Snow Man・渡辺翔太、「an・an」SEX特集でも性欲を感じさせない“そよ風”インタビュー

 夏の風物詩、「an・an」(マガジンハウス)SEX特集が発売になりました。今年の表紙を務めるのは、Snow Manの渡辺翔太。セミヌードの巻頭グラビアでは女性モデルとの絡みを披露し、恒例となっているSEX観インタビューにも答えています。

 渡辺といえば2020年、「an・an」の表紙にソロで初登場した際、同誌史上初の発売前重版が決定した過去も。そんな”ananの伝説を作った男“はどんなSEX観を語るのか――。早速、中身を見てみましょう!

<トピックス>
◎いま、きちんと考えたい 愛とSEX
◎渡辺翔太 真夜中のその後。
◎アルコ&ピース平子祐希さんと考える セックスレス解消の道。

Snow Man・渡辺翔太、毛がない!

 表紙では、下着姿の女性モデルを半裸でハグする姿を見せている渡辺。ページをめくると、巻頭12ページにもわたりグラビアが掲載されています。「真夜中のその後。」と題された写真群、順に見ていきましょう。すると、次のようなストーリーになっているようです。

 高級ホテルの廊下で私を待ち伏せする翔太、気持ちを抑えきれず廊下で壁ドンしちゃう翔太、自分の部屋に招き入れる翔太、脱がせる翔太、誘う翔太、押し倒す翔太、キスする翔太、いつの間にか下になってる翔太、ことを終えた翔太、1人でシャワー浴びにいった翔太、浴びながらこっちを見てくる翔太、いつの間にか一緒にシャワー浴びちゃってる私と翔太、朝日の中ベッドで寝てる翔太、起き抜けの翔太、泡風呂入って笑ってる翔太、昼と夜では全然イメージ変わっちゃってる翔太……。

 なんという翔太地獄! 一連の写真を見ているだけで“彼のこんな顔を知っているのは私だけ”という優越感に浸れます。

 美容オタクとしても知られる彼。今回のセミヌードでは二の腕や肩の筋肉に目がいきますが、一番驚かされたのはやはり肌のきれいさ。相手役の女性モデルと遜色ないきめ細やかさ、なめらかさが写真からも伝わってきます。

 インタビューによれば「撮影の3~4日前の夜中にはアカスリにも行きました」とのこと。泡風呂ショットで写っている足の裏までツルスベっぽいです。かかともアカスリしたのか? 温泉によく置いてあるあの、かかとを削るヤツなどでも使ったのか!? ケアの方法、ぜひ教えてほしいです。

 さらに気になったのが「毛」。髪・眉・まつ毛以外の毛の存在感が皆無です。きわどい外腹斜筋ラインの下ギリギリまでツルツルなのはもちろん、上半身アップでも少しの腕毛さえ確認できません。美しい。気になりすぎて「渡辺翔太 脱毛」で検索してみたところ、今年4月に行われたSBC湘南美容クリニックのCM発表会見で、本人が“顔から下は全部脱毛済み”と明かしていたことを知りました。

 アイドルの毛事情まで知れる時代になったのだなぁとしみじみするとともに、渡辺は、「an・an」SEX特集に抜てきされるべくして抜てきされた人なのだと納得しました。

 SEX観に迫るインタビューにも、渡辺の“美意識”は現れていました。普段は喜怒哀楽の起伏が穏やかなタイプだそうですが、感情がむき出しになるのはライブだといい、そのスイッチを押してくれるのは「ファンの方の声とメンバー」だと語っています。昨年のSEX特集の表紙を務めたSexy Zoneの菊池風磨は、セックスはライブに似ているという旨を語っていました。渡辺はそのラインを継承しつつ、さらにスマートにアレンジしている印象です。

 理想的なカップル像を聞かれた際にも、「正直なことを言うと一人が好きで、極論、パートナーはいなくていいと思っています」と、疑似恋愛の対象であるアイドルとしての最適解と言っていい回答を叩き出しています。

 これは万が一、これから熱愛報道が出た場合、「パートナーはいなくていいって言ってたのに……!」とファンを奈落の底に突き落とす可能性をはらむ、諸刃の剣な答えのはず。しかし、ここで堂々と恋愛に対して興味がないといった回答を出した彼に、“全身脱毛済み”的な一種の清潔感を感じます。

 また、「渡辺さんの思う最高のセックスとは」との問いには、「お互いの愛を確かめ合う行為ではないでしょうか。それもコミュニケーションのひとつの形だと思うんですけど」と、あえての一般論を繰り出し、生々しさを徹底排除。

 さらに「僕は人見知りだったりとコミュニケーション能力が低い方ですが、“ちょっと笑わせたい”“自分の発言で笑ってもらいたい”という思いは常に持っていて。それは特別な誰かと過ごす時間においても、同じことかもしれません」と続けています。

 渡辺は、性欲はそんなにないけどコミュニケーションとしては頑張るよ……と言っているように感じます。毛・肌荒れ・性欲が感じられない、そよ風のようなグラビアとインタビュー。応援したい欲をそそられる読者も多いかもしれません。

アルコ&ピース・平子祐希の“セックスレス”観をもっと広めてほしい!

 渡辺のインタビューページを“そよ風”とするならば、それと対になるのが「アルコ&ピース平子祐希さんと考えるセックスレス解消の道。」のコーナー。愛妻家として知られ、著書『今日も嫁を口説こうか』(扶桑社)も刊行している平子が、セックスレスのお悩みに熱くアドバイスしています。

 いつものパーマへア&ヒゲでキメた平子は、胸をはだけさせた黒シャツ姿でバラを愛でたり、房のままのブドウにかじりついたり、胸元のチェーンネックレスをいじったりと、クドめのグラビアを披露しています。写っていませんが胸毛が見えてきそうな雰囲気です(渡辺のときと同じく、一応「平子祐希 脱毛」で検索してみたところ、それらしき情報は特にヒットせず)。

 そんな平子ですが、彼の語るSEX観には、「なるほど」と考えさせられる部分も。出会って約20年となる妻に今も片思い中という平子、交際3年でセックスレスという悩みには「好きな人とそんなにも長い時間を共有してきたわけだから、普通に考えたら号泣しながらSEXすべきじゃないのかな」とアツすぎる回答をする一方で、「SEXは日常生活の添え物だからしたくなければしなくて全然いい」と柔軟な考えも持っている様子。「会話とか普段の何気ないやり取りこそ、お互いを知るための大切な前戯だと僕は思っている」との意見を語っていました。

 今年のSEX特集は、水原希子やラランド・サーヤが性についてパートナーと話し合うことの大切さを語るインタビュー、オダウエダによるセルフプレジャーグッズの体験レポ、多様な性愛関係を描いたエンタメリストなど、SEX観を前向きに広げる内容が多かった印象でした。

 平子の唱える“積み重ねる日常生活に勝るセックスはない”という考え方も、「セックスレス=愛が冷めた」「熟年カップル=マンネリ」のイメージを変えてくれる考え方といえるでしょう。もっと広めてください平子! という気持ちになりました。

「an・an」が大泉洋に背負わせた、「大人の男はかわいくあるべき」という十字架

 今号の「an・an」(マガジンハウス)は、「大人の男」特集・第三弾! セックス特集、美乳特集に続き、こちらも定番化されつつあるようですね。ちなみに「an・an」の定義する「大人の男」とは、「’16年11月時点で、35歳以上の男性/ある程度の社会経験を積んでいる/現在も、仕事や趣味など、社会との接点がある/結婚経歴は問わず」だそうです。ふむふむ。

 目次を飾る男性陣は、阿部寛、織田裕二、高橋一生、反町隆史、松重豊などなど、錚々たる顔ぶれです。そしてどのページをめくってみても、有名な俳優やタレントに始まり、歌人や天才シェフに至るまで節操なく……いえ、幅広い分野から、読者や編集部が選定した才能あふれる「大人の男」が特集されています!! さあ、「an・an」が主張する、「大人の男」の魅力とは一体何なのでしょうか。さっそくチェックしていきましょう!

<トピックス>

◎私たちの惹かれる“大人の男”が持つ、7つの魅力。

◎知的なオーラで魅了する大人の男。

◎部門別、大人の男セレクション。

■時代は「かっこよさ」よりも「かわいさ」?

 2014年は西島秀俊さん、15年は長谷川博己さんと、正統派イケメンの俳優を表紙に据えてきた「大人の男」特集号。今年はなんと、個性派俳優の大泉洋さんが登場です。高身長でスーツをビシっとキメた大泉さんの(意外な?)イケメンショット満載の巻頭インタビューを見てみましょう。

 まずは「かっこよさ」が求められそうな「大人の男」特集の表紙に自分が登場していることに対し、照れる大泉さん。

「自分でも珍しいと思うのは、かわいくありたい気持ちがあるんですよね。私服を選ぶ時の基準もそこですし。無邪気と言っていただけるのも、僕の目指す“かわいさ”からくるんだと思います(笑)」「自分を客観視するタイプの人間なんで、(略)ジャングルでお腹壊して、カメラの前でトイレしてた奴が何やってんだ? って思って」

 と、自分の経歴やキャラを認識したうえで、「かっこよさ」よりも「かわいさ」を目指していることを茶目っ気たっぷりに語ります。「an・an」編集部も、「いつまでも無邪気で素敵」と絶賛していました。

 このあとは大泉さんの役者としてのキャリアや理想の大人の男像などについても語られますが、仕事に対する姿勢は真剣そのものでも、語り口はあくまでナチュラルで気取らないもの。このシリアスさと茶目っ気のギャップが、「an・an」読者の胸を打つんでしょうか。

 ここで最初のページに戻ると、「大人の男」に惹かれる理由について「肩の力が抜けて醸し出される色気と“かわいさ”」が挙げられていました。本誌中ほどには「渋くてかわいい男。」特集もあります。「余裕・野心・色気」がキーワードだった例年の「大人の男」ですが、今年でどうやらこの「かわいさ」が仲間入りしそうですね。

 余裕と野心を持ち、色気を醸し出しつつ、かわいさを忘れない――。注文多いよ!! 年々、「an・an」が「大人の男」に要求するレベルが上がっている気がするのは、筆者だけではないはずです。

■「“大人の男”アゲ」の裏に隠された、壮大な「“34歳以下の男”ディス」

 次に「私たちの惹かれる“大人の男”が持つ、7つの魅力」を見てみましょう。魅力的な「大人の男」が持つ特徴について、2人の識者(歌人・加藤千恵さん、マーケティング評論家・牛窪恵さん)が、ドドーンと見開きで語る記事です。長いのでかいつまんで紹介しますね。

・いざというときに決断力がある。

「若い世代の男性に比べて、単純に選択の経験が多いのもあるでしょうし、以前よりも一昔前のほうが、仕事でもなんでも選択を迫られることが多かったのでは」

・キュンキュンさせる力がある。

「今の20代~30代前半の男性は、コスパのよさを重視して仕事から直帰したり、自宅でネットばかりするなどひとりの世界にこもりがち」

・リスクを恐れない強さがある。

「傷ついたり恥をかくことを恐れる若い男性が増えています。彼らは恋愛でも“引かれたらどうしよう”と思い、リスクを避け、相手を喜ばせることに消極的」

 ――と、「大人の男」を称賛する記事とみせかけて、女性サイドのことは棚にあげつつ、識者が、34歳以下の読者と同世代の男性をこき下おろすトンデモナイ雰囲気の内容になっています! 主軸の記事がこの調子なので、「大人の男」特集号というのは、消極的で頼りなく感じられる「34歳以下の男」への批判やフラストレーションが裏テーマにあるのでは? と感じずにはいられませんでした。

 今号も相変わらず好き放題やってくれている「an・an」。そんな本誌読者に、当事者である「大人の男」が一言モノ申していたので、最後に紹介させてください。

 それは特集後半のインタビュー、「おもしろくてカッコよくて、ちょっとコワい!? 加藤浩次という生きざま。」に掲載されていました。加藤さんは「アンアン読者にこれだけは言っておきたいこと」として、以下のように発言しています。

「自分の考えてることがすべて正しいと思うなよ。軽はずみに発信するんじゃねえ! 咀嚼しろもっと! (略)丁寧にいうと、みなさんが気軽に発信することで、傷ついてる男性はいっぱいいるんです。そこはちょっと考えてください。いま、20代30代の男性はどんどん弱くなっているんです。女性がどんどん強くなっているから」

 と、雑誌まるごと1冊を使って、「34歳以下の男」そっちのけで「大人の男」を崇拝している編集部や読者に対し、「それではダメだ!」と断言する加藤さんなのでした。どちらが正しいかは置いておいて、本誌の主張と対立したり矛盾したりするようなこういった発言も気にせず掲載してしまうあたりが、「an・an」のお家芸らしくて最高だなと感じる筆者であります。しかしまぁ、男性の抱く夢見がちな女性観に「自分の考えてることがすべて正しいと思うなよ」と感じたことがある女性はきっと多いはず。核心を突くような加藤さんの説教を受け、「大人の男」特集号はどう変わるのか? 来年もぜひやっていただきたいですね! 編集部の方、よろしくお願いします!!

(小麦こねる)

「an・an」ふんわり美乳特集、金と手間がかかりすぎる「ありのまま」の正体

<p> 今号の「an・an」(マガジンハウス)は、タレント・マギーさんが両腕で胸を寄せているセクシーショットが表紙の「美乳」特集号です。「an・an」ではセックス特集にとどまらず、美乳特集も定番化されてきているようですね。2012年に「美乳は大きさではなく高さ」、14年に「うっとり美乳」、15年に「おしゃれ美乳」を提唱し、「今年の美乳はコレ!」と声高に叫ぶことで、美乳さえもトレンド化しようとしてきた「an・an」ですが、今年は「ふんわり美乳」ときました! 今年の「an・an」が推す「ふんわり美乳」とは、一体どんなものなのでしょうか。早速、見てまいりましょう!</p>

「an・an」ふんわり美乳特集、金と手間がかかりすぎる「ありのまま」の正体

<p> 今号の「an・an」(マガジンハウス)は、タレント・マギーさんが両腕で胸を寄せているセクシーショットが表紙の「美乳」特集号です。「an・an」ではセックス特集にとどまらず、美乳特集も定番化されてきているようですね。2012年に「美乳は大きさではなく高さ」、14年に「うっとり美乳」、15年に「おしゃれ美乳」を提唱し、「今年の美乳はコレ!」と声高に叫ぶことで、美乳さえもトレンド化しようとしてきた「an・an」ですが、今年は「ふんわり美乳」ときました! 今年の「an・an」が推す「ふんわり美乳」とは、一体どんなものなのでしょうか。早速、見てまいりましょう!</p>

「an・an」セックス特集に異変!? 愛撫テクニックは消滅、“エロエリート”新機軸とは?

<p> 毎年恒例、「an・an」(マガジンハウス)セックス特集の季節がやってまいりました。表紙と巻頭グラビアでセクシーな下着姿を披露しているのは、HKT48の指原莉乃さん。ジャニーズやイケメン俳優のヌード姿を毎年期待している皆さん、残念でしたね……。ちなみにインタビューを読んで得られるのは、「さっしーが初めてインポートランジェリーを身に着けた感想」や「さっしーの考える“オトナの色気”」など、ファン以外からしてみれば「正直どうでもいい」情報のみ。「an・an」セックス特集に掲載するなら、「これまでにした最高のセックス」や、せめて「理想のセックスシチュエーション」などについて赤裸々に語ってくれ~!</p>

女のためのセックス特集なのに、記号のような男たちのことば

【messyより】

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Photo by //REBECCA from Flickr

 先週の当連載で、今年も『an・an』(マガジンハウス)セックス特集がドドンッと発売されるのを心待ちにしていた私。発売当日の朝は、夏だ、祭りだ! と、ワクワクしながらコンビニに直行しました。毎年、表紙&グラビアで誰が脱いだか、どんなトンデモ・テクが紹介されていたかなどなど、ひとしきり騒がれるので“祭り”というのにふさわしいのです。

「2穴挿入に興味がある」妄想路線に寝返った「an・an」セックス特集

<p> 夏恒例、「an・an」(マガジンハウス)のセックス特集がやってきました。今年のテーマは去年・一昨年と同じく「感じあう、SEX」。キャッチコピーは「自分史上、最高の体験」です。表紙はKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。左膝を立てることでアレが見えそうで見えないという絶妙な構図です。</p>

こじらせ女子メーカー「an・an」が、実体なき“モテるアラサー女子”を喧伝!

<p> 今号(6/26発売)の「an・an」(マガジンハウス)の特集は「大人の恋の育て方」。「アラサー女子必読」「プライドと思いこみを捨てれば、あなたの恋は必ずかなう」と表紙からすでに前のめりです。「アラサー×恋愛」というと、とにかく「結婚」の2文字がつきもの。ただし今回の特集では、「結婚相談所の進化」などのコーナーはあるものの、あまり結婚は重視されていません。重きを置かれているのはその前段階、「恋を始める」「恋を育てる」こと。つまり、「彼氏を作ろう」特集なわけです。</p>

「an・an」華やかな女子旅特集に垣間見た、「給湯室での悪口大会」っぽさ

<p> 今号(6/19発売)の「an・an」(マガジンハウス)の特集は「女子旅」。国内旅行に的を絞って、旅に関するコラムやインタビュー、観光地のガイドが中心になっています。実は「an・an」が国内旅行をテーマにするのは、とても珍しいこと。2013年4月の「未体験ソウル」、2012年2月の「台湾に行ってキレイになる!」など、海外(特に韓国)は定期的に取り上げていますが、国内旅行はほとんど見かけません。スピリチュアル特集でパワースポットとして紹介されていたり、お取り寄せ特集で地方の食べ物がピックアップされているくらいでしょうか。しかし、ここにきて国内推しの特集に出た「an・an」、その真意を探りつつ、早速読んでみましょう!</p>