更新よりも熱心に取り組むべきアノお仕事

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林下清志(ビッグダディ)公式ブログより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ブログに漂う闇鍋感
 先週、この欄で取り上げたビッグダディのブログ。ほぼ毎日更新と、熱心な取り組みようである。さては……ヒマだな。そしてその内容にも変化が。「大勢の子どもを連れて深夜病院に面会に行き、断られて逆上」等のキレッキレのエピソードを、それとはまったく関係ないストーリーの例のほのぼのマンガを挟んで載せている。カオス!! あと「レシピ本」と銘打って、節約料理の数々を紹介。もう、何でもいいからとりあえず引っかかりそうなモノはすべてブッ込んでみた、という手当たり次第の闇鍋感。「レシピ本」て、今から書籍化する気まんまんだな。「自薦」というものの恥ずかしさを久々に見た思い。

 元嫁が楽しそうにあぶく銭稼いでるのを横目に、今さら和民でバイトってワケにもいかないし、オレも何とか打ち出の小槌。でもなぁ、このブログそんなに化けないと思うよ。雑念は捨て、ほのぼのマンガ1本に絞った方がいい。あと、和民でも働いた方がいい。「顔も知られてるのに、今さら!」なんて思ってるの本人だけで、みんな何の違和感もなくスッと受け入れるから。別に和民限定じゃなくてもいいんだけど。何か顔が「和民」な感じだったから。「笑笑」よりも。

ロンブー淳の結婚は対岸の火事!? 結婚したい女の心を惑わせる“圧力”とは

【messyより】

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教えて、ジェーン・スーさん!

 作詞家、ラジオパーソナリティ、コラムニスト、さまざまな分野で活躍しているジェーン・スーさん。「10匹のコブタちゃん」での、歯に衣着せぬズバズバトークを耳にしたことのある人もいるのでは? そんなジェーン・スーさんが10月12日に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)を上梓しました。

【前編はこちら!】

■結婚は上がりじゃない。「旦那が働けなくなったら……」は“if”じゃなく“when”

 先日、「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」を友人の既婚者女性に読ませたところ、実は「思い当たる箇所がいっぱいあるよ……」と落ち込んでいたんです。既婚者も愚行を繰り返しているということは、既婚者と未婚のプロたちの違いって何なんですか?

ジェーン・スー(以下、ジェーン)「結婚によって人生が劇的に変化したり、自分のステージが上がったりすると思っているか否かじゃないでしょうか? 結婚できる人は、結婚は今の生活の延長線上にあることを無自覚にでも知っているんですよ」

 ああ、少なくとも既婚者の友人は、私のように「将来に一縷の不安も抱かせない完璧な男と、結婚しようと思っている」(18番)なんてことはなかったし、中でも「結婚とは、不安定な城を持つ者同士が、一緒に自分たちの城を作っていくこと」(7番)という記述には、深くうなずいていました。

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視聴率3.6%まで落ちた『あさきゆめみし』は、女優・前田敦子の「黒歴史」確定か!?

maedaatsuko1018.jpg  元AKB48・前田敦子主演の時代劇『あさきゆめみし~八百屋お七異聞』(NHK/木曜20:00~)の第5話が17日に放送され、平均視聴率3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最低を記録した。  同作は、お七が恋人に会いたい一心で放火事件を起こし、火刑に処された1683年の実話「八百屋お七の放火事件」を描いた悲恋時代劇。第5話では、父・喜兵衛(中村雅俊)に隠し子がいることが分かり、喜兵衛は家出し行方不明に。また、大みそか、お七(前田)は想いを寄せる吉三(池松壮亮)に会いに行くが、夜空には火の手が上がっていた……。  初回では、14歳を演じていたためか、すっぴん風メイクだった前田。視聴者から「かわいくない」「ダウンタウンの浜田にしか見えない」などと非難が殺到したが、最近の放送ではきちんと化粧が施されているため、そういった声は少なくなってきた。  また、前田の演技力については、相変わらず「声が小さく、セリフが聞き取りにくい」「演技力がなく、出演者の中で1人だけ浮いてる」「前田がしゃべると話が止まる」といった批判は多い。しかし一方で、「回を追うごとに上手になってきた」「セリフが聞き取れるようになった」「表情がみるみるよくなってる」などと、擁護する声も明らかに増えている。  さらに、「お七は前田さんしか考えられない」「かわいそうな主人公の役にぴったり」「困った顔や、悲しい表情が似合う」「元アイドルというだけで毛嫌いする人がいるが、私は彼女が適任だと思う」と、ハマリ役だとする視聴者も増えているようだ。 「視聴率をあまり気にしないといわれるNHKですが、さすがにゴールデンタイムで3%台はコケすぎ。今後、同作が前田さんの“黒歴史”になるのは確実でしょう。ただ、演技への評価が上向き傾向にあるのは事実。同作を手掛けたベテラン演出家・岡崎栄氏も、前田の演技について『始まってすぐは、内側の表現力など“大丈夫なのかなあ”という思いがあった』としながらも、『撮影が進んだある日、演技のはしばしに見つけた豊かな表情を見て、俳優の成長ってこういうことなんだなあと驚かされた』と言っています。同様のことが、視聴者にもちゃんと伝わっているのでしょう」(芸能記者)  早くも女優・前田敦子の“黒歴史”となりそうな、同ドラマ。NHKが力を入れて制作しているわりには、宣伝不足の感も否めないが、今後回復は見られるのだろうか?

国生さゆり元夫の最低最悪な素顔を愛人が暴露!「大物歌手Sの××は臭くて~」

女性向けWebサイト【messy】とって出し! 全部読む
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また負け犬キャラやれますね(『バレンタイン・キッス2008』Sony Music Direct)
 昨年2月14日に「バレンタイン婚」をした国生さゆり(46)とコンサルティング会社社長・甲田英司氏(39)が、今年9月に離婚を発表した件が、尾を引いている。離婚直後、ニューハーフタレントで実業家・はるな愛(41)と甲田氏との不倫関係をスッパ抜いた週刊誌があったが、はるなはこれを否定していた。ところが、甲田氏の愛人だという20代女性・A子さんがスポーツ紙のインタビューに応え、「はるな愛と甲田はデキてる」というほか、甲田氏の最低最悪な素顔を暴露しているのだ。  甲田氏とこの愛人女性は、今年に入って男女の関係になったというが、驚いたことに、セックスは「甲田氏の自宅で」。妻・国生はいなかったのか、一般の感覚では疑問に思うところだが、どうやらこの夫妻はTHE・仮面夫婦だったようで、国生と甲田氏は「お互いの自宅も知らない」関係だったそうだ。甲田氏が不倫相手の女性を連れているところに遭遇しても、国生は我関せずの態度を貫き、おまけに甲田氏は「彼女(国生)、更年期だし生理もあがってるし、ヤレねぇよ」とこっそり暴言を吐いたこともあったという。ここまで来ると、一体なんのために結婚したのか、不思議で仕方ない。 つづきを読む

小学生のスマホ利用は問題山積み? L○NEの返信は10秒以内、ブスと話したら絶交! 

【作品名】『うちの子にかぎって!』(後編) 【作者】川島れいこ 『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】小学生の娘が、スマホを持ってないことでクラスメートからハブられてると知って、ついに持たせることにした。でも、ちゃんと親が情報を管理した方がいいわよね? ルール表を作って子どもに守らせてるけど、ほかの子たちは放任されてるみたい……。

【サイゾーウーマンリコメンド】L○NEの返信は10秒以内! チェーンメールは止めずに送る! ブスと口利いたら絶交だよ! 小学生の決める友達間のルールって、大人より管理が厳しいものですよね……。大人も大変だけど、小学生の社会もネット出現以降はホントつらそう~~。でもご安心くださいませ。今作ではスカッと制裁が下されているので、胸糞も晴れ晴れです!

(前編はこちら)

「キムタク『安堂ロイド』の楽しみ方は?」「亀梨和也主演で大コケ!?」ジャニーズドラマ初回総ざらい

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TBS『クロコーチ』公式サイトより
 連続ドラマが続々とスタートし、初回の評判や視聴率が連日のニュースをにぎわせている今日この頃。杏の朝ドラや、堺雅人の弁護士ものが高視聴率を叩き出す中、ジャニーズ俳優が主演を務める多くの作品が、なぜか相次いで不発……。  この緊急事態の原因を探るべく、放送中のジャニーズドラマを振り返ってみたい(以下、ビデオリサーチ調べ、関東地区)。 ■KAT-TUN・亀梨和也主演『東京バンドワゴン~下町大家族物語』(日本テレビ系/土曜21時~)初回8.8%  下町で古本屋とカフェを経営する4世代8人の大家族・堀田家が、不思議な事件を解決していくホームドラマ。これまで平均視聴率15%を超えることも多かった放送枠だが、主演の亀梨とホームドラマの温かさが結び付きづらかったのか、まさかの1ケタスタートとなってしまった。  亀梨のほかには、『あいのうた』(同)以来、8年ぶりの連ドラ出演となる玉置浩二、多部未華子、平泉成、加賀まりこ、ミムラ、金子ノブアキ、平愛梨らが出演。視聴者の評判はすこぶるよく、「素朴で優しくて、心が温かくなるドラマ」「家族で楽しく見られる」「平凡な日常のありがたさを感じ、涙が出た」などと絶賛されているだけに、今後の回復は十分ありそうだ。  唯一の壁は、「青田~、はい、キス!」でおなじみの玉置の素のキャラに、拒否反応を示す人が少なからずいることだろうか? ■関ジャニ∞・錦戸亮主演『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』(フジテレビ系/火曜22時~)初回11.5%、第2話9.4%  元No.1ホストで、甘い言葉を吐きまくる占い師・安倍祥明(錦戸亮)が、鋭い洞察力や発想の転換によって、相談者の悩みをスルリと解決してしまう一話完結もの。錦戸の袴姿のほか、Hey! Say! JUMPの知念侑李が学ラン姿で出演しており、多くのジャニヲタを萌えさせているとか。共演に、倉科カナやAKB48の柏木由紀、宮川一朗太など。  原作は、ポプラ文庫のライトノベル。同じくラノベ原作で一昨年放送された嵐・櫻井翔主演『謎解きはディナーのあとで』(同)が初回18.1%の高視聴率を叩き出していただけに、期待する声も上がっていたが、結果はイマイチ。評判は賛否分かれており、「ストーリーがよくできてる」「ユルいから、気楽に見られて楽しい」「杉良太郎がいい味出してる」といった感想も多い一方で、「錦戸くんの演技がひどい」「滑舌が悪い」「棒読み」と、主役の演技に不満を漏らす人も目立つ。  同枠の制作は、関西テレビ。前クールでは、広末涼子主演『スターマン・この星の恋』が、最終回6.9%の大コケ。関テレ的にももう失敗はできないだろう。 ■TOKIO・長瀬智也主演『クロコーチ』(TBS系/金曜22時~)初回12.0%  数字はパッとしないものの、コアなドラマウォッチャーらが「今期一番の期待作」「このドラマだけ突出している」と声を揃えるのが同作。『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)に続き、今年2度目の連ドラ主演となる長瀬だが、過去の多くの主演作が、数字にかかわらず熱狂的なファンを獲得している。  原作は、「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中のコミック。テレビドラマでも“ゴラクテイスト”は健在で、長瀬演じる汚職警官の“何かやらかしそう”な怪しい雰囲気をはじめ、初回冒頭からおっぱい丸出しの女性死体が大写しになるなど、なかなか攻めた内容となっている。  同じ刑事ドラマでも、放送中の『相棒 season12』(テレビ朝日系)のような万人受けは望めなさそうだが、コアな大人のファンを増やしそうだ。 ■SMAP・草なぎ剛主演『独身貴族』(フジテレビ系/木曜22時~)初回12.6%、第2話11.3%  映画制作会社の社長(草なぎ)、その弟(伊藤英明)、脚本家の夢を諦められずプロポーズを断った女(北川景子)の3人による“トライアングル・ラブコメディー”。  “SMAP一の演技力”と呼び声高い草なぎが、40歳目前になっても結婚に意味を見出せない独身貴族という、等身大とも思える役を熱演しているが、木村拓哉主演『安堂ロイド』(TBS系)ばかりに注目が集まっているからか、視聴率は“そこそこ”。  落ち着いた大人の雰囲気漂うラブストーリーに、「秋にぴったり」「こういう雰囲気、好き」「先が気になる」と好意的な声は多い。ネックは、ドラマの性質上、若い視聴者が共感しづらい点だろうか? ■SMAP・木村拓哉主演『安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~』(TBS系/日曜21時~)初回19.2%  いろんな意味で、今期大注目の同作。初回では、木村演じる研究者が殺害され、婚約者(柴咲コウ)が悲しみに暮れていると、安堂ロイド(木村/2役)が出現。婚約者を殺そうとする警察機体アンドロイド・ラプラス(福田彩乃)と、安堂ロイドの激しい戦いが繰り広げられた。  初回放送後の感想は、賛否両論。SF映画になじみの薄い若者層を中心に、「なんか面白い」「アクションがすごい」「思ったより楽しめた」という声が上がったが、一方でSF作品に詳しい映画ライターや評論家、マニアなどからは「SF作品としては、底辺の作品」「SF映画のまねごとでしかない」などと、厳しい意見が飛び交った。  また、タレントの伊集院光は、自身のラジオ番組でつじつまの合わない設定などをツッコミながら、「毎週見ます、僕は」と宣言。それは制作サイドの意図とは異なるかもしれないが、視聴者が自分の“見方”をまず見つけることが必要な作品といえるかもしれない。  初回15%を超える作品も多い中、『安堂ロイド』を除き、なぜか振るわないジャニーズドラマ。20%超えを果たした『Doctor-X』(テレビ朝日系)や、『リーガルハイ』(フジテレビ系)に追いつくことはできるだろうか?

一般受けしないことを自覚している『安堂ロイド』、視聴者からは「おもしろい」の声も

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LOVEを胸に頑張る男ですから!

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

『安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~』(TBS系、日曜夜9時~) 初回視聴率19.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)

 SMAP木村拓哉主演の連続ドラマ『安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~』(TBS系)が13日にスタートしました。初回は15分拡大で放送され、平均視聴率は19.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。比較されがちな前クールの同枠の大ヒットドラマ『半沢直樹』の初回視聴率は19.4%にはやや及ばず、また、『半沢直樹』に主演した堺雅人が今クールで主演している連続ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)の初回視聴率21.2%にも届きませんでしたが、ドラマが全体的な不調な昨今にあって19.2 %は十分高い数字。「さすが木村拓哉」といえる結果といえましょう。

 木村は、天才物理学者・沫嶋黎士役と100年後の世界から現れたアンドロイドの2役を演じています。初回では、黎士が何者かに殺され、悲しみにくれる婚約者の安堂麻陽の前に黎士そっくりのアンドロイドが登場。麻陽を狙う敵のアンドロイドと激しい戦いを繰り広げました。このアンドロイドは何者なのか、今後、麻陽とどのように関わっていくのか、そして敵はなにを目的としているのか。未来と現代を結びつける謎と、迫力のアクションシーン、最新の技術を駆使したVFXが見どころとなっています。

ザ・ブルーハーツ、BOOWY、尾崎豊らが競演した! 史上サイテーのロックフェス『BEATCHILD1987』

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豪雨の中で決行されたオールナイトイベント「BEATCHILD1987」。ズブ濡れになって歌う尾崎豊の姿に7万人の観客は陶酔し、一体感を覚えた。
 まるでこれから田植えでも始まるかのようなぬかるみ状態の会場。雷鳴まじりで断続的に降り続ける豪雨。ステージ上の機材は浸水のためトラブルの連続。当然ながら出演アーティストの演奏はベストコンディションには程遠いものだった。そんな悪条件ながら、いや最悪の状況だったからこそ、参加者たちの記憶に刻まれたロックライブがあった。フジロックフェスが始まる以前、1987年8月22日に九州の南阿蘇で開かれた「BEATCHILD1987」がそれだ。出演アーティストがあまりにも豪華すぎる。ザ・ブルーハーツ、RED WARRIERS、BOOWY、THE STREET SLIDERS、尾崎豊……。もう2度とありえない顔ぶれが集ったオールナイトイベントだった。LIVEドキュメンタリー『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』は、ロックムーブメントに湧いた80年代の熱気と野外フェスならではの悲惨な状況をそのままタイムカプセルに閉じ込めたレアものの映像記録だ。その封印が26年ぶりに解かれる。  出演アーティストが発表された時点で、大変な反響を呼んだロックイベントだった。3万人の動員を予定していたイベント会場のアスペクタには、7万2000人もの若者たちが全国から集結した。日本版ウッドストックだと騒がれた。阿蘇山麓の雄大な大草原の中で、さわやかな夜風を感じながら、星空に彩られた夢のロックフェスになるはずだった。だが、山の天候はあまりにも無情だった。夕方6時の開演を前に土砂降りのスコールが降り、ステージ前の客席スペースを濁流が流れる有り様となる。こんな状況でオールナイトイベントができるのだろうか?
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80年代後半のロックブームを牽引したザ・ブルーハーツ。ステージ上を飛び跳ねるヒロトのエネルギッシュさに観客は引き込まれていく。
 イベント関係者も観客も抱いていた不安な気持ちを、スコ~ンと蹴り飛ばしてみせたのはオープニングを飾るザ・ブルーハーツだった。ブルーハーツはこの年の5月にメジャーデビューを果たしたばかり。雨の中、会場入りしたヒロトがカメラに向かって笑う。「最高だな、おい!」。このヒロトのひと言と笑顔がこのドキュメンタリーの“核”となる。ロックとはポピュラー音楽のいちジャンルを指した言葉ではない。不満だらけの現実を爆発するエネルギーに転換させる強烈な思考性こそロックなのだ。ドブネズミみたいにずぶ濡れになった観客に、ブルーハーツの名曲「リンダリンダ」が捧げられる。こうして長い長いオールナイトイベントの幕が上がった。  続くRED WARRIERSの演奏中こそ小降りとなっていたが、“和製プリンス” 岡村靖幸が歌い始めると再び雨足が強くなっていく。岡村の「君とセックスしたいんだッ」という叫びが暗闇に溶けて消えてしまう。悲惨さを極めたのは白井貴子のステージだった。機材が水浸しでまるで使いものにならない。ドラムのドスドスッと響くリズムだけで、白井貴子はステージを乗り切らなくてはならなくなった。星降る夜空のもと、バラードをじっくり歌い上げようと考えていた白井貴子の目論みは完全に豪雨と共に流れ去ってしまった。頭からバケツで水を被った白井貴子はヒット曲「CHANCE!」を懸命に歌う。ボロボロのステージだったが、観客を気遣いながら最後までステージを勤め上げるプロ意識が焼き付く。ステージを降りた彼女のこぼした涙は、満足なライブを提供できなかった悔しさからか、それともステージを何とかやり遂げた安堵感からか。  夜更けになり、寒さがどんどん増していく。売店で用意されたタオルもTシャツもすべて売り切れ。悪寒と疲労を訴える観客が次々と救護スペースへと運ばれていく。そんな中で驚異的なパフォーマンスを披露したのはBOOWYの氷室京介だった。布袋寅泰のギターとの掛け合いの懐かしさもさることながら、雨の中でもヒムロックは普段とまるで変わらずに体をくねらせ続ける。悪条件に左右されない、恐ろしいまでの集中力だ。真夜中の2時に登場した尾崎豊に至っては、ステージ上でぐしょぐしょになって「シェリー」を歌う姿がとても自然に感じられてしまう。疲れきった観客たちを相手に、会場全体を支配してみせた尾崎のカリスマ性はハンパない。BOOWYはこの年の12月に解散を宣言、尾崎は5年後に26歳の若さで夭折する。
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この年、日本武道館に初進出を果たしたTHE STREET SLIDERS。ブームに左右されることなく、硬派なスタイルを貫いたバンドだった。
 尾崎、ハウンドドッグらマザーエンタープライズ所属のアーティスト出演パートだけで構成されたテレビ番組が過去にローカル放送されているが、主要アーティストたちをほぼ網羅したバージョンは本作が初となる。バンドの解散や所属事務所の移籍などあり、権利問題をクリアすることが困難なことからDVD化やテレビ放映は予定されていないとのこと。当時、南阿蘇まで辿り着けなかったファンにとっても、会場入りしたものの全ステージを楽しむことができなかった観客にとっても貴重な追体験の場となりそうだ。  トリを務める佐野元春のステージと共に冷たい雨がようやく止み、阿蘇の山麓に朝日が差し込む。夢の宴が終わった後、泥沼と化した会場から難民さながらの姿になった観客たちがぞろぞろと引き揚げていく。その様子をカメラは執拗に延々と映し出す。疲れきった若者たちの重い足取りを、バブル経済崩壊後のズタボロになる日本社会と重ね合わせているのだろうか。いや、ひと晩中、雨に打たれ続けた彼らの体内には泥と乳酸だけでなく、ロックの遺伝子も注入されたはずだ。伝説のロックフェスから四半世紀が過ぎ、タイムカプセルを開けるにはいい時期なのかもしれない。ヒロトの「最高だな、おい!」という笑顔が乾いた胸に染みる。 (文=長野辰次) BEATCHILD1987_4.jpg LIVEドキュメンタリー『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』 監督/佐藤輝 音楽監督/佐久間正英 出演/ザ・ブルーハーツ、RED WARRIERS、岡村靖幸、白井貴子、ハウンドドッグ、BOOWY、THE STREET SLIDERS、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春(出演順) 配給/ライブ・ビューイング・ジャパン、マイシアター 10月26日(土)よりイオンシネマ、TOHOシネマズ、Tジョイほか全国ロードショー (c)BEATCHILD1987製作委員会 <http://www.beatchild.jp>

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 神社での厄払い、休日のパワースポットめぐり、仕事終わりのヨガや瞑想など、私たちのライフスタイルに自然に溶け込んできたちょっとスピリチュアルなものたち。最近では仕事もプライベートも充実している魅力的な女性ほど、それらを上手に取り入れて心と体のバランスを上手に保っているようにも見えます。そしてそれは日本に限ったことではなくて、オシャレ大国フランスはパリでも同じのよう

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「美しき聖地とヒーラーに出遭う旅・パリ編」コリーヌ・マーシャルさん