日本の理想形? 「LEE」読者家族のバランス感覚と幸せな写真がまぶしい

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「LEE」2月号(集英社)

 今月号の「LEE」の大特集は、「ハピファミ達の最旬スナップ317人」です。「ハピファミ」という言葉が持つうさん臭さに眉根を寄せてしまう方も多いかと思いますが、リードには「家族みんなでおしゃれを楽しむ"ハピファミ"が増えた(略)」と書いてあり、「LEE」における「ハッピー」はおしゃれ度まで内包されたふわっとした感じのようです。

 実際にファミリーのページを見てみると、男性陣はたまに「カバン職人」という方もいますが、ほとんどは「会社員」の肩書をお持ちです。会社というガチガチの規則の中に生きる術を得ながら、私服ではダウンベストや帽子、メガネ、チェックのシャツなどを上手く活かした、さりげないオシャレを身につけているバランスの良さ。そして、そんな男性を人生の伴侶に選んだ「LEE」読者も、この世知辛い日本を上手く生き抜いていけるタイプなんだと思います。それゆえ、「LEE」をずっと眺めていると、「今の日本における『ハピファミ』はこれかもしれない」と思えてくるから不思議なものです。

売れない時代ゆえの勝者? 「LEE」のバランスの良さが他誌を追いつめる

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「LEE」1月号(集英社)

 今月号の「LEE」、まずは巻頭の連載コラムに驚きです。フランス生活でのあれやこれやをつづっている中山美穂の連載「『気づくこと』の楽しさ」。今回の内容をざっくりとお伝えすると、「パリは寒くってベランダでオリーブを育てようと思ったら、凍っちゃった。テヘペロ」ということなんですが、芥川賞を受賞した準女装旦那が監修しているのか、とってもオシャレで分かりにくい文章になっていました。が、そんなことはどうでもいいんです。問題は写真!!

 美人女優で鳴らしたミポリンの写真が色飛びしちゃって、もはや誰だか分からない。真っ白けっけの顔。恐らく自撮りしたように思われますが、デジカメ全盛期、というか携帯電話のカメラだって高スペックなこの時代、「写ルンです」で失敗した時のような写真になっています。筆者は2011年も年の瀬を感じるこの頃に、ミポリンだか樹木希林(a.k.a綾小路さん)だか分からない写真が雑誌に載るとはゆめゆめ思いませんでした。時代に追い付く気がないのか、追い付けないのか、ミポリンという女に無駄に思いを巡らせてしまいました。みなさんも大掃除の合間にでも、ミポリンのことを考えてみてください。

「LEE」の"女を捨てた"ファッションは、良妻賢母と同性へのけん制の証?

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「LEE」12月号(集英社)

 今月号の「LEE」はクリスマス前の12月号ということもあり、赤や緑、白を基調としたファンシーなデコレーションの特集があったり、冬ということでざっくりニットやノルディック柄セーターなど、現在の東京の気候を無視するかのような「北欧」具合。実際に底冷えのような寒さや雪が降って交通麻痺を起こすとみんな舌打ちしてるのに、「季節感って大事だよね~」という変な空気を流すのが女性誌の無責任なところ。いつの間にか、「季節感を大事にする私」がファッションになっちゃったんでしょうね。本当に季節感を大事にしたいなら、まずは二十四節気の日にちをカレンダーに赤丸つけることから始めてみましょう!

実用性なし! 表層的なつくりが31万部発行を支える、不思議な雑誌「LEE」

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「LEE」(集英社)

 キムタクさんが大変だァ! と『石田さんチが大変だァ!』(日本テレビ系)みたいな韻で入ってみました。何が大変って、あの「MORE」(集英社)での"やっちまった発言"を覚えていらっしゃいますでしょうか?

「後ろを振り返るのも、車の運転中にバックミラーを見る時くらいしかない」