<p> 「AneCan」(小学館)2013年5月号、表紙は蛯原友里、高垣麗子、押切もえの3人。代わり映えのしない、いつもの「AneCan」の表紙です。思えば、創刊~6年後の今でも毎月この3人の誰かがほぼ同誌の表紙を飾っています。過去には有村実樹が単独で表紙を飾ったこともありましたが、人気は定着せず……。平均読者年齢28.8歳ですが、表紙モデル3人はいずれも33歳。今月号を見てみると、その世代交代や代わり映えしない誌面の原因となってくるものが見えてくるのです。と、大げさに前フリしたところで、今月号のトピックからどうぞ!<br /> </p>
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「AneCan」の“ずるかわ”特集、ずるさが怖さを呼ぶ“ずるこわ”に!

「AneCan」2013年3月号(小学館)
先月号のレビューで、「AneCan」読者が女子会に効率化を求めている、という静かな変化をお伝えしました。「AneCan」読者は「効率化」「コストパフォーマンス」などの合理的な言葉を使うタイプじゃないと思っていたのでビックリしたのですが、今月も至る所に変化が見て取れます。
例えば、「『サプライス!』ブランドで、なりきり! ミランダ! アレクサ! オリビアに!」というページは、その名のとおりZARAやTOPSHOPなどのリーズナブルなお値段のブランドで、ミランダ・カー、アレクサ・チャン、オリビア・パレルモになりきろうという企画。今まで「遠くのセレブより、近くのエビちゃん」を信条に、男ウケしない海外セレブのコーディネートにはまったく見向きもせず、そのジャンルは「ViVi」(講談社)に任せていたというのに、どういう風の吹きまわし? しかーし、よく見てみると“なりきりコーデ”にもほころびが……。容姿もファッションも日本人ウケしやすいミランダ・カーはさておき、アレクサやオリビアはバリバリなモードなので、ところどころにエッヂ(人はそれを辛口と言う)を効かせたコーデがお得意。一般ピーポーには「それってオシャレなの?」というギリギリのラインを攻めることが彼女たちの個性でもあります。が、「AneCan」の手にかかると、肝心かなめのエッヂが削り取られ、「AneCan」の甘いテイストに変換されています。海外セレブのコーデを歪曲してまで取り入れたいのか……という疑問を持つなんてまだ甘い! 今月号の「AneCan」、いろいろ飛ばしてますよ。
<トピック>
◎会う人が違うと、こんなに服が違うんです! 女子会は「攻め」、デートは「守り」
◎写真うつりは絶対ずるいほうがいい!
◎独身も、妻も、ママも。みんな、それぞれのHAPPYライフ
浮かれテンションの「AneCan」が“最強にかわいい”と推奨する「ちゅん顔」って?

「AneCan」2013年2月号(小学館)
2013年、一発目の「AneCan」(小学館)は看板モデル・押切もえの決意表明から見てみましょう。いつも理想を高く持ち、過剰な自分探し・自分磨きをしてどんどん自身の魅力を磨き落としていくもえちゃん、ファンもウォッチャーもハラハラさせられています。連載「shikiri BE-DO!」によりますと、今年の目標は「弾ける年」。モデルとしては1カット目からグッと入り込んでイメージ以上の写真を残したい、テレビではもっと的確に主張を伝えられるようになりたい、「見る力」を養って人の気持ちがわかる心優しい女性になりたい、と今年も前のめり!! 磨きすぎて今年中にあの細い体がなくなるんじゃないかと心配になるぐらい、自分磨きへの決意は固いようです。
もえちゃんの頑張りは痛いほどわかるのですが、白鳥も水面下でもがいているからこそ人々から愛でられるのであって、もえちゃんは「巨大水槽に沈まされている上島竜兵or出川哲朗」のように全身でもがいています。水槽に落とされるイジられ芸も頻度としては少ないから笑えるのに、もえちゃんは四方八方で「がんばり告白」しちゃうので食傷気味。頑張れば頑張るほど見る側が苦しくなるもえちゃん、いつか「今年は頑張らない」と言ってくれる日が来ることを待っています。
<トピック>
◎友里OLの「あったかくて、ちょっと甘い」1月の1か月コーディネート
◎最強にかわいい! “ちゅん顔”をマスターせよ!
◎今年こそ!「朝充」な女になる
「AneCan」が「すてきな奥さん」風の展開をはじめ、生活感を打ち出した!

「AneCan」2011年9月号(小学館)
今月号の「AneCan」の特集は「目ざそ♪ 幸せ(はあと)シンプルライフ」というざっくりしたもの。ざっくりしすぎて、それが服なのかインテリアなのかライフスタイルなのか分からない様相です。これが「日経ウーマン」(日経BP社)なら、「1,000万円貯金のための節約アイデア」とか、文字を読むだけで中身が分かるようなストレートさなのに、付録アリの「AneCan」でこんな抽象的なタイトルを打たれても、紐でくくられて立ち読みできず、中身を確認できないよ~! と消費者目線の意見を小学館に言ったところで、読み進めて行きたいと思います。
マンネリが最大の武器! 「AneCan」モデルトリオが放つ、起死回生の一矢

「AneCan」2011年7月号(小学館)
今月号の大特集は「もえ・友里・麗子 私生活と、夢と野望!」。筆者が見出しを目にした時の興奮といったら、先月号で表紙にIKKOを発見した時の比ではありませんでした。ついに、編集部はこのテーマを投下してきたか!
今は三十路を過ぎても、結婚しても、女性モデルが活躍し続けられる時代。ひと昔前だったらモデルとして行き場を失っていたかもしれない3人も、変わらず看板を張っています。しかし皮肉にも、年齢や結婚という強制引退がなくなったことで、出ずっぱりになった「AneCan」モデルのマンネリ化=「AneCan」自体のマンネリ化。独身のもえ、ILMARIと結婚したエビちゃん、スピードスケートの金メダリスト・清水宏保と結婚した高垣麗子。果たして、どんな私生活と夢と野望が明らかになるのか! 嗚呼、期待で胸は高鳴るばかり。読み進めてまいりましょう。
「『女子』でごまかすな」女子力でから騒ぎする「AneCan」にミッツが指摘

「AneCan」2011年6月
創刊5年目、「AneCan」(小学館)の表紙は押切もえとIKKOのツーショット。微笑む二人をバックに「女子力って、何だ!?」という唐突な問いかけのキャッチが......。これを見て、筆者が瞬間的に覚えたのは危機感でした。ついに、流行りのオネエタレントの力を表紙に借りなければ人の目を引くことができなくなるほど「AneCan」は弱体化してしまったのでしょうか!? 思えば、蛯原友里が姉妹誌「CanCam」(同)から移籍してきた当初は、"脱エビちゃん"を目指す誌面の苦心が見えていたのですが、最近は、もえ&エビの万年マンネリコンビ+高垣麗子で全く目新しさがない上に、はしゃいだポージングも見ているだけで悲しくなっていました。IKKOを客寄せパンダ的に表紙に採用したのも頷けます。久々に「AneCan」レビューを発信しなくては! という使命感にも似た想いに駆られ、雑誌を手に取りました。