11月23日に放送された、『ザ少年倶楽部 スーパーライブ!』(BS プレミアム)。この日はNHKホールからの生放送で、Sexy Zone、A.B.C-Zを中心に、ジャニーズJr.たちがほぼノンストップで、1時間たっぷりパフォーマンスを見せてくれた。
今回は、それぞれのグループの持ち曲はもちろん、先輩の曲を歌ったりするところも見どころだった。Sexy Zoneが嵐の「Love so sweet」を歌えば、A.B.C-Zは少年隊の「まいったネ 今夜」を披露。メドレーでは、ジャニーズJr.のユニットも入れ替わり立ち替わりで登場し、2016年もまだひと月ちょっと残っているものの、若手ジャニーズによる“プレ・カウコン”状態。
例えば、SixTONES「Fighting Man」(NEWS)、Mr.KING「青いイナズマ」(SMAP)、Love-tune「AMBITIOUS JAPAN!」(TOKIO)、Snow Man「Be Yourself!」(V6)、Travis Japan「真夜中のシャドーボーイ」(Hey!Say!JUMP)、HiHi Jet「パラダイス銀河」(光GENJI)、Prince「ジェットコースター・ロマンス」(KinKi Kids)などなど。さらにはアクロバットが得意な顔ぶれで「$10」を披露し、Mr.KINGとPrinceの6人でタッキー&翼の「Ho! サマー」を歌ったときには、かつての「Mr.King vs Mr.Prince」再結成! といった感が満載で、オーラがあふれ返るパフォーマンスを見せてくれた。
ジャニーさんからのお歳暮か、ちょっと早いクリスマスプレゼント。見ていて「ジャニーさん、ありがとう」といった気持ちがわいてくる。
また、豪華ヒットメドレーにラインナップされるSMAPの名曲たちも、今回はどこか意味が違って聞こえてくる。「青いイナズマ」「$10」のほかにも、「BANG!BANG! バカンス!」などもメドレーに登場。あらためて「いい曲だよなぁ」と思う一方、今後、これらを歌う5人の姿が見られない可能性も意識してしまう。
名曲メドレーの中でも、SMAP曲の扱いが「ちょっとだけ」よかった気もした。メドレーのラスト付近、マイクを持つMr.KINGの平野紫耀が少し思いを込めるようにこう言った。「このメドレーの最後は、感謝の気持ちを込めて……『ありがとう』」。リオ五輪のTBSテーマソングにも採用された、SMAPの「ありがとう」。ジャニーさんから、後輩たちから、SMAPに向けた「ありがとう」のようにも聞こえてくる。
また、1時間の生放送を締めくくるエンディング曲もSMAPだった。ジャニーズWESTの桐山照史が、「最後の曲は、みなさんからのリクエストが一番多かったこの曲を披露したいと思います」と紹介し、出演者総登場で歌った“一番人気”曲、それが、「世界に一つだけの花」。
もう、今回の裏テーマは「ありがとう、SMAP」のようである。
このジャニーさんからの「お歳暮」放送は、勝手な思い込みでしかないだろうが、『NHK紅白歌合戦』出場歌手にSMAPの名前がない現実の中(放送は発表の前日)、ジャニーさんからSMAPへ感謝の気持ちが込められていたのかもしれない。またSMAPに代わって、ファンへの感謝を若手ジャニーズが届けてくれたのだろうか。曲調も手伝って、エンディングにちょっとしんみり感が漂っていたこともあり、最後に「ありがとう、SMAP!」と言いたくなってしまった。
NHK的には「まだ最後の最後まで出演交渉はあきらめない」姿勢とのことだが、1つの区切りを感じた。
ところで、番組中盤で行われた<Sexy Zoneにパフォーマンスしてほしい曲は?>というデータ放送による視聴者投票企画。SMAPの名曲「たいせつ」を含む4曲がエントリーされる中、佐藤勝利が「名曲! いいんだよなァ……」と、「たいせつ」についてしみじみ言っていた。しかし投票結果は、
・SMAP「たいせつ」 273,545票
・嵐「愛を叫べ」 1763,259票
・KAT-TUN「Keep the faith」 958,085票
・Hey! Say! JUMP「瞳のスクリーン」 1476,103票
スマ…………。ジャニーさんの思いは、視聴者には通じてなかったようだ。とはいえ、「世界に一つだけの花」がリクエスト1位だったので、結果よかったのかもしれない。
(太田サトル)