声優・浪川大輔がメガホンをとった実写映画『Wonderful World』に込めた熱い想い

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 声優たちが多数出演する。しかも、監督を務めるのも声優。そんな前代未聞の実写映画『Wonderful World』が6月19日より公開される。  アニメ本編のみならず、アニメソングのヒットや毎週のように開催されるライブやイベントの盛り上がりから、以前にもまして注目を浴びる機会が増えた声優。そんな彼らと、モデルの上原歩、女優の平田裕香、ミュージシャンの夢人(彩冷える)、お笑い芸人のヒロシなど各方面で活躍する芸能人を「コラボレーション」させ、一本の映画に仕上げたのが、自身も同作に俳優として出演し、監督も務めた声優・浪川大輔だ。  なぜ、実写映画を撮ろうと思ったのか。声優として活躍する彼の胸の内に隠された、その真意を語ってもらった。 ──初の監督ということで、苦労したことも多かったと思いますが。 浪川大輔(以下、浪川) まず、何をやっていいのかが分からないというのが、一番苦しかったです。自分が何が分からないのかも分からない。あとは知識の無さ。カメラの種類とか照明の種類一つにしても、どういう画角で撮ればどういう風に映るのか、本当に分からない状態からスタートして、やりながら覚えるという感じでした。でも補ってくれた役者さんやスタッフさんがいて、何とか完成までこぎつけました。最近知った言葉なんですけれど、「諦めた時が失敗である」みたいな言葉を見た時に、「諦めなければ失敗じゃないんだ」と思って。本当に忍耐強さと辛抱強さを鍛えられた一年でした。 ──声優、モデル、ミュージシャンといった今まで映画とは違うフィールドで活躍していた人たちが映画を作る、というトピックに対する周りの反応はどうでしたか? 浪川 やっぱり初めて何かやる、それも今まであまり着目されてない所を狙っていく隙間産業的なものを始めると、それを叩く人や「そんなのうまく行くわけがない」って言う人は当然いるんです。でも誰かが新しいことをやってきたから今いろいろな職業が今あるんじゃないか、と思いますから。また周りの応援してくれる声や、助けてくれる仲間のために何か形にしたかった。終わった今、格好つけて言うと(笑)。 ──映画としては、ご自身も「荒削りな部分もある」と以前言われていましたし、正直「声優の撮る映画ってどうなんだろう」という気持ちも世間にはあるとは思います。ただ個人的な感想ですが、いざ観てみたらそういう冠なんて必要ないくらい面白い映画だと思いました。 ww02.jpg 浪川 ありがとうございます(笑)。だからコラボレーションという言葉なんですよね。確かにみんなの目は「声優」「モデル」「女優」「ミュージシャン」という部分に向いているんですけど、それってみんなが勝手に決めているだけだと思います。例えば世間には「声優が実写をやっている」という風に見えるのかもしれないけど、こちらとしては表現する、何かをみんなに伝えたいというのを分かち合って映画にしただけなんです。 ──声優が実写映画を撮るという事は、そういった世間の目に対する反骨精神にも繋がるわけですか? 浪川 なんで声優と芸能人で分けなきゃいけないんだろう、と。僕だって映画をやっています。(主演の)宮野(真守)君だって実写で普通に仕事をしていますし、舞台だってやる。他にも劇団を持っている方もたくさんいらっしゃいます。だったらまず声優と舞台俳優を分けることもないと思いますし、お前はどっちだって聞かれたら「別にどっちでもいいじゃない」みたいな感覚です。 ──とはいえ、市場が声優と芸能人を明確にわけようとしている部分もあるじゃないですか。そういう現状に対してどう感じているのかを聞いてみたいんですが。 浪川 正直に言いますと、僕も若かったのかもしれないけど、昔は声優と呼ばれるのが本当に大嫌いだったんです。でも声優だって人の心を動かすことができるんです。それに俳優さんがアニメや洋画に声を当てることがあってもいいと思うんです。僕なんてしょっちゅう比べられますよ。僕よりも全然若い役者さんが吹き替えを断ったら代わりに僕がやるとか、そういうことをいっぱい経験しています。「何で芸能人が吹き替えをやるの?」という声もあります。じゃあ声優陣もバラエティーなり、ドラマなり映画なりに出ればいいじゃないかと。考え方がそれぞれあるとは思うんですけど、そういう状況に対して誰かが何かをやらなきゃいけないんだったら、俺がやってやるって思って映画を撮ったんですよ。そういう意味では反骨心かもしれないですね。 ──でも映画となると、「評価してやるぞ!」って気持ちで観るお客さんも多いですから、怖いところもありますよね。 浪川 そうなんです。映画には評論家がいるように、「評価」しに来る方が多いじゃないですか。これは確かに声優をやっていると感じない感覚かもしれない。でも、その「評価される」という感覚が、もう楽しくてしょうがないですね。アニメには好きとか嫌いとかはあっても、あまり「評価」というのは聞きませんものね。 ──今後、再び自分で映像をプロデュースしたいというような願望はありますか? 浪川 またこういう風にできるかどうかも分からないですし、やりたいって言って簡単にできるものでもないのですが......。もし次に自分がやるとしたらやっぱり切なさを追いかけるものをやってみたいですね。ただ、今回悔しい想いをした箇所もそれなりにあって、それが抜けきらないから似たようなテイストの映画がまた撮りたいって思ってしまうのかもしれない。だから、今は軽々しく「次はこれがやりたい」なんて言えないですね。それは『Wonderful World』を作ったスタッフや出演者に失礼ですから。 (取材・文=有田シュン) ●『Wonderful World』 監督/浪川大輔 脚本/川添法臣 出演/宮野真守、上原歩、平田裕香、森久保祥太郎、杉田智和、甲斐田裕子、夢人(彩冷える)、ヒロシ、小山剛志、長沢美樹、斎賀みつき、勝杏里、大浦冬華、関智一、浪川大輔、藤原啓治、山寺宏一、内海賢二 配給/エバーグリーンプロジェクト 映画公開情報は公式サイト<http://www.wild-strawberry.com/movie/wonderful/> ●浪川大輔(なみかわ・だいすけ) 1976年4月2日生まれ。85年より「グループこまどり」に所属し、子役声優としてデビュー。以降洋画、アニメ、ゲームなど多数の作品に参加。アニメでは『君に届け』風早翔太役、『ヘタリア』シリーズのイタリア役といった話題作を主演する他、洋画吹き替えの現場でも、イライジャ・ウッド、レオナルド・ディカプリオの声を担当する人気男性声優。6月23日にはCDデビューも果たし、歌手としての活動もスタートする。
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『kiss × sis』EDテーマでメジャーデビュー! 双子的連携の核心に迫る(後編)

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真剣なまなざしでインタビューに答えるゆいかおりのふたり。
前編はこちら ■セールスポイントは双子パワーとシンクロ率 ──さて、あらためてメジャーデビューの感想はいかがですか。 小倉唯(以下、ゆ) 最初にお話を聞いたときは信じられなかった、というのが大きな気持ちで、全然、実感が沸かなくて。私たちでいいんだろうかという気持ちもありました。でも、いろんなPV撮影やジャケット撮影、レコーディングをしていくうちに、本当にメジャーデビューするんだっていう実感が沸いてきました。それと同時に、いろんなことをがんばらないといけないので、どんどん体力もつけていかないといけないと思いました。店頭に並ぶ姿が想像できないので、自分でCD屋さんに行ってゲットしたいなと思います。 石原夏織(以下、か) 私は、ほかのアイドル方々のPVやライブ姿を観て憧れていたんです。あんなふうに持ち歌でステージに立ちたいという夢があったので、メジャーデビューの話を聞いたときに本当にうれしくて、夢に近づく第一歩だなと感じました。最近、お友達や親戚の方に「これって夏織ちゃんだよね」と気づいてもらえるようになってきたんです。メジャーデビューってこういうことなんだと実感できました。ゆいちゃんが言ったように、体力的にもっともっとがんばらなきゃいけない部分もあるんですけど、そういう課題を一個一個クリアしていって、どんどんどんどん、大きな大きな、ふたりのユニットになっていけるようにがんばっていこうと思います。 ──それにしても、ステージングも堂々としているし、お話も上手ですよね。ふたりとも、小さい頃からすごくハキハキしたお子さんだったんですか?  そうですね、私はリーダー的な......どうしてかはよく分からないんですけど、幼稚園の頃からみんなを引っ張るのがすごく得意で。以前、HAPPY! STYLE Rookiesというユニットを組んでいて、お姉さんばっかりだったんですけど、なぜか私がリーダーをやっていて(笑)。みんなの意見をまとめたりするのが好きなので、やっぱり、うん。そうなのかな......はい(笑)。  私はどっちかというと、外で遊ぶ元気な子どもだったんですよ。ひとりでに大きな声でハキハキと喋るようになっていた、たぶんそういう子だったんじゃないかなと思います(笑)。 ──思い出すのは大変ですか?  あーでも、クラスの委員とか決めごとがあるじゃないですか。ああいうのでは前に出てやってました! それは確かです。(小倉唯に向かって)想像つかないでしょ、今の私からは。  じぇんじぇん。  小学校の頃はすごかったですね、前に出たいっていうのが。中学の頃におしとやかになったんです(笑)。 ──ちなみに今、芸歴はどのくらい?  私はもともと子役として活動をしていて、芸能界に入ったのは(幼稚園の)年長さんからなので、今のお仕事と方向性は違うかもしれないですけど、かなり長いですね。  私は今の事務所の、「HAPPY! STYLE Communication Circuit」というライブで初めて活動をさせていただいたので、たぶん2年くらいだと思います。 ──えっ、そうなんですか。なんか、見えないですね。  えっ、本当ですか。えー、すごいうれしいです。2年目なんです。 ──では、ゆいちゃんのほうが先輩ですね。  そうなんですよー。 ──子どもの頃に憧れていたアイドルは?  私はハロー!プロジェクトさんがすごく好きでした。小さい頃は松浦亜弥さんがすごく好きで、踊りを真似していたらしくて。それがきっかけでアイドルさんになりたいと思ったんです。お芝居もすごく好きで、その辺りがアイドルをめざすきっかけだったんだなと思います。
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──踊りはその頃から。  そうですね、3歳くらいからずっとクラシックバレエをやってたんですけど、そこからいろんな踊りをやっていって今のダンスに結びついたのかなと感じています。  私も小学校低学年のときにハロー!プロジェクトさんが大好きで、ダンスをやっていました。ずっと真似して踊ったり歌ったりしていまいした。アイドルという仕事をしてみたいと思ったのもそうなんですけど、声優アイドルさんの堀江由衣さん、田村ゆかりさん、水樹奈々さんが本当に好きで。そのお三方を見て憧れて、声優もやりたいし歌も歌いたい、声優アイドルになりたいというのがきっかけで、いま、その夢に向けて少しずつ進んでいるところです。 ──おふたりのセールスポイントは。  双子パワーと、シンクロ率だと思います。 ──シンクロしてますよねー。なんでそんなに息が合うんですか?  かおりちゃんが、けっこう合わせてくれるんですよ。  あ、そう!? なんか無意識に合わせていることが多くて。  そうなんですよ。  知らないうちにやってるんですけど、私自身も。  私も不思議な感じですね。  そう。いつもなんでこんなに合うんだろうと思っていました。 ──お互いが見たかおりちゃん、ゆいちゃんを語ってただけますか。  かおりちゃんは年齢のわりには、すごく幼いんですよ。二つ年の差はあるんですけど全然それを感じなくて、むしろ私のほうがちょっと上なんじゃないかと思うこともあって。ギャップがすごく激しい子なんです。それで、本当にいろんな性格の持ち主で。コロコロ替わるんですよ。  多重人格?  そうなんですよ。けっこう大人っぽいときもあれば、無邪気なときもあるし。とぼけたときもあるし。本当にいろいろな表情を持った、すごく不思議な子ですね。 ──不思議な"子"って言われちゃってますよ(笑)。いかがですか。  そうですね。ちょっとうれしいような悲しいような、フクザツな気持ちですね。なんとも言えない(苦笑)。ありがとう? ゆいちゃん以外にも「面白い子」ってすごい言われるんですよ。  ギャップが激しいからだと思う。  あー、ギャップが激しい! 座ってるだけで面白いと言われたりとか、立ってるだけで面白いと言われて、何もしていないのになーと、いつも思います(笑)。でもたしかに、(精神)年齢が一気に上がったり下がったりしているのは、自分でも分かります。 ──かおりちゃんから見たゆいちゃんは。  そうですね、ゆいちゃんは、もうツンデレ。ツンツンツンツンデレぐらいなんですけど、本当は。もう、とことんいじめて最終的には「かおりちゃーん♪」って言ってやってくるんですけど、私もその気になって「ゆいちゃーん♪」てやると、「触んないでよ」と言われたりとか。 ──ひどいじゃないすか(笑)。  (笑)。えー! みたいな。なんか、ゆいちゃんもギャップが激しいんですよね。  ツンデレだからなんだろうけどね。かおりちゃんとは違う......。  違う種類のギャップで。でもゆいちゃんは、年下なんですけど、やっぱりしっかりしている部分があるので。(自分のほうが)年上だけど、頼れる相棒って感じで。相方かな?  芸人みたいじゃない(笑)。  いなきゃ困っちゃう感じですね、もう。一緒に居すぎたせいで、いないと心がざわざわするというか。不思議な感じです。 ──なんとなく、おふたりの距離感が分かってきました。ところで、かおりちゃんは「キャリー」という呼び名もあるとか。  あー! ゆいちゃんはたまにキャリーって呼んでくれます。 ──どんなときにですか?  気分ですね。  テンション上ってるとキャリーなのよね?  うん。  あとは、ゆいちゃんが甘えたいときに「キャリーおいで」って言ってきます。「キャリーここに座りな」って(手でポンポンと座る場所を叩く)。あるよねー。  (笑)。そんなにないかな。  あるよあるよ、けっこう。  へへ(笑)。 ──犬を呼ぶような。  ちょっと、ゆいちゃんの愛犬「こなたん」と同化されてるかもしれない。  (笑)。 ──で、さっきも体力が課題というお話があったんですが、いまの時点でつらいことはなんですか。  ゴールデンウイーク中、ライブやお仕事が立て続けにあって、今までにないようなハードなスケジュールでした。すごくいい経験でもあり、すごく大変だったことでもあるんですけど。これだけ大変な思いをしたので、なんていうんだろう、本当に一歩成長できたような気がして。体力的にも、自分のいまの体力を再確認できて、ここはこんなにできたとか、逆にここは次はもうちょっとこうしたいというところも見つかったので、今回のゴールデンウイークはすごく自分にとってプラスになったなと思います。  私もゴールデンウイークのライブでは、自分のなかですごく成長した部分も発見できました。そして、「あっ、ここはまだまだだな」「ここまで行っちゃうと次の日がダメになっちゃうな」っていうことを発見できる期間でした。これで次のライブときに自分でどう対処したらいいか分かると思うので、いろいろな意味で成長できた、いい期間だったと思います。内面的にもパフォーマンス的にも精神面的にも。ちょっとカベにぶつかっても、もっと先に行けるかなと思いました。 ──今後どうなっていきたいですか。  はい。ゆいかおりとしての私たちをまだ知らない方もたくさんいると思うので、そういう方にも知っていただきたいので、いろんなところでファンの方ともっと触れ合えるイベントをやっていきたいです。本当に、もっとたくさんの方にゆいかおりを知っていただきたいというのが、いまの私の気持ちで。あとはいろんな活動もしてみたくて。声優さんだったりとか、やっぱりダンスももっとやりたいし、ラジオもやったりしてみたい。いろんな部分の力を伸ばして、最終的には、個々でも、ゆいかおりでもやっていけるような、カンペキ? 完璧というと、何かアレですけれども、なんでもこなせる人になっていければいいなと思っています。  自分たちのアルバムを出せるように、そしてゆいかおりの曲だけでライブを回せることが、ゆいかおりとしてはいちばんの目標です。個々としては、いま声優さんとして私も(アニメ作品に)参加させていただいているので、たくさんのキャラクターをもっともっと完璧に演じられるように、そして、自分の個性を発揮できるようになりたいです。たとえば、トークだったり、ダンスも自分らしい動きができるようになったり。そういう細かいところももっともっと伸ばしていって、石原夏織、ゆいかおりとして完成形に持っていけたらいいなというのが、今の目標です。 (取材・文・写真=後藤勝) ・小倉唯(おぐら・ゆい) 1995年8月15日生まれ、14歳(中学3年生)。PSP専用ソフト『初音ミク~Project DIVA~』(セガ)のモーションアクターを担当。 ・石原夏織(いしはら・かおり) 1993年8月6日生まれ、16歳(高校2年生)。劇場用アニメ『プランゼット』のヒロイン明嶋こよみ役を演じた。
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『kiss × sis』EDテーマでメジャーデビュー! 双子的連携の核心に迫る(前編)

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「ゆいかおり」の小倉唯ちゃん(左)と石原夏織ちゃん(右)♪
 ついにメジャーデビューを果たしたゆいかおり(小倉唯&石原夏織)。ゴールデンウイーク中も連日ライブで各地を駆け巡ったふたりは、デビューシングル「Our Steady Boy」発売前後も精力的に活動を繰り広げた。  シングル発売前日の5月11日には神田明神など都内数カ所に出没するゲリライベント「ゆいかおり東京都内で踊ってみた♪」をおこない、ニコニコ動画にて生中継。16日には秋葉原、そして24日には大阪・名古屋での握手会を敢行。 握手会でも「Our Steady Boy」のダンスを披露した。やはり街角で見せる堂々としたダンスはインパクトが強いらしく、大きな反響を呼んでいる。 そんな渦中のふたりに、スケジュールの合間を縫って直撃インタビュー! 息の合ったふたりの素顔が垣間見える話を聞いてきました。 ■「サビの部分がすごく伸びがいいんですの」 ──デビューシングル「Our Steady Boy」の印象はいかがですか。 小倉唯(以下、ゆ) すごくかわいらしい曲だなというのが第一印象で。かわいいだけじゃなくて、ゆいかおりとしての個性が出ている歌詞が多い。「私1回しゃべった」「私3回目が合った」という歌詞があるんですが、普段でもちょっとさりげないことで、私のほうが早いよ、とか競い合ったりするところがあるんですよ。そういうところはすごくゆいかおりらしくてかわいいなと。あとはサビの部分が、すごく伸びがいいんですの。......の?(※思わず語尾に「の」がついてしまい、照れ笑い)。 石原夏織(以下、か) いいんですの(笑)。  (笑)。伸びがいいんですけど、そこが、聴いていてすごく気持ちのいいところだと思います。  私はですね、今まで歌ってきたなかで一番テンポが速いんじゃないかなと思うくらい速くて、ちょっと不安な部分もありました。でも実際に歌ってみたら、その速さが心地いいというか、歌っていて気持ちいいという気になって。ゆいちゃんも言いましたけど、サビの部分とかで高音が伸びる部分があって。私たちの声が合わさるとさらによくなって、その部分が自分たちで聴いていてすごくいいなと思ったので、たくさんの方にそこに注目してもらって、聴いてもらえたらうれしいです。 ──テレビアニメ『kiss × sis』EDのダンスは、おふたりのモーションキャプチャーが元になったそうですね。  私はひとりでモーションキャプチャーをしたことはあるんですが、かおりちゃんとふたりということは今までなかったので、どんなふうになるんだろうってすごいドキドキしていたんです。いろんな方向にカメラがあって、真ん中でふたりで踊るということだったんですが、撮るとき立ち位置が決まっていて、そういうのもふたりで合わせたりしなきゃいけないので、すごく大変でした。だけどそこはやっぱり、ゆいかおりとしての双子パワーで、息がぴったり合って、あっという間に終わっちゃいました。  そうですね、私はモーションキャプチャーというものが初めてだったので、すごく緊張したことを今でも憶えています。でも、ゆいちゃんという心強い味方がいてくださったので......。  いてくださったので(笑)。  いてくださったので(笑)、本当に楽しく収録ができました。たしか、そのときに初めてこの制服を身につけて踊らさせていただいたんです。スカートもいい感じにふわりと回ったり、広がったり、きれいに回転していて、本当にどんな作品になるんだろうと、心がドキドキしました。 ──初回限定版にミュージッククリップDVDが収録されていますが、PVを撮ったときはどんな様子だったんですか。  初めて本格的なPVを撮ったんですが、最初は緊張して、表情もすごい硬かったんですよ。ふたりしてカチコチで。変顔して笑いあったり(笑)、私が大好きなお菓子を食べて心を落ち着かせました。スタッフさんもとても優しくしてくださったので、とってもやりやすかったです。そういう意味では、一つめの作品としてはすごくいい出来になったんじゃないかと思っています。
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『Our Steady Boy』キングレコード
 PVを撮ったのも初めてだったんですけど、自分が実際に映像に出て演技をするということも本当に初めてで。初めてがたくさん重なりあったPVでした。朝早かったんですが、どうしたらいいかなって、ドキドキドキドキしていました。でも撮影がどんどんどんどん先に進むにつれ、自分のやりたいようにできたり、思っていることを素直に表現できたんじゃないかな。とてもいい作品になったと思います。 ──カップリング曲が、やまとなでしこ(田村ゆかり&堀江由衣)のデビューシングル「もうひとりの私」のカバーですね。この曲のことは知っていたんですよね。  はい。カバーするよりも前にライブとかでふたりで歌わせていただいていて、そのときからこの歌が大好きで。「カバーします!」という連絡を受けたときは、ふたりとも驚きつつもうれしくてしょうがないという感じでした(※やまとなでしこのデビューシングルであったということと、アニメファンになじみがある曲であるという理由でカップリングに選ばれた)。 ──じゃあ偶然だったんですね。  はい。  びっくりしました、最初。  ね、びっくりした。  「もうひとりの私」ですか? って。  電話で確認しちゃったもんね。  確認しましたね。「え!? これ、なんのために録るんですか」って。ライブ用に録るのかなって思ったんですよ、最初。そうしたらカバー曲だって言ってもらって。へぇぇぇえっ! と言ってびっくりして。こうして音源になって世の中に出るのは、本当にうれしいなと思って。私の好きな曲なので。ちょっとアレンジが加わっているので、そこもゆいかおりらしさが出ていて、聴きどころだと思います。 ──どんな感じの歌だと思いますか?  「Our Steady Boy」とは違う、ちょっと感情のこもった歌ですね。どっちかというと、私は普段のライブでは元気系の曲を歌うことが多いんですよ。なので、どういうふうに感情をこめていくか、そういう部分ですごく悩みました。どうやったら伝わるかなと考えたり。それで実際にレコーディング当日はすごく緊張もしました。でも実際に歌ってみたら、アクセント、ふたりの掛け合い、ハーモニーの部分とか、だんだんコツがつかめるようになってきて。ただ、収録のときは満足していても、実際に聴いてみたらここはもうちょっとできたんじゃないかなという部分があったので、今後また歌う機会があれば、その改善点を反映していきたいと思います。  この「もうひとりの私」は、最初からゆいちゃんとのハーモニーになっていて、ゆいちゃんが上のパートを歌って、私が下のパートを歌っているんです。私の大好きな下ハモをたくさん歌えるぞと思って、本当にうれしくて。実際にゆいちゃんと合わせてみても、本当キレイにハマっていて、やっぱりゆいかおりの声はいいんだなって思っちゃいました。バラード的な歌なので、感情を込めて歌わないと台無しにしてしまう。だから感情を入れることに集中したんですが、未熟なこともたくさんあって、思ったように入れられなかったところもあるんです......。でも、だんだん、収録が進むにつれて上手になっていったので、このレコーディングですごいたくさんのことを学んで成長できたな、というのを実感しました。 ──「kiss × sis」の挿入歌を収録した2ndシングルの録音が終わったそうですが、どんな曲なんですか?  2ndシングルは「ふたり/VIVIVID PARTY!」の2曲を収録した両A面シングルなんですが、「VIVIVID PARTY!」は今までに歌ったことのないような激しい曲です。音源をいただいて初めて聴いたときに、すごくびっくりしちゃった。でも、実際にお家で練習してみたり、いろいろなアドバイスをいただいたりして、レコーディングの当日を迎えたら、思っていたよりもリズムが強い曲で。リズムに乗っていったら、どんどん気分が乗っかって、合わせて歌えたんですよ。ああ、自分にこんな歌い方ができたんだとか、新しい発見ができました。もうちょっとここにアクセントをつければよかったなという部分もいくつかあったので、今度はそれを挽回したいなと思っています。  『kiss × sis』の挿入歌になっている「ふたり」は、しっとりとしたバラードな感じの曲でした。感情を入れるのがまだまだ苦手だったので、たくさんアドバイスをいただいて、時間をかけてゆっくりゆっくり歌わせていただいて。この曲はバラードなんですけど、でも明るくてかわいい、ポップな感じで、ゆいかおりらしい曲で。楽しく元気に、心が安らげるような曲になればなと思いながら歌わせていただいたので、ぜひぜひたくさん聴いていただきたいです。 ──ところで今回、CDに生写真が封入されていますが、どんな写真を撮ったんですか。  私服と制服がそれぞれ。CDには必ず写真が入っているんですが、その中でもふたりでそれぞれ100枚だけサイン入りの写真が入っていています。それを引いた方はかなりラッキーです。  さらにね。  その中にもさらに。  あるんですよー。  20枚だけラメのペンで書いた、  特別仕様のやつが入っているんですよ。  100枚のうち20枚はかなり、  レアですね! (後編につづく/取材・文・写真=後藤勝) ・小倉唯(おぐらゆい) 1995年8月15日生まれ、14歳(中学3年生)。PSP専用ソフト『初音ミク~Project DIVA~』(セガ)のモーションアクターを担当。 ・石原夏織(いしはらかおり) 1993年8月6日生まれ、16歳(高校2年生)。劇場用アニメ『プランゼット』のヒロイン明嶋こよみ役を演じた。
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「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ

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──元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の2回目です! 今回は、現在22歳にして声優歴は既に6年!『おねがいマイメロディ』のヒロインや、『Saint October』の主人公を務めた片岡あづさちゃんです! 片岡 よろしくお願いします! ──早速ですが、片岡さんは14歳から声優の養成所に通ってたんですよね。同級生が恋愛や部活に燃えている中、自分は声優の養成所に通おう! って思ったきっかけは何だったんですか? 片岡 声優には小学校5年生の頃からなりたくって、どうすればなれるんだろうな~、なりたいな~って、声優になるための方法を知らないまま過ごしていたら、中学2年生の時に観に行ったアニメミュージカルで、椅子に置いてあるチラシの中に10代から入れる養成所のチラシがあって、「ここだ!」って。あんまり考えないで決めました(笑)。 ──ちなみに何のミュージカルだったんですか? 片岡 『HUNTERXHUNTER』!  ──なつかしい! 実際の声優さんがミュージカルしてくれるやつですね! 私もANIMAXで観ました。ヒソカとかレオリオのキャラの再現度が高くてすごかったです。 片岡 そうそう、そうなんです! ──あれがもう8年も前になるのか......。他にはどんなのを観てました? 片岡 一番熱かったのは小学校5~6年生くらいのときで、『無限のリヴァイアス』っていう『機動戦士ガンダム』を作ってる会社のアニメですかね。あの頃、夕方のアニメがすごい深くて、がっつり精神にくる感じのが多かったんですよ。そういうのが好きで、『彼氏彼女の事情』とか『フルーツバスケット』とかが好きでした。 kataoka02.jpg ──ほほう、そのとき学校で友達って、いました? 片岡 いましたよ(笑)! アニメが好きだから、アニメ好きな友達が! ──恵まれたクラスだったのね! 羨ましい! その後、声優としてデビューしてから、どんなことが大変でしたか? 片岡 デビューが2005年の『おねがいマイメロディ』のヒロインだったんですけど、私、かわいい年頃の女の子の声ができると思ってなくて......やっぱり自分もアニメが好きで、アニメを観て「かわいいなぁ、なんでこんな声が出るんだろう?」って思ってるサイドの人間で、「私が声優になっても、そういう声にはならないんじゃないか?」って思ってたので、ヒロインが決まったって聞いたときに、「あれ? 私オーディションでどんなふうにやったっけな!?」って。最初の頃はもう、一生懸命かわいくしようとしてたんですけど、どうやら監督さんが「リアルな年頃の女の子の音質でいきたい」ってことで選んでくださったそうで。「あ、そっか。そのままの私の方が、選ばれた意味があるな」って、のびのびとやらせていただきました。 ──確かに、めちゃめちゃ自然にハマッてました! でも片岡さんの場合、大手のアイドル系事務所にいても全く引けを取らないルックスだと思うんですけど、声優ではない芸能のお仕事には興味なかったんですか? kataoka03.jpg 片岡 本当に最初から声優を目指してこの世界に入ったので、顔を出すようになったのも声のお仕事を始めてからなんですね。 ──じゃ、顔出しでやることに初めは抵抗もありましたか? (宍戸) あのね、なんかね、声優の先輩の人とか「『顔出し』って言うのやめてください」って言うの。おじさんがドキドキしちゃうんだって! 片岡 えー! どういうことですか? (宍戸) なんかエロいんだって。「『顔出し』じゃなくて、『写り』って言ってね」って、大御所のYさんが言ってた(笑)。 片岡 へえー! あたしも『顔出し』って言っちゃいます......。でも、すごい前に事務所のマネジャーさんに注意されたことがあったかもしれないです。『顔出し』ってワードは普通のタレントさんは使わないって。 ──確かにタレントさんは顔が出てナンボですもんね! じゃ、顔出し......じゃなくて、写りに抵抗は? 片岡 抵抗って言うより、自分が顔を出す売り方をされるって考えが、まず自分の中になくって。だから、お話がきたときに、「え? あ、じゃあ......」みたいな(笑)。とりあえずやってみっか! みたいな感じで写っちゃったみたいな感じなんです。 ──流されて顔出しOK! 確かに響きがエロい! 片岡さんもちょっと前までフリーだったんですよね。なんでフリーになろうと思ったんですか? 片岡 養成所入るときもそうだったんですけど、あんまり物事を考えないうちに決める性格なので。パッと思いついた時にやらないと、今後、私やらない! と思って。そうやってとりあえず動いてみて、大変なことになるんですけど(笑)。 kataoka04.jpg ──直感型だなぁ。フリーになった時はどんなことをして過ごされてたんでしょうか。 片岡 いろんな人に会ってました。お仕事してる友達もそうだし、スタッフさんも。前の事務所にいた時は、10代だったっていうのもあって、飲みにいったりもできない環境だったので、ちゃんと人と話をしたいと思って、毎日のように誰かに会ってお話聞いてましたね。とりあえずフリーの先輩に「何が必要ですか?」って聞いたりしながら。 ──フリーの先輩だと宍戸さんもいるんですけど、当時はアドバイスとかくれましたか? 片岡 「大丈夫だよ」って(笑)。他にもいろんな方のお話を聞いたんですけど、みんな「あづさなら大丈夫じゃないかなー」って。「ぜんぜん大丈夫じゃないっす!」みたいな......。 ──やっぱり不安はありました? 片岡 本当に何も考えないで決めてしまったので、先が見えないって言う点では不安ではあったんですけど、いつもどこかで「なんとかなるかなぁ~」って思ってますね。今まで、「あ~困った!」ってなると、手を差し伸べてくれる人がたくさんいたからかもしれない。 ──ま、まるでアニメの主人公! だからヒロインとか主人公に受かるのかなー? 片岡 あはは! でも、やらせていただくヒロインって、やっぱり、ちょっと抜けてて、頼りなくってわがままみたいな......私こういう印象なのかな?(笑) 今度やる舞台も『スーパーヒーローイズム』って作品で、再演なんです。私、この初演を観て、「この劇団に出たい!」って思ってから4年くらい毎回観に行ってて、ちょうどフリーになった時に主宰の方に「出してください!」って言いに行ったら、「あ、今回再演するんだよ、じゃちょっとヒロインやってみる?」って! ──運命! きっとイメージに合っていたんだろうね。どんな役なんですか? 片岡 ちょっと......うざい感じの......。 ──ぐは......。失言でした! 片岡 でも、歌と踊りとリアルな人間関係が凄く面白いので、是非観に来てくださいね! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●かたおか・あづさ 1988年3月16日 千葉県出身。代表作に『おねがいマイメロディ』シリーズのヒロイン・夢野歌役、『Saint October』の主人公・葉山小十乃役、『ペンギン娘?はぁと』の主人公・南極さくら役など。 ・舞台「Func A ScamperS 009 #06 スーパーヒーローイズム」チケットのご予約は http://ticket.corich.jp/apply/19015/007/ ・アニメ「ジュエルペット てぃんくる☆」沙羅役♪ ・アニメ「ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ」りんごの弟役♪ ・音楽CD「新・百歌声爛-女性声優編-(初回生産限定版 DVD付き)」5月5日(水)発売♪ 着うた/着うたフル★MySoundウタにて、着うた先行配信中♪ ・ゲーム「EVE The 1st. burst error」シルヴィ役♪ 〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-3-4BOF代々木公園2 4F 株式会社81プロデュース ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。89年『ロッテCMアイドルは君だ』4代目グランプリ受賞。8万5千人の中から選ばれる。92年、18歳でフリーアイドルとなる。朝日新聞、文芸春秋等にその行動が掲載。インディーズ界初、歌謡曲専門のレーベルCD RECORDSより『SET ME FREE』発売。N.Yタイムズ紙で、日本人アーチスト10人に選ばれ紹介された。アニメ『ご近所物語』(テレビ朝日系)に出会い、主人公幸田実果子の声と主題歌を担当。フランス語歌詞タイトル(フェール ラムール)「faire l' amour」を発表後、昨年、パリでのライブツアーも成功させる。同曲が今年秋公開の映画『死刑台のエレベーター』挿入歌に決定!!  先日 「宍戸留美デビュー20周年記念スペシャルライブを開催!」 Ustream にて生中継~アクセス数世界1位にランクイン! 詳細は→http://ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
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竹達彩奈&巽悠衣子との握手を求めて日曜の昼下がりにファンが殺到!

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 Blu-rayディスク第1巻の豪華封入特典にパンツ型クリーナー(......それってパンツなのでは......<http://www.starchild.co.jp/special/kiss_sis/news.html>)が付くくらい、ちょっとHなラブコメディとして、アニメ『Kiss×sis』(AT-X)が話題になっている。  原作は「月刊ヤングマガジン」(講談社) に連載中のコミックス(著・ぢたま某/講談社刊)。2008年12月発売のコミックス第3巻から今年6月4日発売予定の第6巻までの同梱OAD用にアニメ化され、今年4月からはテレビシリーズの放映も始まった。  主人公の中学三年生「住之江圭太」を、血の繋がらない双子の姉が競うように誘惑するというストーリー。その双子の姉「あこ」役の竹達彩奈と「りこ」役の巽悠衣子によるトークイベントが、4月25日に講談社本館の6階講堂にて行われた。  トークイベントと言いつつ、メインイベントは握手会。この日は『Kiss×sis』のOAD版主題歌「ふたりの ハニーボーイ」とテレビ版OP「バランスKISS」のマキシシングルCD購入者限定だったが、延べ1000人が来場。当日の物販コーナーでCDを買い足せるとあり、2回、3回(来場者が多かったためこの日は3回まわし)と参加する猛者もいた。握手だけで数十分かかるとなれば、そちらに重きが割かれるのも当然といったところだろうか。 kiss0508_2.jpg  古い建造物である講談社本館の講堂に椅子が並べられると、まるで卒業式を迎えた学校のような佇まい。ただし壇上に立っているのは校長先生でも総代の生徒でもなくヒロインのあこりこであり、卒業証書を受け取る代わりにギュギュッと握手できちゃう、というわけである。  挨拶に登場した竹達はかなりのハイテンション。「ちゃんとハンドクリームを塗りましたので、ツルツルしています」と言った巽に対抗意識を剥き出しにして「わたしだって手塗ったもん!」と叫ぶやいなや、アニメ本編やEDを思い起こさせるくんずほぐれつ状態に......。  アフレコの感想を聞かれた竹達は、挨拶時の騒ぎを受けて「私と悠衣子が喋るとそうとう騒がしい。テレビ版はキャラが多いので、ワイワイキャイキャイが倍になった感じです」と、現場の様子を伝えた。  さらに巽は「彩奈はりこと圭太がいちゃいちゃしているシーンのとき、振り向くとすっごいニヤニヤしているんですよ」と竹達の仕事ぶりを暴露。ここでまた言い合いに......。  お話の内容が内容だけに、女性声優さんにとって大丈夫なんだろうかというのが気になるところだが、やはり常に平静でいられるわけではないらしく、巽の口からは「過激なシーンがないときは普通にできるんですけど、過激なシーンがあるときは頭が真っ白になります。アフレコが終わった後も何をやっていたかわからない。(劇中で)圭ちゃんとちゅっちゅしているんだけど、そのときのことは覚えてない」と、正直な感想を聞くことができた。  そんなこんなでトークイベントが終わると、「みなさんの顔を焼き付けて帰りたい」と意気込むふたりは壇上でひたすら握手。閉場して数分後、再び姿をあらわした竹達彩奈&巽悠衣子と報道陣の間で一問一答となった。 kiss0508_3.jpg ◆イベント終了後のインタビュー ──イベントの感想はいかがですか?  握手付きイベントが初めてで、参加するほうにもなったことがなくて。みなさんのパワーに圧倒されたというか。すごい遠いところから、北海道や長崎から来てくださった方がいっぱいいらっしゃって。これだけのために来てくださっている気持ちがすごくうれしいなと思いました。それとこういう握手付きイベントは一人ひとりと顔を見てお話できる貴重な機会なので、こういう機会を持てたことがうれしくて、とても幸せです。 竹達 私も握手付きイベントには参加したこともなかったし、される側、される側というのはおかしいんですけど、する側になったこともなかったので、最初は私なんかでいいんだろうかという気持ちもあったり。はじめて『Kiss×sis』のファンの方とちゃんと対面したので、最初は何を言ったらいいんだろうとか、すごい緊張したんですけど、みんなの愛が直接ひしひしと伝わってくるというか、そういう気持ちをいただいて、私もすごいうれしい気持ちになって。みなさん、私や(巽)悠衣子に「パワーをいただけました」って言ってくださるんですけど、私たちが与えるよりも、逆にパワーをいただいたような気持ちになってやらせていただきました。 ──アニメの見どころは? 竹達 見どころは、やっぱり『Kiss×sis』という名前だけあって、あこりこと圭ちゃんがちゅっちゅしているところは見逃していただきたくないなというのと、ちょっぴりギリギリな作品なんですけど、そういうシーンだけじゃなくて、ちょっと笑ってしまったりとか、心がぽわっと温かくなるシーンもあるので、エッチいだけじゃないんだよっていう(巽・笑)。直接的(笑)? ちゃんと心がぽわっと温かくなるシーンもあるので、ぜひそういうところも見逃さず、チェックしていただけたらうれしいです。  いまちょうど3話が放送されたところなんですけど、これからほかのキャラクターたちが、あこりこ以上に活躍することになります。その度に過激なシーンとかがあるわけなんですけど、あこりことしては、本当に圭太が大好きなんだよっていう一途な気持ちとか健気なところがどんどん見えてくると思うので、そういうところにも注目して『Kiss×sis』を楽しんでいただきたいなって思います。 ──あこりこでデビューした感想と各曲の聴きどころを教えてください。 竹達 あこりこはアップテンポな曲が多いんですけど、やっぱり(巽を見ながら)双子だからね、設定的には。  設定的には(笑)。 竹達 設定的には双子なので。お互い、息をあわせて唄うというところに気を付けていたんですけど。聴きどころは全部なんですよね......でも、歌詞が、あことりこの圭ちゃんへの思いがすごく詰まった詞なので、自分が圭ちゃんになったつもりで聴いていただけたらうれしいです。  二枚同時発売なんですけど、「ふたりの? ハニーボーイ」のほうは一年以上前にレコーディングした曲で、それがそのまま今回CDになったということで、本当に一年の時を経てということですごく感無量で、とてもうれしいです。「バランスKISS」は歌詞も音楽のノリもアニメの延長線上にあるような曲になっていますので、そのアニメを楽しむのと同じように、曲のほうもリピートして何度も何度も聴いていただけたら、さらに『Kiss×sis』ワールドに溶け込めるんじゃないかなと思いますので。ぜひぜひ、いっぱい聴いてほしいです。 ──今後やってみたいことは。  これからも歌を歌わせていてだけるみたいな話もあるので、ぜひぜひライブなんか。 竹達 ふたりでライブイベント?  そうそう、ちょっと不安だけど。だいぶ不安だけど。ライブイベントみたいなのができたらいいなと思います。 竹達 いろいろな歌を歌わせていただけたら、いいなと思います。 ──ファンの方へのメッセージをお願いします。  何回も来てくださった方、遠いところから来てくださった方、来られなかった方もいらっしゃると思うんですけど、本当にみなさんの思いがひしひしと、直接伝わってきたので、本当にありがとうございます、って気持ちでいっぱいです。『Kiss×sis』はまだこれからもいろいろな展開をしてつづいていきますので、アニメもラジオもCDも、全部あわせてチェックしていただけたらなと思います。これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 竹達 遠路はるばる来てくださった方、用事があったけど来てくださった方、本当に忙しいなかありがとうございます。こういった機会はなかなかなくて、ファンの方の言葉を直接いただくことでパワーになりますので、ぜひぜひまた何かイベントなどがあれば、顔を見せていただければと思います。今回来られなかった方も、これからまた、ありますよね?(と、広報担当者を見る) 広報 やりますかね。 竹達 やりましょう。あると思いますので、そういった機会を狙ってぜひぜひ来ていただけたらいいと思います。みなさんの声はちゃんと私たちに届いております。ということで、これからもいろいろとメディア展開があると思いますので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。  5月26日にはあこりこミニアルバム「あなたにkiss」(あこりこキャラソン新曲5曲収録)が発売される。パンツ風クリーナーを含む豪華4大特典付きBlu-rayディスクは6月23日発売。夏まであこりこ熱が続きそうな気配である。 (取材・文=後藤勝)
あこりこミニアルバム 5月26日発売 amazon_associate_logo.jpg
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「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

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──元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載が始まります! とりあえず初回ということで宍戸さん、NHKアニメ『はなかっぱ』のヒロイン"ももかっぱちゃん"と、『B型H系』(TOKYO MX他)の"エロ神様"役、おめでとうございます! 宍戸 うふふ、ありがとうございます、オーディション受かりました。 ──オーディションだったんですね、宍戸さんクラスの声優さんは、てっきり自然に仕事のオファーが来るもんだと......。 宍戸 私はフリーだし、そんなの全くないです。耳をダンボにしてオーディション情報を拾わなければ(笑)。 ──どうして事務所に入らないんですか? 宍戸 うーん。事務所によって、NHKに強いとか、洋画に強いとか、コマーシャルに強いとかいろいろあって、どこがいいか分からない(笑)。それに、事務所に入っていると自由にライブも出来ないし、自分で歌とか出せなくなっちゃう。今は、それが一番の理由かな。 ──なるほど。歌と言えば、ロッテ『CMアイドルは君だ!』で優勝して『コズミック★ランデブー』で歌手デビューしてから、今年はもう20周年なんですよね! 20年って、子どもひとり成人する年ですよ! すごい! 宍戸 ねー。こわーい(笑)。 ──それをほぼ不老な感じで! なんで劣化しないんでしょうか......。 宍戸 あはは! なんかね、気にしたら劣化してくよ! 気にしないことにした! あと、すごくよく寝てる(笑)。
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──私は気にしなかったらどんどんヒドイことになっていきます......。でも、Twitterを見てると、宍戸さん、朝方までものすごく呟いてるし、ちゃんと寝てるのか心配になりますよ。 宍戸 こまめに寝てるから大丈夫! Twitter面白いよね、もう1万人以上フォローしてるよ! 夜な夜な検索して、悪口でも、私のこと一言でも呟いてたらフォローするの(笑)。 ──ハマッてますね~! Twitter始める前は夜中に何してたんですか? 宍戸 うん、泣いてた(笑)。本当に影響されやすいから、うち、テレビもラジオもなくて、毎晩寂しくてとにかく泣いてた。 ──テレビもねえ! ラジオもねえ!(吉幾三) 宍戸 (流して)だから、本当に救われたの、Twitterに。 ──Twitter、広瀬香美より宍戸留美をイメージキャラにすれば良かったのに......。Twitterは声優さんもいっぱいいますけど、みんなフォロワーの数が桁外れに多くてびっくりします。最近の声優さんって、写真集出してもCD出してもアイドルより売れるし、アイドルの立場がない! 宍戸 オーディションのときも華やかすぎるよ~。最近はそのアニメのキャラクターでイベントをやる作品が多いから、オーディションのときから、「歌ったり踊ったり、イベント出演、コスプレOKですか?」っていう項目があって。 ──うわぁ、じゃ、「外見は自信がないけど声なら!」って人は不利ですね......。 宍戸 でも、人柄がすごい重要だと思う。同じ技術もった子だったら、断然人柄の良い方を選ぶしね。だから、残ってる人は大御所でも若い子でも本当にみんないい人だよ! ──なるほど! そういえば、声優さんって、アイドル系の人は特に、プロフィールの生年月日の"年"を消しちゃいますけど、宍戸さんはそのままですね。 宍戸 そうそう、隠すよね。私もよく消されるんだけど、自分から足してみたりして(笑)。 ──あはは! ところで宍戸さん、写真はどうして始めたんですか?
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撮影:sundaliru ロケ地:Mont Saint-Michel
宍戸 2歳で両親が離婚して、2歳までの写真が全然ないということもあるのかもしれない。とにかくカメラが大好きで、中2くらいでやっと買ってもらったの。それから、ちゃんとした一眼レフを買って、ライブハウスに行って「いいライブだなぁ」って感動して写真を撮ったら、全然撮れてなくって......。何で? っていろいろ勉強して、それからもう10年以上! ──これから可愛い声優さんをたくさん撮るにあたって、どんな感じで撮りたいですか? 宍戸 テーマを決めたら楽しいかなって思うんです。その人に合うお花と一緒にとか......。 ──担当編集さんは、男性読者が喜ぶ感じにしたいって言ってましたが......。 宍戸 うふふ。どれだけ色っぽく撮れるかっていうのも面白いかな。 ──花は女性器のメタファー! というわけで、次回からもご期待ください! (......あれ、この連載、私の写真は載らないんですね!) (撮影=宍戸留美/取材構成=小明) ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。89年『ロッテCMアイドルは君だ』4代目 グランプリ受賞。8万5千人の中から選ばれる。92年、18歳でフリーアイドルとなる。朝日新聞、文芸春秋等にその行動が掲載。インディーズ界初、歌謡曲専門のレーベルCD RECORDSより『SET ME FREE』発売。N.Yタイムズ紙で、日本人アーチスト10人に選ばれ紹介された。アニメ『ご近所物語』(テレビ朝日系)に出会い、主人公幸田実果子の声と主題歌を担当。フランス語歌詞 タイトル(フェール ラムール)「faire l' amour」を発表後、昨年、パリでのライブツアーも成功させる。同曲が今年秋公開の映画の挿入歌に決定!! 詳細は→http://ameblo.jp/sundaliru/ ライブ情報!!50名限定!! 5月9日(日) 「宍戸留美 (36歳) 成人式 ♪ 」 於:風知空知(http://www.fu-chi-ku-chi.jp/) 開演:18:00 前売 ¥3,500- (+1drink) / 当日 ¥4,000- (+1drink) OPEN 17:00 / START 18:00 当日は宍戸留美の秘蔵映像を公開します! ご予約は風知空知で電話にて承っております。 TELL 03-5433-2191 (17:00~26:00) ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
B型H系 1 こわいもの知らず(笑)無修正版 [DVD] 発売予定日は2010年8月6日です。 amazon_associate_logo.jpg
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