元・名物編集長がアベノミクスの大本営発表に苦言「週刊誌よ、権力を疑え!」

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「週刊ポスト」3月29日号 中吊り広告より
注目記事第1位 「安倍首相『玉ネギ問答』の詐術」(「週刊ポスト」3月29日号) 注目記事第2位 「PM2.5+黄砂 首都圏直撃パニック」(「週刊文春」3月21日号) 注目記事第3位 「『強化プラスチック』のレプリカ!『奇跡の一本松』涙の復元は美談か茶番か!」(「週刊新潮」3月21日号) 注目記事第4位 「女性記者が潜入!『オンナの性欲』最前線」(「週刊文春」3月21日号)  今朝(3月18日)の朝日新聞に、今の若者は「さとり世代」だという興味深い記事があったので紹介しておきたい。 「『さとり世代』が最初に登場したのは2010年1月。ネット掲示板『2ちゃんねる』で、元日経新聞記者の故・山岡拓さんの著作『欲しがらない若者たち』を語るスレッドだった。  同書には、今の若者の消費動向について『車に乗らない。ブランド服も欲しくない。スポーツしない。酒は飲まない。旅行しない。恋愛には淡泊』とある。  これを受け、1人が『さとり世代』と書き込むと、『いい言葉!』『面白いフレーズ』などの書き込みが殺到。(中略)ネットで拡散した。  結果をさとり、高望みしない世代――。何歳くらいを指すのだろうか。  博報堂若者生活研究室アナリストの原田曜平さん(35)は『ゆとり教育を受けた世代と年齢的にほぼ重なるだろう』と話す。  ゆとり世代は、主に02~10年度の学習指導要領で学校教育を受けた人たち。1980年代半ば以降に生まれ、現在の年齢は10代から20代半ばだ。  物心ついたときにはバブルが崩壊し、景気は後退。一方で、ネットが普及し、自ら足を運ばなくても欲しい情報が手に入る環境を享受してきた。原田さんは『「ゆとり世代」はダメな若者を指す言葉になったが、「さとり世代」は、ゆとり教育を受けつつ、さらに勉強をし、現実的な将来を見通す賢い集団でもある。だからこそ、結果をさとらざるを得なかった』」(朝日新聞より)  われわれの若いときは「クルマ大好き、ブランド大好き、スポーツはしないが酒は浴びるほど呑みたい、世界旅行にも行ってみたい、もてないけどセックスにはどん欲」だったが、その世代は還暦を超えてもさとりなどとは縁遠い。  さとり世代が年を取ったら、どんな老人ができあがるのだろう。  WBCは準決勝でプエルトリコに完敗した。はじめから選手層の薄さが気になっていたが、監督采配を含めて、3連覇できるほどの実力ではなかったのだ。  ところで、先週のアサヒ芸能に、私にとっては、という意味ではあるが、ショッキングな記事が載っていた。  「謎の美女YURIの正体は」がそれである。週刊ポストでセンセーショナルに登場したYURIは、その清楚な佇まいと壇蜜を凌ぐ官能的な姿態で、多くのファンを獲得した。  私もそのひとりだった。少し東南アジア系を思わせる表情も魅力だったが、そのプロフィールはすべて秘密、秘密だった。  そして昨年夏に、突然引退を表明して消えてしまったのだ。まるで自分のガールフレンドが目の前から消えてしまったような寂しさを感じたものだ。  それがこのところ彼女の「消息」がポストに出始め、未公開写真がグラビアを飾り、彼女のあの姿を再び見られると喜んでいたのだ。  アサ芸にもYURIファンがいたに違いない。予期せぬところで再会を果たしたなどといっているが、血眼になって探し求めたのであろう(推測だが)。しかし、それがDVDショップで出会った、それもAVだったというのがショックである。  タイトルは『続・素人娘、お貸しします VOL.63』(プレステージ)。仮名で柏木美玲、22歳、家事手伝いとなっているそうだ。  間違いであってくれればいい。そういう私の切なる願いは、アイドル評論家の織田祐二が打ち砕く。 「顔や胸の谷間のホクロの位置が完全に一致しており、YURI本人だと断定できます」  アサ芸は「本番AV嬢だったんですね(苦笑)」と書く。嫌みだね。  私にとっては苦渋の選択だったが、すぐにそのDVDを通販で買って取り寄せたこと、言うまでもない。  ポストはアサ芸の記事を知ってか知らずか、今週もYURIのグラビアをやっている。そのタイトルは「誰も。。何も。。知らない」。意味深ではあるがね。  注目記事には入らなかったが、気になった記事を紹介しよう。  廣瀬直己東電社長が文春に登場して、池上彰の「誌上喚問」に答えている。池上が「文春は原発事故以来、厳しく東電の責任を追及してきた雑誌なのに、よく応じましたね」とやや驚いているように、登場させたことは“快挙”である。  廣瀬は「確かにだいぶお叱りを受けているという認識はございました。しかし、私どもの立場ではどんな媒体でも我々の考えをお話しできるのであればありがたいことだと考えています」と答えているが、額面通りには受け取れない。  文春、池上彰というブランド。それに付け加えれば、池上ならさほど厳しいことは聞くまいという計算があったのではないか。それとも、なんらかの取引があったのか。  予想通り、内容は通り一遍で、さして新しいことはないし、激しく斬り込んでいない。  強いてあげればこういうところか。 「池上 ただ、例えば敦賀原発のように日本原電が調査して活断層ではないとした場所が、別の学者が見たら一目瞭然で『活断層だ』と判定されてしまうと、そもそも今までの調査が非常に電力会社にとって都合のいい、いい加減なものだったと思いますね。 廣瀬 そういう批判を受けるのも仕方ないかもしれませんね」  終始、廣瀬社長は第三者のような口ぶりである。旧東電トップたちの刑事責任にも言及してほしかったね。  現代にも気になる記事がある。「医者はこんなときにウソをつくのです」がそれだ。  慶應義塾大学病院放射線治療科の近藤誠医師がこう語る。 「実は、医者がウソを言うのは、余命に関してが一番多いんです。初対面の医師が、いきなり『あなたは余命3ヵ月です』と言ってくるケースはよくある。特に若い医師に多いようです。  だいたい短めに言って脅し、不安にさせ、救いの手を差し伸べる。長めに言うと、患者はセカンドオピニオンを求めたり、他の治療法はないかと考えてしまう。そうした心の余裕を患者に与えないために、あえて短めに言うんです。昔は家族を脅すのに『余命6ヵ月』がよく使われたのですが、がん告知が当たり前になった今は『余命3ヵ月』に短縮された。そう宣告された多くの患者の話を、私は直に聞いています」  この「余命3ヵ月」には、もうひとつの理由があるというのだ。 「医療裁判に対する怯えは、がんに携わる医師のほとんどが抱いていると思います。余命に関しても、1年と言ったのに半年で亡くなったなどとなったら、医師の責任を追及されかねない。だから余命は短めに告げておくんです」(都内の総合病院外科医)  確かに医者が余命を確実に判定できるわけはない。医者意図を見抜く患者側の眼が必要なのだろう。  これも私のころからの定番の早稲田批判が現代に出ている。不思議なことに早稲田批判は部数が出るのだ。 Q  慶應に差をつけられ、明治に追い上げられている早稲田は慶応のマネをするようになった。 「大学の特色でもあった夜間部を’10年度までにすべて新規募集停止。女子学生と外国人留学生を増やした。最近では文科省の指導のもと、授業の出席率をあげようと、授業ごとに色の違う出席カードを用意したり、院生を雇って代返を監視させたりしている。  マネをしてみたが、結局慶応には勝てず、早稲田は『自由』という唯一の優位性すら失ってしまった。そして皮肉にも、早稲田は就職市場でもますます『魅力の薄い』大学になりつつある。就職率でみれば慶応83.6%に対して早稲田は76.1%と差は大きい」  早稲田のバンカラという気風も、もはや昔のこと。私のオフィスは早稲田の正門のすぐ近くだが、通る早稲田の学生はスマートなのが多い。早稲田はただの人数の多い特色のない大学になってしまったようである。  文春の連載「ワイセツ戦線異状あり」が面白い。今週の第4位に、25歳の文春女性記者が「オンナの性欲」最前線に突撃している記事をあげる。  まずはTENGAの女性版「iroha」に挑戦。とはいっても、触って感触を確かめているだけだが。  次はお決まりの渋谷円山町にある女性専用バイブの店へ。その後、午前3時過ぎに編集部で女性向けAVを見て、こう感想を漏らす。 「私がイメージしていたAVとはずいぶん違う。なんだか男女とも綺麗だし、卑猥な言葉を言うわけでもないし、大げさな演技とかもないし……見ていて正直、ちょっとうっとりしちゃいました」  そこからこれもお決まりのBL、ボーイズラブ、同性愛ものへと行く。  店頭でBLを買うのがためらわれる女性たちが、ケータイでBLを読むことが多くなっている。eBookJapanは、昨年3月の調査で、iPhoneで電子書籍をダウンロードしたユーザーのうち女性は60%で、売り上げランキングを見ると1位に少女マンガ『僕等がいた』で3位にBLコミックが入ったそうだ。  そういえば、3月12日のJ-CASTに「文化庁配信電子書籍でダウンロード数トップ『エロエロ草紙』の中身は『男子の妄想』」という記事があった。 「文化庁は2013年2月1日から、『文化庁eBooksプロジェクト』として、国立国会図書館のデジタル化資料のうち、有識者により選定された13作品を電子書籍化・実験的に配信していた。配信は3月3日に終了し、実験結果が9日に公表された。  それによると、配信期間中のダウンロード数1位は酒井潔の『エロエロ草紙』で1万1749件、2位以下に芥川龍之介の『羅生門』(1万163件)、同じく芥川の『河童』(8428件)が続いた。このほか『絵本江戸紫』(1765年)、『平治物語〔絵巻〕』(1798年)などの古典籍や、竹久夢二、柳田國男、夏目漱石、永井荷風、宮沢賢治などの作品が配信されていた。  これらそうそうたる『ライバル』を押しのけて、今回1位に躍り出た『エロエロ草紙』。そもそもなぜラインアップされたのか。  1930年11月に出版されるはずが、『公序良俗を乱す』との理由で製本中に発禁処分を受けた。その後長らく日の目を見ていなかったのだが、国立国会図書館デジタル化資料としてインターネット上に公開されると、その『露骨過ぎる』タイトルがネット住民から『人気』を集め、11年中ごろからサイトのアクセス数ランキング首位に君臨するようになった。  このデジタルデータのアクセス数や、国会図書館内での閲覧実績などを重視して、文化庁が配信ラインアップを絞り込んだため、『エロエロ草紙』には異論も出たものの、『やはり外せない』となったそうだ」  中味などどうでもいいのだ。やはりエロは強い! ということだ。  陸前高田市の高田町では、大津波のために7万本あった松がほとんどなぎ倒され、唯一残った高さ27メートル、樹齢173歳の松が復興のシンボルとなり、「奇跡の一本松」と呼ばれている。  新潮は、その松が樹皮の生木部分以外すべて人工的に復元され、まるでミイラのようなものとして残ることになったことへの疑義を唱えている。これが第3位。  この松は昨年5月に新芽が出ず、完全な死が見極められたため、市の主導で震災モニュメントとして復元されることが決まったのだが、その総工費はなんと1億5,000万円。しかも10年しか持たず、永久保存ではないのだ。  当然ながら、地元住民からも批判が出てきた。街や道路の整備、仮設住宅に住む人たちの復興住宅費用に充てるべきではないかというものだ。もっともである。  費用そのものは寄付金と全国から寄せられた義援金を充てているようだが、サイボーグのにようにして残すのでは見るに忍びない、という声も多くある。それに、この奇跡の松のDNAを残そうという試みは成功しており、苗木として育ち始めているそうである。  私も、苗木を育て、大きくなったら海岸に植えて「奇跡の一本松ジュニア」として、みんなで守っていけばいいのではないかと思う。  中国のPM2.5問題が深刻になってきている。これを取り扱った文春の記事が第2位。  大阪医科大学の河野公一教授がこう警告する。 「特に高齢者と乳幼児は抵抗力や免疫力が低いですから、慢性的に吸い続けているとCOPD(慢性的閉塞性肺疾患)になりやすい。最近、都市部の高齢者で呼吸器系疾患が多いのも、PM2.5の影響があると思われます。COPDは高齢者、特に八十歳以上の肺疾患で亡くなる方の死亡率第一位です。(中略)抵抗力の弱い乳児や子供も同様です。子供の場合は肺の発達成長の段階においてこういう疾患に遭うと、肺胞の正常な機能が保てなくなるといわれています。肺そのものの成長が鈍くなってしまうこともありえるんです。  また、PM2.5は発ガン性物質でもあるので、肺胞周囲におけるガンのリスクが高くなります」  日本ではこのところ煙霧が話題だが、これは寒冷前線の接近に伴って空気が対流し、地表付近の土埃やちりなどが巻き上げられて、水平方向に見通せる距離が10キロ未満になる気象現象のことだそうだ。文春は気象庁が「煙霧」と発表しているのは実は大本営発表で、中国へ配慮して「黄砂」といわないのではないかと、怒りを中国へと向ける。  さらに先のような健康への被害が心配され、PM2.5のような微粒子だと「肺胞にまで到達し、血液やリンパ節に移行していく。ちょうど肺への沈着率が高くなる大きさなのです」(河野教授)。その上中国では規制の緩いアスベストまでが飛んできている可能性もあるというのである。  北京から南西に約300キロのところにある中国のスモッグ・ワースト1位の都市(河北省)へのルポも敢行している。7歳の子供を連れた50代の工員はこう話している。 「春になると砂や煙が宙を覆って、真っ白で空も見えなくなってしまう。七、八年前に大きな工場ができてからというもの、小さい子供に気管支炎が増えている。発疹が出ることもある」  工場から離れた市の中心部に子どもを住まわせたら、発疹が自然と消えたという。  さらに文春は、07年に世界銀行が中国の水質汚染に関するレポートを発表し、大気汚染と空気汚染で年間約70万人が死んでいると述べられているのに、中国政府がその部分を削除するよう仕向け、最終版からはこの記述がなくなっていると報じている。  中国側へ「汚染物質抑制要請」をするべき石原伸晃環境大臣だが、なかなか腰を上げず、ようやく中国側に申し入れたところ、中国側は日本への影響を認めず門前払いされたという。中国側からすれば、お前のところは福島第一原発事故で放射能をばら撒いたではないか。そんなことを言われる筋ではないということなのかもしれない。  こうしたPM2.5対策としては空気清浄機が必須だというのだが、中でもスウェーデン製の「ブルーエア」が効果が高いそうだ。だが、20畳対応で8万円弱、半年ごとに交換しなくてはならないフィルターが8,400円と値段もかなり高めである。  庶民は、せめて帽子にメガネ、マスクぐらいで自衛するしかないようだ。  今週の注目記事第1位は、ポストの安倍バブル煽り派への批判記事にあげる。  現代はアベノミクスと黒田東彦日銀総裁を合わせて「アベクロ」バブルと称し、今週も「『アベクロ・ショック』世界同時株高が来た」と煽っているが、ポストは「“官製報道”をチェックするべき雑誌メディアまでがそれに丸乗りしている」と、私がこのところ言い続けてきたような批判をしている。  安倍首相は「中国の玉ネギよりも日本の玉ネギのほうが高くなったのは円高が是正されたためだ」という発言をした。だが、ポストが調べたところ、昨年末から国産玉ネギの値段は変わっていないし、円安で中国産玉ネギの輸入価格が一方的に高くなったのだから、これは詐欺師の口上のようではないかと難じている。  その裏では、来年の消費税引き上げへの布石を打ってきているというのだ。 「自民党は消費税引き上げの際、スーパーや量販店など小売業者が増税分を値引きする『消費税還元セール』を禁止し、値上げカルテルを認める特別措置法案を国会に提出することを決定した。特措法ではさらに中小企業の業界団体が増税分の価格上乗せ方法を共同で決める『転嫁カルテル』を認めて、独占禁止法の適用除外とする方針だ。  還元セールの禁止では、企業や小売店が経営努力で値引きすることもできなくなる。いわば『みんなで値上げしよう』法案であり、消費者のために値引きセールをした業者を、『税を取る役所』の国税庁(財務省)と『消費者を守る役所』の消費者庁が取り締まる。還元セールを行った企業は名前が公表され、調査が入る。値上げに協力しない企業は”犯罪者”扱いである。  一方で財務省は増税後の住宅需要冷え込み対策として、今年9月末までに注文住宅の購入契約を結べば引き渡しが来年4月以降でも税率を5%のままにする経過措置を打ち出した。税率引き上げが正式に決まってもいないのに『経過措置』とはふざけた話だが、これも増税の『来年4月実施』を既成事実化する露骨な動きだ」  3月8日に発表された内閣府の「景気ウオッチャー調査」もおかしいという。 「今回の調査結果(2月分)では、『現状判断DI』が前月比3.7ポイント上昇の53.2、『先行き判断DI』が前月比1.2ポイント上昇の57.7となった。  景気の先行きを示す指数は00年に調査を始めてから最も高い57.7となったという報道が多く見られたが、これは役所と記者クラブの「コンビネーションプレー」だったと批判する。 「しかし、今回の調査結果を注意深く読むと、手放しでは喜べない日本経済の実態が見えてくる。  25ページにわたる調査結果(全体版)の最終頁には、『参考』として『景気の現状水準判断DI』という指数が掲載されている。そこには『景気の現状をとらえるには、景気の方向性に加えて、景気の水準自体について把握することも必要と考えられる』との記述があるだけだ。  内閣府に問うと、『「現状判断DI」は3カ月前と比べて景気がどう変化しているかを質問した数字で、「現状水準判断DI」は、現在の景気について尋ねた数字です』と説明する。  つまり、『現状水準判断DI』こそが実体経済の実感を示している数字なのだ。この数字は今回調査で「45.9」と50を大きく下回り、いまだ過半数が『景気が悪い』と判断していることを示している。その数字を最後に『参考』として載せるのではなく、強調することこそ政府の義務というものだ」  さらに、作られた賃上げラッシュの裏で「首切り自由化法」が練られているというのだ。 「さる3月6日、産業競争力会議の『雇用制度改革』分科会の第1回会合が開かれた。そこで議論の中心になったのが、経済界の悲願である『金銭解雇ルール』の創設だ。 『日本では企業が社員を整理解雇する場合には4要件と呼ばれる厳しい制約がある。産業競争力会議でテーマになっている金銭解雇ルールとは、企業が『転職支援金』などの名目で一定の金額さえ支払えば自由に社員のクビを切れるようにするもので、実現すれば、サラリーマンはいつ会社から『辞めてほしい』と通告されるかわからない不安にさらされることになります」(ジャーナリスト・溝上憲文氏)」  昨今TPPが話題だが、そこにも裏があるという。農協の大規模な反対運動が報じられているが、政権と農協側は水面下で条件交渉を始めているそうである。 「TPP参加は既定路線だから、あとは農協を通じた農家への補助金交渉になる。農協は、93年にウルグアイ・ラウンドで米市場の一部自由化を決めた際には、8年間で6兆100億円という巨額の農業対策予算を引き出した。関税撤廃品目次第では、今回は10兆円規模の減額交渉になるのではないか」(安倍ブレーン)  自民党のTPP対策委のひとりもこう言う。 「北海道庁がTPPによる道内の損失額を米1130億円、小麦418億円などトータルで2兆1254億円と試算している。委員会では農水族の議員が『北海道だけでこれだけの数字になるんだ!』といいながら、補償額について話し合っている。最低でもウルグアイ・ラウンドの6兆円は超えるはずだ」  今の株高は一場の夢になるかもしれないと、慶應義塾大学ビジネススクール小幡績准教授がこう指摘している。 「小泉政権下でも景気拡大局面が現われて株高となったが、庶民はそれほど恩恵を受けられなかった。現在、それと同じような状況がある。株や土地が上がっても持たざる人や投資資金のない人には関係ない。円安で業績が好転して賃上げにつながるのは一部の大企業にすぎません。多くの庶民にとっては賃金が上がらない中で、物価だけが上がるというのはマイナスでしかありません」  ポストの報道姿勢を私は評価する。新聞やテレビなどの大メディアが大本営発表のような情報を垂れ流している中で、こういうときこそ週刊誌は「権力を疑え」という姿勢を貫かなければいけない。それが週刊誌の存在理由なのだから。 (文=元木昌彦) ●もとき・まさひこ 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 

【ぶっちゃけ発言】風間俊介「実は傷だらけ」

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『純と愛』公式ホームページより

【ジャニーズ研究会より】

<ジャニーズ ぶっちゃけ発言>

――ジャニーズアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?

■今日の発言者
風間俊介

「実は傷だらけ」

 これは、13日発売の雑誌「ステラ」(NHKサービスセンター)のインタビューで、風間俊介が発言したもの。彼は、今号で表紙&巻頭インタビューを飾り、昨年5月のクランクインから9カ月間に及ぶ、朝の連続テレビ小説『純と愛』の撮影秘話を赤裸々に語っている。

 『純と愛』は、一昨年末、最高視聴率40.0%を記録したドラマ『家政婦のミタ』を手がけた遊川和彦氏の脚本であることが話題を呼んでいた。風間は、一本気なヒロイン・純と恋に落ち、やがて夫婦になっていく青年・愛(いとし)を演じている。ドラマは沖縄・宮古島と大阪を舞台に、ホテルの再建に奔走する夫婦の絆が描かれており、風間も辛い状況で苦悩を抱えて生きている人たちに届くドラマにと“覚悟”をもって臨んできたとか……。

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ラブホテルという非日常で育った女の“節目”を描いた『ホテルローヤル』

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『ホテルローヤル』/集英社

■今回の官能小説
『ホテルローヤル』(桜木紫乃、集英社)

 「ラブホテル」という場所がある。それがどういう場所なのか知らなかった子どもの頃は、おもちゃのような原色のお城を指差して、「あのお城、なあに?」と、無邪気に両親に訊ねたりしたこともあった。今思い返すと、何ともばつの悪い空気が流れていたことだろう。

 「ラブホテル」とは、ふと冷静に考えると非常に不可思議な場所である。なぜなら、男と女が、ただセックスをするためだけに集結する場所だからだ。不倫カップルがたまの逢瀬をむさぼる部屋もあれば、性欲を満たすだけにホテトル嬢を呼んでいる部屋もある。目的とする行為は1つだけれど、それに至るまでの物語は、壁1枚を隔てて十人十色――それぞれの部屋で、わずか数時間ばかりの、男と女のさまざまなドラマが繰り広げられている。
 
 今回ご紹介する『ホテルローヤル』(集英社)は、北海道の片田舎にあるラブホテルが舞台となる連作短編集である。1年のほとんどが厚い雲で覆われ、寒さから身を守るように人々が身体を寄せ合って生きている――そんな人のぬくもりが人一倍恋しくなるような北海道の片隅に、ひっそりと「ホテルローヤル」は建っている。

ラブホテルという非日常で育った女の“節目”を描いた『ホテルローヤル』

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『ホテルローヤル』/集英社

■今回の官能小説
『ホテルローヤル』(桜木紫乃、集英社)

 「ラブホテル」という場所がある。それがどういう場所なのか知らなかった子どもの頃は、おもちゃのような原色のお城を指差して、「あのお城、なあに?」と、無邪気に両親に訊ねたりしたこともあった。今思い返すと、何ともばつの悪い空気が流れていたことだろう。

 「ラブホテル」とは、ふと冷静に考えると非常に不可思議な場所である。なぜなら、男と女が、ただセックスをするためだけに集結する場所だからだ。不倫カップルがたまの逢瀬をむさぼる部屋もあれば、性欲を満たすだけにホテトル嬢を呼んでいる部屋もある。目的とする行為は1つだけれど、それに至るまでの物語は、壁1枚を隔てて十人十色――それぞれの部屋で、わずか数時間ばかりの、男と女のさまざまなドラマが繰り広げられている。
 
 今回ご紹介する『ホテルローヤル』(集英社)は、北海道の片田舎にあるラブホテルが舞台となる連作短編集である。1年のほとんどが厚い雲で覆われ、寒さから身を守るように人々が身体を寄せ合って生きている――そんな人のぬくもりが人一倍恋しくなるような北海道の片隅に、ひっそりと「ホテルローヤル」は建っている。

五代目・三遊亭円楽に捧げる、弟子たちからのラブレター『落語家 五代目円楽一門会生態録二〇一三』

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『落語家 五代目円楽一門会生態録
二〇一三』(ワイズ出版)
 2009年に肺がんのために亡くなった五代目・三遊亭円楽の弟子や孫弟子たちが所属する落語家集団「五代目円楽一門会」。「笑点」でお馴染みの三遊亭好楽や六代目三遊亭円楽(元三遊亭楽太郎)、末高斗夢としてタレント活動から一転、落語の世界に飛び込んだ三遊亭こうもりなどが知られているだろう。この一門会に所属するすべての落語家に迫ったインタビュー集『落語家 五代目円楽一門会生態録二〇一三』(ワイズ出版)が刊行された。  総勢44名の落語家たちに取材を行ったのは、今月真打に昇進したばかりの三遊亭きつつき改め四代目・三遊亭萬橘。兄弟子や弟弟子などの立場を超え、落語家としての本音を語り合っている。  一般的に、落語家の生態というのはほとんど知られていない。日本の伝統芸能を守る存在でありながら、同時に「毎度ばかばかしいお笑いを一席」と、集まった人々の心をつかみ笑いを勝ち得なければならない。そんな落語家たちが、自らの半生や哲学を語るというその内容も十二分に面白いが、本書をより味わい深くさせているのが、彼らの師匠にあたる五代目三遊亭円楽に対するそれぞれの熱い思い入れだ。  五代目円楽は、一昨年亡くなった立川談志や古今亭志ん朝らとともに、昭和~平成の落語界を牽引した存在である。しかし、彼をはじめとする円楽一門は落語協会や落語芸術協会に所属する落語家と異なり、鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場といった寄席で定席を持つことができない。1978年の分裂騒動で三遊亭圓生・円楽の師弟は落語協会を脱退する。これに対する制裁として、円楽一門会は寄席という活躍の場を失った。  五代目円楽は1985年から89年まで、寄席「若竹」を自ら経営した。最後には数億円もの借金を背負い、「笑点」で散々いじられ倒していたが、五代目が私財を投じ借金を背負ってまで寄席を開業したのは、自分たちの場所をつくるためだった。また、東京の寄席に出られないことから、地方での落語会を精力的に行ってきた円楽一門会。今では地方の落語会も当たり前のものとなったが、この状況は彼なしでは考えられないだろう。  普通の落語家が味わう以上の辛酸を舐めた五代目。その背中をずっと追い続けてきた弟子たちからあふれ出る言葉の数々は趣深い。 「大将(五代目)の凄さ? あれは人間じゃないよ。普通の人ではとにかくない(中略)あんだけわがままで、好き勝手で、気分屋でいながら、勤勉家で、あんなに温かくて、懐の深い人は最初で最後だろうね」(三遊亭貴楽) 「喜怒哀楽の激しい方で、きつくも叱るけど、『浜野矩随』の若狭屋甚兵衛とほぼ同じ。思いやりが、すごく優しくて」(三遊亭楽之介) 「どっかのインタビューで言ったけど、円楽と言うブラックホールの中にどんどん吸い込まれてたんだね。落語と言うブラックホールん中に」(六代目三遊亭円楽)  一般的には笑点の司会者としてニコニコしたイメージが印象に残っている五代目円楽。だが、彼は名実ともに間違いなく落語界を牽引した存在であり、後世にまで語り継がれるべき人物だ。本書は、弟子・孫弟子たちによって形作られる五代目円楽一門会のすべてを記した作品であると同時に、彼らによって綴られた五代目円楽へのラブレターなのだ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

マドンナ、同性愛差別を皮肉るコスプレと感動的なスピーチで話題に

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こちらもある意味伝説の猫パンチポーズ

 今年55歳の誕生日を迎えるマドンナ。16日に開催された、中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(GLAAD)主催の第24回GLAADメディア賞授賞式でプレゼンターを務めた彼女は、ボーイスカウトのコスプレをして登場。感動的なスピーチで、会場を大いに沸かせた。

 1982年に歌手デビューして以来、クイーン・オブ・ポップとして音楽シーンのトップを走り続けているマドンナ。彼女は、その長いキャリアの中で、女性の自立と同じくらい同性愛の人権支持を訴えてきた。昨年は、ロシアで行ったコンサートで、「私は自由の戦士よ!」と叫び、ロシア正教の十字架を踏み付けながら同性愛を奨励する発言をして裁判沙汰に。市民から「未成年者に同性愛を宣伝し、ロシア正教信者の宗教感情を傷つけた」と訴えられる騒ぎとなり、大きな注目を集めた。

ぽっちゃり向けファッション誌「la farfa」に訊く、ぽっちゃりとデブの境界線

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仕掛け人である今晴美さん(左)と読者モデルの天貝旭花さん(右)。
日テレの水卜麻美アナや、渡辺直美、柳原可奈子、アジアン・馬場園梓といった女芸人など、このところ“ぽっちゃり女子”株が急上昇している。その人気を裏付けるかのように、今月21日、日本初のぽっちゃりさん向けファッション誌「la farfa」(ラ・ファーファ/ぶんか社刊)が創刊される。創刊号のイメージモデルを渡辺直美が務めるとあって発売前から話題騒然中の同誌だが、ひと昔前なら、太った女性が好きな男性は「デブ専」なんて言われる少数派だった。それが一体なぜ、今“ぽっちゃり”なのか?   「la farfa」の仕掛け人である今晴美さんによると、そもそもぽっちゃり向けのファッション誌を作ろうという話が出始めたのは、3年ほど前のこと。今さん自身、ぽっちゃり体形で、自社のファッション誌を見てもあまり着られる服がないと不満を抱いていたという。 「『だったら、自分でやればいいじゃん!』と周りにたきつけられて……(笑)。ニッセンのsmiLeLand(http://www.smileland.jp/)や、AS KNOW AS、Hakkaなど、今ぽっちゃりさん向けのおしゃれな服がすごく増えてきているので、この市場にポテンシャルはあるというのは、けっこう確信がありましたね。『やるなら一番最初』といううちの社風もあるんですが、動きだしてからは早かったです」  数々のファッション誌を手掛けるぶんか社といえど、ぽっちゃりは未知の領域。普通のファッション誌ならモデルがオシャレな服を着こなすだけでページが成立するが、ぽっちゃりの場合は“なぜこのコーデなのか”といったプラスαが必要になる。そのほかにも、いろいろと苦労があったようで……。 「まず、ぽっちゃり体形のモデルさんというのがいなかったので、イチから探さなければならないというのが大変でした。それと、普通のファッション誌だと、ぽっちゃりって、おなかやお尻、ふくらはぎといった部分をうまく隠すというのを先に考えちゃうんですよ。でも、私はそれがすごい嫌で。別に出せばいいじゃんって思うんですよ。結局、全体のバランスですからね。そこにネガティブにならないでポジティブに見せていくというのは、スタイリストやカメラマンにとってこれまでと180度違う仕事。そこが面白いところでもあり、大変なところでもありました」  ぽっちゃりさんと一言で言っても、その認識は人それぞれ。「la farfa」が定義する“ぽっちゃり”とは一体なんなのだろうか?  「服のサイズとしてはLL~5Lを載せてますが、あまり明確な定義はないですね。結局、本人がどう思うかでしかないですから。これは私の個人的な見解なんですが、健康そうなのがぽっちゃりで、不健康そうなのがデブじゃないかと。自分の体形を気にしすぎて『腹の肉が……』と縮こまっちゃうのは、人としてあまり健康的ではないですよね? 一方、ぽっちゃりって『腕肉ですが、何か?』って言えちゃう。ぽっちゃり体形の見せ方を分かってるんです」  確かに、ぽっちゃりの人は性格的に明るくて、一緒にいて楽しい人が多い気がする。では、今さんから見て、ぽっちゃりの魅力とはどんなところなのだろうか? 「懐の大きさではないでしょうか。自分の体形などコンプレックスを乗り越えてきている人が多いからこそ、心も丸いというか。なんでも受け止めてくれる土壌を持っていますね。私もよく社内で『お母さん』って言われてます(笑)。あと、おいしいものが好きだから、たぶん料理もうまい」
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スリーサイズは上から130cm、130cm、136cm。
 先日行われた3月16日に「la farfa ×smiLeLand SS Collection」へ出演する読者モデルオーディションには約250人の応募があり、最終的に12名が選ばれた。その中で編集部イチオシなのが、天貝旭花さん(26歳)。確かにサイズは大きいが、笑顔がかわいらしい、ふんわりとした雰囲気の女性だ。  ぽっちゃりでよかったなと思うことは? 「友達に触り心地が気持ちいいと言われたり、暖を取られたりしますね。あとは、もともと顔がキツめなので、お肉がついていると笑顔がいいねって言われます」  ぶっちゃけ、モテるのだろうか? 「……彼氏はいます。彼はぽっちゃり好きです。街で声かけられることも、けっこうありますね…(照)。『お酒飲み行こう』とか」  ぽっちゃりが個性として社会的にも認められるように頑張りたいと、今後の抱負を語る天貝さん。日本全体が元気がない今、ぽっちゃりさんの安定感と癒やしが求められているのかもしれない。 (撮影=名鹿祥史)

ジャニーズ新グループ構想を発表! 40人グループにファンも動揺

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