剛力彩芽がゴリ押しされる理由は、ケタ違いに美しい“目の玉”にあった!

【ハピズムより】

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目ん玉開いてよーく見てください!

――顔はその人の本質をあらわし、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の"顔"から、テレビだけでは分からないホントの姿を検証してもらいます。

 『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系列)の4代目司会者に抜擢された剛力彩芽。2012年上半期のテレビCM総露出秒数でも1位の上戸彩、2位の武井咲(共に剛力と同じオスカープロモーション所属)に次ぐ4位と肩を並べる位置にいる。女優としても絶好調で、現在出演中の『ビギナーズ!』(TBS系列)で民放連ドラに7クール連続出演の“偉業”を達成した。この勢いはいったいどこまで続くのだろうか?

 CM、ドラマに続いてバラエティにまで進出してきた剛力彩芽だが、あまりにも急激な露出で「オスカーのゴリ押しタレント」というレッテルを貼られてしまった。大型掲示板では「ゴッリゴリの剛力」「ブサイクなのに……」「こいつがゴリ押しされてる意味がわからない」などと散々な言われようだ。

 しかし、私は「素人は黙れ!!」とそんな輩に言いたい。社会に不満を持った人が、目立つ人間を叩くことでうさばらししているに過ぎない部分もあるだろうが、本気で剛力をブサイクだと思っている女の子も多そうなので、専門家として言わせてもらう。

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「見舞金と治療費くらいは出るが……」重傷のスギちゃん、賠償金3億円報道も実はゼロ!?

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『スギちゃん 「ワイルドだろ~」』
(アニプレックス)
 タレントのスギちゃん(本名・杉山英司)が1日、テレビ朝日の特別番組の収録で胸椎破裂骨折の重傷を負った。同局によると、スギちゃんは番組企画で飛び込みに挑戦。千葉県習志野市の千葉国際総合水泳場で高さ10メートルの飛び込み台からプールに飛び込んだ際に、胸椎を骨折した。  ただちに病院に搬送されて入院したが、全治3カ月と診断されたという。同局広報部は「安全には細心の注意を払っておりましたが、結果として杉山さんがケガを負われたことについて、大変申し訳なく思っております。深くお詫びするとともに1日も早い回復をお祈り申し上げます。状況をよく調査した上で、再発防止策を徹底してまいります」とコメント。大ブレーク中だっただけに、本人や事務所はケガ以上に“イタい”。 「今月もまだ100本ほど仕事が入っていて、来月も大学の学園祭の出演オファーが10本近く届いていた。億単位の損害は確実です」(事務所関係者)  一部夕刊スポーツ紙では、年内の復帰は絶望的で、事務所サイドがテレ朝に事故で失った総額3億円近いギャラの補填を要請すると報じられた。だが、テレビ関係者は「それはありえないでしょう」と一蹴。続けて「プロダクションとテレビ局は、持ちつ持たれつ。見舞金と治療費くらいは出しますが、多額の賠償金を支払ったケースなんて聞いたことがない。逆のパターンですが、昨年、島田紳助さんが突然引退を発表した時も、テレビ局は吉本興業に多額の賠償金を求めなかった」と話す。  紳助の場合だと、吉本芸人がいつもより安価なギャラで番組に出演し、“赤字分”を補填したという。 「スギちゃんの時も同じでしょう。同じサンミュージックの所属タレントを、テレ朝が“優遇”することになるのでは? スギちゃんが復帰した暁には、スペシャル番組やレギュラー番組の1本でも持たせるでしょう」(前出テレビ関係者)  スギちゃんの1日も早い復帰を祈るばかりだ。

工藤静香と絢香のコラボに、ジャニーズ事務所が苦い顔をする理由とは?

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あの衝撃の入籍発表からもう12年……

 ソロデビュー25周年を迎える工藤静香に、シンガーソングライターの絢香が楽曲提供することが報じられ、話題となっている。絢香がほかのアーティストに楽曲を書き下ろすのは初めてであり、すでにレコーディングされた作品には、本人もコーラスで参加しているという。

 今回のコラボは、絢香を尊敬する工藤が、関係者らに楽曲提供を打診したことで実現に至った。意外にも思えるが、2人に仕事上の接点はなく、両者の仲をつないだのは工藤の夫であるSMAP・木村拓哉だとみられている。

 2009年の連続ドラマ『MR.BRAIN』(TBS系)で初共演を果たした木村と、絢香の夫で俳優の水嶋ヒロ。「撮影を通じて意気投合し、その後は家族ぐるみの交流が続いている」と、水嶋が自ら口にしていた。しかし今回のリリースに関する流れを、木村所属のジャニーズ事務所は、決して前向きには捉えていないという。

サムスンを訴えるアップルもマイクロソフトも、最初はパクり屋?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 節操なきユニクロ商法「錦織圭モデルを作る必然性ある?」 バブルを煽り、企業の御用メディアに成り下がった日経の醜態 ヤマダ会長「家電量販店は3社に集約」家電業界戦国時代に突入 ■特にオススメ記事はこちら! サムスンを訴えるアップルもマイクロソフトも、最初はパクり屋? - Business Journal(9月6日)
8月31日付日経新聞
 現在のソーシャル × モバイル化へと続くWeb2.0時代の到来をいち早く提言、IT業界のみならず、多くのビジネスパーソンの支持を集めているシリアルアントレプレナー・小川浩氏。そんな“ヴィジョナリスト”小川氏が、IT、ベンチャー、そしてビジネスの“Real”をお届けする。  9月末にはiPhone5の発表が噂されている。  Appleは、自社製品のデザインの違法な模倣や特許侵害をしているとして、サムスンに対して損害賠償の訴訟を起こしているのは、皆さんも知っている通りだ。  この訴訟の争点をはっきり簡単に言えば、 「サムスンはAppleをパクっているのか?」 ということだ。僕は自他ともに認めるAppleマニアなので、どちらを応援しているとか、どちらが正しいかと、ここで言及はあえてしない。今回のコラムで伝えたいことは、 「パクっていいのか、悪いのか?」 という視点だ。 AppleはXeroxを、MicrosoftはAppleをパクっていた?  そもそもAppleのMac OSは、Xeroxのパロアルト研究所(PARC)がつくったOS「Alto」を見たスティーブ・ジョブズが、パクったものだ。そして、そのMac OSをパクって成功したのが、ビル・ゲイツのMicrosoftだ。  ただ、ジョブズとAppleは、Altoのトンマナとエッセンスをベースに、一般消費者がコンピュータを使えるようにするというコンセプトを“ちょい足し”して、パーソナルコンピュータという概念を生み出した。つまり真似はしたが、その応用方法を工夫することによって成功したのだ。  ゲイツとMicrosoftもそうだ。彼らはMacをパクったが、製品とOSを分けて、OSだけを売るというビジネスモデルを採択することで、本家のMacを追い抜いた。  そう、「パクリ+1」によって、新しい市場をつくることに成功したのだ。言ってみれば、誰もが真似をするしアイデアをパクる。パクったアイデアをベースに、自分なりの工夫をスパイスとして入れることで新しい価値をつくる。  その昔、Microsoftを訴え、現在サムスンを訴えているAppleからすれば、彼らには「+1」がない(サムスンのバックにいるGoogleは、別の「+1」をフィーチャーしているが)というところだろう。逆に、自分たちは「+1」どころか「+2」も「+3」もあるんだと。それが俺たちのオリジナルなんだと言いたいだろう。 徹底的に他社をコピーする企業  ネットサービスの業界では、ロケットインターネットというドイツ企業があり、eBayやGroupon、Zapposなどの米国ベンチャーのサービスモデルを徹底的にコピーして、彼らが参入しそうな国で先んじてビジネスを始めてしまう。そして、本家が参入してきたら彼らに事業を売るというビジネスモデルで大成功している。いわば、コピーキャットビジネスの最先端だ。  ロケットインターネットのやり方は、“コピー”なんていう生易しいものではなく、ほぼ完璧なクローンをつくってしまう。アイデアをパクるどころか、サイトのデザインから仕組みまで完全に再現する。ソースを違法にコピーするわけではなく、あくまで徹底的に観察して、同じものをイチからつくってしまうのである。  こうした手法はリバースエンジニアリング(製品を手に入れたら、それをバラして中身を調べて、似たようなものをつくること)といって、日本企業も昔は得意にしていた。まったく新しいものをつくるのは難しいが、見たものをつくるのは意外に簡単だ。これは、100mを10秒未満で駆け抜けるアスリートが登場するやいなや、世界中でもっと速く走ることができるランナーが続出する現象によく似ている。 すごいコピーは、訴えるより買収  パクられた本家のほうも、ロケットインターネットのクローンサービスがあまりに出来がいいコピーなので、訴えるよりも買ってしまえという判断をすることが多く、結果として新興市場への参入コストより買収金額が安ければ、それはそれでお得、ということになるわけだ。  実際、eBayはロケットインターネットがつくったクローンサービス「Alando.de」を5000万ドル以上で買収したし、Grouponは同じく「MyCityDeal」というクローンを1億ドル以上で買い上げている。最近では、Pinterestのコピーとして「Pinspire」というサービスもリリースしている。 フェイクというクールさ  ロケットインターネットの場合は、先ほどの公式「パクリ+」は当てはまらないのかもしれない。ただ、彼らの場合はパクり方があまりにも見事だし、本家との訴訟合戦に陥る前に、売り抜けることを前提にした短期戦略なので、サムスンのような本格的な訴訟を受けることは少ないらしい(あることはある)。それが彼らの工夫といえばそうともいえよう。彼らほど徹底すれば、また、(Appleを本気で怒らせるほどの出来映えのパクリをしてみせた?)サムスンほどに振り切れば、それはそれでトリックスターとしてのかっこよさも見えてくる。フェイクはフェイクで、それなりにクールだからだ。  このように、完璧なクローンを作る技術と訴訟リスクに対する備え、そして練りに練ったビジネスモデルさえあれば、巨額の資産を生み出し、大成功を収めることも可能だ。  オリジナルサービスや製品にこだわるのか?    コピーを超えてクローンサービスへと振り切り、世間からリスペクトはされないかもしれないが、トリックスターとして生きていくのか?  どちらかを選ぶとしたら、皆さんはどうするだろうか。 (文=小川浩/シリアルアントレプレナー) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 節操なきユニクロ商法「錦織圭モデルを作る必然性ある?」 バブルを煽り、企業の御用メディアに成り下がった日経の醜態 ヤマダ会長「家電量販店は3社に集約」家電業界戦国時代に突入 イオン銀行V字回復を支えた、日本振興銀行買収の“闇” 【今日の日経】アデランスが仏進出 ヴィトン風かつら生産!? 山本一郎「橋下市長の裏にある金の流れがわかる記事」 ぐっちーさん「今さら外資系証券マンと結婚したがる女性って…」

初婚活から初産まで「STORY」のアラフォー“初めて”企画のリアルとズレ

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「STORY」2012年10月号(光文社)

 林真理子先生渾身のファースト写真集『美女入門スペシャル 桃栗三年美女三十年』(マガジンハウス)が、ついに発売となりました。マリコハヤシ史上最高の仕上がりということですので、ファンもアンチも一見の価値ありそうです(案の定amazonレビューは荒れておりましたが)。

 連載「出好き、ネコ好き、私好き」でも、全身全霊で宣伝されています。「『ハヤシさん、年をとってからキレイになったのはなぜですか』私は平然と答える。『やっと内面の美が外に出てきたっていうことじゃないでしょうか』」などなど、センセイ一流の一発ギャグをかましておりました。その後、言い訳するように「内面の美はすなわち“個性”」などと解説されていましたが、正直センセイから、そんな「もーともーと特別なオンリ~ワ~ン」みたいなしゃらくせえフレーズは聞きたくないですね。センセイの美は自己都合というか、要するに相対的な価値観の産物なのですから、「金と労力と優秀なスタッフと激しい思い込みで手に入れた勝利の証」とかなんとか目の覚めるような暴論をぶちかまして欲しかったです。何はともあれ、勝間和代さんの『結局、女はキレイが勝ち』(同)と共に、本棚に並べておこうと思います!

<トピックス>
◎大特集 “ゆる・楽・きちん”働く服が、40代みんなの正解だ!
◎実録!40代の初婚活ファッション“成功”物語
◎私たちのCHALLENGE STORY 晩婚時代「40代で産む」のリアル

【PR】飾るだけで幸運が! 開運画家・あいはら友子の最新作品集発売!!

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画像:『不運・不幸・悪運を取り去る「厳寒富士の絵」』サイゾー
 雑誌「サイゾー」での連載でもお馴染みだった、雄大なる「富士」を描き、人々から圧倒的な支持を得ている開運画家・あいはら友子が、雪に覆われた「厳寒富士の絵」だけを集めた画期的な作品集『不運・不幸・悪運を取り去る厳寒富士の絵』を発売した。 「厳寒富士の絵」には、邪気などを払う力があるといわれている。すでに、あいはら氏が描いた「厳寒富士の絵」を飾った人々からは、 「家計が黒字に!」 「夫の浮気が収まった」 「家業が倒産をまぬがれた! 」 など、不運や不幸から立ち直った報告が相次いでいるという。  本書には、「厳寒富士」を発色にこだわった特殊印刷を用い8作品収録している。作品ごとの効果も解説されており、あなたが必要とする絵をすぐに部屋に飾ることも可能だ。さらに、家庭で簡単にできる「あいはら友子直伝の開運法」も紹介されている。絵を飾り、開運法を試せば、「不運・不幸・悪運」を取り去ることも難しくないという。 ■【特別対談】苫米地英人×あいはら友子  さらに、機能脳科学のエキスパートである認知科学者の苫米地英人氏との特別対談も収録し、「なぜ、あいはら友子の絵画には、開運効果があるのか?」という疑問を科学的に検証。効果を疑問視している人たちも苫米地氏による検証結果を読めば、納得すること請け合いだ。その他、あいはら友子の作品に魅了されている『あずみ』・『ゴジラ・ファイナル・ウォーズ』などの監督を務めた北村龍平さんら著名人たちの特別インタビューも掲載されている。  世の中全体が重く、暗い空気に覆われた今だからこそ、『厳寒富士の絵』で、まずは嫌なことをリセットし、心の平安を取り戻そう。幸せを手に入れるためのパワーは、その時に初めて湧いてくるはずだ。 ●『不運・不幸・悪運を取り去る厳寒富士の絵』(発行:不安クラブ/発売:サイゾー) 1050円(税込) 著者紹介 あいはら友子(女優・日本画家・高野山宝寿院福寿会理事) 兵庫県生まれ。幼少時の交通事故がきっかけで霊的な才能が開花。1978年、NHK朝の連続テレビ小説『わたしは海』のヒロインで芸能界デビュー。その後、多数のドラマや映画に出演。98年より、みんなを幸せにしたいという思いから富士の絵を描きはじめる。赤富士を中心とした「富士シリーズ」で、全国のデパートで絵画個展を開催。開催回数は100回を超え、いずれも大盛況となっている。運勢を飛躍的上げるメール鑑定「不安クラブ」の運営にも携わり、本書は同クラブ初の公認本となる。http://www.fuanclub.com/ * * * ◆日刊サイゾーでは、最新のリリースや新商品のアピール情報を常時募集しております。詳細は以下をご覧ください。 日刊サイゾーで、御社の商品・サービスをPRしてみませんか?

大家族の伝統料理から超手抜きレシピまで勢ぞろい! 台所から見えてくる中東の家庭事情『イラン式料理本』

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主婦歴35年、モハマド・シルワーニ監督の義母さんが作った
伝統的ペルシア料理クフテ(肉団子)。
作った人の肝っ玉に比例した大きさだ。
 友達の家に遊びに行って、本棚が気になる人は多いのではないだろうか。一体、コイツは今までどんな本を読んで人格を形成したのか。自分の好きな作家や漫画家の名前を本棚で見つけると話が弾むし、意外な歴史書や海外小説が並んでいると「ムムム」と見る目が変わってくる。友達の頭の中を覗いたみたいで興味深い。これが彼女の家に遊びに行った場合なら、プラスどんな料理が飛び出すのか気になるところ。実家の母親直伝と思われる家庭料理には本気度が伝わるし、料理本を片手に慣れないながらも挑んでくれた一品にも愛を感じるではないか。園山真希絵の創作料理を見ても分かるように、料理には作った人の人柄が現われるもんです。2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で市民賞&コミュニティシネマ賞の2冠に輝いた『イラン式料理本』の狙いどころもそこ。台所に立つイラン女性たちが家族のためにどんな料理を作っているのか、その様子を固定カメラで映し出すドキュメンタリーなのだ。日本から遠く離れた中東の国・イランだけど、国の歴史、宗教、文化が違っても、女性たちが普段考えていること、家庭における男女の関係はとても似ていることに驚く。  『イラン式料理本』に登場するのは、モハマド・シルワーニ監督(1973年テヘラン生まれ)と関わりを持つ7人の女性たち。ドキュメンタリー映画というよりも、ヨネスケの『突撃!隣の晩ごはん』のような料理番組を思わせる気取りのないスタイルだ。本作の中でもっとも強烈なインパクトを放っているのは、シルワーニ監督の義母。ブドウの葉に包んだドルスと肉団子のクフテという中東の伝統料理を作るのだが、まずは開口一番に「ちゃんと手は洗ったわよ、2年前だけど。ダハハハ」とカメラに向かってジョークを一発。まるで大阪のオカンか沖縄のオバァのような存在感である。口も達者だが、手つきも鮮やか。タライのような巨大なボウルで大家族用の材料を手際よくこねていく。
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シルワーニ監督の義母とその姑。かつて、
この台所では女たちの凄まじいバトルが
繰り広げられた。
 途中、様子を見に姑さんがカメラにフレームインしてくる。義母は手を休めることなく、「私が嫁入りした直後は、よくイジメてくれましたよね」とチクリと口撃。女同士の火花が散る。だが、かつてはこの台所を仕切っていた姑も年老いており、家のことはすでに義母が実権を握っている。「あなたがまだ若くて、何も知らなかったから、躾のつもりでいたのよ。ごめんなさいね」と姑は曲がった腰をさらにかがめる。このときの義母のリアクションが涙を誘う。「許すも許されるも、今さらありませんよ」。多分、姑も若い頃には先代の姑に厳しくされ、それと同じように義母に接しただけなのだろう。イヤなことも楽しいことも、全部ひっくるめての家族。革命があり、戦場に向かう男たちを見送ってきた。同じ釜を炊いて、一緒に食べてきた仲じゃないですかと義母は言いたげだ。このシーンを観ていて、ボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」が脳内スピーカーから流れましたよ。義母が作る伝統料理ドルスとクフテは、ユーモアとちょっぴり涙味がブレンドされた人情たっぷりな逸品です。  続いて登場するのは現代女性の代表、シルワーニ監督の奥さん。かなりの美人で理知的な顔立ちをしている。義母が手料理にこだわっているのに対し、シルワーニ家の台所には家電製品が並ぶ。シルワーニ監督が夜遅くに友達を連れてきたことを奥さんはプリプリと怒る。「夜10時から何を作れというの?」「どうして10人も連れてくるの? 炊飯器は8人分しか炊けないのよ。後の2人には我慢してもらうしかないわね」と恐怖のマシンガントークで夫を粉々に撃ち砕く。結局、その晩に奥さんが振る舞った料理は、缶詰のシチュー。これなら温めるだけで、すぐに出せる。監督の友人が「このシチュー、とっても美味しいですよ」とお愛想を言うと、「そうでしょうね。缶詰ですから」と身も蓋もない返事。海外から訪ねてきた友人たちに自慢の美人妻とイランの家庭の雰囲気を知ってもらおうとしたシルワーニ監督の面目丸潰れ。  母親と違って料理を作るのが大キライな奥さんに対し、シルワーニ監督は「じゃあ、外食する機会を増やそう」と譲歩案を提示するが、「貧困で食べるものに困っている人がいるのに、贅沢するのはイヤ」。奥さんの言っていることはもっともだが、もはやシルワーニ監督はお手上げ状態。さらに彼女は極めつけの台詞を吐く。「料理を食べ終わった後、男たちは片付けを手伝うそぶりも見せずに寛ぎ始める。それを見ると、男たちの首をひとつひとつ斬り落としたくなる」。なんとも過激だが、これって世界中の主婦たちが激しく同意する発言でしょう。シルワーニ監督の奥さんは、世界の中心で“家事はキライ”と叫ぶ。
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シルワーニ監督の妹。ご飯が出来上がるのを
待ちきれず、双子の息子たちは台所でつまみ
食いを始める。
 もう1人、現代のイランを代表する若い女性が登場する。シルワーニ監督の妹さんだ。妹さんは結婚して双子を育てながら大学に通っている。とっても忙しいけれど、夫やわんぱく盛りの子どものために手料理を食べさせようと頑張る。ところが若いこともあって、恐ろしく段取りが悪い。昼食を作るために午前11時30分からキッチンに立ち、ナスの煮込みを作り始める。だが、完成したのは夕方4時すぎ。もはや昼食とは言えず、空腹は最高の調味料という段階を遥かに越えている。双子の兄弟は完全に落ち着きを失い、カメラの後ろではご主人がげんなりしている様子が思い浮かぶ。妹が一生懸命なのは分かるが、義母たちの世代が幾つものことを同時にパパッとこなれた動作で片付けるのに比べ、あまりにもリズム感も流れるような動作もない。推測するに、上の世代と違って大家族にもまれ、姑に厳しく扱われ、それにどう立ち向かうかという修羅場の経験値が低いようだ。頭の中では、良き妻・良き母になろうと努めているのだが、体の動きが追っ付かない。この一家4人に幸あらんことを願う。  台所に立つイラン女性たちの姿を見ながら思うことは、日本の女性たちとまるで変わらないじゃないかということ。毎日の献立に頭を悩ませ、ウマの合わない親族や知人の悪口を時々こぼしながらも、家族全員の健康を考えている。若い頃にイジメられた義母が姑と歴史的和解を遂げたその直後、絶妙すぎるタイミングで義母の旦那が台所に闖入し「嫁入りしてすぐのお前は、何もできなかったよなぁ」と蒸し返す。「たった今、水に流したところなのよ!」と義母に怒鳴られ、旦那はすごすご退散するしかない。まるでコントの1シーンのよう。いくら男たちが家の外で威張っていても、家庭の中を仕切っているのは女たちなのだ。世界中の女たちは何十年も何百年も、女の城である台所に立ち、家族のためにせっせと毎日毎食のようにご飯を作り続けてきた。その事実はどんなに美しい愛の詩よりも祈りの言葉よりも胸を打つではないか。美味しいごちそうも、驚愕の失敗料理もすべては、女たちの愛の結晶なのだ。愛のコーランだ。男たちは心して食するしかない。  世代の異なる女性たちが、自慢の料理を作り、そして語り掛けてくる本作。イランという国がどんな食文化で家族制度なのか、女たちの本音を通して見えてくる。同時にシルワーニ監督が、強いてはイランの男たちがどんな料理を食べて、どんな女性たちと過ごしているのかも分かるドキュメンタリーにもなっている。個性的な女性たちの群像劇でもあるこのドキュメンタリーは、どのようなエンディングを迎えるのだろうか。気になっていると、実に目が覚めるようなスパイシーなオチが待っていた。美味しい料理は、素材選びと手間を惜しまない下ごしらえと最後のひと振りがいかに大事かという好例。  イラン映画界の巨匠アッバス・キアロスタミ監督が最新作『ライク・サムワン・イン・ラブ』(9月15日公開)を日本で製作・撮影するなど、イランではますます表現活動の規制が強まっている。本作もイラン国内での上映は許可されておらず、シルワーニ監督は本作をもって映像作家としての活動休止を余儀なくされた。シルワーニ監督、優しい笑顔を浮かべていたお母さんの手料理を食べて、また元気になってください。 (文=長野辰次) iranshiki4.jpg 『イラン式料理本』 監督・脚本・製作/モハマド・シルワーニ 撮影/フーマン・ベーマネシュ 編集/モハマド・シルワーニ、エスマイル・モンセフ 録音/ファルシード・ファラジ 配給/アニープラネット 9月15日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー <http://www.iranshiki.com> (c)2010 Mohammad Shirvani. All rights reserved. ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第186回]“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』 [第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』 [第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』 [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! 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大家族の伝統料理から超手抜きレシピまで勢ぞろい! 台所から見えてくる中東の家庭事情『イラン式料理本』

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主婦歴35年、ハマド・シルワーニ監督の義母さんが作った
伝統的ペルシア料理クフテ(肉団子)。
作った人の肝っ玉に比例した大きさだ。
 友達の家に遊びに行って、本棚が気になる人は多いのではないだろうか。一体、コイツは今までどんな本を読んで人格を形成したのか。自分の好きな作家や漫画家の名前を本棚で見つけると話が弾むし、意外な歴史書や海外小説が並んでいると「ムムム」と見る目が変わってくる。友達の頭の中を覗いたみたいで興味深い。これが彼女の家に遊びに行った場合なら、プラスどんな料理が飛び出すのか気になるところ。実家の母親直伝と思われる家庭料理には本気度が伝わるし、料理本を片手に慣れないながらも挑んでくれた一品にも愛を感じるではないか。園山真希絵の創作料理を見ても分かるように、料理には作った人の人柄が現われるもんです。2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で市民賞&コミュニティシネマ賞の2冠に輝いた『イラン式料理本』の狙いどころもそこ。台所に立つイラン女性たちが家族のためにどんな料理を作っているのか、その様子を固定カメラで映し出すドキュメンタリーなのだ。日本から遠く離れた中東の国・イランだけど、国の歴史、宗教、文化が違っても、女性たちが普段考えていること、家庭における男女の関係はとても似ていることに驚く。  『イラン式料理本』に登場するのは、モハマド・シルワーニ監督(1973年テヘラン生まれ)と関わりを持つ7人の女性たち。ドキュメンタリー映画というよりも、ヨネスケの『突撃!隣の晩ごはん』のような料理番組を思わせる気取りのないスタイルだ。本作の中でもっとも強烈なインパクトを放っているのは、シルワーニ監督の義母。ブドウの葉に包んだドルスと肉団子のクフテという中東の伝統料理を作るのだが、まずは開口一番に「ちゃんと手は洗ったわよ、2年前だけど。ダハハハ」とカメラに向かってジョークを一発。まるで大阪のオカンか沖縄のオバァのような存在感である。口も達者だが、手つきも鮮やか。タライのような巨大なボウルで大家族用の材料を手際よくこねていく。
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シルワーニ監督の義母とその姑。かつて、
この台所では女たちの凄まじいバトルが
繰り広げられた。
 途中、様子を見に姑さんがカメラにフレームインしてくる。義母は手を休めることなく、「私が嫁入りした直後は、よくイジメてくれましたよね」とチクリと口撃。女同士の火花が散る。だが、かつてはこの台所を仕切っていた姑も年老いており、家のことはすでに義母が実権を握っている。「あなたがまだ若くて、何も知らなかったから、躾のつもりでいたのよ。ごめんなさいね」と姑は曲がった腰をさらにかがめる。このときの義母のリアクションが涙を誘う。「許すも許されるも、今さらありませんよ」。多分、姑も若い頃には先代の姑に厳しくされ、それと同じように義母に接しただけなのだろう。イヤなことも楽しいことも、全部ひっくるめての家族。革命があり、戦場に向かう男たちを見送ってきた。同じ釜を炊いて、一緒に食べてきた仲じゃないですかと義母は言いたげだ。このシーンを観ていて、ボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」が脳内スピーカーから流れましたよ。義母が作る伝統料理ドルスとクフテは、ユーモアとちょっぴり涙味がブレンドされた人情たっぷりな逸品です。  続いて登場するのは現代女性の代表、シルワーニ監督の奥さん。かなりの美人で理知的な顔立ちをしている。義母が手料理にこだわっているのに対し、シルワーリ家の台所には家電製品が並ぶ。シルワーニ監督が夜遅くに友達を連れてきたことを奥さんはプリプリと怒る。「夜10時から何を作れというの?」「どうして10人も連れてくるの? 炊飯器は8人分しか炊けないのよ。後の2人には我慢してもらうしかないわね」と恐怖のマシンガントークで夫を粉々に撃ち砕く。結局、その晩に奥さんが振る舞った料理は、缶詰のシチュー。これなら温めるだけで、すぐに出せる。監督の友人が「このシチュー、とっても美味しいですよ」とお愛想を言うと、「そうでしょうね。缶詰ですから」と身も蓋もない返事。海外から訪ねてきた友人たちに自慢の美人妻とイランの家庭の雰囲気を知ってもらおうとしたシルワーニ監督の面目丸潰れ。  母親と違って料理を作るのが大キライな奥さんに対し、シルワーニ監督は「じゃあ、外食する機会を増やそう」と譲歩案を提示するが、「貧困で食べるものに困っている人がいるのに、贅沢するのはイヤ」。奥さんの言っていることはもっともだが、もはやシルワーニ監督はお手上げ状態。さらに彼女は極めつけの台詞を吐く。「料理を食べ終わった後、男たちは片付けを手伝うそぶりも見せずに寛ぎ始める。それを見ると、男たちの首をひとつひとつ斬り落としたくなる」。なんとも過激だが、これって世界中の主婦たちが激しく同意する発言でしょう。シルワーニ監督の奥さんは、世界の中心で“家事はキライ”と叫ぶ。
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シルワーニ監督の妹。ご飯が出来上がるのを
待ちきれず、双子の息子たちは台所でつまみ
食いを始める。
 もう1人、現代のイランを代表する若い女性が登場する。シルワーニ監督の妹さんだ。妹さんは結婚して双子を育てながら大学に通っている。とっても忙しいけれど、夫やわんぱく盛りの子どものために手料理を食べさせようと頑張る。ところが若いこともあって、恐ろしく段取りが悪い。昼食を作るために午前11時30分からキッチンに立ち、ナスの煮込みを作り始める。だが、完成したのは夕方4時すぎ。もはや昼食とは言えず、空腹は最高の調理料という段階を遥かに越えている。双子の兄弟は完全に落ち着きを失い、カメラの後ろではご主人がげんなりしている様子が思い浮かぶ。妹が一生懸命なのは分かるが、義母たちの世代が幾つものことを同時にパパッとこなれた動作で片付けるのに比べ、あまりにもリズム感も流れるような動作もない。推測するに、上の世代と違って大家族にもまれ、姑に厳しく扱われ、それにどう立ち向かうかという修羅場の経験値が低いようだ。頭の中では、良き妻・良き母になろうと努めているのだが、体の動きが追っ付かない。この一家4人に幸あらんことを願う。  台所に立つイラン女性たちの姿を見ながら思うことは、日本の女性たちとまるで変わらないじゃないかということ。毎日の献立に頭を悩ませ、ウマの合わない親族や知人の悪口を時々こぼしながらも、家族全員の健康を考えている。若い頃にイジメられた義母が姑と歴史的和解を遂げたその直後、絶妙すぎるタイミングで義母の旦那が台所に闖入し「嫁入りしてすぐのお前は、何もできなかったよなぁ」と蒸し返す。「たった今、水に流したところなのよ!」と義母に怒鳴られ、旦那はすごすご退散するしかない。まるでコントの1シーンのよう。いくら男たちが家の外で威張っていても、家庭の中を仕切っているのは女たちなのだ。世界中の女たちは何十年も何百年も、女の城である台所に立ち、家族のためにせっせと毎日毎食のようにご飯を作り続けてきた。その事実はどんなに美しい愛の詩よりも祈りの言葉よりも胸を打つではないか。美味しいごちそうも、驚愕の失敗料理もすべては、女たちの愛の結晶なのだ。愛のコーランだ。男たちは心して食するしかない。  世代の異なる女性たちが、自慢の料理を作り、そして語り掛けてくる本作。イランという国がどんな食文化で家族制度なのか、女たちの本音を通して見えてくる。同時にシルワーニ監督が、強いてはイランの男たちがどんな料理を食べて、どんな女性たちと過ごしているのかも分かるドキュメンタリーにもなっている。個性的な女性たちの群像劇でもあるこのドキュメンタリーは、どのようなエンディングを迎えるのだろうか。気になっていると、実に目が覚めるようなスパイシーなオチが待っていた。美味しい料理は、素材選びと手間を惜しまない下ごしらえと最後のひと振りがいかに大事かという好例。  イラン映画界の巨匠アッバス・キアロスタミ監督が最新作『ライク・サムワン・イン・ラブ』(9月15日公開)を日本で製作・撮影するなど、イランではますます表現活動の規制が強まっている。本作もイラン国内での上映は許可されておらず、シルワーニ監督は本作をもって映像作家としての活動休止を余儀なくされた。シルワーニ監督、優しい笑顔を浮かべていたお母さんの手料理を食べて、また元気になってください。 (文=長野辰次) iranshiki4.jpg 『イラン式料理本』 監督・脚本・製作/モハマド・シルワーニ 撮影/フーマン・ベーマネシュ 編集/モハマド・シルワーニ、エスマイル・モンセフ 録音/ファルシード・ファラジ 配給/アニープラネット 9月15日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー <http://www.iranshiki.com> (c)2010 Mohammad Shirvani. All rights reserved. ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第186回]“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』 [第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』 [第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』 [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! 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「自宅は意外とショボい」王子の仮面が剥がされたGACKTの行く末

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この服、浅草の土産物屋で売ってるやつ?

 6日発売の「週刊文春」(文藝春秋)と「週刊新潮」(新潮社)で、先月28日にGACKT所有の自宅や関連会社が入ったマンションに、国税局の強制捜査が入ったという情報が伝えられた。本サイトでも、GACKTをめぐる金銭トラブルを報じた(既報)が、いよいよ本格的な騒動に発展していきそうだ。

 「新潮」によると、査察が入った瞬間、GACKTは地下にある自室で交際中の歌手・ICONIQと寝ており、マルサの突入を電話で知らされ、慌てふためいていたという。問題とされているのは、GACKTが被災者支援のために募った義援金の一部が消失し、行方がわからなくなっていること。そして、その実務を担っていた会社が、ファンクラブの運営金を脱税しているという疑惑についてである。

 さらに査察が入る数日前には、GACKTが10月からレギュラー出演するドラマ『悪夢ちゃん』の放送局である日本テレビ本社周辺に、右翼団体関係者が集結。GACKTの竹島問題に関する発言を批判する街宣活動が行われたのだそうだ。