日ハム優勝祈願!小樽運河DEダイブIN(造語だ文句あるか)
今日も元気に飛ぶ時間が来たよ!
本日のベリーベリースウィートスポットは北海道は小樽運河!年間700万人が訪れるいわずと知れた観光名所。川辺をアベックやらツアー客やらが朝から晩まで大量にぶらつくそんな素敵な場所です。
人気デュオ「WaT」の小池徹平とタレントの芹那の熱愛が7日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)で報じられたが、即座に2人はこれを完全否定。とりわけ小池は自身のブログで「応援して下さる皆様へ」と題し、「本日、週刊誌の記事が掲載されているようですが、事実とは一切異なるものです。僕もビックリしてますし、本当に人権侵害だと思っています」と強い言葉を用いて否定する一幕があった。 その後、ブログでは出演中のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』に引っ掛け「ちなみにこの記事を見て、はじめてプライベートでじぇじぇじぇがリアルに口から出てしまいました。笑」とユーモアを交えてコメントしているが、前出の“人権侵害”だけがひときわ浮いてしまっている感も否めない。 芸能プロ関係者も「どうしたんでしょうね。彼のキャラクター的に『人権侵害』という言葉は似合わないような気も……。よくある熱愛報道にここまで過剰に反応する、何らかの理由があるのでは?」と話す。 同誌は、5月下旬に芹那が小池の自宅マンションに出入りする姿を激写。ただし、ツーショット写真はなく、交際を裏付ける材料は昨年11月に小池が芹那を連れていたとする芸能関係者の証言だけだった。それを「熱愛」とやられたことに怒っているのだろうか? これに舞台裏を知る人物は次のように話す。 「いやいや、そんなことより『フライデー』に掲載された写真が問題なんです。同誌では自宅に戻ったものの、部屋の鍵がないことに気付き、その場にしゃがみ込んでバッグを漁る芹那さんの写真が掲載されていますが、あろうことかTバックが丸見え(笑)。これに芹那さんの事務所が激怒したそうです。彼女の事務所と小池さんの事務所は系列みたいなもの。彼の人権侵害発言は、芹那さんのTバックを撮ったことに対する抗議のようです」 つまり、芹那のために義憤に駆られた小池が立ち上がったという構図。だとすれば、やっぱり“熱愛”が疑われそうだが……。『青空散歩。―小池徹平写真』(ワニブックス)
ほしのあきの不在に気づかなかった人挙手!
昨年末に大騒動となった「芸能人ステマ事件」後、芸能活動を事実上休止しているほしのあきの近影が、8日更新のタレント・SHEILAのブログに掲載された。写真には小倉優子とギャル曽根、藤本美貴らも一緒に写っており、SHEILAはそれぞれの子どもたちと共にママ友会を開いたことを報告している。
一見すればおなじみのママタレたちが集合したプライベートの一コマだが、ほしのの登場にはマスコミ関係者も驚きを隠せない。「騒動後に交友関係が途絶えたわけではないでしょうが、こうやってプライベートを共にしているということを隠さないのは、近くほしのに何らかの動きがあるのでは、と思えてしまいます」という。
韓国出身の人気モデル、ヨンアが7日、離婚を発表した。所属事務所を通じて発表されたもので、「この度結婚生活にピリオドをうちました。いきなりビックリなご報告となってしまったこと本当にごめんなさい」と報告。ヨンアは、2009年4月に韓国人実業家と結婚。日本での芸能活動のため、日本と韓国で遠距離婚を続けていた。 「ヨンアが日本での芸能活動に忙しく、韓国在住の夫とのすれ違いが生じてしまったのが、離婚の原因だといわれています。『奥さんらしいことを何もしてなくて……』とも話していましたからね」と解説するのは芸能ライター。そもそも、この夫婦には、すでに昨年から不仲のウワサが浮上していた。 「元夫は、韓国でインスタントラーメンなどを扱う『農心』という会社を経営しているのですが、昨年、商品の不衛生な管理が問題となり、経営不振がささやかれました。そんなことからヨンアが見切りをつけたのではと、当時はいわれていました。もともと、『玉の輿狙い』とも揶揄されていた結婚でしたからね」(芸能ライター) ヨンアといえば、今田耕司が「理想の女性」だとラブコールを送り、引退前の島田紳助も自身の番組にキャスティングし、熱心に口説いていたという説もある。実際に、今田とは合コンを楽しんだこともあるようだ。 「昨年、お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄が韓国出身のモデルと同棲していることがニュースになりましたが、この女性は今田とヨンアらが合コンした際に同席していたヨンアの友人。韓国は儒教の国ですから、こうした合コンを元夫が快く思わなかったことは、容易に推察できますよね」(同) カネの切れ目が縁の切れ目なのかは定かではないが、ヨンアの日本での行状を見る限り、離婚は当然の帰結だったのではないか。ヨンア フォトブック『YOUN-A 』(ワニブックス)
梨花オフィシャルブログより
フシギパワーでちょい上ライフ! この常套句と共に約1年に渡って続けてきた当連載、今回で終止符を打つことになりました。理由は「いい加減、『フシギパワーでちょい上ライフ』をバカにするのやめてください」って怒られたから……というわけではなく、単に神様探しに対する意欲が失せちゃったから。これまでは「浪費することで高揚感を与えてくれる対象が欲しい」という思いのもと、お布施するに相応しい神様探しに奔走してきたわけだけど、もうそんなこと言ってる場合じゃないのよ。来年で三十路という節目を迎えるに当たって、直面せざるを得ない別の問題が出てきてしまったの。それは……ゲイの多くがぶち当たる“ネコタチ転換問題”よ。
今や「ネコ」と「タチ」なんて一般用語となりつつあるから、ご存じの方も多いと思うけど、一応説明しておくわね。これは同性間におけるセックスでの役割を指す言葉で、わかりやすく異性間で例えるなら「ネコ(またはウケ)」が女性役、「タチ」が男性役を担うわけ。
アタシは16歳の時に初めて男性と性行為に及んで以来、ネコひと筋で10年以上やってきたバリバリのネコ、いわゆる「バリネコ」なんだけど、もうそのスタイルじゃこの先やっていけなくなることが目に見えているのよ。「ネコしかできません」が通用するのは、どう足掻いても20代後半までが限界で、30代以降もそんなこと言ってたら「図々しい」とか「厚かましい」とか反感を買い、本命はおろか性欲の捌け口としてもお呼びがかからなくなる一方……。つまり、30代以降も性生活を充実させたいなら、ネコはタチに転換するか、あるいはタチも兼任できる「リバ(リバーシブルの略)」にならないと厳しいの。
そもそもゲイ人口はネコのほうが圧倒的に多いから、必然的にタチを巡ってパイの奪い合いみたいな現象が起こるわけで、その中でより多くの、そこそこおいしいパイにありつくには、やっぱり“若くて美しいこと”が重要なファクター。今年で29歳になるアタシにそんなものは一切なく、じゃあいつバリネコから転換するか? 「今でしょ!」と東進ハイスクールのみなさんと合唱したいくらい切羽詰まった状況なんだけど、その一方で「ネコとして男性に愛されたい」という願望を捨て切れない自分がいるのよ。
要するに、アタシにとって、ネコとは単なるセックスの役割ではなく、「男性から献身的な寵愛を受けたい」という“お姫様自意識”のあらわれでもあるのよね。自分でも気持ち悪いったらありゃしないんだけど、アタシの中には三十路間近のオッサンなのにフリフリのドレスを着た“お姫様のアタシ”がいて、そいつが「パイがないならケーキを食べればいいじゃな~い」ってほざいてるの。ねぇ、誰か、この目障りな姫オヤジをギロチン台まで強制連行してくれない?
そうした葛藤に苛まれているからこそ、先日、モデルの梨花様がブログで表明された“脱・大人可愛い宣言”には、強烈なシンパシーを感じずにはいられなかったわ。
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そういうことを話したい時は、サイゾーウーマンに即メールして!
SMAP・木村拓哉が、自身のラジオ番組でジャニーズ事務所の後輩・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔に異例の“忠告”をした。昨秋のドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系)で共演した2人は、プライベートでも交流を継続。先日も、藤ヶ谷が公式携帯サイト「Johnny’s web」内の連載「キスログ」で、木村と買い物に行ったことを報告していた(既報)。
そんなところへ、木村がパーソナリティを務めるラジオ『What's up SMAP』(TOKYO FM)に、「キスログ」を読んだリスナーから「何をお買い物したんですか?」との質問が寄せられた。
木村によると、2人が訪れたのは木村行きつけのジュエリーショップ。木村はそのお店に行く用事があり、藤ヶ谷から「近々行く事があったら、ぜひ俺も連れて行ってください」というメールが来ていたことを思い出し、急きょ電話をして藤ヶ谷を誘い出したのだとか。お店で合流した後、木村は用事があったため、藤ヶ谷とはすぐに別れてしまったそうだが、事前に「支払いは現金のみのお店」と伝えていたため、藤ヶ谷が札束を用意してきたことを暴露。

HKT48に移籍した指原は、自ら後進の指導にあたり、それを自らの役目とした。「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すを上とする」と語る名監督・野村克也氏ばりのプレイングマネジャーとして活躍。HKT48メンバーを大島優子らAKB48メンバーに紹介して交流させたほか、「スキ!スキ!スキップ!」の表題曲選抜に入れなかったチームH最年少12歳の田中菜津美の“ボスキャラ”を発見して世に広め、SKE48終身名誉研究生・松村香織のソロデビューのプロデュースを行うなど、「指原再生工場」とでも呼ぶべき後輩の人材育成にもまい進してきた。移籍という“椿事”すらも笑いに変えて、タモリ、明石家さんま、ビートたけしのお笑いBIG3からもそれぞれ大いにイジられるという、めげない姿勢も、支持率上昇の要因だろう。
自分の役目を見つけ、周囲に貢献することで認められていったその姿勢はまさに「再チャレンジ可能社会の希望の象徴」。「再チャレンジ」と言えば、安倍晋三首相であり、同首相のアベノミクスにちなみ、指原も“サシノミクス”と呼ぶべき、3本の矢が今回の総選挙に垣間見られた。「地方分権」「規制緩和」「世代交代」が挙げられるが、それらを力に変えたのも指原だ。
今回発表された上位64人の内訳ではAKB48が30人、SKE48が17人、NMB48が8人、HKT48が6人、海外組が2人、OGが1人(※兼任メンバーは最初の所属先)で、5回目にして初めてAKB48の議席が過半数を割り、AKB48は前回から13人減少。地方の力の増大はまさに「地方分権」だ。
今回の総選挙の最大の「規制緩和」と呼べるのが、初のシングル劇場盤への投票権(投票シリアルナンバーカード)封入。AKB48のシングルには通常盤と劇場盤があり、劇場盤はAKB48グループメンバーほぼ全員が参加する個別握手会参加券封入で、通販サイト・キャラアニ限定で予約販売。握手したいメンバーを事前に指定して購入できる。劇場盤にも投票権が入ったことで、今回は特に、SKE48、NMB48、HKT48の姉妹グループ所属で握手会人気が高いメンバーがより投票してもらえる可能性が高くなっていた。
「世代交代」の兆しも見える中、島崎遥香は一時、彼女が悩んでいた時期に相談に乗っていたのが指原であり、島崎は「恩人」と語っている。また、足が臭い川栄李奈に脱臭クリームをプレゼントしたのも指原であり、平田梨奈も指原を大いに慕い、茂木忍もデビュー公演直前に、指原からエールをもらうなど、メンバーが指原の気遣いに励まされたエピソードは多い。




続く、34位となった片山陽加とはそれぞれ、2010年から13年3月まで同じ事務所にいて、4月からAKS移籍となった。片山は5月には研究生公演に3日間計5公演出演し、初代チームBの実力を発揮。「純情主義」で高速ターンを見せ、5月5日の「命の使い道」のセリフ部分では圧巻の演技力を見せた。そんな佐藤と片山がダブルキャストとして、吉川晃司主演のミュージカル『SEMPO―日本のシンドラー 杉原千畝物語―』(9月10日~29日)に出演することも決定。史実を基にした舞台でAKB48きっての実力派の二人が新たな魅力を見せてくれるはずだ。彼女たちのようにAKB48劇場で必死に汗を流してきたメンバーたちの“底力くん”も垣間見られた総選挙だった。
●49位・NMB48薮下柊がチームBIIを熱烈アピール
49位となったのは、NMB48チームBIIのエース・薮下柊。壇上では「NMB48はチームNさんやチームMさんだけじゃなくて、チームBIIもめちゃくちゃいいチームなんで、ぜひ公演に足を運んでください!」と自分こと以上にチームのことをアピール。昨年10月結成のチームBIIは「思い出せる君たちへ」コンサートで唯一東京ドームシティーのチケットが予約時に売れ残ったが、「騙されたと思って食べてみて計画」として、メンバー自ら同会場や秋葉原でビラを配布し、ファンにPR。見事完売に成功して、フルハウスにし、渾身のパフォーマンスを見せた。
NMB48は、今回総選挙で「10人ランクイン」を目標と公言。結果8人だったが、先日まで兼任だった横山由依、現在兼任の市川美織を含めれば事実上10人となった。「東日本ツアー」も6月11日からスタート。「野獣のように選抜の皆さんに食らいついてこれからの48グループを私がかき乱していきたい」とぶち上げたキャプテン・山本彩を中心に、年末の『NHK紅白歌合戦』出場を目指して、フルパワーで活動する。
●現世代と次世代がぶつかる爆発的エネルギー 須田亜香里がアピールした“当事者意識”
「世代交代」がテーマとされた今回の総選挙だが、次世代の台頭もありつつ、現世代の強さも改めて垣間見えるがっぷり四つの結果となった。この1年、メディア露出も増えた次世代の一人・入山杏奈は30位で初のランクインとなるも「悔しいです。でも、悔しいなと思える自分でよかったなと思います」と歯がゆさをにじませ、来年への飛躍を誓った。
同じく決意を新たにしたのは37位でHKT48・AKB48兼任の兒玉遥は「今年は去年の篠田(麻里子)さんの言葉を胸に先輩方を潰しに行くぐらいの気持ちで頑張りたいと思います!」と宣言。「ちゅぶしに行く」と聞こえる彼女らしい発音だったが、その熱い思いは全国のファンに届いたはずだ。

●ファンが思いを込めた「1票の重さ」
劇場盤への投票権封入により、票数が伸びた今回の総選挙。投票方法は、各モバイルサイト、あるいは『LIVE!! ON DEMAND』月額会員も可能で、方法はさまざまだが、「1票の重さ」は変わらず、むしろ、重くなっていると表現して過言ではない。20位・高城亜樹と21位・北原里英の8票差など、まさに1票が大きな意味を持つ世界だ。推しメンを少しでも目立たせ、「夢へと近づいてほしい」と票を投じたファン、一人ひとりの思いに報い、そして、「1票」に込められた願い、感謝、決意、あるいは葛藤、苦しみを学びつつ、AKB48グループはこれからも活動にまい進していくだろう。
今年も多くの名言が生まれ、胸に去来した思いを自分の言葉で表現したメンバーたち。彼女たちが涙を流すのは、その獲得した順位が、“誰かの涙のしみた順位”だからだ。普段は仲間であるメンバーが立ちたかったその位置を奪い合う、その覚悟もまた芸能界という世界の本質なのだ。正々堂々戦ったメンバー、そして彼女を見守るファン、すべてに感謝しよう。「アリガトウ」。
(文=本城零次/撮影=岡崎隆生)
男だって、堂々と女子マンガが読みたい!――そんな内なる思いを秘めたオッサンのために、マンガライター・小林聖がイチオシ作品をご紹介! 世の中にはメンタルの強い人というのがいて、コケても打たれても、不屈の闘志で立ち上がり進んでいく。立派だと思うし、憧れもするけど、残念ながら僕はメンタルが弱く、そういう人間にちっとも近づけないまま年を取ってしまった。今でもちょっと衝撃を与えれば砕けるようなガラスのハートなので、しょっちゅう落ち込んで、人に知られないように自宅でメソメソ過ごしている。 そういう人間には、落ち込んだ気持ちをもう一度奮い立たせる何かが、自分の外に必要になる。で、それが友人でも恋人でもいいんだけど、僕の場合は基本的にマンガなのだ。だから、気持ちをグイッと上げてくれるマンガをいつでもいくつか心の中にストックしてあって、メソメソしているときに引っ張り出して読むことにしている。 そんなストックに最近加わったのが、出版業界を描いた『重版出来!』(松田奈緒子)だ。 お仕事マンガっていうのは「そこそこ面白いもの」になりやすい。ちょっと特別な職種だと、そこで働く人がどんなことをしているかなんて知らないことが多いので、マメ知識的な部分を掘り下げるだけでも結構面白く読める。たとえば、「重版出来」を「じゅうはんしゅったい」と読むなんて、ほとんどの人は知らなかったはずだ。そういうちりばめられたトリビアだけでも楽しめる。 けど、それは同時に「そこそこ面白い」だけになりやすいということでもある。読みやすいし、知識欲も満たしてくれるけど、ドハマリするほど面白くはない。そういう作品がよく出てくるのだ。 ケガで柔道の道をあきらめた主人公・黒沢心が、面接中に突然入ってきた暴漢を一本背負いで撃退し、見事採用を獲得する本作の第1話を読んだとき、面白いと思ったけれど、実は「よくある話かな」とも思った。よくできた出版業界モノ、ど根性編集物語……そんな感じかなと。 その予感は、ある程度は正しかった。人気が落ちてきている大御所作家の復活劇を描く第2話、マンガの単行本の発行部数決定やヒットへ結びつけるための営業、編集、書店の仕事を描く第4話から第6話までの3部作。さすが自分たちの業界だけあって、小ネタもいい。売れている作品の店頭在庫がなくなりかけて焦っているところに、追加注文分が届いて安堵する書店員のコマなんかは、リアル書店員の間でも「あるある(笑)」と話題になっていた。 でも、『重版出来!』がすごいのは、別にそういう小ネタ群ではない。この作品の根元には、一種の狂気じみたものがある。それが一番よく出ているのが第3話だ。 この第3話では、主人公・黒沢心が就職した出版社・興都館の社長の半生が描かれる。貧乏な家に生まれた彼は、出版社に入り、ヒットメーカーとなっていくのだが、彼がその中で手にした人生哲学が「運を貯めて、貯めた運をすべて仕事に注ぐ」というもの。仕事で勝つために、ギャンブルも辞め、ありとあらゆるラッキーを私生活から排除していく。 なぜそこまでするのかについて、彼は「本が私を人間にしてくれたからです。」と答える。見開き2ページをまるまる使って描かれるこのシーンは、第1巻の中でも屈指のシビれるシーンだ。と同時に、ここで描かれる社長の顔は、どこか狂気を感じさせる描かれ方をしている。すごくおっかないコマなのだ。 そもそも「運を貯める」という行動自体、ジンクス程度ならともかく、ここまで徹底するのはもはや正気ではない。彼はある意味、正常ではないキャラクターなのだ。 だけど、その狂気じみた情熱こそが、彼を押し上げたものであり、この作品の根底にあるものなのだと思う。ただ「仕事だからやる」という次元を超え、理屈をも超え、自分を自分たらしめる何かのために、仕事に仕える。そういう圧倒的な熱量があるからこそ、メソメソしているときの僕を支え、もう一度奮い立たせてくれるのだ。 (文=小林聖<http://nelja.jp/>)『重版出来!1』(小学館)
<p> 先日のAKB48総選挙に行ってきた。電車はそれっぽい男子で一杯、スタジオでは7万人の地鳴りのような声援――怖かった。でも一番驚いたのが開会宣言をしたビッグダディの登場だ。最初はそっくりさんが出てきたと思ったが、本物でビックリ。何をやってんだか、わけがわからん。</p>
男だって、堂々と女子マンガが読みたい!――そんな内なる思いを秘めたオッサンのために、マンガライター・小林聖がイチオシ作品をご紹介! 世の中にはメンタルの強い人というのがいて、コケても打たれても、不屈の闘志で立ち上がり進んでいく。立派だと思うし、憧れもするけど、残念ながら僕はメンタルが弱く、そういう人間にちっとも近づけないまま年を取ってしまった。今でもちょっと衝撃を与えれば砕けるようなガラスのハートなので、しょっちゅう落ち込んで、人に知られないように自宅でメソメソ過ごしている。 そういう人間には、落ち込んだ気持ちをもう一度奮い立たせる何かが、自分の外に必要になる。で、それが友人でも恋人でもいいんだけど、僕の場合は基本的にマンガなのだ。だから、気持ちをグイッと上げてくれるマンガをいつでもいくつか心の中にストックしてあって、メソメソしているときに引っ張り出して読むことにしている。 そんなストックに最近加わったのが、出版業界を描いた『重版出来!』(松田奈緒子)だ。 お仕事マンガっていうのは「そこそこ面白いもの」になりやすい。ちょっと特別な職種だと、そこで働く人がどんなことをしているかなんて知らないことが多いので、マメ知識的な部分を掘り下げるだけでも結構面白く読める。たとえば、「重版出来」を「じゅうはんしゅったい」と読むなんて、ほとんどの人は知らなかったはずだ。そういうちりばめられたトリビアだけでも楽しめる。 けど、それは同時に「そこそこ面白い」だけになりやすいということでもある。読みやすいし、知識欲も満たしてくれるけど、ドハマリするほど面白くはない。そういう作品がよく出てくるのだ。 ケガで柔道の道をあきらめた主人公・黒沢心が、面接中に突然入ってきた暴漢を一本背負いで撃退し、見事採用を獲得する本作の第1話を読んだとき、面白いと思ったけれど、実は「よくある話かな」とも思った。よくできた出版業界モノ、ど根性編集物語……そんな感じかなと。 その予感は、ある程度は正しかった。人気が落ちてきている大御所作家の復活劇を描く第2話、マンガの単行本の発行部数決定やヒットへ結びつけるための営業、編集、書店の仕事を描く第4話から第6話までの3部作。さすが自分たちの業界だけあって、小ネタもいい。売れている作品の店頭在庫がなくなりかけて焦っているところに、追加注文分が届いて安堵する書店員のコマなんかは、リアル書店員の間でも「あるある(笑)」と話題になっていた。 でも、『重版出来!』がすごいのは、別にそういう小ネタ群ではない。この作品の根元には、一種の狂気じみたものがある。それが一番よく出ているのが第3話だ。 この第3話では、主人公・黒沢心が就職した出版社・興都館の社長の半生が描かれる。貧乏な家に生まれた彼は、出版社に入り、ヒットメーカーとなっていくのだが、彼がその中で手にした人生哲学が「運を貯めて、貯めた運をすべて仕事に注ぐ」というもの。仕事で勝つために、ギャンブルも辞め、ありとあらゆるラッキーを私生活から排除していく。 なぜそこまでするのかについて、彼は「本が私を人間にしてくれたからです。」と答える。見開き2ページをまるまる使って描かれるこのシーンは、第1巻の中でも屈指のシビれるシーンだ。と同時に、ここで描かれる社長の顔は、どこか狂気を感じさせる描かれ方をしている。すごくおっかないコマなのだ。 そもそも「運を貯める」という行動自体、ジンクス程度ならともかく、ここまで徹底するのはもはや正気ではない。彼はある意味、正常ではないキャラクターなのだ。 だけど、その狂気じみた情熱こそが、彼を押し上げたものであり、この作品の根底にあるものなのだと思う。ただ「仕事だからやる」という次元を超え、理屈をも超え、自分を自分たらしめる何かのために、仕事に仕える。そういう圧倒的な熱量があるからこそ、メソメソしているときの僕を支え、もう一度奮い立たせてくれるのだ。 (文=小林聖<http://nelja.jp/>)『重版出来!1』(小学館)
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