| 子育て,共働き,ペット…。ライフスタイルから考える楽しい家づくりサイト。 |
日別アーカイブ: 2013年3月2日
【3.30やねん】帰ってきたOSK! サイゾーテレビ 『小明の副作用』大阪スペシャル!!!開催決定!

"トクホ"コーラのバカ売れに踊らされる消費者 無機能トクホブームの利権
この健康志向時代において、新商品が発売されるたびにブームとなる特定保健用食品(トクホ)。12年に2社が発売したトクホコーラも1億本以上売り上げており、まさに現在、ブームの渦中にあるといえよう。だが一方で、トクホは数々の回収騒ぎや効果に対する疑問も指摘されており、イマイチ信頼性が薄い商品であるようだ。こうした怪しいトクホの実態とブームに群がり利権を貪る面々について追った──。 このところ「トクホ」が再びブームになっている。 これまで、1999年花王・食用油「エコナクッキングオイル」、03年花王「ヘルシア緑茶」、06年サントリー「黒烏龍茶」など、続々とトクホ商品がヒットを飛ばしてきたが、今回はコーラだ。 12年4月に発売された、キリンビバレッジの「メッツコーラ」は、発売から6カ月で550万ケース・1億3000万本の販売を記録。一部で生産が追いつかず、店頭で大幅な品不足となる事態にまで陥った。これはトクホ商品としては異例の480ml・150円の低価格ということもあって(ヘルシアの場合、350mlで1本180円~350円)、人気に火がつき「ヒット商品番付」(日経MJ)にも登場したほどだ。 このヒットに乗ってサントリーもトクホ商品「ペプシスペシャル」を11月に発売するや、わずか2週間でキリン「メッツコーラ」を上回るペースで130万ケースを販売した。3年後には年間1000万ケースまで売上規模を伸ばし、主力商品にする計画だという。こちらは490ml・158円だ。 これまでコーラは「若者の飲み物」というイメージがあったが、このトクホコーラは、30~40代の男性をターゲットにしているところが特徴だ。「メッツコーラ」はCMキャラクターに「あしたのジョー」を、「ペプシスペシャル」は俳優の織田裕二を起用し、「脂肪の吸収を抑える」効果をアピール。仕事で日中外に出て脂っこい食事が多く、健康にも気遣う30~40代男性の心をガッチリとつかんだ格好だ。 では、そもそもトクホとは、どんなものなのか? トクホ制度ができたきっかけは、84年に文部省(当時)が行った「食品機能の系統的解析と展開」という研究だ。この研究の中で、「食品には体調を調節する機能がある」という点に注目が集まり、産官学が一体になった「機能性食品」構想が持ち上がった。 その後、厚生労働省が主導し、制度化に当たっては、「機能性」から「特定保健用」に名称変更がなされ、91年に特定保健用食品、通称トクホ制度がスタート。(90P年表参照) この制度では、当該商品が、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、整腸機能に役立つなど、特定の保健効果があることを証明するために、国による審査を受ける必要がある。 その審査には、ヒトを対象とした実験の結果を含めた「食品及び関与成分に係る保険の用途を医学的・栄養学的に明らかにした資料」の提出が義務付けられている。『消費者委員会』、『食品安全委員会』、『厚労省医薬食品局の審査、独立行政法人国立健康・栄養研究所』もしくは『登録試験機関』の分析を経て、許可に至るのだが、「この資料は医学・栄養学等の学術書、学術雑誌等に掲載された知見を含む」としていることから、実験結果は学術論文の形をとることが多い。 こうして認可を受けた製品は、"トクホマーク"を用いて、その効果を表示することができる。また、国が定めた栄養成分を1つでも含んでいれば、国の許可を得ることなく表示できる「栄養機能食品」と共に、トクホは「保健機能食品」というカテゴリに入る。 トクホは97年には許可品目が100品目に到達し、05年には500品目、12年5月に1000品目に到達するなど、飛躍的に増大してきた。市場規模も急拡大し、97年には1000億円程度だった市場が、07年には7000億円近くまで売り上げを伸ばした。厚労省をはじめとした産官学が作り上げたこのビジネスを、08年に同省が自らスタートしたメタボリックシンドローム検診の義務化などを追い風にして、消費者の健康志向の高まりが、トクホ市場の拡大を支えてきた。 しかし、2000年代後半は、逆風に見舞われることもしばしば。トクホ市場がピークだったのは07年で、年を追うごとに売り上げは低迷し、11年には5175億円まで下がってしまった。 09年9月には花王「健康エコナ」が、体内で発がん性物質に変わる可能性のある物質を、ほかの油よりも多く含んでいることが判明し発売中止になった「エコナショック」の直撃を受けた。 また、同年同月には消費者庁が設立され、トクホの制度が消費者庁の管轄に移行。消費者庁は10年に「健康食品の表示に関する検討会」による報告書をまとめ、トクホについて表示許可手続きの透明化など抜本的な見直しを提言した。厚労省時代に比べるとじっくりと審査されているためか、消費者庁によるトクホの許可手続きはスピードが落ちたという。 ■抑制効果がたったの1割 効果の薄いトクホ食品 とはいえ、いまだに5000億円規模の市場があるトクホ業界、12年のトクホコーラブームで、再び盛り上がりも見せている。こうした中で、トクホをめぐっては大きく分けて2つの批判が取り沙汰されてきた。まずは”効果”に関する疑惑である。 「脂肪の吸収を抑える」効果が実は眉ツバモノだという声は、03年にヘルシア緑茶が発売され、トクホ商品がブームになって以降、多くの専門家から噴出している。トクホの許可を受けるためには、申請する食品を用いたヒトに対する実験結果が必要となるが、このための試験には、効果が出やすい人を被験者としていることが多いという。 「例えば、トクホコーラではBMI(ボディマス指数:ヒトの肥満度を表す体格指数)が軽度肥満との境界線に近い30~40代が被験者になっています。これは、検査の基準の中に、全年齢を対象とする旨が盛り込まれていないからなのですが、これでは誰にでも効果があるかどうかわかりません」(科学ジャーナリスト) また、食品問題に詳しい専門家は、その効果の疑わしさを指摘する。 「トクホコーラの売りである『脂肪の吸収を抑える』のは、難消化性デキストリンが入っているためです。この成分が入っているコーラと入っていないコーラを比較したところ、血中中性脂肪の上昇はピーク時の4時間後に1割強抑制されますが、効果がこの程度であれば、トクホコーラを飲むよりも脂肪分の多い食事を抑制する方が、よっぽど肥満に対して効果があるでしょう」 この難消化性デキストリンは食物繊維の一種であり、科学的に整腸機能、食後血糖値・血中中性脂肪の上昇抑制機能が確認されている。難消化性デキストリンの含有量が一定の基準を満たしていれば、整腸機能、食後血糖値の上昇抑制機能についてはトクホの有効性試験を省略できるため、業界で人気の成分となっている。これまでに許可されたトクホ商品のうち約3割が、難消化性デキストリンを(トクホ許可に必要な関与)成分としているほどだ。(※トクホコーラの成分に関する詳細は92Pを参照) ■やっぱりオイシイトクホ利権 検査機関に厚労省OBが多数 そしてもうひとつの批判は、厚労省OBによる”天下り”問題だ。 「トクホは、いまや一大ビジネス。トクホ審査をするのは消費者庁ですが、有効性や安全性の分析を依頼するのは、『独立行政法人国立健康・栄養研究所』もしくは『登録試験機関』。一連の審査をサポートするのは、『公益財団法人日本健康・栄養食品協会』といった法人。トクホの商品が増えるほどに、当然、彼らにもお金が流れ込む。残念ながらというべきか、やはりというべきか、こういった法人の役員には、トクホ制度を立ち上げた厚労省のOBたちが名を連ねており、天下りとして問題視されてきました」(科学ジャーナリスト) 確かに、国立健康・栄養研究所の理事は厚労省の出向組であり、日本健康・栄養食品協会の理事長は「元厚労省健康局長」、評議員には「元厚労省大臣官房審議官」「元厚生省生活衛生局衛生課長」といった肩書が並ぶ、まさに天下り機関なのだ。 「特に日本健康・栄養食品協会は、正会員696社で、ほとんどの食品メーカーが名を連ねています。花王、サントリー、キリンビバレッジといったトクホビジネスで大儲けしている企業も正会員です。トクホの申請には『学術誌での発表』も求められていますが、この協会は『健康・栄養食品研究』という学術誌を発行していて、トクホ関係の論文も掲載しているのです。これではお手盛り論文になってしまい、また、審査をサポートする側、分析する側に厚労省人脈が入り込んでいることからも、適正な審査ができるか疑問です」(同) 効果が期待できず、企業と関連機関だけが潤っていく……。これでは、トクホ制度は、「トクホ」=健康というイメージを作り上げ、カネのなるブランドと、新たな天下り先を生み出しただけ、という謗りを受けても仕方がないだろう。企業と官僚がグルになって、健康志向の消費者を惑わそうとしているようにも見える。本特集では、2つの”批判”を再検証しつつ健康信仰をお金に変える錬金術について迫っていく。 (文/松井克明) 【今なら無料で読める!「サイゾーpremium」では他にもトクホ利権の裏側に迫った記事が満載です!】 ・ヤバイのはエコナだけじゃない!! トクホスキャンダル年鑑 ・トクホコーラの実態をサイエンスライターが解説 一週間毎日2本飲んでやっと効果が… ・精神科医・岩波明が注目する 閉鎖病棟独特の”閉塞感”をリアルに描いた映画トクホ商品は、ひとつヒットが出ると他メーカー
が追随する傾向にある。例えばお茶類でも、「ヘ
ルシア」や「黒烏龍茶」に続いて、類似商品が続
々登場している。
■「サイゾーpremium」とは?
「3月無料購読キャンペーン開催!」
雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円で読み放題! (バックナンバー含む)
おひとりさま度合いがわかる!『すーちゃん まいちゃん さわこさん』診断
映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』公式サイトより
夢御崎ピンクさんが占いまーす!
3月2日に公開された、映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』。原作は、仕事に恋に悩みながらも淡々と日常を送る独身女性3人の姿がリアルに描かれた、4コマ漫画『すーちゃん』(幻冬社)シリーズ。素朴な画風の漫画やエッセイで人気のある益田ミリの作品です。30代女性が抱える仕事、年齢、結婚、親の介護などの悩みに正面から取り組むストーリーがじわじわと同世代女性の共感を得て、累計28万部(映画化発表時点)を売り上げたヒット作。3人のキャラクターがとてもよくできていて、誰もが、3人の中の誰かに共感してしまうのではないでしょうか?。さて、そんなリアルな「すーちゃん」シリーズのキャラクターを使って、心理テストをしてみましょう。次の質問に答えてみてください。
続きを読む
おひとりさま度合いがわかる!『すーちゃん まいちゃん さわこさん』診断
映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』公式サイトより
夢御崎ピンクさんが占いまーす!
3月2日に公開された、映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』。原作は、仕事に恋に悩みながらも淡々と日常を送る独身女性3人の姿がリアルに描かれた、4コマ漫画『すーちゃん』(幻冬社)シリーズ。素朴な画風の漫画やエッセイで人気のある益田ミリの作品です。30代女性が抱える仕事、年齢、結婚、親の介護などの悩みに正面から取り組むストーリーがじわじわと同世代女性の共感を得て、累計28万部(映画化発表時点)を売り上げたヒット作。3人のキャラクターがとてもよくできていて、誰もが、3人の中の誰かに共感してしまうのではないでしょうか?。さて、そんなリアルな「すーちゃん」シリーズのキャラクターを使って、心理テストをしてみましょう。次の質問に答えてみてください。
続きを読む
キュートなルックスとムッチリボディ! 佐山彩香がセクシーに成長中!?
グラビアアイドルの佐山彩香が13枚目のDVD『彩ドキッ』を発売、東京・秋葉原でイベントを行った。
昨年11月にグアムで撮影したという本作。暑かったことと、プライベートで逆バンジー(正式名は「SLING SHOT」)に挑戦したことが印象に残っているというが、肝心の内容についても詳しく聞いてみた。 「実は絶対に逆バンジーをやりたいと思っていて、初日の撮影が始まる前の一瞬の隙を突いて挑戦してきました(笑)。気持ちよく飛んで、撮影にもノリノリで臨めました!」 ――どんな内容ですか? 「色んなシチュエーションが入っています。妹目線でお兄ちゃんと接するシーンや、お母さんとお風呂に入るシーンとか、オジサン(笑)とのシーンとか、ナースになって患者さんとイチャイチャするシーンとか......、とにかく盛りだくさんです!」 ――なかでもオススメのシーンは? 「制服チックなセクシーコスチュームで、グアムのクラブでオジサン(笑)と踊るシーンです。かなりノリノリで一生懸命踊っています!」 ――オススメのコスチュームは? 「ベッドのシーンです。網タイツにカチューシャで、一番かわいくて一番セクシーな衣装だと思います。自分でも気に入っています!」 最近「顔が大人になったネ」といわれることが増え、うれしいそう。あと3ヶ月で20歳。車の免許やスキューバのライセンス取得など、やりたいことがたくさんあるという。もちろん仕事も全力投球だ。
佐山彩香オフィシャルブログ「aya chu」 <http://ameblo.jp/ayaka-sayama/>
菜々緒、サバサバ破局!? 西川貴教との復縁は「あり得ない話」

『菜々緒スタイルブック』/幻冬舎
T.M.Revolutionこと西川貴教と菜々緒が破局したことが、2月28日のサンケイスポーツで報じられた。2人は2010年秋に仕事を通じて出会い、交際に発展。熱愛発覚後も堂々とデートする姿を目撃されており、それぞれが公の場で交際についてコメントするなど順調に愛を育んでいたように見えたが、交際3年目にして破局を迎えてしまったようだ。
2人は、菜々緒が西川のラジオ番組にゲスト出演したことをきっかけに意気投合し、交際スタート。11年7月に「フライデー」(講談社)に交際をキャッチされ、年齢は西川の方が18歳年上、反対に身長では菜々緒の方が11センチ上というデコボコカップルとして話題になった。その後もオープンな交際を続け、昨年末にも広尾の街を仲良く歩く姿を「フライデー」に撮影されていた。
「上戸彩の“つくり方”」芸能プロ大手オスカー幹部に聞く…恋愛禁止ルールは必要
米倉涼子、上戸彩、武井咲、剛力彩芽をはじめ、約6500人ものタレント、モデルが所属する、芸能プロダクション最大手のオスカープロモーション(以下、オスカー)。数多くのドラマやコマーシャルに所属タレントが出演するほか、女性タレントの登竜門の1つとされるオーディションイベント「全日本国民的美少女コンテスト」も開催する同社の強さの秘訣とはなんなのか? 今回、オスカー専務取締役の鈴木誠司氏に、 「有望株の発掘、スカウト、デビューの裏側」 「綿密な長期計画に基づくタレント育成法」 「売れるタレントの共通点とは?」 「芸能マネジャーのお仕事とは?」 「タレントに恋愛禁止ルールが必要なワケ」 などについて聞いた。 ーー御社は「全日本国民的美少女コンテスト」や、スカウト、スクールなど、新人発掘のためにいろいろなルートをお持ちですね。 鈴木誠司専務取締役(以下、鈴木) 芸能プロダクションにとって、新人発掘はメーカーにとっての商品開発と同じです。メーカーが持続的に成長するには、常に新商品を開発して市場に投入していくことが必要な点は、当社も同じです。絶えず将来有望な新人を発掘していく必要があります。そのためのルートは、多ければ多いほどよい。ですので、使えるルートはなんでも使い、発掘に努めています。 ーースカウトというと、繁華街で声をかけるというイメージですが、実際にはどのように行われているのでしょうか? 鈴木 私も含めて、繁華街だけでなく、電車の中でも声をかけますよ(笑)。もちろん電車を降りるまで待ってからですが。それから、当社は仕事で日本全国のいろいろな土地に出掛けますから、そういう場所ですばらしい人材に巡り会ったら、もちろんスカウトします。今では「全日本国民的美少女コンテスト」からスターがたくさん生まれていますが、昔はスカウトが中心でした。 ーーその「全日本国民的美少女コンテスト」ですが、具体的にはどのように審査が行われているのでしょうか? 鈴木 応募者数は毎回10万人前後で、まず応募書類で選考し、2500名程度に絞ります。2次審査は面接、レコード会社などの協賛各社の方々や、主要な雑誌約30誌の編集長や副編集長の方々に、審査に加わっていただいています。 ーー貴社の社員以外の方々も、審査員として参加される理由はなんでしょうか? 鈴木 例えば雑誌社の方に、「あの子を使いたい」と言ってもらえれば、仮にその子が最終選考に残らなかったとしても、モデルとしての夢が広がるわけです。例えば、剛力彩芽がそうでした。彼女は、2次審査で落ちたのですが、「セブンティーン」(集英社)のモデルをやりながら一生懸命頑張ったので、今の彼女があります。 ーー10万人前後の候補者を2500人に絞るのも難しいと思いますが、2次審査でさらに絞り込むわけですね。どのような基準で選ばれるのですか? 鈴木 企業秘密です(笑)。それは冗談ですが、言葉で表現するのは難しいですよ。長年鍛えた勘というのでしょうか、そういうものが大きいです。例えば、1997年の第7回のコンテストに参加した上戸彩は、当時小学校6年生で、背も小さかった。でも、2次審査の時にその上戸を見た社長の古賀(誠一氏)は、「この子は将来、必ず芸能界を変える」と言いました。結局彼女はグランプリを取れなくて特別賞でしたが、その後の活躍は皆さんご存じの通りです。 ーー上戸彩さんをはじめ、現在活躍されている貴社所属タレントの中には、剛力彩芽さん、米倉涼子さん、福田沙紀さんなど、意外とグランプリを獲得していない方が多いですが、それは戦略的に「あえて受賞させなかった」という面はあるのでしょうか? 鈴木 たまたまです。美少女コンテストの最終選考に残るメンバーの平均年齢は13歳~14歳、中学1〜2年です。その時点で彼女たちに完璧を望むのは難しい。ですので、演技や歌、容姿など全般的に見て平均点以上を取れる候補者が、総合的に高得点になり、グランプリを取りやすくなります。 ●長期的なビジョンに基づいたタレント育成法 ーー剛力彩芽さんは、2次審査で落ちて最終選考には残れませんでした。その後、御社に所属されたと聞きますが、そのようなケースはよくあるのでしょうか? 鈴木 2次審査の時に本人と話をして、決めました。「モデルをやりながら頑張ってみる気はありますか?」と聞いたら、「頑張る」という意志でした。そして彼女は、モデルをやりながら一生懸命勉強していました。 ーー審査の段階で、本人と話をするのですか? 鈴木 2次審査の面接で将来性を感じる人がいれば、結果にかかわらず、だいたい話をしますね。芸能界デビューするにも、「グラビアから女優」「モデルから女優」「タレントのようなことをやりつつ女優もやる」など、いろいろな道があっていいと思います。そこで、本人に「すぐに女優になるのは無理だけれども、モデルとして経験を積み、勉強しながら、チャンスがあればデビューするという道でどうですか?」という話をします。本人が「頑張る」と言う場合には、モデルの仕事をやりながら、演技や発声、ウオーキングなどのレッスンを積んでいきます。地方在住の方の場合には、提携しているモデル事務所に所属させ、レッスンや経験を積んでもらいます。あとは、グランプリを獲得したかどうかは関係ありません。本人の頑張り次第です。 ーー有望な新人を発掘すると、すぐに即戦力として積極的にメディアに露出させる芸能プロダクションが多い中で、御社は長期的な計画を立てて、タレントを育成していくということでしょうか? 鈴木 プロ野球にも、練習生のようなシステムがありますよね。当社のシステムも同じです。モデルという仕事を通して切磋琢磨していくうちに輝いてくる。だから、最終選考に残った21人以外からも、どんどんスターが出てくるわけです。 そして、芸能界デビューする際には、「2年後に、こういうテレビドラマの主役として出演する」「3年後に映画に出演する」など、本人に3年先までの長期的な計画を説明します。もちろん、さまざまな都合で計画を変更する場合もありますよ。でも、行き当たりばったりではなく、しっかりとした計画に基づいて進めていきます。 もちろん、数年後に、どのテレビ局がどんなドラマをつくるかなんて決まっていません。しかし、その時々で企画されたドラマに、できるだけ当社のタレントをキャスティングしてもらえるというのが、当社が長年培ってきた人脈なり強さです。 ーー貴社にはAKB48のメンバーが所属していませんが、やはりそうした貴社独自の方針との違いからでしょうか? 鈴木 AKB48は、これだけ世間に受け入れられ、一大ムーブメントになっているのだから素晴らしいと思います。弊社にも所属のオファーはありましたが、社長の古賀の方針として、「当社は独自のタレント発掘、育成があるので」ということで、所属していません。やはり会社としての方針は、しっかり守ることが大切だと考えています。 ーー貴社のタレント育成システムについて、具体的にお聞かせください。例えばモデルから女優に転身する場合、その見極めの基準のようなものはあるのでしょうか? 鈴木 まず、モデル業と並行して、3年から5年かけて、演技、発声、この業界の礼儀、そういうことを全部教えて、それから女優としてデビューさせます。ただ、その時に本人にやる気がなければダメです。モデルの場合、ある程度持って生まれた容姿やスタイルなどで勝負できますが、女優は、「きれい、かわいい」だけでは通用しません。 例えば、米倉涼子の場合は、当初はモデルだけをやっていましたが、5年くらいたった時に本人に聞いたら、「もう少しモデルをやりたい」ということでしたので、そのまま続けさせました。それから半年に1回くらいの頻度で本人の意向を聞いて、3年たったころに、「女優として頑張りたい」と言ったので、デビューさせることにしました。 また、剛力彩芽の女優転身を決める時には、本人にきちんと「会社として剛力を推していくけどいいか?」と確認しています。それくらいの本人自身の覚悟がなければ、いくら会社として強力に推しても、うまくいきません。 ーー本人の意向を尊重し、数年も待つことがあるとは驚きです。 鈴木 20年くらい前、たくさんのキャンペーンガールが芸能界にデビューした時代がありました。転向して最初の1年くらいは知名度や話題性でなんとかなりますが、それから先は続きませんね。テレビ局のプロデューサーやディレクターはすぐに演技力を見抜いてしまいますから、二度と使ってもらえません。 ーー米倉さんや剛力さんがモデルから女優へ転身する際には、御社の中で演技の指導などもされたのですか? 鈴木 もちろんです。私どもはそういう育成システムを持っていますから。彼女たちはモデルの仕事をしながら、育成システムに参加し、演技の勉強などを続けてきました。モデルでも、演技力が必要とされるコマーシャルのオーディションは受けられますから。本人にとっても、勉強をやって損はありませんからね。 ーー現在活躍されているタレントの方々に共通している素質みたいなものは、何かありますか? 鈴木 一言で言えば、やはり負けず嫌いでしょうね。「やれません」「できません」という弱音を吐きませんよ。だから、壁を乗り越えてこられたのでしょうね。 例えば上戸彩の場合、「こういうオファーがあるけど、やれる?」と聞くと、最初は「えー」と言いますが、「でも、どうせまたやっちゃうんでしょ? いつもそうじゃん」とハッパをかけると、陰で努力し、必ず壁を越えていきます。 ●芸能マネジャーに必要な条件 ーー芸能マネジャーというお仕事は、具体的にどのようなことをされるのでしょうか? 鈴木 まず、現場マネジャーというのは、タレントと一緒に行動して、現場で約束事がきちんと守られているかというようなことをチェックするマネジャーです。その上に、複数の現場マネジャーを束ねるチーフマネジャーがいて、スケジュール管理や営業をします。 現場マネジャーは、現場で仕事の内容を覚えていくことも大事ですが、現場に行ってテレビ局のプロデューサーやディレクターと顔見知りになり、人脈をつくることもまた大事なことです。我々は人脈がすべてですからね。プロデューサーの方々などと、気さくになんでも話ができるような間柄にならなければ、仕事はもらえません。 ーー御社の採用基準は、かなり厳しいとお聞きしたのですが。 鈴木 他社さんと同じだと思います。特別に高い基準を設定しているということはありません。ただ、人によって向き不向きはあります。向いていない人は向いていない。どれほど頭がよくてもダメです。どこの大学を卒業したかは、まったく関係ない。これはセンスの問題ですから。ディレクターセンス、プロデューサーセンスがあるように、マネジャーセンスというのもあります。 ーー優秀な芸能マネジャーになるために、必要なことはなんでしょうか? 鈴木 今の若い人は、ちょっとイヤになると、すぐに辞めますね。この道がダメなら違う道を行こうという感じで。我々の時代は、「この世界=芸能界でなんとか飯を食えるようになりたい」と一生懸命頑張りました。今でもプロ野球やJリーグを目指している人は、いつかはプロになりたいという夢を持って努力している。ですので、この業界、そしてこの仕事が好きということが第一です。 それから、人のために寝ずに仕事をしなければいけないこともあります。人が好きで、ある程度面倒見がよくないとダメでしょうね。 マネジャーは、自分を抑えなければいけない場合があります。タレントに対して、時にはお父さん・お母さんのようにならなければいけないし、時には先生のように叱らなければならない。いろいろな状況に応じて、適切な振る舞いを求められます。タレントによっては、今は機嫌がよくても、次の日には機嫌が悪くなって、「どうしてこういうことをしなければいけないの?」と言うタレントもいますからね。その時に、きちんとその理由が説明でき、本人に納得してもらえるような会話ができなければダメですね。上から目線で言ったら、人は動きません。きちんと説明できて、自分もお手本にならないといけない。 ーーそうした適性を、採用面接などを通じて見抜くわけですね。 鈴木 ええ。営業をして仕事を取るという意味では、マネジャーもある程度はスター性が必要ですけれども、タレントと一緒にいる時には、一歩、二歩下がって、タレントを引き立たせるということも必要です。つまり、ガツガツとした積極性と、すっと一歩引く謙虚さの両方を使い分けられる臨機応変さが必要ですので、それがあるかを見ています。 また、オスカーにはオスカーの仕事のやり方というものがあるので、経験者だからよいというわけでもありません。逆に新卒者のほうが、教えたことをスポンジのように素直に吸収するので、よい場合もあります。 ●タレントに恋愛禁止ルールは必要? ーー今、AKB48などで話題になっているタレントの恋愛禁止ですが、貴社にも同じような規則はありますか? 鈴木 当社のほうが前から導入しています。恋愛禁止ルールは、もちろん必要です。芸能界というのは3~5万人で構成され、100万人の予備軍がいるといわれています。その中で全員がトップを目指して、過酷ないす取りゲームをしているわけです。そういう世界で有名になりたいという夢を持って飛び込んで、やっとチャンスをつかんでデビューすることができた。「これからは、ファン、業界関係者、事務所スタッフなど、みんなの応援があれば、夢がかなう」というステージまで来たわけです。だから、周囲もみんな一生懸命応援するわけですよ。 その時に、当人が恋愛していることがわかったら、周囲はどう思いますか? テレビ局のプロデューサーだって、我々マネジャーだって、なによりファンもみな人間ですから、応援しようというモチベーションは下がりますよね。ですので、「何歳までは恋愛禁止。それが約束できるならデビューさせる」ということを、きちんと話をします。 もちろん、ある程度世間や現場関係者からも認められるような女優になれば、恋愛はするべきだと思います。 ーー具体的には、何歳まで恋愛禁止なのでしょうか? 鈴木 美少女コンテストを開催する以前は、デビューしてから最低5年は恋愛禁止でした。ですが、美少女コンテストで最終選考に残るメンバーが13~14歳で、当初は1年後にデビューというケースもありましたから、仮に14歳でデビューしたら20歳の時には恋愛してもいいということになります。そこで、「20歳過ぎてからデビューした場合はデビュー後5年でいいけれど、10代でデビューした場合は、20歳過ぎてから5年、つまり25歳までは恋愛禁止」というように変更しました。 ーーあまたある芸能プロダクションの中でも、御社の存在感が際立っていますが、その秘訣はなんでしょうか? 鈴木 当社は当初、モデル事務所としてスタートしました。モデルの仕事というのは企業様からの仕事が多く、数多くの企業様とお付き合いさせていただいています。代理店を通さず、企業様と直接仕事をする場合もあります。そういうお付き合いの中で、我々の知らない業界の人たちをご紹介していただくこともあります。よく「オスカーはコマーシャルに強い」と言われますが、それには、これまでに築いてきた幅広い人脈があるからだと思います。 もう1つは、モデル事務所として、雑誌社とも長くお付き合いしてきました。私どもが会社を設立した時に担当だった人が社長になっている雑誌社もありますよ。他社の芸能プロダクションが雑誌にも手を広げるようになったのは、15年前くらいからです。そこに大きな違いがありますね。 やはり、人脈が我々にとって大切な財産です。 (構成=編集部) ■おすすめ記事 なぜリクルートは、ブラック企業を次々量産してしまうのか? くだらな過ぎるカワイイ区長騒動、尖閣隕石発言、口ぱくビヨンセ…釈明の格とは? B787トラブル、設計変更で欠航長期化の様相へ…JALとANAは大規模減便 日銀新総裁候補の黒田氏、息子に麻薬取締法違反の逮捕歴か 外国人偽装滞在に新手 少子化にあえぐ専門学校や大学が虚偽の在籍証明「オスカープロモーション HP」より










