「婚活できたらマジョリティでいられた」歪んだ自己顕示欲を持つ「MORE」娘

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「MORE」3月号(集英社)

 今月号の表紙を飾るのは女優の柴咲コウです。実物を見ないと分かりにくいのですが、左半分黒髪、右半分が金髪という"ひとりオレオ"風奇抜ヘアで登場したコウさん。姐御肌が高じて地元の友達との旅行に際し全員の旅行代金を持ってしまうというエピソードを披露しつつ、「何かをしてあげているなんて意識はみじんもないし、何かをしてもらいたいとも思わない」「"だれかのために"って、めぐりめぐって、"自分のために"なることだと思う」と語ります。見た目はオレオですが、心はマザーテレサ。また恋愛において大切なのは「変化する相手をきちんと観察して尊敬し続けること」だそうで、インタビュアーの「彼の部屋を掃除したり、手料理を作ることよりも大切と」という問いに「それって自己満足。彼へのマーキングでしょ(笑)」とバッサリ。先月号で提唱していた「結婚するには料理・掃除・貯蓄といった基本的な"妻としての即戦力"を磨いておくこと」を一刀両断されたにもかかわらず、何事もなかったかのようにシレっと受け流していた「MORE」。今月もノッケから本領発揮です!

<トピックス>
◎「アガる↑↑春靴」ノンストップ300
◎HUMAN&LIVING 向井理
◎"おひとりさま"という生き方

料理・掃除・貯蓄の「妻としての即戦力」が必要? 「MORE」の結婚特集が怖い

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「MORE」2月号(集英社)

 2011年最後の「MORE」。「史上最強『モアモデルズ12』からHAPPY NEW YEAR」は、12名の専属モデルたちが一堂に会する何とも年末らしい企画。抜群の親しみやすさと若干のイモさ、そして適度な抜け目なさを併せ持つ、まさに史上最強に「フツー」っぽい布陣であることを再確認致しました。等身大のOLさんの心と体に寄り添うことを命題にした「MORE」においては、ちょっとの"浮き"が命取りなんですね。それぞれの方が2012年の誓いを書き初めしたり、お正月Q&Aに答えているのですが、これがなかなか興味深いです。「継続は力なり」(篠田麻里子)、「何でも笑顔で乗り切る」(矢野未希子)など、ポジティブ&ハッピーを推奨する同誌らしい一言をしたためているモデルが多い中、鈴木えみは消え入りそうな文字で「未知との遭遇」と書いていて二度見しました。インタビューでも「2012年は宇宙人が来るらしいよ!知ってた?」「(カウントダウンの過ごし方は?という質問に)テキーラ!」など、素面と思えない回答を。えみちゃんの年越しテキーラが灰皿には入っていないことを祈りつつ、年内最後の誌面チェックに参りましょう。

「幸せ」以外の読み方を一切断ち切る、「MORE」の梨花インタビュー

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「MORE」1月号(集英社)

 2012年、めでたく創刊35周年を迎える「MORE」。お祝い広告が飛び交う誌面に、さりげなくひっそりと差し込まれたのが「今月からモアモデルズに仲間入り みっこの愛されウインターホワイト」です。みっことは、「non-no」(集英社)、「with」(講談社)などで活躍していた矢野未希子のこと。芸能界イチのモテ男、ロンブー田村淳氏との交際報道でおなじみのあの方が、今月からモアモデルになりました。

 真っ白なモヘアのニット、純白のバレエシューズ、レースのワンピにチュチュスカート......「"大人可愛い"白」をまといながら「MORE」デビューを果たしています。風のウワサによると、交際相手に"105の条件"を突き付けるという淳氏。関西出身の明るさ、親しみやすさと同時に「"キレイで上品"がみっこファッションのベース」など、女らしさも兼ね備えているらしいみっこさんに「あ~、なるほど~」(棒読み)と感心することしきりです。それにしても鈴木えみや田中美保、篠田麻里子、そして話題の紗栄子など、"カワイイふりして割とやりよる"女子が好きなんですよね、「MORE」って。

「MORE」娘がセックスしない理由は「面倒なわりに得るものがほぼない」!?

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「MORE」12月号(集英社)

 今月号の表紙は嵐です。二宮和也が連載を持ち、嵐としても半年に一度の割合で登場する、まさに「MORE」にとって欠かせないアイコン。「ときめき、笑顔、楽しい時間......etc。いつもたくさんの素敵なものを届けてくれる嵐から、MORE読者にスペシャルプレゼント」ということで、気合いの入ったBOOKinBOOK仕様です。ファンの皆様、どうぞ個々にお楽しみください。えっ? 内容ですか? 今回はテーマが「プレゼント」ということで、贈り物にまつわる個別のエピソード、仲良し感満載の集合インタビューという具合です。いやいや手抜きではございませんよ。もうそれぞれのメンバーのパブリックイメージとインタビュー内容が完全に一致ですので、筆者から申し上げることは何も......。二宮さんは脚本家の倉本聰さんを「聰ちゃん」って呼ぶとか、大野さんは「大野さん」と呼ばれるより「おーちゃん」って呼ばれたい派とか、そのくらいでしょうか。でもそんなことも熱心なファンならご存知でしょうしねぇ。先月の木村拓哉さんの"振り返るときはバックミラーを見る時だけ事件"が強烈過ぎたとも言えますが、何はともあれ「嵐」と「MORE」の蜜月だけはしかと心に刻みつけ、今月のラインナップに参りましょう。

「振り返るのは、バックミラーを見るときだけ」木村拓哉のインタビューに悶絶

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「MORE」2011年11月号(集英社)

 「MORE」をレビューするにあたり、みなさんはファッションにはきっと興味が無いだろうと、毎号勝手にスルーを決め込んでおりますが、「『NEWSなニット』を指名買い!」に食指を動かされるページがありましたのでご紹介します。篠田麻里子と戸田恵梨香がご指名ニットを紹介しつつ語り合う「麻里子&恵梨香の『We(はあと)ニット』ガールズトーク」。ある現場で一緒になってから意気投合したというふたりが、「アタイらこんなに仲良し」を読者の方にアピールしています。

「MORE」のSHIHO妊娠インタビューが、「うっとり」の押し売りになっている!

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「MORE」10月号(集英社)

 まだまだ残暑厳しきこのごろ、女性誌はすっかり秋冬の装いです。今年の流行は「レディ」で「クラシック」だそうですが、ファッションにあまり明るくない筆者だからか、そのどれもが昭和お母さんの授業参観ルックに見えて仕方ありません。「キュートなドットのベージュブラウス」や「ママのクローゼットで見つけてきたようなひざ下丈のプリーツスカート」から漂うのは、オシャレ感よりタンス用防虫剤の香り。「MORE」のファッションページは庶民の味方のようで、実は庶民が着るとヤケドするテイストのものが多い、という基本事項を改めて確認いたしました。「"ママが着てた?"感じが新鮮」は、もしやマザコン気味の男性諸君へ向けた壮大な作戦なのかもしれませんね。でもみなさん、現実にママのクローゼットから引っ張り出してきたら、ハイウエストのヒョウ柄スパッツだから、気をつけて!!

キズナ婚でもいい! 「MORE」の"何が何でも結婚したい"が止まらない

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「MORE」9月号(集英社)

 今月号の「MORE」、表紙はおなじみ菅野美穂です。ご両親の出身地である盛岡を旅しながら、含蓄あるお言葉が次々と溢れます。「仕事も恋愛も結婚も、思いどおりにいくわけじゃないし、欲しいものを得たから幸せとも限らない。守るべき存在を持つにはそれだけの責任を持てる自分にならないと」「自分にないものを欲しがるよりも、今ある日常と仕事を大切にすること。それが誰かのためになるといいな」。素晴らしいインタビューですが、海外へのボランティア活動などを経て構築された菅ちゃんの「幸福論」はちとレベルが高く、「ホントの幸せ教えてよ」病のMORE娘たちがますます混乱するのではと心配です。

「リア充」=リアクション充実女子はモテる!? 「MORE」の果てない逡巡

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「MORE」(集英社)8月号

 今月の「MORE」、表紙は蒼井優ちゃんです。赤ちゃんのようなつるつるほっぺ、凛々しい眉、ギリギリのラインですっぴんと思わせる絶妙なメイクをどうぞご堪能ください。この計算し尽くされた計算の無さが、某人気アイドルグループのメンバーを、個性派俳優を次々と我が物にしていったのだと思うと感無量です。今月号のメイク企画「目ヂカラ5割増!コンプレックスぶっ飛びデカ目」が、なんだか虚しく感じちゃいますね。だって結局は「アオイ(蒼井&宮崎あおい)勝ち」の世の中ってこと。アラサー女子が少女のようなあどけなさを追い求めると、その後の人生に痛手を残しそうで心配。さっそく中身を見て参りましょう。

<トピックス>
◎人気スタイリストがAnswer!美人な毎日コーデを即マネ!
◎「使える」MOREコスメ大賞堂々発表!
◎世界一わかりやすい! 妊娠&出産学

MORE娘が「ウマい男とヤリたい」宣言? "SEX-MEN"企画で本性むき出し

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「MORE」(集英社)2011年7月号

 今月号の「MORE」(集英社)は表紙に北川景子、インタビューに向井理と盤石な映画『パラダイス・キス』シフト。以前「MORE」が"つくメンまめ男くん"(※尽くしてくれて何かとまめな男性のこと)のイメージとして向井理くんの名前を挙げていましたが、今月号のインタビューを読めばそれがあくまでイメージだったことが明らかになります。理想の恋愛に現実が追い付かず、ますます理想が暴走する......この負の無限ループを抜け出すような企画が現れるか。さっそく今月のラインナップを。

「MORE」の着やせコーデに近藤春菜登場で、露呈してしまった"限界"

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「MORE」(集英社)2011年6月号

 今月号「MORE」の表紙は女優の柴咲コウです。ハリウッド進出が決定し、今最もノリにノッてる彼女が、「迷った分だけ、強くなる」というタイトルで、読者からのお悩みに答えています。「MORE」特有の、"素敵なうすぼんやり"な部分(「迷いながらも自分なりの答えを見つけ、前進する」など)も若干あるものの、単なるガールズトークとして終わらせない存在感はさすが。例えば、「仕事がやっと楽しくなってきたのに、彼が海外転勤に......ついていくべき?」という相談には、「仕事は好きでも、一生続ける覚悟まではないから揺れるんだろうね」。「取引先の人を好きになってしまった」というお悩みには、「答えは単純。飲みに誘えばいいよ!」。