NHK『秋葉原無差別殺傷事件』同じ境遇だった元同僚が自問し続ける「加藤智大と自分の違い」

 NHKのドキュメンタリー『事件の涙「“君の言葉”を聞かせてほしい~秋葉原無差別殺傷事件~」』が話題を呼んでいる。

 2008年6月8日、休日の秋葉原の歩行者天国にトラックが突っ込み、乗っていた男が人々に襲いかかり、死者7人、負傷者10人を出した秋葉原無差別殺傷事件。その場で現行犯逮捕された加藤智大(当時25)は派遣社員だったことから、派遣労働や格差社会の問題、また人間関係の希薄さなどがその原因として語られたが、裁判で加藤が語った「ネット掲示板の『なりすまし』に腹を立てて事件を起こした」という理由に世間は納得できないままでいる。

 一方、事件前に加藤がネット上に書き込んでいた世の中への不満を訴える言葉は、11年たった現在でも拡散され続けている。

「現実でも一人、ネットでも一人」

「勝ち組はみんな死んでしまえ」

「他人に仕事と認められない底辺の仕事ですから」

 社会から孤立し、生きづらさを抱えた人たちが、加藤の言葉に共感している――番組では、そんな現状に疑問を覚え、事件と向き合い続ける2人を追った。

 被害者のひとりで瀕死の重傷を負った湯浅洋さん(65)は、獄中の加藤に手紙を送り続けているが、納得できる回答は得られていない。目の前の人たちを助けられなかったという後悔の念から事件の真意を知りたいと願う湯浅さんだが、理由はそれだけではない。加藤と自分の子どもが同じ年ごろということもあり、「死刑執行までに一人の人間としての言葉を残してほしい」と、複雑な心境を吐露する。

 一方、加藤と同じ職場で働いていた大友秀逸さん(43)は、同じ境遇にいた自分と加藤の違いはなんだったのか、自問し続けている。

 16年前、非正規社員として警備の同じ班に配属された2人は、深夜に交通誘導の仕事をしていた。ドライバーから罵声を浴びせられたり、空き缶をぶつけられたり、といったことも日常茶飯事だった。

「人生の中で一番つらかったというのは振り返ってみて思うし、人として扱われていなかった感があった」(大友さん)

 帰り道、同僚への愚痴、ゲームの話、職場の女性への淡い思いなど、たわいない話を語り合っていたという2人。友人と呼べる関係ではなかったかもしれないが、苦楽を共にしたことで仲間意識は強かったようだ。

「傷のなめ合いかもしれないし、同じ弱者で頑張っているよね、っていう慰め合いかもしれない。こんなひどい会社だけど、お互い頑張っているよねって」(同 )

 その後、会社を辞めた加藤の名前を久々に聞いたのはテレビの報道だった。同じ境遇にいた元同僚が多くの命を奪ったことにショックを受け、まったく眠れない日が続いたという。

「なぜ凶行に至ったのか、聞きたいことは何十時間あっても足りない。あまりにも聞きたいことがありすぎて、その思いを込めて全力でぶん殴ってやるということしかない」(同)

 大友さんは事件後、正社員として採用され、今も当時と同じ仕事を続けている。社会への不満を抱きつつも、仕事に打ち込んできた大友さんと加藤を隔てたものは、加藤の“弱さ”ではないかと言う。

 4年前に死刑判決が言い渡され、現在は東京拘置所に収監されている加藤。昨年、獄中で発表した詩「ファイナルラップ」には、事件前の書き込みと変わらない、自己中心的な一面が垣間見える。

「他者(ひと)楽しませ生きがい増し それ奪ったのが成りすまし」

「気にしていない顔の美醜 望んだのは居場所の補修」

「絞首刑かかって来いや 首に食い込む錆びたワイヤー」

 今年5月に起きた川崎の無差別殺傷事件では秋葉原事件との共通点が取り沙汰されたが、もしも加藤にネット以外の居場所があり、彼の不満に共感してくれる人がいたら事件は起こらなかったという指摘もある。11年たっても、加藤と同じような孤独を感じる人がたくさんいるという現実、そしてそういった人間をつなぎ留める手段を、いま一度考え直す必要があるだろう。

“Made in Japan”の知られざる真実……NHK『ノーナレ』今治タオル工場で働く技能実習生が過酷労働を告発!

 24日に放送されたNHKのドキュメンタリー番組『ノーナレ』が話題を呼んでいる。今回、番組では技能実習生として縫製工場で働いているベトナム人女性からのSOSを受け、その実態を取材。劣悪な住環境の下、低賃金で長時間労働を強いられる彼女たちの日常が明らかとなった。

 告発者は、ベトナムでは洋服を作る会社で管理職として働いていたティエンさん(30)。日本で縫製の技術を学ぶため、1年半前に75万円の借金をして技能実習生として愛媛にやってきた。職種は「婦人子ども服製造」だったが、実際はタオルの縫製で、朝7時から夜11時まで、たった15分の休憩だけで働かされている。毎日、厳しいノルマが課せられ、それが終わらなければ翌朝4〜5時まで働くこともあるといい、「このままでは人が死んでしまう」と、番組スタッフに連絡を取ったという。

 寮は工場内にあり、光熱費含めて3万円。窓がないため昼間でも暗く、28人が身を寄せ合って生活している。もちろん、プライベートな空間などなく、4つ並んだむき出しのシャワーには仕切りもない。

 社長は毎日のように彼女たちを怒鳴りつけ、「(ノルマが達成)できないならベトナムに帰国させる」と脅している。

 そんな中、番組スタッフは技能実習制度の改善に取り組む神戸大学の斉藤善久准教授と共に社長と交渉し、その結果、ティエンさんを含む4人が、佐賀県内のシェルターによって保護されることとなった。

 会社を離れたティエンさんたちの表情には明るさが戻ったが、彼女たちが保護されたことで、社長は態度を硬化。工場に残る実習生の1人から、再びスタッフにSOSが届く。役所の調査が入った時に備え、作業報告書は書かなくなり、これまでの記録はすべて廃棄。さらに、社長に懐柔されている実習生2人が、ほかの実習生を監視しているという。

 そんな中、ティエンさんたちの情報で、役所は会社への立ち入り検査を実施。今回SOSを送ってきた4人も新たに保護された。

 労働基準法および技能実習法違反で調査は続いているものの、最初の保護から7カ月たった6月現在も、会社は変わらず操業。さらに、工場に残った実習生の一人が脳出血で倒れ、現在も意識不明の状態が続いているという。

 番組内では言及されていなかったが、この会社は今治タオルを製造しているとみられ、放送後は視聴者から批判が殺到。「まさに現代の蟹工船」「今治タオルは高品質だから、日本のブランドだからと贔屓にしてた自分が恥ずかしい。外国人実習生からの搾取によりブランドが維持されているなんて知らなかった」「国産の今治タオル、そう、その質の割に安いとどこかで思ってた。こんな辛い思いをしていた外国人技能実習生がいたとは」「今治タオル、不買運動起きても仕方ないな」「日本人として愛媛県民として、恥ずかしすぎるよ」といった意見が噴出している。国産ブランドとして名高い今治タオルが、実習生たちの過酷労働によって支えられているという事実に衝撃を受けた人が多かったようだ。

 番組によると、2018年に日本にやってきた技能実習生は約32万8,000人(うち8万3,000を人がベトナム人)。国際貢献を建前としているが、その実態は実習という名のもと、低賃金・重労働に就かされるケースが少なくない。また、事業主によるセクハラや暴力も横行しており、自殺や事故死も後を絶たない。実習生の多くは来日にあたって多額の借金を背負っており、ティエンさんは第三者のサポートで無事に再就職先が見つかったが、制度上、ブラック企業につかまってしまっても、在留資格が会社とひも付けられているため、勝手に辞めたり、職場を変えるのは難しいというのが現状だ。

 こういった実習生をめぐる問題はたびたび報道されているが、”Made in Japan”の裏に隠された真実にも、しっかりと目を向けるべきだろう。

戸田恵梨香、1カ月ぶりにインスタ更新! 4月の激太りが一転……“また激変”にネット驚愕!

 女優の戸田恵梨香が6月14日、1カ月ぶりにインスタグラムを更新し、近影を公開した。

 9月30日から放送されるNHK朝ドラ『スカーレット』の撮影中である戸田。そこへ先日公開された戸田主演の映画『あの日のオルガン』の平松恵美子監督が遊びに来てくれたそうで、そのときに撮ったツーショット写真を公開した。

 これに対し、リプライにはファンから暖かい言葉が殺到。「久しぶりの投稿嬉しい」「平松監督との写真最高です」「仲がよさそうで何より!」「2人ともいい感じです!」といった声が上がっていた。

 しかしその一方で、ネットでは戸田の激変ぶりに驚愕。「顔が急に伸びてる!」「子ども2人産んでそう」「一気に老けた?」「激ヤセしてる!」といった声が上がっている。

 戸田と言えば、4月9日に朝ドラの舞台となる滋賀県で行なわれたロケ取材会において、15歳を演じるために増量した姿を見せ、世間を驚かせていたが、今度は急激にヤセ、さらに老け顔にまでなってしまったということで、再び世間を驚かせてしまったようだ。

「朝ドラでは10代から結構年のいった時代まで演じる戸田さん。それゆえ、役作りの上で増減をしているのでしょう。ですが、痩せたり太ったりしていることで、結構その疲れが顔に出ているかと。まあ、戦中という時代設定で薄化粧、さらに前髪ぱっつんということも違和感のひとつかと思いますが、それにしては一気に老けましたよね……。同ドラマへの気合が入っているのはわかるんですが、これだけ増減が激しいと逆に体調の方が心配になりすよね」(マスコミ関係者)

 かつて、ジョギングのやり過ぎで疲労骨折を起こしたなんて話もあるほど、ストイックで有名な戸田だが、あまりの激変ぶりに世間は驚きを隠せなかったよう。それでも、撮影の方は順調な様子なだけに、今から放送が楽しみである。

「広瀬すずの食べ方が無理」NHK朝ドラ『なつぞら』視聴者の間で“あざとい”評が加速中!

 現在放送中のNHK朝ドラ『なつぞら』。高視聴率をキープし続けており、大人気ドラマとなっているが、ここ最近なにやら不評な部分が多くなっている。

「高視聴率キープしており、全体的にいい評価が多い。ですが、一部の視聴者からは『なつの髪色が明るすぎる』という声や、なつの周囲の男性たちがイケメンぞろいすぎて『現実味がない』と言われていたり、『なつにみんなが優しすぎる』『恵まれすぎ』といった脚本へのブーイングも起こっています。まあ、『半分、青い。』でもよくありましたし、逆にそれが話題になっていたこともありましたから。いい意味で批判やツッコミがあったほうがいいのでは?」(芸能ライター)

 批判も多く上がっているのは、人気ゆえなのだろう。だが、ここ最近、主人公を演じる広瀬のある演技にツッコミやブーイングが巻き起こっている。

「ここ最近、やたらとなつが食べるシーンが増えてきて、それが結構批判にあっているんです。もともと、食べるシーンはありましたが、最近は上を向きながら目を細め『う~ん、おいしい!』といい、そこだけアップになるシーンが多発。するとネットでは『なに、あの顔? かわいいと思ってんの?』『今まで普通に食べてたのに、急に何?』『あの食べ方は腹が立つわ!』『疲れで目が死んでるからおいしい感じに見えない』という声が。さらに6月6日放送の回では職場の先輩とランチをとるシーンで、口元にケチャップをつけていたんですが、これが追い討ちをかけるかのように大不評。『あざとキモイ!』『いいと思って演出してるのかもしれないけど、見ているほうは不快!』『あさからすずのあざとさみるって萎える』といった声が殺到している状態でしたね。“元気で純粋無垢ななつ”をみせたいがための演出なのでしょうが、逆効果に。役なので関係ないはずなんですが、“広瀬すず=あざとい”という評が加速しています」(ドラマウォッチャー)

 役のせいで「あざとい」と言われてしまっている広瀬。だが、ここまで言われてしまうのは「役にハマっている」ということなのかも!? 将来、演技派女優も夢じゃない?

「広瀬すずの食べ方が無理」NHK朝ドラ『なつぞら』視聴者の間で“あざとい”評が加速中!

 現在放送中のNHK朝ドラ『なつぞら』。高視聴率をキープし続けており、大人気ドラマとなっているが、ここ最近なにやら不評な部分が多くなっている。

「高視聴率キープしており、全体的にいい評価が多い。ですが、一部の視聴者からは『なつの髪色が明るすぎる』という声や、なつの周囲の男性たちがイケメンぞろいすぎて『現実味がない』と言われていたり、『なつにみんなが優しすぎる』『恵まれすぎ』といった脚本へのブーイングも起こっています。まあ、『半分、青い。』でもよくありましたし、逆にそれが話題になっていたこともありましたから。いい意味で批判やツッコミがあったほうがいいのでは?」(芸能ライター)

 批判も多く上がっているのは、人気ゆえなのだろう。だが、ここ最近、主人公を演じる広瀬のある演技にツッコミやブーイングが巻き起こっている。

「ここ最近、やたらとなつが食べるシーンが増えてきて、それが結構批判にあっているんです。もともと、食べるシーンはありましたが、最近は上を向きながら目を細め『う~ん、おいしい!』といい、そこだけアップになるシーンが多発。するとネットでは『なに、あの顔? かわいいと思ってんの?』『今まで普通に食べてたのに、急に何?』『あの食べ方は腹が立つわ!』『疲れで目が死んでるからおいしい感じに見えない』という声が。さらに6月6日放送の回では職場の先輩とランチをとるシーンで、口元にケチャップをつけていたんですが、これが追い討ちをかけるかのように大不評。『あざとキモイ!』『いいと思って演出してるのかもしれないけど、見ているほうは不快!』『あさからすずのあざとさみるって萎える』といった声が殺到している状態でしたね。“元気で純粋無垢ななつ”をみせたいがための演出なのでしょうが、逆効果に。役なので関係ないはずなんですが、“広瀬すず=あざとい”という評が加速しています」(ドラマウォッチャー)

 役のせいで「あざとい」と言われてしまっている広瀬。だが、ここまで言われてしまうのは「役にハマっている」ということなのかも!? 将来、演技派女優も夢じゃない?

二階堂ふみ、朝ドラ『エール』ヒロイン! “新鮮味”だけじゃない「不安要素」

 2020年度前期放送のNHK連続テレビ小説『エール』のヒロインを二階堂ふみが務めることが発表され、話題を呼んでいる。

 本作は、阪神タイガースの歌「六甲おろし」などを生み出した昭和の有名作曲家・小関裕而氏と、その妻である歌手・金子をモデルにした物語。主人公の古山裕一を窪田正孝が演じ、二階堂は妻となる女性、関内音を演じるという。今回、二階堂はオーディションで2,802人の中から選ばれたといい、審査では歌のテストがあったことなどを明かしていた。

 今回の起用について、ネット上では「演技派だから安心」という声がある一方、「朝から二階堂ふみの顔は見たくないなぁ」「二階堂は濡れ場のイメージが強いから朝ドラはどうなんだろう」「妻が夫を引っ張っていく感じなんでしょ? なら二階堂ふみは合ってるんじゃない?」といった賛否両論の声が飛び交っている状態だ。

「近年は大河ドラマが不調なため、好調が続く朝ドラのほうに力を入れているようですね。最近は『まんぷく』の安藤サクラさん、『なつぞら』の広瀬すずさん、『スカーレット』の戸田恵梨香さんと、オーディションではなくオファーでヒロインが決まることが多かったですが、そうなると新鮮味に欠けます」(芸能事務所勤務)

 また、演技派といわれる二階堂だが、朝ドラヒロインという役柄に関しては心配の声も上がっているという。

「メンヘラや陰のあるキャラクターといった、闇が深くてクセのある役柄を演じるとハマるのですが、明るくて普通の女の子の役はあまり上手ではないという声があります。今回の役柄については、公式で“自分が世界の中心だと思っている妻”とあり、二階堂さんにピッタリハマりそうだとは言われているのですが……。しかし『半分、青い。』のヒロインが視聴者から嫌われていたことからもわかるように、 脚本と演出と本人の演技、ひとつでも外すと致命傷となる可能性も高い」(テレビ局勤務)

 朝ドラはここ数年、20%以上の平均視聴率を維持するなど好調な印象があるが、二階堂は現在出演する『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の視聴率が不調なので、安心はできないところ。もしかしたら、この『エール』が二階堂の女優としての正念場となるかも!?

『いだてん』不調続き……チコちゃん、岡村隆史の投入あるか?

 NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の低視聴率が続いている。ワーストは第16回の7.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)であり、今後さらなる“最低記録更新”も起こりかねない。これから物語が折り返し地点をむかえるにあたり、何とも心もとない数字である。

 今後、求められるのは“テコ入れ策”であろうが、そこには仰天プランも登場しそうだ。

「同局の人気番組『チコちゃんに叱られる!』のチコちゃんと、同番組に出演するナインティナイン岡村隆史の投入ですね。実はこのプランは『いだてん』放送開始当初に一部メディアに報じられ、演出スタッフの一人である大根仁氏がネット上で『全部デタラメ』と反論していました。しかし、その後、岡村が次年度の大河ドラマ『麒麟がくる』への出演が発表されましたら、可能性が消えたわけではないでしょう」(業界関係者)

 ならば、どういったタイミングで「チコちゃん」と「ナイナイ岡村」の登場が予想されるだろうか。

「物語は現在のところ大正時代まで進んでいます。ここから昭和、第二次世界大戦、戦後から東京オリンピックへと進んでいきます。現代史に近づくにつれて、視聴者にとってもおなじみのトピックが増えてくるといえるでしょう。これらに関するトリビア解説などで『チコちゃん』投入といったサプライズもありそうですね。さらに岡村は『めちゃ×2イケてるっ!』(フジテレビ系)のオファーシリーズなどを見てもわかる通り、スポーツ万能キャラであり、次年度の大河出演者の名目もありますから、『いだてん』に絡む要素はありそうです。物語本編に出てこなくとも、番組宣伝プログラムや総集編への登場といった可能性も十分にあります」(同)

『いだてん』低視聴率の原因は、すでに視聴者の興味がストーリーから離れているところにあるだけに、あらゆる手段で再び目を向けてもらう必要はあるといえそうだ。
(文=平田宏利)

NHK大河『いだてん』、視聴率低迷で責任問題に波及も「職員にとっても命運を懸けた放送に……」

 NHK局内からため息が漏れている。大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK総合)の視聴率が末期的な状態となっている。第16話が放送された4月28日には2012年11月オンエアーの「平清盛」の7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を下回り、統計を取り始めた1994年以降で過去最低の数字となる7.1%となってしまった。第6話の2月10日に9.9%と2桁視聴率を割り込んでから、連続して1桁視聴率で推移している。

「大河ドラマには局員の人件費分を除いて1本あたり6,000万円の予算がついている。年間50回が放送されるのでおおよそ30億円の巨費を投じて制作されています。それにもかかわらず最近では裏番組の低予算番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日)に視聴率でダブルスコアの差をつけられていることで、大河ドラマを担当している制作局第2制作センターは大弱りとなっていますよ。大河は朝ドラと並んでNHKを代表する番組。企画に目を通す放送総局長や専務理事からも不満が漏れ、ドラマ番組部長がヤリ玉にあがっているといいます」(テレビ局関係者)

 2020年の東京オリンピックを控え、無理やり宮藤官九郎に畑違いのスポーツに関する脚本を書いてもらったところに、そもそもの無理があったとも言われている。ただこのままで終われないとばかりにテコ入れをすべく、薬師丸ひろ子、麻生久美子、リリー・フランキー、桐谷健太、加藤雅也、塩見三省といったクドカンファミリーを新キャストに迎え、6月30日からは阿部サダヲが主人公となる第2部がスタートする。

「これで視聴率が上向かなければ、ドラマを統括する部長級が飛ばされるとウワサされています。職員にとっても命運を懸けた放送となりそうですよ」(前出・同)

 心機一転新たなストーリーを展開する第2部で視聴率は上向くのか、注目が集まる。

『いだてん』追加キャスト、サブカル祭りに落胆の声

 NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の追加キャストが発表された。1月にスタートした放送は5カ月を迎え、中盤から折り返し地点へと向かうところだ。視聴率的に苦戦しているため、追加キャストには“テコ入れ”の要素もあるだろうが、その内容に落胆の声もあがっている。

 今回追加発表されたキャストは9名。そこには3月26日に68歳で亡くなった俳優の萩原健一さんも含まれる。萩原さんは政治家の高橋是清を演じる。それ以外のメンバーは、麻生久美子、桐谷健太、薬師丸ひろ子、リリー・フランキー、塩見三省、加藤雅也、塚本晋也、じろう(シソンヌ)といった並びであり、このメンツが「サブカル祭り」「クドカンの身内大集合」と話題になっているのだ。

「薬師丸ひろ子は『木更津キャッツアイ』(TBS系)の美礼先生としておなじみですし、リリー・フランキーとクドカンは、2015年公開の映画『バクマン。』で役者として共演しています。塚本晋也は『鉄男』(1989)をはじめ、世界的な評価の高い映画監督であり自ら役者業もこなします。味のあるキャストといえば聞こえはいいですが、サブカルチャー方面に取り立てて興味がない人にとっては『この人誰?』の並びかもしれません」(芸能関係者)

 このキャスティングには、クドカンの脚本創作術も関係している。

「クドカンは、最初からキャラクターのイメージを設定し、セリフを作り上げていく『あて書き』の書き手として知られています。そのため、クドカンファミリーというべきメンバーが自然と固まっていくのでしょう。もちろん、クドカン作品の魅力を最大限に引き出す上においては有効な方法だといえますが、そもそも『脚本がわかりづらい』と批判されているため、新キャストが視聴率回復につながる可能性は低いのでないでしょうか」(同)

 国民的作品を目指すべき大河ドラマにおいて、身内のサークルに閉じた「サブカルドラマ」を見せられても、視聴者の興味はますます離れていってしまうのではないだろうか。
(文=平田宏利)

広瀬すず『なつぞら』イケメン大量投入で視聴率好調も「評価急落」のワケ

 広瀬すずが主演を務める、第100作目のNHK連続テレビ小説『なつぞら』。

 GW中には視聴率20%の大台を割り込む時期もあったものの、軒並み好調をキープし続けている。

 岡田将生、吉沢亮、山田裕貴、清原翔、犬飼貴丈、育ての父親役の藤木直人などに至るまで、イケメンを豊富に揃えた「イケメン朝ドラ」とも呼ばれ、女性視聴者たちを日々キュンキュンさせていることも好調の理由の一つだろう。

 しかし、視聴率の好調さの一方で、評判のほうは意外にもあまり芳しくない。といっても、子役時代の2週間の展開は絶賛の声が多かったにもかかわらず、ヒロインが子役から広瀬すずに交代して以降、みるみる評価を下げているのだ。

 Yahoo!テレビガイドでは、以下のような辛口コメントが続出している。

「なつって早くも嫌われヒロインになってしまったよね。これは鈴愛(『半分、青い。』の)より早いかもしれない」

「ドラマの進行上色々なことがはしょられるのは仕方ない事ですが、あまりにもなつに都合が良すぎてなんだかなあと思うことしばしば……」

「100作めで期待していたのですが、過去の出演者&イケメンを集めてのお祭り? 子ども編が良かったために残念です」

 子役から交代して以降、ヒロインのキャラクターが変わってしまったという声が多いほか、「何をやりたいかわからない」という声も。

 子役時代に物語のピークを迎えてしまうのは、ある意味、朝ドラではよくあるパターンだが、いったいなぜそのような展開になっているのか。

 あるスポーツ紙記者は言う。

「子役時代の2週間と、あまりにクオリティが異なるので、もしかしたら脚本家がひそかに途中で交代しているのではないかとも思いました。でも、台本を見てみると、その後も変わらず非常に丁寧に描かれているんです。実際に放送されたものと台本を見比べると、尺の都合なのか、大胆にバッサリとカットされてしまっている部分がかなり多い。それが朝ドラでありがちな『ヒロイン至上主義』『ご都合主義』に見えてしまう原因だと思います」

 しかも、同記者いわく、「大幅にカットされている部分には、ある種の傾向が見られる」そうだ。

「心理描写や、経緯を説明する部分などはかなり省略されているのに、イケメンとの胸キュンシーンはカットされず、しっかり厚めに描かれています。実際に視聴率も好調ですから、複数のイケメンとの胸キュンシーンをたくさん入れておけば良いという読みは、的外れではないのでしょう」

 あるエンタメ系ライターは言う。

「『あさが来た』のディーン・フジオカさん演じる五代様がブレイクしたあたりから、朝ドラは明らかにタイプ違いのイケメンを複数揃え、胸キュンで女性視聴者を引き付ける戦略をとるようになっています。その集大成がイケメンパラダイス、イケメン祭りとも言われる『なつぞら』ですよね」

『なつぞら』放送開始直前には、『朝ドラ100作 ファン感謝祭』なる特番が放送された。しかし、第一部の『思い出の名シーンランキング』が朝8時15分からだったのに対し、夜(18時5分~)に放送された第2部は『ドラマを彩る“イイ男”スペシャル』。100作の歴史を振り返る中で、わざわざ名シーンと並列、もしくはそれ以上の扱いで「歴代朝ドラのイケメン」だけにテーマをしぼり第二部として扱ったあたりにも、NHKの「朝ドライケメン押し」の姿勢がうかがえる。

 先述のライターは言う。

「視聴者はあくまで作品ありきで見ていて、魅力的な作品に登場する魅力的な役柄のイケメンにときめくだけ。ストーリーなどそっちのけで、『とりあえずイケメンをたくさん出していれば良い』なんて思っている人はほとんどいないはず。今のイケメンてんこ盛り朝ドラは、ある意味、これまで朝ドラを楽しんできた視聴者たちの視聴習慣を冒涜するものになりかねない危険性があると思います」

 現時点では、ヒロイン・なつを演じる広瀬すずがどんどん視聴者に嫌われつつある。しかし、それも演者である広瀬すずのせいでは、おそらくない。むしろ広瀬すずは、安直な「イケメン祭り」によって心理描写をおろそかにされた被害者なのかもしれない。