下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
内村航平が、まさかの怪我で体操の世界選手権を棄権、7連覇がなくなり、個人総合連勝も40でストップしてしまった。不動の王が――。治療に専念して、あの美しいパフォーマンスを再び見せてほしい。あの“毛“がしばらく見れないのも残念。
第384回(9/28~10/3発売号より)
1位「SMAPを育てたスゴ腕マネージャーI女史 秘密のリストと『新しい地図』」(「週刊女性」10月17日号)
参照「SMAP3人の革命!『動画制作10日間の嘘』『あの女優が合流』ほか」(「女性セブン」10月12日号)
「海老蔵とタッグで狙う『東京五輪に出演を!』壮大計画」(「女性自身」10月17日号)
2位「小池百合子都知事 『男社会の永田町…リセットできるのは女性だけ!』」(「女性自身」10月17日号)
3位「すみれ 『付き合い始めた恋人です!』父・石田純一も知らない熱愛満開宣言!」(「女性自身」10月17日号)
SMAP独立組の勢いが止まらない。公式サイト、ファンクラブ、Twitter、インスタグラム、YouTube、72時間生ネットテレビ出演などなど――。今後の話題や仕掛けが続々だ。
だから今週の女性週刊誌はそろって、トップ特集で3人の動向を伝えている。たとえば「女性自身」は、海老蔵とタッグを組んで東京五輪出演計画とぶち上げると、「女性セブン」では新事務所「CULEN」に共演女優たちや文化人が次々と参加するという話まで。水川あさみ、中谷美紀、ローラ――。個人的にはのんも入れてやってほしい。
まあ、移籍に関しては日本の芸能事務所の現状を考えればかなり怪しいが、しかし「CULEN」はネットやSNSを駆使し、ジャニーズではあり得なかった新戦略で立ち向かおうというのだから、今の状況だけでも確かに革命ではある。ネット戦略に消極的だったジャニーズの、ある意味“裏をかく”ことであり、タブーだらけのテレビでは、これほどまでの展開は不可能だったから。
そんな3人の輝かしい船出だが、ではジャニーズキラーの「週刊女性」は彼らの動向をどう伝えているのか。記事では、ネットテレビへの出演に関し、放送作家の鈴木おさむが橋渡しをしたとか(本人は否定している)、ロケで草なぎ剛本人が直接店のアポ取りをしたとか、中居正広が事務所に残留したのは、新事務所のネット事業重視に賛同できなかったからだ、などの情報があるが、「週女」らしさは、あまり感じられない。
だが、しかし。さすがというか、新事務所を率いるI女史が一筋縄ではいかない人物だったことを思い出させる、興味深いエピソードが紹介されているのだ。
それは1996年、香取慎吾人気に火がつき、雑誌の人気ランキングで木村拓哉を追い越してしまったことだったという。
「Iマネージャーが香取の1位を許さず、木村を1位にせざるをえなかったそうです」
つまり、I女史は、本来の読者などからの投票による“公正”なはずのランキングに介入し、結果の改ざんを要求、そして編集者はそれに従わざるを得なかったということだ。I女史の驚くべき“メディア操作”。
そうなんだよね。もう忘れている人も多いかもしれないが、ジャニーズのメディア支配や剛腕ぶりは、I女史を追い出したメリー喜多川副社長の専売特許ではない。I女史だって、高まるSMAP人気を背景に、テレビ局や雑誌メディアに対し、隠然たる支配と影響力を駆使してきたことで有名な人物だった。そういう意味ではジャニーズタブーを生み出してきた1人ともいえる。メリー副社長に怒鳴られて退社に追い込まれたが、しかし対メディアを考えれば “弱者”や“被害者”どころではなく、関係者を震え上がらせたスゴ腕の“女帝”でもある。
これから独立3人組が活躍すればするほど、その力を発揮することは想像に難くない。人気ランキングにまで介入したI女史の“スゴ腕”から、今後どんな新タブーが出現するのか。要注視である。
ある意味すごいインタビューだ。「自身」の小池百合子都知事インタビュー。
小池氏は、今まさに時の人だ。新党「希望の党」を立ち上げ、民進党を解体に追い込んだ。リベラル派も“安倍政権打倒も夢じゃない”なんて小池氏に期待する向きも多かった。
しかし、それらは大間違いだ。実際、小池氏は民進党議員たちを、踏み絵などという排除の論理で選別した。「全員を受け入れるつもりは“さらさらない”」と。すんごい上から目線。すごい排外主義。すんごい強気ぶり。すでに独裁者の風格まで漂わせていた。
そんな小池氏が新党を立ち上げた2日後、「自身」によるインタビューが行われたらしい。素早い。前から決まっていた?
だが問題はその内容だ。何もない。小池氏が語ったのは「しゃぶしゃぶが大好き」とか、国会は男社会で女性議員が少ないとか、それだけだ。唯一原発について触れているが、「老朽化した原発をどう処理していくのか」「自然再生エネルギー活用率を2030年に30パーセントあたりまで引き上げたい」と言うだけで、原発ゼロをどう実現するかではない。あとはどうでもいい自慢だ。
ほかの政策、安全保障問題、憲法改正、消費増税見送りや情報公開の推進、子育て支援などについては、具体的な言及は一切なし。また安倍政権の森友・加計学園への追求についてもその言葉さえなし。
まあ、それも当然か。というのも本日に至るまで、出馬を否定し、どこまで政権交代に本気なのかもわからないし、その政策も具体的には不透明だからだ。実際、目玉公約だったはずの「原発ゼロ」にしても、その後、明らかになった政策協定書には、その文言はおろか、文字さえもなかった。過去に小池氏は“東京に核ミサイル配置”なんてとんでも発言をしているが、そんな人物の原発ゼロとの言葉を信用することこそ、野暮ってものだ。さらに都知事選では「情報公開」を声高に主張していたのに、都知事になって、いざそれを求められると“私がAI”なんてふざけた回答で煙に巻き、それを拒んだしね。さらに小池氏は、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者への追悼メッセージを拒否したことも忘れてはならない。
だからこそ、インタビューでは、政治家としての小池氏の数々の問題に踏み込んでほしかった。しかし、まったくなかった。「自身」は質問もしなかったのか? そんな疑問さえ湧くが、これでは単なる印象操作的ヨイショ記事だ。原発については、これまでにも突っ込んだ記事を掲載してきた「自身」だけに、今回の小池PRインタビューは本当に残念だ。
元彼の自殺や、その親友との交際・破局など、これまで恋愛に関して決して順風とはいえなかったすみれに、新恋人が。そのお相手はハーフで長身、イケメンの一般人らしい。記事にはラブラブデートを楽しむ2人の様子も紹介されている。よかった、よかった。しかし、まだ付き合い始めたばかりで父親の石田純一には紹介していないらしい。「自身」は石田の直撃はしなかったらしく、そのコメントはない。が、マスコミの取材に丁寧に答えることで有名な石田のこと。すでに、どこぞのメディアが直撃しているんだろうな。