「私の将来は金しかない」結婚への執着と諦観の先……伊藤素子の焦燥

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世間を戦慄させた殺人事件の犯人は女だった――。日々を平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。彼女たちを人を殺めるに駆り立てたものは何か。自己愛、嫉妬、劣等感――女の心を呪縛する闇をあぶり出す。

[第5回]

三和銀行オンライン詐欺事件

 現在に機軸を置くとすれば、これほど“時代”を感じさせる女性犯罪者はいない。「三和銀行オンライン詐欺事件」の伊藤素子である。

 昭和56年(1981年)3月25日、三和銀行(当時)大阪茨木支店において1億8,000万円の架空入金が発覚する。入金オンライン操作をしたのは預貯金係の伊藤素子(当時32歳)。伊藤は当日午前「歯医者に行く」と言い残し銀行から外出、そのまま帰ってくることがなかった。だが当初、上司たちは伊藤が関与したとは思ってもいなかったという。14年間、真面目に働いてきた伊藤は周囲からの信頼が厚かった。だが、端末機や伝票記録を調べたところ、架空入金をしたのは姿を消した伊藤だった。

「赤いきつね」がロボットに変形!? カップ麺が僕らのご馳走だった時代のヒーロー「テレコマ戦士」!

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アナログとデジタルの過渡期であった1980年代。WiiもPS3もなかったけれど、ジャンクでチープなおもちゃがあふれていた。足りない技術を想像力で補い、夢中になって集めた「キン消し」「ミニ四駆」「ビックリマンシール」......。懐かしいおもちゃたちの現在の姿を探る!   貧乏学生や独身社会人の主食の一つとしてすっかり定着しているカップ麺だが、自転車さえあればどこまでも遠出できた、やたらとカロリー消費の多かった幼き日の僕らにとってもカップ麺は「主食」であり「ご馳走」だった。  やたら甘いゼリーや、あまり味のしないのしいかなど、リーズナブルだけれど味もそれなりだった駄菓子に対して、カップ麺のお値段は100円くらい。そのちょっぴり割高な価格設定もさることながら、麺とスープを割り箸(もしくはフォーク)ですするというシークエンスが、食に対する満足感とロープライスな駄菓子をほおばるほかの子どもたちに対する優越感を僕たちにもたらしていた。放課後、友達と詰め掛けた駄菓子屋さんの店頭で、ガシャポンを回しながらカップ麺をすすった記憶のある読者も少なくはないだろう。  そんな子どもたちにとって身近な存在だったカップ麺が、ロボットに変形してしまう! というオドロキのおもちゃが1985年にタカラ(現・タカラトミー)から発売された「テレコマ戦士」シリーズである。  どんぶり型カップ麺から腕がニョキっと生えてロボットになるという、至極シンプルな変形ギミックながら、丸いカップから短い手足が伸びるというかわいらしさと凛々しいフェイスのギャップ。そしてリアルにプリントされたフタや手のひらサイズなど、コレクション性あふれる要素に心をくすぐられた子どもたちの間で「テレコマ戦士」は大ヒット。中でも「赤いきつね」「緑のたぬき」の2体は、シリーズ後半にパワーアップ版と称して再販されるほどの人気を誇った。
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カップ麺やお菓子の箱が……。
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なぜかロボットに変形! おもしろカッコいいぜ!
 シリーズ当初のどんぶり型カップ麺が変形する「どんぶりマン」以降も、カップヌードルのような縦長カップ麺が変形する「カップマン」、スナック菓子のパッケージが変形する「スナックマン」、ペプシコーラなどのジュース缶が変形する「ドリンクマン」、コロコロコミックなど子どもたちが大好きな雑誌が変形する「ブックマン」など続々と新シリーズを展開。最終的に55弾まで発売されるロングシリーズへと成長したのである。  余談だが、シリーズ当初はテレコマ戦士のボディにどんぶりマークの真っ黒なシールが貼られており、およそ24℃で「一味」「七味」「とうがらし」「ラー油」といったスパイスの絵柄が浮き出る仕組みになっていた。そのスパイスはじゃんけんのような四すくみの関係となっており、友達と「どんぶりマン」を使った簡単な勝負ができるようになっていたが、極意書(説明書)によると「君のアイディアでルール等を決め、君達の対決法(遊び方)を考えて遊ぼう」という、実にアナログな時代らしいゆるい記述が。  また、「スナックマン」「ブックマン」にはチョロQのようにプルバックで走行するギミックが搭載されていた。お菓子の箱や漫画雑誌が疾走する意味はよくわからないが、「とにかくロボットに何かギミックを盛り込むべし」の精神は実にタカラらしい。  このマインドがかつて「ダイアクロン」「ミクロマン」「トランスフォーマー」といった変形ロボ玩具群を生み出し、80年代後半にはアニメ『魔神英雄伝ワタル』の『プラクションシリーズ』や、90年代から現在もシリーズが続いている『ビーダマンシリーズ』などにつながっていったのではないだろうか。  ちなみに、テレコマ戦士誕生以前の1983年、カップ麺型のミニチュアを使った神経衰弱ゲーム「ぴったしめんめん」が、今はなき野村トーイより発売され大ヒットを記録していたほか、1988年には伝説の駄菓子「ケンちゃんラーメン新発売」(これが正式名称である)がサンヨー食品より新発売されていたことを考えると、やはり80年代は今以上にカップ麺が身近なおやつとして子どもたちに認識されていたように思える。
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おもちゃには極意書が付属。遊び方やほかのテレコマ戦士が紹介されている。
 片や、現在カップ麺は大人の主食として堪えられるように大型化したり、より本確的な味を求めてラーメン専門店とタイアップすることで高額商品となる一方。お手軽に子どもがおやつとして食べられる商品ではなくなりつつある。「テレコマ戦士」は、まだカップ麺がジャンクな駄菓子だった時代だからこそ生まれたキャラクターなのだろう。  昨今のリバイバルブームに乗っかって、ぜひとも復刻してほしいものだが、タカラトミーの広報担当者によると、 「『テレコマ戦士』は他社のデザインやライセンスも関わってくる商品なので、復刻は難しいんです」 とのこと。80年代こども文化をそのままパッケージングした「テレコマ戦士」をこのまま埋もれさせておくのは非常にもったいない気がするのだが、シリーズ復刻のために超えるべきハードルもまた非常に高そうである。  ところで「テレコマ戦士」という名称だが、おそらくは「テレビコマーシャル戦士」の略称なのだろう。そういえばあの頃は、テレビで新しいお菓子やカップ麺のコマーシャルが流れると、無性にワクワクしていたなあ……。  静かにたたずむ不格好なロボットたちを眺めながら、ふとそんなことを思ったりもした。 (取材・文=有田シュン) ●【バック・トゥ・ザ・80'S】バックナンバー 【Vol10】「なんでもあり」な80年代を象徴するツッパリキャッツ! なめ猫今昔物語 【Vol9】貼って貼られて貼り返されて!? 「ビックリマンチョコ 悪魔VS天使シール」今昔物語 【Vol8】 "懐かしのおもちゃ"から"スポーツ"へ 「ルービックキューブ」今昔物語 【Vol7】練り続けて25年! 家族の絆を繋ぐ遊べるお菓子「ねるねるねるね」秘話! 【Vol.6】合体のロマンに全国の男子がハマりまくった! 「合体シリーズ」「ミニ合体シリーズ」今昔物語 【Vol.5】男子だって着せ替えしたいんです、プロテクターを! 「聖闘士聖衣大系」今昔物語 【Vol.4】学校で唯一読めたコミック! 『エスパークス』今昔物語 【Vol.3】ゲームの可能性を広げた80年代のミッキーマウス 「パックマン」今昔物語 【Vol.2】世代を超えて愛される地上最速ホビー「ミニ四駆」今昔物語 【Vol.1】手のひらに広がる大冒険!「ゲームブック」今昔物語

謎の鬼才が贈る、世にもシュールな短編DVD『喜安浩平の世界』

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痩せた男A 「そっとな、そっと……」 ガッチリ男B 「最初オレがゆっくり押すから、お前は足を上げてじっとしてればいい」 痩せた男A 「あアッ――、俺、こんな態勢初めてだ……」 ガッチリ男B 「そりゃ誰だって最初は“初めて”サ……。イクぞ!」  これは男2人の逢瀬のワンシーン、ではない。俳優で声優の喜安浩平氏が、脚本・演出・出演をすべて担当したアニメーションDVD『喜安浩平の世界』(キングレコード)に出てくる第2話「はじめての自転車」での1コマである。『はじめの一歩』(日本テレビ系)や『テニスの王子様』(テレビ東京系)などを代表作に持つ喜安氏なだけに、メジャーどころを狙った作品なのかと思いきや、これがえらくやりたい放題暴れてくれているのだ。
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 全8編のアニメーションはすべて会話劇。第1話「はじめてのインタビュー」、第2話「はじめての自転車」、第3話「はじめてのお祭り」と、各話は独立しているものの、どれも“はじめての○○”がテーマになっている。どの話も淡々と進む独特の演出が目立つ中、セリフ、カメラワーク、イラスト、どれをとっても妙に力の入っているのが、冒頭の痩せた男Aとガッチリ男Bが登場する「はじめての自転車」だ。  長髪の痩せた男Aと、チョビヒゲでガッチリ体型の男Bが、(おそらく)自転車の練習をしているのであろう場面から始まる。最初の画面に映っているのは、2人の男性の肩のあたりまで。なぜか両者とも、肌を露わにしている。炎天下での自転車の練習は暑いのだろうか? *** 痩せた男A 「いいか……? そーっと、だからな?」 ガッチリ男B 「分かってるって。なんだよ、臆病だな(ウインクしながら)」 痩せた男A 「こっちは初めてなんだからな! あっちょっと! 手ェ動かしちゃダメだってば!」 ガッチリ男B 「動かしてないって。ホラ……ちゃんと支えてるよ……。間違っても手は離すなよ? どこイッちゃうか分かんないんだから」 ***  もう一度言うが、痩せた男Aの、初めての自転車の練習に、ガッチリ男Bが付き合ってやっているシーンである……たぶん。確かに、自転車の練習では後ろを支えてあげないとならないし、手をハンドルから離すと、“どこイっちゃうか分かんない”のは間違いない。甘酸っぱくいやらしい“練習”はこの調子で続く。 *** ガッチリ男B 「お前、震えてるんじゃないか?」 痩せた男A 「震えてなんかないよ(ハァハァ)」 ガッチリ男B 「頑張れ、キモチイイから……」 ***  一連の掛け合いを繰り返し、ようやく発車に成功したラストシーンで初めて、画面に自転車が映る。「登場人物のセリフは全部、“自転車の練習”でのセリフでしょ? 何か?」と喜安浩平氏の高笑いが聞こえてきそうである……。  しかも、この「はじめての自転車」のみ、第2話、第5話、第8話に収録されている3本立てのシリーズモノ。ただでさえこの手のネタは扱いがナイーブだというのに。もしかして、DVDタイトルの“喜安浩平の世界”って、そういうこと? そういう、新しい世界へご案内ということ、なの……? (文=朝井麻由美)

来日の目的は有楽町ガード下? キーファー・サザーランドのリーマン的余暇

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刑務所で節煙を覚えたよ!

――海外セレブの来日プロモーション。本国ではパパラッチに追われる彼らも、日本では束の間の自由を謳歌! しかしそれゆえ、日本滞在をお世話するスタッフたちの苦労は多いんだとか。セレブの素の姿を知る関係者から話を聞き出し、コッソリお伝えする「スター☆マル秘報告書」!

 キーファー・サザーランドといえばジャック・バウアー! そうです人気ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の彼です。しかし、今回来日したのは『24』ではなく、新しいドラマ『TOUCH/タッチ』(WOWOW、10月5日スタート)の宣伝キャンペーン。2年ぶりの来日です。

 キーファーといえばヘビースモーカーで知られています。以前、『24』が日本で爆発的にヒットしているのになかなか来日しない理由を「飛行機で喫煙できないから」と言い、前回の来日のときは、会見でも喫煙。「会見でタバコOKって滅多にないので、それでは! と吸わせてもらったんだ」と言ったそうです。しかし、今回のキーファーは、取材では喫煙せず、タバコを吸うときは取材の合間、自室に戻って吸っていたそうです。喫煙のお許しが出なかったのか、それとも本人が気を使ったのか? いずれにせよヘビースモーカーであることには変わりないようです。

作品人気を証明しただけ? 「小6女児監禁男はプリキュア好き」報道は怒るだけムダ?

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『ふたりはプリキュアSplash☆Star
DVD-BOX vol.1』
( ポニーキャニオン)
 今月4日、広島市の小学6年生の少女を旅行カバンに押し込み連れ去ったとして、監禁の疑いで成城大2年の男が現行犯逮捕された事件。この事件を日刊スポーツが「小6カバン監禁男はプリキュア好き」と報じたことで、大きく波紋が広がった。 これに対して、ネット上では「関係ないだろ」「オタク叩きか?」といった怒りの声が噴出。『ふたりはプリキュア』などに出演し、成城大に在学経験のある声優・池澤春菜氏は自身のTwitterで「私、成城大。で、プリキュア出てた。だから私も犯罪を犯す可能性が高いかと言うと、そうではない つまりそこ全く関係ないよね」と発言し、支持を集めている。  振り返れば、オタク趣味と犯罪を結びつけた報道の歴史は長い。そして、オタクを称賛する記事と入れ替わり立ち替わり現れてくる。オタクと犯罪を結びつける報道の嚆矢は、いわゆる「宮崎勤事件」が知られている。だが、実際にこの事件を遡ること半年前に、すでに報道は存在する。週刊誌「SPA!」(扶桑社)の1989年3月23日号に掲載された「麹町小学校4年生殺人事件 増加するゲーム世代“オタク族”のやっぱりおこった『倒錯殺人』」が、これだ。これは、東京都麹町でゲーム機やミニ四駆などを多数所有する22歳の青年が、自宅に遊びに来ていた男児を殺害したもの。  この事件の後、8月に宮崎勤が逮捕されると「ロリコン」「オタク(あるいは、おたく・おたく族)」を「病理」ととらえて犯罪の原因とする報道が、頻出するようになる。  ところが、この報道は数カ月程度で収縮し、年が明けると、今度はオタクを称賛する記事が次々と登場していく。象徴的なのは「SPA!」90年3月7日号に掲載された「『おたく』が日本を動かす」という記事。この記事は、前年とは一転して、オタクを称賛するものであったのだ。また、90年8月に開催された同人誌即売会・コミックマーケットは、参加者20万人あまりと、前年比で倍となった。この要因として挙げられるのは、宮崎勤の事件を通して、オタク、そして宮崎が参加していたコミックマーケットが一般メディアに初めて登場し(大宅壮一文庫で検索すると一目瞭然だが、89年に一般誌でオタクやコミケを扱う記事は、ほとんどない)、存在を知った人々が参加するようになったことだ。当時、中高生だったマンガ・アニメ愛好家の中には、この時期に学校や家庭で肩身の狭い思いをしたと証言する者が多い。ところが、その原因である忌まわしい宮崎勤事件が、皮肉にもコミックマーケットの参加者を倍増させ、現在に連なるオタクの隆盛を生み出したのである。  2000年代に入ってから、オタク文化は国内のみならず海外も巻き込んで、愛好者を増やしているわけだが、一方でオタクと犯罪をイコールにする、あるいはにおわせる報道も繰り返されてきた。04年に発生した「奈良小1女児殺害事件」では、ジャーナリストの大谷昭宏氏がテレビ出演した際に「フィギュア萌え族(仮)」なる言葉を用いて、多くのオタクやフィギュア愛好家から怒りを買った。筆者がこの件を取材したところ、大谷氏が「オタクを批判する気はない」と繰り返し主張したことは印象に残っている。この発言は「SPA!」05年1月25日号で「誤解と偏見の『オタク迫害』に異議アリ!」という特集が組まれたり、大谷氏が出演したシンポジウムの席上で「権力の行う危ないヤツへのレッテル貼り」と同一であると批判されるなど、たぐいまれな規模に拡大した事例である。  ただ、オタク文化の愛好者たちが、オタク=犯罪報道にいつも怒り狂っているかと思えば、そうでもない。05年に発覚した、いわゆる「監禁王子事件」では、犯人宅から1万本ものエロゲーが発見されクローズアップされたが、「1万本も買ってるなんて、どれだけ金持ちなんだ?」とむしろ、愛好家を爆笑の渦に叩き込んだ。  大谷氏の事件の後に最も世間を騒がせたのは、07年9月に京都府の京田辺市で発生した14歳の女子中学生が斧で父親を殺害した事件だ。この事件をめぐっては、当時放映されていた『ひぐらしのなく頃に解』と『School Days』が外部からの圧力や報道もないうちに、多くの放送局が放送中止を決定し注目を集めたものだ。むしろ、これによって、作品のタイトルが知られるようになったからか、その後の報道を追ってみると、やたらと事件の犯人が『ひぐらし』を所有していた事例が見られるようになる。  08年1月に青森県八戸市で発生した母子3人放火殺人事件では、犯人宅から『ひぐらし』の漫画版が押収されたことが一部の新聞で報じられている。同年の3月に、茨城県土浦市で発生した連続通り魔殺人でも、犯人の趣味として、格闘ゲームと共に「ひぐらし」を記す報道が見られた。この月には、岡山駅構内で突き落とし殺害事件が発生しているが、少年宅から『ひぐらし』や『DEATH NOTE』などの漫画本が押収されたことも報じられている。さらに探すと、7月に埼玉県川口市で発生した女子中学生の父親殺しでも『ひぐらし』の単行本が押収されたと報道されている。08年の6月には、秋葉原連続殺傷事件が発生しているが、犯人の加藤智大に至っては、犯行直前に携帯サイトに「ひぐらしとか買っておけばいいのか」と書き込んでいたことも報じられている。なぜ、『School Days』ではなく『ひぐらし』ばっかりかと考えると、エロゲーゆえに販路が限定されている『School Days』に比べて、そこらへんの書店でも棚に並んでいて、手に入りやすかったからという、穿った見方もできなくもない。  こうなると、オタク=犯罪をくくる記事で「犯人に影響が」と名指しされる作品は、それだけ知名度がある、あるいは、大手マスコミの勝手な報道によって、知らないうちに「炎上マーケティング」に参加させられていると見ることもできるだろう。  しかし、宮崎勤の事件から数えても20年あまりの間にさまざまな事件が発生しているにもかかわらず、これらを時系列でまとめて記した文献は少ない(マスコミのオタク観をまとめた文献として松谷創一郎氏の「<オタク問題>の四半世紀」(『どこか<問題化>される若者たち』所収 恒星社厚生閣、08年)があるが、失礼だがマイナーな書籍のため、読んでいる人は少ない)。  正直、今回の「プリキュア」報道からは、“またか”というよりも“懐かしさ”のような感覚すら覚えてしまう。過去を経験している立場からは、Twitterなどで怒りを露わにしている人々よりも、失笑している人のほうが多いのではないかと思うのだ。  まあ、それだけ「プリキュア」シリーズが、おっきなお友達にも大ウケしていることを、世間は知っているということか。 (文=昼間たかし)

朝日新聞、消費増税翼賛で読者離れが止まらない!?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) あっちゃんと大島優子の“合コン”スクープ場所に関するウワサ 中村俊輔は大丈夫? お国の税金事情で有名サッカー選手が流出 もうオリンピックは儲からない!? 民放、五輪放映で赤字数億円 ■特にオススメ記事はこちら! 朝日新聞、消費増税翼賛で読者離れが止まらない!? - Business Journal(9月20日)
消費増税法案成立について、民主党と自民党が合意した
ことを報じる8月9日付朝日新聞
“食い逃げ増資”という言葉がある。  企業が株主に収益見通しや配当計画を公約して増資で資金を得たのに、増資後に公約を実行しないことだ。  8月10日に成立した消費税増税法は、まさに“食い逃げ”である。今後のシナリオが予想がつくからだ。  民主党は8月28日の衆院で赤字国債発行法案と、衆院定数削減法案を可決、参院に送付した。しかし、衆院解散・総選挙を求める自民党・公明党はこれに反発、「国民の生活が第一」など野党7党に続き、野田佳彦首相に対する問責決議案を参院に提出、すったもんだの挙句、自民党が折れ、7党案を29日に可決した。これにより、9月8日の会期末までの国会は空転、民主党も自民党も党首選び一色になっている。  野田代表と谷垣禎一総裁が再選されれば、10月の臨時国会で、赤字国債法案と定数削減法案を成立させ、10月末にも衆院解散するというシナリオだ。もしシナリオに狂いが出るとすれば、谷垣氏が再選されない時だけだった。結局谷垣氏は出馬を断念したが、民自公の3党の間には解散の暗黙の了解があり、今のゴタゴタは茶番以外の何物でもない。年内は「決められる政治」は雲散霧消し、積み残しの法案などがどういう決着になるか、皆目予想がつかない。  総選挙になれば、各党とも有権者の喜ぶ甘い政策のオンパレードになる。国民に痛みを求める政策はもちろん、国論の別れるような政策もどこかに消えてしまうだろう。前回の総選挙で、民主党がマニフェストで消費増税を掲げなかったことから容易に想像がつく。  1カ月ほど前だ。朝日新聞関係者に「ここ2、3カ月、消費増税を支持した紙面を非難、解約を通告してくる愛読者が相次いでいる」と聞いた。朝日の紙面を丹念に読むと、朝日が読者の批判をかわすのに腐心している様子が見て取れる。1ページを使い、消費増税について多様な主張を提示していることを示したり(8月6日付朝刊)、「消費増税どう考える」というタイトルで、賛成派の論説委員と反対派の経済部デスクを対談させたり(8月29日付朝刊)している。 「決める政治」という大義名分  朝日に限らず、大手新聞が消費増税を煽った大義名分は二つある。一つは「決められない政治」から脱却、「決める政治」を実現するというものだ。もう一つは欧州債務危機を目の当たりにして、社会保障と財政不安の連鎖を防ぐために消費増税は必要という判断だ。しかし、「決める政治」ができても、決める順番がある。順番を間違えればマイナスにしかならない。  社会保障・税一体改革は国の財政悪化に歯止めをかけることだけが目的ではない。最大の狙いは制度を日本経済の現状に合うよう(給付の削減)に改め、成長戦略が実を結ぶような下地を作ることだ。  そうである以上、増税の前にやるべきことがある。最低限、過去に物価が下がったときに支給額の減額をせずに据え置きしたことで、本来より2.5%高くなっている年金の払い過ぎを解消する年金減額法案は成立させなければならなかった。  もう一つ、国民一人一人に番号を割り振り、納税や社会保障給付などの情報を一体で管理する仕組みを構築する「マイナンバー法」も同様だ。消費増税実施時の低所得者対策や富裕層への課税強化策に不可欠だが、個人情報を集約することへの抵抗もあり、やはり衆院での審議入りもできなかった。  ジャーナリズムに求められるのは現実を見据え、よりよい将来への道筋をつけられるよう論陣を張ることだ。消費税増税を総選挙の争点にしたくない政治家たちの私的な利益に与することではない。  朝日が紙面の無駄使いで言い訳しても後の祭りだ。贖罪したいなら、これまでの紙面を反省し、“食い逃げ”消費増税を断固阻止する気概を示すことだ。 民主党と自民党の党首選の行方  さて、ここで、改めて民主党と自民党の党首選の状況を整理してみよう。  9月10日告示の民主党代表選には野田首相、赤松広隆元農相、原口一博元総務相、鹿野道彦前農相の4氏が立候補、明日21日に投開票が行われるが、野田首相の再選は動かないだろう。  問題は自民党だ。14日告示の総裁選挙(26日投開票)には町村信孝元官房長官、石破茂前政調会長、石原伸晃幹事長、安倍晋三元首相、林芳正政調会長代理の5氏が立候補、「乱戦」模様だ。  筆者は当初、民主党は野田首相の再選は動かないとみていたが、自民党については谷垣総裁の再選が微妙だとみていた。しかし、10日に谷垣氏は総裁選への出馬断念を表明した。  谷垣氏らしい決断だと思ったが、本稿は政治家、谷垣氏のことを書くのが目的ではないので、これ以上、解説はしない。  現段階(9月20日)で、自民党総裁に誰が選ばれるのか、予測がつかないが、自民党の総裁に誰が選ばれようが、民主党代表に野田首相が再選されるなら、本稿のシナリオが変るとは思えない。 (文=大塚将司/作家・経済評論家) ■おすすめ記事 あっちゃんと大島優子の“合コン”スクープ場所に関するウワサ 中村俊輔は大丈夫? お国の税金事情で有名サッカー選手が流出 もうオリンピックは儲からない!? 民放、五輪放映で赤字数億円 破綻寸前企業を外資が買収、その時、社内はどうなるのか? 在中国邦人企業家に聞く、“デモの黒幕”人民軍が被害を弁償!?

BOZZ式  ~メタボの原因を知る

一週間経ちました。
焼肉食べながらお酒を飲んだH子さんを除き、みなさん順調に痩せています。

こういう人がいないとこの企画はつまらないですもんね(笑)どうしてダイエットに失敗するのか、いい見本になりますから。

BOZZ式  ~メタボの原因を知る

一週間経ちました。
焼肉食べながらお酒を飲んだH子さんを除き、みなさん順調に痩せています。

こういう人がいないとこの企画はつまらないですもんね(笑)どうしてダイエットに失敗するのか、いい見本になりますから。

「モテる私」を公言してはばからない芹那、“同性に媚びない”という生きざま

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『芹那 Eden』/ラインコミュニケー
ションズ

 今回ツッコませていただくのは、今、大ブレイク中の元SDN48・芹那。

 芹那のことを、女は一体どのように観賞したらよいのだろうか。女が芹那を少しでも批判すると、たいてい「男ウケの良い女を、女は嫌う」「モテないブサイクの僻み」と一蹴されてしまうのがオチだとわかっているのに、それでも「え、芹那? かわいいんじゃない?」「声も全然わざとらしくないよー」などと上っ面で言うことができない芹那の存在感。一体何なのか。

 理由の1つは、もちろんあの特徴的な声だ。でも、女が芹那をスルーできないのは、それよりも、えも言われぬ不快感を、単純に「かわいい&モテるからという僻み」「キャラを作っているから」などという理由だと決めつけられてしまうこと自体への苛立ちもあると思う。

 この、えも言われぬ不快感の正体は何なのか。自分なりに考えてみたのが、9月18日放送分『PON!』(日本テレビ系)。外国人のスターに前のめりになる芹那に、司会のビビる大木は言う。

「芹那は“大物”にすぐに食いつくから~~」

「モテる私」を公言してはばからない芹那、“同性に媚びない”という生きざま

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『芹那 Eden』/ラインコミュニケー
ションズ

 今回ツッコませていただくのは、今、大ブレイク中の元SDN48・芹那。

 芹那のことを、女は一体どのように観賞したらよいのだろうか。女が芹那を少しでも批判すると、たいてい「男ウケの良い女を、女は嫌う」「モテないブサイクの僻み」と一蹴されてしまうのがオチだとわかっているのに、それでも「え、芹那? かわいいんじゃない?」「声も全然わざとらしくないよー」などと上っ面で言うことができない芹那の存在感。一体何なのか。

 理由の1つは、もちろんあの特徴的な声だ。でも、女が芹那をスルーできないのは、それよりも、えも言われぬ不快感を、単純に「かわいい&モテるからという僻み」「キャラを作っているから」などという理由だと決めつけられてしまうこと自体への苛立ちもあると思う。

 この、えも言われぬ不快感の正体は何なのか。自分なりに考えてみたのが、9月18日放送分『PON!』(日本テレビ系)。外国人のスターに前のめりになる芹那に、司会のビビる大木は言う。

「芹那は“大物”にすぐに食いつくから~~」