ファッションで冒険しなくなった世代に受けた、「STORY」の横並びな通販

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「STORY」2012年7月号(光文社)

 今月の大特集は「40代の夏は『ゆる楽ちん』で、もう頑張らない宣言!」です。キャッチもダラっと「暑いし、忙しいし。涼しくて締めつけなくて、でもキレイに見える服がイイ」。かつて「STORY」では、お出かけ服とご近所周り限定のアラホー服(アラウンドホーム)をきっちりと区別していましたが、スウェットやジャージー素材のアラホー服が進化し、もうどこへ出しても恥ずかしくないクオリティーになったとのこと。「タイトなジーンズに私という戦うバディをねじ込む」時代はもう終わったのか……。しかし、この手のタイプは、微妙な丈の長さや組み合わせ方など、着る側の持って生まれたセンスが問われるところが恐ろしい。リードにも「それを着こなせるくらいに、40代がオシャレになったという事実」とありますが、本当のところはどうなんでしょう?

ファッションで冒険しなくなった世代に受けた、「STORY」の横並びな通販

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「STORY」2012年7月号(光文社)

 今月の大特集は「40代の夏は『ゆる楽ちん』で、もう頑張らない宣言!」です。キャッチもダラっと「暑いし、忙しいし。涼しくて締めつけなくて、でもキレイに見える服がイイ」。かつて「STORY」では、お出かけ服とご近所周り限定のアラホー服(アラウンドホーム)をきっちりと区別していましたが、スウェットやジャージー素材のアラホー服が進化し、もうどこへ出しても恥ずかしくないクオリティーになったとのこと。「タイトなジーンズに私という戦うバディをねじ込む」時代はもう終わったのか……。しかし、この手のタイプは、微妙な丈の長さや組み合わせ方など、着る側の持って生まれたセンスが問われるところが恐ろしい。リードにも「それを着こなせるくらいに、40代がオシャレになったという事実」とありますが、本当のところはどうなんでしょう?

読者層の新陳代謝を促す「STORY」に、「お小遣い月1万円」層が登場

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「STORY」2012年6月号(光文社)

 「STORY」今月の大特集は「40代的流行服で、あなたのお肉はなかったことに!」です。「流行の服をカッコよく着こなすために、さああなたも今日からダイエット!」などという女性誌的戯言をぶっこかないのが、中年女の希望「STORY」です。それどころか贅肉たちを「それは40年間頑張って生きてきた勲章」と称え、「40代ともあらば、そんな悪目立ち希少部位の一つや二つあるのが当たり前」と開き直ります。みなさん、ブラからはみ出たその肉はミスジ、ジーンズに乗ってるその肉はイチボですってよ! この特集、まさかの甲ハミ肉まで網羅していて(ババアにグラディエーターサンダルは大敵!)、精肉店の牛豚ポスターに見入っていた幼きころを思い出しましたよ。そんな肉食系ならぬ、精肉系女子たちの肉林の宴を今月も盗み見しとうございます。

<トピックス>
◎大特集 40代的流行服で、あなたのお肉はなかったことに!
◎STORY的安くていいもの探し隊、出動!
◎あるある!働く40代のリアル白書

現実かい離が甚だしい、「STORY」が考える「女子が好きな『女っぽさ』」

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「STORY」2012年5月号(光文社)

 自然体、シンプル、ANEGO肌……そんな昨今の「STORY」に一人“ちょっと待った”をかけるあのお方。今月は連載「出好き、ネコ好き、私好き」の林真理子先生のお言葉からスタートしたいと思います。2年前に目の下にいれたヒアルロン酸がうまく吸収されず、青く筋になっていたことが気になっていた先生。ヒアルロン酸を溶かす注射をしてもらったところ、「みるみる間に目の下がしぼんでいき、くっきりと皺が出来た。(中略)舞台で老婆を演じる時にほどこすメイクアップといおうか、まるでクレヨンで描いたように太く深い線がくっきり」してしまって大騒ぎ。

 先生曰く、ずっと若い若いと言われ続け、ファッションにも美容にも気を使い、どうしようもない深い皺にはごく“たま~に”ヒアルロン酸を注入してきたのだそうです。そして「私は悟ったのである。これが本当の私の顔なのだと」。結果、美容医療を施すのは「カツラをかぶるようなもの」であると結論づけた先生。いただきました、「エステは女のソープ」に続く名言です! いつも散々どうでもいい話をかましながら、なんだかんだで納得のいく着地点を見つけるところ、さすが腐ってもマリコハヤシ。やたらと高い自己評価も含め、勉強させていただきたいところです。

家族愛だけでは解決できない、「STORY」が直面する介護の理想と現実

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「STORY」2012年4月号(光文社)

 今月号の大特集は「もはや最大派閥!『無糖派層』に私も、春から合流」。現在の「STORY」を象徴する「無糖派」企画です。かつての主流派だったバブル世代が徐々に姿を消し、変わって参入してきたのがDKJ(団塊ジュニア)と呼ばれる世代。そんなDKJファッションの特徴と言えば「シンプル&カジュアル」であり、「STORY」ではそのスタイルを敢えて世代では分類せず「無糖派層」と呼ぶようになりました。ブリっとしたコンサバスーツに身を包みPTA活動に勤しんでいた奥さまが、黒・グレー・カーキーなどの地味目裏方ファッションに。と同時に、バブル世代を支えていた「私が一番」というプライドは、「同性に認められたい」というANEGO志向にチェンジ。ここ1年ほどでさり気なく姿を変えつつある「STORY」、今月も注意深く拝見いたしましょう。

ピン子色と聖女色が強まった「STORY」、その"変化"は何を試みる?

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「STORY」2012年3月号(光文社)

 春、出会いと別れが交差する季節です。「STORY」3月号の大特集は「変わろう!富岡さんといっしょに」。富岡さんとは「STORY」の表紙モデルであり、同誌が絶大な信頼を寄せる40代女性のアイコン。長くバブル世代の残滓を引きずってきた「STORY」は、富岡佳子の表紙モデル起用辺りから、DKJ(団塊ジュニア)世代を意識した誌面づくりへと変わっていったように思います。何人のアッシー&メッシーを従えていたのか、ミツグくんに何を献上されたかで女の価値が決められる(と思っていた)バブル世代の分かりやすさから一転、女としてよりよく生きるにはどうすればいいのか、さらに言えば内在する"女"を克服するにはどうすればいいのかという、非常に難解な命題を突きつけられている40代女性及び「STORY」。これから何を「変えよう」と提案しているのでしょうか。まずは今月のラインナップを。

<トピックス>
◎大特集 変わろう!富岡さんといっしょに
◎[クチコミ]40にして旅立つ!「韓国・台湾・香港」弾丸ツアー
◎"アスリート夫人"に学ぶ「夫の逆境は夫婦のチャンスです」

小泉今日子、泉ピン子、林真理子が「STORY」で40過ぎた女の生き方を語る語る!

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「STORY」2012年2月号(光文社)

 今年最後の「STORY」、今月の大特集は「輝け!40代のための40代による冬の買い足し完全マニュアル」です。「いくつになっても『着ていく服がない!』と毎日クローゼットの前で嘆くのは女の性なのでしょうか......。まだまだ買い足りないけど、人混みの多いセールに行くのは億劫とワガママなSTORY世代。これから買い足すべきアイテムを完全マニュアル化してみました」というリードそのままに、「まだあんまり買っていないあなたへ」「買おうと思って、尻込みしているあなたへ」「人ごみ苦手、セール嫌いなあなたへ」「いっぱい買った気がするのに、うまくいかないあなたへ」など、いくつかのシチュエーション別におすすめアイテムを紹介しています。これは分かりやすい。最近の「STORY」お得意のヲタ的リサーチで、「魅せる」というより「買わせる」誌面づくりになっています。しかし、若干ショックだったのは「人混みが苦手」「ブーティとかどうすれば分からない」などSTORY世代の悩みとされるものに、いちいち反応してしまう自分。40代なんてまだまだ先と高を括ってきたのも今は昔。筆者が「STORY」に近づいたのか、「STORY」が筆者に近づいたのか。安物を「プチプラ」とか、加齢を「経験値の高さ」とか、都合よく脳内変換するようになるのかなぁ......そんなババアのATOKは「STORY」で学ばせていただきますよ!

「STORY」いわく、"帰省"は女の幸せ度を測定する一大イベント!

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「STORY」2012年1月号(光文社)

 「独身だった時は、クリスマスはいつも痛みを持ったものだったような気がする」と、連載「出好き、ネコ好き、私好き」で語る林真理子先生。「家庭を持つというのは、こうしたイベントを何の感慨もない日常にするということである。なんて素敵なんだろう、なんていいんだろうと、しみじみと思ったものだ」そうです。しかしここで"結婚サイコー! 家庭マンセー!"とはならないのが、さすが先生。

 「しかしこのトシになってくると、あのやきもきしたクリスマスが懐かしくて仕方ない。(中略)クリスマスではなく、恋をした若い季節が懐かしいのである」。ここから話は、ホップステップなく突然のジャンプを。「よっぽどひどい別れ方をしたならともかく、今の世の中、昔の恋人と何かしら連絡をとるものである」。先生曰くこれは「『焼けぼっくい』がまだ灰になっていないか、確かめる楽しみ」であって、決してやましい行為ではないのであしからず。みなさん、40過ぎたら乙女ゲームを楽しむが如く、リアルな元カレゲームに興じましょう! いや「『元カレ』という言葉は、味もそっけもなくて大人の女には似合わない。少し淫靡に『昔の恋人』と発音しよう」でした。先生、マジでそういうアプリ開発してくださいよ! 350円までなら出します!

「男よりも同性に認められたい」という欲望が渦巻く、「STORY」9周年記念号

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「STORY」2011年12月号(光文社)

 今月号の「最旬王子様ファイル」に、嵐・大野智が登場です。「大人セクシー」「男を感じる」などツイッターでも話題騒然ですので、購入後真っ先に拝見致しました。これが......黒い。リーダーの日焼けはほぼネタ化しているというものの、薄暗い部屋で白いワイシャツをはだけさせるアンニュイショットという「最旬王子様ファイル」独特のテイストに置かれると、DHCダイエットサプリのCMのハイキングウォーキング・鈴木Q太郎を連想させてしまって仕方ありません。今をときめく嵐と「卑弥呼さま~」を混同するなんて、筆者は男のセクシーというものがてんで分かっていないようです。「非凡を包む平凡は底知れぬ魔力。能ある鷹が隠してきた爪で、今、観るものの心をつかむ」というキャッチの通り、いろいろな意味で心を鷲づかみにされましたよ!

「STORY」が変化! ギラギラ色が薄まり、「自然体」路線へ?

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「STORY」2011年11月号(光文社)

 巻頭の連載「手は女を語る」に、女優・小林聡美が登場です。「苦手なのは、大げさなことや騒々しい場所。好きなのは、みんなの機嫌が良くてのんびりと穏やかに流れる時間」など、映画『かもめ食堂』をはじめとする性善説に基づいた作品のイメージがすっかり板についています。