女友だちはこうあるべし? 「MORE」のノイローゼ一歩前の"友情"像

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「MORE」(集英社)2011年5月号

 春の訪れを少しずつ感じる今日この頃。「4月からは社会人だから、OLさんのバイブル「MORE」(集英社)を読み始めなきゃ♪」という品行方正な新社会人の方も多くいらっしゃるでしょう。結婚を決めたら「ゼクシィ」(リクルート)、子どもができたら「たまひよ」(ベネッセ)......。自分へのセレブレーションを形にすることで、社会での立ち位置を明確にする。そこから生まれる消費活動が社会経済を活発化していくわけですから、雑誌って大事~。「あおり」っていうのも、雑誌の持つ役割の一つなんですよね。

亀梨が赤西について語った『ONE PIECE』祭りに、冷や水をかけたアノ人

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「MORE」(集英社)2011年4月号

 「週刊ジャンプ」(集英社)連載中の『ONE PIECE』が累計発行部数2億冊を突破したとのこと。山手線に乗れば『ONE PIECE』、新聞めくれば『ONE PIECE』、お菓子を買ったら『ONE PIECE』。日常生活が完全に『ONE PIECE」に包囲されてると言っても過言ではないこのフィーバーぶり。同社発行の「MORE」も、今月は至る所に『ONE PIECE』ネタが散りばめられています。しかし「今月のMORE、ワンピース特集ですよ」と伝えると、「へぇ~ジャンパースカートって流行ってんスカ?」と素で返すサイ女編集Sのような、2億冊に全く参加していない人間もいるわけで、メジャーとマイナーの永遠のディスタンスにそこはかとない物の哀れを感じながら、今月号も拝見させて頂きます。

名言や向井理を欲する、人生の中間管理職、女30代雑誌「MORE」

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『MORE』(集英社)2011年3月号

 今月の「MORE」(集英社)には特別付録として「私、リニューアル!本気のヘアチェン100」がついています。「MORE」のヘア特集は、素人でもマネしやすいアレンジが満載で非常に人気が高いとのこと。付録の表紙を飾っているのは、タレントの優香。例えばこういう場合、本誌の方にひっそりとでもインタビューがあるとか、せめて付録中に優香だけのページを作るとかするものだと思っていましたが、優香が登場するのは付録の表紙のみ。三十路優香の立ち位置については、一度真剣に考えなければと(勝手に)思っていた矢先。今後の方向性が一向に推し量れない優香というタレントの存在意義を、まさかこんな形で再確認させられるとは。女の憧れをビジュアル化するのが女性誌なら、女が漠然と抱く違和感を白日の下に晒すのも女性誌。その中でも「MORE」は、恐ろしくその手の感覚に鋭い雑誌なのです。

暴走する妄想に唖然…「MORE」イチオシの"ツクメンまめ男くん"の正体とは?

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「MORE」2011年2月号(集英社)

 30歳前後のOLをターゲット(実際の読者はもっと上との噂も)に、混迷する女性誌業界の中でも常に安定した部数を稼いでいる「MORE」。地味目なファッションに身を包み、忍び寄る初期老化の波に怯えながらも、実は虎視眈々とブレイクを目論む......そんなアラサー女性の揺れ動く気持ちを常に代弁しています。その一方で「上手ちゃん」といった特異なキャラクターを入れてくる「MORE」ですが、今月は「上手ちゃん」のオトコ版とも言うべき"絶対彼氏"をぶち込んできたようです。一番現実を理解していそうで、一番現実から遠ざかった発言をするオンナ(独身に限る)が真っ先に喰いつきそうなネタですよ!

「MORE」にハマり過ぎる女・藤澤恵麻が、満を持して専属モデルデビュー

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「MORE」2011年1月号(集英社)

 今月の表紙は綾瀬はるか。つい数カ月前も表紙だったし、その理由を考えていたら、15Pに渡って大盤振る舞い出稿しているSK-IIの、新CMキャラクターに選ばれたそうです。誌面では"綾瀬はるかのSK-II14日間サプライズ"を展開しております。SK-IIといえば、"ライバルはドモホルンリンクル"の妙齢化粧品ですから、綾瀬はるかによって若返りを図ろうとしているのでしょう。しかしそれ以上に、MORE娘に忍び寄る初期老化を自覚させんとする狙いがあるようにも思います。稲森いずみや藤原紀香が白髪染めのCMに出て「あぁ、私もそろそろなのね」と自覚するように。若さって何? いつからおばさん? そんなMORE娘の悲痛な叫びが聞こえてきそうな今月の「MORE」。大丈夫、メディアにおけるアンチエイジングなんて所詮大人の事情ですから。新春号ですし、パーっといきましょう。それでは今月のランナップを。

嫁MOREと林真理子……激しい"幸せの押し売り"に勤しむ「MORE」

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「MORE」2010年12月号(集英社)

 今月号の付録はビッグトートです。また狭い我が家が「MORE」からの望まれないトートバックで埋め尽くされていきます。質素なアラサー読者の財布事情を加味したファッションページも、闇が深い心理状況に寄り添う読み物ページも充実している「MORE」ですから、某おまけつき雑誌の挑発に乗らずとも中身だけで十分勝負できるはず。「No MORE 付録!!」と叫ぶ勇気を、ぜひナンバーワン女性誌自らご英断頂きたいものです。何より大事な地球資源。アースでエコロジーなCMに出演し、実生活では黒い噂のダンナをもポイ捨てしない女、表紙の宮崎あおい様を見習いましょう! そんなこんなで今月のラインナップをどうぞ。

"不老不死"美魔女たちから売られたケンカに、どうする「MORE」娘!?

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「MORE」2010年11月号(集英社)

 今月号の表紙は菅野美穂です。表紙の、ストライプのシャツに蝶ネクタイ、その上に手編み風の白いニット(星柄つき)というスタイルに二度びっくり。どこかで見たことある格好だと思ったら、コレ、おにゃんこの新田恵利(会員番号4番)が『冬のオペラグラス』時に着てたのにクリソツ~。1977年生まれ。立派なアラサーのかんちゃんなのに、一体いつまでピュアで向こうみずな少女の幻影を背負わされ続けるのでしょう。インタビューでも「いつも元気なわけじゃない。パンクしそうな時期もある」と語っているかんちゃん。そのマイナスオーラは10月からの新ドラマ『ギルティ~悪魔と契約した女』(関西テレビ、フジテレビ系)にてフルに発揮しちゃって!

「MORE」400号記念で、「谷亮子研究」を掲載した意味を考える

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「MORE」2010年10月号(集英社)

 2週間ほど前でしょうか、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で「MORE」と「sweet」(宝島社)の「二大女性誌の人気の裏側」を特集しておりました。「sweet」は何といっても付録の豪華さ、一方「MORE」は究極の実用性が女性の心を掴み続ける秘訣だそう。街角でおしゃれさんを調査するひたむきさ、「それじゃ一般の子が真似できない!」と決まりかかった企画をひっくり返す情熱。BGMとして「風の中のすぅばる~(by中島みゆき)」が流れていても違和感ゼロというくらいの『プロジェクトX』っぷりでした。敢えての地味、敢えてのポピュリズム。400号に積み重ねられた、突出しない、尖がらない生き方がこんなにも受け入れられているのは、混沌とした社会状況への不安の表れなのかもしれません。迷えるアラサー女子が安堵を求める「MORE」400号記念号をさっそく読み進めてまいりましょう。

「MORE」の王子様像? 小栗旬と生田斗真がアツイ「バカで最強な」俺たちトーク! 

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「MORE」(集英社)2010年9月号

 9月号発売を機に、MORE編集部の公式ツイッターが始動したようです。覗いてみますと、「ツイッターデビューを祝して焼肉なう☆」とか「ランチに出発なう。(中略)『インドレストラン マンダラ』のチキンラジゼが大好きです」など、大手出版社に勤めるOLさんたちのいい匂いがするつぶやきが。某サイゾーウーマン編集部のツイッターとは雲泥の差ですが、今月もいい匂いOLさんたちの日常を覗かせていただきます。

<トピックス>
◎8~9月は何を買う? いつ買う? 時間差買い足し 夏→秋着回し60DAYS
◎30歳までに1000万!? 必ず貯まる! お金の学校
◎男の友情クロストーク 小栗旬×生田斗真

地味で策士な「MORE」娘と、香山リカが導き出した"いびつな幸せ"

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「MORE」(集英社)8月号

 先月で創刊33周年を迎えた「MORE」。王道OLスタイルを常に追求し続けた結果、凋落気味の赤文字系にも引きずられず、個性派おしゃれの青文字系にも揺るがず、確固たる地位を築いています。その尖らない立ち位置は、そのまま集英社という万人受けする出版社の精神を一番体現しているのでは。なので、街でおなじ付録を持っている人に出会ってしまう率が高いのも納得。今月のメイベリンのビッグヴァニティーでは、何人とトイレの洗面台で鉢合わせしちゃうんでしょうか。そんなザッツジャパニーズOLたちの興味と悩みを今月も拝見させていただきます。