『空飛ぶ広報室』、自衛隊への報道姿勢で露呈したドラマのいびつさ

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『空飛ぶ広報室』(TBS系)公式サイトより

 TBS日曜劇場で放送中の『空飛ぶ広報室』は、自衛隊広報室に勤める自衛隊員・空井大祐(綾野剛)とテレビ局のディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)のもどかしい恋模様と、仕事にかける熱い想いを描いたドラマだ。

 原作は『図書館戦争』(メディアワークス)と『県庁おもてなし課』(角川書店)が最近映画化された有川浩の同名小説。自衛隊とテレビ報道の在り方という難しいテーマに挑んでいるが、女性にとっての仕事と恋愛を扱っているという面では、ど真ん中のモチーフであり、自衛隊を題材にしたトレンディドラマともいえる。小説は、空井を主人公とした自衛隊広報室の物語が中心となっているが、ドラマ版ではテレビ局が制作している長所を生かして、稲葉の視点が強い。そのため、自衛隊をどういう視点で報道するのか? というマスコミの報道姿勢自体が大きな軸となっている。

『空飛ぶ広報室』、自衛隊への報道姿勢で露呈したドラマのいびつさ

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『空飛ぶ広報室』(TBS系)公式サイトより

 TBS日曜劇場で放送中の『空飛ぶ広報室』は、自衛隊広報室に勤める自衛隊員・空井大祐(綾野剛)とテレビ局のディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)のもどかしい恋模様と、仕事にかける熱い想いを描いたドラマだ。

 原作は『図書館戦争』(メディアワークス)と『県庁おもてなし課』(角川書店)が最近映画化された有川浩の同名小説。自衛隊とテレビ報道の在り方という難しいテーマに挑んでいるが、女性にとっての仕事と恋愛を扱っているという面では、ど真ん中のモチーフであり、自衛隊を題材にしたトレンディドラマともいえる。小説は、空井を主人公とした自衛隊広報室の物語が中心となっているが、ドラマ版ではテレビ局が制作している長所を生かして、稲葉の視点が強い。そのため、自衛隊をどういう視点で報道するのか? というマスコミの報道姿勢自体が大きな軸となっている。

PTA会長のせいで娘までいじめの被害に! 泣き寝入りしかないの!? 

【作品名】『PTA役員のせいで…』(後編) 【作者】永矢洋子 『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】PTAの役員に立候補したら、PTA会長の独裁がまかり通るひどい内部だった。研修、修学旅行、キャンプも全てセレブ予算のゴージャスプラン。反論すると「貧乏人は公立に行け」と叩かれ……。教師への根回しLOVE役員、仕切りたがり役員、グチ全開役員、バブル引きずり役員、幹部は全員腐ってる! 

【サイゾーウーマンリコメンド】腐りきったPTA役員、通称・T4への逆襲がいよいよ始まりまっせ~! 立場の強い人間には頭が上がらない肩書コンプの女どもを、どんな手を使ってぎゃふんと言わせるのか!? 強きをくじき弱きを助ける、これぞ女社会の任侠といえる作品の登場、お見逃しなく!

(前編はこちら)

「安室奈美恵や浜崎あゆみにはなれない!?」板野友美のAKB48卒業に心配の声

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「1%(通常盤)」(キングレコード)
 12日にリリースされた、AKB48板野友美のソロとして4枚目のシングル「1%」(キングレコード)が、オリコンデイリーランキングで初登場4位だったことが分かった。  11日放送の音楽番組『火曜曲!』(TBS系)で、卒業時期を「8月くらい」と初めて明言した板野。ファンの間では、過去のシングルと同じように1位を獲得できなかったことや、同日発売で3位となったアイドルグループ・SUPER☆GiRLSに順位で負けたことなどから、AKB48卒業後の彼女を心配する声が強まっているという。 「2月に卒業が発表された時から、ファンの間では『卒業後、ソロでやっていけるのか?』という議論がされていました。ただ、8日に日産スタジアムで新曲『1%』を初披露してから、その心配は一気に増長したように感じます。ともちんはAKB48にいないタイプだからこそ、マスゲーム的なダンスの中でも輝いてたんです。ソロデビューする時、『目標は、安室奈美恵さんや浜崎あゆみさん』と言っていましたが、悲しいかな歌唱力が……」(AKB48のファン)  8日に行われた「第5回AKB48選抜総選挙」の順位は、11位。受賞スピーチでは、「総選挙ずっと嫌いでした。私はもうすぐ卒業してソロになります。票の分だけ自信に変えて、夢を叶えたいです」とソロ活動に意欲を見せていたが……。 「ともちんが『ソロ』という言葉を使ったことで、『あ、アーティスト活動1本でいこうとしてるな』って思いました。でも、過去の卒業生で、音楽活動がそれなりに成功しているメンバーは、小野恵令奈くらいしかいないんです。ともちんは感情表現が苦手だから、タレントや女優には向いていませんし、身長もまりこ様(篠田麻里子)のように高くないからモデルも難しいでしょう。それにしてもアーティストとは、難しい道を選んだなって思います」(同)  『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で中居正広に「なんで卒業すんの?」と聞かれ、「時が来たからです」というプロレスラーの故・橋本真也のような名言を残した板野。今後、安室や浜崎に続くことはできる確率は“なん%”だろうか?

ライブドア事件から7年……時代の寵児はどこへ行く?『堀江貴文の言葉』

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『堀江貴文の言葉』(宝島社)
 元ライブドア社長「ホリエモン」こと堀江貴文氏が世間を騒がせ始めたのは、00年代前半のこと。オープンしたばかりの六本木ヒルズを拠点とする「ヒルズ族」の中心人物であり、時価総額1兆円に迫る勢いのIT企業の長者として、その不遜な振る舞いや生意気な態度は世間の注目を引いた。  バラエティ番組などにも多数出演し、どこかイロモノ感の漂っていたホリエモンだったが、近鉄買収やニッポン放送買収などの騒動、2005年には総選挙への出馬を経て、その名前はニュース番組にまで上るようになる。そして06年に「ライブドア事件」で、証券取引法違反の疑いで逮捕されると、それまでの勢いは退潮に向かう。08年、東京高裁によって控訴が棄却され、11年6月から13年3月まで2年間にわたって刑務所に収監された。  日本中にこれでもかと話題を振りまいてきた堀江氏。彼の哲学が詰まったのが、宝島社より発行された『堀江貴文の言葉』だ。  これまでに刊行した書籍やメールマガジンなどから短い言葉を抜粋し、いわば「堀江語録」としてまとめた本書。「なぜ謙虚にしなくてはいけないのだろうか?」「結婚制度は時代に合わない」「自分がレベルアップしていくとき、古い仲間は切り捨てていいものだと考えている」と、ホリエイズム全開、世間の常識を揺さぶる発言を連発する。  また、刑務所収監中の言葉も興味深い。「刑務所にいるのはごく普通の人」と周囲を観察しながら2年間を過ごした堀江氏。ライブドア事件については「極論すると、すべては彼ら特捜部の人間たちの善悪基準だけで逮捕、勾留、公判が行われるのだ」と、「国策捜査」の疑いも強いこの事件に対する憤りを隠さない。  あらためて堀江氏の言葉に触れて、やはり彼の考え方にはやや疑問を感じずにはいられない。「自分がレベルアップしていくとき、古い仲間は切り捨てていいものだと考えている」「通信簿の『協調性』欄は必要ない」と、堀江氏の世界観は強固な「自分」や「自信」の存在を前提としている。では、そんな反発を抱えながらも、同時に彼のことを嫌いになりきれないのはなぜなのだろうか?  『ド・ナイト』(テレビ朝日系)、『平成教育委員会』(フジテレビ系)など、数々のバラエティ番組で共演した、浅草キッド 水道橋博士は、「実は照れ屋でテレビ映えがしない」とテレビには映らない堀江氏の実像を語る。また、その経営手腕については「一連の著作を読めば、経営戦略を持ち、今回ばかりでなく、数々の窮地をくぐり抜けてきた経営再建のプロであることもわかる」と評価を送っている(『本業』ロッキング・オン)。  時代の寵児という役割を演じ、流行語大賞を獲得し、ミュージカルにまで出演しながら、一発屋に終わることなくオピニオンリーダーとして収監中も情報発信を続けた堀江氏。しかし、彼の本当の持ち味は、もしかしたら世間の持つイメージからは遠く離れた場所にあるのかもしれない。本書で彼は、ホリエモンらしくない一言を綴っている。 「もし本気で、負のループを断ち切りたいのなら、まず自分の孤独と真剣に向き合うべきだ」  出所後の現在は、長年の夢であった宇宙開発を行うベンチャー企業のオーナーを務めながら、有料動画チャンネル、テレビ出演、ブログ、Twitterでの情報発信と大忙しの様子の堀江氏。好きか嫌いかは別にして、彼のキャラクターは日本のある一時期のムードを象徴していた。刑務所に入り、孤独と向き合い続けた彼が、以前とはまた異なった形で世間を賑わせてくれることを期待した。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

数少ない友人なのに……アンジーがブラピに「結婚式にタランティーノを呼ぶな!」

<p> ハリウッドを代表する大物カップル、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット(通称:ブランジェリーナ)。昨年4月に婚約したことを発表し、連日のように来るべき結婚式の話題でタブロイドを賑わせている。</p> <p> ブラッドがジェニファー・アニストンと結婚していた時期から交際を始めた不倫からのスタートだったが、養子・実子を次々と増やし、慈善活動に精を出すことでアメリカのロイヤルファミリーとまで呼ばれるようになった2人。アンジェリーナは先月、遺伝子検査の結果乳がん発生率が高かったため、予防のために両乳房切除・再建手術を受けたことを公表。「世間の女性たちに勇気と希望を与えた」と称賛され、ブラッドも「彼女を支えた素晴らしい男性」と絶賛された。その後、ブラッドも雑誌のインタビューで、人の顔が覚えられない「相貌失認」であることをカミングアウトし、「ほんの少しの友人と家族がいれば、それでいい」と発言。世間からの同情を集めた。<br /> </p>

木下優樹菜の愛娘の全裸写真掲載から考える、リテラシーがない人への対策

<p> 2010年8月にFUJIWARAの藤本敏史と結婚し、12年に8月に女児を出産した木下優樹菜。彼女はアメーバブログで日記を書いているのですが、6月4日のエントリーはかなり衝撃的だと話題を呼びました。</p> <p> 現在は削除されてしまったのですが、「ラッタッタイ」というタイトルで1歳未満の娘の全裸写真をブログにアップ。インターネットには幼児性愛の変態がゴロゴロいるので、そんな連中のターゲットになるのでは? と心配する声も上がっていました。この騒動、日本のメディアではあまり報じられていませんが、なんと中国のニュースサイトで取り上げられ、ワールドワイドなネタになっています。やはり児童ポルノは世界的にもセンシティブな問題のようですね。</p>

「堤真一は本当にダメなオッサン」大注目のクリエイター・福田雄一が明かす、豪華出演陣の素顔

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撮影=尾藤能暢 
 テレビドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや、『コドモ警察』『HK/変態仮面』など次々とヒット作、話題作を手掛け、今、最もエッジなクリエイターとして注目を浴びる福田雄一監督。そんな彼の最新作『俺はまだ本気出してないだけ』が、堤真一、橋本愛、生瀬勝久、山田孝之という魅力的なキャスティングで6月15日に全国松竹系で封切られる。  40歳で会社を辞め、「俺は漫画家になる」と夢を追いかけ始めた大黒シズオ(演:堤真一)と、彼に振り回される周囲の人々による哀愁のドラマが描かれる本作を、福田監督はどう実写映像化したのか。また、バラエティ番組の放送作家としても活躍する福田監督は、現在のテレビ業界に対してどんな思いを抱いているのかを聞いてみた! ──どういう経緯で『俺はまだ本気出してないだけ』が実写映画化することになったのでしょうか。 福田雄一監督(以下、福田) 4年くらい前に、まったく関係のない5人のプロデューサーから、原作をほぼ同じタイミングで勧められるという珍事件があったんです。最初に勧めてくれたのがNHKのプロデューサーで、「すごく好きな原作なんですけど、うちじゃできないんで、ほかのところでやってみてはいかがですか?」って話をいただいたんですが、そこでは笑い話に終わったんです。そんなわけで、特に原作をちゃんと読もうという気にはならずにいたんですが、その後2~3カ月くらいの間にいろいろな方からほぼ同時期に勧められて、「気持ち悪いくらいに勧められるな」と思っていた時に、すごく仲のいいプロデューサーに会う機会があって「また話が出てくるんじゃないかな」と思ってたら、「福田さんにぜひやってもらいたい原作があるんだ」って、ドンってコミックスを出されたんです(笑)。 ここまで多くの人に勧められるってことは何かあるんだろうなと思って、そこで初めて原作を読んだんですが、勧められる意味がよく分かりましたね。これはまさに僕がやるのにふさわしいなと思ったので、『大洗にも星はふるなり』を一緒にやったプロデューサーに、「原作を押さえてもらえないですか」って相談したんですが、その時点ですでに「堤真一さんでやりたい」と答えた覚えがあります。 ──原作を読んでいた人ほど、大黒シズオ役に堤真一さんという人選には驚かれたのではないでしょうか? 福田 でしょうね。ただ以前『THE3名様』をやった時に、原作の持つカッコ悪いイメージが、役者さんの力でさらに強くジャンプするという経験をしているんですよ。カッコいい3人の役者さんがファミレスに並んでカッコ悪い演技をすると、本当にカッコ悪い3人に見える。わざとらしい感じではなく、カッコいい人にちゃんとダメな人間を演じてもらう面白さが映像化の醍醐味である、というなんとなくの成功体験があったので、いわゆるダメな男を描く原作をそれっぽい役者さんで描くことは面白くないと思っていたんです。それで、このタイトルの実写化をやるんだったら意外性のある人で、でもちゃんと原作の味を損なわなくて面白い作品、というものを目指すべきと考えていました。ちょうどその頃、堤さんと舞台をご一緒する機会があったのですが、当時ハードなイメージしかなかった堤さんの素の顔を見るにあたり、「本当にダメなオッサンだな」と感じるに至りまして……。 ――一同笑 福田 ご一緒する時間が増えれば増えるほど、堤さんを見損なっていってる自分がいたんです(笑)。僕、本当にダメな人が大好きだから、堤さんのダメなところを見れば見るほど、好きになっていったんです。男として、人としていい意味で見損なっていったので、そこのタイミングにがっちり合ったんです。堤さんって人前に出るときちんとできますけど、普段は割とこんな(劇中のシズオのままな)人なので、ファンの人には残念だと思うのですが「普段はこんなに残念な人なんだよ」というところを、映画を通じて受け止めていただきたいと思いますね。 ──堤さんみたいなルックスのいい中年男性が、朝から横になってゲームやってるっていうビジュアルが、すごく生々しかったですね(笑)。 福田 生々しいですよ(笑)。あれは狙った通りです。彼の普段の体たらくを見せてもらっていたからこその自信はあったんです。だって、普段そうなんだもん。ありていに言うと、酒が入るとダメな人なんですよ。まず空気が読めなくなる。下ネタが増える。自分のダメな過去をさらけ出す。いいところが全然なくなるんですよ(笑)。普段はすごく紳士な方なんですけどね。 378A7577.jpg ──共演者も、アクの強いメンツがそろっていますよね。福田監督というと山田孝之さんのイメージもある視聴者もいると思うのですが、今回もメインキャラの一人・市野沢秀一役として物語を引っ張っていきますね。福田監督にとって、山田孝之さんはどういう役者ですか? 福田 今回思ったのが、揺るがないアプローチの方法を持ってくる役者だなということです。今回は、山田君に一言もダメ出ししていないんですよね。ぶっちゃけ、この(シリアスな)山田孝之を演出させてもらったのって今回が初めてなんです。基本的にずっとコメディを一緒にやってきて、これまでは「笑いを獲得してください」という発注しかしていないんですけど、今回は一切笑いの要素がない。その中で山田君が言っていたのが、「声が聴こえないくらいのボリュームでしゃべってもいいですか」っていうことで、それが彼の市野沢に対するアプローチだったんですが、そこを徹頭徹尾貫く姿を見て、「この役者さんはすごいな」と思いましたね。  市野沢って一番シズオに惹かれていて、彼を大切に思っている人じゃないですか? でも絶対に「惹かれてます」って言わないし、かといって、市野沢がシズオに惹かれていくさまを、いわゆる演技で見せているわけじゃない。それを山田君が完璧に演じたっていうのが驚きで。いつもは面白セリフしか言わせてないから(笑)、今まで自分がいかに山田孝之を無駄遣いしていたか痛感しましたね。日本の宝に対して、「勃起してくれないか」「チンコ入れていい?」とか、今までよく言っていたなと(笑)。 ──演技そのものではなく、雰囲気や佇まいで演じた、という感じですか? 福田 そうですね。彼の中で「これ」っていう落としどころがあったんでしょうね。それに対して僕も違うとも思わなかったし、ちゃんと市野沢の生きざまを見せてくれたのですごいと思いましたね。宮田役の生瀬(勝久)さんとも初めて仕事をしたんですけど、「そりゃ生瀬さんも仕事が来るわ」と思いましたね。一番最初の生瀬さんのシーンを撮った時、僕が思い描いていたのとはちょっと違うキャラクターを(生瀬が)思い描いてらっしゃったんですよ。比較的テンションの高い、なれなれしいおじさんの役作りで来てらっしゃって、ちょっと宮田と違うって思ったんですけど、生瀬さんのアプローチの仕方が分からなかったので「違うんです」「こうなんです」って指示するのはやめて、カメリハの前に「セリフをもうちょっとゆっくり言ってもらえますか」っていうお願いだけをしたんですよ。そしたら、カメリハであの劇中のキャラになっていたんです。長々と説明は全然していないんですが、口調の話をしただけで、役のアプローチを変えてきたんです。これができたら、そりゃ演出家は使うわと思いましたね。 ──出演者たちの演技力が遺憾なく発揮された作品になったと。 福田 ええ。あとは濱田岳君も良かった。岳君は最初、ノリのいい若者編集者を演じてくれていたんですけど、それはどうなんだろうなって思って、「この編集さんにとって、いかに“省エネ”でこの打ち合わせをやり過ごすかっていうのがテクニックだと思うんだよね。その中ですごく褒めるとか、すごく丁寧な物言いのほうが、シズオをすごく下に見ているとか、全然熱がないということが伝わるんじゃないか」的なことだけを相談したんですよ。そしたら生瀬さんと同じでカメリハの時でガラッと変わって、かつ岳君は変えたキャラクターにアドリブを足してきたんですよね。「と言うことで」ってシズオが原稿をしまっている時にドアを開けてあげるっていう(笑)。あのシーンは岳君のアドリブなんですよ。 ──確かにあのシーンの演技は、すごくいい味が出ていました(笑)。そんな映画版『俺はまだ本気出してないだけ』ですが、終盤が原作とはちょっとばかり違うテイストになっていますね。ここも原作を知っていた人は驚くポイントだと思うのですが、監督としては映像化の際に原作を改変していくことに対してどう思われていますか? 378A7585.jpg 福田 原作を振られる時に、自分のチャンネルにない作品を振られるとあたふたしちゃって、逆にいじれなくなっちゃうんですよ。基本的に僕は自分の身の丈を分かっているつもりなので、原作を見た時に自分の手に負えないと思った作品は必ずお断りするようにしています。それでいうと、『俺はまだ本気出してないだけ』に関してはけっこう自信があったんですよ。この作品は自分のチャンネルでいけると思った時に、この顛末は原作のファンにも絶対に納得してもらえるということに自信が持てたので、思いきって変えました。この映画をやるにあたって意識したのが『無能の人』と『釣りバカ日誌』なんですけど、『釣りバカ』ってファンタジーだと思うんですよ。あんないい奥さんなんていないし、出世しなくても釣りがやれればいいやって夢物語だと思うんですけど、それじゃいけないと思うんです。ハマちゃんってこんな人だから、お前もこういうふうに生きろよっていうのは、映画を見てくれる人に対してはひどすぎるメッセージだと思ったんですよ。見た人の奥さんが超鬼嫁だったら、現実を振り返った時に、げんなりしかしないじゃないですか。そういうふうにはしたくないなって思ったんです。だから「お前も会社を辞めちゃえよ」じゃなくて、「こんなことになっちゃうから辞めない方がいいぞ」というメッセージにしたかったんです。 シズオは救われなくてシズオ以外には救いがあるっていう終わりが、見ている側には救いになるんじゃないかなって。その点は、原作ファンには悪いようには伝わらないと思います。 ──2013年は『コドモ警察』『HK/変態仮面』そして本作と、毎月のように新作が公開されますが、今、なぜご自身の作品が受けていると思いますか? 福田 受け入れられているかどうかは別として、僕は若干、不満言いなんですよ。「あのドラマ面白くねえから、もっとああしたらいいのに」とか、人にはあまり言わないんですけど、沸々といっつも思ってるんです。『勇者ヨシヒコ』にしても『コドモ警察』にしても、深夜番組を普段から見てて、「こうしたらいいのにな」っていうのを具現化しただけなんですよ。だから、単純に僕の思い込みがみんなと同じだと思ってやっているので、たまたま応援してくれる人がいるだけなのかなって思ってますね。自分のやっていることはカウンターだってよく言われるんですけど、テレビ業界に一石を投じるみたいな大それたこととかは全然考えてなくて、まったく天然でやっているんです。 ──ちなみに、福田監督が今、テレビ業界に対して不満があるとするならば、どんなことですか? 福田 う~ん……。基本的にバラエティ番組の構成作家という肩書も持っているので、なかなか言いづらい部分もあるんですけど(苦笑)、そこまで視聴者に媚びなくてもいいのにな、と思うことはありますね。やっぱり僕らが小学生や中学生の時に見ていたテレビ番組って、「ほら面白いだろう」って上から視聴者に投げかけていたと思うんですよ。ドリフターズや『笑っていいとも!』やとんねるずさんの番組に、視聴率を取るための仕掛けはなかった。とにかく面白いことをやっていたら視聴者がついてくるっていう時代だったと思うんです。その時代を知っているから、やっぱりテレビって夢や面白いものを見させてくれるというイメージがあるし、なおかつ制作者側が「面白いやろ!どや!」って上から投げかけてくれるメディアじゃないといけないと思っています。  だから、いわゆる視聴者のためのお役立ち情報がメインになっている現状ってどうなのかなとは思います。もちろん今そういう番組が数字を取っているというのも事実なのですが、あんまり視聴者にへりくだってやると、バカにされるだけだと思うんですよね。CMを入れるタイミングも視聴者が一番気持ちいいタイミングで入れるべきだし、裏番組のことなんかも全然考える必要もない。もともとバラエティ番組の現場でもお仕事をさせてもらっている自分としては、視聴率を取る以上に、面白いものを提供するというスピリットを忘れちゃいけないと思っています。 (取材・文=有田シュン) ●『俺はまだ本気出してないだけ』 配給:松竹 監督・脚本:福田雄一 原作:青野春秋『俺はまだ本気出してないだけ』(小学館 IKKI COMIX刊) 出演:堤真一、橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、指原莉乃、水野美紀、石橋蓮司ほか 6月15日より全国ロードショー <http://www.oremada.jp/>

漂白剤や研磨剤はもう古い!? 今注目の再生医療による歯のホワイトニング

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Photo By Jillian from Flickr

 夏を前に、恋愛の1つでもしたいと、全身脱毛や日焼けケアに尽力している女性は多いはず。しかし、どんな身ぎれいにしてる人でも盲点になりがちなのが、歯です。男性と至近距離で接するビッグチャンスが訪れた際、満面の笑顔からこぼれる歯が黄ばみんでいたり、茶ばんでいたりしたら――? 「不潔」「臭い」という最悪なイメージと共に、男性に、「詰めの甘い女」なんて、性格の粗を見抜かれてしまう可能性もあります。

 しかし、「よし! 早速、歯のホワイトニングを」と思いたっても、「漂白剤を使う歯医者でのホワイトニングは、価格が高すぎる」「市販品は安いけど、効果がほとんどなさそう。しかも研磨剤で歯を削るのはちょっと……」など、どんな手段を選べばいいかと悩んでしまう人がほとんどではないでしょうか。

「城を男性に見立てて攻め落とす……?」奇本・珍本が大集合した「日本トンデモ本大賞2013」

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 2013年6月8日、「AKB48総選挙」が行われた日に、もう1つのオタクイベント「日本トンデモ本大賞2013」(と学会主催)が東京・お台場で行われた。  トンデモ本とは、「著者は大マジメなのに、常識からするとギャグとしか思えない本」「作者の意図とは別の意味で楽しめる本」のことで、と学会メンバーはそんな「トンデモ本」を収集、持ち寄って楽しんでいる。  「日本トンデモ本大賞」は前年に刊行された本の中から最もトンデモない作品を選ぶイベントで、今年は東京カルチャーカルチャーに120名ほどの一般客を集めて行われた。  イベントの構成は、まず「と学会エクストラ」と称し、ふだん会員が集まる会で披露されたネタの中から厳選された3つを披露。その後、候補作の発表があって、投票という流れ。  まず、「と学会エクストラ」はこんな感じ――。 ○明木茂夫氏(中京大学教授) 教科書の中国語地名・人名が漢字なしのカタカナのみで表記されているため、すごいことになっているという話をオタクネタで笑わせながら。そういう方針が決まった歴史的経緯にも迫っていた。 ○近衛秀一氏(神主) 存命の人物を祭った神社の研究書『本邦生祠の研究』(加藤玄智、国書刊行会)を解説し、現代版の「本邦生祠」を紹介して笑わせていた。 ○皆神龍太郎氏(ジャーナリスト) 江戸時代に漂着したとされるUFO型のうつろ舟の絵の横に書かれている不思議な文字の謎に迫る。柳田國男も解読できなかった文字を見事に解読してみせたので、知的興奮を覚えた人も多かったのではないか。  休憩を挟んで、山本弘・と学会会長により、トンデモ本大賞候補作が発表された。候補作は次の4つ。 ○『エナジーバンパイア撃退ハンドブック』(アセンション連合編、ヒカルランド) ○『ぜんぶ実験で確かめた 宇宙にたった1つの神様の仕組み』(飯島秀行、ヒカルランド) ○『ドクター苫米地が真犯人を追う! 11大未解決事件』(苫米地英人・本橋信宏、宝島SUGOI文庫) ○『お城でBL』(ポストメディア編集部、一迅社)  各作品のどこがトンデモか、どこが笑えるかを山本会長が丁寧に紹介。会場は爆笑の渦に包まれていた。その後、休憩時間を取って、会場の客とネットでUSTREAM中継を見ている人たちが投票。開票時間中に、 ○原田実氏(歴史研究家)による熱血授業 「江戸しぐさを斬る!」  が行われた。最近「江戸しぐさ」なるものが話題だが、江戸時代の人たちが本当にそんなことをしていたのか、きわめて怪しいことを暴いてみせた。  さて、いよいよ結果発表である。冒頭で書いた通り、『お城でBL』が圧倒的な票を集め、「日本トンデモ本大賞2013」に選ばれた。  『お城でBL』は日本の名城を擬人化し、「城攻め」を男同士の絡みに見立てたBL(ボーイズ・ラブ)作品で、城の特徴を生かしたエロティックなストーリーにいかにもBLなイラストがつく。山本会長が生々しい描写を読み上げ、挿絵を見せるたび、会場の笑いを誘っていた。  最後に壇上の出演者やと学会運営委員が総評を述べ、イベントは無事終了。運営委員の一人、唐沢俊一氏は「アマゾンのレビューに、『城をなぜ男性に見立てる必要があるのかわからない』と書かれていたが、まさにそのわからないところが今回の受賞理由でしょう」と大賞受賞作の感想を語っていた。 (取材・文=コレコレ) ※今夏、『タブーすぎるトンデモ本の世界』(と学会)が、サイゾーより出版されます。楽しみにお待ちください。