「日本刀&青龍刀持参で!?」"アウトローのカリスマ"瓜田純士が地下格闘技に衝撃参戦!

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 日本屈指のトラブルメーカーが、酔っぱらいながら「刀持参」でリングイン!──6日(日)、ディファ有明で開催された地下格闘技『益荒男-MASURAO-第伍陣』に、"アウトローのカリスマ"こと瓜田純士(31歳)が緊急参戦した。  問題行動の多さゆえ、前田日明主催の『THE OUTSIDER』を追放され、このところ格闘技から遠ざかっていた瓜田だが、なぜ今この時期に再びリングに上がることを決意したのか? 対戦相手のミスターXとは何者なのか? そして気になる試合の結末は?──戦々恐々の密着レポートをお届けしよう。  開会式直前のバックステージ──。これから行われる試合に向け、選手たちはみな軽装に着替え、ストレッチやスパーリングに励んだり、目をつぶって精神統一を図ったりしている。そんな中、ただひとり、異彩を放つ男がいた。  洒落た普段着のままサングラスをかけ、靴のカカトを踏みつぶし、ポケット瓶のジャックダニエルをストレートでグビグビ飲み続ける男──そう、それが、瓜田純士であった。
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まるでロックスターのような出で立ち。この日の会場で一番目立っていた。
 開会式が始まり、全選手が挨拶のためにリングイン。ここでも瓜田はジャックダニエルを飲み続け、そして、対戦相手の覆面男・ミスターXに絡み始める。顔を近付け、メンチを切り、ヤクザじみた言葉で恫喝。期待を裏切らないアウトローぶりに、会場が沸く。
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開会式のさなか、リング上でウイスキーを飲む瓜田。
 開会式終了後も、瓜田の無軌道な振る舞いは続く。なんと、選手控え室ではなく、「選手立ち入り禁止」と書かれた応接間を陣取り、仲間と酒盛りを始めたのだ。  その宴に恐る恐る近付き、インタビューを試みた。以下は、瓜田との一問一答。
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自身が手がけるファッションブランド「JOKE」の
モデルとツーショット。
──ここ、選手は入っちゃダメみたいですよ。 「ルールは破るためにあるんでね」 ──開会式での存在感がすごかったですね。 「やっぱ、『この人違うな』っていうのを最初にわからせてやんないと。そこいらのかわいい偽物たちと違って、俺は本物のアウトローなんで。試合でも、盛り上げますよ。とりあえず、教えてやろうかな、と。ケンカとはなんなのか、アウトローとはなんなのかを」 ──格闘技の大会からはしばらく遠ざかっていましたが、なぜ今回、『益荒男』に出ようと思ったんですか? 「単に暴れたかったってのもあるけど、自分のルーツに立ち返りたかったってのもある。今から3年前、ここディファ有明で、とある興行(THE OUTSIDER)に出て、大会を盛り上げた。あれがきっかけになって、地下格闘技が全国に広がっていったんだよね。"地下格ブーム"の火付け役は、間違いなく俺。最近、そういう自分のルーツを振り返る機会があって、久々に原点のディファ有明に帰りたくなったんですよ」 ──練習は? 「もちろん、まったくしてない。飲んでばっかり。昨日も東高円寺で朝3時まで飲んでました」 ──どれぐらいの量を? 「タンタカ(鍛高譚)2本と、クロキリ(黒霧島)1本空けて、そのあとJINRO飲んでる最中に具合悪くなって、家帰って寝て、起きてディファ着いてからは、ずっとジャックダニエル飲んでます」 ──最近は、どういう日常を? 「つねに、酒かセックス。モテちゃうんで。俺クラスになると」 ──顔のタトゥーが随分と増えましたね。 「もうね、ここまで入れたら、居直っちゃってるからね。頭にもいっぱい彫ったし。こっちに『Mafia』、こっちに『Sex』」 ──タトゥーのお値段は、どれぐらいかかるんですか? 「知れてる」 ──はい? 「知れてる質問しないでよ」 ──失礼しました。ところで、飲んだくれている割には、相変わらずスマートですね。現在の体重は? 「63キロかな」 ──今日の対戦相手のミスターX選手は、体重150キロと言われています。瓜田さんの2.5倍ですよ! 「つか、だから何? おいデブ、教えてやるよ、みたいな感じですね。体重なんか関係ない。ケンカなんで」 ──ミスターXの正体は、元力士の露鵬との噂もありますが。 「たぶん違うね。さっき開会式で睨み合ったときに確かめようと思って、眼球覗き込んだら、違うな、と。何者かはわかんなかったけど」 ──会場は早くもほぼ満席。瓜田さん目当てのファンも多そうですね。 「これから夜にかけて、もっと増えるでしょ。下手すりゃ4分の1は、俺目当てじゃないかな」 ──ところで、なぜそこに、青龍刀と日本刀が置いてあるのでしょう......? 「ああ、これ?(と言って鞘から日本刀を抜く)近付くと危ないですよ、ホントに切れるから」
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日本刀の解説を始める瓜田。酔っぱらっているので、近付くのは危険!
 身の危険を感じたので、ひとまず退散。  会場のロビーへ戻ると、なんとそこには、地下格闘技界の"問題児"、山田史博選手の姿が!誰もが認める実力者でありながら、さまざまな大会を立て続けに欠場し、あちこちで怒りを買っているのが、この山田である。
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会場で見つけた山田史博選手。この男からも目が離せない!
 次週(13日)開催の『THE OUTSIDER 第19戦』への参戦も決まっているが、「今回もどうせ体重制限を守れずにドタキャンするのでは?」と、対戦相手のみならず、ファンをもヤキモキさせているのだ。  今日は一観客としてディファ有明に来たという山田。観戦している余裕があるということは、減量は順調なのか? それとも......?いい機会なので、ぶっちゃけた話を聞いてみよう。 ──お久しぶりです。最近、あちこちで山田選手のことが話題になっています。 「ああ、調子に乗ってるヤツが、いっぱいいるみたいですね」 ──連続欠場への批判が相次いでいますが、それに対する弁解や反論は? 「まったく、何もないです! まわりが何を言っていようが、僕は僕。待たせたファンに試合を見せたいって思いはありますけど、他の選手がどう言おうと、なんてことないですね。別にその人とやるためだけに格闘技やってるわけじゃないし。僕は僕が試合したいときにして、そのときにファンにお礼をできればと思ってます」 ──13日に対戦予定の宮永一輝選手が、ブログで山田選手のことを強烈に皮肉っていますが。 「笑いながら読んでます。僕のほうがかなり年下ですけど、今回の対応は、僕のほうが大人だと思ってます」 ──今おっしゃったことは、記事にして大丈夫ですか? 「いいですよ。なんの問題もないです」 ──現在の体重はどうなんでしょう? 「バッチリです! みんなに不安をあえて与えるために、これまでずっと黙ってましたが、実はバッチリです!」 ──練習で絞ったんですか? 「いや、水泳っすね。最近、プールにハマっちゃって、泳いでばっかいます」 ──最後に一言。 「間違いなく僕が勝つんで、13日に会場に来る方は、変な期待をしないでください」 ──「変な期待」とは? 「向こうが勝つ、っていう期待です」  今度こそ間違いなく、山田の試合を見られるはず。ファンもアンチも大いに楽しみにしておこう。  さて、いよいよ瓜田の試合が近付いてきた。  バックステージでは、「蘇れ新宿魂」と書かれた手製の旗を羽織った瓜田が、鬼気迫る表情で精神集中を図っていた。もうさすがにお酒は飲んでいない。  その逆サイドでは、対戦相手の覆面男・ミスターXがパイプ椅子にデーンと腰掛け、入場を待っていた。恐る恐るミスターXに声をかけてみる。 ──日本語は話せますか? 「はい」 ──今日の抱負を聞かせてください。 「ぶっ殺すだけ。すぐに終わらせてやる。向こうが主役かもしんないけど、間違いなく、こっちが食うから」 ──現在の体重は? 「150キロ! 今もオニギリ食ったばかり!」 ──あなたの正体は? 「木こり、あるいは、通り魔だ!」 ──格闘技の経験は? 「ない。ただ、ストリートファイトでは負けたことがないね。35戦35勝」 ──ご出身とご年齢は? 「東京の下町出身で、30歳」 ──てことは、瓜田さんとほぼ同世代ですね。 「だね。昔から彼の名前はよく聞いていたよ」  結局、何者なのかはよくわからなかったが、露鵬でないことだけは確かなようだ。
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ミスターX、入場!
 そのミスターXが、先に入場。歩く度に上半身の贅肉がゆさゆさ揺れる力士体型。鍛えているのかどうかは不明だが、この体に押しつぶされたら、ひとたまりもない。ストリート無敗という話もあながち嘘ではなさそうだ。  続いて、映画『トップガン』のテーマ曲「デンジャー・ゾーン」が爆音で流れ出すと、青龍刀を持ったセコンドに先導されて、日本刀を持った瓜田が入場。花道の途中で歩みを止めた瓜田は、刀を鞘から抜き、リング上のミスターXに刃先を向ける。  さらに、リングインした瓜田は敵コーナーに詰め寄りガンを飛ばすが、ミスターXは「あっち行け」という仕草で、これを追い払う。  「この試合は無差別級MMAルール、2分無限ラウンドとなっております」とアナウンスされると、会場がドッと沸く。両者の身長はほぼ一緒だが、体重差が2.5倍もあるため、横幅の違いがハンパじゃない。まさに無差別級と言うほかない。  いざ、ゴング。両者距離を取ったまま、睨み合い。「こっちへ来い」と言わんばかりに瓜田が地団駄を踏むと、ミスターXは両手を掲げながら「お前が来い」という仕草。やがて、しびれを切らしたミスターXが突進。瓜田が闘牛士のようにクルリと反転してこれをかわすと、客席から「おおっ」というどよめき。
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試合中に微笑む瓜田。


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この体格差を見よ!


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瓜田のヒザ蹴りがヒット!
 両者サークリングの末、徐々に距離を詰め、ファーストコンタクトで瓜田は小刻みなパンチのラッシュ。ミスターXも大振りの右フックを返すが、これは空振り。  再び距離を置き、「来い、来い」と挑発する瓜田。ミスターXの左ハイを腕でディフェンスした瓜田は、左ロー、ワンツースリー、右ローのコンビネーションを素早く打ち込むが、ミスターXは下がるどころかジリジリと前進。圧力に押された瓜田は、ロープを背負う直前にクルリと身を翻して、また距離を置く。  瓜田はその後、フェイントからのローキックを糸口にパンチをラッシュするチャンスを何度か得る。が、その都度、体躯に勝るミスターXに押し込まれ、ロープを背負ってはクルリとかわす、の繰り返し。  そして迎えた1ラウンド終盤、ついにミスターXは、瓜田の腰をつかまえることに成功。そのまま力任せに瓜田をブン投げる。
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ミスターXの投げを食らい、数メートル飛ばされる瓜田。
 起き上がった瓜田は、「俺の顔を殴ってみろ」という仕草を見せ、ミスターXが飛び込んできた隙に左ローを入れ、素早く逃げる。ミスターXはこれを追走し、背後から抱きつき、遠心力を効かせて再び瓜田をブン投げる。  倒れた瓜田は、そのまま猪木アリ状態の戦いに持ち込もうとするが、ミスターXはスタンドを要求。会場から大きな拍手が起きる。  残り10秒。起き上がった瓜田は、ミスターXの頭部を首相撲のような形でとらえ、そのまま覆面を剥がしてしまう。と同時に、1ラウンド終了のゴング。
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1ラウンド終了。睨み合う二人。


 覆面を剥がされても正体はよくわからず、「ミスターXが、ただのデブになった」との野次が飛ぶ。
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インターバル中、ロープにもたれる瓜田。
この直後、「事件」が起きた!
 インターバルの間も、瓜田はせわしなくリング上を歩き回る。そして、その歩みを止め、ニヤリと笑ってロープにふんぞり返った直後に、「事件」は起きた! なんと瓜田は、突如として敵コーナーに突入し、椅子に腰掛けていたミスターXを、ヒザ蹴りで急襲したのである。
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ミスターXのコーナーに突如駆け寄り、ヒザ蹴りで急襲!
 椅子から崩れ落ちるミスターX。怒るセコンド。暴れる瓜田。瓜田を押さえるセキュリティー。それらこれらで、リング上は大混乱。ここでなぜか会場の電気も消え、混乱に拍車がかかる。  突然の出来事に、客席は唖然呆然、そして騒然。怒号と野次が飛び交う中、リングアナから以下のような説明が。 「これ以上の試合は続行不可能と判断いたしましたので、よって、この試合はノーコンテストとさせていただきます」
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場内は大混乱。やはり瓜田はトラブルメーカーだ。
 暗がりにまぎれて会場を抜け出した瓜田は、最後にこう語った。 「なんでもいいから倒せばいい。これがケンカ。これがアウトロー」 (取材・文=岡林敬太/撮影=オカザキタカオ)
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[対談]"東北学"から読み解く被災地の闇──日本の植民地たる東北で、タブーなき復興とは?

──震災前、すでに活力を失いつつあった東日本大震災の被災地。"日本の植民地"たる東北に、描くべき未来はあるのか? 気鋭の社会学者・小熊英二氏と、震災で甚大な被害を受けた南三陸町出身の山内明美氏が、その難問に挑む。
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 東日本大震災から7カ月が過ぎた。その被害は甚大で復興にはいまだほど遠く、メディアに登場する被災地、そしてそこに生きる被災者の姿はいきおい、「かわいそうな被災者」、そして「そんなつらい現実を受け止め、懸命にがんばる人々」と、感傷的に描かれがちだ。いや、現にそうである以上、そのこと自体を非難はできまい。しかし、そのように"のみ"被災地が語られてしまうことで、覆い隠されていること─タブー─がありはしまいか?  被災地の大部分は、震災前からすでに疲弊しきっていたのではなかったか。そうした被災地にとって、国からただ予算を引っ張るだけの、そしてその代わりに国の要求に沿う形でただ町や村を再生させるだけの「復興」に、一体いかほどの意味があるのか─。  かような問題意識のもと、7月に緊急出版されたのが『「東北」再生』(イースト・プレス)だ。同書では、「東北学」を提唱してきた民俗学者の赤坂憲雄氏、『単一民族神話の起源―〈日本人〉の自画像の系譜』『〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性』(共に新曜社)などで日本の歴史を問い直してきた社会学者の小熊英二氏、そして、小熊氏の学問上の弟子に当たり、また今回の震災で甚大な被害を受けた町のひとつである宮城県南三陸町で生まれ育った歴史社会学者の山内明美氏が、これからの東北の、そして日本のあるべき姿を語り合っている。  そこで今回は、東日本大震災復興構想会議の委員職を務め多忙な赤坂氏を除く2人に、「震災前の被災地」がもともと抱えていた問題と、それを踏まえた上での被災地の今後のあるべき姿を、あらためて語ってもらった。 山内明美(以下、) 陸の孤島─。私が生まれ育った宮城県南三陸町を含めた三陸沿岸の町々は、そう呼ばれてきました。以前から後継者不足に悩む漁村や農村、そして、公立病院にさえ産婦人科・小児科もないというような医療過疎の町です。2005年に旧志津川町と旧歌津町が合併して、南三陸町に名前が変わりましたが、ほぼ限界集落の寄せ集まりであることに変わりはありません。少子高齢化の進んだ町です。地元の高校を卒業しても、長男は家督を継ぐために残りますが、それ以外の者は町を出て行かざるを得ない。そもそも働き口が町役場かJAくらいしかないんです。農閑期には、出稼ぎに行く人もたくさんいました。  私の場合は、高校卒業後、町の臨時職員になって、志津川の「民俗資料館」へ勤務しました。この民俗資料館は、80年代の国の農業構造改善事業からの出資で運営が始まったため、管轄は農林課でした。そういった経緯からか、村の大地主の民家を修復保存して公開していました。  その後、もっと違った形での町づくりについて学びたいと、24歳の時に上京して、大学に入学したんです。 小熊英二(以下、) 公民館などの「箱モノ」が地方で盛んにつくられたのは、80年代末から90年代。日米構造協議で日本が内需拡大を求められたのと、不況対策で公共事業が増えたのとが大きな要因です。そうやって国から降ってきたお金を、地方自治体は「箱モノ」にばかり使ってしまい、国にも地方にも財政赤字だけが残ってしまった。もう少し有効な使い方ができていれば、今とは違っていたかもしれません。  そうなんです。南三陸町の民俗資料館も、まさにそんな状態でした。80年代の国のばらまき政策で多くの箱モノを建てたはいいけれど、それにかかる莫大な維持費を、自治体の予算ではとても工面できなくなっていた。そうして累積赤字の積もった町には県の指導が入り、自分の町の予算さえ自分たちで決められないという状態に陥っていた。 ──『「東北」再生』において民俗学者の赤坂憲雄氏は、東京に食料と労働力、電力を供給し続けてきた東北を「日本の植民地」と表現している。その「植民地化」の歴史についても、小熊氏が同書で解説している。以下に要約してみよう。  本来は米作には適さない土地であった東北が「米どころ」のイメージを確立したのは、実は戦後から。朝鮮半島や台湾を失ったために困窮した食料自給を補うためだった。そのため、漁業の町である気仙沼や石巻も栄えた。  また、一次産業以外でも同様のことが起こる。鉄鉱山があった岩手県釜石市には、鉄の需要増加を受け、日本中から労働者が集まる。農村女性をはじめとした低賃金の非正規労働者をあてにして、東北各地に下請けの部品工場などが誘致された。と同時に、集団就職や出稼ぎで、若い労働力は東京をはじめ大都市へと向かった。  しかし、まずは一次産業が、70年前後から都市の食品供給が間に合ってきたことによる米の減反政策がきっかけとなり、立ちゆかなくなる。さらに鉱工業においては、80〜90年代の国際化の中、東北よりもさらに安価な労働力を有するアジアとの競争にさらされていく。そんな中、釜石の新日鐵釜石は、89年に製鉄をやめてしまう。  その次にやってくるのが、地方にスキー場やゴルフ場、テーマパークなどを作るリゾート化の流れ─典型的な公共事業の時代だ。東京とリゾート地を結ぶため、公共事業で高速道路や空港がつくられ、東京の広告代理店と地方の土建業者の合作のような計画が各地で進んでいった。  しかし、90年から2000年代以降、この流れは破綻する。地域を活性化させてくれるはずだった道路を使い、若者はどんどん都会に出ていった。駅前の商店街は、シャッター通りになった。東北の人口変動は、60年代前半をピークにして、あとは減少の一途をたどるのみ。東北に雇用などなく、補助金で地域を下支えできた時代など、震災前にとうに終わってしまっていたのだ。  そして、そんな状況に追い打ちをかけるように、突如として震災が町を襲った──。  三陸沿岸の町は、公共事業や補助金がふんだんに降ってきた時代の幻影をいまだに追っているように見えます。  震災後、「これでまた公共投資が降ってくる」などと浮き足立っている首長や建設業者などは多いでしょうね。一時的にそういった流れはあるでしょうが、絶対に長くは続かない。リーダーの人たちは、まずは「夢の時代」を忘れることから始めないと。
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北芝健プレゼンツ!! 代官山のおしゃれカフェで本当の「心霊」の話をしよう!?

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何やらアヤシイ雰囲気......?
 去る10月17日、代官山のカフェ&バー「山羊に、聞く?」で、なんだかよくわからないトークショーがあるというので行ってきた。出演者は警視庁の元刑事にして評論家、犯罪学者の北芝健氏に、オカルト情報誌「月刊ムー」(学研パブリッシング)の編集長・三上丈晴氏、『媚薬の検証』『あぶない科学実験』(共にデータハウス)などの著書を持つライター・川口友万氏、そして元AV女優の小室友里さん。  「出るトコまちがってません? ここ新宿ロフトプラスワンじゃないですよ?」と思わず突っ込みたくなる、およそ代官山という街には不似合いな濃ゆいメンツ。しかし、お客さんは若くてキレイな女性が多数を占めていて、ますますわけがわからない。  で、肝心のトークの内容はというと、一応「北芝健が教えるアンチ・エイジングからマフィアまで VOL.2 日本のマフィアと芸能界 北芝健特製・絶倫メニュー1品つき」と、やはりよくわからないタイトルが掲げられていたが、いきなり「未解決事件」から始まり、脱線しながら「人を呪い殺す都市伝説」へと展開。ざっと要約すると、体内にダークマターを仕込まれた男性を瀬戸内海の大崎上島(広島県)に住む霊媒師のもとへ連れてって除霊してもらった、というお話に。  「なんだそりゃ?」と読者の方はお思いでしょう。僕も会場でそう思いました。もう少し詳しく説明すると、まず某大手海運会社社長の息子が某有名レストランに勤めるルーマニア人ハーフの女性(父親は『吸血鬼ドラキュラ』で有名なトランシルヴァニア生まれ!)をナンパし、首尾よくベッドを共にしたところ、そのドラ息子は精気が抜けて2カ月あまりで白髪化。しかも、女のほうは「抱かないと呪い殺す」くらいにノリノリで、男は「お前なんか好きじゃない」みたいなことをいうと体内の呪いが発動して七転八倒する、というから振るっている。  そんなぶっ飛んだ、しかし北芝氏の実体験に基づいた話の合間に、海外では数々の賞を受賞したものの、過激な描写もあり日本ではなかなか上映されない3DCGアニメ『カニバル星人』の監督・佐藤懐智氏、「ムー」でも執筆している霊能力者・小林世征氏、オネエ祈祷師・びびこ氏らが登壇。人体自然発火現象から「霊的視点で見る日本の行く末」まで、脳の情報処理が追いつかなくなるほど混沌とした、そしてちょっとスレスレすぎて書けないトークが繰り広げられた。  その中で、「今後も日本はしばらく停滞するが、ある事件をきっかけにグッと持ち直す」という、気になる発言が。「事件」って、なにやら物騒な。また、巨大な地震エネルギーが、あるポイントに溜まっているとも。「それを、今度のイベントで予言するかもしれません」と北芝氏......。  というわけで、きたる11月12日、同じくここ「山羊に、聞く?」にて、「『実録 本当にあった警察の心霊事件簿』刊行記念 北芝健×月刊ムー編集長×にしうらわ『本当の心霊の話をしよう』」と銘打たれた、ほぼ同じメンツによるトークショーが開催されるとのこと。とにかくヤバい話が聞けることは間違いないので、気になる人は足を運んでみては? (文=須藤輝) ●『実録 本当にあった警察の心霊事件簿』刊行記念 北芝健×月刊ムー編集長×にしうらわ『本当の心霊の話をしよう』 『実録 本当にあった警察の心霊事件簿』(ムースーパーブックス)が11月15日に発売されるのを記念して開催される、夜眠れなくなるトークショウ!! 警察は霊能者に犯人探しを依頼していた! 元刑事、北芝健が語る心霊捜査の真実! 月刊ムー編集長と怪談蒐集家として北野誠氏らと『おまえら行くな。』シリーズを手がけるにしうらわが語る、戦慄の心霊能力! 詳細は<http://yagiii.com/?p=2344>にて 【開催日時】2011年11月12日(土) 開場:18:30 開演:19:00 【料金】前売り:2500円 当日:3000円 (北芝健氏考案の特性メニュー 1品つき) 【会場】カフェ&バー 代官山「山羊に、聞く?」 東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山 B1F 電話:03-6809-0584 サイト<http://yagiii.com【予約方法】代官山「山羊に、聞く?」まで 電話:03-6809-0584(16:00~21:00) mail : info@yagiii.com  * * * ◆日刊サイゾーでは、最新のリリースや新商品のアピール情報を常時募集しております。詳細は以下をご覧ください。 日刊サイゾーで、御社の商品・サービスをPRしてみませんか?

吉本興業、相次ぐ劇場閉館で隠し切れないスポンサー離れ

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「マンスリーよしもとPLUS」(ワニ
ブックス)
【サイゾーウーマンより】  11月末をもって、吉本興業が運営する「品川よしもとプリンスシアター」(東京都港区)と「京橋花月」(大阪市都島区)が閉館することが発表された。閉館の理由を「来る100周年に向け、劇場事業を再編」と吉本側は発表しているが、関係者は理由は別にあると語る。 「吉本の劇場が黒字でいられるのは、各劇場にスポンサーがついていることが大きい。閉館する『品川よしもとプリンスシアター』には東洋水産、『京橋花月』には味の素がついていた。協賛イベントも多く、スポンサー的にもメリットが大きいため吉本との契約を望む申し出が後を絶たなかったが、今年に入り急にスポンサー離れが進んでいる」(テレビ局関係者)

キムタク神話完全崩壊? 制作費20億のTBS『南極大陸』視聴率急降下中

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TBS日曜劇場『南極大陸』公式サイトより
 6日に放送されたTBSドラマ『南極大陸』第4回の平均視聴率が15.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが分かった。第1回では22.2%と好調な滑り出しを見せた同ドラマだったが、2回目以降、視聴率は急降下を続けている。 「テレビ不況といわれる今、普通のドラマなら15%という視聴率は決して悪い数字ではありません。ただ、スタート前にはTBS局内で『25%超えが目標、最低でも20%キープは固い』という目算を出していたんです。担当プロデューサーは今ごろ、真っ青でしょうね」(ドラマ関係者)  TBS開局60周年記念番組として放送されている『南極大陸』の制作費は20億ともいわれており、広告宣伝も異例の規模で展開されている。キャストには木村拓哉と綾瀬はるか、堺雅人といった手堅い布陣を配し、人気絶頂の子役・芦田愛菜も出演するなど、TBSとしては「打てる手はすべて打った」(同関係者)というだけに、この現状は予想外だったようだ。 「TBSとしては、2007年に同枠でキムタク主演だった『華麗なる一族』が平均23.9%。また、09年にキムタク&綾瀬コンビが主演し『MR.BRAIN』が平均20.5%でしたから、今回の想定は決して"大げさ"な数字ではなかったんです。それだけに、この急激な視聴率低下には慌てているはずですよ。誰もがストーリーを知っている史実が原作ですし、撮影も終わってますから、よくある『脚本をいじってテコ入れ』なんてウルトラCも使えませんしね......」(ドラマライター)  注目の第5回は11月13日に放送予定。このまま視聴率が降下し続ければ、TBSそのものが『南極大陸』のように凍りついてしまうかも!?
南極物語 こっちの方が面白いって話。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 「絶対『南極大陸』は見ない!」TBS局内に"反キムタク論"が渦巻く裏事情 大人気子役・芦田愛菜ちゃん 撮影現場では「芦田さん」と呼ばれている!? 「異例の2度推し!」"権力者"キムタクが『南極大陸』に綾瀬はるかを猛プッシュしていた

吉本興業、相次ぐ劇場閉館で隠し切れないスポンサー離れ

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「マンスリーよしもとPLUS」(ワニ
ブックス)

 11月末をもって、吉本興業が運営する「品川よしもとプリンスシアター」(東京都港区)と「京橋花月」(大阪市都島区)が閉館することが発表された。閉館の理由を「来る100周年に向け、劇場事業を再編」と吉本側は発表しているが、関係者は理由は別にあると語る。