消費税増税に突撃する野田首相と相棒の"議員殺し"という過去

【サイゾーpremiumより】 ──「政治生命を懸ける」とぶち上げ、消費税増税実現に向けて邁進する野田首相。野党にすり寄るために内閣改造をし、反対勢力である小沢グループを切り捨てることも厭わない姿勢だ。だが、この姿勢が党内でイマイチ支持を得られていないのは、冷静さを欠いて猛進したために犯した大失態が、過去にあるからではないかといわれている──。(当記事は6月18日発売の「月刊サイゾー」7月号に掲載されたものです)
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「ドラマ『おれは男だ!』(1971~72
年)の主演だったイケイケどんどんの
森田健作・千葉県知事みたいなノリ」
(民主党議員)だという。
「乾坤一擲。一期一会のつもりで説明したいと思います」  野田佳彦首相は、5月30日の小沢一郎・民主党元代表との会談を前に、こんな四文字熟語を並べて自らの心境を明かした。「乾坤一擲」。辞書をひもとけば、「天下を賭けて博打(ばくち)のサイコロを投げる」の意味。悲願の消費税増税を成し遂げるため、猛反発する小沢氏との決戦の火蓋を切ろうという心意気を表したものだが、その舞台を博打に例えてしまうあたりが、この人らしい。しかも「一期一会」。もう二度と会うことはないと宣言したものと受け止められたが、当の会談が決裂すると、輿石東幹事長に諭され、2度目の小沢会談も行われた。もちろん、結果は決裂。「なんでこうも、ひと言ひと言、わざとらしいんだ」。こんなぼやきが、首相の番記者たちから多くなってきた。大手紙の政治部デスクが首相の心境を明かす。 「6月下旬の国会会期末を控え、野田さんは消費税増税法案の成立に向けて文字通りの”命懸け”モードに入っています。側近議員に『消費増税しなけりゃ、首相になった意味がない。成立のためなら、首相のイスだってこだわらない』と漏らしているようで、自民党の谷垣禎一総裁が賛成してくれるなら、首相の座を渡してもいいとまで思い詰めています。消費税増税の立役者として歴史に名を残せば、あとは討ち死にしたっていい、という幕末の志士みたいな気分なんです」  実際、野田氏は周囲に悲壮感すら漂わせており、しかもそのノリは超「体育会」系。ある民主党議員によると、増税に猛反対する小沢グループを向こうに回し、野田氏は風貌の似通った盟友の手塚仁雄首相補佐官【1】と一緒に「男はやるときはやるぞ! 待ってろ!」と、まるでプッチンと切れた勢いなのだという。 「下手に小沢さんたちが追い込めば、解散すらやりかねない。もう恐いものなしだよ」(同)  このノリは「常軌を逸している」(同)とまでいわれている。その証拠に、去る5月、増税法案の行方を握る衆院社会保障・税一体改革特別委員会の筆頭理事を務めている自民党の伊吹文明氏をはじめ、逢沢一郎理事(自民)や西博義理事(公明)の地元である京都、岡山、和歌山のそれぞれの自宅に、野田氏の命を受けた武正公一、古本伸一郎ら各議員がアポイントなしで電撃訪問。夜回り取材の記者よろしく、「伊吹先生、ここはひとつ、野田を男にしてやってください」といわんばかりの勢いで増税法案への協力を頼み込んだという。 「ライバル政党の議員の自宅にいきなり押しかけるなんて、政治の世界ではあり得ないこと。本来なら、こうした秘密会談は大物仲介者を立ててセッティングすべきものですからね。伊吹さんたちは勢いに気押されして訪問を受けちゃったけれど、自民・公明サイドは破れかぶれの野田流に半ばあきれています」(前出・政治部デスク)  さらに、こうした野田氏のやり方に、民主党議員たちの多くも、あきらめ顔だという。「このまま解散になれば、あの時のような悲劇が民主党を襲うだろう」と。  野田氏と側近の手塚氏には、知る人ぞ知る忌まわしい過去がある。野党時代、政府・自民党を追い込むスキャンダルと盛んに宣伝された「偽メール事件」【2】を仕組んだのがこの2人だった。  2006年の衆院予算委員会で、民主党の永田寿康議員(後に自殺)がこんな爆弾質問をした。 「起訴されたライブドア元社長の堀江貴文被告が、自らの衆院選出馬のコンサルタント費用として自民党幹事長の次男に3000万円を振り込むよう指示した社内メールを出した」  ところが直後に、捜査中の東京地検が「当該のメールや事実関係は把握していない」と異例のコメントを発表し、当時の小泉純一郎首相は「ガセネタ」と酷評した。民主党はメールのコピーも公表してさらに迫ったが、逆にこの”証拠品”の信ぴょう性も疑問視されてしまい、結局、追及を取り下げるという最悪の結末をたどった。  民主党が後に「偽メール事件」を検証したところ、永田氏以上にこのメールを国会で取り上げようと調査していたのが手塚氏だったことがわかっている。つまり、追及役を永田氏ひとりに押しつけた格好になったわけだ。しかも、メールの信ぴょう性が揺らごうとも頑として譲らなかったのが、当時の国対委員長・野田氏だった。  また、このメールの信ぴょう性を信じて疑わなかった当時の前原誠司・民主党代表は、党首討論で小泉氏に「期待しておいてください」と新たな証拠を示すそぶりまでみせ、問題を拡大させてしまったが、「野田さんと手塚さんのイケイケぶりに、まんまとはまってしまったんです」(前出・民主党議員)  偽メールの疑いが濃厚になると、永田議員は公の場に一切姿を見せず、雲隠れしたと大騒ぎになっている。実際は、永田氏が「議員を辞職したい」と言いだしたため、心神喪失を理由に手塚氏が身内の経営する病院に入院させてしまったのが真相だった。このいきさつもやがて明らかになり、「永田を隠した」と世論の非難を浴び、ますます情勢は不利になる。結局、追及を取り下げた後、民主党は懲罰委員会で永田氏を半年間の党員資格停止処分とし、本人は議員辞職した。そしてメール追及の事実上の指揮官だった野田氏が国対委員長を辞任して幕引きを図っている。さらに、前原氏は民主党代表を辞任。同党の支持率は急落した。 「その後の永田さんは不幸の連続でした。次の衆院選挙に地元千葉から出馬しようとしましたが、同じ千葉選出の野田氏の支援は得られず、政界復帰は断念。離婚問題もこじれたようで、精神的に追い込まれていきます。自殺したのは09年1月のこと。入院していた北九州市の精神病院そばのマンションから飛び降りました。眠れない日々が続いていた永田さんは、寝酒を常用していて、自殺現場には空の焼酎パックが落ちていたといいます。寝酒を勧めた人間も、野田氏周辺の人物といわれています。偽メール問題は永田氏自身の責任とはいえ、イケイケの野田さんと手塚さんの2人に翻弄されたと党内では受け止められました」(同)  こんな痛恨事があったにもかかわらず、野田氏と手塚氏の二人三脚ぶりは少しも揺らぐことなく、今日の政局を迎えている。かつて小泉内閣に突きつけた矛先は、今度は抵抗勢力のドン、小沢氏へと向けられた。前出の政治部デスクが憂う。 「強敵と戦うことこそ美学だという、誤った悲壮感に駆られている……これが今の野田氏と取り巻きたちの実態です。とにかく増税ありき。それしか頭にないから、では、その増税分をどう社会保障に使うのかなんていう本質論は一切語れないんです」  一政党内のくだらないいがみ合いにすぎない、今日の政局。それを何か大ごとが起きているかのように報道され、付き合わされている国民こそ不幸ではないか。 (編集部) 【1】手塚仁雄首相補佐官 1966年生まれ。00年に衆議院選挙に初当選。現在、三期目。02年の民主党代表選から、野田氏を首相候補として推すなど、同氏の側近中の側近といわれる。最近は、野田内閣のスポークスマンとして、メディア出演もするが、無難な発言が多く、視聴者受けはあまりよくない模様だ。
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【2】偽メール事件 「永田メール事件」「堀江メール問題」とも。06年2月16日に、民主党の永田寿康議員が問題を取り上げるものの、Nという雑誌発行者から入手したメールが偽物であったことが発覚し、同28日には永田議員は謝罪会見を行なっている。その後、3月2日には、野田氏が国対委員長を辞任、3月末には前原氏が民主党代表を辞任し、民主党の支持率は急落。本来は、BSE問題や耐震偽装事件、防衛施設庁談合事件などについて、自民党が激しい追及を受けるはずだった国会の場は、民主党糾弾の場と化してしまった。
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■「サイゾーpremium」とは? 雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円読み放題! (バックナンバー含む) 【「サイゾーpremium」にはこんな記事も!】"平成の松下村塾の実力やいかに!? "迷"相・野田佳彦を生んだ素晴らしき松下政経塾の全貌【連載】「マル激TALK ON DEMAND」野田政権が掲げるべき増税の対価と日本の未来像増税で日本の"格"もダウン!? 企業の"借金返済能力"を計る格付け会社は世界を滅ぼすか?

消費税増税に突撃する野田首相と相棒の"議員殺し"という過去

【サイゾーpremiumより】 ──「政治生命を懸ける」とぶち上げ、消費税増税実現に向けて邁進する野田首相。野党にすり寄るために内閣改造をし、反対勢力である小沢グループを切り捨てることも厭わない姿勢だ。だが、この姿勢が党内でイマイチ支持を得られていないのは、冷静さを欠いて猛進したために犯した大失態が、過去にあるからではないかといわれている──。(当記事は6月18日発売の「月刊サイゾー」7月号に掲載されたものです)
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「ドラマ『おれは男だ!』(1971~72
年)の主演だったイケイケどんどんの
森田健作・千葉県知事みたいなノリ」
(民主党議員)だという。
「乾坤一擲。一期一会のつもりで説明したいと思います」  野田佳彦首相は、5月30日の小沢一郎・民主党元代表との会談を前に、こんな四文字熟語を並べて自らの心境を明かした。「乾坤一擲」。辞書をひもとけば、「天下を賭けて博打(ばくち)のサイコロを投げる」の意味。悲願の消費税増税を成し遂げるため、猛反発する小沢氏との決戦の火蓋を切ろうという心意気を表したものだが、その舞台を博打に例えてしまうあたりが、この人らしい。しかも「一期一会」。もう二度と会うことはないと宣言したものと受け止められたが、当の会談が決裂すると、輿石東幹事長に諭され、2度目の小沢会談も行われた。もちろん、結果は決裂。「なんでこうも、ひと言ひと言、わざとらしいんだ」。こんなぼやきが、首相の番記者たちから多くなってきた。大手紙の政治部デスクが首相の心境を明かす。 「6月下旬の国会会期末を控え、野田さんは消費税増税法案の成立に向けて文字通りの”命懸け”モードに入っています。側近議員に『消費増税しなけりゃ、首相になった意味がない。成立のためなら、首相のイスだってこだわらない』と漏らしているようで、自民党の谷垣禎一総裁が賛成してくれるなら、首相の座を渡してもいいとまで思い詰めています。消費税増税の立役者として歴史に名を残せば、あとは討ち死にしたっていい、という幕末の志士みたいな気分なんです」  実際、野田氏は周囲に悲壮感すら漂わせており、しかもそのノリは超「体育会」系。ある民主党議員によると、増税に猛反対する小沢グループを向こうに回し、野田氏は風貌の似通った盟友の手塚仁雄首相補佐官【1】と一緒に「男はやるときはやるぞ! 待ってろ!」と、まるでプッチンと切れた勢いなのだという。 「下手に小沢さんたちが追い込めば、解散すらやりかねない。もう恐いものなしだよ」(同)  このノリは「常軌を逸している」(同)とまでいわれている。その証拠に、去る5月、増税法案の行方を握る衆院社会保障・税一体改革特別委員会の筆頭理事を務めている自民党の伊吹文明氏をはじめ、逢沢一郎理事(自民)や西博義理事(公明)の地元である京都、岡山、和歌山のそれぞれの自宅に、野田氏の命を受けた武正公一、古本伸一郎ら各議員がアポイントなしで電撃訪問。夜回り取材の記者よろしく、「伊吹先生、ここはひとつ、野田を男にしてやってください」といわんばかりの勢いで増税法案への協力を頼み込んだという。 「ライバル政党の議員の自宅にいきなり押しかけるなんて、政治の世界ではあり得ないこと。本来なら、こうした秘密会談は大物仲介者を立ててセッティングすべきものですからね。伊吹さんたちは勢いに気押されして訪問を受けちゃったけれど、自民・公明サイドは破れかぶれの野田流に半ばあきれています」(前出・政治部デスク)  さらに、こうした野田氏のやり方に、民主党議員たちの多くも、あきらめ顔だという。「このまま解散になれば、あの時のような悲劇が民主党を襲うだろう」と。  野田氏と側近の手塚氏には、知る人ぞ知る忌まわしい過去がある。野党時代、政府・自民党を追い込むスキャンダルと盛んに宣伝された「偽メール事件」【2】を仕組んだのがこの2人だった。  2006年の衆院予算委員会で、民主党の永田寿康議員(後に自殺)がこんな爆弾質問をした。 「起訴されたライブドア元社長の堀江貴文被告が、自らの衆院選出馬のコンサルタント費用として自民党幹事長の次男に3000万円を振り込むよう指示した社内メールを出した」  ところが直後に、捜査中の東京地検が「当該のメールや事実関係は把握していない」と異例のコメントを発表し、当時の小泉純一郎首相は「ガセネタ」と酷評した。民主党はメールのコピーも公表してさらに迫ったが、逆にこの”証拠品”の信ぴょう性も疑問視されてしまい、結局、追及を取り下げるという最悪の結末をたどった。  民主党が後に「偽メール事件」を検証したところ、永田氏以上にこのメールを国会で取り上げようと調査していたのが手塚氏だったことがわかっている。つまり、追及役を永田氏ひとりに押しつけた格好になったわけだ。しかも、メールの信ぴょう性が揺らごうとも頑として譲らなかったのが、当時の国対委員長・野田氏だった。  また、このメールの信ぴょう性を信じて疑わなかった当時の前原誠司・民主党代表は、党首討論で小泉氏に「期待しておいてください」と新たな証拠を示すそぶりまでみせ、問題を拡大させてしまったが、「野田さんと手塚さんのイケイケぶりに、まんまとはまってしまったんです」(前出・民主党議員)  偽メールの疑いが濃厚になると、永田議員は公の場に一切姿を見せず、雲隠れしたと大騒ぎになっている。実際は、永田氏が「議員を辞職したい」と言いだしたため、心神喪失を理由に手塚氏が身内の経営する病院に入院させてしまったのが真相だった。このいきさつもやがて明らかになり、「永田を隠した」と世論の非難を浴び、ますます情勢は不利になる。結局、追及を取り下げた後、民主党は懲罰委員会で永田氏を半年間の党員資格停止処分とし、本人は議員辞職した。そしてメール追及の事実上の指揮官だった野田氏が国対委員長を辞任して幕引きを図っている。さらに、前原氏は民主党代表を辞任。同党の支持率は急落した。 「その後の永田さんは不幸の連続でした。次の衆院選挙に地元千葉から出馬しようとしましたが、同じ千葉選出の野田氏の支援は得られず、政界復帰は断念。離婚問題もこじれたようで、精神的に追い込まれていきます。自殺したのは09年1月のこと。入院していた北九州市の精神病院そばのマンションから飛び降りました。眠れない日々が続いていた永田さんは、寝酒を常用していて、自殺現場には空の焼酎パックが落ちていたといいます。寝酒を勧めた人間も、野田氏周辺の人物といわれています。偽メール問題は永田氏自身の責任とはいえ、イケイケの野田さんと手塚さんの2人に翻弄されたと党内では受け止められました」(同)  こんな痛恨事があったにもかかわらず、野田氏と手塚氏の二人三脚ぶりは少しも揺らぐことなく、今日の政局を迎えている。かつて小泉内閣に突きつけた矛先は、今度は抵抗勢力のドン、小沢氏へと向けられた。前出の政治部デスクが憂う。 「強敵と戦うことこそ美学だという、誤った悲壮感に駆られている……これが今の野田氏と取り巻きたちの実態です。とにかく増税ありき。それしか頭にないから、では、その増税分をどう社会保障に使うのかなんていう本質論は一切語れないんです」  一政党内のくだらないいがみ合いにすぎない、今日の政局。それを何か大ごとが起きているかのように報道され、付き合わされている国民こそ不幸ではないか。 (編集部) 【1】手塚仁雄首相補佐官 1966年生まれ。00年に衆議院選挙に初当選。現在、三期目。02年の民主党代表選から、野田氏を首相候補として推すなど、同氏の側近中の側近といわれる。最近は、野田内閣のスポークスマンとして、メディア出演もするが、無難な発言が多く、視聴者受けはあまりよくない模様だ。
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【2】偽メール事件 「永田メール事件」「堀江メール問題」とも。06年2月16日に、民主党の永田寿康議員が問題を取り上げるものの、Nという雑誌発行者から入手したメールが偽物であったことが発覚し、同28日には永田議員は謝罪会見を行なっている。その後、3月2日には、野田氏が国対委員長を辞任、3月末には前原氏が民主党代表を辞任し、民主党の支持率は急落。本来は、BSE問題や耐震偽装事件、防衛施設庁談合事件などについて、自民党が激しい追及を受けるはずだった国会の場は、民主党糾弾の場と化してしまった。
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■「サイゾーpremium」とは? 雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円読み放題! (バックナンバー含む) 【「サイゾーpremium」にはこんな記事も!】"平成の松下村塾の実力やいかに!? "迷"相・野田佳彦を生んだ素晴らしき松下政経塾の全貌【連載】「マル激TALK ON DEMAND」野田政権が掲げるべき増税の対価と日本の未来像増税で日本の"格"もダウン!? 企業の"借金返済能力"を計る格付け会社は世界を滅ぼすか?

「アイドルでも“ヤレる”と周知されてしまった……」指原莉乃問題がポストAKB48グループに広げた波紋

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「えらいことになってもうた……」
(撮影/後藤秀二)
 7月5日、過去の恋愛スキャンダルでAKB48からHKT48に移籍した指原莉乃が、福岡市内のHKT48劇場で行われる公演に出演することが発表された。9月18日に日本武道館で行われる「AKB48 29thシングル選抜じゃんけん大会」に向けた予備選も大阪からスタートしており、指原の移籍が「地方へのテコ入れ」という形になった“48系グループ”の勢いはまだ止まりそうにない。  そんななか、ポストAKB48として語られているのが、2006年結成の老舗でフジテレビの後ろ盾がある「アイドリング!!!」、エイベックスがプッシュしている「SUPER☆GiRLS」、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの“ももクロ”こと「ももいろクローバーZ」など。総選挙の熱気も一段落したところで、このレースはどう動いていくのか? 「各グループとも特色はありますが、基本的には“どこにでもいる、かわいい女の子”の集まりではあって、実力というより“売り方”がポイントになるでしょう」  そう語るのは、アイドルユニットを担当した経験もある音楽事務所関係者だ。 「その意味で、今回の指原問題でAKBクラスでも“ヤレる”ということが周知されてしまったことが、実は大きい」という。 「近年では、アイドルを食ってやろうという“ヤリ目”のファンが増えており、いわゆる“握手券商法”でセールスを伸ばしてきた接触系アイドルが餌食になるケースが増えています。今年3月には、人気上昇中だった『ねがいごと』のメンバー8人中、実に4人にファンとの関係が発覚し、脱退処分でメンバーが半減。事務所としてはメンバーとファンの接触を制限したいが、ガードが堅すぎるとセールスが伸びない、というジレンマがあるんです」  他にもスマイレージの和田彩花などもファンとの親密関係が報じられており、ユニットのアキレス腱になりかねない。メンバーのスキャンダルすら好機に変える地力を持つAKB48が、今後もファンとの接触を重視しつつ、一強を維持するのか。 「Perfumeのようにアーティスト性があれば、ファンと接触しなくてもセールスを伸ばすことができますが、なかなか難しい。期待できるとすれば、ステージで人気を高めてきた、ももクロでしょうか。ももクロのライブは、バラエティ番組や格闘技イベントのディレクターとして名を馳せた佐々木敦規が演出を担当しており、エンタメ性が高い。一般層にアピールするためには『アイドルらしくない=ファンだと公言してもヲタ認定されない』ことが意外に重要なんです」(前出の関係者)  ももクロメンバーのスキャンダルと言えば、玉井詩織と高城れにに、ジャニーズタレントとの熱愛がウワサされたことがあったが、「信憑性は極めて薄い。ファンも『信じない』あるいは『相手がヲタじゃなくて、将来性のあるタレントなら応援してもいい』という反応」(某週刊誌記者)。いずれにしても、恋愛スキャンダルの内容がアイドル戦国時代の行方に与える影響は、さらに大きくなっているといえそうだ。 (文=佐々木智花)

「アイドルでも“ヤレる”と周知されてしまった……」指原莉乃問題がポストAKB48グループに広げた波紋

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「えらいことになってもうた……」
(撮影/後藤秀二)
 7月5日、過去の恋愛スキャンダルでAKB48からHKT48に移籍した指原莉乃が、福岡市内のHKT48劇場で行われる公演に出演することが発表された。9月18日に日本武道館で行われる「AKB48 29thシングル選抜じゃんけん大会」に向けた予備選も大阪からスタートしており、指原の移籍が「地方へのテコ入れ」という形になった“48系グループ”の勢いはまだ止まりそうにない。  そんななか、ポストAKB48として語られているのが、2006年結成の老舗でフジテレビの後ろ盾がある「アイドリング!!!」、エイベックスがプッシュしている「SUPER☆GiRLS」、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの“ももクロ”こと「ももいろクローバーZ」など。総選挙の熱気も一段落したところで、このレースはどう動いていくのか? 「各グループとも特色はありますが、基本的には“どこにでもいる、かわいい女の子”の集まりではあって、実力というより“売り方”がポイントになるでしょう」  そう語るのは、アイドルユニットを担当した経験もある音楽事務所関係者だ。 「その意味で、今回の指原問題でAKBクラスでも“ヤレる”ということが周知されてしまったことが、実は大きい」という。 「近年では、アイドルを食ってやろうという“ヤリ目”のファンが増えており、いわゆる“握手券商法”でセールスを伸ばしてきた接触系アイドルが餌食になるケースが増えています。今年3月には、人気上昇中だった『ねがいごと』のメンバー8人中、実に4人にファンとの関係が発覚し、脱退処分でメンバーが半減。事務所としてはメンバーとファンの接触を制限したいが、ガードが堅すぎるとセールスが伸びない、というジレンマがあるんです」  他にもスマイレージの和田彩花などもファンとの親密関係が報じられており、ユニットのアキレス腱になりかねない。メンバーのスキャンダルすら好機に変える地力を持つAKB48が、今後もファンとの接触を重視しつつ、一強を維持するのか。 「Perfumeのようにアーティスト性があれば、ファンと接触しなくてもセールスを伸ばすことができますが、なかなか難しい。期待できるとすれば、ステージで人気を高めてきた、ももクロでしょうか。ももクロのライブは、バラエティ番組や格闘技イベントのディレクターとして名を馳せた佐々木敦規が演出を担当しており、エンタメ性が高い。一般層にアピールするためには『アイドルらしくない=ファンだと公言してもヲタ認定されない』ことが意外に重要なんです」(前出の関係者)  ももクロメンバーのスキャンダルと言えば、玉井詩織と高城れにに、ジャニーズタレントとの熱愛がウワサされたことがあったが、「信憑性は極めて薄い。ファンも『信じない』あるいは『相手がヲタじゃなくて、将来性のあるタレントなら応援してもいい』という反応」(某週刊誌記者)。いずれにしても、恋愛スキャンダルの内容がアイドル戦国時代の行方に与える影響は、さらに大きくなっているといえそうだ。 (文=佐々木智花)

スタッフに大モテ! 『ATARU』成功のカギはSMAP・中居正広の人柄にあり!?

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中居さん、おっとこまえ~!

 平均視聴率15.6%(テレビリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、惜しまれつつも終了したドラマ『ATARU』(TBS系)。今期ドラマの中でもまさに「当たった」といわれる同作だが、ドラマ成功の裏側では、主演のSMAP・中居正広の人柄が大きな役割を果たしていたという。

 今作で中居は、ある特定の分野において優れた能力を持つといわれる「サヴァン症候群」の青年という難しい役柄にチャレンジした。その特殊能力を生かし、警視庁の刑事役の栗山千明、北村一輝らと協力しながら不可解な事件を解決へ導いていくというストーリーだ。第1話の平均視聴率は19.9%と高い数字を獲得し、事実上打ち切りとなった裏番組『家族のうた』(フジテレビ系)に大差をつける結果となった。

澤穂希らしさが生かされてない! スキンケア製品のCMに漂うぎこちない空気

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ピッチ上では“巧み”よ!

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ピッチ上とのギャップは見もの?
 スキンケア製品のCMに澤穂希を起用という「ニッピコラーゲン」の不思議。確かに彼女はあっぱれな女性ではあるが。「ああいうお肌になりた~い」って対象ではないだろうに。あっぱれな雰囲気だけ拝借したイメージ起用という手もあるのに、CMでは、ぎこちない手つきでクリームをつける澤の姿が。あー、見るたびなぜかヒヤヒヤする。

 そういえば、国民栄誉賞の副賞でもらったあの化粧筆、なでしこのみんなは使ってるのかな。使ってないだろうな。使ってませんように。

澤穂希らしさが生かされてない! スキンケア製品のCMに漂うぎこちない空気

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ピッチ上では“巧み”よ!

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ピッチ上とのギャップは見もの?
 スキンケア製品のCMに澤穂希を起用という「ニッピコラーゲン」の不思議。確かに彼女はあっぱれな女性ではあるが。「ああいうお肌になりた~い」って対象ではないだろうに。あっぱれな雰囲気だけ拝借したイメージ起用という手もあるのに、CMでは、ぎこちない手つきでクリームをつける澤の姿が。あー、見るたびなぜかヒヤヒヤする。

 そういえば、国民栄誉賞の副賞でもらったあの化粧筆、なでしこのみんなは使ってるのかな。使ってないだろうな。使ってませんように。

悪名高い大富豪が、大金でクリス・ブラウンvsドレイクの“試合”を提案!

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「このタトゥーなら歌手とボクサーを兼用できんだぜ!」

 6月14日にHipHop界の小悪魔・リアーナをめぐり、クラブで乱闘騒ぎを起こしたクリス・ブラウンとドレイク。睨み合いの状態が続いている彼らのビーフ(争い)関連ニュースは、連日のようにメディアを賑わせており、鎮静化しそうにない。そんな中、クレイジーな富豪として名高い男性が「2人に100万ドル(約8,000万円)ずつあげるから、ボクシングで決着をつけろ」とハチャメチャな提案をし、世間の注目を集めている。

 リアーナに振り向いてもらえないドレイクが、ミーク・ミルと共にクリスにケンカをふっかけたのがきっかけで乱闘に発展したとされている、今回のクリス対ドレイクのビーフ。この2人の争いを、1ラウンド1分、3ラウンド制のボクシングで決着をつけろと提案しているのは、世界的大富豪のアルキ・デヴィッドである。