『家族のうた』代替え番組も苦戦、『平清盛』はTwitter、低視聴率に泣くドラマ界

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『平清盛 前編』(NHK出版)

 打ち切り番組2本を輩出して話題となった今クールのドラマ界だが、平均視聴率3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という歴史的な低視聴率で打ち切りとなった『家族のうた』(フジテレビ系)は代替え番組を放送して次クールへの間を繋ぐことになった。

 10日に放送された代替え番組『早海さんと呼ばれる日』は、『家族のうた』の前クールに放送された作品で、お嬢様育ちの松下奈緒演じる早海優梨子が、4人兄弟の長男・早海恭一(V6・井ノ原快彦)と結婚し、男だらけの家庭の中で主婦として奮闘していくストーリーだ。しかし、スペシャル版は6.3%と、連ドラ時の平均視聴率10.5%に比べるとやはり大幅に数字を下げたことになる。

蒼井そらや羽田あいの名前も……? 島津製作所が中国政府高官に「AV女優接待」のうわさ

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『ネイキッドビーナス蒼井そら』
(ビーエムドットスリー)
 ハリウッドでも活躍する中国人女優のチャン・ツィイーが、失脚した重慶市トップの薄煕来を含む複数の政府高官を相手に「女体接待」を行っていたという疑惑は、中国のみならず世界に衝撃を与えた。  しかしその一方で、日本人女性が中国高官の「色情接待要員」にされていたという情報が駆けめぐっていることは、日本ではいまだ伝えられていない。  この情報は、今年5月初めごろ匿名の内部告発としてネット上に出現。その後、日本のAVファンも多い中国のネットの住人たちの間で話題となったものだ。  その内容をまとめるとこうだ。中国最大の石油企業・ペトロチャイナは、現在四川省で投資額380億元ともいわれる採掘プロジェクトを進行中。そのプロジェクトにからみ、自社製品の受注契約を取り付けたい精密機器メーカーの島津製作所とその現地代理店は、発注に関する権限を持つ官僚数人を日本に招き、日本人AV女優を同席させた接待を行っていたというのだ。さらに接待の内容は、制服プレイや3Pなどを含む「全方位服務」だったという。  中国版Twitter「微博」では、接待要員となったAV女優は誰かということに関する憶測が飛び交い、蒼井そらや羽田あいなどの中国でも人気の高いAV女優の名前が挙がっている。彼女たちのファンからは、「性賄賂でも受け取った者は死刑にすべき!」「今回ほど汚職官僚を憎いと思ったことはない」などといった怒りの声も聞こえてくる。  現在までのところ、AV女優接待に関するこれらの情報は、信憑性が確認できているものはひとつもない。ただ、6月10日現在、中国サーバー上のこの話題についての書き込みはすでに多くが削除されており、当局も単なるうわさとして一笑に付していないことは確かなようである。 (文=牧野源)

蒼井そらや羽田あいの名前も……? 島津製作所が中国政府高官に「AV女優接待」のうわさ

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『ネイキッドビーナス蒼井そら』
(ビーエムドットスリー)
 ハリウッドでも活躍する中国人女優のチャン・ツィイーが、失脚した重慶市トップの薄煕来を含む複数の政府高官を相手に「女体接待」を行っていたという疑惑は、中国のみならず世界に衝撃を与えた。  しかしその一方で、日本人女性が中国高官の「色情接待要員」にされていたという情報が駆けめぐっていることは、日本ではいまだ伝えられていない。  この情報は、今年5月初めごろ匿名の内部告発としてネット上に出現。その後、日本のAVファンも多い中国のネットの住人たちの間で話題となったものだ。  その内容をまとめるとこうだ。中国最大の石油企業・ペトロチャイナは、現在四川省で投資額380億元ともいわれる採掘プロジェクトを進行中。そのプロジェクトにからみ、自社製品の受注契約を取り付けたい精密機器メーカーの島津製作所とその現地代理店は、発注に関する権限を持つ官僚数人を日本に招き、日本人AV女優を同席させた接待を行っていたというのだ。さらに接待の内容は、制服プレイや3Pなどを含む「全方位服務」だったという。  中国版Twitter「微博」では、接待要員となったAV女優は誰かということに関する憶測が飛び交い、蒼井そらや羽田あいなどの中国でも人気の高いAV女優の名前が挙がっている。彼女たちのファンからは、「性賄賂でも受け取った者は死刑にすべき!」「今回ほど汚職官僚を憎いと思ったことはない」などといった怒りの声も聞こえてくる。  現在までのところ、AV女優接待に関するこれらの情報は、信憑性が確認できているものはひとつもない。ただ、6月10日現在、中国サーバー上のこの話題についての書き込みはすでに多くが削除されており、当局も単なるうわさとして一笑に付していないことは確かなようである。 (文=牧野源)

射手座は何でも自分のいいように考え過ぎ!「好かれている」と勘違いしがちなイタイ星座

【ハピズムより】

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それすべて、勘違いかもしれません

 ちょっと優しくされただけで、「あいつはオレに気がある」と思い込んでしまう人がいます。あまりにも事実無根の勘違いは、相手をドン引きさせ、周りから「イタイ人」というレッテルを貼られてしまうことになりかねません。

 好かれていると勘違いしがちな星座ベスト3とその理由をご紹介しましょう。

■第3位 天秤座……自己認識が甘い
 天秤座は基本的に自分が大好き。実際にファッションにも気を配り、人から自分がどう見えるか常に気にしています。ただ、自分には甘いので、自己評価も高くなりがち。自分の容姿が普通なら普通以上に、そこそこイケてるならかなりイケてる、というふうに自己認識も甘めに修正されています。単なる親切からの好意も、自分に対しての特別な好意だと勘違いしてしまいがち。それでも「好かれている」「気にされている」という意識が天秤座を磨いてくれているのは事実なので、勘違いも悪いことばかりではありません。

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AKB48総選挙で生まれた歴史的名言! マリコ様の「潰せ」発言は、確信犯だった!?

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さすがSキャラ!
(撮影=後藤秀二)
 AKB48の「27thシングル選抜総選挙」が6日、日本武道館で行われた。その模様を翌日のワイドショーはトップニュースで伝え、スポーツ紙も大半が一面掲載するなど、日本全体がお祭りムードとなった。そんな中で注目を集めているのが、6万7,017票を獲得し5位になった篠田麻里子の「潰せ」発言だ。  今回の総選挙ではAKB48のほか、名古屋のSKE48、大阪のNMB48、福岡のHKT48のメンバーら計237人が立候補。篠田はそうした面々を前に「後輩に席を譲れと言う方もいるかもしれません。でも私は席を譲らないと上に上がれない子は、AKBで勝てないと思います。悔しい気持ちをぶつけて、潰すつもりできてください。私はいつでも待っています。そんな頼もしい後輩が出てきたら、私は笑顔で卒業したいと思います。この票数は来年への期待の数字だと思います」とスピーチした。  ネット上では「途中からマリコ様の目が据わっていて怖かった」という意見もあるが、大半のファンの間では、くすぶっている若手への“猛ゲキ”と理解され「よく言った」「歴史に残る名言だ」「これでAKBはさらに大きくなる」など、称賛の声が相次いだ。  このスピーチについて、AKB48に関わる某芸能プロ幹部は次のように話す。 「総選挙は順位も重要だけど、スピーチも大事。毎年、上位メンバーはスタッフから『スピーチが勝負だぞ!』とハッパをかけられている。メンバーの中には事務所スタッフとスピーチの対策会議を開いている子もいるそうですから(笑)。だから、篠田さんの発言もあの場で即興で出たものではなく、当日までに考えられていた可能性は大いにありますよ。本人は“してやったり”でしょう」  とはいえ、マリコ様の発言で、ほかの若手メンバーが奮い立ったのは事実。AKB48に新たな波をもたらしたということで、“ネ申”認定してもいいかもしれない!?

AKB48総選挙で生まれた歴史的名言! マリコ様の「潰せ」発言は、確信犯だった!?

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さすがSキャラ!
(撮影=後藤秀二)
 AKB48の「27thシングル選抜総選挙」が6日、日本武道館で行われた。その模様を翌日のワイドショーはトップニュースで伝え、スポーツ紙も大半が一面掲載するなど、日本全体がお祭りムードとなった。そんな中で注目を集めているのが、6万7,017票を獲得し5位になった篠田麻里子の「潰せ」発言だ。  今回の総選挙ではAKB48のほか、名古屋のSKE48、大阪のNMB48、福岡のHKT48のメンバーら計237人が立候補。篠田はそうした面々を前に「後輩に席を譲れと言う方もいるかもしれません。でも私は席を譲らないと上に上がれない子は、AKBで勝てないと思います。悔しい気持ちをぶつけて、潰すつもりできてください。私はいつでも待っています。そんな頼もしい後輩が出てきたら、私は笑顔で卒業したいと思います。この票数は来年への期待の数字だと思います」とスピーチした。  ネット上では「途中からマリコ様の目が据わっていて怖かった」という意見もあるが、大半のファンの間では、くすぶっている若手への“猛ゲキ”と理解され「よく言った」「歴史に残る名言だ」「これでAKBはさらに大きくなる」など、称賛の声が相次いだ。  このスピーチについて、AKB48に関わる某芸能プロ幹部は次のように話す。 「総選挙は順位も重要だけど、スピーチも大事。毎年、上位メンバーはスタッフから『スピーチが勝負だぞ!』とハッパをかけられている。メンバーの中には事務所スタッフとスピーチの対策会議を開いている子もいるそうですから(笑)。だから、篠田さんの発言もあの場で即興で出たものではなく、当日までに考えられていた可能性は大いにありますよ。本人は“してやったり”でしょう」  とはいえ、マリコ様の発言で、ほかの若手メンバーが奮い立ったのは事実。AKB48に新たな波をもたらしたということで、“ネ申”認定してもいいかもしれない!?

会いにいけるアイドルに転落!? 山下智久、まるで「ドサ回り」な新曲イベント

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ドサ回りって、リアル・矢吹丈……

 現在放送中のフジテレビ系アニメ『トリコ』のエンディング曲にも起用されている山下智久の「LOVE CHASE」。7月4日にCDリリースが決定しているが、その売り方が「必死すぎ」と、ファンの間で話題となっている。

 今回のCDは、それぞれ特典の異なる、初回限定盤A(CD+DVD)、初回限定盤B(CD+24Pフォトブックレット)、通常盤(CD)、ローソン限定盤(CD+DVD+ローソン限定B2サイズ告知ポスター)、山下智久SHOP限定盤(CD+DVD+山下智久SHOP限定B2サイズ告知ポスター)の全5パターンで発売が予定されている。すべて揃えるだけでももちろん大変なのだが、さらにCD3形態を購入した人だけが応募できる限定イベント「近くでやまぴーに会える」キャンペーンの開催が発表されたのだ。

野村総研強制わいせつ事件の"恫喝"裁判がいよいよ佳境

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) "熱愛"西武涌井は「謝罪しない」と言うべきだった? 野村、インサイダーでも課徴金なし!?根絶のカギは密告 沢尻大麻疑惑、たかのビューティ「今後のCM契約は未定」 ■特にオススメ記事はこちら! 野村総研強制わいせつ事件の"恫喝"裁判がいよいよ佳境 - Business Journal(6月8日)
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超自己チュー"野村総研の業界での評判は
すこぶる悪い。(「Thinkstock」より)
  日本を代表するシンクタンク企業「株式会社野村総合研究所」(以下、野村総研)の幹部が、2007年12月に取引先の女性営業担当者に強制わいせつ行為を働いたとされる、いわゆる「野村総研強制わいせつ事件」の裁判が大きな節目を迎えている。事件の詳細については「日刊サイゾー」の過去記事をご参照頂きたい。  そもそも、性犯罪絡みの裁判といえば通常、被害者女性が加害者を訴える構図がイメージされるが、この裁判はまったく逆。加害者側であるはずの野村総研が、被害者の女性と、女性を支援して野村総研を告発していた友人を相手取り、「告発により社の名誉が棄損された」として約1000万円の損害賠償を求めているものだ。一部ネット上では「大企業の逆ギレ訴訟」「一般女性相手の恫喝訴訟」と話題になった。  ところが、原告である野村総研側が、公判を何度重ねても具体的な証拠をまったく提示できないため、たまりかねた三角比呂裁判長が今年4月の第4回公判で、ついに「審理の分離」【註1】を宣言。被告の一人である女性が裁判の審理から外れることになったのだ。裁判は今後、もう一人の被告である「女性を支援していた友人」に絞られて進められることになるが、「被害者女性を訴えた野村総研とすれば、事実上の敗訴の確定」(傍聴者)との声もある。  もともとこの裁判は、大企業である野村総研が、被害者側の一般女性を相手に裁判を起こしたという特殊性に加え、賠償額が約1000万円と極めて高額であったため、当初から「恫喝を目的とした訴訟ではないか」との批判が少なくなかった。  しかも、金額の根拠を求める被告側(被害者側)への説明にも時間がかかった。当初は取引先からの信用失墜などによる損害棄損などと主張しながら、裁判の過程でそれを立証できなかったため、提訴から1年近く経過してようやく、損害は野村総研という法人としての精神的苦痛であり、精神的苦痛は金額の損害立証の必要がないという、訴状にも記されていない趣旨に変更するというドタバタぶりを露呈したのだ。これにあきれるのは公判を傍聴し続けている法曹関係者だ。 「法人の精神的苦痛を漠然と認めろというのは、無理がある話です。どうしてもというなら、会社が受けた営業補償分や従業員の損害分、名誉回復のコストなどを積算して請求するべきですが、それもできていない。挙げ句に訴状に載ってもいない請求内容に慌てて変えている。百歩譲って裁判所が今回、訴えの変更を認めて法人の精神的苦痛を認定したとしても、相場の金額は数十万円程度。簡裁が管轄するような規模の話です。1000万円という金額は常識外。今回の提訴が恫喝目的であるとの印象は拭えません。また、明確な根拠もないのに1000万という数字を設定した野村総研側の弁護士の手法も、問題視されることになるのではないでしょうか」  では、今後の見通しについてはどうなのか。先の関係者が続ける。 「このたびの審理の分離を受けて、追い詰められた野村総研側はとうとう『話し合いの場を設けたい』と言いだしました。かといって謝罪や慰謝料は考えていないでしょう。おそらく和解条項案を女性に送りつけて、『提訴を取り下げてやるから、裁判のことをメディアにも友人にも口外するな、取材など受けたら訴える』くらいの対応でしょう」  それにしても、よりによって被害者の女性を被告に提訴しておきながら、公判で証拠も提出できないという迷走ぶり。大企業の訴訟戦略としては稚拙というしかないが、この野村総研側の代理人として訴訟を指南しているのは、日本の四大法律事務所の一つ「森・濱田松本法律事務所」(東京都千代田区)に所属するベテラン女性弁護士だ。会社法務の専門としてメディアへの露出も多いが、現在も市民団体から懲戒請求が出されているなど、その手法はしばしば物議を醸してきた。  例えば、昨年8月に精密機械大手のオリンパス(東京都新宿区)の社員が内部通報を理由に配置転換されたと訴えた裁判で、東京高裁は二審でオリンパスに対し220万円の損害賠償を命じ、さらに東京弁護士会からも「オリンパスの行為は人権侵害にあたる」として「人権侵害警告書」が同社に出されるなど、企業として多くの問題点が指摘されたわけだが、この時の代理人として背後で訴訟を指南していたのが、実は同じ女性弁護士だ。オリンパスの件でも、多くの矛盾を抱えた裁判戦略を一貫して主導してきた立場として、一部の法曹関係者からは批判の声が上がっていたという。  大手企業が大手法律事務所の名の知れた弁護士を使い、組織の不祥事を隠蔽するために一般の女性を恫喝訴訟【註2】しているとすれば、事態は極めて深刻だ。コンプライアンスという言葉が世に浸透した今、企業や法曹関係者の社会的責任の意味を考え直す意味においても、本案件における裁判所の今後の対応に多くの注目が集まっている。 (文=浮島さとし) ■そのほかの「Business Journal」の人気記事 "熱愛"西武涌井は「謝罪しない」と言うべきだった? 野村、インサイダーでも課徴金なし!?根絶のカギは密告 沢尻大麻疑惑、たかのビューティ「今後のCM契約は未定」 寝てる間に35万円稼ぐ!?独立して成功する人のカラクリ 話題本『米国製エリートは本当にすごいのか?』はすごい? JR、東急...肝入り「駅ナカ保育所」は犯罪、事故密集地帯? リボ払い、実はキャッシングやローンより大損!のカラクリ 【註1:審理の分離】 ある審判事件が他の審判事件と関連性がないと認められ、同一の手続きで審判する必要がないだけでなく、かえって審理の複雑化や遅延の原因になっていると認められる場合に、裁判官の裁量によって審理を分離し、個別の手続きによって審理することがある。 【註2:恫喝訴訟】 資本力のある大企業などが自社に不都合な事実を隠ぺいするため、社会的立場の弱い個人への嫌がらせを目的に起こす高額な損害賠償訴訟を指す。被告とされた個人は莫大な訴訟費用の負担や精神的苦痛を強いられるため、企業側は裁判の勝ち負けにかかわらず、訴訟を起こすことで個人を追いつめ、結果的に事実の隠蔽を図ることが可能となる。アメリカではSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation=スラップ)とも呼ばれ、現在では多くの州で反SLAPP法が制定されている。

野村総研強制わいせつ事件の"恫喝"裁判がいよいよ佳境

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) "熱愛"西武涌井は「謝罪しない」と言うべきだった? 野村、インサイダーでも課徴金なし!?根絶のカギは密告 沢尻大麻疑惑、たかのビューティ「今後のCM契約は未定」 ■特にオススメ記事はこちら! 野村総研強制わいせつ事件の"恫喝"裁判がいよいよ佳境 - Business Journal(6月8日)
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超自己チュー"野村総研の業界での評判は
すこぶる悪い。(「Thinkstock」より)
  日本を代表するシンクタンク企業「株式会社野村総合研究所」(以下、野村総研)の幹部が、2007年12月に取引先の女性営業担当者に強制わいせつ行為を働いたとされる、いわゆる「野村総研強制わいせつ事件」の裁判が大きな節目を迎えている。事件の詳細については「日刊サイゾー」の過去記事をご参照頂きたい。  そもそも、性犯罪絡みの裁判といえば通常、被害者女性が加害者を訴える構図がイメージされるが、この裁判はまったく逆。加害者側であるはずの野村総研が、被害者の女性と、女性を支援して野村総研を告発していた友人を相手取り、「告発により社の名誉が棄損された」として約1000万円の損害賠償を求めているものだ。一部ネット上では「大企業の逆ギレ訴訟」「一般女性相手の恫喝訴訟」と話題になった。  ところが、原告である野村総研側が、公判を何度重ねても具体的な証拠をまったく提示できないため、たまりかねた三角比呂裁判長が今年4月の第4回公判で、ついに「審理の分離」【註1】を宣言。被告の一人である女性が裁判の審理から外れることになったのだ。裁判は今後、もう一人の被告である「女性を支援していた友人」に絞られて進められることになるが、「被害者女性を訴えた野村総研とすれば、事実上の敗訴の確定」(傍聴者)との声もある。  もともとこの裁判は、大企業である野村総研が、被害者側の一般女性を相手に裁判を起こしたという特殊性に加え、賠償額が約1000万円と極めて高額であったため、当初から「恫喝を目的とした訴訟ではないか」との批判が少なくなかった。  しかも、金額の根拠を求める被告側(被害者側)への説明にも時間がかかった。当初は取引先からの信用失墜などによる損害棄損などと主張しながら、裁判の過程でそれを立証できなかったため、提訴から1年近く経過してようやく、損害は野村総研という法人としての精神的苦痛であり、精神的苦痛は金額の損害立証の必要がないという、訴状にも記されていない趣旨に変更するというドタバタぶりを露呈したのだ。これにあきれるのは公判を傍聴し続けている法曹関係者だ。 「法人の精神的苦痛を漠然と認めろというのは、無理がある話です。どうしてもというなら、会社が受けた営業補償分や従業員の損害分、名誉回復のコストなどを積算して請求するべきですが、それもできていない。挙げ句に訴状に載ってもいない請求内容に慌てて変えている。百歩譲って裁判所が今回、訴えの変更を認めて法人の精神的苦痛を認定したとしても、相場の金額は数十万円程度。簡裁が管轄するような規模の話です。1000万円という金額は常識外。今回の提訴が恫喝目的であるとの印象は拭えません。また、明確な根拠もないのに1000万という数字を設定した野村総研側の弁護士の手法も、問題視されることになるのではないでしょうか」  では、今後の見通しについてはどうなのか。先の関係者が続ける。 「このたびの審理の分離を受けて、追い詰められた野村総研側はとうとう『話し合いの場を設けたい』と言いだしました。かといって謝罪や慰謝料は考えていないでしょう。おそらく和解条項案を女性に送りつけて、『提訴を取り下げてやるから、裁判のことをメディアにも友人にも口外するな、取材など受けたら訴える』くらいの対応でしょう」  それにしても、よりによって被害者の女性を被告に提訴しておきながら、公判で証拠も提出できないという迷走ぶり。大企業の訴訟戦略としては稚拙というしかないが、この野村総研側の代理人として訴訟を指南しているのは、日本の四大法律事務所の一つ「森・濱田松本法律事務所」(東京都千代田区)に所属するベテラン女性弁護士だ。会社法務の専門としてメディアへの露出も多いが、現在も市民団体から懲戒請求が出されているなど、その手法はしばしば物議を醸してきた。  例えば、昨年8月に精密機械大手のオリンパス(東京都新宿区)の社員が内部通報を理由に配置転換されたと訴えた裁判で、東京高裁は二審でオリンパスに対し220万円の損害賠償を命じ、さらに東京弁護士会からも「オリンパスの行為は人権侵害にあたる」として「人権侵害警告書」が同社に出されるなど、企業として多くの問題点が指摘されたわけだが、この時の代理人として背後で訴訟を指南していたのが、実は同じ女性弁護士だ。オリンパスの件でも、多くの矛盾を抱えた裁判戦略を一貫して主導してきた立場として、一部の法曹関係者からは批判の声が上がっていたという。  大手企業が大手法律事務所の名の知れた弁護士を使い、組織の不祥事を隠蔽するために一般の女性を恫喝訴訟【註2】しているとすれば、事態は極めて深刻だ。コンプライアンスという言葉が世に浸透した今、企業や法曹関係者の社会的責任の意味を考え直す意味においても、本案件における裁判所の今後の対応に多くの注目が集まっている。 (文=浮島さとし) ■そのほかの「Business Journal」の人気記事 "熱愛"西武涌井は「謝罪しない」と言うべきだった? 野村、インサイダーでも課徴金なし!?根絶のカギは密告 沢尻大麻疑惑、たかのビューティ「今後のCM契約は未定」 寝てる間に35万円稼ぐ!?独立して成功する人のカラクリ 話題本『米国製エリートは本当にすごいのか?』はすごい? JR、東急...肝入り「駅ナカ保育所」は犯罪、事故密集地帯? リボ払い、実はキャッシングやローンより大損!のカラクリ 【註1:審理の分離】 ある審判事件が他の審判事件と関連性がないと認められ、同一の手続きで審判する必要がないだけでなく、かえって審理の複雑化や遅延の原因になっていると認められる場合に、裁判官の裁量によって審理を分離し、個別の手続きによって審理することがある。 【註2:恫喝訴訟】 資本力のある大企業などが自社に不都合な事実を隠ぺいするため、社会的立場の弱い個人への嫌がらせを目的に起こす高額な損害賠償訴訟を指す。被告とされた個人は莫大な訴訟費用の負担や精神的苦痛を強いられるため、企業側は裁判の勝ち負けにかかわらず、訴訟を起こすことで個人を追いつめ、結果的に事実の隠蔽を図ることが可能となる。アメリカではSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation=スラップ)とも呼ばれ、現在では多くの州で反SLAPP法が制定されている。