カニバリズム、不幸の連鎖、身体障害者……キケンすぎる絵本の正しい愉しみ方

【プレミアサイゾーより】
1208_waruihon.jpg
怪談えほんシリーズ『悪い本』
──子どもが想像力の羽を広げる絵本。教育のツールにもなるそれは、健全な物語が描かれていなければならないし、我が子に役立つ教訓が説かれていなければならないと多くの親は思うだろう。だが、そんな世間一般のイメージを打ち破るヤバい絵本が、この世には存在するのだ。 子どもの想像力をかき立てるべく親が読み聞かせる絵本は、健全な内容でなければいけない──。そんな暗黙のモラルがあるならば、あまりの恐ろしさに子どもがトラウマになるようにも思える絵本は、禁忌に抵触しているのか? 絵本作家養成の「あとさき塾」を共同主宰する編集者・小野明氏はこう話す。 「残酷さを一種のタブーと考えるなら、約150年ほどの近代絵本の歴史において、1847年に原書がドイツで刊行された『もじゃもじゃペーター』は古典的な名作として知られますが、かなり怖い。マッチで火遊びをする女の子が焼け死んだり、おしゃぶりの癖が治らない男の子が仕立て屋の巨大なハサミで指を切り落とされたり、子ども主体の残酷な10の小話が収録されています。また日本の恐い絵本の定番といえば、おばあさんを殺したタヌキを、ウサギがおじいさんに頼まれて仇討ちするという民話をベースにした『かちかちやま』。タヌキがおばあさんを殺して作った”ばば汁”を『このタヌキ汁、なんだかばぁさま臭くないか』とおじいさんが食べるくだりはゾッとする。この”ばば汁”の場面をはじめ数カ所が子どもには残酷だという理由で、現在は改作されたバージョンも多く流通しています。ただ、本作にはタヌキのような悪さをしたら懲らしめられるという教訓があるように、古くより絵本の中では子どもの”しつけ”のために怖い物語が描かれてきたのだと思います」  また違った怖さを追求した傑作として、米国の絵本作家エドワード・ゴーリーが61年に発表した『不幸な子供』を小野氏は挙げる。 「主人公は裕福な家に生まれた女の子ですが、火事や交通事故などあらゆる不幸が続き最終的に死ぬ、まったく救いようのない話。ゴーリーは残酷で不条理に満ちた作風で知られますが、ここまで徹底してダークな作品はほかにないと思う。しかしホラー映画/小説が存在するように、残酷さや不幸さを見たくなるのも人間の性にはあり、そうしたものをあくまで”虚構”として愉しむ方法を子どもに教え得る一冊のように思います」  そして恐怖絵本は、現在も生まれている。最近では、人気作家と画家/イラストレーターがコラボレーションした『怪談えほん』シリーズが2011年より刊行され、話題となった。児童文学の研究者・宮川健郎氏はこう述べる。 「学校の怪談などは子どもたちの語りと子どものための読み物として流布していましたが、怪談を絵本に落とし込んだ最初の例がこのシリーズといえます。特に怖がらせ方が異様なのが、作家の加門七海と画家の軽部武宏による『ちょうつがい きいきい』。主人公の男の子は、自室の扉のちょうつがいに挟まり”きいきい”と泣き叫ぶおばけを見つける。同様のちょうつがいが街のあちこちにあり、主人公と読み手はその音に精神的に追い込まれていきます。また宮部みゆきとイラストレーター・吉田尚令の『悪い本』は、心をもった”世界でいちばん悪い本”が読み手に”あなたは悪さをしたくなる”などと呪文のように語りかける。陰鬱な作品ですが、これを読んだ子どもは、自分を含めた誰の心にも”悪意”が潜んでいることに気づくかもしれません」 ■身体障害者に対する小学生の違和感と友情  ここまで恐怖絵本について述べてきたが、2000年代に日本でブームとなったチェコ絵本は、それ全体がある種のタブーを破ってきたのかもしれない。 「共産政権の締めつけが厳しかった戦後のチェコでは、芸術にとって最も自由な場のひとつが絵本。その絵は内容を補う”挿絵”と考えられていたため、絵画などの美術とは異なり、差し止めになることはまれでした。また当時は計画経済であり、国営企業である版元に予算が割り振られれば、内容は比較的自由に設定できた。こうして優れた美術家やイラストレーター、グラフィック・デザイナーらが絵本の領域で腕を振るい、そのレベルは高まっていったのです」  こう話すのは、チェコ雑貨と絵本の専門店「チェドックザッカストア」を運営する谷岡剛史氏。要は、共産政権下のチェコにおいて表現の自由は禁忌だったわけだが、絵本はそれを突破するアートフォームだったのだ。そんなチェコ絵本の中でも、より先鋭的なものとして次の作品を谷岡氏は挙げる。 「『イラストわらべうた』に描かれた動物や人間は、その毒々しい色使いと歪んだ肢体が独特。どこか不気味な印象を与えるので、子どもらしいキャラクターとはいえません。それから、新聞の風刺画を手がけていたボフミル・シュチェパーンの『狂ったお話』は、人面馬や長い手足をもつレモンといったコラージュが特徴的。モンティ・パイソンにも通じる、奇妙でシニカルな感触があります」  驚くことに、これらの主な読者対象は乳幼児。そして対象年齢がもう少し高いものとしては、『秘密の航海日誌』が異様だ。 「航海の日誌を綴るという体裁をとった絵本ですが、手書きの文章や無造作な挿絵などが100ページにわたり無秩序に配され、ストーリーは支離滅裂。アウトサイダー・アート(知的障害者や身体障害者による美術)にも近い。そんな精神倒錯的とすらいえる本書は、66年の初版時に2万5000部も刷られたそうです」(谷岡氏)  また人間の身体的な欠陥に触れた作品も、禁忌を犯した絵本だろうか。そうした領域に踏み込んだのが『はせがわくんきらいや』であると前出の宮川氏は述べる。 「作者の長谷川集平が小学生時代の自身の体験をベースに創作した作品で、子どものイタズラ書きのような文と絵で、”はせがわくん”の友達を語り手として物語は展開します。実は作者は乳児の頃に森永のヒ素ミルクを飲み、その後遺症で小学生の頃は周りの友人に比べて体が弱かった。そんな人間に違和感を覚えてしまう子どもの本心が、”はせがわくんきらいや!”という言葉を通して炙り出される。しかし物語が進むにつれて、”はせがわくん”と語り手の間に、それを超越した友情も芽生えます」  こう語る宮川氏は先に絵本界の外部の人間が参加した『怪談えほん』シリーズを取り上げたが、小野氏は同じく部外者である現代美術家・大竹伸朗による『ジャリおじさん』の特異点について話す。 「海を見て暮らしていた”ジャリおじさん”が、あるとき黄色い道に沿って歩いていくと、自分自身に出くわしたり、青い神様が現れたりといった出来事が起きる話ですが、”ジャリおじさん”は神様に気づかず通り過ぎてしまう。まあ”神様問題”は民族や文化の相違によってタブーとなり得るものでしょう。実際、この神様は欧米ではなかなか受け入れられなかったようです。本書を大人が読んだら、日本の作者が神を視覚化する動機や、その存在を主人公が認識できない理由、また自分自身と対面する意味などをあれこれ考えたくなるのかもしれません。しかし子どもはこうしたことを疑問に感じるよりまず、物語と画面全体をまるごと受け止めるようですね」 ■女の子がおののくかわいくない動物たち  ところで絵本にはしばしば動物が登場するが、おしなべて愛らしいキャラクターとして描かれる。絵本のそんな”定式”を崩すのが、『もりのおくのおちゃかいへ』だと宮川氏は指摘する。 「主人公の女の子がおばあちゃんの家にケーキを届けるという、よくありそうな物語で、道中の森で通りがかった家ではさまざまな動物が集まってお茶会を開いていて、女の子はそれに参加する。しかし、そこで出会った動物はミッフィーちゃんみたいなキャラクターではなく、獣臭さが漂ってきそうなほど生々しい。動物が住む世界はやはり人間界とは異質であり、動物界と対峙した人間は畏怖の念を抱かずにはいられないことが描かれているのではないでしょうか」  また、ストーリーが紡がれることも絵本の定式ではないだろうか。だが、物語がまったく展開しない絵本も世の中にはあるのだ。 「『ちへいせんのみえるところ』の各見開きには地平線まで見渡せる広野が描かれ、ページをめくるたびに『でました。』という一言と共にゾウや船、人の顔……といったものが脈絡なく現れます。78年に刊行された当初、そのあまりのナンセンス度合いに、ほどなく絶版となりました。でも、作者の長新太を熱烈に支持するファンは増え、98年に復刊。実際に子どもに見せればわかることですが、彼らは結構、長さんの絵本のファンですよ。ストーリーやメッセージがないからといって、大人のように『変だ』と受け取ることはあまりありませんね」(前出・小野氏)  ページを繰れば物語が進行し、結末で何かしらの教訓が唱えられる──。それから逸脱することも、絵本表現におけるある種の禁則なのだろう。ただ、その禁則は大人が設定したものであり、子どもには有効ではないのかもしれない。 「恐怖絵本にしろナンセンス絵本にしろ、子どもはどんな絵本でもそれをひとまず享受するのではないでしょうか。我が子に与えるのがはばかられる絵本があったとしても、子どもがそれを通じて想像力を育むことはあり得ます」(同)  その言葉が正しいかどうか、これらさまざまな”タブー”を破った絵本を子どもに読み聞かせ、自分の目で確かめてみてほしい。 (取材・文/池尾 優 ユーフォリアファクトリー) 【「サイゾーpremium」では他にもタブー本が満載!】『かちかちやま』『不幸な子供』『狂ったお話』一覧で見る古今東西のヤバい絵本たち『チーム・バチスタ』の海堂尊先生もご推薦!! 医師のみが知る禁断の医学書ワールド直木賞作家でも初版5000部!? 有名でも売れない大御所作家
1lineimg.jpg
「サイゾーpremium」とは? 雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円読み放題! (バックナンバー含む)

『ひみつのアッコちゃん』綾瀬はるかはライバル争いで変身!? 星座に隠れた変身願望

【ハピズムより】

akkko.jpg
画像は映画「ひみつのアッコちゃん」
公式サイトより

 映画『ひみつのアッコちゃん』が9月1日に公開されました。赤塚不二夫氏の名作マンガの実写化で、小学生のアッコちゃんが、なりたいものになれる魔法の鏡で22歳の女性に変身、化粧品会社でのアルバイトを通してい、仕事や恋などさまざまなことを経験していくラブファンタジー物語です。

 女性は誰しも、主人公アッコちゃんのように「なりたい自分」に変身したいという願望を持っています。そこで今回は、変身願望が強い星座ベスト3をご紹介。アッコちゃんように魔法の鏡はもっていないけれど、それでも変身したい時、どうやってその願望をかなえるのでしょうか? 星座ランキングから探っていきましょう。

続きを読む

『ひみつのアッコちゃん』綾瀬はるかはライバル争いで変身!? 星座に隠れた変身願望

【ハピズムより】

akkko.jpg
画像は映画「ひみつのアッコちゃん」
公式サイトより

 映画『ひみつのアッコちゃん』が9月1日に公開されました。赤塚不二夫氏の名作マンガの実写化で、小学生のアッコちゃんが、なりたいものになれる魔法の鏡で22歳の女性に変身、化粧品会社でのアルバイトを通してい、仕事や恋などさまざまなことを経験していくラブファンタジー物語です。

 女性は誰しも、主人公アッコちゃんのように「なりたい自分」に変身したいという願望を持っています。そこで今回は、変身願望が強い星座ベスト3をご紹介。アッコちゃんように魔法の鏡はもっていないけれど、それでも変身したい時、どうやってその願望をかなえるのでしょうか? 星座ランキングから探っていきましょう。

続きを読む

黒髪白肌で清楚なハニカミ笑顔!! 子どもでオトナな正統派アイドル・岡安麗奈

 グラビアアイドルの岡安麗奈(おかやす・れな)が3枚目のDVD『Aqua-time』を発売し、東京・秋葉原で記念イベントを行った。
okayashu0830_02.jpg
okayashu0830_03.jpg
okayashu0830_04.jpg
okayashu0830_05.jpg
okayashu0830_06.jpg
okayashu0830_07.jpg
okayashu0830_08.jpg
 撮影は宮古島と都内のハウススタジオとの2本立てで行われたという。南の島の海に、さぞ感激したことと思えば、彼女自身にとってはスタジオ撮影の印象の方が大きかったようだ。 「海はキレイで感激したんですけど、それよりハウススタジオでのドラマシーンが上手くできたかどうか心配で......。場所を変えたことやスタジオの造りから、自然に洋風の雰囲気が出て、そこからいい感じの対比が表現できてると思うんですけど......」 ――では、おすすめのシーンは? 「豪華なベッドやカーテンのそばで、白い水着でポーズをとっているシーンはゴージャスで、いいと思います!」 ――夏休みはどうでしたか? 「日焼けしないように気をつけていました(笑)!」  この日のイベントでも、フリル付きのかわいい系水着で、ちょっぴりコドモでちょっぴり大人の正統派アイドルオーラを振りまいていた。
okayashu0830_09.jpg
岡安麗奈オフィシャルブログ <http://gree.jp/okayasu_rena

フジ系レギュラー3本が終了候補、さまぁ~ずリストラ騒動の原因は?

fujitvnideyaihito01.jpg
『フジテレビに出たい人TV』(フジテレビ系)
公式サイトより

 今秋の改編期では、各局バラエティが“大刷新”されると囁かれているが、お笑いコンビ「さまぁ~ず」が出演するフジテレビ系レギュラー番組が、今期でなんと3本同時に終了する可能性が出てきたという。「ユルい芸風」と言われながらも安定した人気と司会ぶりを誇るさまぁ~ずだが、突然のリストラ騒動に、動揺を隠せないようだ。

 現在さまぁ~ずのフジテレビ系レギュラーは『フジテレビに出たい人TV』『おもしろ言葉ゲーム OMOJAN』『キカナイトF』『笑っていいとも!』、そして『いいとも!増刊号』の計5本。このうち、『いいとも』を除く3本が、今クールの終了候補に挙がっているという。

「彼らからすれば、本業はライブでのコントなのでしょうが、やはりレギュラー番組は、タレント活動の上での大きなウエイトを占めている。近年では同じくホリプロ所属のバナナマンがレギュラーを増やしつつありますが、同事務所の所属芸人で『司会もできるコンビ』といえば、やはり現在でもさまぁ~ずが第一人者です」(テレビ局関係者)

日本では報じられない、イチロー移籍の本当の理由とは?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) トーハン会長の引退で出版界の地殻変動が始まった! アップルも認めた!? 遅れる日本の携帯電磁波リスク予防 博報堂OBが語る「震災でボロ儲けした電通、大損した博報堂」 ■特にオススメ記事はこちら! 日本では報じられない、イチロー移籍の本当の理由とは? - Business Journal(8月31日)
「THE OFFICIAL SITE OF THE NEW
YORK YANKEES」より
「イチローがいなくなってから、マリナーズがめっきり強くなったよね。どうしちゃったんだろう」  とはシアトル在住の、ある日本人女性の弁。  日本人にとっては、シアトルといえばイチローのいる街。シアトル・マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドは、シアトル観光の目玉でもある。イチロー効果の甲斐あって、昨年シアトルを訪れた外国人観光客は、日本人が最も多かった(米商務省調べ)。  だから7月23日(現地時間、以下同)の「イチロー、NYヤンキースへの電撃移籍」はシアトルにとって大打撃――。  と思いきや、シアトルのメディアは「イチロー放出は正解だった」と大騒ぎなのだ。というのも、当のマリナーズがイチロー移籍後、憑き物が落ちたといわんばかりに、絶好調なのである。  イチローの抜けた7月23日から1カ月余り、8月29日までの勝率は6割を超えている。開幕から7月22日までは、わずか.433だったのだが。順位こそ今もアメリカンリーグ西地区最下位ではあるが、「イチロー不在」マリナーズの勝率は、同リーグ首位、ダルビッシュ有投手のいるテキサス・レンジャーズの通算勝率をも上回っている。 イチロー・バッシング  日本ではあまり報じられていないが、今期、シアトルでの「イチロー・バッシング」は、目を覆いたくなるほどひどかった。  とりわけ、シアトル唯一の日刊紙「シアトル・タイムズ」はすごかった。連日のように、野球担当のコラムニストや記者たちが、イチロー批判を展開した。 「マリナーズは、落ち目のイチローをどうするんだ?」(6月20日掲載)  筆者のコラムニスト、スティーブ・ケリー氏はイチロー批判の最右翼。選手の入れ替わりの激しいチームにおいて、いつも右翼、一番に据えられたイチローの存在は「自然の法則のようだった」。けれども「それはもう、何百打席も昔の話。僕らが思っていたよりずっと急激な衰えが、彼を襲う前の話だ」とばっさり。 「どんな偉大な選手でもキャリアの末期はそうであるように、彼は今38歳、坂を転がり落ちている。そして今シーズン、チームにとって彼の価値は小さすぎる」  舌鋒は打撃のみならず守備にも及ぶ。 「彼は10年連続でゴールド・グラブを受賞した。でも今や、チームで一番の右翼手ですらない」  6月22日には「マリナーズはイチローをどうするのか?」とのタイトルの記事。ジェフ・ベイカー記者は、今期末で5年契約を終えるイチローの処遇を、監督ははっきりさせるべきだと迫る。 メジャー全球団の右翼手では最低  ベイカー記者は、イチローに取材し、高まっている批判をどう受け止めているか、聞いていた。  これまでもメディアの批判をバネにしてがんばってきた、とイチローは答えている。  しかしながら、近年の出塁率、長打率とも「メジャー全球団の右翼手では最低」で、「野球殿堂入りの有資格者といわれるほどの選手ではあるものの、打撃では軽量級のブレンダン・ライアン(今期絶不調の遊撃手)より出塁率が低く、リードオフ役まで追われてしまったこの38歳にとって、今後のマリナーズに居場所を見つけるのは簡単ではない」と手厳しい。  実際、今期のマリナーズでのイチローは、打撃、守備ともに衰えが明らかだった。3番を打ったり、1番に戻ったり、2番に下がったりと打順が安定せず、あおりを受けたほかの若手の調子を狂わせた。守備でも、信じられない悪送球が目立つようになった。  7月に入ると、自己最悪の25打席無安打を記録した。守備では、チーム記録だった12試合連続無失策を、自らのエラーで途絶えさせた。  大リーグでは、シーズン中の正式トレードは、7月末に締め切られる。7月に入ると、イチロー・バッシングは嵐のような様相を呈してきた。  7月17日には地元のラジオ番組で、「もしイチローが今期末、3年の大型契約をマリナーズと結んだら?」と聞かれたマリナーズの元外野手が、「吐き気がするよ」とコメント。 イチロー批判キャンペーン  シアトル・タイムズも連日、スポーツ面、ウェブサイトでイチロー批判キャンペーンを展開した。 「シアトル在住のスーパー・スターといえば――。イチ…。オー、ノー。今さら。やめてくれ」(7月12日、コラムニストのジェリー・ブルワー氏) 「悲惨なほど成績の悪い38歳が、将来を担う若い選手を犠牲にして試合に出続けるのを見たくない」(7月19日、ベイカー記者ブログ) 「年末には、どう見ても技術的に衰えが明らかで、不相応な年俸をもらっていて、若手の台頭を阻んでいる、ある選手の契約が終わる」「(イチローの年俸)1800万ドルを使って、チームの穴をいくつか埋めれば、チームはかつてなく幸せになる」(7月22日、ラリー・ストーン記者) 「最近のイチローは打てないだけじゃない。守備では、突然、20歳のルーキーのような送球ミスをする」(7月22日、ベイカー記者ブログ)  こうしたバッシングの強さは、シアトル在住日本人の1人として、正直なところ不思議なほどだった。いくら今期、振るわなくても、2001年から11年半、10年連続200本安打をはじめいくつもの歴史的偉業を成し遂げた選手である。 愛されなかった偉大な選手  でも、なぜイチローはこれほど偉大な選手でありながら、シアトルで、「愛される選手」にはなれなかったのだろう?  移籍が決まってからの報道を目にするうちに、イチローが愛されなかった理由は、だんだんわかってきた。  一つは、チーム内で突出した高年俸。  イチローが、シアトルの球場でヤンキースの選手として試合に登場するというイキな演出で、電撃的移籍を発表した7月23日。この期に及んでも、まだシアトル・タイムズはイチローに手厳しかった。 「イチローの5年契約のうち、意義のあったのは最初の年、08年だけだった」(7月23日、ベイカー記者ブログ)  同紙によると、イチローの契約は08年から5年間で9000万ドル。しかし10年には、イチローともう1人の高報酬選手の合計で、チーム年俸のほぼ3割を占めていたのだ。  もう一つは、リーダーシップのなさ、つまり「チームの顔」としての意識の欠如。 「準備に黙々と専念する姿は『自分勝手』ととられたし、チームのリーダーたろうとしない姿勢はプロフェッショナリズムというより、大きな問題だと受け止められた」(7月24日、ブルワー氏コラム) 批判を買った独自のスタイル  また、成績が下降してくると、独特のプレースタイルにも、文句がつけられた。 「イチローは彼のルールでプレーをしていた。彼がバントをするのは、自分がしたい時。バントのサインが出ているのに、しないことも多かった。盗塁のサインも頻繁に無視、彼が走るのは彼が走りたい時、走りたくない時は走ろうとしなかった。イチローは、イチ『ノー』であることが多すぎた」(8月3日、ケリー氏コラム)  ほかの若手選手と話をしない、英語がかなり話せるのに、アメリカの記者会見では必ず通訳を使って日本語で話す、といったイチロー流のスタイルは、アメリカの野球ファンにも理解されなかったようで、シアトル・タイムズ読者欄にも厳しい意見が載った。 「かなり完璧な英語を話すらしいのに、一貫してインタビューや会見では日本語しか話さなかった。これもリーダーシップ欠如の表れだ。最後の挨拶くらい、英語でやってくれてもよかったんじゃないか。がっかりした」(7月29日) 「イチローなき後、チームは18勝9敗だ。チームは今、リラックスした、団結力のある状態になっている」(8月25日)  さてイチロー移籍後、マリナーズでは1番バッターを固定、外野は複数の若手の競争を経て、右翼手はトレードで最近やってきた選手が使われている。  最近のマリナーズの好成績の理由が「イチロー不在」のせいだ、とまではメディアも証明できないものの、「選手のパワーバランスが変わり、若手がやりやすくなったことは間違いない」との見方が支配的。  一方のイチロー本人はといえば、NYではメディアとも英語で話し、チームに打ち解けようとしている様子。新天地で、今度は、地元に愛される選手になれるのだろうか? (文=長田美穂/シアトル在住ライター) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) トーハン会長の引退で出版界の地殻変動が始まった! アップルも認めた!? 遅れる日本の携帯電磁波リスク予防 博報堂OBが語る「震災でボロ儲けした電通、大損した博報堂」 ユニクロの激安ジーンズに敗れたエドウインの焦り ライブドア、賠償金100億払っても資産潤沢? のカラクリ Facebook、Twitter…SNSは人々を幸せにしたか? なぜあのベンチャーは、スタバから高額出資を受けられたのか?

今週末の運勢第1位は魚座! 優しさに磨きがかかり、異性からたっぷり求められそう

【ハピズムより】

ivyicon02.jpg

――夜空に浮かぶ月は潮の満ち引きに影響を与え、身体の70%以上が水分でできている人間にも身体的・精神的に影響を与えます。特に感覚が優れている女性は、男性よりも月の影響を受けやすく、恋愛やセックスにおいてより重要なもの。月の占い師・アイビー茜が、月模様から週末のあなたの恋とセックスの運命をズバッと占います!

 今週末(8月31日~9月2日)の月は、「魚座の月」。一体どんな週末になるのでしょうか?

■魚座の月のキーワードは次の3つ!
「大規模合コン!」
「海を見に行く」
「カラオケで大合唱」

 残暑厳しい今日この頃ですが、皆さん夏らしいことはやり切りましたか? 魚座の月の今週末は、「水」に関わる事柄にはツキがあります。なので、夏最後の海へ遊びにいったり、プールに行ってみたり、魚介類を食べて鋭気を養うのもいいでしょう。

 また、魚座は広い広い隔たりのない海のように「物ごとの垣根を越える」のが得意な星座なので、ボーダレスな事柄には縁があります。たとえば街コンなど、「いろいろな人が一挙に集まりそうなボーダレスな場所」にいくと、自分の今までの常識がどんなに通じないかがわかり、またそこから将来の可能性を広げていくことが楽しく感じられるかもしれません。

 また、他人と一緒に「共有体験」をすること、「大合唱」するといいかも。声には波長がありますから、それを他人とシンクロさせて行くと、心地いい一体感が生まれていき、その中に「気の合う異性」との出会いが待っているかも。

 とにかく魚座の今週末は、「感情の赴くままに遊び、それを他人と共有する」体験がキーになります。

 さて、今週末のあなたの恋とセックスは、いかに!?

続きを読む