『いだてん』総集編が好調!「クドカン脚本」と「たけしナレーション」が不要だった!?

 視聴率で苦戦中のNHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の総集編が2月23日に放送された。第1話から7話までを30分にまとめたものである。放送初期において総集編の放送は異例ともいえるが、8話から山場を迎えるため、視聴率回復対策ではなく、もともと放送予定にあったもののようだ。

「古今亭志ん生役のビートたけしの滑舌が悪い」「場面転換や登場人物が多くてわかりづらい」と不評の『いだてん』であるが、総集編は思いのほか好調なようだ。ただネットの感想を見ると「時系列で整理されているのですごくわかりやすかった」「ビートたけしのナレーションがないのですっきりしている」と身もフタもないものだった。番組の根幹をなす、2大要素ともいえるクドカン脚本とたけしナレーションの双方が視聴者から「全否定」されているのだ。

「大河ドラマはもともと近現代が弱いといわれていますし、物語の主人公である金栗四三は、日本マラソン界の父といわれる人物ですが、世間的には無名の人物です。そのため『もともと地味なテーマを、無理やりこねくりまわして面白くしているのでは?』といった指摘もありましたね。総集編の放送予定はもともとあったとしても、今回の好反応を無視するわけにはいかないでしょう」(業界関係者)

 だが、コアなファンの中には、下手な「テコ入れ」を望まない声が多いのも確かだ。

「『いだてん』脚本の宮藤官九郎作品の代表作と言える『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』(ともにTBS系)は、もともと高視聴率を記録した人気番組ではありませんでした。しかし再放送などでじょじょに人気に火がつき、スペシャルドラマ化や映画化がなされています。クドカン脚本は物語が進むにつれて伏線の回収などが進むので、制作陣の本音としてはもう少し視聴者に耐えて欲しいというものがあるのではないでしょうか」(同)

 そうなると『いだてん』本編の内容は維持しつつ、要所ごとに総集編を連発といった展開もありそうだ。
(文=平田宏利)

NHK連続ドラマ小説、20年前期の主演は“男”の窪田正孝 フレッシュな若手女優育成なく、リアル朝ドラファンが悲鳴!

 なかなか頭がついていかないが、NHKが早くも2020年前期のNHK連続ドラマ小説『エール』の主演を窪田正孝が務めることを発表した。男性俳優が主演するのは、14年後期『マッサン』の玉山鉄二以来、5年半ぶりとなるが、フレッシュな若手女優の起用が今回もないことで、リアル朝ドラファンが悲鳴を上げているという。

 従来、朝ドラでは、まだ知名度の乏しい若手女優を主演に抜擢することがほとんどだった。作品によって、見る見ないを決める流動的な視聴者と違い、リアルな朝ドラファンは「若手ヒロインがドラマを通じて成長していく姿を見るのが楽しみ」だという。

 ところが、現在放送中の『まんぷく』から方向性が変わってしまった。同作でヒロインを務めているのは、演技派のママさん女優・安藤サクラ。相手役に起用されているのは、これまた若手ではない実力派の長谷川博己。2人の安定した演技力に魅了され、視聴率は高水準をキープしているが、根っからの朝ドラファンにとっては、「フレッシュさがまるでない」などとして不満も募っているようだ。

 4月スタートの次期作『なつぞら』の主演は、若手ながら、すでに連ドラや映画の主演経験も豊富で、ネームバリューもある広瀬すず。9月30日に放送開始する次々期作『スカーレット』の主演は、これまた実績ある非若手の戸田恵梨香。そして、20年春に始まる『エール』の主演が窪田となると、『まんぷく』から4作連続でフレッシュな若手女優の主演抜擢がないことになる。ただ、『エール』のヒロインは、3~4月に行われるオーディションで決められるというから、ある程度は“フレッシュさ”が期待できそう。

『エール』は、福島出身で、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而氏と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の物語を描いた作品。脚本は、『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズ、『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ(共にフジテレビ系)、『アイムホーム』(テレビ朝日系)、『ドロ刑-警視庁捜査三課-』(日本テレビ系)などを手掛けた林宏司氏が担当する。

 窪田は06年に俳優デビューしているが、ブレークしたのは、14年前期の朝ドラ『花子とアン』で、主人公・花子(吉高由里子)の幼なじみ・朝市役を演じてから。その後、連ドラの主役も務めるようになったが、ゴールデン帯の連ドラで初主演となった『僕たちがやりました』(17年7月期、フジテレビ系)が平均6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大爆死。来る4月期には、フジ月9ドラマ『ラジエーションハウス』で主演するが、『エール』は今秋にはクランクインする予定であるため、なんとか高視聴率をマークして、朝ドラに弾みをつけたいところ。

「窪田が所属するスターダストプロモーションでは、17年後期『わろてんか』の葵わかな、18年前期『半分、青い。』の永野芽郁が主演に抜擢されたばかり。ほかの芸能プロにも、演技派の若手俳優は多数いるわけですから、これではスタダとの“癒着”も取りざたされかねません。とはいえ、窪田の演技力は定評あるところですから、作品自体は期待十分ではありますが、これだけ若手女優の抜擢なしが続くと、それを期待している朝ドラファンの不評を買ってしまうでしょうね」(芸能ライター)

 NHKが朝ドラの主演の決め方を変えたのは、視聴率至上主義に走っているため。ただ、朝ドラヒロインから、多くの女性ニュースターが誕生してきた歴史を鑑みると、なんとも残念な“路線変更”ではある。
(文=田中七男)

【今夜最終回!】NHKドラマ『トクサツガガガ』が描き出すオタクの悦楽

 今から30年ほど前、「アイドル冬の時代」と呼ばれる時期があった。「メジャーなアイドルが出てこなかった時期」という意味で使われるが、実はこの時代こそ、「アイドルファン」にとって冬の時代だったのだ。

 今でこそメジャーな趣味になったアイドルだが、当時、アイドルファンは「かっこ悪いもの」「モテないやつの趣味」という目で見られることが多く、私自身、学校や職場でカミングアウトすることをはばかったものだ。

 遠因は、アニメや漫画に端を発する熱狂的なマニア、いわゆる“オタク”というものを、どこか危険視するような風潮にあった。ちょっと変わった嗜好を持つ人が、差別的に扱われることは古くからあることだ。周囲に合わせたコミュニティを作り、身を守っていくための本能でもある。

 それに比べれば、今は好きな趣味を突き詰めていける時代になった。オタクもだいぶ市民権を得ているようだし、ネットの普及によって、同好の士と繋がることが簡単にできるようになった。しかし、それで全ての問題が解決したわけではない。いくら「多様性の時代」と言われようとも、根底にある「異質なものを排除しようという気持ち」が、完全になくなることはないだろう。現実の世界には、今もまだ、家族や職場の偏見を恐れ、そのことをひた隠しにしている人も大勢いるのだ。

 そんな、“隠れオタク”を題材にしたドラマ『トクサツガガガ』(NHK総合)が話題となっている。

 主人公は、特撮マニアのOL・仲村叶(小芝風花)。職場では自分の趣味を隠し、普通の女子を演じているが、心の中では、自分の趣味をわかってもらいたい、そしてリアルな誰かと趣味の話を思いっきりしたい、と願っていた。

 そんな時、電車で出会った吉田さん(倉科カナ)が同じ特撮オタクであることを知り、仲良くなる。そこで彼女は、オタク同士で繋がることの喜びを知るのである。

 一方、叶の職場には、北代(木南晴夏)という、気難しい女性がいた。なかなか自分のことを話さない彼女だったが、実は名古屋のボーイズアイドル『Bee Boys』のオタクだということが判明し、2人は急速に仲良くなる。

 そして、北代のオタク仲間・みやび(吉田美佳子)や、行きつけの駄菓子屋の強面店主・任侠さん(カミナリ・竹内まなぶ)、特撮好きの少年・ダミアン(寺田心)なども巻き込んで、オタクならではのドタバタ劇が繰り広げられるのだ。

 このドラマの人気の秘密は、オタク心をくすぐる構成と小ネタにある。

 脈々と続く戦隊もののパロディをはじめ、アニメや懐かしのテレビ番組のテイストが、これでもかと詰め込まれている。しかも、劇中で使われる、特撮番組『獅風怒闘ジュウショウワン』や、そこで使われる曲なども、実にしっかりと作りこまれている。画面に出てくる字幕なども、オタクが好きそうなポイントを見事に押さえたもの。ネットを通してリアルタイムに、「あの元ネタは◯◯」「あれの構成は××っぽい」と盛り上がれるようにできているのだ。何より、ドラマを通して、作り手の“オタク心”が見えてくるようなところがいい。

 もちろん、小芝風花をはじめとしたキャストの熱演も魅力だ。オタクであることがバレないようにと、コソコソと活動をするときの緊迫した表情、好きな特撮を見ているときの恍惚の表情、自分と通じ合える人と出会ったときの歓喜の表情。少しオーバーなくらいの演技が、このドラマにはぴったりとハマっている。

 物語が佳境に入り、大きなテーマとなっているのが、親との関係だ。叶の家庭では、両親が離婚しており、母親(松下由樹)に育てられた。しかし、その母親は、オタクや、他人と違うことが大嫌いという性格。当然、叶の特撮好きも許すことなどできずにいたのだ。

 このような親との関係は、オタクにとって最大の難問だ。学生のうちは、何といっても、貴重な財源が親から出ているということがある。親の意に反し、小遣いをもらえなくなったら、オタク活動もできなくなるのだ。独立してからも、その関係は、そう簡単に断ち切ることはできない。それまで世話になった恩義もあるし、世間的な目もあるだろう。

 ただ、自分の経験からいっても、親の考えを完全に変えることはできない。自分よりもずっと長く、それこそ全く違う価値観の中で生きてきたのだ。ならばどうするか。

 一つの結論としては、「距離を置く」ことだ。親族の冠婚葬祭や、必要最小限のやりとり。それ以外は、長くコミュニケーションすることを避けたほうが良い。ある程度、円滑な関係を築きながらそれができれば一番いいが、お互いの歩み寄りが無理なようであれば、多少ギスギスするのも覚悟して、距離を保つこと。それが、最善策だと思う。

 このような問題にぶつかった時感じるのは、「オタクというのは、いつからオタクになるのだろうか?」という疑問だ。生まれつきなのか、育った環境によるのか。ただ、私自身振り返ってみても、幼い頃から、何かどうでもいいことが気になって仕方のない性格ではあった。

 テレビに出てきた怪獣の名前を全部覚えないと気が済まなかったり、学校でみんなが持っているのとは違うものを欲しがったり。それによって、周囲から偏見を持たれてしまったり、心無い言葉を言われたこともあった。でも、そんなことより、自分の中で、その「なぜだかわからないこだわりの心」と折り合いをつけることが、一番苦しかった気もする。自分の中のオタク性と向き合い、「オタクとはそういうものだ」と、自分を納得させられるようになったのは、だいぶ大人になってからだ。

 残念ながら、差別や偏見は無くならない。それは、人間の持っている性とも言えるから。でも、もしオタクだからといってつらい思いや悲しい思いをした時は、それと同じくらいの強い繋がりを得ることができると信じてほしい。

 事実、オタク同士の会話は楽しいものだ。自分たちの詳しいことだけで話が進むので、まるで周りには通じない共通言語で話しているような気持ちになる。ネットのやりとりとは違う、リアルタイムの言葉のキャッチボールができるのである。

 この「やっと言葉が通じる人と出会えた気持ち」は、オタクでない人にはあまり理解されないかもしれない。言い換えれば、そんな時に感じられる楽しさは、オタクだけに与えられた特権なのだ。

 私は、「オタクであるがゆえの苦しみ」と「オタクであることの幸福」の総量を比べてみれば、結局、普通の人の平均値ぐらいにはなるのではないかと思っている。

 多分、オタクというのは“振り幅が大きい”生き方なのだ。つらいことも多い分、喜びも大きい。どちらがいいということではない。オタクではない人たちが、周りの人と同じような穏やかで平均的な幸せの中にいることも、それはそれで素敵なことである。

  どうして自分はオタクなんだろう? どうして他の人と同じにできないんだろう? そんな迷いを乗り越えてなお、オタクとして生きている人は、知らず知らずのうちにそれなりの覚悟を決めている。

 そんな事情を踏まえた上で、単にオタクのこだわりを、笑ったり揶揄したりするだけではなく、そのつらさや悲しみにも寄り添って作られている。それこそが、このドラマが支持される一番の要因ではないかと思う。

 人と違ったっていい、好きなことは「好き」って言っていい。誰も見ていないかもしれないけど、わかってくれる人はきっといる。

 その証拠に、こんな素敵な作品が背中を押してくれるのだ。世の中そんなに悪いものではない。

 だから、オタクのみんな、頑張って生きていこうな!

(文=プレヤード)

NHK『まんぷく』好調も、関連商品や取材対応に“慎重すぎる”ワケとは?

 いよいよ「まんぷくラーメン」が完成したものの、パクリ商品が続出するなど、まだまだ波乱の続くNHK連続テレビ小説『まんぷく』。

 実在のモデルがいる物語だけに、即席ラーメンを作るという大筋はもともと決まっている。にもかかわらず、結論まで間延びすることなく、物語がテンポよく進み、シリアスとコミカルのバランスも良く、番組開始当初から好調を維持してきた。

 しかも、萬平・福子夫妻と「ブシムス」の鈴さんをベースとし、波瀾万丈の人生において、塩業に従事する男くさい集団「塩軍団」が人気を博したり、菅田将暉演じる弁護士が活躍するパートがあったりと、各所で熱量の大きな盛り上がりも生んできた。

 そうしたドラマの好調ぶりに熱い視線を送る出版社は当然ながら多数あり、関連本やさまざまな企画がNHKに提案されてきたらしい。しかし、それらは軒並み却下されていると、ある版元の編集者は言う。

「いま視聴率20%を超えるドラマのコンテンツは貴重ですし、まして『まんぷく』は人気作で、SNSなどでも盛り上がりを見せていますので、その人気にあやかりたいと思うところは多いのでしょう。それらの企画が却下されているのは、『まんぷく』がBK(NHK大阪放送局)制作のため、スタッフの規模が東京に比べて少なく、対応しきれないからということです」

 ただし、番組公式Twitterやインスタグラムでは、撮影裏話やオフショットなど、ファンにとってうれしい情報を随時アップしている。

 番組のクオリティについては妥協することなく、高い水準で維持しつつ、「無料」のファンサービスも惜しみなく提供する「商売っ気のなさ」は、まさに長谷川博己演じる「萬平マインド」のようでもある。

 しかし、その一方で、あるテレビ誌記者からはこんな声も。

「番組は数字・評価ともに非常に好調で、キャスト・スタッフの関係性も、現場の空気も良いです。ただ、取材についてはかなり慎重になっていて、特にヒロイン役の安藤サクラさんの取材をするのは非常に困難。しかも、記事に関しても、ヒロインに絡む部分はかなり細かなチェックが入るんですよ」

 さらに、ある週刊誌記者は言う。

「安藤サクラさんの所属する事務所『ユマニテ』は、実力派俳優を多数抱えている純粋な役者事務所で、バラエティやトーク番組などに番宣で出まくるタレント役者さんたちとスタンスが異なることもあるでしょう。また、好調のドラマだからこそ、役者さんに作品に集中してもらうため、『雑音』をできるだけ耳に入れないよう、スタッフたちが守るというのも朝ドラではときどきあるケースです」

 朝ドラという強いコンテンツを利用し、さまざまな関連商品の商売を広げていったり、マスコミを大いに利用して、話題性ばかりを狙う作品もときどきある。

 そんな中、ドラマ作りに全力を注ぎ続ける『まんぷく』のスタンスは、理想的なあり方なのではないだろうか。

のん、レプロが「再契約は絶対にない」明言も、まだ残る『いだてん』出演へのわずかな可能性!

 NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が大コケにコケている。

「主演の中村勘九郎に華がなく、ストーリーテラーのビートたけしも滑舌が悪くて何を言っているかわからない。2つの時代を行き来しながらのストーリー展開も、早くてわかりづらいなど、とにかく不評です」(テレビ雑誌記者)

 人気脚本家の宮藤官九郎が手掛ける注目作品だったが、すでに大河ドラマのワースト記録を更新してしまったという。

「第6話での視聴率2桁割れという負のスピード記録を作ってしまいました。豪華なキャストをそろえながら、この数字ではさすがにマズいと、早くもNHK放送総局長がテコ入れを明言する事態となっています」(同)

 テコ入れとなると、期待されるのは、宮藤とゆかりの深い“のん”こと能年玲奈のサプライズ出演である。

「本作は、小泉今日子や橋本愛など、宮藤の脚本で国民的ヒットとなった、2013年のNHK朝ドラ『あまちゃん』キャストの再集結が話題。当然、宮藤はヒロインを務めたのんの出演を熱望していました」(同)

 しかし、彼女は所属事務所からの独立問題がこじれ、テレビの仕事ができない状態が続いている。『いだてん』出演には、まずは芸能界、テレビ界に絶大な影響力を持つ大手プロ傘下の元事務所との関係修復が必要ということで、昨年秋に、両者が話し合いを持ったことが明らかになっている。

 しかし、一部で「和解へ」と報じられると、元事務所は、「なんら解決には至っていません」とこれを真っ向否定した。

「解決どころか、元事務所は、『いだてん』出たさにのこのこやってきたのんサイドに不信感いっぱいで、話し合いの席で、『むしがよすぎる。再契約は絶対にありえない』とハッキリと伝えたといいます。これでは宮藤も手の出しようがなく、のんの『いだてん』出演は消えました」(放送担当記者)

 しかし、あまりの低視聴率に風向きが変わりつつあるというのだ。

「早くも総局長のテコ入れ号令がかかっており、早急に、何らかのカンフルが必要となってきますからね。もうこれ以上下がらないというところまで落ち、なりふり構っていられない状態になれば、ほかの出演者、所属事務所も、のんのサプライズ出演に納得せざるを得ませんからね。現場スタッフの間では、『早く呼べ』の声が日々、高まっているそうです」(同)

 視聴率が下がれば下がるほど、復帰の可能性は増すということ。『いだてん』の大コケぶりを、誰より喜んでいるのは、実はのんだったりして。

のん、レプロが「再契約は絶対にない」明言も、まだ残る『いだてん』出演へのわずかな可能性!

 NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が大コケにコケている。

「主演の中村勘九郎に華がなく、ストーリーテラーのビートたけしも滑舌が悪くて何を言っているかわからない。2つの時代を行き来しながらのストーリー展開も、早くてわかりづらいなど、とにかく不評です」(テレビ雑誌記者)

 人気脚本家の宮藤官九郎が手掛ける注目作品だったが、すでに大河ドラマのワースト記録を更新してしまったという。

「第6話での視聴率2桁割れという負のスピード記録を作ってしまいました。豪華なキャストをそろえながら、この数字ではさすがにマズいと、早くもNHK放送総局長がテコ入れを明言する事態となっています」(同)

 テコ入れとなると、期待されるのは、宮藤とゆかりの深い“のん”こと能年玲奈のサプライズ出演である。

「本作は、小泉今日子や橋本愛など、宮藤の脚本で国民的ヒットとなった、2013年のNHK朝ドラ『あまちゃん』キャストの再集結が話題。当然、宮藤はヒロインを務めたのんの出演を熱望していました」(同)

 しかし、彼女は所属事務所からの独立問題がこじれ、テレビの仕事ができない状態が続いている。『いだてん』出演には、まずは芸能界、テレビ界に絶大な影響力を持つ大手プロ傘下の元事務所との関係修復が必要ということで、昨年秋に、両者が話し合いを持ったことが明らかになっている。

 しかし、一部で「和解へ」と報じられると、元事務所は、「なんら解決には至っていません」とこれを真っ向否定した。

「解決どころか、元事務所は、『いだてん』出たさにのこのこやってきたのんサイドに不信感いっぱいで、話し合いの席で、『むしがよすぎる。再契約は絶対にありえない』とハッキリと伝えたといいます。これでは宮藤も手の出しようがなく、のんの『いだてん』出演は消えました」(放送担当記者)

 しかし、あまりの低視聴率に風向きが変わりつつあるというのだ。

「早くも総局長のテコ入れ号令がかかっており、早急に、何らかのカンフルが必要となってきますからね。もうこれ以上下がらないというところまで落ち、なりふり構っていられない状態になれば、ほかの出演者、所属事務所も、のんのサプライズ出演に納得せざるを得ませんからね。現場スタッフの間では、『早く呼べ』の声が日々、高まっているそうです」(同)

 視聴率が下がれば下がるほど、復帰の可能性は増すということ。『いだてん』の大コケぶりを、誰より喜んでいるのは、実はのんだったりして。

NHK・桑子真帆アナ“独立・フリー”の現実味「平昌五輪で言い間違い」の遺恨が……

 昨年3月に電撃退局した有働由美子アナウンサーに代わって、局内では、桑子真帆アナと近江友理恵アナ、上原光紀アナが、“ポスト有働”として“三つ巴の戦い”を繰り広げるのではないかと見られてきたNHK。そんななか、3月末で産休に入る鈴木奈穂子アナに代わって、上原アナが報道番組『ニュース7』のサブキャスターに抜擢されたことで、フリー転身説がウワサされている桑子アナの独立が現実味を帯びてきた。

 桑子アナといえば、『ニュースウオッチ9』のメインキャスターを務め、2年連続で『紅白歌合戦』の司会を務めたNHKきってのエースアナ。プライベートでは、一昨年5月にフジテレビ・谷岡慎一アナと結婚したものの、1年足らずで離婚して世間を驚かせたが、見方を変えれば、仕事に打ち込める状態になっていた。

 さらに、有働から『あさイチ』を引き継いだ近江アナが、同じくMCを務める博多華丸・大吉の横で存在感を出し切れていないこともあって、“ポスト有働”争いは桑子アナが一歩リードしていると見られていた。

 ところが、昨年2月の平昌五輪で、桑子アナは生中継の最中、開会式を「閉会式」と言い間違えてしまう。大舞台での凡ミスに、桑子アナは上層部から叱責を受けたというが、これが遺恨となって局との関係が悪化。フリー転身説が飛び交っていた。

 他方、上原アナは、2013年に入局。“入局後、約5年間は地方勤務を経験する”という同局の基本方針により、新潟、広島を経て、17年に東京アナウンス室に戻ってきた。広島時代にすでに朝のニュースキャスターとして人気を集め、当時から「東京でもエースになれる」と評価されていた通り、東京に戻った上原は、昨年4月から『ニュースウオッチ9』のスポーツのリポーターを担当。サッカーW杯ロシア大会では、開催国ロシアに現地取材に行った一橋忠之アナに代わって、連日スタジオでスポーツコーナーに出演し、「あの美人アナは誰?」とお茶の間をざわつかせ、一気に視聴者の人気と上層部の期待を集めた。

 今回、その上原が『ニュース7』に抜擢されたことで、早くも来年の東京五輪のメインキャスターの座も彼女が射止めるのではないか、と囁かれ始めた。NHK上層部が上原を推す動きに、芸能プロも反応しているようだが、今後、水面下では桑子アナの争奪戦が過熱しそうだ。
(文=本多圭)

『トクサツガガガ』は視聴率低迷も……“小芝風花株”が急上昇! ポスト武井咲、剛力彩芽で確定か?

 ここに来て、若手女優・小芝風花の株が業界内外で急上昇しているようだ。

 小芝といえば、1月18日に放送開始した、NHKドラマ10『トクサツガガガ』(金曜午後10時~)で連ドラ初主演。同27日には3年ぶり2冊目の写真集『F』(ワニブックス)を刊行。テレビ朝日系『オスカル!はなきんリサーチ』では、同11日放送回から、剛力彩芽らに代わって、岡田結実、籠谷さくらと共にメインキャスターに抜擢されるなど、急激に露出が増えている。

『トクサツガガガ』の視聴率は初回4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話以降は3%台に低迷しており、数字的には振るわない。同枠で、同じ“若手女優”の主演作では、昨年7月期の『透明なゆりかご』(清原果耶主演)が5%を超えていただけに、『トクサツガガガ』の不振が目立つ。

 しかし、視聴率だけではなく、演技や視聴者の評価も重要。同ドラマで、小芝は特撮をこよなく愛す“隠れオタク”仲村叶役を演じている。ワキを固める倉科カナ、木南晴夏の好アシストもあるが、特撮オタクという難しい役を好演し、業界評がグッと上がっているという。

「NHKの金曜ドラマは、TBSの『金10』とバッティングしていますから、数字的には厳しい枠です。今クールは、TBS系『初めて恋をした日に読む話』の深田恭子とバトルしているのですから、苦戦は免れません。とはいえ、さすがに3%台では苦しい。ですが、視聴者の満足度は高いようで、特撮オタクになりきった小芝の演技も好評のようです」(テレビ誌関係者)

 さらに、小芝の株を上げているのが写真集『F』の評判だ。同作で、小芝はビキニ、ランジェリー姿にチャレンジし、推定Dカップのたわわに実ったバストの谷間を撮った写真がふんだんに使われているとあって、購入者に好評。発売から、すでに1カ月がたったが、Amazonの売れ筋ランキングの「タレント写真集」部門で6位(21日14時現在)にランクインしており、小芝のランクを考えると大健闘だ。

 小芝は、もともと所属事務所オスカープロモーションの期待も高く、2015年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』では、主人公・あさ(波瑠)の娘・千代役に抜擢を受けた。その後、『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系)、『下剋上受験』(TBS系)などにレギュラー出演したが、ブレークするには至らず。昨年辺りは、めっきり露出が減っていた。

「オスカープロの若手女優では、武井咲が結婚、出産のため、本格復帰はまだまだ先。剛力は需要がなくなり、ZOZO・前澤友作社長との過度な熱愛アピールが災いし、完全失速。その後釜として、昨年は田中道子が猛プッシュされましたが、なかなか芽が出ていません。そこで、小芝が再プッシュされることになったようですが、これまでの経験や、本人のチャレンジ精神もあって、自力で評価を上げてきました。この先の売り方にもよりますが、武井や剛力の後継者候補として、名乗りを挙げたといってもいいでしょうね」(芸能関係者)

 民放プライム帯で主演とはいわないが、ヒロイン辺りの役が回ってくれば、小芝は大化けするかもしれない。
(文=田中七男)

『いだてん』テコ入れはさらなる悪夢を呼ぶ? クドカン脚本の弊害とは

 NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』が大コケの予感だ。初回視聴率は15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好調なすべり出しを見せるも、以降はほとんど下落を続け、2月10日放送の第6話では9.9%と1ケタ台に転落してしまう。このままいけば大河ドラマの最低視聴率を更新する可能性も出てきた。

 もともと大河で弱いといわれてきた近現代がテーマであることに加え、東京オリンピックに直接関係のない古今亭志ん生をビートたけしのナレーションで登場させるなど、懸念要素はあった。ただ、もっとも視聴者を困惑させているのがクドカンこと宮藤官九郎の脚本であろう。

「クドカンの脚本は、『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』(ともにTBS系)に顕著なように、伏線を散りばめてラストへ向けて一気に回収していくシャープな構成が醍醐味です。さらに、本筋とは関係のない小ネタの散りばめも魅力ですね。しかし、そのための切り替えの多さや、登場人物の多さなどが、中高年の視聴者を戸惑わせているのは確かでしょう」(業界関係者)

 今後の人気低下を踏まえ、「チコちゃん」「ナインティナイン・岡村隆史」「のん」などのサプライズ登場を予想する記事も生まれている。だがもっともオーソドックスなテコ入れは脚本に向けられそうだ。

「ただ、脚本からクドカンテイストを排除してしまっては無味乾燥な内容になってしまうのは確かでしょう。さらに、これから時代が進むにしたがって、事実関係などに対して細かいツッコミを入れる『時代考証警察』的なネット民の出現も予想されます。NHKとしてはテコ入れをしたいところだが、すればさらなる大やけどの可能性もあるだけに難しいところですね」(同)

 すでに一部メディアでは早くも打ち切りや短縮の可能性にも言及されている。オリンピックがテーマの大河ドラマが「最速」で「失速」していくのは皮肉とか言いようがない。
(文=平田宏利)

『いだてん』大コケでNHKはクドカンと決別? さらにはムロツヨシの未来にも影響が……

 視聴率不振にあえぐNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(以下『いだてん』)。2月10日放送第6話の平均視聴率の9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、大河ドラマ史上最速での1ケタ台転落となった。さらに、17日放送の第7話では平均視聴率9.5%とさらに下落。視聴率は下がる一方だ。

「低視聴率の理由のひとつとして挙げられるのが、宮藤官九郎の脚本。コミカルなクドカン特有のノリは、大河ドラマの視聴者とフィットしなかったということでしょう」(テレビ誌記者)

 宮藤官九郎は2013年にNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で脚本を担当。ドラマは大ブームとなった。

「『あまちゃん』は、話題性の高いドラマではあったものの、視聴率は平凡な数字でした。そういう下地があったうえでの『いだてん』大コケですからね。NHK内でのクドカン評価は微妙でしょうね」(同)

 今回の『いだてん』ショックは、クドカン以外の脚本家にも影響がありそうだという。

「『いだてん』が当たっていれば、クドカンのような個性的な脚本家を、大河ドラマや朝ドラに起用する流れができていたかもしれない。でも、クドカンもダメだったということで、シンプルな脚本のほうが数字が取れる――という判断になっていくでしょう」(同)

 実は業界内では、今後NHKに起用されるのではないかと噂されていたのが、『勇者ヨシヒコ』シリーズや映画『銀魂』シリーズなどを手がけた福田雄一だった。

「クドカンよりもコメディー色が強い福田に朝ドラや大河をやらせたら面白くなりそうだ……なんていう話はよく聞きます。NHK関係者も興味を示していたんですけどね。クドカンでダメなら、福田も無理ですかね……」(テレビ局関係者)

『いだてん』では、クドカン作品の常連である阿部サダヲが中村勘九郎とともにダブル主演を務めているが、仮に福田が大河ドラマの脚本家に指名されたら、福田作品の常連俳優が起用されることになっていたのだろうか?

「福田作品の常連といえば、ムロツヨシ。もしかしたら、数年後に福田が大河の脚本を担当して、ムロが主演をやっていたかもしれない――ということですね。『いだてん』がコケた今となっては、完全に夢物語ですが……」(同)

 さまざまなところに影響を及ぼしそうな『いだてん』。クドカンの罪は大きい?