毎号啓蒙する「CLASSY.」と、受け入れない読者のカジュアル戦争はいつまで続く?

<p> 「CLASSY.」3月号、表紙にはニット帽にチェックのシャツ、カラーパンツでパーカーを腰に巻いた小泉里子。こ、これは……先月「彼氏ができるファッション」として紹介していた組み合わせではないですか! なかなかの自家発電です。というわけで、今月の特集は「頼りにしてます!ZARA・GAP・PLST・UNIQLO」です。「CLASSY.」では、「明日着られるベーシック」「まだまだ冬のオシャレは終わらない」など、悪く言えばぼんやり、良く言えば射程範囲の広いテーマで特集が展開されることが多く、今号のようにはっきりとブランド名を打ち出すのは珍しいように感じます。プチプラやこなれ特集のいちジャンルとして名前が出てくるのではなく、ズバーンとZARA、ドキューンとUNIQLO。オシャレが若干苦手な「CLASSY.」読者たちに対して、手軽さやカジュアル感ゆえの“逃げ”ではないUNIQLOをどうやって伝道するのでしょうか。<br /> </p>

事件! 「CLASSY.」の着まわし企画にボランティア女子が登場

<p> ほかの女性誌が自意識でがんじがらめになる中、1人「モテたい! イイ男と結婚したい!!」と欲求をストレートに表現する正直者「CLASSY.」(光文社)。この雑誌においては、男にウケないオシャレなどオシャレとは呼びません。それは裏を返せば、「迷走しがちなアラサーのファッションセンスに、わかりやすい指標を与えてくれる」とも言い換えられます。果たして2014年も、その道を貫くのか。</p>

ジュエリー、時計、腹巻き? 欲望のジングルベルと防寒グッズにまみれの「CLASSY.」

<p> 12月、イルミネーションの下、恋人たちがキャッキャウフフを繰り広げる季節です。イベントごとに敏感な「CLASSY.」(光文社)ももちろん盛り上がってます。ページを開けばジュエリー、ジュエリー、時計、バッグを挟んでまたジュエリー……物欲のジングルベルが鳴りやみません。そんな今号の特集は「冬のオシャレは『暖かさ』を最優先!」。ファッション評論家ピーコの合言葉「オシャレは我慢」は今はもう昔。キャッチにも「極寒の日に『オシャレは我慢』なんて言ってられない!」と盛大にちゃぶ台をひっくり返しています。「CLASSY.」といえば、“武士は食わねど高楊枝”ならぬ“「CLASSY.」読者は痛ぇけどピンヒール”でおなじみだったはず。これは一体どういうことなのでしょうか……。</p>

攻撃的なファッションで僕を傷つけないで……「CLASSY.」のコンサバを支える繊細男子

<p> 前号では図らずも自らを“ダサイ、古くさい、ザOL”と定義づけてしまったコンサバの雄「CLASSY.」(光文社)。世間のカジュアル化の波が押し寄せる中で、コンバースを偏重し、チェックのシャツを腰に巻いてみたものの、やっぱりなにか違う……ということで今号の特集は「秋のオシャレは『ほっそり美脚』が大前提!」。これぞ「CLASSY.」お得意の、“困った時は原点回帰”です。ハイそこ! 「美脚が欲しいのは別に秋だけじゃないですよね……」とか言わない!! そんなことは百も承知の上で、変化の少ないコンサバファッションにおいては「美脚」とか「シルエットがキレイ」とか「小顔に見える」とか女のDNAに訴えかけるキラーフレーズが必要なんですよ。中身を見てみると、なるほど「美脚」という切り口であれば、カジュアルなパンツスタイルもフェミニンなスカートスタイルもオールラウンドにご紹介できるというわけ。まさに売り手良し買い手良し世間良しの“三方良し”じゃないですか! 筆者が美脚ファッション企画にまったく興味がないことがバレる前に、今月のラインナップにまいりましょう。</p>

ボーイッシュコンプレックスゆえに迷走する「CLASSY.」、ダサダサのザOL服を貫くべし!

<p> このレビューでも再三お伝えしていますが、「CLASSY.」とは、“ワンランク上の女になってワンランク上の男と結婚する”というシンプルな願望が宿っているため、日夜厳しい修行(猛暑でも巻き毛、痛くてもピンヒールなど)を重ねている現代の侍系女子に向けた指南書です。女性ファッション誌といえども、そのスピリッツは「月刊 武道」(日本武道館)に近い。さてそんな「CLASSY.」の今月の特集は「『ベーシック』って素晴らしい!!」。賢い読者のみなさまはもうお気づきでしょうか、この侍たち、実はあまりオシャレが得意ではありません。それは決して無頓着という意味ではなく、ある一定の形から出ることを嫌うため、思い切った冒険をほとんどしないということ。そんな彼女たちにとって「ベーシック」とは母港そのもの。「着回し力があって、誰にでも似合って、好感度も抜群、だから頼りになる!」というキャッチにすべてが表れています。今月は、この特集をはじめ「CLASSY.」女子たちのオシャレコンプレックスをチクチクと刺激する企画が盛りだくさんですよ!</p>

“入りは戸田で中盤から檀”、「CLASSY.」が伝授する“金麦キャラ”の使い分け

<p> 夏にオシャレなんざしてられんわと「CLASSY.」(光文社)には珍しくゆるめファッションを特集していた先月号から、早々と軌道修正に入った9月号。今月の特集は「夏のマンネリを変える 気分転換コーディネート」です。「“ゆるカジ”といえば聞こえはいいけど、記録的な猛暑も手伝って、ただ“ゆるいだけ”になっていませんか? 楽だからって着続けてきたその服、そろそろ飽きてきたでしょう?」など、女性誌の十八番である揺さぶり攻撃を仕掛けてきます。興味のある方は、どうぞご参考になさってください。今月号は特集以外に今の「CLASSY.」を象徴するページが多いので、そちらを見てみたいと思います。</p>

“結婚しても女をキープ”で読者をさらに追いつめる「CLASSY.」の鬼畜っぷり!

<p> 「CLASSY.」(光文社)女子、それは現代に蘇った侍。侍ジャパンより過酷な、“イイ男との結婚”という命を背負い、巻き髪とピンヒールを武器に婚活市場を往く、それはそれは孤独で無頼なオンナたちです。いつどこで広告代理店勤務男と出会うかわからないと24時間365日気を抜くことが許されない彼女たちにとって、最もつらいのがこの季節。湿度ジメジメ、温度アゲアゲ、これではせっかくのメイクやオシャレも台無しです。そこで、今月の特集は「夏のオシャレは『ゆとり』がなくちゃ!」。筆者、リードのこんな書き出しに心を鷲掴みにされました。「毎年、夏が来るたびに思いますよね。『夏ってこんなに暑かった?』」……てっきり「はるかな尾瀬」でも思い出すのかと思ったら、「夏は暑い」でしたよ! 原点! この特集、いつもがんばる侍クラッシィズたちに「夏ぐらい楽しちゃいなよ」というご指南ですが、もちろんコンサバ心と男ウケ体制あっての楽チンですのでご注意を。</p>

想像してください、「CLASSY.」女子が結婚のために踵を削り、指毛を抜く姿を!

<p> 「CLASSY.」(光文社)今月の特集は「オシャレの悩みはオシャレの賢人が何とかしてくれる!」です。「代わり映えしない自分を変えるヒントが満載」と自己批判のようなキャッチが躍っています。中身を見てみますと、辺見えみりがレクチャーする「こうすれば“甘くてもオシャレ”は実現できる」という企画が! 辺見さんは「大人可愛い」の師匠として、ピンクやレース、花柄をどう着こなすべきかアドバイスしていますが、これが辺見さんの存在そのものを象徴しているかのようなページ。「おしゃれ」というより「おしゃれ感」「おしゃれっぽい」と申しましょうか。読者へのアドバイスにも「大人っぽい」「今っぽく」「上級者っぽく」、極め付きは「フランス女優っぽく」……ぽくぽく言い過ぎて和尚さんがお経あげそう! そのぽくぽく感覚は辺見さんが監修するブランドの謎コンセプト(モダンなPARISに住みながら、生まれ育ったLAの高い空と青い海を想う、29歳の女性)と寸分も違わず、辺見えみりのブレなさに感服した次第です。</p>

「男ウケ」を称賛しながら、男の単純さを伝播する「CLASSY.」の奥深さ

<p> 今月の特集は「こなれカジュアルは『里子シンプル』で進化する!」。「CLASSY.」看板モデルの小泉里子とスタイリストの荒木里実の“里×里”対談「『里子シンプル』最新バージョン」に、「こんな時、里子は何を着ていく?」「これからの里子を作る“10年愛”アイテム」など、特集すべてが里子里子里子。中でも注目は「里子の『朝活』『昼活』『夜活』密着ドキュメント」です。なんでも「ブログだけでは分からない“素顔”を公開」ということですが、これが本当に絵に描いたような年増モデルの日常! 気持ちよく晴れた朝はジョギング、昼は骨董通りでショッピング、旦那さんの喜ぶ顔を想像しながら夕飯の買い物して、夜は和食中心のメニューを手作り……しかしそんな“ありきたりの日常”の中にさりげなく作家モノの九谷焼を登場させたり、通っているのがナショナル麻布スーパーマーケットだったり、「普通のようで普通じゃない」アピールも忘れません。あぁこうして「CLASSY.」女子は「VERY」へと移行するのだなぁと思いを新たにした次第です。</p>

「CLASSY.」の宝塚特集は、“こなれ感”を押し付けられるアラサーの謀反?

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「CLASSY.」2013年4月号(光文社)

 今月の「CLASSY.」、特集は「CLASSY.的『こなれカジュアル』公式ガイドBOOK」。前号の「デニムを変えればオシャレも変わる」に続き、怒涛のカジュアル攻勢です。「CLASSY.」によりますと、「こなれカジュアル」とは「あなたのオシャレに対する固定観念を打ち砕く、洗練された大人に似合う服」ということ。ベージュやグレー、カーキなどオシャレ玄人っぽい色をベースに、素材やデザイン、小物でアクセントをつけるなど「わぁ、オシャレですねぇ」と思わず棒読みになってしまう、実用的ですがレビュー的には面白くもなんともないファッションが多数並んでおります。このようなシンプルファッションの恐ろしいところは、何よりも持って生まれた素材の良し悪しが物を言うということ。筆者の場合、シワ加工の白シャツは「……アイロン貸してあげようか?」と言われそうだし、グレーのパーカーは「コンビニ行くなら、ついでに肉まん買ってきて」と頼まれそうだし、とにかくこなれファッションを「TSUTAYAにDVD返しに行く」ラインより上に見せるのは、全てそのスタイルに依拠するのではないかと。非こなれ民として強く訴えたいです。

<トピックス>
◎CLASSY.的「こなれカジュアル」公式ガイドBOOK
◎薄軽アウター&旬ストールで3月の着回しDiary
◎今年こそ「宝塚」はじめます!