サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第51回、配信しました!

「キングオブコント2010」王者・キングオブコメディのガチゆるハートウォーミングバラエティ『ニコニコキングオブコメディ』第51回放送です。 放送開始から2年、50回を超えてますますマイペースなニコキンですが、今回はついにオープニングが変更に! 2人の養成所の先輩で、現在はオトノ葉Entertainmentでも活躍している川村龍俊大先生によるミュージック&ムービーが大公開! そんな今回の話題は、今野くんが「月刊シナリオ」の表紙を飾った事件の意外なウラ話に始まり、あいかわらずポップな鈴木太一監督のエピソードや、2人が養成所で授業ロケを行った『芸人たまご』についてのお話です。 ●「ニコニコキングオブコメディ」アーカイブ集 http://www.cyzo.com/2010/08/post_5162.html ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV 番組DVDについては以下より!
10月4日に発売されたDVD『ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある!』の予告ムービーを先行ドロップ! サイゾーテレビでのぐだぐだ放送から、まさかのDVD化にいたった本作はなんと、(ほとんど)オール撮り下ろしです!
ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! 10月4日発売です! amazon_associate_logo.jpg
さらに、編集部では番組プロデューサーディレクターの佐藤ムー太郎さんに緊急インタビューを敢行! その様子を以下に大公開です。 ――いよいよ番組DVDの発売が明日に迫りました。いまのご気分は。  生きてるといろんなことがあるなぁ、と思っています。どきどきします。 ――番組開始当初、DVD化は想定していなかった?  してないですね。全部無料で見られるというコンセプトで始めた番組でしたし、現にアーカイブはすべて無料で公開していますので、発売元のハピネットさんからDVD化のお話をいただいたときは、正直「どうなのかね?」と思いました。 ――DVDの発売でアーカイブはどうなるのでしょうか。  そのまま残します。今回のDVDはほとんど全部撮り下ろしで、番組のトーク内容をキングの2人が検証してゆくという企画なので、アーカイブを見てからDVDを見た方が楽しめますし、DVDを見て気になった部分のトークをアーカイブで振り返ったりもできる。そういう楽しみ方ができるソフトになっています。DVDには『ニコキン』各回のダイジェスト的な説明を一覧にしたチラシを封入していますので、DVDとサイゾーテレビを行ったり来たりしてほしいですね。 ――メディアミックスですね。  そうですね、結果的にメディアミックスっぽい形になりましたね。メディアミックスってこういうことでいいんでしょうか。 ――いいと思います。では、DVDの中でオススメの検証VTRをひとつ挙げるとしたら?  やはり「高橋バカ部屋」です。あのVTRを見てたら、なぜかくしゃみが止まらなくなりました。 ――ありがとうございました。

新感覚スウィーツ!?  夏はICECREAMで「アイススーパーカップヌードル」

IMGP5845.jpg 料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。  「ただいまー。頼まれたもの買ってきたよ。はい、カップヌードルライト」  「ありがとう。テレビでCMを見て、一度食べてみたかったのよ。アイスカップヌードルっていうのを」 IMGP5785.jpg  「冷たいカップヌードルなんて、なんだか気持ち悪そうだけどな」  「そんなことないわよ。AKB48がおいしいっていってんだから、間違いないわ。さあ、はやく作って」  「はいはい。まずは麺がギリギリ浸かるくらいにお湯を入れるんだよね」 IMGP5835.jpg  「3分たったらアイスを投入。うーん、やっぱり気持ち悪いと思うんだけどな」 IMGP5805.jpg  「え! ちょっと、何を入れようとしているのよ!」 IMGP5842.jpg  「いや、アイスカップヌードルだからバニラアイス。カップヌードルだけにスーパーカップね。あ、もしかして、チョコミントがよかった?」  「アイスを入れるんじゃなくて、氷を入れて冷やすからアイスなの! アイスコーヒーにアイスは入れないでしょ! もー、それはあなたが食べてね!」  「なんだよ、紛らわしい。まあいいや、どれどれ……う、うまい! カップヌードルのしょっぱさとアイスクリームの甘さのコントラスト、そして猫舌でも余裕で食べられる生ぬるさ。これは夏の新感覚スウィーツラーメンやー!」 IMGP5858.jpg  「え、おいしいの? ちょっと食べさせて……ズルズル……意外とイケる! 女子高生に絶対ウケる味! AKB48だったら、こっちのほうが好きなはず!」  「でしょ!アイスのスーパーカップとカップヌードルライトで作ったから、名付けて、『アイススーパーカップヌードル』でどうだろう。カロリーはぜんぜんライトじゃなくなったけど」  「おいしすぎて全然足りないわ。もっとないの?」  「じゃあ、次はカップヌードルのカレーでいってみようか」  「それはさすがにアイスには合わないわよ。ライトタイプじゃないし」  「だからアイスじゃなくて、ライスに乗せて……」 IMGP5887.jpg 父&母 「ライスカップヌードル!」 ■材料  ・カップヌードルライト レギュラーかチリトマト ・スーパーカップ 超バニラ ■作り方 1、カップヌードルライトに、麺がギリギリ浸かるくらい熱湯を入れます。 2、バニラアイスをドカドカと入れます。スーパーカップなら、半分くらい。 3、軽くかき混ぜていただきます。 ■玉置メモ ・自分でもドキドキしながら試食しましたが、とてもおいしくて驚きました。なんだかクセになる味です。 ・アイスは完全に混ぜないで、少し塊が残るくらいが、口の中で楽しいです。 ・ライスカップヌードルは、カップヌードルひとつでは物足りない人にオススメです。これもお湯はできるだけ少なめで作りましょう。ちょっと具が長いカレーだと思えば、意外と違和感なく食べられますよ。 (文=玉置豊) ■男のダジャレレシピ・バックナンバー 【第26回】初夏の新定番! スパルタンな「カツオの100タタキ」 【第25回】勝手にコラボ! ケンタッキーフライドチキンラーメン 【第24回】炊飯器で作る簡単ピラフ!「SPAM × SPAM(SMAP×SMAP)」 【第23回】北北西を向いてガブリ!「......え、フォー巻き!」 (恵方巻き) 【第22回】アラフォーはちょっとツラい!? 「とってもジューシー(牛脂)な格安すき焼き 」 【第21回】悪い酔いスウィーツで年忘れ!「レディーボーデン会 (女子の忘年会)」 【第20回】万能味噌を使った魔法の料理「西京の相性は黄身(最強の相性はキミ)」 【第19回】旬のサンマをギニア風に「イイコブ、ニコム、サンコン(イッコン、ニコン、サンコン)!」 【第18回】永谷園で作る秋の味覚「松タケご飯(まつたけご飯) 」 【第17回】アジ釣りで大漁! 「アジしめちゃいました(味占めちゃいました)」 【第16回】うなぎと乗り切れ! "ダシ"が違う夏のひつまぶし 【第15回】夏にピッタリ! 旬の魚で手軽にできちゃう「狂う水(クールビス)」 【第14回】蒸し暑い時期にピッタリ! 梅干しの酸味が効いた「上を向いて歩こう(梅と麦とアルコール)」 【第13回】レストランにも行きたくない出無精なあなたに「大型連休ギュウギュウ詰め(O型レンコン牛牛詰め)」 【第12回】旬の素材が盛りだくさん「ネギに大葉 ヤマウド・ノビル 初鰹(目には青葉 山ほととぎす 初鰹)」 【第11回】スタミナ満点! よくばりどんぶり「ごはんと胃・レバー・牛たくさん(ゴホンと言えば、龍角散)」 【第10回】甘党にはたまらん!  「オリゴ糖、黄身と和えて、ようかん食った(ありがとう、君と逢えて、よかった)」 【第9回】捌けなくても大丈夫! 包丁要らずのカンタン鍋「捌き無知鍋(サバキムチ鍋)」 【第8回】惚れてしまいそうな大人の味「バーレーン・タイ キッシュ(バレンタイン・キッス)」 【第7回】3分で出来るお祝い料理「脂肪コーン、5を書く!(志望校合格)」 【第6回】正月ボケに効果てきめん「意外! タイなら七臭粥(胃が痛いなら七草粥)」 【第5回】気分次第でアレンジ可能「麻婆茄子! 干し芋乗っかっちゃう!(まーボーナス! 欲しいもの買っちゃう)」 【第4回】三つの味が楽しめる豪華ディナー「三択ロース(サンタクロース)」 【第3回】ぜいたくの極み! 「いい肝のカワハギのいい肝ばかり(『いきものがかり』のいきものばかり)」 【第2回】ひと手間かければ豪華な一皿! 「タンカレー ナンバナナ天(タンカレー No.10)」」 【第1回】甘くて辛い 大人のおつまみ「マスタードナッツ(ミスタードーナツ)」

「別れたい」高嶋と「別れたくない」美元 関係者からは「予想通り」との声

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スタッフアップ公式サイトより

 17枚の傍聴席に400人以上並んだ、俳優・高嶋政伸(45)とモデル・美元(32)の離婚裁判。この泥沼化する離婚劇がニュースを賑わしている今日この頃、「高嶋と美元の証言が食い違いすぎている。こんな展開になるなんて、予想できなかった」という声がマスコミから上がる中、関係者は「想像できたこと」と語っているという。

 高嶋・美元夫妻のいざこざは、結婚直後から起こっていた。問題はお金だ。美元との交際開始からたった1週間でプロポーズした高嶋は、2008年8月に300人を招待して大披露宴を開いた。しかし、直後に破綻、2年後には、高嶋が家を出る形で別居となってしまう。夫婦間の擦れ違いは、家裁の調停に持ち込まれたが不調となり、高嶋が本裁判に持ち込んだ。夫婦関係をさらけ出してもいいと高嶋が考えた結果だった。

日本人が「ユダヤ資本」や「フリーメイソン」が絡む“陰謀論”にハマり始めたワケ

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著者の辻隆太朗氏。
 書店の一角やネット上の掲示板などを覗いてみると、「東日本大震災は地震兵器による日本への攻撃だ」「世界はユダヤ資本に牛耳られている」などといった陰謀的言説が溢れている。陰謀論に興味がない人でも、ユダヤ資本やフリーメイソンによる陰謀を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。  そんな、これまで人々が受け入れてきた陰謀論の実例を取り上げ、なぜ人々は陰謀論を求めるのかについて考察したのが『世界の陰謀論を読み解く ユダヤ・フリーメイソン・イルミナティ』(講談社)だ。  今回、本書の著者で、北海道大学大学院で宗教学を專門にしている辻隆太朗氏に、日本でも広く知られているユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論について話を聞いた。 ――辻さんは現在、大学院で宗教学を研究されています。その延長線上に陰謀論というテーマがあり、本書を書かれたのでしょうか? 辻隆太朗氏(以下、辻) 大学の学部の卒論では、オウム真理教のサリン事件について関心を持ち、大学院修士課程の修論ではオウムだけでなく、マインドコントロールやカルトの入信動向について書きました。具体的には、一般的に言われているような「マインドコントロールで洗脳され、騙されて新宗教に入信している」というのが、どこまで妥当なのかということを考察しました。要するに、社会的に異端とされていたり、社会と軋轢を生じている考え方を社会がどう扱うのかということに関心があったんです。また、なぜそうした考え方が一部の人々にとって魅力的であるのかということに関心があり、社会的に異端とされている考え方のひとつのサンプルとして、今回は陰謀論に焦点を当てました。 ――一般的な日本人からすると、ユダヤ人やユダヤ資本、フリーメイソンは、現実社会では身近な存在ではありません。にもかかわらず、それらが関わる陰謀論は、日本でもよく見受けられます。そこで、とくにユダヤやフリーメイソンに関して伺いたいのですが、まず、ユダヤ資本の代表格のようによく扱われるロスチャイルド(ユダヤ系の一族であり、現在も金融業を営んでいる)やロックフェラー(アメリカの三大財閥のひとつ)は、実際にはユダヤ系なのですか?  ロスチャイルドは、ユダヤ人なのでユダヤ資本と言って差し支えないと思います。しかし調べている限りでは、ロックフェラーはユダヤ系ではないです。宗教的にもユダヤ教ではないですし、過去をさかのぼっても、知られている限りではユダヤ系ではないです。ただ、ユダヤ人は歴史的にいろいろな民族と混血をしていますので、どこかでユダヤ人の血が入っている可能性もあります。しかし、それを言いだしたら誰でもユダヤ人になる可能性はありますね。 ――ユダヤ資本やフリーメイソンに関する陰謀論の特色はありますか?  世の中にはいろいろな陰謀論的な主張がありますが、ユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論に関心を示す人は、「世界全体が、ユダヤやフリーメイソンに動かされている」と主張する特色があります。例えば、「アポロは本当は月へ行っていない」「エイズはアメリカがつくった殺人兵器」といった陰謀のように、ひとつの出来事に対する疑問や不信感ではなく、世界全体の動きに対して、不信感や納得できないという感覚があり、それを陰謀に結びつけて見るという特色があります。 ――そうした特色が生んだものに、新世界秩序というものがあります。新世界秩序とは「あらゆる出来事・集団・領域に陰謀の存在を見いだし、それらすべてが統一世界政府の樹立といった目標のもと、統一された陰謀のネットワークを形成していると見なす」というものですが、このような陰謀論を受け入れる要因とはどんなものでしょうか?  人が陰謀論を受け入れる要因は2つあると思います。ひとつは時代や地域を問わず、普遍的な人間の心理的傾向や実存的欲求、人間の本性のようなものがあります。もうひとつは、それぞれの地域や社会の時代的条件が生んだ特有なものがあるということです。ひとつ目の、普遍的な人間の心理というのは、世の中に起こる事象について、「本当の真実を知りたい」という気持ちや「自分の人生や社会、世界に対して何か意味があるはずだ、それを知りたい」というものです。「社会や世界がこうであることに意味なんてない。すべては偶然の出来事だ」と考えるよりは、社会や世界には明確な意味があり、現在の社会はこうなっていると考えるほうがわかりやすいからではないでしょうか。 ――そのような特色や要因を背景として、日本でユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論が受け入れられるのはなぜでしょうか?  本書では、なぜ日本でユダヤやフリーメイソンが広まったのかということについてはあまり手をつけられませんでした。ですから、ハッキリと分析はできていません。しかし、考えられることとして、まず第一にヨーロッパで発展してきた陰謀論の基本的なフォーマットがあります。日本で、ユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論を主張する人は、そのフォーマットに乗って主張をします。 ――そのフォーマットというのは?  代表的なのが『シオン賢者の議定書』という文書です。この文書は「ユダヤ地下政府の会議で語られた世界支配計画が流出したもの」とされています。詳しい内容については割愛しますが、ユダヤ人が世界を征服することや、そのために娯楽による愚民政策を行うことが記されています。この文書は、19世紀末のパリでロシアの秘密警察によって作成された偽書であることが明らかにされていますが、さまざまな陰謀論の主張に影響を与えています。例えば、中国共産党による対日謀略文書『日本解放第二期工作要網』や、ロンドンのタビィストック研究所で作成された「影の政府」による人類奴隷化の計画書『静かなる戦争のための沈黙の兵器』などです。この『シオン賢者の議定書』を元にした文書のフォーマットの中心には、ユダヤやフリーメイソンが必ずいます。しかし、日本人がユダヤやフリーメイソンを知らなかったら、誰もその主張を信じません。日本にユダヤやフリーメイソンに関するイメージがある程度流布しているからこそ、受け入れられるわけです。 ――いつ頃から、日本にもユダヤやフリーメイソンのイメージが流入してきたのでしょうか?  歴史的に見ると、1918年の日本軍のシベリア出兵の際に、反革命派のロシア人経由で『シオン賢者の議定書』が日本へ入ってきました。その当時の日本は全体主義の枠組みでした。西洋で陰謀論がはやったのと同じ土俵だったわけです。つまり、民主主義や自由主義に対する警戒心が強かったのです。そのような背景の中、日本の知識人にも、ある程度ユダヤやフリーメイソンという言葉が広がったと考えられます。日本の陰謀論のフォーマットも、欧米から借りてきたものです。日本の知的な枠組みは欧米依存ですし、さらに西洋に対するコンプレックスもあります。この欧米依存と西洋コンプレックスという対立があるため、日本の陰謀論は「日本対西洋」という構図になりがちです。 ――ヨーロッパの陰謀論とは違うということでしょうか?  ヨーロッパの陰謀論では、ヨーロッパ社会の中で、ユダヤやフリーメイソンが国の中から侵食し、自分たちを裏切り、動いているとなります。しかし、日本の陰謀論では、古き良き日本の伝統や精神主義が西洋の物質主義に侵され、日本の独立が西洋に攻撃されているとなる。そして、日本を攻撃してくる西洋の黒幕として、ユダヤやフリーメイソンが存在するという話になります。 ――日本でも、ベンジャミン・フルフォードさんなどが陰謀論的な著作を書いていますが、どう読まれていますか?  日本で出版されている陰謀論的な本は、資料として読んでいます。しかし、どれも内容に変わりはありません。基本的には同じフォーマットで、取り上げている陰謀の証拠も、これまでの陰謀論者が取り上げている話や証拠と同じようなものしか出てきません。根拠として参照している話も、陰謀論者の中で出回っている話の孫引きにすぎない。参照している原典にも当たっていないと思います。 ――最後に、陰謀論とはなんでしょうか?  陰謀論とは、複雑で曖昧な世界をすっきりわかった気になれる便利な解釈の枠組みだと思います。つまり、世界をどう考えるか、どう解釈するのかという思考の枠組みのひとつです。世界全体を解釈するための世界観という意味においては、宗教やイデオロギーに近い部分があると思う。しかし、宗教やイデオロギーとまったく一緒というわけではない。そこのグラデーションについては、現在も考えているところです。 (構成=本多カツヒロ) ●つじ・りゅうたろう 1978年生まれ。北海道大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程在学中。修士(文学)。專門は宗教学。共著書に『よくわかる宗教社会学』(ミネルヴァ書房)、『面白いほどよくわかるキリスト教』(日本文芸社)、『情報時代のオウム真理教』(春秋社)がある。

女の犯罪にはドラマがある!? 神林×安彦×高橋が木嶋佳苗を語り尽くす!

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『木嶋佳苗劇場』(宝島社)

 死刑判決が下されてから1カ月以上がたった現在でも、木嶋佳苗への世間の関心は薄れるどころか、関連書籍が次々と刊行され話題を呼んでいる。サイゾーウーマンで連載中の神林広恵と霞っ子クラブの高橋ユキによる共著『木嶋佳苗劇場』(宝島社)は、法廷証言録やカナエギャル座談会、そして岩井志麻子や中村うさぎらによる“木嶋佳苗考察”が収録された興味深い1冊となっている。今回は、共著の2人と漫画家・安彦麻理絵の3人による異色の座談会を決行。なぜ女は木嶋から目を逸らせないのか? 男が木嶋事件に無関心なのはなぜか――木嶋佳苗から女性犯罪者までを語り尽くす!

年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』

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民間団体「心といのちを考える会」の袴田俊英さん。“縁側”のように
気軽に交流できる場所としてコーヒーサロン「よってたもれ」を始めた。
 日本における2011年の自殺者数が3万651人であることが発表された。14年連続で年間自殺者数が3万人を越えたことになる。イラク戦争で亡くなったイラク民間人の犠牲者数は戦闘の激しかった2003~2006年の3年間で約15万1000人(WHO調査)とされているからも、この数字が尋常ではないことがわかる。日本では目に見えない戦争がずっと続いていると言っても過言ではない。自殺死亡率を他国と比べてみると、リトアニア、韓国、ロシア、ベラルーシなどに続いて、日本は第8位となっている。上位にランキングされている国を見てみると、旧共産圏が多いことに気づく。日本もバブル景気に躍らされて気づくのが遅れたが、90年代以降すっかり社会の仕組みが変わってしまった。社会の変化に対応できずに孤立化し、生きづらさを抱える多くの人たちが自らの命を絶っている。そして、また苦しんでいるのは自殺者だけではない。残された家族や友人たちも、自殺者を救うことができなかった自責の念に悩まされている。これまで映画が取り上げることが稀だった、自殺対策というシリアスなテーマに正面から向き合ったドキュメンタリーが『希望のシグナル 自殺防止最前線からの提言』だ。  日本でもっとも自殺率の高い県という不名誉な記録が95年から15年連続で続いた秋田県。その汚名を返上するため、秋田県内では各地域でそれぞれ自殺防止の取り組みが行なわれている。『希望のシグナル』はその様子を1年間にわたって記録したもの。本作において中心的な人物となっているのが秋田県藤里町で暮らす袴田俊英さん。袴田さんは曹洞宗月宗寺の住職であり、10年前に「心といのちを考える会」を設立して、会長を務めている。「自分たちにできることからやっていこう」という袴田さんたちが始めたことは一杯のコーヒーを淹れることだった。町の中心地にある交流館で週1回、コーヒーサロン「よってたもれ」を開いている。コーヒーは一杯100円。誰でもここに来れば、袴田さんや他のお客さんが話し相手になってくれ、日常生活で感じている愚痴や不満をこぼすことができる。また、他のお客さんの話を聞くことで、悩みを抱えているのは自分だけではないことが分かる。  悩みを誰かに打ち明けたからといって、すぐに問題が解決するわけではない。「でも」と袴田さんは言う。「悩みを人に話している間だけ、背負っている荷物を降ろして、ひと息つくことができるんです」と説明する。週1回のコーヒーサロンを利用する人数は、そう多いわけではない。しかし、利用者数が多いか少ないかは関係ないらしい。自分の話を誰かが聞いてくれる場所がある、そのことが大切なのだ。人口4000人の藤里町は秋田県内でも有数の自殺率が高い町だったが、袴田さんたちの取り組み以降、自殺者数は減少へと向かっているそうだ。
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NPO法人「蜘蛛の糸」の佐藤久男さんは
8億円の借金を抱えた体験をもとに、自営
業者たちの生活再建の手助けをしている。
 秋田県で自殺予防に取り組む、もう一人の中心人物と言えるのが佐藤久男さん。秋田市でNPO法人「蜘蛛の糸」を立ち上げ、自営業者とその家族の自殺防止に努めている。佐藤さんはかつて秋田で有数の凄腕社長として知られていた。だが、バブルの終焉と共に会社は倒産し、8億円もの借金が残った。残務整理中は気が張っていて大丈夫だったが、整理が終わった途端に鬱になり、自殺願望に取り憑かれた。それまで社長夫人として家事以外のことはしたことのなかった妻の英子さんが一念発起して学生相手の下宿を始め、佐藤さんを支えた。佐藤さんは、このときの体験を活かして「会社の倒産や借金くらいで死ぬことはない」と多重債務や経営難に苦しむ人たちの相談にのっている。佐藤さんは精神科医でも専門のカウンセラーでもない。「しろうとでも、人間と人間が向き合うことでできることがあるのではないか」と手探りで活動を続けている。事務所を兼ねていた自宅に掛かってきた電話を英子さんが取ったところ、受話器の相手は「お陰で命拾いしました」と感謝の気持ちを伝えたそうだ。人を助けることで、佐藤さん夫婦もまた救われている。  自殺の抱える問題に、遺族側が身内から自殺者が出たことを外部に向けて話したがらないという一面がある。外部の人間も、なぜ自殺してしまったのか立ち入って聞くことを憚ってしまう。自殺の原因がはっきりせず、遺族も周囲の人々もいつまでも浄化されないままの問題を抱え込むことになる。仙台で暮らす田中幸子さんは自死遺族の自助グループ「藍の会」の代表。田中さんは警察官だった息子を自殺で失い、「人を殺して、自分も死のう」と自殺未遂を重ねた。いろんな会に参加したり、あらゆる本を読んだりしたが、救われることはなかった。同じように身内を自殺で亡くした遺族たちはどんな悩みを抱えているのか。田中さんは遺族の会が仙台にあればいいと思った。袴田さんがパネラーとして出席した自殺予防のための集会が仙台で開かれた際に、田中さんは「自分は死にたい。仙台に会はつくられないのか」と訴えたが、その悲痛な声は「まだ、その準備はできていない」という事務的な対応で遮られてしまった。そのとき、「いつでも連絡ください」と言葉を掛けたのが袴田さんだった。その後、袴田さんとのやりとりに励まされた田中さんは、自助グループを独力で立ち上げた。遺族の声を自殺対策に反映させることが自殺を減らすことに繋がると田中さんは考えている。
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仙台で自死遺族の自助グループ「藍の会」を
立ち上げた田中幸子さん。遺族との茶話会や
ランチ会を開いている。
 本作を企画・製作したのは1982年生まれ、岩手県北上市在住の双子の兄弟、都鳥(とどり)伸也・拓也。兄・拓也が撮影&編集を担当、弟・伸也が監督を務めた。日本映画学校時代の同期生にSONYの旧式カメラPD-150を借りて、本作を撮り上げた。製作費ゼロからのスタートだったが、サポーターズ・クラブという形で撮影取材と同時進行で製作費を募り、完成に漕ぎ着いた。岩手県のお隣・秋田県の自殺対策が、民間のネットワークだけでなく行政や医師会などを巻き込む形で変革期を迎えつつあることを映像として記録しようという想いで、アルバイトをしながら二人三脚で撮影を続けた。正直なところ、映像としては平板で、作品の構成にも斬新さはない。でも、映像的なテクニックに頼らない愚直さが、本作においては非常に効果的だったように思う。エンディングロールでは、協力者のクレジットが延々と流れる。本作の主旨に賛同し、製作費をカンパしたサポーターズ・クラブの人たちの名前だ。  マスコミ向け試写の際に都鳥監督が夜行バスに乗って上京して挨拶をし、新聞などのインタビューに答えたりした他は、本作の目立った宣伝活動は都内では行なわれていない。公開規模もこぢんまりとしており、公開終了後にDVDとして一般販売やレンタルされる予定はない。本作の上映を目にする人は、かなり限られることになるだろう。もちろん、多くの人に観てもらいたいし、本作で紹介された取り組みが他の地域でも広がるきっかけになればいいと思う。でも、いちばん肝心なのは、秋田や仙台や岩手に自殺者がひとりでも減ることに努めている人たちがいるという事実。たとえ、あなたが今いる場所からそこが遠く離れていても、あなたが死んだら悲しむ人がいるということ。あなたが死ぬのを考え直したら、喜んでくれる人がいるということ。この映画は生きづらい社会の夜空に打ち上げられた、小さな小さなシグナルなのだ。 (文=長野辰次) kibounosig4.jpg 『希望のシグナル 自殺防止最前線からの提言』 監督/都鳥伸哉 撮影・編集/都鳥拓也  配給/ロングラン映像メディア事業部 6月16日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開  ※6月16日(土)は都鳥兄弟による初日舞台挨拶、17日(日)は清水康之氏(自殺対策支援センター ライフリンク)と都鳥監督とのトークなどポレポレ東中野にて毎週土曜と日曜にトークイベントを開催 <http://ksignal-cinema.main.jp> (c)『希望のシグナル』サポーターズ・クラブ/ロングラン映像メディア事業部 ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! 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[第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? [第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! 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年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』

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民間団体「心といのちを考える会」の袴田俊英さん。“縁側”のように
気軽に交流できる場所としてコーヒーサロン「よってたもれ」を始めた。
 日本における2011年の自殺者数が3万651人であることが発表された。14年連続で年間自殺者数が3万人を越えたことになる。イラク戦争で亡くなったイラク民間人の犠牲者数は戦闘の激しかった2003~2006年の3年間で約15万1000人(WHO調査)とされているからも、この数字が尋常ではないことがわかる。日本では目に見えない戦争がずっと続いていると言っても過言ではない。自殺死亡率を他国と比べてみると、リトアニア、韓国、ロシア、ベラルーシなどに続いて、日本は第8位となっている。上位にランキングされている国を見てみると、旧共産圏が多いことに気づく。日本もバブル景気に躍らされて気づくのが遅れたが、90年代以降すっかり社会の仕組みが変わってしまった。社会の変化に対応できずに孤立化し、生きづらさを抱える多くの人たちが自らの命を絶っている。そして、また苦しんでいるのは自殺者だけではない。残された家族や友人たちも、自殺者を救うことができなかった自責の念に悩まされている。これまで映画が取り上げることが稀だった、自殺対策というシリアスなテーマに正面から向き合ったドキュメンタリーが『希望のシグナル 自殺防止最前線からの提言』だ。  日本でもっとも自殺率の高い県という不名誉な記録が95年から15年連続で続いた秋田県。その汚名を返上するため、秋田県内では各地域でそれぞれ自殺防止の取り組みが行なわれている。『希望のシグナル』はその様子を1年間にわたって記録したもの。本作において中心的な人物となっているのが秋田県藤里町で暮らす袴田俊英さん。袴田さんは曹洞宗月宗寺の住職であり、10年前に「心といのちを考える会」を設立して、会長を務めている。「自分たちにできることからやっていこう」という袴田さんたちが始めたことは一杯のコーヒーを淹れることだった。町の中心地にある交流館で週1回、コーヒーサロン「よってたもれ」を開いている。コーヒーは一杯100円。誰でもここに来れば、袴田さんや他のお客さんが話し相手になってくれ、日常生活で感じている愚痴や不満をこぼすことができる。また、他のお客さんの話を聞くことで、悩みを抱えているのは自分だけではないことが分かる。  悩みを誰かに打ち明けたからといって、すぐに問題が解決するわけではない。「でも」と袴田さんは言う。「悩みを人に話している間だけ、背負っている荷物を降ろして、ひと息つくことができるんです」と説明する。週1回のコーヒーサロンを利用する人数は、そう多いわけではない。しかし、利用者数が多いか少ないかは関係ないらしい。自分の話を誰かが聞いてくれる場所がある、そのことが大切なのだ。人口4000人の藤里町は秋田県内でも有数の自殺率が高い町だったが、袴田さんたちの取り組み以降、自殺者数は減少へと向かっているそうだ。
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NPO法人「蜘蛛の糸」の佐藤久男さんは
8億円の借金を抱えた体験をもとに、自営
業者たちの生活再建の手助けをしている。
 秋田県で自殺予防に取り組む、もう一人の中心人物と言えるのが佐藤久男さん。秋田市でNPO法人「蜘蛛の糸」を立ち上げ、自営業者とその家族の自殺防止に努めている。佐藤さんはかつて秋田で有数の凄腕社長として知られていた。だが、バブルの終焉と共に会社は倒産し、8億円もの借金が残った。残務整理中は気が張っていて大丈夫だったが、整理が終わった途端に鬱になり、自殺願望に取り憑かれた。それまで社長夫人として家事以外のことはしたことのなかった妻の英子さんが一念発起して学生相手の下宿を始め、佐藤さんを支えた。佐藤さんは、このときの体験を活かして「会社の倒産や借金くらいで死ぬことはない」と多重債務や経営難に苦しむ人たちの相談にのっている。佐藤さんは精神科医でも専門のカウンセラーでもない。「しろうとでも、人間と人間が向き合うことでできることがあるのではないか」と手探りで活動を続けている。事務所を兼ねていた自宅に掛かってきた電話を英子さんが取ったところ、受話器の相手は「お陰で命拾いしました」と感謝の気持ちを伝えたそうだ。人を助けることで、佐藤さん夫婦もまた救われている。  自殺の抱える問題に、遺族側が身内から自殺者が出たことを外部に向けて話したがらないという一面がある。外部の人間も、なぜ自殺してしまったのか立ち入って聞くことを憚ってしまう。自殺の原因がはっきりせず、遺族も周囲の人々もいつまでも浄化されないままの問題を抱え込むことになる。仙台で暮らす田中幸子さんは自死遺族の自助グループ「藍の会」の代表。田中さんは警察官だった息子を自殺で失い、「人を殺して、自分も死のう」と自殺未遂を重ねた。いろんな会に参加したり、あらゆる本を読んだりしたが、救われることはなかった。同じように身内を自殺で亡くした遺族たちはどんな悩みを抱えているのか。田中さんは遺族の会が仙台にあればいいと思った。袴田さんがパネラーとして出席した自殺予防のための集会が仙台で開かれた際に、田中さんは「自分は死にたい。仙台に会はつくられないのか」と訴えたが、その悲痛な声は「まだ、その準備はできていない」という事務的な対応で遮られてしまった。そのとき、「いつでも連絡ください」と言葉を掛けたのが袴田さんだった。その後、袴田さんとのやりとりに励まされた田中さんは、自助グループを独力で立ち上げた。遺族の声を自殺対策に反映させることが自殺を減らすことに繋がると田中さんは考えている。
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仙台で自死遺族の自助グループ「藍の会」を
立ち上げた田中幸子さん。遺族との茶話会や
ランチ会を開いている。
 本作を企画・製作したのは1982年生まれ、岩手県北上市在住の双子の兄弟、都鳥(とどり)伸也・拓也。兄・拓也が撮影&編集を担当、弟・伸也が監督を務めた。日本映画学校時代の同期生にSONYの旧式カメラPD-150を借りて、本作を撮り上げた。製作費ゼロからのスタートだったが、サポーターズ・クラブという形で撮影取材と同時進行で製作費を募り、完成に漕ぎ着いた。岩手県のお隣・秋田県の自殺対策が、民間のネットワークだけでなく行政や医師会などを巻き込む形で変革期を迎えつつあることを映像として記録しようという想いで、アルバイトをしながら二人三脚で撮影を続けた。正直なところ、映像としては平板で、作品の構成にも斬新さはない。でも、映像的なテクニックに頼らない愚直さが、本作においては非常に効果的だったように思う。エンディングロールでは、協力者のクレジットが延々と流れる。本作の主旨に賛同し、製作費をカンパしたサポーターズ・クラブの人たちの名前だ。  マスコミ向け試写の際に都鳥監督が夜行バスに乗って上京して挨拶をし、新聞などのインタビューに答えたりした他は、本作の目立った宣伝活動は都内では行なわれていない。公開規模もこぢんまりとしており、公開終了後にDVDとして一般販売やレンタルされる予定はない。本作の上映を目にする人は、かなり限られることになるだろう。もちろん、多くの人に観てもらいたいし、本作で紹介された取り組みが他の地域でも広がるきっかけになればいいと思う。でも、いちばん肝心なのは、秋田や仙台や岩手に自殺者がひとりでも減ることに努めている人たちがいるという事実。たとえ、あなたが今いる場所からそこが遠く離れていても、あなたが死んだら悲しむ人がいるということ。あなたが死ぬのを考え直したら、喜んでくれる人がいるということ。この映画は生きづらい社会の夜空に打ち上げられた、小さな小さなシグナルなのだ。 (文=長野辰次) kibounosig4.jpg 『希望のシグナル 自殺防止最前線からの提言』 監督/都鳥伸哉 撮影・編集/都鳥拓也  配給/ロングラン映像メディア事業部 6月16日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開  ※6月16日(土)は都鳥兄弟による初日舞台挨拶、17日(日)は清水康之氏(自殺対策支援センター ライフリンク)と都鳥監督とのトークなどポレポレ東中野にて毎週土曜と日曜にトークイベントを開催 <http://ksignal-cinema.main.jp> (c)『希望のシグナル』サポーターズ・クラブ/ロングラン映像メディア事業部 ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』 [第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』 [第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』 [第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』 [第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史 [第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』 [第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』 [第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン! [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! [第149回]70年前と変わらない日本人の精神構造『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 [第148回]追悼......"永遠の反逆児"原田芳雄さん幻の主演作『原子力戦争』がDVD化 [第147回]"ファスト風土"を舞台にした犯罪喜劇 J・アイゼンバーグ主演『ピザボーイ』 [第146回]"正義のゾンビ"が犯罪者を貪り喰う! イラク戦争奇談『ゾンビ処刑人』 [第145回] "時代の寵児"の未ソフト化作品上映!「松江哲明グレイテスト・ヒッツ」 [第144回]原発事故を描いた『カリーナの林檎』と今関あきよし監督の背負った贖罪 [第143回]"窮屈なモラル"を脱ぎ捨てた裸の女たち 園子温監督の犯罪エロス『恋の罪』 [第142回]ノーベル賞作家・川端康成が夢想した新風俗『スリーピングビューティー』 [第141回]横暴な上司は有志社員が制裁します!『モンスター上司』のブラックな笑い [第140回]"クソみたいな社会を変えたい!"高校生テロリストの凄春『アジアの純真』 [第139回] うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』 [第138回]"神話"が生まれる瞬間を目撃せよ! 人類への黙示録『猿の惑星:創世記』 [第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き! [第136回]"理想の恋人"という偶像を破壊せよ 深夜番長の劇場デビュー作『モテキ』 [第135回]"城定秀夫監督、ブレイク前夜の予感! 闘争本能を呼び覚ます『タナトス』 [第134回]"人間失格"の道を選んだ映画監督の業 林由美香の最新主演作『監督失格』 [第133回]ホラ吹きのホラを見破る特異な職能 ポランスキー監督『ゴーストライター』 [第132回]芦田愛菜、6歳にして危険な魅力!? 子連れで全力疾走『うさぎドロップ』 [第131回]元"暴走族"が書いた旧友への鎮魂歌 青春懺悔録『アメイジング グレイス』 [第130回]V・ギャロ主演のサバイバルグルメ!? 『エッセンシャル・キリング』 [第129回]『キック・アス』より悪趣味で泣ける 中年男の悪ノリ暴走劇『スーパー!』 [第128回]この夏の清涼剤、地方少女のダンス成長記『あぜみちジャンピンッ!』 [第127回]竹ヤリで世界進出"スシタイフーン"『エイリアンVSニンジャ』ほか逆上陸 [第126回]イーモウ監督、久々のアイドル映画 中華的妹萌え『サンザシの樹の下で』 [第125回]ナタリー・ポートマン vs. ヘビメタ野郎 人気女優の隠し球『メタルヘッド』 [第124回]黒澤明の名作『生きる』のラテン版! ヤモメ男が残した遺産『BIUTIFUL』 [第123回]北国で93年間営業を続ける"大黒座"と町の記録『小さな町の小さな映画館』 [第122回]新幹線がすれ違う瞬間、願いが叶う? 小学生の目線で描かれた『奇跡』 [第121回]理想と情熱がもたらした"痛い現実" 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』 [第120回]胸に響く金言"プロとは手を抜くこと" 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』 [第119回]危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』 [第118回]ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』 [第117回]"セカイ"を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』 [第116回] 美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』 [第115回] 恋愛が与える"陶酔"とリアルな"痛み"サブカル活劇『スコット・ピルグリム』 [第114回]妄想、空想、そして現実からの大脱走 美少女革命『エンジェル ウォーズ』 [第113回]"3.11"後の新しい映画モデルとなるか『劇場版 神聖かまってちゃん』の挑戦 [第112回]マスコミが讃えた"楽園"のその後、ひとりの少女の成長記録『愛しきソナ』 [第111回]閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』 [第110回]"粋"を愛したフランスの伯父さん J・タチ主演『イリュージョニスト』 [第109回]自分にとって家族は敵か、味方か? オスカー2冠受賞『ザ・ファイター』 [第108回]コーエン兄弟『トゥルー・グリット』40年で変化した"米国のヒーロー像" [第107回]ジョニー・デップが愛した"極道記者" 『GONZO』奇人がスターだった時代 [第106回] 巨匠イーストウッド監督の異色作! "あの世"はあるか?『ヒア アフター』 [第105回] キレ味、喉ごしが違うアクション! 黒帯美少女の"涙拳"が炸裂『KG』 [第104回] 高齢化するニートはどこに行くのか? "戸塚校長"のその後『平成ジレンマ』 [第103回]堀北真希&高良健吾主演作『白夜行』闇に生きる"影男"の密やかなる喜び [第102回]園子温の劇薬ムービー『冷たい熱帯魚』"救いのない結末"という名の救い [第101回] NHKが放映しない"裏プロジェクトX" AV界のカリスマ監督『YOYOCHU』 [第100回]エロスとタブーを交配した"至高の美女" 禁断のサイエンスホラー『スプライス』 [第99回]2010年に活躍した女優を勝手に表彰! 満島ひかりに"面倒くさい女"大賞を [第98回]大人だって"ドラえもん"にいて欲しい 残念男の逆転劇『エリックを探して』 [第97回]平凡な高校生デイヴは2度変身する!原点回帰のヒーロー『キック・アス』 [第96回]村上春樹の超絶ベストセラーの映画化『ノルウェイの森』はどこにある? [第95回]実在した"奇妙な高額バイト"の顛末 心理サスペンス『エクスペリメント』 [第94回]"アル中"カメラマンの泣き笑い人生『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 [第93回]朝ドラと異なる映画『ゲゲゲの女房』ゴールなき"貧乏耐久"2人3脚走 [第92回]バラエティーでの実績は通用するか? テリー伊藤の初監督作『10億円稼ぐ』 [第91回] 不謹慎なる社会派エンタテイメント『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 [第90回]"世界のナベアツ"大阪府知事に就任! 政治コメディ『さらば愛しの大統領』 [第89回]自分の恋愛もプロデュースする女優、ドリュー・バリモア主演『遠距離恋愛』 [第88回]スタローンが立ち上げた"筋肉共和国"男たちの祭典『エクスペンダブルズ』 [第87回]元"おはガール"安藤聖の再起動ドラマ 就職氷河期を生きる『バカがウラヤマシイ』 [第86回]マイノリティーは"理想郷"を目指す。筒井文学の金字塔『七瀬ふたたび』 [第85回]清純派・佐藤寛子が美しく"変態"! 官能サスペンス『ヌードの夜──』 [第84回]死を意識して、ギラギラ輝く男たち! 三池節、大バクハツ『十三人の刺客』 [第83回] 女を食い物にする男どもは全員処刑! モダン社会の闇を暴く『ミレニアム』 [第82回] "企画AV女優"たちの青春残酷物語 性なる鎮魂劇『名前のない女たち』 [第81回]猫を見れば、人間社会が見えてくる! 世界の人気猫大集合『ネコを探して』 [第80回]原恵一監督の新作は辛口ファンタジー 退屈な"日常生活"を彩る『カラフル』 [第79回]米軍に実在した"超能力部隊"の真実!? ムー民、必見『ヤギと男と男と壁と』 [第78回]戦場から帰還した夫は"芋虫男"だった! ヤクザ監督の反戦映画『キャタピラー』 [第77回] 白ユリの花開くガールズの妖しい世界 H系ホラー『ジェニファーズ・ボディ』 [第76回] 爽やか系青春ゾンビ映画にホロリ......夏休みは『ゾンビランド』に集結せよ [第75回] "生きる"とは"見苦しい"ということ 藤沢周平の時代活劇『必死剣 鳥刺し』 [第74回]初恋の美少女は200歳の吸血鬼だった! 北欧産のホラー映画『ぼくのエリ』 [第73回] "三億円事件"の真相を解き明かす! 桜タブーに挑んだ『ロストクライム』 [第72回/特別編] 上映反対で揺れる問題作『ザ・コーヴ』"渦中の人"リック・オバリー氏の主張 [第71回] 女子にモテモテになる方法、教えます。軟派少年の実話物語『ソフトボーイ』 [第70回] 下町育ちの"北野少年"が見た現代社会 人間同士の食物連鎖『アウトレイジ』 [第69回] "リアルと虚構の狭間"を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』 [第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』 [第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼! [第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? 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[第25回]白熱! 女同士のゴツゴツエゴバトル 金子修介監督の歌曲劇『プライド』 [第24回]悪意と善意が反転する"仮想空間"細田守監督『サマーウォーズ』 [第23回]沖縄に"精霊が暮らす楽園"があった! 中江裕司監督『真夏の夜の夢』 [第22回]"最強のライブバンド"の底力発揮! ストーンズ『シャイン・ア・ライト』 [第21回]身長15mの"巨大娘"に抱かれたい! 3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』 [第20回]ウディ・アレンのヨハンソンいじりが冴え渡る!『それでも恋するバルセロナ』 [第19回]ケイト姐さんが"DTハンター"に! オスカー受賞の官能作『愛を読むひと』 [第18回]1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』 [第17回]地獄から甦った男のセミドキュメント ミッキー・ローク『レスラー』 [第16回]人生がちょっぴり楽しくなる特効薬 三木聡"脱力"劇場『インスタント沼』 [第15回]"裁判員制度"が始まる今こそ注目 死刑執行を克明に再現した『休暇』 [第14回]生傷美少女の危険な足技に痺れたい! タイ発『チョコレート・ファイター』 [第13回]風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』 [第12回]お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』 [第11回]美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』 [第10回]ジャッキー・チェンの"暗黒面"? 中国で上映禁止『新宿インシデント』 [第9回]胸の谷間に"桃源郷"を見た! 綾瀬はるか『おっぱいバレー』 [第8回]"都市伝説"は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』 [第7回]少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』 [第6回]派遣の"叫び"がこだまする現代版蟹工船『遭難フリーター』 [第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ [第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々 [第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は...... [第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった [第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学 (画像1:キャプション) (画像2:キャプション) (画像3:キャプション)

G・パルトロー、人種差別を思わせるツイートで大炎上! セレブが参戦するも……

Gwyneth-Paltrow.jpg
グウィネスがやり玉に挙げられている感が……

 エレガントな女優として人気を集めるグウィネス・パルトローが、先週末パリで開催されたジェイ・Zとカニエ・ウエストのコンサートでステージに飛び入り出演。大興奮した彼女は、「ニガーがパリに! マジで!」とツイートしてしまい、「人種差別!」と大炎上を引き起こした。あまりにもひどいバッシングぶりにプロデューサーのザ・ドリームが事態収拾に乗り出したが、論議はまだまだ収まりそうにない。

 米ゴシップ芸能サイト「Radar Online」によると、グウィネスは1日、パリで催されたジェイ・Zとカニエ・ウエストのコンサートに、仲の良いビヨンセとケリー・ローランドと共に繰り出したとのこと。ビヨンセの夫であるジェイとも親交が深い彼女は、コンサートの最中にステージに招かれ、飛び入り参加した。

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 米ゴシップ芸能サイト「Radar Online」によると、グウィネスは1日、パリで催されたジェイ・Zとカニエ・ウエストのコンサートに、仲の良いビヨンセとケリー・ローランドと共に繰り出したとのこと。ビヨンセの夫であるジェイとも親交が深い彼女は、コンサートの最中にステージに招かれ、飛び入り参加した。