貯金を使い果たした“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が激白!「ビル清掃のバイトがしたい」

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 瓜田一族に新たな構成員が加わった!――新宿を拠点に活動中の “元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)が11日、愛知から大型新人を緊急招聘。「若くてイケメンでフレンドリー」とウワサされる新メンバーの加入により、一族の結束はさらに強固なものとなりそうだ。なお、新戦力獲得のために貯金を使い果たした瓜田は今後、アルバイトを始める予定だという。 * * *  週末の新宿駅・東口改札付近は、若者や家族連れで大にぎわい。だが、そんな中、顔面や二の腕にタトゥーをあしらった瓜田が現れると、モーゼの十戒のように道が開けた。ヤクザをやめて10年たつが、その威圧感はいまだに健在といったところか。
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 多くの通行人の視線を浴びながら改札前にたどり着いた瓜田は、サングラス越しに駅構内をにらみ、こう語った。 「今日は愛知から新しいファミリーが来るので、出迎えに来ました。彼の名前は『セブン』。ウチの嫁は『七代目』と呼んでますけどね」  愛知、ファミリー、七代目……。何やら不穏なワードが並んだが、次の瞬間、あたりはホンワカした空気に包まれた。 「おぉ、来たかセブン。カワイイなぁ。よ〜し、よし♡」  愛知のブリーダーから、生後2カ月のサバンナキャット「セブン」を手渡しで受け取った瓜田は、サングラスを外して相好を崩した。
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――なぜ急に、猫を飼おうと思ったのでしょう? 瓜田純士(以下:純士) 嫁が随分前から「ペットを飼いたい」と言ってたんですが、僕はずっと反対してたんですよ。「生き物は中途半端な覚悟じゃ、飼えない。やめておこう」って。 ――以前、ノブナガという飼い猫が行方不明になったこともありますからね。 純士 はい。その一件もあって、もう動物は一生飼うまいと心に決めてたんですが、数日前、夫婦で他愛ない会話をしてるうちに、僕のほうが突然、屈強な動物に興味津々になっちゃいまして。今の自分が筋トレで強くなったので、「似たような相棒が欲しいな。ドーベルマンなんかいいかもね」と語り始めたんです。でも、あんなに大きな犬を我が家で飼うことはできないから、「いつか一発当てて大きな屋敷に住めるようになったら飼おうね」という夢物語で話を終わらせようとしたら、ペットショップでの勤務経験もある嫁が、空気を入れてきた(煽動してきた)んですよ。 ――どのような空気を? 純士 「ドーベルマンはちっちゃいほうやで。グレートデンっていう、もっとでっかいのもおるんやで。まぁでも、純士はドーベルマンが関の山やな」と言って僕を煽るんです。調べてみたら、グレートデンは確かにでかい。海外のセレブが飼うような犬です。「こりゃ、大きすぎて無理だ。死ぬまでにミラクルが起きて、牧場でも持てるようになったら飼うことを考えよう」と僕がしょんぼりしかけたら、嫁がここぞとばかりに自分の欲しいものをアピールしておこうと思ったのか、「猫の世界にもこんなんおるんやで」と言って、強そうな猫の画像をスマホで見せ始めたんですよ。 ――それが、サバンナキャットだったんですか? 純士 最初はサーバルキャットという、世界一大きくてスタイル抜群なヒョウ柄の猫の画像を見せてきました。でも、それは数百万円もするほど高価だし、日本で飼うのは非常に難しいって話になり、次の候補としてサーバルキャットとイエネコを掛け合わせたサバンナキャットの販売情報を画像とともにいくつか見せてきた。その中で値段の折り合いがついて、なおかつ僕が一目惚れしたのが、この「セブン」でした。性別はオスです。
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――セブンという名前の由来は? 純士 サバンナキャットには、F1からF7あたりまで種類があるんです。F1は第一世代で、原種のサバンナキャット。F2は第二世代で、F1とイエネコを交配させた亜種。F3は第三世代で、F2の子ども……といった具合に、数字が大きくなるほど野生の血が薄くなり値段も安くなる。ウチの子はF7なので「セブン」、第七世代なので嫁いわく「七代目」というわけです。 ――猛獣の血を引くサバンナキャット。その性格は? 純士 案外、人懐っこいらしいですよ。F7ともなると見た目はほとんどイエネコじゃねえか! という声もありますけど、この端正なマスクが僕にそっくりだなって思います。 ――F7とはいえ、サバンナキャットは普通の猫と比べて、かなり高価ですよね? 純士 夫婦の老後のために蓄えてた貯金の、ほぼすべてをはたいて買いました。 ――奥様はそれを許可したんですか? 瓜田麗子(以下:麗子) 煽ったのは私とはいえ、純士が本気なんで、焦りましたよ。そんなに高い買い物をされたら明日からの生活が大変なので、ブリーダーに連絡を取る前に、もっと安い金額で買える他の猫の画像をたくさん見せたりして、なんとか純士の気を逸らそうと努めましたが、無駄でした。この人は思い込んだら一筋なんで。 ――ということは、瓜田家の財布のヒモは旦那様が握ってるんですか? 麗子 あ、はい。 純士 いや、彼女です! 「あ、はい」って、どの口が言ってんだと、いま殺意が芽生えましたよ(笑)。普段コンビニでサンドウィッチを買うのも嫁の許可が必要で、何かを無断で買おうもんなら「それ、いくらしたん?」とあとあとしつこく尋問されるから、僕は基本、いつもお金は嫁に全部預けて、何かある度に相談して、ちょっとずつお小遣いをもらってるんですよ。関西人の嫁は、バリバリのドケチなんで。 麗子 エヘヘヘヘ。 純士 今回、セブンを買うときだって、ブリーダーとの交渉はすべて嫁に任せたんですが、まぁそのやりとりが実に巧妙で、かなりの金額を値切ってましたからね。ウチの嫁は、カネがかかることをとにかくイヤがる。贅沢しない人なんですよ。 ――それだけお金にシビアな奥様が今回、猫の購入にOKを出した理由は? 麗子 私が猫好きっていうのもありますけど、猫を飼うことによって、純士がさらに丸くなって優しくなってくれるなら、という期待も大いにありますね。猫がいたら、家で暴れることもなくなるだろうと(笑)。 純士 いや、嫁が本当に心配してるのはそんなことじゃなく、今日以降、僕の愛情がすべてセブンに向かうことを心配してるんですよ。 ――その逆もあるんじゃないですか? 奥様が猫ばかりをかわいがるようになり、旦那様がすねるという展開も。 麗子 そうや! そうや! 純士、ザマーミロ!(笑) 純士 ……そうなったら家に火ぃ着けますよ。
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――何はともあれ、これからセブンくんとの長い付き合いが始まりますね。いまインターネットで調べたところ、サバンナキャットの平均寿命は17~20歳とのことです。 純士 なんですか、それ? ウチの子に寿命とかないですよ。絶対ないです。認めないです。フォーエバーです。不死鳥ならぬ、不死猫です。 ――長生きすればするほど、飼育費用もかかりますが。 純士 作家業の印税収入だけだと不安なので、実は最近、セブンのエサ代のためにアルバイトを探し始めたんですよ。 ――それはビックリ! どんな職種をお探しで? 純士 タウンワークやバイトルを見て、掃除のバイトを探してます。何社か問い合わせてみましたが、まだ面接までこぎ着けられないですね。書類審査をパスして電話で担当者としゃべるところまではいっても、「顔にタトゥーが入ってます」と言うと、断られてしまいます。 ――問答無用でアウトという感じですか? 純士 「私個人がタトゥーをOKしたとしても、取引先やお客さんからクレームが入れば、最悪の場合、取引中止になる。だから申し訳がないが雇えない」というような断り文句が多いですね。
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――なぜ、掃除のバイトにこだわるのでしょう? 純士 夜間のビル掃除とかだと人と会わずに済むし、掃除という作業を通じて、「心の垢を洗い落とす」という精神修行にもつながるんじゃないかと。高層ビルの窓拭きって、何か資格が要るんですかね? ――資格は要らなかったと思います。 麗子 でも、窓拭きするのは日中やから、ビルの中にいる人がビックリすんで! 純士 顔面タトゥーの男が窓にへばりついてたら、やっぱ驚かれるか……。 ――いっそのこと顔面タトゥーと、そのキャラクターを売り物にできるアルバイト、たとえば飲み屋さんの日替わり店長などをやってみてはいかがでしょう? 純士 目立つこと自体は嫌いじゃないですけど、働いてる最中だけは人の視線を意識したくない。「あの店に瓜田がいるらしいぜ」と冷やかしで見に来る連中がいるかもしれないと思うと、仕事に集中できないような気がします。ほかに何か、僕にもできそうなバイトってないですかね?
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――出会い系サイトのサクラなどは、いかがでしょう? PC入力のみで対面接客はないですから、服装も髪形も自由な職場が多いはず。 純士 出会い系のサクラは、実はいっぺんだけやったことがあるんですよ。といっても、実働1日でしたが(笑)。 ――そのときの話を聞かせてください。 純士 懲役から戻ってきたばかりの頃の昔話ですが、のちに瓜田一族に入るAという男がいまして。このAが、まだ僕と知り合ってもいない段階から、mixiで瓜田純士のコミュニティーみたいなのを勝手に立ち上げてたんですよ。それを知った僕が、「てめえ何モンだ、この野郎!」と追い込んだら、「渋谷の出会い系の会社でバイトしてます」と言うから、「俺にもそこでバイトをさせてくれ」と紹介を頼んだのがきっかけですね。 ――すごいきっかけですね。 純士 で、出勤したら、あっという間にその会社の上層部に僕のウワサが広まったんですよ。「すげえガラの悪いのが来たけど、あれ、Aの知り合いなのか?」「あの人は新宿の伝説的な不良で」とかなんとか。で、社の上層部がAに対して、こう言ったんです。「実はウチの会社はいま、ある組織に因縁をつけられて数千万円タカられそうになってる。脅してきた人間と数日後に会うんだが、あのいかついタトゥーのお兄さんは我々の力になってくれないかな?」と。 ――トラブルシューターとして、瓜田さんを活用しようと思ったんでしょうか? 純士 話し合いの場に、僕を用心棒として連れて行こうと思ったんでしょうね。ああいう出会い系とかの会社にいる連中は、昨日までコンビニでバイトしてたような兄ちゃんが多くて、不良と揉めたときのノウハウを知らないんですよ。で、さっそく翌日、出会い系の社長室に行って話を聞いたら、バンドマンみたいなルックスの上層部の連中が「場合によっては報酬も支払うので、助けてほしい」と泣きついてきた。「警察に行けば?」と言っても、後ろ暗いことがあるのか口ごもっちゃう。だからとりあえず僕は、脅してる奴の名刺を見せろと言いました。で、名刺を見たらなんと、その名前に見覚えがあった。瓜田一族のBという男の父親と同姓同名だったんですよ。 ――さすが、引きが強いですね。 純士 でも、そこではあえて知らないフリをして、「ちょっと時間をくれ」と言って、ビルの外に出てBに確認の電話をかけたら、ビンゴでした。「それ、ウチの親父だよ」と言うんです。僕はBに「今回だけはお前の器量で親父を止めてくれ」とお願いして、恐喝をストップさせました。値打ちをつけるために、出会い系の上層部には「知り合いの親父だった」とは言わず、「相手を調べ上げて、力で押さえつけた」という形で報告しましたけどね。 ――すごい話ですね。 純士 話はここでは終わりません。数千万円の損失を防いでやったのに、その出会い系の連中は、礼だけ言ってタダでやりすごそうとしやがった。だから僕は「ちょっと待て」とカマシを入れて、「俺が今後も出勤し続けたら社内の空気が悪くなるだろうから、今日限りでバイトをやめてやる。でもその代わり、週3日勤務した計算で毎月15万円を1年間振り込め。謝礼金じゃなくて給料として」ということで話をまとめたんですよ。実質1日ちょっとの勤務で、180万円の稼ぎになりました。
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――瓜田さんがいい人なのか悪い人なのか、よくわからなくなってきました。 純士 まぁ、すべては昔話ですよ。そういう過去を洗い流すためにも、掃除のバイトをやりたいんです。タトゥーだけを理由に断られるのは、ちょっと悔しい。どうにか面接までこぎ着けて会って話せば、更生してることも、真面目に働きたいっていう気持ちも、相手に伝わると思うんですが……。 ――もしかして、タトゥーを入れたことを後悔してますか? 純士 してないです。一時的に「バイトの間だけ消えないかなぁ」と思うことはあっても、自分で刻んできたものに関しては自分のトレードマークですから、後悔はないです。ある新宿好きの先輩が以前、こう言ってくれました。「純士のタトゥーは、歌舞伎町の毒々しさとか、ゴールデン街の古びたドアとかポストとか、新宿二丁目のクソみたいな場所とか、大久保の怪しい路地裏とか、路上に吐かれたゲロとか、落書きだらけのガード下とか、そういったものすべての象徴だ。そういう街で育ったんだなってことが、タトゥーとして表現されている」と。うまいこと言ってくれるな、と思いました。タトゥーは、僕の履歴書なんですよ。 * * *  そうした考えに理解を示し、タトゥーを受け入れてくれる職場は果たしてあるのか? 瓜田のバイト探しは今日も続く。 (取材・文=岡林敬太)
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※日刊サイゾーでは2016年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けしています。

貯金を使い果たした“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が激白!「ビル清掃のバイトがしたい」

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 瓜田一族に新たな構成員が加わった!――新宿を拠点に活動中の “元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)が11日、愛知から大型新人を緊急招聘。「若くてイケメンでフレンドリー」とウワサされる新メンバーの加入により、一族の結束はさらに強固なものとなりそうだ。なお、新戦力獲得のために貯金を使い果たした瓜田は今後、アルバイトを始める予定だという。 * * *  週末の新宿駅・東口改札付近は、若者や家族連れで大にぎわい。だが、そんな中、顔面や二の腕にタトゥーをあしらった瓜田が現れると、モーゼの十戒のように道が開けた。ヤクザをやめて10年たつが、その威圧感はいまだに健在といったところか。
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 多くの通行人の視線を浴びながら改札前にたどり着いた瓜田は、サングラス越しに駅構内をにらみ、こう語った。 「今日は愛知から新しいファミリーが来るので、出迎えに来ました。彼の名前は『セブン』。ウチの嫁は『七代目』と呼んでますけどね」  愛知、ファミリー、七代目……。何やら不穏なワードが並んだが、次の瞬間、あたりはホンワカした空気に包まれた。 「おぉ、来たかセブン。カワイイなぁ。よ〜し、よし♡」  愛知のブリーダーから、生後2カ月のサバンナキャット「セブン」を手渡しで受け取った瓜田は、サングラスを外して相好を崩した。
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――なぜ急に、猫を飼おうと思ったのでしょう? 瓜田純士(以下:純士) 嫁が随分前から「ペットを飼いたい」と言ってたんですが、僕はずっと反対してたんですよ。「生き物は中途半端な覚悟じゃ、飼えない。やめておこう」って。 ――以前、ノブナガという飼い猫が行方不明になったこともありますからね。 純士 はい。その一件もあって、もう動物は一生飼うまいと心に決めてたんですが、数日前、夫婦で他愛ない会話をしてるうちに、僕のほうが突然、屈強な動物に興味津々になっちゃいまして。今の自分が筋トレで強くなったので、「似たような相棒が欲しいな。ドーベルマンなんかいいかもね」と語り始めたんです。でも、あんなに大きな犬を我が家で飼うことはできないから、「いつか一発当てて大きな屋敷に住めるようになったら飼おうね」という夢物語で話を終わらせようとしたら、ペットショップでの勤務経験もある嫁が、空気を入れてきた(煽動してきた)んですよ。 ――どのような空気を? 純士 「ドーベルマンはちっちゃいほうやで。グレートデンっていう、もっとでっかいのもおるんやで。まぁでも、純士はドーベルマンが関の山やな」と言って僕を煽るんです。調べてみたら、グレートデンは確かにでかい。海外のセレブが飼うような犬です。「こりゃ、大きすぎて無理だ。死ぬまでにミラクルが起きて、牧場でも持てるようになったら飼うことを考えよう」と僕がしょんぼりしかけたら、嫁がここぞとばかりに自分の欲しいものをアピールしておこうと思ったのか、「猫の世界にもこんなんおるんやで」と言って、強そうな猫の画像をスマホで見せ始めたんですよ。 ――それが、サバンナキャットだったんですか? 純士 最初はサーバルキャットという、世界一大きくてスタイル抜群なヒョウ柄の猫の画像を見せてきました。でも、それは数百万円もするほど高価だし、日本で飼うのは非常に難しいって話になり、次の候補としてサーバルキャットとイエネコを掛け合わせたサバンナキャットの販売情報を画像とともにいくつか見せてきた。その中で値段の折り合いがついて、なおかつ僕が一目惚れしたのが、この「セブン」でした。性別はオスです。
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――セブンという名前の由来は? 純士 サバンナキャットには、F1からF7あたりまで種類があるんです。F1は第一世代で、原種のサバンナキャット。F2は第二世代で、F1とイエネコを交配させた亜種。F3は第三世代で、F2の子ども……といった具合に、数字が大きくなるほど野生の血が薄くなり値段も安くなる。ウチの子はF7なので「セブン」、第七世代なので嫁いわく「七代目」というわけです。 ――猛獣の血を引くサバンナキャット。その性格は? 純士 案外、人懐っこいらしいですよ。F7ともなると見た目はほとんどイエネコじゃねえか! という声もありますけど、この端正なマスクが僕にそっくりだなって思います。 ――F7とはいえ、サバンナキャットは普通の猫と比べて、かなり高価ですよね? 純士 夫婦の老後のために蓄えてた貯金の、ほぼすべてをはたいて買いました。 ――奥様はそれを許可したんですか? 瓜田麗子(以下:麗子) 煽ったのは私とはいえ、純士が本気なんで、焦りましたよ。そんなに高い買い物をされたら明日からの生活が大変なので、ブリーダーに連絡を取る前に、もっと安い金額で買える他の猫の画像をたくさん見せたりして、なんとか純士の気を逸らそうと努めましたが、無駄でした。この人は思い込んだら一筋なんで。 ――ということは、瓜田家の財布のヒモは旦那様が握ってるんですか? 麗子 あ、はい。 純士 いや、彼女です! 「あ、はい」って、どの口が言ってんだと、いま殺意が芽生えましたよ(笑)。普段コンビニでサンドウィッチを買うのも嫁の許可が必要で、何かを無断で買おうもんなら「それ、いくらしたん?」とあとあとしつこく尋問されるから、僕は基本、いつもお金は嫁に全部預けて、何かある度に相談して、ちょっとずつお小遣いをもらってるんですよ。関西人の嫁は、バリバリのドケチなんで。 麗子 エヘヘヘヘ。 純士 今回、セブンを買うときだって、ブリーダーとの交渉はすべて嫁に任せたんですが、まぁそのやりとりが実に巧妙で、かなりの金額を値切ってましたからね。ウチの嫁は、カネがかかることをとにかくイヤがる。贅沢しない人なんですよ。 ――それだけお金にシビアな奥様が今回、猫の購入にOKを出した理由は? 麗子 私が猫好きっていうのもありますけど、猫を飼うことによって、純士がさらに丸くなって優しくなってくれるなら、という期待も大いにありますね。猫がいたら、家で暴れることもなくなるだろうと(笑)。 純士 いや、嫁が本当に心配してるのはそんなことじゃなく、今日以降、僕の愛情がすべてセブンに向かうことを心配してるんですよ。 ――その逆もあるんじゃないですか? 奥様が猫ばかりをかわいがるようになり、旦那様がすねるという展開も。 麗子 そうや! そうや! 純士、ザマーミロ!(笑) 純士 ……そうなったら家に火ぃ着けますよ。
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――何はともあれ、これからセブンくんとの長い付き合いが始まりますね。いまインターネットで調べたところ、サバンナキャットの平均寿命は17~20歳とのことです。 純士 なんですか、それ? ウチの子に寿命とかないですよ。絶対ないです。認めないです。フォーエバーです。不死鳥ならぬ、不死猫です。 ――長生きすればするほど、飼育費用もかかりますが。 純士 作家業の印税収入だけだと不安なので、実は最近、セブンのエサ代のためにアルバイトを探し始めたんですよ。 ――それはビックリ! どんな職種をお探しで? 純士 タウンワークやバイトルを見て、掃除のバイトを探してます。何社か問い合わせてみましたが、まだ面接までこぎ着けられないですね。書類審査をパスして電話で担当者としゃべるところまではいっても、「顔にタトゥーが入ってます」と言うと、断られてしまいます。 ――問答無用でアウトという感じですか? 純士 「私個人がタトゥーをOKしたとしても、取引先やお客さんからクレームが入れば、最悪の場合、取引中止になる。だから申し訳がないが雇えない」というような断り文句が多いですね。
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――なぜ、掃除のバイトにこだわるのでしょう? 純士 夜間のビル掃除とかだと人と会わずに済むし、掃除という作業を通じて、「心の垢を洗い落とす」という精神修行にもつながるんじゃないかと。高層ビルの窓拭きって、何か資格が要るんですかね? ――資格は要らなかったと思います。 麗子 でも、窓拭きするのは日中やから、ビルの中にいる人がビックリすんで! 純士 顔面タトゥーの男が窓にへばりついてたら、やっぱ驚かれるか……。 ――いっそのこと顔面タトゥーと、そのキャラクターを売り物にできるアルバイト、たとえば飲み屋さんの日替わり店長などをやってみてはいかがでしょう? 純士 目立つこと自体は嫌いじゃないですけど、働いてる最中だけは人の視線を意識したくない。「あの店に瓜田がいるらしいぜ」と冷やかしで見に来る連中がいるかもしれないと思うと、仕事に集中できないような気がします。ほかに何か、僕にもできそうなバイトってないですかね?
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――出会い系サイトのサクラなどは、いかがでしょう? PC入力のみで対面接客はないですから、服装も髪形も自由な職場が多いはず。 純士 出会い系のサクラは、実はいっぺんだけやったことがあるんですよ。といっても、実働1日でしたが(笑)。 ――そのときの話を聞かせてください。 純士 懲役から戻ってきたばかりの頃の昔話ですが、のちに瓜田一族に入るAという男がいまして。このAが、まだ僕と知り合ってもいない段階から、mixiで瓜田純士のコミュニティーみたいなのを勝手に立ち上げてたんですよ。それを知った僕が、「てめえ何モンだ、この野郎!」と追い込んだら、「渋谷の出会い系の会社でバイトしてます」と言うから、「俺にもそこでバイトをさせてくれ」と紹介を頼んだのがきっかけですね。 ――すごいきっかけですね。 純士 で、出勤したら、あっという間にその会社の上層部に僕のウワサが広まったんですよ。「すげえガラの悪いのが来たけど、あれ、Aの知り合いなのか?」「あの人は新宿の伝説的な不良で」とかなんとか。で、社の上層部がAに対して、こう言ったんです。「実はウチの会社はいま、ある組織に因縁をつけられて数千万円タカられそうになってる。脅してきた人間と数日後に会うんだが、あのいかついタトゥーのお兄さんは我々の力になってくれないかな?」と。 ――トラブルシューターとして、瓜田さんを活用しようと思ったんでしょうか? 純士 話し合いの場に、僕を用心棒として連れて行こうと思ったんでしょうね。ああいう出会い系とかの会社にいる連中は、昨日までコンビニでバイトしてたような兄ちゃんが多くて、不良と揉めたときのノウハウを知らないんですよ。で、さっそく翌日、出会い系の社長室に行って話を聞いたら、バンドマンみたいなルックスの上層部の連中が「場合によっては報酬も支払うので、助けてほしい」と泣きついてきた。「警察に行けば?」と言っても、後ろ暗いことがあるのか口ごもっちゃう。だからとりあえず僕は、脅してる奴の名刺を見せろと言いました。で、名刺を見たらなんと、その名前に見覚えがあった。瓜田一族のBという男の父親と同姓同名だったんですよ。 ――さすが、引きが強いですね。 純士 でも、そこではあえて知らないフリをして、「ちょっと時間をくれ」と言って、ビルの外に出てBに確認の電話をかけたら、ビンゴでした。「それ、ウチの親父だよ」と言うんです。僕はBに「今回だけはお前の器量で親父を止めてくれ」とお願いして、恐喝をストップさせました。値打ちをつけるために、出会い系の上層部には「知り合いの親父だった」とは言わず、「相手を調べ上げて、力で押さえつけた」という形で報告しましたけどね。 ――すごい話ですね。 純士 話はここでは終わりません。数千万円の損失を防いでやったのに、その出会い系の連中は、礼だけ言ってタダでやりすごそうとしやがった。だから僕は「ちょっと待て」とカマシを入れて、「俺が今後も出勤し続けたら社内の空気が悪くなるだろうから、今日限りでバイトをやめてやる。でもその代わり、週3日勤務した計算で毎月15万円を1年間振り込め。謝礼金じゃなくて給料として」ということで話をまとめたんですよ。実質1日ちょっとの勤務で、180万円の稼ぎになりました。
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――瓜田さんがいい人なのか悪い人なのか、よくわからなくなってきました。 純士 まぁ、すべては昔話ですよ。そういう過去を洗い流すためにも、掃除のバイトをやりたいんです。タトゥーだけを理由に断られるのは、ちょっと悔しい。どうにか面接までこぎ着けて会って話せば、更生してることも、真面目に働きたいっていう気持ちも、相手に伝わると思うんですが……。 ――もしかして、タトゥーを入れたことを後悔してますか? 純士 してないです。一時的に「バイトの間だけ消えないかなぁ」と思うことはあっても、自分で刻んできたものに関しては自分のトレードマークですから、後悔はないです。ある新宿好きの先輩が以前、こう言ってくれました。「純士のタトゥーは、歌舞伎町の毒々しさとか、ゴールデン街の古びたドアとかポストとか、新宿二丁目のクソみたいな場所とか、大久保の怪しい路地裏とか、路上に吐かれたゲロとか、落書きだらけのガード下とか、そういったものすべての象徴だ。そういう街で育ったんだなってことが、タトゥーとして表現されている」と。うまいこと言ってくれるな、と思いました。タトゥーは、僕の履歴書なんですよ。 * * *  そうした考えに理解を示し、タトゥーを受け入れてくれる職場は果たしてあるのか? 瓜田のバイト探しは今日も続く。 (取材・文=岡林敬太)
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“元アウトローのカリスマ”瓜田純士がチンコのデカさを見抜いた!「ゲス川谷は強烈」「舛添都知事は神の領域」

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 千里眼を持つ“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士が、川谷絵音と舛添要一の“男の器”を品定め。「2人とも“大きいモノ”を持ってるくせに、やることが小さい」と、ダメ出しをした。 ――ベッキーが久々にテレビ出演し、涙を流しながら反省の弁を述べました。 瓜田 その番組、見てないんですよ。なぜかというと、ベッキーには興味がないからです。世間の注目度は高いみたいですが、もし彼女がブスだったら、こんな騒ぎにはなってないでしょうね。かわいいし、清純キャラで売ってたから、日本中のモテない婦女子たちの逆鱗に触れただけのこと。「ほれ見たことか」と優越感に浸りたいから、みんなで寄ってたかって叩いてますけど、僕からすれば、ベッキーは本当にどうでもいい。むしろ気になるのは、川谷くんのほうですね。 ――川谷くんの何が気になりますか? 瓜田 「ゲスの極み乙女。」というバンド名のくせに、やってることがいい子ちゃんすぎる点に物足りなさを感じます。 ――そうですかね? 瓜田 ええ、全然物足りない。一連の騒動のさなか、ライブの会場入りするときにマスコミに向かって頭を下げてましたけど、ゲスの極みを名乗るなら、テレビカメラに向かってギターを投げつけるぐらいのことをやらないと。最近も、世間から突っ込まれないように奥さんと離婚して、ブログで謝罪までしてましたけど、それではただの常識人じゃないですか。反省も離婚もせず、嫁の稼ぎで飲み歩き、嫁をブン殴りつつはらませて、おまけにベッキーもはらませてこそ、ゲスの極み。そこまでやれば、当代きってのカリスマロッカーになれるのに。 ――なるほど。 瓜田 そのへんの街にいるホストのほうが全然ゲス。川谷くんはゲスを極めてないのが残念です。ただし彼、いいモノを持ってるとは思いますけどね。 ――と、申しますと? 瓜田 ああいう痩せてて、のっぺりした顔の優男って、絶対にチンコがデカいんですよ。清純なベッキーみたいなタイプがいきなりあんな強烈な物件を知ってしまったら、そりゃ涙も流しますよ。体が覚えてますから。LINEの文面が残ってたのが問題だとか言われてますけど、もっと大きな問題は、体に残った痕跡ですよ。相当なナニを使ってメロメロにしてるはずだから、ベッキーは被害者といえるかもしれません。ついでに言うと、舛添都知事。あれは「神の領域」といえるでしょう。 ――舛添都知事の何が神なんですか? 瓜田 チンコのデカさですよ。よく銭湯で、椅子に座ると先端が床にくっつきそうなジジイがいるじゃないですか。あれってたいてい、舛添系の顔なんですよ。 ――舛添系の顔とは? 瓜田 男性ホルモンが多すぎるがゆえ、前頭部がハゲてて、地黒で、こめかみに血管が浮き立ってて、目つきがギョロリ。そういう顔の人間は、ほぼ例外なく巨根なんです。子どもの頃から銭湯が好きで、膨大な本数を見てきた僕が言うんだから間違いない。精査するまでもないです。 ――言われてみれば確かに、そういう傾向にあるかもしれませんね。
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豊富な戦闘経験と銭湯経験で千里眼を身につけた瓜田。「その人の顔を見ただけで、ケンカの強さとチンコの大きさがわかる」とのことだ。
瓜田 ただ舛添は、チンコがデカいくせに「面白くない」のが問題なんですよ。ビッグマネーが動く東京五輪を仕切るんだから、優しくて誠実なだけの人間じゃ都知事は務まらないと思うし、ズルさやしたたかさがあったほうが政治家向きだとは思うけど、舛添は面白くないから支持できないですね。 ――瓜田さんの求める「面白さ」とは? 瓜田 前回の猪瀬都知事は5,000万円をカバンに詰め込めなかったというオチがついて、ちょっと笑えたじゃないですか。でも、舛添のやってることは笑えない。政治資金を私的に流用したっていうけど、ファーストクラスだの湯河原だの家族旅行だのって、たかが知れてるっていうか、話がみみっちくて面白くないじゃないですか。それじゃあ、誰からも支持されないですよ。せっかくデカマラのハゲなんだから、バイアグラやスカルプDに公費を使って、ファイザー社やアンファー社に白紙の領収書を要求するぐらいのことをやらないと。そういう雄々しい、ちょっと笑ってしまうようなことに公費をつぎ込んでいたとなれば、世の男性たちのシンボルになれるというか、「強くて頼りになる」という意味で一定の支持を得られると思うんですよ。 ――悪人であることに、変わりはないですけどね。 瓜田 政治家が悪いのなんて当たり前。粗を探せば誰でも出ますよ。だからこそ、下半身の笑える話が欲しかったです。「舛添都知事、夜も現役続行」「昼の政治は問題ありだが、夜の性治は問題なし」とかいうニュースが相次ぐキャラだったら、世間も笑って許してくれたかもしれない。公費でスナックに通い詰めて、「夜のIOCメンバーにならないか?」と言ってホステスを口説いてたことがバレたりとかね。そういう淫らでくだらないことに政治資金を使ったほうが面白いし、政治家としても箔がつくんじゃないでしょうか。でも舛添には、そういう豪気やちゃめっ気が皆無。ただの貧乏くさい奴だってことが、一連の報道でバレちゃいました。 ――川谷くんと舛添都知事。渦中の2人には、意外な共通点がありましたね。 瓜田 はい。2人とも大きいモノを持ってるくせに、やることが小さい。宝の持ち腐れ、ってやつですね。 * * *  なお、かく言う瓜田自身のサイズは勃起時で17.5㎝。「この大きさに恥じない行動を常日頃から心がけている」と胸を張った。 (取材・文=岡林敬太)
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※日刊サイゾーでは2016年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けしています。

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士がクマのぬいぐるみに夢中! クマ声で「幸セダナ~」って……

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 先々月から肉体改造を始めた“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)だが、トレーニング中に体を傷めたらしく、ここ数週間は自宅で療養する日々が続いているという。心配した記者が見舞いに訪れたところ、瓜田の部屋には、ギター、ダンベル、プロテインなどの男臭いアイテムが並んではいたものの、それらはホコリをかぶった状態。「最近はディズニー映画と、この子に夢中ですね。よ~しよし♡」と言いながら瓜田が抱きしめたのは、大きなクマのぬいぐるみだった。怪我をしてファンタジーの世界に癒しを求めているのか、それとも最初からそういう人なのか……? 日本を代表するコワモテ男のメルヘンチックな一面に迫る!
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――最近、お怪我をされたそうですね。 瓜田 自宅でダンベルフライをやってる最中に、肋間筋損傷ってのになっちゃいました。 ――ダンベルフライとは? 瓜田 大胸筋を鍛えるためのトレーニングです。ダンベルを両手に持った状態で台の上に仰向けになり、腕を開閉しながら上げ下げする運動。負荷をかけすぎて、背中がアイタタタ……となって、嫁からは休むよう注意されたんですが……。一刻も早く「ペ」になりたくて、嫁の目を盗んで続けていたら、症状がさらに悪化してしまい、結果的に寝込むことになりました。 ――夏までにペ・ヨンジュンのような筋肉美を作るという計画でしたよね(記事参照)。 瓜田 いい感じで「ペ」に近付きつつあったんですよ。2カ月でウエストは15cm、体重は10kgも減って、大胸筋は100cmオーバー。さぁこれからってときに怪我をしてしまい、残念です。とりあえず、あと10日ほど大人しくしてから、トレーニングを再開しようと思ってます。ハックション!……アイタタタ。僕、花粉症なんですけど、くしゃみをするだけで背中が痛い。こないだTSUTAYAにDVDを借りに行ったときも、あの狭い通路で人と背中がちょっとぶつかっただけで激痛が走り、その場でうずくまってしまいましたからね。
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――TSUTAYA ではどんなDVDを借りたんですか? 瓜田 僕クラスになると、映画もディズニーしか見ないですよ。最近感動したのは『塔の上のラプンツェル』です。 ――瓜田さんがディズニー映画を好むとは意外です。 瓜田 食わず嫌いでしたね。嫁にすすめられて見てるうちに、その良さがわかってきた。クオリティーの高さにビックリですよ。なぁ? クマちゃん(と言って巨大なクマのぬいぐるみを抱き寄せる)
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――それは何ですか? 瓜田 「それ」じゃなくて「彼」と呼んでください。 ――ということは、オスなんですか? 瓜田 (クマの背後に隠れ、クマの声色を作りながら)ソウダヨ。僕ハ、オスダヨ。 ――一緒に寝たりもしているんですか? 瓜田 (引き続きクマを演じながら)寝ル場所ハ別ダヨ。僕ハコノ家ノVIPダカラ、一番イイ場所デ寝テルヨ。僕ハコノ家ニ来レテ幸セダナ~。オマエニモコノ幸セヲ分ケテヤリタイヨ。 ――いつから彼は、瓜田家にいるんですか? 瓜田 最近ですね。もともとは嫁が欲しがって、僕は嫌がってたんですよ。大きいし、邪魔だと。でもいつまでもスマホの画面を見つめながら「欲しい」「欲しい」言ってる嫁が可愛く思えてきて。マリファナを欲しいと言ってるわけじゃないから、じゃあいいよってことで買ってあげました。ただし、嫁が一番欲しがってた2m超え(235cm)の子はさすがにデカすぎるから、ハーフサイズ(135cm)の子にしてもらいましたけどね。
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――そのクマは瓜田家にとって、どういう存在ですか? 瓜田 クマ? うん? なんの話ですか? ああ、この大きなセガレの話ですか。長男ですよ。2人の愛の結晶ですよ。 ――瓜田さん、大丈夫ですか? 瓜田 基本、好きなんですよ。こういうの(笑)。小さい頃も大事にしてたんですよ、クマのぬいぐるみを。僕、甘えん坊なんで。当時は非公開でしたけど、家ではクマのぬいぐるみとたわむれて、一歩表に出たら「てめえコラ! 何見てんだオラ!」とケンカに明け暮れて、家に帰ったら「ただいま」と言ってクマを抱きしめる。そんな毎日でした。 ――そんなの初耳です。 瓜田 小学校に上がってからも、ぬいぐるみが大好きで。ある年、花園神社の酉の市に行きまして。酉の市つったら、他校のヤツらとケンカして名を売るチャンス。僕も思い切りオラつきながら夜店でゲームして遊んでました。そしたら一等と特賞だったかな、でっかいゴマちゃんとバルタン星人のぬいぐるみが当たったんですが、怪しいテキ屋のあんちゃんに騙されて、当たり券を握り潰されちゃった。だから僕、その捨てられた当たり券を拾って「当たった」「当たった」としつこくアピールしてたら、テキ屋のあんちゃんに「うるせえ! 向こう行ってろ!」と怒鳴られたんですが、騒ぎを聞いたのか貫目の上の人が出てきて、そのあんちゃんが怒られて、結局ぬいぐるみをゲットしましたからね。 ――すごい執念ですね。 瓜田 でも、他校の不良っぽいヤツらが僕を見てるわけです。「あれ、瓜田じゃねえか?」とか言いながら。だから僕、でっかいゴマちゃんとバルタン星人をわざと地面にズルズルと引きずりながら歩いて、「どけよオラ! 道あけろ!」とか言いながら花園神社を出た。で、家に帰ってから「ごめんね~」と謝りながら濡れタオルでぬいぐるみの汚れを拭いてあげました(笑)。
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瓜田家のワンコーナー。「嫁に似てる」という理由でギズモのぬいぐるみも飾られている。
――ところで、部屋の中にセグウェイが2台ありますね。 瓜田 これも嫁が欲しがったから買いました。僕としては印税が入ったら、前から欲しかったハミルトンの腕時計を買うつもりでいたんですけど、自分のだけ買うのは許されないから、「嫁とペアウォッチで」という線で話を進めようとしたんです。が、ミリタリー調のデザインだからか、嫁はまったく関心を示さず、「そんなの要らへん。セグウェイが欲しい」と言われまして……。ハミルトンの夢が遠のいてしまい、僕、しばらく落ち込んでたんですよ。そしたら先日、嫁からサプライズでこんなものをいただきました!(と言って白い紙切れを机の上に置く)
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――なんですか、これは? 瓜田 よく見てください、文字盤が書いてあるでしょう(笑)。嫁が「目を閉じて」と言うから閉じたら、腕にこれを巻いてくれて、「はい、ハミルトン」って言うんです。形も一応、似せてある(笑)。可愛くないですか? その瞬間から僕はもう、腕時計なんてどうでもよくなっちゃって。ハミルトン以外で何か形に残るもの、ってことで、セグウェイをペアで買うことにしました。 ――ダイエットのために歩く、と言っていませんでしたっけ? 瓜田 え? 「歩く」ってなんですか? ひょっとしてまだ歩いてるんですか? いまだに歩いてる人のことを、悪いけど僕は軽蔑してますよ。とっくに次のステージに来てるんで。 ――セグウェイでの移動は快適ですか? 瓜田 はい、と言いたいけど、まだ言えない。僕、こういうの苦手なほうなんで、まだまだおっかなびっくりですよ。2~3cmの段差が怖いんです。いっぺん交差点でスッ転んで1回転して背中を強打したこともあるので、結構ビビリながらノロノロ運転しています。
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――もっと慣れる必要がありそうですね。 瓜田 公園とかで練習できればベストですが、そこまで運んで行くのも重い。だから乗って行くしかないんですが、走行中は光るんで、特に夜間は街中に出ると目立ちすぎて恥ずかしいんですよ。嫁は目立ちたがり屋だからいいけど、僕は恥ずかしがり屋なんで……。こないだの晩も、大通りの横断歩道をセグウェイに乗って2人で渡ろうとしたら、紀元前みたいなビッグスクーターに乗って信号待ちしてたガキどもが、湘南乃風を爆音でガンガン流しながら「お、セグウェイだ。カッケー! 俺も欲しい!」なんて大声で言うわけです。万が一、スクーターのヘッドライトに照らされて僕だとバレたら面倒臭いことになりそうな連中だったんで、慌てて下を向いて顔を隠しましたよ。本当は急いで走り去りたかったけど、スピードを出すとスッ転びそうで怖いから、うつむいたままノロノロ運転で逃げました(笑)。 * * *  コワモテなルックスとは裏腹に、意外とメルヘンチックで、平和主義なところがある瓜田。だが、「最近の僕は、ちょっと仏になりすぎている。『どうも、どうも』と頭を下げるのにも慣れたけど、本当はどこか納得いっていない部分もある」と、笑いながらではあるがフラストレーションが溜まっていることを打ち明けた。そして、「ペコペコしてばかりいると自分を卑下しちゃうんで、『こんな俺でも数年後には何々がある』とかっていう大きな目標が欲しいですね。そういう目標さえあれば、頭を下げることにも耐えられる」と真顔で語った。  ペ・ヨンジュンレベルに体を鍛え上げることが最終目標ではないという。「鍛えた体は飾りじゃない、っていうことを証明できる場に立ちたい」とのこと。それが何なのか? についての具体的な言及は避けたが、「アウトローはやめても男はやめていない」が口癖の瓜田である。クマのぬいぐるみを愛でていた彼が、ある日突然、凶暴なクマそのものに化ける可能性もあるので、まだまだ油断は禁物だ。 (取材・文=岡林敬太)
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※日刊サイゾーでは2016年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けしています。来月もお楽しみに。 ※先月の記事で告知したSHOWROOM『瓜田大礼拝』は、瓜田家のWi-Fi環境などの都合により現在は配信をストップ。次回の配信は未定だそうです。

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が考える首都直下型地震サバイブ術とは

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 生き残るために何をするべきか?――“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)が、いつ来てもおかしくないと言われる首都直下型地震、失明の危機にさらされている後輩の格闘家、そして自らが最近始めた動画配信活動をテーマに、独自のサバイバル術を説く!
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――先月お会いしたときより、見た目がシャープになりましたね。 瓜田 夫婦で運動と食事制限を始めた甲斐があって(記事参照)、1カ月ちょいで体重は7キロ、ウエストは12センチ落ちました。ジーパンのお腹がご覧の通りユルユルです。 ――おおっ、歩くとズボンがズリ落ちそうですね。 瓜田 ただ痩せただけじゃないですよ。胸板を見てください。「女か!」ってぐらい胸が出ているでしょう。胸囲100センチ。昔のペラペラに痩せていた瓜田純士とはワケが違います。 ――腕立て伏せの効果でしょうか? 瓜田 ダンベルの効果ですね。10キロのダンベルを数10回、1日5~6セット持ち上げていますから。 ――上半身の筋トレに夢中になると下半身はおろそかになりがちですが、その点、大丈夫でしょうか? 瓜田 バカにしないでください。僕の生脚、見たことありますか? ジーパンの上からだと細く見えますが、脱ぐとめちゃくちゃ筋肉質ですよ。夏までに全身をペ・ヨンジュンレベルに仕上げますので、その頃に僕のフルヌードをお見せしましょう。 ――なぜそこまで熱心に体づくりを? 瓜田 ナルシシズムを満たすためであると同時に、いつ来るかわからない首都直下型地震に備えた体づくりでもあるんですよ。脂肪まみれの体でガレキの下敷きになったらすぐにくたばるでしょうけど、筋肉量が多ければ生き延びられる。今のうちからカロリー制限に慣れておけば、非常時の空腹にも耐えられるんじゃないかと。東日本大震災から5年という節目に、瓜田家の防災意識が高まっているのは事実です。
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――あの大震災について今、何か語りたいことはありますか? 瓜田 東北に向けてとか、原発についてとか、軽々しく語るのは好きじゃない。僕みたいな被害に遭っていない人間が何かを語るのは、被災者の方々に対して失礼ですよ。でもあの災害から何かを学ばなくちゃならないとは思っています。わが身に降りかかったときに、どう生き延びるか。そのことについての瓜田流のマニュアルは日々考えています。 ――具体的には? 瓜田 24時間ずっとではないですけど、日常のさまざまな場面で大地震が来ることをイメージし、最低限、自分一人が助かるための避難場所と避難経路を考える癖をつけるようにしています。たとえば建物に入ったときには非常口の場所を必ず確認し、出入り口が一つしかないようなお店は極力避ける。と言うと、自分一人が助かることしか考えていないようですけど、みんながそういう意識を持てば、結果として助かる人間が増えるんじゃないかと思うんですよね。 ――「津波てんでんこ」「命てんでんこ」という防災の教訓もありますしね。「津波が来たら、取るものも取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」というのが鉄則とされています。 瓜田 とはいえ、たとえば家で寝ているときに地震に見舞われたら、横にいる嫁をほったらかしにして逃げるわけにもいきません。そんなとき、意見が対立して共倒れにならないよう、今のうちから嫁との意思統一をしっかりはかっておかないとならないですね。場合によっちゃ、倒れた家具をどかさなくちゃならないし、嫁を抱きかかえてでも逃げなくちゃならない。そのためにも筋トレは欠かせないんですよ。不良格闘技のアウトサイダーに出ていた頃は「ノートレーニングが僕の美学」と語っていましたが、前言撤回します。アウトサイダー出身の黒石高大や渋谷莉孔のことを、今では尊敬していますよ。努力して鍛えて強くなったあいつらは、本当にすごいです。 ――その渋谷選手が今、失明の危機にさらされていることをご存知ですか? 瓜田 えっ……!? 初耳です。何があったんですか? ――前の試合でサミング(目潰し)を受けた影響などで目の調子が悪くなり、病院に行ったところ、失明の危険性があると診断され、緊急手術。本人がその経過をTwitterで報告しつつ、「ファイター復帰はできそうにないな」とツイートしたところ、Yahoo!ニュースで大々的に「失明を告白…引退へ」と報じられたんですよ。 瓜田 (神妙な面持ちになり)大変だな、体を張って商売している奴らは……。治る見込みはないんですか?
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――手術は成功したものの、まだ片目は見えない状態。半年後にシリコンを摘出したら、見えるようになる可能性も残されているそうですが、もう片方の目も手術が必要らしいです。本人は目が治ったら格闘家として復帰することを望んでいますが、どうなることやら。 瓜田 目のケガが周知の事実になってしまった以上、運良く半年後に見えるようになって、本人が復帰を望んだとしても、興行側がやらせてくれないかもしれない。仮に試合が実現しても、対戦相手は当然、弱点の目を狙ってくるでしょうから危険ですね。 ――でも世界タイトルマッチに挑戦する権利をほぼ手にしていたため、「ここでやめたくない」という渋谷選手の気持ちもわかります。 瓜田 本人がどこまで結果を残したいか、ですよね。どうしても世界チャンピオンになりたいなら、早くタイトルマッチに勝って、そのまま勝ち逃げして、とっとと教える側に回ったほうがいい。彼ほどのセンスとカリスマ性があれば、指導者としても格闘界で生き残っていけるはずです。現役を長く続けて目のダメージがさらに蓄積されたら、その先の人生が大変ですよ。 ――アウトサイダーを追放されたあと、世界の舞台へ駆け上がったかと思ったら、今回の事態。渋谷選手の人生は本当に波乱万丈ですね。 瓜田 でも、誰に強制されたわけでもなく、自分で選んだ道ですからね。「リングの上で死ねたら本望」という考え方もあるでしょうから、応援する側としては無事を祈りつつ見守るほかないのかも。莉孔は今、落ち込んでいますか? ――Twitterを見る限り、飄々としています。黒い眼帯をハメた笑顔の写真をアップしたり、Yahoo!ニュースをネタにしたり、「半年間は独眼竜キャラでいく」とうそぶいたり。 瓜田 この状況下でも弱音を吐かないのは、さすがですね。そんな莉孔を、こう励ましたいです。「あしたのジョーって漫画があるけど、何気に一番のダークホースで、一番女にモテるキャラは、丹下段平なんだぜ」と。莉孔は頭もいいし、ルックスもいいし、何かを持っている男ですから、転んでもタダでは起きないでしょう。きっと今頃、世間を驚かせるための新たな仕掛けを考えているはずですよ。 ――新たな仕掛けといえば、瓜田さんも最近、動画の生配信を始めましたね。 瓜田 数日前から「瓜田大礼拝」というタイトルで、SHOWROOMを使って動画の生配信を始めました。教祖である僕が、信者であるウリラー(瓜田ファン)のためにあれこれ語るんですが、撮影と相槌は嫁の担当ですから、まぁ、夫婦の会話を一般公開しているようなもんです。と同時に、ウリラーから寄せられた質問にライブで答えたりもしています。 ――なぜ動画配信を急に始めたのでしょう? 瓜田 ズバリ、カネのため。生きるためですよ。SHOWROOMは視聴するのも配信するのも無料ですが、視聴者が配信者に対して“投げ銭”をできるのが大きな特徴。有料で購入できる特別ギフトもあって、それが配信者に分配金として還元されるらしいんですよ。つまり僕の提供する番組が面白ければ、いくらか生活費を稼げるわけです。僕も食べていかなくちゃならないし、嫁のことも養っていかなくちゃならない。作家業だけで食べていくのは大変だし、この顔でコンビニのバイトをするわけにもいかないから、家にいながらにしてできるこういうシノギはありがたい。みっともないと思われようが、食うためにやってみることにしましたよ。
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――ニコ生やツイキャスではなく、なぜSHOWROOMなのでしょう? 瓜田 ネットに詳しい友人に「何かいいシノギはないか?」と相談したら、「SHOWROOMがいい」とすすめられたんですよ。2013年に始まったばかりの配信事業で、まだそこまで世間に浸透していない点も気に入りました。 ――視聴者は1回の配信につき、どれくらい集まりますか? 瓜田 予告なしで始めたにも関わらず、初回から300人程度集まって、以後も増加傾向にあります。SHOWROOMを始めたおかげで、面白い再会もありましたよ。「小学生のときにBB弾で瓜田を捕獲しようとしたら、逆にメリケンサックで殴られた」という新宿の違う小学校に通っていた一つ上の男性と繋がって、僕もその事件を覚えていたから、昔話に花が咲きました。その人は僕にやられてから真面目になり、現在はピアノの講師をやっているそうです(笑)。 ――視聴者の反響はいかがでしょう? 瓜田 多くのウリラーから、「昔に比べて落ち着いたからビックリ」「顔も声も優しくなった」といったコメントが寄せられています。親切な視聴者が多いため、配信はいたってアットホームな雰囲気ですね。 ――配信の頻度は? 瓜田 いつまで続くかわかりませんが、なるべく毎日1回は配信しようと思っています。古くからのウリラーはもちろんのこと、最近になって瓜田純士に興味を持った方にも、気軽に遊びに来てほしいですね。配信日時についてはTwitterでも随時告知しますので、そちらもチェックしてみてください。 SHOWROOM『瓜田大礼拝』 https://www.showroom-live.com/04e76651569 瓜田純士&麗子のTwitter  https://twitter.com/Junshiurita (取材・文=岡林敬太) ※日刊サイゾーでは2016年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けしています。

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士がスポーツマン化して清原に喝!? 自身のシャブ前科も激白し……

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 元スポーツマンの清原和博(48)がアウトロー色を強める中、それとはまったく対照的に、“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)のスポーツマン化が止まらない。妻とお揃いのトレーニングウェアを着て、公園で運動中の瓜田に話を聞いた。 ――今日は装いがスポーティーですね。しかもペアルック。 瓜田 ええ、9日前から夫婦で運動を始めたんですよ。先日、ガン検診の結果を聞きに夫婦で病院へ行ったら、ガンは見つからなかったものの、医者から「ふたりともメタボ予備軍だよ」と言われまして。特に僕のウエストがヤバイことになってると。「瓜田くんはポッコリおなかになっちゃったね」と笑いながら医者に言われて、かなりショックを受けました。若い頃からスタイルの良さが自慢だった僕が、まさか「ポッコリおなか」と言われる日が来るとは……。 ――それで慌てて運動を始めたんですね。 瓜田 はい。まず家で腹筋40~50回、腕立て40~50回、あとは街や公園で競歩、スクワット、縄跳び、ダッシュなどの運動をすることを日課にしました。ボディメイク作戦は現在9日目に入り、体重はまだ1.3キロしか落ちてませんが、おなかまわりは早くも5センチも落ちた。僕から言わせれば、ライザップやスポーツジムに通ってる連中は紀元前の人たちですよ。あんなに高いカネ払ってどうするんですか。9日間の自分の経験からクイズを出しますが、結局、なんの運動が一番安上がりで効果的だと思います? ――縄跳びですか? 瓜田 違います。正解はバドミントンです。二人で楽しみながらできますし、道具も100均で買えますから。僕は相手がいないと運動ができないので、嫁を誘い出す必要があった。バドミントンは遊び感覚でできるので、嫁を口説くのにも最適でした。ところがハードワークにビビリが入ったのか、5日目あたりから嫁のサボリ癖が出始めて、運動に誘うと仮病を使うようになったんです。こりゃマズイってことで、急きょペアルックを導入したんですよ。 ――ペアルックにはどのような効果が? 瓜田 大阪人で目立ちたがりの嫁は、ペアルックで表に出たりするのが大好きなんですよ。Amazonの画面を見せながら「ほら、このお揃いのウェアで運動しよう。これなら楽しいよね?」と提案したところ、案の定、「そうやな」と乗り気になってくれた。「ついでに4千円くらいの運動靴も買うていい?」とねだられたから、それも買ってあげました。で、先日、ウェアと靴が届いたんですが、箱を開けてビックリですよ。見てください、嫁のこの靴。超厚底でビッカビカ! こんな靴を履いて、さらに何を血迷ったか、マニキュアと口紅、腕時計までして運動に出かけるようになった。「運動する気あるのか!」って感じですよね。
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――この靴で縄跳びは難しそうですね。 瓜田 ところがウチの嫁は、格好つけて飛ぶんですよ。きのう彼女が縄跳びしてる光景を横から見て驚きました。靴もゴテゴテですが、おっぱいも盛ってるんですよ。新しいウェアと靴を買ってテンションが上がったのか、実際のサイズよりも数段デカいブラジャーを着けて、Tシャツの胸の部分をトンがらせた状態で「なぁ純士、ウチ、ナイスバディーやろ?」なんて言いながら得意顔で縄跳びをしてるんです。外人の女が大きな胸を揺らしながら運動するCMとかに影響されて、マネしてるんでしょうね。運動するとき、僕は「エアマックス」を履くって決めてるんですけど、嫁も負けじと「エアブラ」を導入したみたいです。手で押して空気を抜いてやろうかと思いましたけど、彼女の名誉に関わるんで遠慮しときました。 ――運動は1日何時間やるんですか? 瓜田 夕食後に2時間程度です。ちなみに午後6時以降の食事は禁止。運動と同時に食事制限も行い、酒も完全に抜いてます。食事は1日2食で、炭水化物をおおむね抜いて、計1200キロカロリー程度に収めるようにしてます。
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――運動して1日1200キロカロリーというのは、いくらなんでもキツくないですか? 瓜田 僕はやると決めたらやるんで大丈夫ですが、嫁は早くもルール違反を犯してますね。節分の前日、運動に出かけたら、スーパーで恵方巻きを売ってたんです。「なぁ純士、明日は恵方巻きを食べなアカンな」と言い出したから、「東京じゃ恵方巻きの習慣はそれほど重要じゃない」とスルーしたら、「ゴチャゴチャ言わんと食べたらええねん!」とブチギレながら購入し、「これは縁起物やから」と言い訳しながら、控えるはずの炭水化物を間食でバクバク摂取してるんですよ。 ――節分は年に一度ですから、大目に見てあげてもよいのでは? 瓜田 いや、それだけじゃないんです。眠りに落ちたはずの深夜帯にも、ガサゴソ物音がするので薄目を開けると、彼女がお菓子を盗み食いしてることがある。見つかったときの予防線なのか、「こんなことしたら純士は怒るかな?」とか小声で独り言を言いながら食べてるのが涙ぐましくて、僕は気づかないフリをしてあげてますけどね。で、そんなある晩、嫁に叩き起こされて、清原の逮捕を知ったんですよ。テレビのニュースを見た僕が「マジかよ!」と驚いてる隙に、嫁は「誘惑って怖いなぁ」とかなんとか言いながら翌日のおでんをつまみ食いしてました(笑)。
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――清原逮捕の第一報を聞いたときの感想は? 瓜田 「格好悪いし、もったいない」と思いましたね。まず、スポーツマンのくせに自分に甘えてたのが格好悪い。これは“俺論”ですけど、大人になってから覚えたものって、やめようと思えばやめられるんですよ。酒もタバコもシャブもそう。彼は、やめられるのにやめなかった。つまり、やめる気がなかったんでしょうね。せっかく悪いイメージを払拭しつつあったのに、もったいないですよ。これも“俺論”ですが、殺人やレイプ以外は、一回目は仕方がないと思うんです。数年前に疑惑報道が出た段階で、キッパリやめるべきでしたね。 ――昔の話で恐縮ですが、瓜田さんも覚せい剤で捕まった過去がありますよね。 瓜田 23歳のときに、覚せい剤取締法違反(所持・使用)で逮捕されました。ナチュラルパワーにこだわるナルシシストの僕は、ずっとおクスリに対するアレルギーがあったから、デビューが遅かったんですよ。17歳で稼業入りしましたが、それから何年も、自分で使用することはなかったんです。「売る」のが仕事だったから、本当は商品の真贋を見極めるために自分でも吸えなきゃいけなかったんですけど、やらなかった。ところが23歳のときにチャカ(拳銃)の所持で内偵が入って逮捕状が出て、いろんなところから狙われてグリグリに追い込まれてるときに、上層部から強烈なヤキを入れられまして。骨が折れて、やつれて、痛くて苦しくてどうしようもなかったときに、一緒にバウンサー(用心棒)をやってた外人の仲間が痛み止めにシャブを持ってきて、初めてそれを使ったんです。で、運悪くその直後にチャカで逮捕されて、体に残ってたもんが出ちゃった。 ――つまり常用者ではなかった、と。 瓜田 はい。だから覚せい剤の中毒症状についてはよくわからない。ただし、効いてるに等しいぐらい覚醒してる期間はありました。ヤクザはナメられちゃいけないっていう思いが、顔つきや言動に出過ぎちゃって、「瓜田はポン中だ」って噂が街や2ちゃんねるに広まったことがある。19から23歳までの頃は、毎日殺されるかもしれない、パクられるかもしれないっていう緊張の中、一発当ててやるって感じでオラついて活動してましたから、アドレナリンやらドーパミンやらが出まくりでほとんど寝れなかったんですよ。182センチあるのに当時は体重が50キロしかなくて、目つきもギラギラしてたから、よくポン中と勘違いされました。ナチュラルなのに。 ――周囲に常用者はいましたか? 瓜田 まわりは基本、ポン中だらけでした。彼らを見ててだいたいわかったんですが、シャブは人間を興奮させるんじゃなくて、何日も起こしとくだけのもんですよ。人間、仕事でもなんでも集中してエンジンが入ってるときって、人からストップと言われても聞かないで続けるじゃないですか。その作用がシラフの人に投与したときに長く続くため、戦時中に軍人の間で広まったりした。ポン中の行動は、寝てない人間の行動なんですよ。清原にしてもASKAにしてもそう。「誰かの声が聞こえる」「あいつ、俺のことを笑ったな」っていうけど、そりゃ3~4日も寝てなければ誰だってそうなりますよ。イライラするし神経質になるし警戒心も強くなるし、幻聴だって聞こえるかもしれない。寝てない状態に追い込まれてるだけなんです。ぐっすり寝たらそんなことにはなりません。 ――やめようと思ったら本当にやめられるんですかね? 瓜田 ヤクザ社会で見聞きした例を挙げると、それまでずっとシャブをやってたヤクザも、いざ自分が当代を取れるとなった瞬間に、スッとやめるらしいです。シャブをやってるような親分には、若い衆はついて来ませんからね。あと、ポン中のヤクザが寄せ場(刑務所)に入ることも多くありますが、懲役中は当然、シャブは使えない。でも何年かの懲役を終えた彼らが、シャブ切れのせいでおかしくなってシャバに戻ってくることって、ありますか? ないでしょう。タバコもそうです。なければないで大丈夫だし、健全に過ごせるんです。出てきてまたやっちゃう人はいますけどね。 ――なぜ、またやっちゃうのでしょう?  瓜田 さっきも言ったとおり、清原もそいつらも「やめられないんじゃなく、やめる気がない」んですよ。僕のまわりにはポン中が大勢いましたが、彼らの口癖は「いつでも俺はやめられる」「今すぐにだってやめられる」でした。ウソつけ、やめる気がないだけだろ、と思って僕は聞いてましたよ。周囲を見てて、シャブをやめて出世するヤクザと、シャブ漬けになってくすぶるヤクザの違いはよくわかりました。やめる気があるヤクザは、まずシノギを変えるんですよ。 ――シノギを変えるとは? 瓜田 要するに、ダイエット中の僕が、午後6時以降は食べ物を見ないようにするのと一緒です。見えるところにブツがあると、誘惑に負ける。だからシノギをまず変えるんです。クスリを売ってた人たちが、それをやめて金貸しになったりするんです。
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――なるほど。 瓜田 あともう一つは、本当にやめたい人や、本気でやめる努力をしてる人は、まったくやってない人たちと積極的に会って、自分を見られるようにしてます。やってないんだから堂々と人に会い、「今日の僕、おかしくないですよね?」と、広くジャッジしてもらえる場にあえて我が身を晒すようになる。自分を厳しく律するためです。逆に、人と会わないようにひとりになりたがるヤツは、たいていやめられない。そいつらはやめようと努力してるんじゃなく、やってることを隠す努力をしてるだけ。「今日やったシャブ、バレてないかな?」「今日も警察に捕まらなかった。ラッキー!」と思いつつ、人には「やめる努力をしてる」とウソをつくんです。 ――覚せい剤を摂取すると、力がみなぎったり、快感が増したりするという説もありますが。 瓜田 常用者からは、「スーパーマンやスーパーサイヤ人になった気になる」という話を聞いたことがあります。僕はポン中になったことがないけど、ポン中と勘違いされるほど寝れなくてナチュラルハイだったヤクザ時代は、確かに自分がスーパーサイヤ人になったような感覚でした。誰よりも強い気がしたし、怖いものもなかった。ただ、あの頃の自分に戻りたいか? というと戻りたくない。シンドイですもん。 ――清原容疑者は今、どんな心境だと推測されますか? 瓜田 10日から14日間はシャブが抜けません。その間は効いてる状態で物事を考えますから、たいして反省はしてないでしょう。初犯だから執行猶予は付くのか? 出たあと、どんなミソギをすれば芸能界に復帰できるのか? そのためには誰を頼ればいいか? なんてことを、もしかしたら考えてるかも。でも体からシャブが抜け切った頃、「やっちまった!」と事の重大さに気づき、深く落ち込むんじゃないでしょうか。 ――清原容疑者にかける言葉はありますか? 瓜田 僕なんかが言えた義理じゃないけど、今後は違う道で生きることを考えたほうがいい。最初の疑惑の段階でやめておけば、別れた奥様やお子様との幸せも、もしかしたら取り戻せたかもしれなかったんですよ。でも今回の逮捕で、その可能性はほぼ消えた。野球界はもちろんのこと、芸能界に戻ることも難しいでしょう。マーシーじゃないけど、これから更生をアピールしたところで、「ふ~ん」「はいはい」「どうせまたやるでしょ」と思われてオシマイですよ。シャブ疑惑を隠すためにコソコソしてた人間が、さらに厳しい世間の視線を浴びながら、これまで以上にコソコソした第二の人生を歩まないとならない。わずか0.1グラムのために失ったものはあまりにも大きいですが、すべては身から出た錆です。今後は一発逆転ホームランを狙うんじゃなく、地道にコツコツ這い上がっていくしかないですね。
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――再犯しないために心がけるべきことは? 瓜田 派手な場所は避けるべきです。もう六本木にも銀座にも行かないほうがいい。誘惑しかないから、あんなところ。明日あさってに裏切るような女に入れ込んでもなんの意味もないですよ。あのデカイ図体で街に出て威張ったって、上には上がいますから。「まだイキがってんのかよ」「終わってんな」と笑われるだけですし、下手すりゃもっとゴツイ外人にブン殴られてケガをするのがオチ。夜の街には次から次へとセンセーショナルな人間が登場しますから、出てきた頃には清原はもう「過去の人」です。「過去の人」「ただの人」だってことを自分で受け入れられるようになるまでに、おそらく10年はかかるでしょう。僕もそうでしたから。 ――瓜田さんも大変な思いをしたんですか? 瓜田 ムショを出て、組抜けしてから10年になりますが、この10年はホント、長くてツラかったです。「二度とヤクザには戻らない」という決意のもと、真っ白に生きてきたつもりの10年でしたが、途中、何度も闇の世界に引きずり戻されそうになった。でも我慢して沈黙を守るうち、ドツかれる機会も徐々に減り、 やがて愛する人と出会い、10年前は見栄の世界で生きてた僕が、今ではこうして数千円のペアルックを着て、嫁と一緒に運動することに幸せを感じられるようになりました。さきほど若いときのことを振り返りましたけど、自分じゃない別人のことを話してるような心境でした。それぐらい僕も垢が落ちて、第二の人生になじんできたということでしょう。でもこうなるまでには、10年かかった。清原もきっと、垢を洗い落とすのに長い時間がかかると思います。ツラいでしょうが、男なら耐え忍ぶしかないですね。 (取材・文=岡林敬太)
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※日刊サイゾーでは2016年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けします。今後の動向にご注目ください。

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士がスポーツマン化して清原に喝!? 自身のシャブ前科も激白し……

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 元スポーツマンの清原和博(48)がアウトロー色を強める中、それとはまったく対照的に、“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)のスポーツマン化が止まらない。妻とお揃いのトレーニングウェアを着て、公園で運動中の瓜田に話を聞いた。 ――今日は装いがスポーティーですね。しかもペアルック。 瓜田 ええ、9日前から夫婦で運動を始めたんですよ。先日、ガン検診の結果を聞きに夫婦で病院へ行ったら、ガンは見つからなかったものの、医者から「ふたりともメタボ予備軍だよ」と言われまして。特に僕のウエストがヤバイことになってると。「瓜田くんはポッコリおなかになっちゃったね」と笑いながら医者に言われて、かなりショックを受けました。若い頃からスタイルの良さが自慢だった僕が、まさか「ポッコリおなか」と言われる日が来るとは……。 ――それで慌てて運動を始めたんですね。 瓜田 はい。まず家で腹筋40~50回、腕立て40~50回、あとは街や公園で競歩、スクワット、縄跳び、ダッシュなどの運動をすることを日課にしました。ボディメイク作戦は現在9日目に入り、体重はまだ1.3キロしか落ちてませんが、おなかまわりは早くも5センチも落ちた。僕から言わせれば、ライザップやスポーツジムに通ってる連中は紀元前の人たちですよ。あんなに高いカネ払ってどうするんですか。9日間の自分の経験からクイズを出しますが、結局、なんの運動が一番安上がりで効果的だと思います? ――縄跳びですか? 瓜田 違います。正解はバドミントンです。二人で楽しみながらできますし、道具も100均で買えますから。僕は相手がいないと運動ができないので、嫁を誘い出す必要があった。バドミントンは遊び感覚でできるので、嫁を口説くのにも最適でした。ところがハードワークにビビリが入ったのか、5日目あたりから嫁のサボリ癖が出始めて、運動に誘うと仮病を使うようになったんです。こりゃマズイってことで、急きょペアルックを導入したんですよ。 ――ペアルックにはどのような効果が? 瓜田 大阪人で目立ちたがりの嫁は、ペアルックで表に出たりするのが大好きなんですよ。Amazonの画面を見せながら「ほら、このお揃いのウェアで運動しよう。これなら楽しいよね?」と提案したところ、案の定、「そうやな」と乗り気になってくれた。「ついでに4千円くらいの運動靴も買うていい?」とねだられたから、それも買ってあげました。で、先日、ウェアと靴が届いたんですが、箱を開けてビックリですよ。見てください、嫁のこの靴。超厚底でビッカビカ! こんな靴を履いて、さらに何を血迷ったか、マニキュアと口紅、腕時計までして運動に出かけるようになった。「運動する気あるのか!」って感じですよね。
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――この靴で縄跳びは難しそうですね。 瓜田 ところがウチの嫁は、格好つけて飛ぶんですよ。きのう彼女が縄跳びしてる光景を横から見て驚きました。靴もゴテゴテですが、おっぱいも盛ってるんですよ。新しいウェアと靴を買ってテンションが上がったのか、実際のサイズよりも数段デカいブラジャーを着けて、Tシャツの胸の部分をトンがらせた状態で「なぁ純士、ウチ、ナイスバディーやろ?」なんて言いながら得意顔で縄跳びをしてるんです。外人の女が大きな胸を揺らしながら運動するCMとかに影響されて、マネしてるんでしょうね。運動するとき、僕は「エアマックス」を履くって決めてるんですけど、嫁も負けじと「エアブラ」を導入したみたいです。手で押して空気を抜いてやろうかと思いましたけど、彼女の名誉に関わるんで遠慮しときました。 ――運動は1日何時間やるんですか? 瓜田 夕食後に2時間程度です。ちなみに午後6時以降の食事は禁止。運動と同時に食事制限も行い、酒も完全に抜いてます。食事は1日2食で、炭水化物をおおむね抜いて、計1200キロカロリー程度に収めるようにしてます。
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――運動して1日1200キロカロリーというのは、いくらなんでもキツくないですか? 瓜田 僕はやると決めたらやるんで大丈夫ですが、嫁は早くもルール違反を犯してますね。節分の前日、運動に出かけたら、スーパーで恵方巻きを売ってたんです。「なぁ純士、明日は恵方巻きを食べなアカンな」と言い出したから、「東京じゃ恵方巻きの習慣はそれほど重要じゃない」とスルーしたら、「ゴチャゴチャ言わんと食べたらええねん!」とブチギレながら購入し、「これは縁起物やから」と言い訳しながら、控えるはずの炭水化物を間食でバクバク摂取してるんですよ。 ――節分は年に一度ですから、大目に見てあげてもよいのでは? 瓜田 いや、それだけじゃないんです。眠りに落ちたはずの深夜帯にも、ガサゴソ物音がするので薄目を開けると、彼女がお菓子を盗み食いしてることがある。見つかったときの予防線なのか、「こんなことしたら純士は怒るかな?」とか小声で独り言を言いながら食べてるのが涙ぐましくて、僕は気づかないフリをしてあげてますけどね。で、そんなある晩、嫁に叩き起こされて、清原の逮捕を知ったんですよ。テレビのニュースを見た僕が「マジかよ!」と驚いてる隙に、嫁は「誘惑って怖いなぁ」とかなんとか言いながら翌日のおでんをつまみ食いしてました(笑)。
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――清原逮捕の第一報を聞いたときの感想は? 瓜田 「格好悪いし、もったいない」と思いましたね。まず、スポーツマンのくせに自分に甘えてたのが格好悪い。これは“俺論”ですけど、大人になってから覚えたものって、やめようと思えばやめられるんですよ。酒もタバコもシャブもそう。彼は、やめられるのにやめなかった。つまり、やめる気がなかったんでしょうね。せっかく悪いイメージを払拭しつつあったのに、もったいないですよ。これも“俺論”ですが、殺人やレイプ以外は、一回目は仕方がないと思うんです。数年前に疑惑報道が出た段階で、キッパリやめるべきでしたね。 ――昔の話で恐縮ですが、瓜田さんも覚せい剤で捕まった過去がありますよね。 瓜田 23歳のときに、覚せい剤取締法違反(所持・使用)で逮捕されました。ナチュラルパワーにこだわるナルシシストの僕は、ずっとおクスリに対するアレルギーがあったから、デビューが遅かったんですよ。17歳で稼業入りしましたが、それから何年も、自分で使用することはなかったんです。「売る」のが仕事だったから、本当は商品の真贋を見極めるために自分でも吸えなきゃいけなかったんですけど、やらなかった。ところが23歳のときにチャカ(拳銃)の所持で内偵が入って逮捕状が出て、いろんなところから狙われてグリグリに追い込まれてるときに、上層部から強烈なヤキを入れられまして。骨が折れて、やつれて、痛くて苦しくてどうしようもなかったときに、一緒にバウンサー(用心棒)をやってた外人の仲間が痛み止めにシャブを持ってきて、初めてそれを使ったんです。で、運悪くその直後にチャカで逮捕されて、体に残ってたもんが出ちゃった。 ――つまり常用者ではなかった、と。 瓜田 はい。だから覚せい剤の中毒症状についてはよくわからない。ただし、効いてるに等しいぐらい覚醒してる期間はありました。ヤクザはナメられちゃいけないっていう思いが、顔つきや言動に出過ぎちゃって、「瓜田はポン中だ」って噂が街や2ちゃんねるに広まったことがある。19から23歳までの頃は、毎日殺されるかもしれない、パクられるかもしれないっていう緊張の中、一発当ててやるって感じでオラついて活動してましたから、アドレナリンやらドーパミンやらが出まくりでほとんど寝れなかったんですよ。182センチあるのに当時は体重が50キロしかなくて、目つきもギラギラしてたから、よくポン中と勘違いされました。ナチュラルなのに。 ――周囲に常用者はいましたか? 瓜田 まわりは基本、ポン中だらけでした。彼らを見ててだいたいわかったんですが、シャブは人間を興奮させるんじゃなくて、何日も起こしとくだけのもんですよ。人間、仕事でもなんでも集中してエンジンが入ってるときって、人からストップと言われても聞かないで続けるじゃないですか。その作用がシラフの人に投与したときに長く続くため、戦時中に軍人の間で広まったりした。ポン中の行動は、寝てない人間の行動なんですよ。清原にしてもASKAにしてもそう。「誰かの声が聞こえる」「あいつ、俺のことを笑ったな」っていうけど、そりゃ3~4日も寝てなければ誰だってそうなりますよ。イライラするし神経質になるし警戒心も強くなるし、幻聴だって聞こえるかもしれない。寝てない状態に追い込まれてるだけなんです。ぐっすり寝たらそんなことにはなりません。 ――やめようと思ったら本当にやめられるんですかね? 瓜田 ヤクザ社会で見聞きした例を挙げると、それまでずっとシャブをやってたヤクザも、いざ自分が当代を取れるとなった瞬間に、スッとやめるらしいです。シャブをやってるような親分には、若い衆はついて来ませんからね。あと、ポン中のヤクザが寄せ場(刑務所)に入ることも多くありますが、懲役中は当然、シャブは使えない。でも何年かの懲役を終えた彼らが、シャブ切れのせいでおかしくなってシャバに戻ってくることって、ありますか? ないでしょう。タバコもそうです。なければないで大丈夫だし、健全に過ごせるんです。出てきてまたやっちゃう人はいますけどね。 ――なぜ、またやっちゃうのでしょう?  瓜田 さっきも言ったとおり、清原もそいつらも「やめられないんじゃなく、やめる気がない」んですよ。僕のまわりにはポン中が大勢いましたが、彼らの口癖は「いつでも俺はやめられる」「今すぐにだってやめられる」でした。ウソつけ、やめる気がないだけだろ、と思って僕は聞いてましたよ。周囲を見てて、シャブをやめて出世するヤクザと、シャブ漬けになってくすぶるヤクザの違いはよくわかりました。やめる気があるヤクザは、まずシノギを変えるんですよ。 ――シノギを変えるとは? 瓜田 要するに、ダイエット中の僕が、午後6時以降は食べ物を見ないようにするのと一緒です。見えるところにブツがあると、誘惑に負ける。だからシノギをまず変えるんです。クスリを売ってた人たちが、それをやめて金貸しになったりするんです。
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――なるほど。 瓜田 あともう一つは、本当にやめたい人や、本気でやめる努力をしてる人は、まったくやってない人たちと積極的に会って、自分を見られるようにしてます。やってないんだから堂々と人に会い、「今日の僕、おかしくないですよね?」と、広くジャッジしてもらえる場にあえて我が身を晒すようになる。自分を厳しく律するためです。逆に、人と会わないようにひとりになりたがるヤツは、たいていやめられない。そいつらはやめようと努力してるんじゃなく、やってることを隠す努力をしてるだけ。「今日やったシャブ、バレてないかな?」「今日も警察に捕まらなかった。ラッキー!」と思いつつ、人には「やめる努力をしてる」とウソをつくんです。 ――覚せい剤を摂取すると、力がみなぎったり、快感が増したりするという説もありますが。 瓜田 常用者からは、「スーパーマンやスーパーサイヤ人になった気になる」という話を聞いたことがあります。僕はポン中になったことがないけど、ポン中と勘違いされるほど寝れなくてナチュラルハイだったヤクザ時代は、確かに自分がスーパーサイヤ人になったような感覚でした。誰よりも強い気がしたし、怖いものもなかった。ただ、あの頃の自分に戻りたいか? というと戻りたくない。シンドイですもん。 ――清原容疑者は今、どんな心境だと推測されますか? 瓜田 10日から14日間はシャブが抜けません。その間は効いてる状態で物事を考えますから、たいして反省はしてないでしょう。初犯だから執行猶予は付くのか? 出たあと、どんなミソギをすれば芸能界に復帰できるのか? そのためには誰を頼ればいいか? なんてことを、もしかしたら考えてるかも。でも体からシャブが抜け切った頃、「やっちまった!」と事の重大さに気づき、深く落ち込むんじゃないでしょうか。 ――清原容疑者にかける言葉はありますか? 瓜田 僕なんかが言えた義理じゃないけど、今後は違う道で生きることを考えたほうがいい。最初の疑惑の段階でやめておけば、別れた奥様やお子様との幸せも、もしかしたら取り戻せたかもしれなかったんですよ。でも今回の逮捕で、その可能性はほぼ消えた。野球界はもちろんのこと、芸能界に戻ることも難しいでしょう。マーシーじゃないけど、これから更生をアピールしたところで、「ふ~ん」「はいはい」「どうせまたやるでしょ」と思われてオシマイですよ。シャブ疑惑を隠すためにコソコソしてた人間が、さらに厳しい世間の視線を浴びながら、これまで以上にコソコソした第二の人生を歩まないとならない。わずか0.1グラムのために失ったものはあまりにも大きいですが、すべては身から出た錆です。今後は一発逆転ホームランを狙うんじゃなく、地道にコツコツ這い上がっていくしかないですね。
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――再犯しないために心がけるべきことは? 瓜田 派手な場所は避けるべきです。もう六本木にも銀座にも行かないほうがいい。誘惑しかないから、あんなところ。明日あさってに裏切るような女に入れ込んでもなんの意味もないですよ。あのデカイ図体で街に出て威張ったって、上には上がいますから。「まだイキがってんのかよ」「終わってんな」と笑われるだけですし、下手すりゃもっとゴツイ外人にブン殴られてケガをするのがオチ。夜の街には次から次へとセンセーショナルな人間が登場しますから、出てきた頃には清原はもう「過去の人」です。「過去の人」「ただの人」だってことを自分で受け入れられるようになるまでに、おそらく10年はかかるでしょう。僕もそうでしたから。 ――瓜田さんも大変な思いをしたんですか? 瓜田 ムショを出て、組抜けしてから10年になりますが、この10年はホント、長くてツラかったです。「二度とヤクザには戻らない」という決意のもと、真っ白に生きてきたつもりの10年でしたが、途中、何度も闇の世界に引きずり戻されそうになった。でも我慢して沈黙を守るうち、ドツかれる機会も徐々に減り、 やがて愛する人と出会い、10年前は見栄の世界で生きてた僕が、今ではこうして数千円のペアルックを着て、嫁と一緒に運動することに幸せを感じられるようになりました。さきほど若いときのことを振り返りましたけど、自分じゃない別人のことを話してるような心境でした。それぐらい僕も垢が落ちて、第二の人生になじんできたということでしょう。でもこうなるまでには、10年かかった。清原もきっと、垢を洗い落とすのに長い時間がかかると思います。ツラいでしょうが、男なら耐え忍ぶしかないですね。 (取材・文=岡林敬太)
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※日刊サイゾーでは2016年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けします。今後の動向にご注目ください。

「心筋梗塞!?」「DV疑惑勃発!?」“元アウトローのカリスマ”瓜田純士夫妻が新年早々お騒がせ!

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 新宿の交番に救急車が出動。担架に乗せられ運ばれる女、その傍らには顔面タトゥーの男!――“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)の2016年が、サイレンの音とともにけたたましくスタートした。新年早々、いったい何が起きたのか? 瓜田家を襲った“事件”を徹底追跡する!  まだお屠蘇気分が抜けない1月初旬、新宿区内の交番に1台の救急車が到着した。担架の上にぐったりと横たわり、搬送される女。その様子を見守る顔面タトゥーの男。野次馬の多くは、こう思ったに違いない。「この男がこの女を殴ったのか」と。  ところが、実情は異なるようだ。一件落着した数時間後、当事者のひとりである瓜田純士が電話取材に応じた。 ――いったい何が起きたのでしょう? 瓜田 家にいた嫁が突然、「背中に稲妻みたいな痛みが走った。これ、アカンやつや!」と寝起きに騒ぎ出しまして。眠いしうるさいから、しばらく無視してたんですよ。そしたら彼女、ガバッと布団から飛び出して、「心筋梗塞や……」とつぶやくなり、手にしてた携帯をゴトッと床に落っことしたんです。僕がその携帯を拾い上げて、画面を見たら、Wikipediaの心筋梗塞のページだった。「症状が完全に一致する」と泣きそうな顔で彼女は言うんですよ。 ――ヤバイですね。 瓜田 ぶっちゃけ僕は半信半疑だったんですが、念のため病院に連れて行くことになりまして、一緒に家を出たんですが、そしたら今度は「歩けへん」と言い出して、道端にうずくまっちゃった。「ウチ、痛みには強いほうやで。そのウチが歩けへんって、相当や」なんて弱音を吐くから、目の前の交番にお願いして、救急車を呼んでもらいました。 ――大ごとですね。 瓜田 そのうち声もかすれ始めて、みるみる元気がなくなってきて。でも、おまわりさんが電話で「容態が悪いのは20代くらいの女性です」と実際の年齢よりもかなり若く説明したのを聞いて、彼女がニヤニヤうれしそうな顔をしたのを僕は見逃しませんでした。コイツ、けっこう余裕あるじゃねえか、と。やがて救急車が到着し、多くの通行人が見守る中、衰弱した彼女が担架に乗せられて病院に運ばれていきましたが、傍から見たら完全に「DV男とその被害者」ですよ(笑)。 ――そのあと、どうなったのでしょう? 瓜田 最寄りの大きな病院の緊急処置室に搬送された彼女は、まず心電図を取られたんですが、お医者さんからは、「心筋梗塞をかなり心配されているので大変言いにくいのですが、ビックリするぐらい綺麗な心電図ですよ。ハハハ」と笑われたそうです。それでバツが悪くなったのか、大袈裟にうめき声を上げ始めた彼女は、レントゲン検査を待つ間、僕と目が合うたびに、「純士、今までありがとな」などと、まるで今生の別れをするかのようなことを言うんです。 ――瓜田さんはそのとき、どんなお気持ちでしたか? 瓜田 レントゲンも終わってないのにコイツは何を言ってんだ、と思いました。本当は「大丈夫そうだね」と言いたかったけど、「大丈夫か?」と言ってあげました。 ――結局、お身体のどこが悪かったのでしょう? 瓜田 あれこれ調べてもらったんですが、なんと、「すべてにおいて異常なし」という検査結果が出ました。背中の痛みは、ただの「寝違え」だそうです(笑)。寝違えただけで救急車呼ぶなんて聞いたことあります? さすがの僕もビックリしましたし、恥ずかしくなりましたよ。……あ、ちょっとすいません。嫁がしゃべりたいというので、電話を代わりますね。  もしもし。あけましておめでとうございます。あのですね、お医者さんが言うには、「ひょっとしたら胸膜炎の症状がこれから出てくるかも」とのことでした。だからたぶん、私は胸膜炎なんです!
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救急車が駆け付けた交番
――胸膜炎?  あとは、「脱水症状もあるかも」と言われました。水分が足りなくて、血が濃くなってるみたいです。 ――水を飲まずに寝て、寝汗をかいただけでは?  違います! ホンマに息もできへんぐらいに痛かったんですよ! 帰り際、お医者さんから「ところで、暴力は振るわれてないですか?」と小声で聞かれたので、「少し」と答えておきました。本当は振るわれてないんですけどね。純士、ザマーミロ!(笑) 瓜田 (慌てて携帯電話を奪い取り)あぁ、バカな嫁がすいません。彼女はどうしても、なんかの病気にしたいみたいです。あまりにも検査に引っかからなすぎて、本人も恥ずかしくてしょうがないみたいです。(背後では大声で反論する奥様の声) ――奥さん、お元気そうですね。 瓜田 はい、もうすっかり元気です。でもほんの数時間前、病院にいるときは、今にも死にそうな様子でした。点滴を打たれながら車椅子に座り、余命3日みたいな顔をして、お医者さんや看護士さんから声をかけられるたびに、「あぁ……はい……」と力なくつぶやいてたんです。ところが、バカ高い会計を終えて病院を出た瞬間、目の前のラーメン屋を見て、「おいしそうやなぁ。なぁなぁ純士、これ食べて帰ろうや!」ですからね。おまけに背脂コッテリのラーメンにオプションのニンニクをガンガン入れながら、「替え玉、もらっちゃおうかな」だって。病院関係者に見られたらどうしようって、僕がハラハラドキドキしましたよ。いやぁ、お恥ずかしい限りです。 ――年明け早々、大変な思いをしましたね。 瓜田 まぁでも、無事でよかったです。
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 瓜田は昨秋、パニック障害を患った(記事参照)。それ以来、夫婦揃ってガン検診を受けるなど、健康意識が高まりつつある瓜田家。今回は過剰反応だったようだが、救急車を呼ばずに手遅れになるよりはマシだったと言える。瓜田家の今年一年の「無病息災」と「家内安全」を祈りたい。 (取材・文=岡林敬太) ※日刊サイゾーでは今年より、ほぼ月イチペースで瓜田純士の最新情報をお届けします。今後の動向にご注目ください。

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が新宿を歩けない……「パニック障害」と闘った日々

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 “元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(35)が今秋、人知れず「パニック障害」に苦しんでいた。外出しようとすると動悸が高まり、体も硬直してしまうパニック障害。ある日突然、なんの前触れもなく、この症状に襲われるようになったそうだ。以来、何週間も自宅に引きこもり、「このまま一生治らないんじゃないか」と悲嘆に暮れる日々を送ってきたが、最近になってようやく回復の兆しが見えてきたという。リハビリを兼ねて街へ出た瓜田に、話を聞いた。 * * *  この秋、文庫版『遺書』(竹書房文庫)と、新著『國殺』(竹書房)を相次いで出版した瓜田。さぞかし絶好調な毎日を送っているのかと思いきや、不調のドン底でもがき苦しんでいた。  「歩いてここまで遠出したのは、冗談抜きで3週間ぶりです」。自宅から300メートルほどしか離れていない新宿二丁目の街角に立ち、感慨深げにそう語る瓜田。「最寄りのコンビニに行くのも怖かった僕が、これだけの人混みの中にいても大丈夫ってことは、だいぶ回復した証拠。数週間前の僕は、一生外には出られないんじゃないかという絶望の真っ只中にいましたから」。  パニック障害を克服しつつある瓜田が、“暗黒の日々”を振り返る。 ――体調の異変を最初に感じたのは、いつでしょう? 瓜田 10月初旬ごろです。嫁と二人で家の近所を歩いているときに突然、新宿通りまで出るのが怖くなり、引き返したのが最初。その後も外出しようとする度に、動悸が高まるとともに冷や汗が溢れ出て、空間認識能力が狂うというか、空間に圧迫されるような感覚に陥り、体が硬直してしまう。足掻こうとしても、脳がストップをかけているのか、体が動かないんですよ。 ――それがパニック障害であるということは、医師の診断でわかったんですか? 瓜田 パニック障害の経験者である嫁から、たぶんそうだと教わりました。自分でもインターネットなどで調べたところ、症状がことごとく一致したので、あぁそうなのかと。なんの前触れもなく、いきなり来たから最初は戸惑いましたし、ものすごく不安になりました。 ――原因にお心当たりは? 瓜田 いま冷静に分析すると、おそらくそもそものスタートは、秋の花粉症がツラくて眠れない日々が4日ほど続いたことだと思います。鍼(はり)の先生から聞いたんですけど、睡眠不足が何日も続くと、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れて、パニック障害になりやすいそうです。眠れないとストレスになりますし、肩や首が凝って、脳への血の巡りも悪くなりますから。 ――心療内科には通ったんですか? 瓜田 いや、心療内科は治療が長引く予感がしたので避けました。これまでの数多くの通院経験から、「今回はきっと自律神経に関係のある症状。神経を刺激するものといえば鍼」と判断し、鍼に通い始めた成果もあって、こうして短期間で表に出て、酒を飲み、人と話せるまでに回復しました。「眠れないストレスがそうさせた」という答えが見えてきたら、予期不安に襲われても、この闇はいつか抜けるものだと思えて、乗り切れることができるようになった。原因がわからないうちは本当にツラかったです。外に出るなんて、裸で戦場に行くような恐怖でした。
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――パニック障害は、家にいる間も苦しいんですか? 瓜田 家では多少は安らぐんですけど、それでも症状が重い時期は、嫁に対する言動が荒くなってしまう。わかってほしい焦りから、ついつい当たってしまうんです。あと、ずっと家にいるから思考がだんだんネガティブになり、食も細くなり、日ごとにやつれていく時期もありました。最大の理解者である嫁がいつも寄り添ってくれて、食事を世話してくれて、いろんな知恵を授けてくれたおかげで脱出の手がかりをつかめましたが、もし一人暮らしだったらと思うとゾッとしますね。 ――快方に向かっていった過程を教えてください。 瓜田 先ほど言ったとおり鍼治療は効果的でしたが、それは気休め程度のもの。僕の場合、パニック障害を論理的に把握することがかなり有効でした。まず、「パニック障害で死ぬことはない」ということを知り、気持ちがだいぶラクになった。次に、原因はなんなのか? その原因を最短で解消するにはどうすればいいのか? という仕組みがわかるにつれ、出口が見えてきた。そして何より僕を勇気づけてくれたのは、治し方うんぬんよりも、「実際に治った人が何人もいる」という具体的な情報でした。何人もの著名な方々がパニック障害に苦しんだ過去を持ちながらも、いま現在、表舞台で活躍されている事実を知り、自分もいつか治るはずだという自信が少しずつ湧いてきましたね。 ――花粉症による不眠のストレスがパニック障害のきっかけになったとの自己分析ですが、出版に向けてのプレッシャーもまた、症状を悪化させる一因となったのでは? 瓜田 それも大いにあります。文章を書いたはいいけど、ちゃんとカタチになるのか? ちゃんと宣伝はしてもらえるのか? そうした思いを出版社にぶつけたほうがいいのか? いや、言うと信頼関係が壊れるんじゃないか?……などの不安や葛藤がストレスになり、心身の調子がさらに悪くなっていった部分もあります。10月下旬に竹書房から「『國殺』の見本が刷り上がった」との連絡が来たんですが、そのときもコンディションは最悪で、外へ出るのも人と会うのも怖かったから、取りに行くべきかどうか迷いました。 ――結局どうしたのでしょう? 瓜田 人が大勢いる電車に乗るのは考えられなかったので、嫁に同伴してもらい、タクシーを拾って竹書房に向かったんですが、車のドアが閉まった瞬間、圧迫感で発作が起きて、手もガクガク震えだした。信号で車が止まる度に息が苦しくなるんですけど、途中下車したらもっと苦しくなるのは明らかなので、嫁に励まされながら、なんとか飯田橋までたどり着きました。タクシーを降りてからもツラくてツラくて、「もうダメだ! 帰ろう!」と駄々をこねましたが、嫁に説得されながらどうにか竹書房のビルに入って、本を受け取りました。 ――そのときの心境は? 瓜田 本を受け取った瞬間に、ウソみたく元気になりました。渡された本を見てホッと安心するとともに、俺はまだ終わっていない! っていう自信がふつふつと湧いてきた。同伴してくれた嫁が僕の作品を手に取り、「純士、よう頑張ったな。これ、ホンマにすごいことやで」と涙を流しながら言ってくれたときはホント、こいつと一緒になってよかった、この人を幸せにしないといけないな、と思いました。嫁は僕が絶不調のときに「純士が仮に一生病気でも、一生付き合う」と言ってくれた。ありがとうの言葉しかないです。 ――その日の帰り道は? 瓜田 帰りのタクシーではパニくることなく、平常心を維持できた。てことは結局、出版への重圧もパニック障害の一因だったということですが、それがわかったことでさらに気がラクになりました。以来、物事をプラスに考えられるようになって、発作が減ったり、外出頻度が上がったり、徐々に快方に向かいつつあります。10を全快とするなら、いまは7ぐらいでしょうか。 ――大変なご苦労があったんですね。 瓜田 今回の闘病で気づいたのは、人間は日々、無意識下でいろいろなストレスを感じながら生きているということです。例えば、テンションが低いときに誰かから電話がかかってきて、本当は出たくないのに元気なふりをして出たりすることって、誰にでもあると思うんですが、それも小さなストレスなんです。あるいは、人混みの中を歩いているときに、誰かとぶつかりそうになって避ける。それも小さなストレス。そうした微量なストレスが積み重なり、何かのきっかけではじけてしまうと、僕みたいにパニック障害になってしまう。 ――瓜田さんが人混みを歩くと、周囲がストレスを感じて避けるとの噂も……。 瓜田 確かに僕が胸を張って人混みの中を歩くと、みんなが勝手に避けてくれます(笑)。でもその歩き方って、実はものすごくパワーを使っていたんだなって思います。気張っているから肩や首が凝るんですよ。
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――「新宿の瓜田」というプライドゆえの気張りですか? 瓜田 少年時代に不良の世界で、弱いのに新宿のアタマになってしまった。以来、「街は虚勢を張るところ」「街はライブの自分を見せるステージ」っていう感覚で生きてきましたから、弱った自分を家族以外には見せたくなくて、このところずっと引きこもっていたという部分もあります。 ――アウトローの世界で名を売った男ならではの悩みですね。 瓜田 「アウトローのカリスマ」なんて呼ばれたこともありますけど、それは分不相応ですよ。いまの僕は、嫁にとってのカリスマでありたいだけ。他の誰にどう思われても関係ない。嫁に「この人を信じてついてきてよかった」って思われたいだけなんです。裏を返せば、そういう絆の強まりを確認できただけでも、今回パニック障害になってよかった。無駄ではなかった。プラスになった。あれだけツラい日々を送ったんだから、そうでも思わないと、貧乏性の僕としては割に合わないですよ(笑)。
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――パニック障害になったことで得た教訓は? 瓜田 例えば格闘技をやっている後輩たちにも、やがて年齢的な限界がくるでしょう。体が動かなくなったとき、その先の人生は果たしてどうなるのか? ってことを考えると、彼らは10年後がめちゃくちゃ怖いと思うんです。でもね、10年後を怖がって今日萎縮するより、明日を怖がって今日動くような生活をしないとダメ。いきなりのことが起きたときはマジで、10年後のことなんて考えられもしないですよ。僕はパニック障害になって一時期、何もかもがどうでもよくなっちゃいましたもん。「明日をビビって今日動けないぐらいだったら、明日が来ないと思って今日動いたほうがいい」。それが今回得た教訓です。 ――いい言葉ですね。 瓜田 だから僕はいま、自分の本がとにかく売れてほしいんです。名前を売りたいからでも、派手に遊びたいからでもない。シンプルにカネがほしいんです。何かあったときのためにいまからカネをためておかないと危ない、っていう考えです。僕や嫁が医者の世話になるかもしれない老後のことも考えて、いまから貯金をしておきたいんですよ。 ――瓜田さんの発言とは思えませんね。 瓜田 ぶっちゃけこのトシになると、もうムチャはできないですよ。保険をかけちゃう。若いときは考えもしなかったけど、健康あっての幸せです。認めますよ。「瓜田純士は丸くなった」と。尖ったふりはしたくないですもん。痛いものを痛いと言えない世界、怖いものを怖いと言えない世界にいたから、丸くなったと素直に言えるいまはとてもラクです。
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――さきほど「弱いのに新宿のアタマになってしまった」とおっしゃいましたが、弱さを自覚したのはいつですか? 瓜田 この際だからはっきり言いますが、僕はガキのころからタイマンが苦手だったんです。なんでかというとガキのケンカなんてジャンケンと一緒で、どれだけコンディションが良くても気持ちで勝っていても、負けるときは負けるんですよ。僕は背が高かったけど、タックルを食らって倒されたりして、「あれ? なんでこんなチビに?」っていう相手にも、けっこう負けたり苦戦したりした。タイマンは不良の見せ場で、ギャラリーが見たいのはきれいに勝つシーン。でも、なかなかきれいにはいかず、たいていゴチャゴチャになるんです。で、ゼェゼェ息切れしている間に先輩の止めが入り、「純士が押されていたな」と言われたり、仲間からも「瓜田はたいしたことない」と思われたりしちゃう。「あれ? おかしいな? もういっぺんやらせてくれ」と言っても、ガキのケンカに2ラウンドはないんです。ある時期そんな感じで負けが続いてしまって、もうタイマンを張るのはイヤだと思い、絶対的に自分が一番ってことを見せつけるケンカのやり方を覚えちゃったんですよ。 ――そのやり方とは? 瓜田 要は「場面」ですよ。手下を使ってめちゃくちゃ怖い思いをさせてから、泣きながらブルブル震えているヤツのもとに、リーダーの僕があとから現れて、威圧感をたっぷり漂わせながら「てめえこの野郎」と言葉でさんざんいたぶるわけです。相手は萎縮して謝るしかない。腕力ではなく、空気感で相手を屈服させるんです。いちいちタイマンを張っていたら負けるリスクがあるから、そういう手をよく使いました。ズルしてでも勝ちにこだわったんです。 ――本職顔負けのやり方ですね。 瓜田 実際、ナメられたくないという思いから本職になった時期もありました。でも、タイマンが苦手というコンプレックスを抱えたまま大人になったら未来がない。そう思って出たのが、第一回のジ・アウトサイダー(編注/リングス・前田日明主催の不良更生を目的とする格闘技大会)だったんです。あれは、大勢の観客の前で行う正真正銘のタイマンでしたから、だいぶ自分に打ち勝つことができた。やっぱ人間、どこかで一度は戦わないとダメですね。 ――そんな出場動機だったとは知りませんでした。 瓜田 調子に乗って出た第二回大会では北海道の青年にボコボコにやられちゃいましたが(笑)、勝ち戦しか知らないヤツはどっかで死んだりしますから、あれもいいクスリです。自分の力を過信しちゃダメ。運だっていつかは尽きます。僕は痛い思いや苦しい思いをいっぱいしてきたから、運がないのかなって思うこともあるけど、その分、嫁との幸せを手に入れることができたからオールOKですね。 * * *
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 苦難を乗り越え、虚飾を脱ぎ捨て、真実の愛にたどり着いた瓜田。街はハロウィンに沸いていたが、午後10時になると「嫁に心配をかけたくないので」と言い残し、家路についた。 (取材・文=岡林敬太)

酒鬼薔薇『絶歌』を絶対に許さない“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、新刊発売で怪気炎も路上で急襲される

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 瓜田、かみつき、かみつかれる!――“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(35)の動きが先鋭化してきた。10月頭には太田出版から竹書房に版元を移して、前著『遺書~関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆~』が文庫化されたが、その裏では怒髪天を衝くスッタモンダがあった様子。10月末には同じく竹書房から新著『國殺』が発売されることも決まったが、これまた各方向にケンカを売る作品内容だという。出版の前祝いとばかりにインタビューを行っている最中も、瓜田の怒りは収まらない。さらには取材を終えた直後、瓜田が謎の外国人にかみつかれ、警察が出動するハプニングも発生。筆致も日常もスリリング、これぞ“瓜田文学”だ!
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『遺書~関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆~』(竹書房文庫/650円+税)
 読書の秋。作家・瓜田純士の著書が続々と発売される。ひとつは、関東連合崩壊の真実を描いた前著『遺書』の改訂文庫版(10月1日発売)。もうひとつは、時事問題を“瓜田節”で斬るオール書き下ろしの新著『國殺』(10月30日発売)。いずれも版元は竹書房だという。  それぞれの出版の苦労や、作品の見どころを尋ねるべく、瓜田の自宅からほど近い新宿三丁目の飲食店にてインタビューを行った。 ――まず『遺書』についてお聞きしますが、今回文庫化されるにあたって、版元を太田出版から竹書房へ移したのはなぜでしょう? 瓜田 太田出版とモメて、決別したからです。今年の6月に太田出版から、酒鬼薔薇聖斗こと元少年Aの『絶歌』という手記が出ましたよね。あんな変態殺人鬼の書いたものでも金になると踏んだら喜んで商品化してしまう、出版人としてのポリシーもクソもないような連中とは、袂を分かちたいと思ったんです。 ――『絶歌』の出版が、それほどまでに許せなかった? 瓜田 はい、絶対に許せませんでした。僕は、仲間同士の殺し合いを終わらせたくて『遺書』という本を太田出版から出した。きれいごとじゃなく、マジでそういう思いがあったからこそ、僕は著者印税をまったく受け取らず、その全額を犯罪被害者遺族支援のために寄付する契約にしたんです。なのに太田出版は、そんな僕の思いを踏みにじった。こっちは殺人の連鎖を止めたい一心で本を書いたのに、同じ版元、しかも同じ編集チームの手によって、似たデザイン、似たような漢字二文字のタイトルで変態殺人鬼のオナニー本を出されたら、僕はどんな気持ちになりますか? ふざけんな! となりますよね。 ――太田出版には、その意志をどのように伝えたんですか? 瓜田 担当者を呼び出して、相手が泣くまでゴン詰めしましたが、その後の会社の対応も不誠実そのもので、僕の怒りに火を注ぎました。ヤツらがいかに金の亡者で、どれだけふざけたマネをしてきたのかについては、『國殺』に実名入りで詳しく書きますので、そちらをご覧ください。 ――『遺書』を文庫化するにあたって、新たに追記したことなどはありますか? 瓜田 本文は同じでも、登場人物はすべてイニシャルから実名表記に直して、顔写真のモザイクも外し、よりリアルでドラマチックな本に仕上がっています。表紙のデザインも、まえがきもあとがきも一新しましたから、まったくのリメイクと言っていい。文庫版の『遺書』のほうが断然カッコよく、絶対に売れると思います。ちなみに『遺書』の版権を移す際にも、スッタモンダがあったんですが、竹書房の取締役にして名物編集者でもある宇佐美和徳さんが、「これだけの金を渡すから手を引け」と、相手の予想を遥かに上回る、誰をも黙らせるケンカの買い方してくれました。 ――問題はクリアになったのでしょうか? 瓜田 双方、条件面の折り合いがついて、あとは印鑑を押すだけです。 ――竹書房との縁は、いつどこで? 瓜田 ちょうど太田出版との関係がこじれて「やってらんねぇ」とイラついていた頃、たまたま竹書房の上層部の方々と酒席を共にする機会がありまして、そこで僕の心情を吐き出したところ、「瓜田純士をアウトローとしてではなく、未来ある作家としてサポートしていきたい」というありがたいお誘いをいただきました。僕を拾い上げてくれた竹書房の宇佐美さんは、かつて「実話ドキュメント」「実話時報」「近代麻雀」などの編集長を歴任されたほか、“雀鬼”こと桜井章一さんの担当編集者もやられていた方で、金よりも義理と人情を重んじるタイプ。出会いで人生は変わるといいますが、35歳にして、こういう心ある方と巡り会えたご縁に感謝しています。
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宇佐美氏(左)とは週に三度は会食し、互いの本音をぶつけ合う。
――竹書房のサポート体制とは? 瓜田 「面倒なことはすべて編集部に任せろ。余計なことは考えるな。小説を書きたいなら、好きなように書けばいい」と言ってくださり、主に心理的なサポートをしてくださる。おかげで僕も、書くことに集中できる。このまま作家としてなんらかの賞を取るまでは、不良っぽい話はないでしょうね。もう以前とは住む世界が違う。あづま(編注:新宿三丁目の洋食店)でビフテキを食う人は、牛丼屋の話をしないでしょ。 ――10月末に発売される新著『國殺』の内容を教えてください。 瓜田 新生・瓜田純士が、アイスピックをペンに持ち替えて、世間にケンカを売っています。酒鬼薔薇聖斗、イスラム国、ネット社会の悪、イジメ、振り込め詐欺、危険ドラッグなど、現代のさまざまな社会問題を“瓜田節”で斬っています。タブーな領域に思い切り踏み込んだ部分も多く、場合によっては問題になって出版停止になることも考えられる。でも、ただ暴露したり毒づいたりすることが目的ではなく、この生きづらい世の中を生き抜くための瓜田流のヒントを、ユーモアも交えつつ随所に盛り込みました。 ――もうすべてを書き終えたんですか? 瓜田 何事もスピード感が命です。版元からは「8月いっぱいでいい」と言われていましたが、7月にはすべてを書き終えました。執筆途中、酒鬼薔薇聖斗に告ぐ、イスラム国に告ぐ……っていう感じでコンテンツが増えていく中、「瓜田純士に告ぐ、っていうページも必要じゃない?」と宇佐美さんから言われたこともあった。冗談めかした口調だったけど、これはきっと重要課題に違いない、この課題を乗り越えた先にきっと何かがある……と確信した僕は、その翌日には自分自身に向けた原稿を書き上げていました。自分という存在に一気に集中して向き合ったから、そのあと精根尽き果ててブッ倒れましたけどね。 ――スピード感を重視する理由は? 瓜田 スピードってのは、気迫になる。気迫は人の心を動かすんです。何事も途切れ途切れにやっちゃうと、ウソになる。でもスピードは本音が出るんです。僕は昔から、今やれることはつらくても今やって、後で倒れりゃいいじゃん、っていう考えなんです。 ――素晴らしい考えですね。 瓜田 実は今日も本当は、嫁に定められた「休肝日」だったんですけど、版権移籍の件がどうにかまとまるメドがついたので、こうして宇佐美さんと前祝いをすることになりまして。「今日は休肝日だから、明日にしましょう」と断ってもよかったんですけど、やはりスピード感が大事なので「明日倒れてもいいから、今日にしましょう」となって、ついでだから情報もオープンにしちゃおうってことで、こうして急きょ、取材も受けることにしたんです。 ――そのスピード感は、いつどこで養われたのでしょう? 瓜田 ヤクザ時代だと思います。切った張ったの世界にいると、「今日という日を逃したら、明日はないかもしれない」という危機感とスピード感が自然と身に付く。実際、いつどこで何があるかわかったもんじゃないですよ。このあと店を出たところで車にひかれて、すべてがオシマイになる可能性だってあるわけですから。 * * *  その言葉を裏付けるような出来事が、直後に起きたから驚いた。取材を終え、瓜田、麗子夫人、宇佐美氏、記者の一行が店を出た途端、どこからともなく現れた酩酊状態の外国人男性が、「ハウッ…ハウッ…ハウッ…ガルルルル!」と獣のようなうなり声を上げながら、瓜田に襲いかかってきたのである。その突然すぎる敵の登場は、まるで『龍が如く』や『バイオハザード』のようであった。  外国人は目を見開き、歯をムキ出しにしたまま獅子舞のように顔を踊らせ、文字通り瓜田にかみつこうとする。宇佐美氏と記者が間に入って制止しようとするが、筋肉質な外国人はそれを弾き飛ばしながら、瓜田目がけてなおも突進。その尋常ならざる目付きや行動から察するに、おそらく危険ドラッグの影響で攻撃性が増し、錯乱状態になっているようだ。  最初のうちは相手を諭すように、冷静に対応していた瓜田。だが、外国人の指が瓜田のネックレスにかかり、そのチェーンが切れると表情が一変した。 「てめぇ、この野郎っ!」  シャドーボクシングを始め、ノーガードの顔面をわざと前に突き出しながら、先に殴らせようとする瓜田。慌てて両者の間に割って入る宇佐美氏。咄嗟にカメラを構える記者。 「純士! 大事な時期やから、絶対に手ぇ出したらアカンで!」  麗子夫人の叫び声がこだました直後、10人ほどの警察官が現場に駆けつけ、外国人は取り押さえられた――。
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外国人はパトカーに乗せられ警察署へ連行された。
 良くも悪くも目立つため、良縁も悪縁も引き寄せてしまう瓜田。竹書房の一件のように幸運な出会いに恵まれる一方で、この日のように街でケンカを売られる場面も相変わらず多い。だが、たとえ絡まれても自分からは手を出さなくなったところが、以前とは大きく変わった点だ。アイスピックをペンに持ち替えた“作家・瓜田純士”。その決意の固さを見た一夜だった。 (取材・文=岡林敬太)