King&Princeと「妄想デート」、モテテクニックは「昭和」! 「Seventeen」の夏は純粋?

 「Seventeen」(集英社、以下ST)8月号の表紙を飾るのはKing&Princeです! STでの男性グループ単独表紙は嵐以来の14年ぶりといい、9ページにわたり妄想デート企画やクロストークが掲載されています。また表紙には「最新最可愛夏私服NEWS」「HOT SUMMERな水着トレンド」「あまナツコーデが気分」といった文字が並び、夏を意識しまくった企画が目白押しですが、表紙の色も文字も、さらにはキンプリの衣装も夏のさわやかさに欠けるドぎつい“ピンク色”……。なんとも暑苦しい色味の表紙で目がチカチカしてきたので、早速、中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎King&Princeとラブラブ夏でーと
◎友達脱出モテク
◎新種発見! モテZOO

嵐を意識しまくるKing&Prince

 初めにチェックするのは「今いちばん会いたいキミと最高にエモい夏を。King&Princeとラブラブ夏でーと。」です。各メンバーが花火大会や制服デート、ドライブデートなど、さまざまなシチュエーションでのあま~い妄想を繰り広げます。

 まず、平野紫耀との「助手席ドライブでーと。」を見ていくと、平野は「おしゃべりをたくさんしたい」らしく「目的地を通りすぎるぐらい質問攻めにしたい」と語っていましたが、筆者としては運転に集中し、とにかく安全運転を心がけてほしいと、妄想デート企画にもかかわらず、現実的なことを考えてしまいました。しかし、女子高生のST読者からすれば、免許を持っているだけで“大人の男”を感じ、クラクラ~と甘い妄想を抱くのかもしれません。

 また、永瀬廉との「カフェで宿題でーと。」では、STからの「どんな場所を選ぶ?」という質問に、「家。理由は……休憩しやすいから(笑)ゴロンと床に寝転んでまったりできるから」と回答する永瀬。カフェデートの設定をなぜぶち壊すのか、ツッコミを入れたくなりましたが、それよりも家で休憩って“エロすぎ”はしないか!? とよからぬ想像をしてしまい、「平野とドライブでーと」よりも下世話で夢のない妄想を掻き立てられました。

 そして、妄想デート企画が終わると、キーワードに沿って5人がしゃべる「夏のクロストーク」が続きます。まず、雑誌にちなんで「Seventeen」について、メンバーたちは「今JKにハヤってるモノとかわかんな〜い」「タピオカがハヤってることしかわかんない」など、すっかり大人目線の発言を連発。しかし、そんなキンプリは20代前半のグループでして、「君たちも十分若いだろ!」と思わずにはいられませんが、JKとはジェネレーションギャップを感じている様子。

 また、嵐以来、14年ぶりの単独男性表紙について、神宮寺勇太から「オレらも嵐を起こしちゃう?」との発言が飛び出しましたが、ST読者からすれば、20歳以上年上の嵐よりもキンプリとの“甘酸っぱい”妄想を膨らませる方が健全なのは確かです。
 次に見ていく「恋愛対象に昇格するワザ教えます! 友達脱出モテク」では、「バイト友」「塾友」「あいさつ友」など、友達関係を7種に分類し、関係性に応じた“効くモテク”を指南。例えば、「あいさつ友」を脱出する方法として、「登校時間を合わせる」や「文化祭の準備は同じ作業をする」が挙げられていますが、平成いや昭和から続いているであろう王道のアドバイスに、これを「モテク」にするのはいかがなものかと思ってしまいます。

 もちろん、現代っぽい「LINEのBGMを彼の好きなバンドの曲にする」や「彼が好きなバンドのMVの感想をインスタグラムのストーリーに投稿する」というSNSを駆使する“今っぽい”テクも載っていたものの、「好きな人の趣味に寄せていく」という意味では、こちらもド定番かもしれません。新鮮さに欠ける企画でしたが、時代が変わっても「モテク」は変わらないことがうかがい知れます。

令和になっても「〇〇系」にとらわれる女子

 最後に見ていくのは「令和男子は動物系女子にムチューらしい(ハート)新種発見! モテZOO」。女子を10種類の動物に分けて分析し、自分に近いタイプの動物の行動を真似て「モテ」を狙おうという企画ですが、どうやら動物の生態からヒント得るわけでも、1999年頃に大流行した「動物占い」に似た類でもなさそう。「ドクターフィッシュ女子」「クラゲ女子」「インコ女子」「ハリネズミ系女子」「黒ウサギ女子」など10種の動物が羅列され、“イメージだけ”で動物系女子を分析していました。

 例えば、「モグラ女子」は「モデル体型かつおしゃれでかっこいい。でも内面はオタク」で、「男子のような趣味」を持ち、「ツッコミがするどい」女子のことを指すそう。しかし、実際のモグラは警戒心が強く攻撃的、また1日の食事量は体重の半分程度とかなりの大食漢とされているのでまったく違います。また、「ドクターフィッシュ女子」は「ひとなつっこさと癒し力は、もはや女神(ハート)」で、「まわりの変化を見逃さない」気配りに優れ、「バンソウコウやティッシュ」を常備している女子のことを示すようです。「ドクター」という単語に引っ張られすぎな上に、実際のドクターフィッシュは、まともなエサがない時に、空腹をしのぐために人間の角質を食べるそうなので「ドクターフィッシュ女子」とはだいぶかけ離れています。そもそも、女子を“たかが”10種に分類することなんて不可能ですし、好きな人へのアプローチ方法だって人それぞれ。「〇〇系」にとらわれることなく、自分流の「モテ」を見つけていく方がいいのでは?

 アイドルと妄想デートしたり、モテ行動を分析するなど、恋愛に興味津々なST読者でしたが、「登校時間を合わせる」や「バンソウコウを持ち歩く」を“モテク”とする純粋っぷり。先月号の企画「男子の脳内☆解体新書」では、男子高校生が“エロい”妄想ばかりしていたので、身近なヤリチンに遊ばれるより、目の保養になるKing&Princeを追いかける“夏”もアリだと思いました。
(藤本なつき)

経験人数200人超えの高校生ヤリチンが、童貞の悩み相談! 「Seventeen」男子企画はどう読むべき?

 「Seventeen」(集英社)7月号は、「みんなー! 準備はOK? 女子高生の夏を最高おしゃれに始める7のアイデア」と銘打って、“安くてきゅんな”水着や浴衣、Tシャツなど、夏を楽しむファッションアイテムがたくさん掲載されています!  “大人っぽくなりたい願望”があるという「セブンティーン」(以下ST)読者のために、「テクしだいで簡単に叶う(ハート)」と大人見えコーディネート術をレクチャーする企画もありますが、“若く見られたい願望”が強くなる一方の筆者には、突き刺さる言葉です……。夏の太陽よりもまぶしい女子高生たちに圧倒されながら、早速中身見ていきましょう!

<トピックス>
◎横田真悠は編集長だいありー
◎男子の脳内☆解体新書
◎友テロ警報発令中――っ!!

ティーン編集長、地獄の鬼働き

 初めにチェックしていくのは「ティーン編集長が目指すのはベストセラー!? 横田真悠は編集長ダイアリー」です。“ティーンのカリスマ”として、ST専属モデルの中でも人気があるという横田は、6月22日発売の自身のスタイルブック『#まゆうだけ』(同)で、実際に編集長を務めているとのこと。同企画は同書と連動し、「編集長・横田の着回しコーディネート」を紹介するという内容になっています。着回しのストーリーはあくまでフィクションではあるものの、「編集者の仕事内容も超リアルに紹介しちゃうよ」だそうです。

 ストーリーは「企画会議で上司にプレゼン」というところから始まります。ティーン編集長・横田は「大人ウケ」を狙い、自ら“かわいい”ピンクのTシャツを着用するなど、仕事を楽しんでいるご様子ですが、その後のストーリーはなかなか過酷な展開に。横田は、水色のトップスを着用し、「テンション上げてこー!」と頑張ってはいるものの、「カメラマンさん、スタイリストさん、ヘアメイクさんなどに撮影日の予定があいてるか問い合わせ」する傍ら、「撮影で使うアイテムをショップやプレスでリース!」と、自ら洋服や小物の搬入をこなすなど、ハードな仕事が続きます。

 さらにストーリーは進み、「10日連続で撮影&取材! スタッフさんたちの朝ごはんとか小道具も、ぜ~んぶ自分で手配したんだよ、えっへん! 撮影中はモデルとしても撮影されるし、モニターで写真チェックもしなきゃだし、撮影の進行も考えなきゃだし、もう大変っ‼」と地獄のような働き方をする横田……。撮影後の写真選びも横田が行い、ようやく出版記者会見までたどり着いたものの、ティーン編集者のブラックな働き方ばかりに目がいってしまい、着回しコーディネートの内容が頭に入ってきませでした。編集者の仕事が“大変”ということはわかりますが、「華やかに見えて、甘くないぞ!」と言わんばかりのストーリーに、JKたちの夢を壊さないか心配になりました。 次に見ていくのは「ラブからエロまで……おバカでかわいいメンズのこと、ネホハホ‼︎ 男子の脳内☆解体新書」。現役の男子高校生が登場して、彼らのLINEのスクリーンショットを公表したり、妄想キスシチュエーションを紹介しているほか、童貞とチャラ男のクロストークも行うなど、計12のコーナーで男子を丸裸にしていきます。しかし、ここに掲載されている内容は、“ド”が付くほどの下ネタばかり……。わかってはいましたが、どうやら男子高校生の頭の中は、「エロ」と「女子」でいっぱいのようです。

 例えば、男子高校生たちが自分の脳内グラフを直筆で作成するコーナー「オレらの脳内解析」を見ると、エロいことと女子のことが脳内の80%を占める男子が多数。そのほか、男子高校生たちのLINEのスクリーショットが12枚も載っている「リアルな会話が知りたい! 男子のLINE覗き見!!」を見ると、「おはようさん!」に「ま○こっち」と、唐突に女性器名を返信しているのです! いくら思春期真っ只中の男子とはいえ強烈で、筆者苦笑です。人のLINEなんて、芸能人の不倫報道があった時の週刊誌ぐらいでしか見ませんが、男子高校生ってなかなか下品なんですね……。

 そんな「エロ」と「女子」の話題が飛び交う中、最も目を引いたのが「童貞×チャラ男クロストーク」というコーナー。高3にして経験人数200人弱と100人弱というチャラ男チーム、童貞の高校1年生2名の童貞チームが、トークを展開していきます。チャラ男Aは中1で童貞を捨てたといい、高校に入学後、友達と経験人数を競ってヤリまくるようになったとのこと。そのことを全部知っている親からは「止めないから、避妊だけはしなさい」と言われているそうですが、さすがに親御さんも「人数を競う」ことは注意した方がいいと思ってしまいました。

 ヤリチンが童貞に対して上から目線なのも気になります。キスをしたことがない童貞2人に「君たちは(彼女を)大切にしてるつもりでも、『自分に魅力がないのかな』って悩んでるかもよ?」とおせっかいなことを言うのです! さらにヤリチンは「首に手を添えるといいらしいよ。エロくなるツボが刺激される」などとアドバイスを送るのですが、性感帯は“人それぞれ”では? とつっこまずにはいられません。

 一方、こんなヤリチンに触発されたのか、童貞たちも「どうやったらモテますか?」なんて質問をする始末。ヤリチンは「手軽に出会いを探すならSNSだね。とくに動画系」と言い、好きなタイプをこまめにプロフィールに書くと、相手からDMが来るなどと回答していました。ヤリチンは自慢気に語っていますが、ST読者世代の女子たちがドン引きするであろうことに気が付かないのでしょうか。このヤリチンたちは、確かに性体験は多いものの、やみくもに性行為の相手を見つけているだけのようですし、“モテ”とまた別の話だと思ってしまいました。

 とにもかくにも、この記事からST読者は何を受け取ればいいのでしょうか? 少なくとも意中の男子へのアプローチの仕方などを読み取ることはできなさそうです……。「男子はバカでエロいということを知って、ヤリチンには気をつけるのよ!」という注意喚起の企画だとしたら、荒療治ながら効き目はありそうです。

これはムカつく! モンスター系女友達のイラっと行動

 最後に見ていく「友テロ警報発令中――っ!!」では、仲間外れ、自虐、自慢、マウンティング、……など、モンスター系女友達の問題行動が掲載されています。テッパン中のテッパンである「テスト超悪かったー」というイラっとする謙遜から、仲良しグループの中で「自分のインスタにだけ“いいね”をつけてくれていない」など現代っ子らしい悩みまで、ST読者の愚痴が止まりません! そのほかには、好きなアイドルの話になった時「ニワカだね~」と言ってくる女友達や「SNSに商品の(高額な)値段が見えるようにのせる」など、たしかに腹が立つことばかり。

 どの世代にも周囲をイラつかせる人間は居ますが、10代のST読者であれば改善の余地があるはず。モンスターJKが肥大化する前に自分の“ヤバさ”に気付き、言動を改めてほしいですね!!

 開放的になる夏に向けた企画が多かったように思う今回のST。ファッションやメイク、制服の着こなしに加え、水着や浴衣に気を配り、“かわいい”を頑張るST読者たちが、「男子の脳内☆解体新書」に出てきたヤリチンたちに遊ばれませんように! と願うばかりです。
(藤本なつき)

経験人数200人超えの高校生ヤリチンが、童貞の悩み相談! 「Seventeen」男子企画はどう読むべき?

 「Seventeen」(集英社)7月号は、「みんなー! 準備はOK? 女子高生の夏を最高おしゃれに始める7のアイデア」と銘打って、“安くてきゅんな”水着や浴衣、Tシャツなど、夏を楽しむファッションアイテムがたくさん掲載されています!  “大人っぽくなりたい願望”があるという「セブンティーン」(以下ST)読者のために、「テクしだいで簡単に叶う(ハート)」と大人見えコーディネート術をレクチャーする企画もありますが、“若く見られたい願望”が強くなる一方の筆者には、突き刺さる言葉です……。夏の太陽よりもまぶしい女子高生たちに圧倒されながら、早速中身見ていきましょう!

<トピックス>
◎横田真悠は編集長だいありー
◎男子の脳内☆解体新書
◎友テロ警報発令中――っ!!

ティーン編集長、地獄の鬼働き

 初めにチェックしていくのは「ティーン編集長が目指すのはベストセラー!? 横田真悠は編集長ダイアリー」です。“ティーンのカリスマ”として、ST専属モデルの中でも人気があるという横田は、6月22日発売の自身のスタイルブック『#まゆうだけ』(同)で、実際に編集長を務めているとのこと。同企画は同書と連動し、「編集長・横田の着回しコーディネート」を紹介するという内容になっています。着回しのストーリーはあくまでフィクションではあるものの、「編集者の仕事内容も超リアルに紹介しちゃうよ」だそうです。

 ストーリーは「企画会議で上司にプレゼン」というところから始まります。ティーン編集長・横田は「大人ウケ」を狙い、自ら“かわいい”ピンクのTシャツを着用するなど、仕事を楽しんでいるご様子ですが、その後のストーリーはなかなか過酷な展開に。横田は、水色のトップスを着用し、「テンション上げてこー!」と頑張ってはいるものの、「カメラマンさん、スタイリストさん、ヘアメイクさんなどに撮影日の予定があいてるか問い合わせ」する傍ら、「撮影で使うアイテムをショップやプレスでリース!」と、自ら洋服や小物の搬入をこなすなど、ハードな仕事が続きます。

 さらにストーリーは進み、「10日連続で撮影&取材! スタッフさんたちの朝ごはんとか小道具も、ぜ~んぶ自分で手配したんだよ、えっへん! 撮影中はモデルとしても撮影されるし、モニターで写真チェックもしなきゃだし、撮影の進行も考えなきゃだし、もう大変っ‼」と地獄のような働き方をする横田……。撮影後の写真選びも横田が行い、ようやく出版記者会見までたどり着いたものの、ティーン編集者のブラックな働き方ばかりに目がいってしまい、着回しコーディネートの内容が頭に入ってきませでした。編集者の仕事が“大変”ということはわかりますが、「華やかに見えて、甘くないぞ!」と言わんばかりのストーリーに、JKたちの夢を壊さないか心配になりました。 次に見ていくのは「ラブからエロまで……おバカでかわいいメンズのこと、ネホハホ‼︎ 男子の脳内☆解体新書」。現役の男子高校生が登場して、彼らのLINEのスクリーンショットを公表したり、妄想キスシチュエーションを紹介しているほか、童貞とチャラ男のクロストークも行うなど、計12のコーナーで男子を丸裸にしていきます。しかし、ここに掲載されている内容は、“ド”が付くほどの下ネタばかり……。わかってはいましたが、どうやら男子高校生の頭の中は、「エロ」と「女子」でいっぱいのようです。

 例えば、男子高校生たちが自分の脳内グラフを直筆で作成するコーナー「オレらの脳内解析」を見ると、エロいことと女子のことが脳内の80%を占める男子が多数。そのほか、男子高校生たちのLINEのスクリーショットが12枚も載っている「リアルな会話が知りたい! 男子のLINE覗き見!!」を見ると、「おはようさん!」に「ま○こっち」と、唐突に女性器名を返信しているのです! いくら思春期真っ只中の男子とはいえ強烈で、筆者苦笑です。人のLINEなんて、芸能人の不倫報道があった時の週刊誌ぐらいでしか見ませんが、男子高校生ってなかなか下品なんですね……。

 そんな「エロ」と「女子」の話題が飛び交う中、最も目を引いたのが「童貞×チャラ男クロストーク」というコーナー。高3にして経験人数200人弱と100人弱というチャラ男チーム、童貞の高校1年生2名の童貞チームが、トークを展開していきます。チャラ男Aは中1で童貞を捨てたといい、高校に入学後、友達と経験人数を競ってヤリまくるようになったとのこと。そのことを全部知っている親からは「止めないから、避妊だけはしなさい」と言われているそうですが、さすがに親御さんも「人数を競う」ことは注意した方がいいと思ってしまいました。

 ヤリチンが童貞に対して上から目線なのも気になります。キスをしたことがない童貞2人に「君たちは(彼女を)大切にしてるつもりでも、『自分に魅力がないのかな』って悩んでるかもよ?」とおせっかいなことを言うのです! さらにヤリチンは「首に手を添えるといいらしいよ。エロくなるツボが刺激される」などとアドバイスを送るのですが、性感帯は“人それぞれ”では? とつっこまずにはいられません。

 一方、こんなヤリチンに触発されたのか、童貞たちも「どうやったらモテますか?」なんて質問をする始末。ヤリチンは「手軽に出会いを探すならSNSだね。とくに動画系」と言い、好きなタイプをこまめにプロフィールに書くと、相手からDMが来るなどと回答していました。ヤリチンは自慢気に語っていますが、ST読者世代の女子たちがドン引きするであろうことに気が付かないのでしょうか。このヤリチンたちは、確かに性体験は多いものの、やみくもに性行為の相手を見つけているだけのようですし、“モテ”とまた別の話だと思ってしまいました。

 とにもかくにも、この記事からST読者は何を受け取ればいいのでしょうか? 少なくとも意中の男子へのアプローチの仕方などを読み取ることはできなさそうです……。「男子はバカでエロいということを知って、ヤリチンには気をつけるのよ!」という注意喚起の企画だとしたら、荒療治ながら効き目はありそうです。

これはムカつく! モンスター系女友達のイラっと行動

 最後に見ていく「友テロ警報発令中――っ!!」では、仲間外れ、自虐、自慢、マウンティング、……など、モンスター系女友達の問題行動が掲載されています。テッパン中のテッパンである「テスト超悪かったー」というイラっとする謙遜から、仲良しグループの中で「自分のインスタにだけ“いいね”をつけてくれていない」など現代っ子らしい悩みまで、ST読者の愚痴が止まりません! そのほかには、好きなアイドルの話になった時「ニワカだね~」と言ってくる女友達や「SNSに商品の(高額な)値段が見えるようにのせる」など、たしかに腹が立つことばかり。

 どの世代にも周囲をイラつかせる人間は居ますが、10代のST読者であれば改善の余地があるはず。モンスターJKが肥大化する前に自分の“ヤバさ”に気付き、言動を改めてほしいですね!!

 開放的になる夏に向けた企画が多かったように思う今回のST。ファッションやメイク、制服の着こなしに加え、水着や浴衣に気を配り、“かわいい”を頑張るST読者たちが、「男子の脳内☆解体新書」に出てきたヤリチンたちに遊ばれませんように! と願うばかりです。
(藤本なつき)

JKの「ブラックバイト・部活」に注意喚起! 優等生を良しとする「Seventeen」に募る不安

 「Seventeen」(集英社)5月号は、「進学KAWAII元年(ハート)楽しすぎ! かわいすぎ! なJKキングダム開幕―!!」というテーマのもと、「Seventeen17人の新学期制服こーなります宣言っ!!」「キングダムJK制服着まわしSTORY」「新学期JK初遊び正解コーデ」など、新学期に胸を躍らせる企画が並んでいます。パラパラとページをめくっていくと、次々にカラフルな写真や文字が目に飛び込んできます。若さがダダ漏れする誌面に滅入りながら、読み進めていくと「ブラック部活」「ブラックバイト」というキラキラJKのバイブル「Seventeen」らしからぬ重いワードが登場。なんだか雲行きがおかしくなってきましたが、早速中身を見ていきましょう~!

<トピックス>
◎新学期JK初遊び正解コーデ
◎新友育成ケイカク☆ はじめましてのJKマナー
◎ブラック部活・ブラックバイトの見分けかた

■おしゃれさよりも、まずは「浮かない」!

 初めにチェックしていくのは「初めて学校の外で会う時に、“絶対”におしゃれと思われたいから! 新学期JK初遊び正解コーデ」です。新しくできた友達と遊びに行くファッションを、シチュエーション別かつ、「センスよく」「ノリよく」「女の子らしく」「大人っぽく」の4種類のテイストに分け、コーディネートを紹介しています。この企画には、「Seventeen」(以下ST)読者の意見も取り入れられているのですが、“絶対”おしゃれと思われたいと意気込む彼女たちのファッション必須条件は「自分らしくキャラ立ち」しつつも「まわりから浮かない」ことだそう。

 そんな難しい注文を投げてくる保守的なST読者に、どんなアドバイスをしているかというと、例えば、買い物に行く際には「トレンド意識で今っぽく」がポイントとのこと。ただ、いきなりのやりすぎはNGで、“さりげなさ”が重要だそうです。「まわりから浮かない」ように学校生活を送っているST読者にとって、私服を選ぶ時でも“なじむ”ことは大前提なのでしょう。なお、具体的なコーディネートについてですが、ノリがいいと思われたい時は、ネオンカラーのパーカーを着ることを勧めています。「明るくハキハキしているように見え、待ち合わせで見つけてもらえそう!」というものの、「まわりから浮かない」どころか目印になっているじゃなかい……とツッコまずにはいられません。トレンドを意識している割には、小学生が遠足で着る服と結果はあまり変わらなさそうです。

 次に、ファミレスに行くときは、「会話盛り上がる つっこまれ服」が正解とのこと。「なにそれー」「どこのー?」と盛り上がるシーンを想像して、コーディネートするのがST流ファミレスファッション。“浮く”可能性があるのにもかかわらず、ツッコまれネタを自ら用意するST読者の勇気に拍手です。ST読者的“つっこまれ服”として紹介されているのは「中国中国中国……」と、小さな文字で埋め尽くされた総柄ブラウスと、林家ペー&パー子を彷彿とさせるショッキングピンク色の布地に、恐竜が刺繍されたスウェット。言われてみれば、ペーパーが、長年芸能界で生き残っている要因の一つは「ピンク色」のインパクトような気もするし、個性的な刺繍は話題に欠けることがないかもしれませんが、“浮くこと”を恐れるST読者にしては大胆なファッションで、いまいち許容範囲がつかめませんでした。

 彼女たちにとってのファッションは「自己表現」というよりも、「コミュニケーションツール」の一つのようです。しかし、気になったのは、私服コーディネート企画かつ、それぞれのシチュエーションに沿って4テイストものコーディネートが紹介されているのに、どれもアイドルの衣装のような統一感があること。せっかく校則から開放される休日なのに、友人とおそろいテイストでまとめるのは、もったいないと思いました。反対に、自分はこういうファッションが好き! と、新学期の早い段階で発信して、自分を貫くのもアリなのでは? いや、でも、「友達からの厳しいファッションチェックが入るぐらいなら、いっそのことガチガチのドレスコードを決めてくれた方がラクかも……」とも思ってしまったのも事実です。

 続いて見ていくのは「新友育成ケイカク☆ はじめましてのJKマナー」です。「最初がカンジン!」ということで、新しくできた友達と初めて買い物やカフェに行くときなど、さまざまな“初めて”のマナーを手取り足取り教えてくれます。

 例えば、カフェに行く時は、事前に友達の好き嫌いやアレルギーを確認し、1,000円以下の店を3つほど調べていくのがマナーとされています。最初のうちは、食べ物のシェアや「ひとくち、ちょうだい」もNG。ここまでスマートな振る舞いをしたら、次も幹事にされてしまうのではないかと心配になりますが、友達からの評価が気になるST読者であれば、喜んで引き受ける姿が想像できました。

 この企画に登場するマナーを完璧にマスターしたら、まず嫌われることはないでしょう。ただ、空気を読めなかったとしても、「天然」「毒舌」といったキャラを、若さと勢いで押し通すことも一つの対処法なのでは? それを受け入れてくれる友達とは意外といます。“マナー”を頑張りすぎて、家に着いたらゲッソリ……なんてことにならないように願うばかりです。

■ヘビーすぎるブラック部活・バイトがJKの時間とやる気を搾取!?

 最後に見ていくのは「“読者の地獄体験談をチェック”ブラック部活・ブラックバイトの見分けかた」です。読者が経験した過酷なバイトや部活での出来事が約30個掲載されています。

まずブラックバイトのページには、休憩時間もなくサービス残業を強要されるといった体験談が寄せられていました。ほかには、店長から「かわいいね」と言われ、体を触られるなどのセクハラを受けたという告白まで。どれもこれもJKのファッション誌に収まる話ではなく、日本の社会問題が並んでいます。労働時間は普通に法律違反ですし、セクハラ問題も訴訟レベルです。

 次にブラック部活については、先生の好みで選ばれた「(顧問の名前)係」というのが存在し、ジュースを買うなどの雑用を押し付けられるという恐るべき体験談が。また、先輩の衣装を“伝統”とかこつけ徹夜で作らされた挙げ句、またしても“伝統”という理由で怒鳴られたというブラック部活の実情もつづられていました。明らかに理不尽な仕打ちを受けるようであれば、退部するのも一つの手段だと思います。上司や先生、先輩に物申すことは勇気が必要ですが、誰かが動かないと悪しき伝統はなくならないんですよね……。欅坂46の「サイレントマジョティー」を熱唱したくなりました! そんな冗談はさておき、相談機関の連絡先や対処方がどこにも掲載されておらず。体験談をネタにするだけではなく、ST読者に向けたアドバイスがほしいところでした。

 友達付き合いも真面目で、ファッションにも気を配るST読者。優等生な彼女たちの大切な時間とやる気が、ブラック部活・バイトに、搾取されないことを祈るばかりです。精神や体力を蝕まれてしまっては、元も子もありません! 先に挙げた、ファッション企画やマナー企画もそうですが、何事も頑張りすぎず、ハートや音符が飛び交う「Seventeen」誌面のテンションで毎日を送ってほしいです。
(藤本なつき)

量産型JK育成計画!? 男には“性的アピール”、友達にはとにかく“共感”と説く「Seventeen」

 「Seventeen」4月号(集英社)は、「新学期準備は、Seventeenにおまかせ(ハート)」題し、新学期デビューに向けて、ファッションから言動、SNSの使い方までを指南しています。JKにとって新学期というものは、いろいろと気を配る必要があるようです。一方、表紙には、「天使すぎるJK」や「全人類モテ! 最強JK育成ケイカク」など大袈裟なワードが、ポップな字体とともに舞い踊っています。JK時代の春休みは、はるか遠い記憶……。新学期の不安と期待が入り混じった、懐かしい気持ちを思い出しつつ、中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎イケメンに叱られる! モテ服(ハート)
◎新クラで即好かれる(ハート)新学期の“ツカミ”
◎決定版・全人類からモテるアカウント

男を興奮させたい! 叱ってほしい! JKのドM妄想劇

 最初に見ていくのは、「Seventeen」 モデル(以下STモ)が、シチュエーション別に男心をくすぐるモテ服を披露する企画「イケメンに叱られる! モテ服(ハート)」。ちまたで流行中のバラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』(NHK)ブームに、強引に乗っかったような「叱られ」企画と言えます。「叱られ」といっても、どうせ「俺の心をこんなに虜にしやがって、バカ」といったニュアンスだろうと、こちらも無理やり解釈しました。

 さて肝心の「叱られ」ですが、やはり予想通り。例えば、肩あきワンピースを着て、気になる先輩と外出するシチュエーションでは、「そんなスキ作って……好きになっちゃうだろ!! っていうか……好きだよ」と、“叱られる”妄想を繰り広げます。露出した肩よりも、相手の寒いダジャレで体が凍えそうになりました。

 また、パールつきニットを着用し、カフェでお茶をする設定では、イケメン店員から「お客様待ってください!! 僕の視線を奪っておいてそのまま帰る気ですか!!」と手首を捕まれているのですが、誌面のカットは、どこからどう見ても万引犯と店員。テレビ番組でよく見る、万引きGメンの1シーンに、まったくキュン(ハート)しません。

 まだまだ、STモの妄想は止まらず……。“ゆる”シルエットのシャツを着て、年上彼氏とデートに行く妄想では、「からだのラインかくすから妄想しちゃうじゃねぇか」とのこと。あえてダイレクトな露出を避け、“からだのライン”を計算し尽くした、あざといJKは、一体どのような女性に成長するのでしょうか……。末恐ろしいですね!

 男性を刺激する服を着用し、お花畑にどっぷりつかったSTモ。世の中、褒めてくれたり、叱ってくれる優しい男性ばかりではありません。どうか、変な男に引っかからないでくれ! と願うばかりです。そして、男ウケばかり狙って、女友達に嫌われてしまったら、「Seventeen」の掲げる“全人類モテ”計画が頓挫するのではと、心配になりました。

 次に「新クラで即好かれる(ハート)新学期の“ツカミ”」を見ていきましょう。「ツカミ=芸人やタレントが観客の心をつかむネタ」を学び、クラスの人気物を目指す企画なのですが、ざっと見ただけで「捨て身の覚悟が必要」と身震いが……。

 同企画には、“ツカミの達人”として、ゆりやんレトリィバァ、乃木坂46・秋元真夏、みちょぱこと池田美優の3人が講師として登場し、それぞれのキャラに応じたツカミを教えてくれます。

 例えば、新学期の自己紹介。ゆりやん流は「よろしくおねがいします!」言いながら、エビ反りの動作で笑いを取りにいくそうですが、筆者は「NSCのネタ見せ?」と思ってしまいました。これを新学期の独特の空気間に包まれた教室で再現するのは、黒歴史を作る可能性が高すぎます。

 また、先輩との付き合い方について、ゆりやんは大袈裟なジェスチャー付きで、「ほらみんな! 先輩の話を聞いて!」と、とにかく先輩を持ち上げることを推奨していましたが、「吉本仕込みの太鼓もち」としか思えません。一方の秋元は「教えてください!」とおねだりポーズで、部活などへの“熱心さ”をアピールすると提案していたものの、「さすが乃木坂46随一の“あざとキャラ”と呼ばれるだけはある」という感想しか抱かずじまいでした。

 そんな中、みちょぱは「さっきはありがとうございました!」と、すぐにお礼LINEを入れ、「先輩の前では礼儀第一。信用されるコを目指す」という回答。みちょぱのアドバイスは、企画にかこつけた“自分アピール”をすることなく、的確かつハードルも低く、世代問わず参考になります。

 お笑い風の痛々しい“ツカミ”で黒歴史を作るよりも、みちょぱ流の「礼儀、信用される人間」を目指すのが無難なのかもしれません。

全人類からモテるより、鍵をかけよう!

 “新友とのファーストコンタクト=SNSの時代”という現代っ子ならではの企画「ヤバイものは新学期前に抹消! 好感度MAXなSNSアカに生まれ変わる 決定版・全人類からモテるアカウント」には、SNSのアイコンや投稿内容に加え、コメントに関してまで、“全人類”からモテるような指南がびっしり書かれています。

 SNSのアイコン選びにも、縛りがあるST読者……。NGアイコンは、「プリクラのトリミング」らしく、「自分大好きかよ。絶対自己中」という理由で嫌われるとのこと。たかがアイコン一つでこの言われよう。辛辣すぎる言葉に、新学期早々不登校になりそうです……。反対に、モテアイコンは「おしゃれなモデル」で、「有名すぎない海外のブロガーやインスタグラマーなど、ツウな人選の方がポイント高め」らしいですが、後者の方がよっぽど鼻につくと思います。センスをアピールしてくる人は、何かと面倒ですよ!

 続いて、インスタグラムへのNG投稿は、「におわせ写真」とのこと。「かまってちゃん」っぽさが嫌われる原因だそうです。嵐・二宮和也との交際をほのめかす匂わせ写真をブログに投稿し続け、嵐ファンだけにとどまらず、世間からも嫌われている、元フリーアナウンサー・伊藤綾子に届いてほしいです! ニノの洋服を映りこませた写真の投稿は、「かまってちゃん」の極みだけに、周りの目を気にしすぎるST読者の謙虚さを見習ってください!

 この世代にとってのSNSは、友達との仲良しツールを超えて、自分をブランディングする材料の一つのようです。しかし、SNSの特集にもかかわらず、ネットリテラシーなどの基本事項は教えておらず、基本マナーとして挙げられているのは「友達の投稿にはすべていいね!」とのこと。いやいや、「悪口を書かない」「個人情報は非公開」これが基本マナーだと声を大にして言いたいです! 「全人類からモテるアカウント」よりも、炎上や犯罪に巻き込まれないことの方がよっぽど重要でしょう。

 周囲から浮かないように、キャラ作りに励み、SNSでも空気を読んでコメントや投稿するJKたち。KYという言葉は死語になりましたが、より空気を読む風潮が強くなっているのではないでしょうか。「Seventeen」の言う「全人類モテ! 最強JK育成ケイカク」は、「他人の評価を気にして、『個性』『自分らしさ』を潰すケイカク」のように読み取れました。新学期に猫をかぶったって、1カ月もすれば、化けの皮が剥がれます。周囲の目ばかり気にして“量産型”とディスられる前に、己をさらけ出した方が、楽しいJKライフを送れるはずです!
(藤本なつき)

「モテに翻弄され続けた世代」20代後半女性の“女性誌カルチャー”と“くすぶり”の遍歴

<p>「コギャル」「オリーブ少女」「お姉系」「渋原系」など、当時の10~20代の女性が中心になって巻き起こった数々のブームは女性ファッション誌から生まれた。若い頃、自らの世代が作り上げたブームは、年を経てもファッションの礎になるものだ。しかし現在、20代後半の世代には「何を着ればいいのかわからない」女性が少なくないという。それはすなわち、「独自のファッションを代弁する女性誌がない」ということなのではないだろうか。20代後半の世代を「“モテ”という概念に翻弄され続けた世代」と語る、1986年生まれのライター・北条かや氏に、彼女たちの歩んできた女性誌とファッションの変遷を、“モテ”というキーワードを軸に読み解いてもらった。そこに見えてくる、20代後半の女性の姿とは――?</p>

モテのトレンドは「グループモテ」! 女子中高生の複雑化するモテ実態

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Photo by MIKI Yoshihito Flickr

 みんなの輪から少し離れて教室のすみで静かに微笑む美少女……。“クラスでモテる女子”というのはかつて、こんなイメージだったような気がする。だが、時代は大きく変わったらしい。今、中学や高校でモテるのは“集団でいる女子”。トレンドは「グループモテ」だというのだ。

 「グループモテ」のテクニックについて紹介しているのは、女子中高生のバイブル誌「SevenTeen」8月号(集英社)の「グループモテしよう」という特集。「集団でモテたって、男子の一推しになるのは大変では?」と想像したあなた、「グループモテ」の真髄はさにあらず。なぜ束になるのかというと、“団体でキャッキャしてるとかわいく見える”から。AKB48などのアイドルグループや『けいおん!』(芳文社)『ゆるゆり』(一迅社)などの日常系アニメが人気を集めるように、男子は女子の友情が好き。だから「ガチなかよしなグループはそれだけで好感度アップしちゃうのさ」というのだ。

モテのトレンドは「グループモテ」! 女子中高生の複雑化するモテ実態

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Photo by MIKI Yoshihito Flickr

 みんなの輪から少し離れて教室のすみで静かに微笑む美少女……。“クラスでモテる女子”というのはかつて、こんなイメージだったような気がする。だが、時代は大きく変わったらしい。今、中学や高校でモテるのは“集団でいる女子”。トレンドは「グループモテ」だというのだ。

 「グループモテ」のテクニックについて紹介しているのは、女子中高生のバイブル誌「SevenTeen」8月号(集英社)の「グループモテしよう」という特集。「集団でモテたって、男子の一推しになるのは大変では?」と想像したあなた、「グループモテ」の真髄はさにあらず。なぜ束になるのかというと、“団体でキャッキャしてるとかわいく見える”から。AKB48などのアイドルグループや『けいおん!』(芳文社)『ゆるゆり』(一迅社)などの日常系アニメが人気を集めるように、男子は女子の友情が好き。だから「ガチなかよしなグループはそれだけで好感度アップしちゃうのさ」というのだ。

実物と違う? フォトジェニック過ぎる芸能人はあの”女帝”!?

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「美玲さんの生活。」/集英社

 今をときめく人気芸能人の中には、写真やテレビ画面を通して見ると美人なのに、実際に会うと思わず目を疑いたくなるような"フォトジェニック"な美貌を持つ人が存在する。その二次元専用のルックスは、時にファンや現場関係者をガッカリさせてしまうことも......。

「フォトジェニックな顔立ちのタレントさんは、大概、所属事務所的にNGな顔の角度があります。そういうタレントさんはキメ顔を崩したがらないので、撮影の時、表情のパターンが乏しくながちですね」(男性カメラマン)

30万部超えのトップ誌は、カレにも友だちにも”愛され”志向の「Seventeen」

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「Seventeen」(集英社)5月号

 「Seventeen」(集英社)の歴史は古い。1968年5月、アメリカ「Seventeen」誌の日本版として「週刊セブンティーン」は創刊した。当時、総合少女雑誌だった「マーガレット」のお姉さん雑誌として位置づけられ、創刊号の特集は当時流行だった音楽のGS(グループサウンズ)だった。漫画や小説の連載などもあったが、ファッションは7ページしかなかった。その後何度かのリニューアルや、ライバル誌「プチセブン」(小学館・02年休刊)との激闘を経て、現在は30万部を超えた10代少女向けファッション雑誌のトップに君臨している。

 よく誤解されるが、この誌名は17歳を意味しているわけではない。ターゲットである13歳から19歳、その7つの年齢という意味で「Seventeen」と名付けられた。その年齢層向けの雑誌に特徴的な、誌面に過剰な情報を敷き詰める傾向はあまり見られない。しかし雑誌自体の完成度が非常に高く、写真や文字の強弱、レイアウトなどがとても丁寧で見やすい。モデルだけでなく、コーディネートやヘアメイクもとても可愛く、見ていて全く飽きることがない。これは「Seventeen」(以下、ST)のお姉さん雑誌である「non-no」や、休刊してしまった「PINKY」にも言えることで、集英社の本を作ることへのプライドが見て取れる。