「ロングヘアーの男としか交際しない!?」【千葉千恵巳】犬1匹ネコ7匹とのおだやかでラジカルな日常

chibachiemi01.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の14回目です! 今回は、『おジャ魔女どれみ』のどれみ役、千葉千恵巳さんです! ――デビュー20周年おめでとうございます! 16歳のデビューから、人生の半分以上を芸能界で過ごされてるんですね! 千葉 ありがとうございます。そうですね、グラビアからスタートでした。 ――グラビアデビューのきっかけは? 千葉 もともとは舞台がやりたかったんですけど、初めに来た仕事がグラビアでした。当時フリーだったので......。 ――え!? フリーでグラビア!? 危なくないんですか!? 千葉 アハハ、初めはメイクさんも付かない状態で。今の高校生はメイクも当たり前だけど、当時の子はメイクなんてしなかったので、一度本当にすっぴんでグラビアをやったら衝撃的でした、顔色の悪さが、もう......「これはいかん!」と(笑)。 ――昔のグラビアに物憂げな表情が多いのはそのせいですか? 千葉 笑えなかったですよね。まだ若かったというのもあるけど、仕事っていう気持ちが薄くて。それに元々は舞台がやりたかったので、カメラマンさんに「笑って」って言われても「はぁ? なんで?」ってケンカ腰になるくらいとんがってて、本当にロクでもなかった(笑)。 ――カメラマン泣かせ! 写真は慣れましたか? グラビアから声優さんになられたら、雑誌の仕事も多そうです。 千葉 慣れないです、全然ダメ。どうしていいか分からなくなります。基本、"声優=裏方"と思っていたので、本当に表に出るのが嫌で......だからあんまりやってないですね。変なこだわりがあったのかな。 ――でも、どうしてフリーで? 事務所に入らなかったんですか? 千葉 うーん、一応入ってはいたんですけど、そこは舞台をやっていなかったんです。わからないから、手当たり次第で入れるところに入っちゃって......。事務所に入るのってお金がかかるじゃないですか? そういうのがないところを探して入ったら、「あれ? 事務所じゃなくて養成所じゃね?」みたいな。 ――いろいろ間違ってますね! でも、養成所だったらかなりきっちり色々教えてくれそうな......。 千葉 私、わがままなんです。「芝居はやりたい、でもダンスとかはやりたくない」「歌のレッスンは興味あるけど、怖いから行きたくない」そんな感じで。だから、ほとんど行かないで社長に呼び出されて「なんで来ないんだ」って怒られた気がします。それで「つまらない」って言っていたような......。 ――反抗期!? で、でもそれも20年も前のことなんですしね。ちなみに今は? 千葉 だいぶ大人になった気がします(笑)。 ――良かった(笑)! ちなみに、グラビア業界から声優業界に移ったきっかけはあったんでしょうか? 千葉 グラビアやっている時に、東芝EMIさんが作るアイドルグループに声をかけていただいて、なんとなーく「いいよー」って。そこから「芝居やりたい」「声優も興味ある」って言っていたら、東芝EMIの方が紹介してれて。 ――なるほど~。アイドルグループはどうでしたか? 千葉麗子さんがいたグループですよね! 千葉 千葉さんはすぐ辞めちゃったから分からないです(笑)。レコーディングも別だったし、イベントの時しか会わなかったので、本当に話さなかったですね~。グループが3つに分かれていたの、5人しかいないのに......。 chibachiemi02.jpg ――声優さんになるまでかなり胃が痛くなりそうな道のりがあるんですね......。結局、舞台は実現できたんでしょうか? 千葉 舞台は、自分で劇団作って満足しちゃったんです。 ――自分で劇団を!? すごい!! おいくつの時に!? 千葉 19歳で立ち上げて、20代前半くらいまでかな。自分の書いた本をやりたくて、やるには作るしかないじゃないですか? 脚本、演出して、自分も出て......ってやったら満足して、「よし、舞台終了!」みたいな。 ――どんな感じの脚本だったんですか? 千葉 変な感じ? 難しい感じ? みんな読みながら苦戦しているのが分かりました。「分かんないことあったら聞いて」って言っても「全部分かりません」みたいな。私しか分かってない。 ――かなり難解なものを書かれたんですね......。 千葉 劇団員さんも普通に募集して、自分の家の住所とか載せていましたからね。今思うとビックリしますよね(笑)。 ――普通に危なすぎますよ! えっと、近年に話を戻しますが、千葉さんの趣味は人形観察とありますね、人間観察ではなく人形観察なんですか? 千葉 あ、はい。......これを言うと「アホか」って言われるんですけど、決してどの人形でも良いわけではなくて、「この子!」っていうのがあって、そうなると、ずーっと何時間でも見ているんです。手を振ってみたり......。あ、でも人間も見ますよ。人間は苦手ですけど。 ――どうして人間は苦手なんですか? 千葉 面倒くさいからです。いろいろ面倒くさくないですか? ――あ、はい、確かに面倒くさいっす。でも周りに人がいなすぎるのも寂しかったりで......でも、千葉さんのお家には猫ちゃんがいっぱいいて寂しくなさそうですね。 千葉 はい、犬1匹と猫7匹のわんにゃん村です(笑)。どこ見ても視界に猫が入るから、すっごい幸せ! ――羨ましい! 理想の暮らし! 結婚願望なんかは? 千葉 猫いるからそれで良いです。面倒くさいじゃないですか? 本当に面倒くさいのが嫌です。 ――アハハ! Wikipediaに千葉さんは綺麗なロングヘアーの男の人とじゃないと交際しないって記述があったんですが、男性の好みにもけっこうこだわりがあるんでしょうか? 千葉 そんなこと......言った言った(笑)。普通に仕事で会ったりする方はいいんですけど、自分と付き合う人は......ロングじゃなきゃいけないわけじゃないけど、昔、ロングヘアーだった彼がいきなり妖怪みたいな髪形で来た日には、「ええっ!?」みたいな。別れました。 ――え!? それが理由で!? 千葉 もう、すっごいショックで......トラウマです。 ――それでフラれた彼の方がトラウマですよ! 急な変化がダメだったんですか? それとも似合ってなかったんですか? 千葉 両方......。もしかしたら似合ってたのかもしれないけど、ビックリしてダメでした。急だとビックリして別れちゃう。 ――サプライズを企てるとフラれるって、そうとうな難易度ですね......。 千葉 アハハハ。 ――えっと、今年は20周年ということで、イベントをされるんですよね! 千葉 はい、10月8日にライブを。ルンルン(宍戸留美)もゲストで出てくれるんですけど、仕事をはじめて20年の中で、声優としての時間が一番長かったので、その中でも『おジャ魔女どれみ』とか『おかあさんといっしょ』の『ぐーチョコランタン』が長かったので、やっぱりこれを外したら20周年じゃないんじゃないかと思って、そのあたりの音楽を。あと、プライベートでも好きでバンドをやっているので、どっちもやります。すごい豪華です。 ――それはすごい! 是非告知をしていってくださいー! 千葉 あ、前売り、即完でした。当日、グッズのみ買うことができますので、詳しくはブログを見てください。 ――ギャッ、即完!! BOΦWYみたい!! 今日はどうもありがとうございました、今後ともなにとぞ和やかに頑張ってください!! (取材・文=小明/撮影=宍戸留美) ●ちば・ちえみ 1975年、埼玉県生まれ。16歳でグラビアデビュー、94年に声優に転向し、99年『おジャ魔女どれみ』(テレビ朝日系)の、どれみ役でブレイク。以降、幅広い活動を続けている。 ブログ「千葉千恵巳 オフィシャルブログ」 http://ameblo.jp/chiemi2-25/ 千葉千恵巳 20周年live 2011年10月8日(土) JZ Brat open16時 start17時(150分ステージ・休憩あり) 予約 4200円 当日4700円 ℡ 0357280168(平日15時~21時) http://www.jzbrat.com/ ゲスト  ・川村万梨阿 ・石毛佐和 ・菊地由美  ・MAHO堂  [・ 秋谷智子 ・松岡由貴 ・宍戸留美 ・宮原永海 ] ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 魔性姉妹としてもミュージシャン森若香織と音楽活動開始!! http://www.loft-prj.co.jp/masho/ 7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://p.tl/rVTY USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」も絶賛放送中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
おジャ魔女どれみ(1) [DVD] 千葉さん&ルンルン共演中。 amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.13】「今がいちばん精神状態が幼いかも(笑)」【吉田仁美】7歳でデビュー、逆行のライク・ア・チャイルド 【vol.12】「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

声優ユニットゆいかおり、 出会いから現在までを振り返るロングインタビュー

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 歌とダンスと演技を高いレベルでこなす声優ユニット、ゆいかおり(小倉唯&石原夏織)が1stアルバム『Puppy』(キングレコード)を9月21日に発売した。  インディーズデビューからのシングル全曲に新曲を多数追加してのフルアルバムは、作曲に前山田健一、俊龍らを迎えた、2人の集大成ともいえる。その内容に加え、これまでの歩みから、11月27日に決まった初のワンマンライブにかける意気込みまでを語ってもらった。  最新アニメのメーンヒロイン役が増え、アニメファン内での認知度も上昇。ブレーク間近の気配が漂ってきたゆいかおりを今のうちにチェック! ──まずは1stアルバム発売おめでとうございます。 小倉唯 最初はゆいかおりの2人でアルバムを出すなんて想像していなかったので、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。この1枚にこれまでのゆいかおりの曲がたくさん入っているので、今まで応援してくださった方はもちろん、今回のアルバムから聴いてくださる方にも楽しんでいただける内容になっています! とにかくたくさんの方に聴いていただけたらなと思います。 石原夏織 自分たちのアルバムを作るのは、きっとすごく難しいことなんだろうなとか、だいぶ先のことなんだろうなって思っていたので、いざ制作が決まったときはすごくうれしかったです。いい作品にしたいという気持ちが強かったですね。早くみなさんの手に取ってもらいたい、聴いてもらいたいなっていう気持ちでいっぱいです。 ──2008年に2人が出会ってから3年、短かったですか? それとも長かったですか? 小倉 私はもう、あっという間ですね。 石原 私も短かったかな。 小倉 思い返すと、いろんなことがあって長かったなと思うんです。でも、その時間が過ぎていく感覚はすごく短かったです。あっという間に次から次へと進んでいって。 石原 私もあっという間でした。特にメジャーデビューしてからは余計に早く感じました。たくさんのことに触れ合って自分の中の容量が大きくなったことによって、以前よりもスムーズにお仕事ができるようになったからなのかもしれません。 ──なるほど。ゆいかおりを結成してメジャーデビューする前と後とでは体感速度が違った。 小倉 それはあるかもしれないですね。まずはメジャーデビューするという目標に向かっていって、それがかなってからまたいろんな課題や目標が見えてきて、めちゃくちゃスピードが早かったですね。 石原 そうですね。目標ができて、それを達成する喜びがメジャーデビューの前よりも多くなったからかもしれないです。そのおかげで充実しているからこそ、早く感じるんじゃないかと思います。 ──この夏に楽しかったことは? 小倉 舞台(『Q―あなたはだぁれ?―』)が楽しかったです。 石原 舞台だねー! 小倉 あと私は『アニメロサマーライブ2011』に出させていただいたので、それも楽しかったです。 石原 アルバム制作もすごく楽しかったです。 小倉 夏はひたすら歌ってた(笑)。 石原 ねっ! スタジオで歌ったり、MUSIC CLIPを撮りに行ったり。シングルと違ってレコーディングの数も多くて、自分たちの楽曲がどんどん増えていくので、「次はどんな曲ができるんだろう」とか、「ゆいかおりにはこんな新しいジャンルの曲が歌えるんじゃないか」とか、そういうことが考えられて楽しかったです。アルバムが完成に近づいていく過程や、夢だったことが形になっていくのが幸せでした。 ──1曲(「未来形アイドル」)だけカバーなんですよね。 小倉 これは私たち2人がメジャーデビュー前にステージで初めて歌わせていただいた曲だったので、思い入れがあります。これがきっかけでゆいかおりが結成されたと言っても過言じゃないくらい。そういうきっかけの曲なんです。 石原 2人とも大好きな曲で、事務所の社長に「2人でこの歌を歌いたいんです」話したら、「チャレンジしてみよう」って言ってもらって。そこから2人で歌うようになったから。すごく思い出深い曲ですね。 ──社長の包容力の大きさを感じる(笑)。 石原 即決だったよね。「前座で歌う?」「そうしまーす!」って。 小倉 2人で楽しんで歌ってた。懐かしいな。 石原 しかも唯ちゃん、この曲が最初の振り付けだったんだよね。 小倉 そうなんです。いちばん最初に振りを付けた曲でもあるので、やっぱりね、大切な曲だよね。でもまさかあのときは、自分たちのアルバムに収録されるなんて思ってもみなかったよね。 石原 ね。思ってなかったよ、本当に。 小倉 ちょうどこの「未来形アイドル」が主題歌であるアニメ『VS騎士ラムネ&40炎』のメーンヒロイン2人のキャラクターがピンクと青で、そういうところでも運命を感じるよね。 ──アルバムリード曲の「PUPPY LOVE!!」はどんな曲ですか。 小倉 アルバム名の『Puppy』は、私たちがいつも子犬のようにはしゃいでいる、っていうところが由来の"ぱぴー"なんです。「PUPPY LOVE!!」は初めての恋という意味で、初めて恋をした女の子が、びっくりしておどおどしちゃったりとか、あわあわしている様子を描いた曲になっているので、ドタバタ感がすごく耳に残るかわいい曲です。 石原 歌詞もすごい早口だったり、ドタバタ感が表されていたり......。困惑して「わけ分かんない!」って言っているサビとか、すごく「PUPPY LOVE!!」っぽくてお気に入りです。ゆいかおりのいつものドタバタ感もこの中に表れているなと。ゆいかおりらしい曲になったんじゃないかなと思いますね。 ──唯ちゃんのソロ曲(「キュッ!キュッ!CURIOSITY!!」)は前山田健一さんが手掛けていますね。 小倉 (眼を丸くして)いやもう、初体験でしたね、この曲に関しては。未知の世界というか。初めに歌資料をいただいたときにびっくりし過ぎて、「これはどうしよう」みたいな。 石原 私にも言ってたよね。 小倉 いろんな人に「どうしたらいいと思いますか?」って相談しました。すごくノリのいい曲だし、語りかける感じのRAPが多いので、テンションを上げてやるのがいちばんだと思って臨んだんです。1回この曲が耳に入るとすぐ口ずさめて、頭に残るので、録っているときはすごく楽しかったです。前山田さんもすごくレコーディングを楽しんでくださっていたので(一同笑)。(収録の)一発目から椅子ごと後ろに吹っ飛んでいっちゃったみたいで。 石原 萌えるとバーン! と、後ろにいっちゃうんですよ(笑)。 小倉 「いいねー! いいねー!」と言ってもらって(笑)、すごく楽しくできました。 ──それまでの蓄積がまったく通用しない(笑)。 小倉 そうなんです。しかもいろんなアドバイスというか、お願いが来るんですよ。「もうちょっとここはこういう感じでお願いします」「もっと語って、ささやいて」みたいな。なので、アドリブみたいなものもけっこうあったんですが、現場の雰囲気が良かったので、楽しく歌えることができました! 今までに聴いたことのないジャンルの曲だと思うので、ぜひみなさんに聴いていただきたいですね。歌詞も私がいつも物事に興味津々なので、そういうところを汲んで好奇心旺盛な女の子の歌詞になっています。私の好きなラムネやアルパカも歌詞の中に入れていただいているので、私らしい曲になっているんじゃないかなと思います。 ──キャリー(石原)のソロ曲(「Magic starter」)は作曲者の俊龍さんがインディーズデビュー曲の「恋のオーバーテイク」以来のお付き合いということで、よく分かってくれているみたいなところがありますね。 石原 そうですね。「Shooting☆Smile」のハモりのパートでファルセットを使う部分があって、それがすごくきれいだったのを俊龍さんが覚えていてくださって、今回の間奏の静かな部分ではファルセットを入れたんです。今まで一緒にやってきたからこそ、ピンポイントで得意なものを入れてくださっているのは、俊龍さんだからこそだなって思いますね。  私自身も、やりたいことがあっても自信がなくて一歩を踏み出せずに落ち込んだりすることもあるので、それをコンセプトに入れて、"やりたいことがあるなら勇気を出して一歩を踏み出さないとその先が見られないから、頑張ろうっていう"って背中を押すソングなんです。だから唯ちゃん同様、私のソロも自分の感情とかが入っている曲で。きっと私のことも分かっていただけるんじゃないかなと思います。 ──ドタバタとシリアスと分かれたかな。 小倉 そうなんですよ、もう差がすごくて。びっくりしました。 石原 私のは伸びやかに歌うような歌で。ダーク調だったり、今までにないようなかっこいい感じの曲なので、唯ちゃんから私の曲に入るときのギャップに毎度笑っちゃうんですよ(笑)。「おお、なんだこれは!」って。 小倉 そう、でも逆にそれがすごいなって思います。ゆいかおりはお互いの特徴や個性がまったく違うのに、2人で歌うとすごくいいハーモニーになるので。 ──磁石の両極みたいなのにね。 石原 そう、だから今まで出してきたシングルはよく重なりあったな、って思ってあらためて思いましたね。 ──これまでシングルを4枚リリースしてきましたが、振り返ってみてどんな変化がありましたか? 小倉 歌に対するレコーディングのときの気持ちというか、考え方が大きく変わった気がします。「Our Steady Boy」はメジャーデビューとしていちばん最初に録った曲だったんですが、このときはうれしさと頑張らなきゃっていう気持ちがいちばん強かったので、本当に2人が一生懸命頑張って歌いました! という感じになっているんです。それ以降は歌詞の構成や意味を考えられるようになってきて、Aメロだったらしっとり歌って、Bメロからちょっと上がってサビで爆発する、とかちゃんと段階を踏んで歌えるようになったことは、いちばん変わった点じゃないかと思います。あとDメロの雰囲気の付け方とかが、昔に比べるとできるようになったかなって。 石原 私も最初のころは「とりあえず上手に歌おう!」みたいな感じだったんですが、歌っていくうちに、徐々にああしていきたいな、こうしていきたいなという気持ちが出てきたことによって、うまくできないと悔し涙を流したりするようになりました。心も体も成長しているんだなとすごく実感しましたね。 ──メジャーデビュー直後は体力が課題とも言っていたけれど、いろいろと克服してきた感じですね。あらためてこの1年で成長したのはどんなところでしょう。 小倉 今年は声優さんのお仕事もたくさんやらせていただいたので、声優業に対する気持ちも大きく成長したんじゃないかなと思います。でもまだまだ課題はあるし、ゆいかおりとしても目指していけることはたくさんあるので、むしろこれからだなって感じがします。  自分の課題とか、これからもっとこうしたいということが、アルバムを出してはっきりしたんですね。体力もそうですし、声優としての演技力にも課題が見つかってきて、いろいろと頑張らなきゃなという感じがします。 石原 メジャーデビュー直後に比べたらタフになりましたし、歌も自分に合う方法を見つけられるようになりました。そのおかげで以前は歌えなかった高いキーまで歌えるようになったり、目に見えるところではそういう部分が成長したと思います。  精神的にも強くなりましたね。悔しいなと思ったら次は絶対にうまくなるとか、次こそは絶対みんなにいいと思ってもらえるように切り替えられるようになりました。あきらめないし、自分で決めたことは必ずやろうって意志が強くなりましたね。  あとは声優さんとしても徐々にいろいろと決まってきているので、さらにステップアップして頑張っていきたいと思います。 ──確かに2人とも、いい役がめぐってきていますね。 小倉 初めて主役を射止めたときはうれしさもすごく大きくて、同じくらいプレッシャーや緊張も大きくて。私がメーンヒロインとして最初に演じた役は難しいものだったので、楽しさとかもあったんですが、この役をどうこなしていくか、どう向き合っていこうかなと、そういう役作りの面で今まででいちばん苦労したなという感じです。でもその分、現場で学べたこともたくさんあったし、これからにつなげていけることもたくさん発見できました。 石原 私がこの春に演じたのは無口な役だったので、一言一言が重要だから、感情を少なめにしてどうやって乗せれば、見てくださっている方に印象付けられるのかなとすごく考えました。どうしても感情が乗ってしまうので、その抜き方がすごく勉強になりましたね。来年の作品で演じる役は自分とは正反対なので、どう演じたら完全になりきれるのか。今度はメーンヒロインなので緊張するかと思ったんですけど、テンションを上げた方がいい役柄だったので、本番ではまったく緊張せず素直に楽しんでやれました。自分でもびっくりしたんですけど、楽しくてしょうがなかったですね。 ──年末には初の単独ライブがあります。 石原 ゆいかおりでワンマンライブということは初めてですし、きっと今までに歌ってきたライブイベントよりも歌う曲数が多いので、いくら体力が前より増えたと言っても、絶対まだ足りない部分があると思うんですよ。そういう部分を増やしていって。ファーストライブは人生で1回しかないので、そのファーストライブを素敵で最高のものにできるようにしていきたいです。ぜひみなさんに来ていただいて、盛り上がって素敵なものを作っていけたらなと思います。頑張ります! 小倉 ずっと夢見てきたのがアルバムとワンマンライブだったので、アルバムを出した後にすぐワンマンライブを開催できることを、本当にうれしく思ってます。みなさんぜひ『Puppy』を聴いて予習をしてもらって、ライブで盛り上がりましょう! 出演側としては体力がいちばん重要というか。ゆいかおりはほとんどの曲で振り付けが激しいので。 ──結局そうだよね(笑)。 小倉 そうなんです、結局ほとんど激しいので、歌とダンスの体力を上げていって、ぜひ素敵なライブを成功できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いしまーす!! (取材・文=後藤勝) ●ゆいかおり1st LIVE「PUPPY LOVE!!」 日時:2011年11月27日(日)    [DAY]開場13:30/開演14:00    [NIGHT]開場17:30/開演18:00  会場:原宿アストロホール<http://www.astro-hall.com/> 料金:前売り:¥4,000(税込)当日券:¥4,500(税込)    *オールスタンディング    *入場時、ドリンク代\500別途必要となります。    *整理番号順のご入場となります。    *3歳以上有料 <一般発売> 2011年10月1日(土)10:00より以下各プレイガイドにて受付いたします。 ローソンチケット 0570-000-777 Lコード 75442 イープラス <http://eplus.jp/> *詳細は "ゆいかおり"公式HPをご確認下さい。 【ゆいかおり公式HP】<http://cnt.kingrecords.co.jp/yuikaori/index.html>
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1年間のブランクに主演・林原めぐみも呆れ顔!? 『マルドゥック・スクランブル 燃焼』ついに公開!

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左から原作の冲方丁、主演の林原めぐみ、監督の工藤進。
 全国ロードショーを開始した劇場用アニメーション『マルドゥック・スクランブル 燃焼』の公開初日となる9月3日、東京・テアトル新宿にて舞台あいさつが行われた。  登壇したのは原作者の冲方丁、ルーン=バロット役の林原めぐみ、そして工藤進監督。3人とも8月30日の公開直前記念イベントに出演したばかり(会場はスペースFS汐留。作品内容にちなんで関係者によるポーカー勝負が延々と行われ、ネット視聴率が全国5位だったとは冲方の談)で、かなり温まった状態である。  あいにくの台風直撃シーズン、新宿も雨が降ったり止んだりという天候の下、館内は熱心なファンでぎっしり詰まっていた。  第24回日本SF大賞を受賞した『マルドゥック・スクランブル』(早川書房)シリーズ3部作を、原作1冊ごとにアニメ化。第2部にあたる『燃焼』の劇場公開にこぎつけ、1時間強の作品を年1回ペースで発表するプロジェクトも折り返し地点に差し掛かった。この間、『天地明察』が第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞するなどして冲方丁本人の注目度が高まっていることもあり、上映館を大幅に増やすなどムーブメントは確実に広がってきている。  1年ぶりのアフレコに林原めぐみは「私の仕事(声優)ってすごいなと思いました。次回と言っても、1年間あったわけなので。もちろん前日に(前作を)見直すとかね、気持ちのメンテナンスはするにしても、やったことのない仕事ですね」と、そのタイムラグに驚くやら呆れるやら。  しかし「ごまをすっているわけでもなんでもなくて、博士の声が聴こえたり、何もしゃべらないで睨んでいるボイルド(敵役)が絵の向こうにいたり、その絵の感じとスタッフ、キャストの空気、ブースに入って骨伝導の装置を装着(林原演じるバロットは声帯が焼けて発声できないという設定)した時点でシュゥゥゥウッとバロットになれて。最初はどうしようかと思いましたが、『本番です』と言われた時にはもう、"そっち"に行っちゃってました。魔物な空気でしたね」とも言い、長いブランクにもかかわらず前作と同質、同方向の演技を取り戻すことができた世界観やキャラクターの濃密さを評価した。  鑑賞直前ということで作品内容への言及は自重気味だったが、新キャラクターのトゥイードルディとトゥイードルディムに話が及ぶと思い入れが錯綜。 「ドルディムとドルディに原作を読んでいる時から逢いたくてしょうがなくて、やっと逢えたという感じです。唯一、原作にもウフコック(バロットの相棒)との関係を"恋人みたい"という一節がありましたが、その小さなやりとりがすごく幸せで。ここまであっという間だったようだけど、この一言をもらうためにずいぶん時間がかかったなという、いろいろな思いがありました」と、林原。  前作で別離の憂き目に遭うバロットとウフコックの再会が重要なシーンとなっているが、冲方は「モブに本当にドラマがあって。カジノのシーンでは主役のキャラクターに目が行くと思うんですが、その後ろで動いている人々も見てほしい」と、思わぬ見どころを提供。工藤監督が「1回目で主要キャラに目が行かないと困るので、その辺は2回目以降で楽しんでいただければ」と言い、いさめるひと幕もあった。  最後は「1時間ですが『24』を一気に見たような濃さがある。アニメ(のテレビシリーズ)で言えば13話から26話分がまるで一気に襲ってくるかのように、それは大変なシャワーで快感だと思うんですが、とにかく流れに身を任せて見てもらえれば」(林原)とジェットコースターぶりを強調してトークを締めくくり、レイトショー上映へとなだれ込んだ。  第3部は絵コンテが上がり、冲方から好評を博して既に制作が順調に進んでいるという。完結までの1年が待ち遠しいものとなりそうだ。 (取材・文・写真=後藤勝)
マルドゥック・スクランブル 圧縮 期間限定版だよ。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 「TBSアニメフェスタ2011」放課後ティータイムがオーディエンスの度肝を抜いた! スカイハイ回の15話先行上映に湾岸が沸いた『TIGER & BUNNY』初のイベントを緊急レポ! 『ウテナ』の幾原邦彦最新作『輪るピングドラム』1話先行上映!

平野綾がバーニング系事務所に移籍 声優界にバーター横行の危機!?

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お騒がせ声優の気になる今後とは!?
 8月20日を持って所属事務所スペースクラフト・エンタテインメントとの専属契約を終了した平野綾。翌21日にはGrick株式会社に移籍したことが明らかになったが、この事務所がバーニングプロダクション系列だということもあり、話題を呼んでいる。 「Grickの社長は、"芸能界のドン"であるバーニングプロダクション・周防郁雄の妻の連れ子である周防亮氏。バーニングプロ所属の島谷ひとみ、小柳ゆきが業務提携として所属し、そのほか以前バーニング系事務所に所属していた畑野ひろ子、松本まりかなども在籍している。バーニングプロには、内田有紀、小泉今日子、藤あや子、ウエンツ瑛士、小池徹平らが所属しているが、藤原紀香、AKB48・篠田麻里子ら所属のサムデイやフロム・ファーストプロダクションなど多くの事務所がその系列にあり、芸能界に一大派閥を形成しています」(週刊誌記者)  周防氏は版権ビジネスに目を付け、系列の音楽出版社・バーニングパブリッシャーズは郷ひろみのほか、浜崎あゆみ、東方神起、Every Little Thingといったアーティストの出版権も持つなど、強大な権力と資金力を有している。そうした芸能界に揺るぎない力を持つ事務所だが、新たに目を付けたのは声優のようだ。 「アーティストのCDが売れない時代でもアニメソングだけはある程度の売り上げをキープし、戸松遥、豊崎愛生ら所属の「スフィア」など声優ユニットも、人気を獲得している。金のにおいに敏感なバーニングだけに、声優にも目を付けたのでは。スフィアはソニー系列のミュージックレインに所属しているが、茅原実里ら所属のエイベックスなども声優界に参入しており、大手の参入によって今後は声優界もさらに、バーターが横行するようになるかもしれません」(アニメ雑誌の記者)  バラエティー番組などにも出演し、「やりたいこと」と「やらなければならないこと」の狭間で悩んでいた平野。芸能界最強の系列事務所に入ることで、やりたいことを追求する願望は満たされるかもしれないが、今後は別の形で"囚われの姫"となる可能性も出てきた。しょせん、どんな才能のあるタレントも強大な力を持つプロダクションが支配する芸能界のシステムには敵わない、という一抹の寂しさだけが浮き彫りとなったのだった。事務所やしがらみに左右されず、タレント=才能が的確に評価される時代の到来を望みたいものだ。
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【関連記事】 「声優とタレントの狭間で」Xデーが迫った平野綾 新たな事務所は果たして......? 解雇騒動の平野綾がブログで公式コメントを発表 やっぱり円満退社ではない!? 「昨年にはスタッフに土下座までしていた」平野綾 事務所解雇騒動の裏側

「TBSアニメフェスタ2011」放課後ティータイムがオーディエンスの度肝を抜いた!

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オープニングアクトは『けいおん!』から!
■HTT登場!  8月13日、東京・文京シビックホール大ホールにて「TBSアニメフェスタ2011」が開催された。旬の作品が一堂に会する毎年恒例のこのイベントにも、強烈なサプライズがあった。  通算11回目となるTBSアニメフェスタのオープニングはなんと、放課後ティータイムのライブ! この日のパンフレットには声優個人としても一切名前が記載されておらず、完全な不意打ちだった。  幕が上がると同時に第2期『けいおん!!』のOP「GO! GO! MANIAC」を熱演。平沢唯役・豊崎愛生のフロントマンぶりが輝かしい。しかもこの1曲だけでなく、長めのトークと映画『けいおん!』の告知を挟み、同パートの最後には第2期ED「NO,Thank You!」まで披露。  トークではテレビシリーズの思い出を語りつつ、12月3日からの全国136館ロードショーが決まった『映画けいおん!』の話題へ。スクリーンに映し出された本邦初公開となるキービジュアルは、平沢唯、秋山澪、田井中律、琴吹紬、中野梓ら放課後ティータイムのメンバーが卒業旅行で英国に渡ったときのショットで、場内は騒然。9月3日からは予告編で新曲(レコーディング中)が聴ける旨も告げられ、年末への期待を膨らませる内容。最後は「1、2、3は『けいおん!』」との掛け声で、キャスト5人がオーディエンスと気勢を上げて終了した。 ■第1部~第2部  続く紹介作品は、『電波女と青春男』。 藤和女々役・野中藍が「今日はあっち(コミケ)じゃなくて、こちらにいらしていただいてうれしいです」と謝意を述べる。同日に湾岸で3日間連続のイベントが開かれている最中、大勢のファンが駆けつけた盛況ぶりは、キャストにとっても感慨深いものだったようだ。
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『電波女と青春男』の面々。
 メインキャスト5人で名場面を振り返ると時間はあっという間に過ぎ、同パートのエンディングへ。野中藍が「いまさっき登場して、もうまとめなんですよね」と自虐的なコメントで笑いを取ると、御船流子役・加藤英美里の発案で、Blu-ray&DVD3巻の発売日に向け「8、2、4は『電波』ー!」と叫び、客席と声をそろえて『電波』パートは終了した。『けいおん!』パートを意識してのパロディーがまた『電波』らしい!? 最後は藤和エリオ役・大亀あすかが神聖かまってちゃんによるビデオメッセージでの応援を受け、エリオとかまってちゃんとしてOPの「os-宇宙人」を電波な音程操作で歌い、最後まで「電波らしさ」を放出していた。  「新作番組特番」とだけ記されていたそのアニメの正体は、6月に製作が発表されていた『IS 〈インフィニット・ストラトス〉 』の新作映像「IS 〈インフィニット・ストラトス〉 アンコール『恋に焦がれる六重奏』」(Blu-ray&DVDで11月25日発売)。初めての公開となる1分間のPVが上映され、シャルロット・デュノアのセリフ「来ちゃった」ではかなり極端な反応の歓声が上がった。ストーリーは原作4巻に該当するものとみられ、潔くISが登場しない"萌え専用回"となる模様。
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『IS』キャストもノリノリでした。
 6月に開催されたBlu-ray&DVD購入者限定イベント『IS ワンオフ・フェスティバル』を振り返った後は、そのライブで披露したEXILE風? の踊りを女性メインキャスト5人で再現するなど、ノリノリであった。こちらのイベントBlu-ray&DVDは10月26日発売。  『IS』パートの後には栗林みな実がライブを行い、デビュー10周年記念シングルでもある『IS 〈インフィニット・ストラトス〉 』OP「STRAIGHT JET」と『けんぷファー』OP「あんりある・パラダイス」を熱唱、興奮の余韻が冷めやらぬなか第1部が終了した。  休憩を挟んで第2部のスタートは『緋弾のアリア』から。キャストがそれぞれのキャラクターを演じた感想を語るうち、司会の向井政生TBSアナウンサーから「『灼眼のシャナ』との演じ分けが大変だったのでは」と尋ねられると、神崎・H・アリア役の釘宮理恵は思い切り苦笑。「類似点が多々、いろいろなキャラでありまして」と、独特なツンデレ美少女役を演じる機会の多さから来るキャラ作りの苦労を語った。
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『緋弾のアリア』みんな大好き釘宮も!
 トークの後は12月21日発売のBlu-ray&DVD bullet.7(7巻)に収録されるテレビ未放送話の"さわり"映像。ストーリーはサービス回として絶対安心の温泉回になるらしく、「これでは間島さんは四六時中ヒステリアモードに入っていそうな感じですね」と問われ、遠山キンジ役・間島淳司は「好きかと言われれば好きですね」と大肯定。  続くコーナーでは、質問に対してキャスト全員の回答が一致すればポイントゲットというゲーム大会。第3問「間島さんが一番ヒステリアモードになりそうなキャラクターは誰」では、絶対領域が好みであるということから、全員がニーハイソックスを履いたアリアと回答。また罰ゲームとして担当キャラクターのセリフを生アフレコするコーナーでは、間島淳司が釘宮理恵と星伽白雪役・高橋美佳子ふたりの、ニーハイソックスを履いた足元を覗き込み「くそっ......ダメだ......また......ヒステリアモードに......!」というセリフを演じ、「本当に気持ち悪いよー」と失笑されてしまうなど、ヒステリアモード推しを徹底して盛り上がる。  最後はキャラクターソングの作曲も担当した中野愛子によるED「カメリアの瞳」ライブのあと、キャストがそろってあいさつをして締めた。 ■アマガミSS第2期製作発表、第2部~  第2部の中盤は『まよチキ!』。冒頭のあいさつが終わるとキャラクターコメンタリーの生アフレコに突入した。1話と2話を中心に特別に編集した映像(放送版とは異なるBlu-ray&DVD版。パンツが追加されていたりする)に声を当てる、Blu-ray&DVDには収録されないこの場限りのものということで、想定外のアドリブが頻出。どこからどこまでが元々のセリフで、どこからがアドリブか分からないフリーダムな生アフレコとなった。
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『まよチキ!』も大盛り上がり!
 特に坂町近次郎役・日野聡は役名ではなく「日野さん、どういうこと!?」「日野さん、あんたなんでこんな妄想してるのよ」と袋叩きに。  「大丈夫だ。問題ない」「ありがとう、そしてありがとう!」「コスモを感じました」「えっちなのはいけないと思います」など、どこかで聞いたようなセリフの数々も爆笑を誘っていた。  この生アフレコと『緋弾のアリア』の流れを受けて日野聡は「オレもマジくん(間島淳司)に負けないくらいニーハイ好きだからね」と言い、ピタッとまとめていた。  最後は涼月奏役・喜多村英梨がいちアーティストとしてOP「Be Starters!」 を公開の場で初披露。「私が一番のチキン野郎です」と恐縮、緊張しながらも歌い切ると、ED「君にご奉仕」を近衛スバル役・井口裕香、宇佐美マサムネ役・伊瀬茉莉也とともにキャラクターソングとして熱唱した。  続いては新作情報。『機動戦士ガンダムAGE』、『ペルソナ4』アニメーションなどのPVが流れた後、『アマガミSS』のヒロインたちがスクリーンに映し出される。音声が止まると観衆は異変を感じ取ったのかおとなしくなり、ざわついた。そして画面が切り替わり、第2期製作決定の第一報が流れるや否や、「うぉぉおおおー!」と爆発的な驚きの声が重なった。
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『アマガミSS』からはazusaが熱唱
 その後、azusaが『アマガミSS』第2期のふたつのOP、「i Love」と「君のままで」を優しく歌い上げて、作品の甘い雰囲気を醸し出す。第2期は第1期よりもさらに甘いテイストになるということで、早くも期待する声は大きいようだ。  「新作アニメタイトル」とパンフレットに記されていた作品は『ラストエグザイル─銀翼のファム─』。2003年度の『LAST EXILE』の続編にあたり、ヒロイン・ファム役の豊崎愛生がコスプレ姿で登場、ナビゲーターを買って出て各キャラクターの紹介をしていた。  そして10月から始まる同作品の1話をまるまる放映、独特の世界観が場内を満たしていく。  休憩を挟んだ第3部では、『僕は友達が少ない』『アイドルマスター』『ひだまりスケッチ特別編』に熱狂、会場を埋め尽くしたファンは長い1日を終え、満ち足りた表情で家路についた。 (取材・文・写真=後藤勝)
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「声優とタレントの狭間で」Xデーが迫った平野綾 新たな事務所は果たして……?

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2007年6月の平野綾。左薬指にリング。
 人気アイドル声優・平野綾の事務所退社発表からはや1週間。いよいよ退社予定日の8月20日が明日に迫った。  衝撃のベッドイン&キス写真の「BUBKA」(コアマガジン)掲載から事務所退社の電撃発表まで、怒涛の如く事態が展開した7月末から8月中旬までのおよそ2週間とは打って変わって、ここ1週間は順調に仕事をこなしている模様。  先日放送が終了したアニメ『聖痕のクェイサーII』の打ち上げ参加の報告や、『涼宮ハルヒの憂鬱』のED『ハレ晴レユカイ』の絵コンテ・脚本をはじめ、今年初めに放送されアニメファンから大きな注目を集めた『フラクタル』の監督も務めたアニメ演出家・山本寛氏との仲の良いやり取りをTwitterに投稿するなど、平野は至って穏やかな日常を送っている様子だ。  だが、8月18日夜には「新しい事務所のことも20日が過ぎれば話せる(抜粋)」というつぶやきを投稿しており、今後の彼女の進退がファンならずとも気になるところだろう。 「平野は昨年末のライブで世話になった事務所に所属が決定した、とブログで語っていましたが、昨年のライブで公演に携わっていた事務所は一般芸能系なんです」  そもそも今回の平野綾事務所退社騒動の一因として、彼女のファンの中には「声優として活動したい平野綾に対し、芸能系に強い前事務所が強引にバラエティー番組など、顔出しの仕事を増やしたことからくる方向性のズレ」と見る向きもあり、次の所属事務所は純粋な声優事務所になるのでは、と推測する意見もネットでは見受けられるが、この芸能関係者によると「事務所移籍を機に、これまで以上に顔出し仕事を増やす可能性も考えられます」とのこと。  もしこれが本当なら、これまで以上に平野綾の活躍がテレビ番組で見られるようになることも考えられるが、果たしてアニメ声優としては今後も活動を続けていくのだろうか、という点が気になるところである。現在出演している作品を最後に、このまま声優としての仕事からはフェードアウトしてしまうことも考えられる。  ともあれ、平野綾の今後の活動について全てが明らかになる日もそう遠くはないだろう。8月20日を心して待っていようではないか。
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解雇騒動の平野綾がブログで公式コメントを発表 やっぱり円満退社ではない!?

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平野綾ブログ「AYADAMA」
 所属事務所を辞めることが明らかになった人気声優の平野綾がブログを更新し、「公式コメント」を発表した。  12日付のブログ「AYADAMA」で平野は、「今からお話致しますことは紛れも無い真実であり、このコメントを公式な発表とさせていただきたいと思います」と前置きしたうえで、所属事務所のスペースクラフトを退社することを認め、その経緯を説明した。  平野は退社の理由として「方向性が一致しないこと」を挙げ、その具体的な内容として「昨年の3月のブログを見ていただければ多少なりとも分かっていただける」と記述している。 「昨年3月といえば、平野が入院していた時期です。ブログでも本人が『気持ちがやられました。今はそうとしか言えません』などと告白しています。この説明は、単に"方向性が一致しない"というだけでなく、平野が身体を壊すほど追い込まれていたという主張ですよね」(アニメライター)  また、退社とファンクラブの閉鎖を発表する経緯についても、「ファンクラブである平野塾を閉じることは私からファンの方に書面で直接言わせてくださいと事務所にお願いしており了承をいただいていたのですが、昨日、すでに事前に通知されていたことを知り、とてもショックを受けました」と、事務所側と行き違いがあったことを明かしている。 「事務所側は報道に対し、平野の退社について『事実だがコメントすることはない』などとするなど、異例ともいえる冷淡な対応を取っています。一方の平野も、『次の事務所には愛のあるスタッフがいる』など、ブログの端々にスペースクラフトへの批判と皮肉を込めた文章をつづっている。平野自身、今回のブログで昨年秋から自ら移籍を画策していたことを認めた形になりましたが、結局話し合いは円満に終わらなかったようですね。『BUBKA』の"ニャンニャン写真"については双方ノーコメントのようですが、この写真の流出元についてもまったく明らかにされないまま、さまざまな憶測を呼んでいます。事務所の縛りが緩むことで、今後さらに大きなスキャンダルが飛び出す可能性も否定できませんよ」(同)  ブログを「つーか、これからっしょ」と前向きなコメントで締めた平野。まずは今後の活躍を見守りたいところだが......。 ●平野綾ブログ「AYADAMA」 http://ameblo.jp/hirano--aya/
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「昨年にはスタッフに土下座までしていた」平野綾 事務所解雇騒動の裏側

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平野綾HP。今のところオフィシャルな
"事務所解雇"の発表はないが......
 7月末に発売された「BUBKA」(コアマガジン)で、とある女性のベッドイン&キスショット写真が「国民的アイドル平■綾!? ニャンニャン写真衝撃流出!!」のキャッチとともに掲載された。  『涼宮ハルヒ』シリーズ、『らき☆すた』シリーズのメインヒロインを演じ、歌手としてもスマッシュヒットを多数飛ばしたアイドル声優・平野綾そっくりの女性のあられもない姿の数々に、「まさか、僕らのデコビッチ(ネットにおける平野の愛称)が本物のビッチになった!?」とファンに衝撃を与えたかと思えば、翌週発売された「FRIDAY」(講談社)では、「衝撃ヌード平野綾 流出した『ベッド写真』の真相」のタイトルとともに、「平野はバックバンドメンバー4人のうち、3人と次々と親密な関係になったため、昨年末のライブを最後にメンバーの入れ替えが行われた」といった関係者のコメントが掲載。「BUBKA」掲載の流出写真は本人のもの、とほぼ確定されてしまった。 「昨年後半から、アイドル声優としての枠を超えたタレント的活動にシフトし、メディア露出を増やしてきた彼女は、バラエティ番組などで度々恋愛に関するぶっちゃけトークを連発してきました。そのせいで、『処女性』を重視するアニメファン、声優ファンからは冷ややかな目で見られるようになりました。それでも彼女のファンは、アンチからは『ライフライナー』と揶揄されながらも健気に応援していましたが、一連の流出騒動がきっかけで息も絶え絶えといった様子です」(芸能ライター)  それまで頻繁に書きこまれていた平野本人のTwitterも、「BUBKA」発売直後の7月28日を最後に停止状態。さらに連日更新されているオフィシャルブログもイベント出演に関する話題のみことで、一連の騒動についての彼女の忌憚ないコメントを聞いてみたいところだが、8月12日、国内最大の匿名掲示板「2ちゃんねる」において、オフィシャルファンクラブ「平野塾」終了と平野綾が事務所を退社するとの告知が届いたとの情報が、写真とともに掲載された。  これにはネット住民たちも「文字どおりの終了」「ハルヒの声はどうなるんでしょう」「MUTEKIへようこそ」と、事実上の解雇宣言に騒然となっている。  とはいえ、これまでもTwitter上で事務所批判を繰り広げ、フォロワーの煽りにたびたび反応し炎上を繰り返すなど、事務所としても扱いづらい存在となっていたのは明らか。  また、関係者の話によると、 「実は昨年後半、平野本人が現在の事務所に内緒で他の事務所への移籍を画策していたことがあるらしく、それが発覚した時は事務所スタッフに土下座することで不問にされたそうですが......」  という驚きの事件も水面下では起こっていたという。  仮にこれが事実なら、平野の所属部門が声優から芸能に移ったタイミングや、年末のラストライブから歌手活動停止までの流れが一つの大きな流れに沿ったもののように思える。  逆に言うと、これら平野綾にとって逆風のように見えた展開は、事務所から彼女への最後通牒のようなものだったのではないだろうか。  せっかくのラストチャンスを踏みにじるような騒動を引き起こし続けた彼女に、13年間、平野綾の面倒を見てきた事務所が匙を投げてしまったのも無理からぬことのように思える。  このような大騒動を引き起こした平野綾の今度の活動だが、2012年に公開が予定されている劇場用アニメ『傷物語』の登場キャラクターであるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード役を、ドラマCD版に続いて演じるのかどうかはファンならずとも気になるところだろう。  人気シリーズ待望の劇場作品ということで、アニメファンの間で話題となる事必至の同作。キスショット写真でキスショット役を失う......などということのないように願いたいものだ。 (文=マーブル吉田) ※編集部追記(8月12日15時03分)情報サイト「ナタリー」に、平野綾の退社について事務所側は「事実です」と認めたとの報道がありました。 http://natalie.mu/music/news/54738
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『ウテナ』の幾原邦彦最新作『輪るピングドラム』1話先行上映!

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登壇した幾原監督と荒川美穂。
 7月3日、アニメイト横浜で今季深夜アニメの注目作『輪(まわ)るピングドラム』(TBS系、他)の1話先行上映会が午前・午後の2回に渡り開催された。このイベントは、OP・EDなしの本編映像上映ののち、幾原邦彦監督と高倉陽毬役の荒川美穂によるトークショーという1時間弱のもの。入場者にはお土産として、この日の朝に刷り上がったばかりというポスターが手渡されたが、ストーリーもキャラクターもそのほとんどが明かされぬまま放映週を迎え、何より知りたい本編の内容にいち早く触れることができることができたのが、最大の喜びであったに違いない。   劇場版『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』から12年ぶり、テレビシリーズから数えれば14年ぶりとなる監督作品。制作発表時、幾原監督は「緊張と興奮をしております」「僕らと10代の少年少女との断絶をつなげる輪を作品化したい」と発言していたが(参照記事)、一体どんな作品になっているのか。  OPとEDを除く20分強の本編上映中、シリアスな展開に客席からは咳払いひとつ漏れず、食い入るように画面を見つめていることが分かる。  そんな様相が一変するのは、「ペンギン」が出現したとき。ペンギンはメインキャラクター3人に近しい存在らしく、その行動が随所で笑いを誘っていた。  そして謎の変身。幾原監督は4日発売の小説版に触れて「ミステリーなので読むとこんな話かなと分かってしまうが、映像で見るとさらに"ええっ"という驚きがあるので(テレビ放映より先に読まれても)いいかなと思った」と話したが、確かにこの作品には謎が多い。それも、筋書きそのものや設定の謎だけでなく、シリアスなのかコミカルなのか、重いのか軽いのか、ネガなのかポジなのかといった的を絞らせない。  上映会が終わると幾原邦彦監督、そして劇中と同じ被り物をした(※被っていると表の人格ではないということで普段とは異なることを言っても許される、という了解ができつつある模様)荒川美穂が登壇、トークショーが始まった。幾原監督は開口一番、「こんなに『SUPER8』を見に来ていただいてありがとうございます」とボケてみせるなど、テンションは高めである。自身が演じる高倉陽毬の変身シーンを初めて見て「すごいインパクトで。どうなっちゃうのかなと」びっくりしたという荒川美穂のコメントを受け、幾原監督は「スタッフもきょとーんとしてる」と、初めて見る者の当惑具合を是認した。  また幾原監督は、司会の池田慎一プロデューサーに1話の自信のほどを聞かれると、冗談交じりに「まあ、良くできてるんじゃない」「たぶん面白いですよ」と答えてファンの拍手を誘っていた。 「アナウンスをしていなかったので、徐々にこういうヴィジュアルが出てきて、男の子が出て、かわいい女の子も出るのかな、くらいの情報で(この日来場したファンは)見たと思うんですよね。そうしたら、こんなことになっているわけですよ(笑)。それがこの作品のいいところかなと。まだまだ、でもこんなもんじゃないんですよ。見ていると"えーっ"ということがありますから」(幾原監督)と、驚きの展開には相当自信があるようだ。  なお、荒川美穂、木村昴、木村良平の他、石田彰、能登麻美子、堀江由衣、そして新人の三宅麻理恵という追加キャストも、この日配布されたポスターのクレジットにより明らかになった。  ネタバレにならない範囲で今後の注目すべきポイントを解説するのは難しいが、トークショーでは少なくとも、ペンギン以外にも、深夜アニメではありえないほどの動物が出てくる、ということだけは分かった。  そして「お笑いかと油断していると"えーっ"てくる」「本当になんだこりゃって思っていただけたら」「驚きの展開が続出」と、萌え全盛のシーンにあって他に類を見ないアニメになることだけは確かなようだ。  「いま本編を見たみなさんはUFOを見た、という感じだと思うんですが、OPを見たら"UFOキター!"という感じになるから」「予告を見たらUFOの扉がパカーン! と開くから! 脳みそパカー!」と、結局、幾原監督は何かがダダ漏れな状態を終始キープ。その姿勢こそが、どんなストーリーかと聞かれても答えに窮してしまう『輪るピングドラム』の"なんだか分からないけど、とにかくすごい"一筋縄では行かぬ作品性を表しているようだった。 (取材・文=後藤勝)
輪るピングドラム 上 こちらも期待。 amazon_associate_logo.jpg
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「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース

mizunomanabi03.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の12回目です! 今回は、まなびぃこと水野愛日さんが来てくれました! ――突然なんですが、大昔にロフトプラスワンでアイドルのイベントされたりしていませんでした? 水野 うわー!! すっごい前ですね!! 本名で活動していた時代にしてました!! なんで知ってるの!? ――ですよね! 昔からロフトプラスワンは憧れの聖地でしたし、アイドル志望だったので......水野さんは地下アイドルの元祖なんじゃ? 水野 いやいや、あの時はまだ"地下アイドル"という名前がない時代で、"プレアイドル"って言われてたんですよ。その当時に所属していた事務所が水野あおいちゃん(ライブアイドルのパイオニア)がいた事務所で、私も本名の「水野」だったので、完全にあおいちゃんの影に隠れてて(笑)。陰であおいちゃんを「水野A」、私を「水野B」って呼ばれてたり。 ――むしろ水野あおいさんは芸名でこっちは本名なのに! 水野さんは「アイドル研究家」の異名もありましたけど、最近のアイドルはどうですか? 水野 そうですね......宍戸さんがデビューした「ロッテCMアイドルは君だ」の歴代の優勝者とかは言えるんですけど、アイドルにすごい熱を上げていて詳しい時代がちょうどその5~6年なので、最近の人たちはあんまり......。小学生のときにおニャン子クラブが流行っていて、「私、絶対おニャン子に入る!」って思っていたんですけど、解散してしまって夢が破れ、その後は乙女塾とか桜っ子クラブ、あとは河田純子さんとか田山真美子さんとかもずっとグラビアを見ていて......。 ――ガチに好きなのが伝わりました! 「東京パフォーマンスドールに影響を受けて、イベントでダンスを完コピしてた」っていうのをインタビューで読んだんですけれど、それもすごいですよね。近年で東京パフォーマンスドールに影響受けたって人、なかなか見ないですよ! 水野 アハハ! どこ見てるんですか! それこそ「プレアイドルの新人発表会」っていうイベントでやってました(笑)! いや、時代が時代ならモー娘。とかAKB48が好きだったと思うんですけど、当時は歌って踊るライブアイドルが東京パフォーマンスドールぐらいだったので。私もずっとグループアイドルをやりたかったんですよね。グループアイドルの端っこに行きたかった。センターではなく端っこで、一番ダンスはキレてるね! っていうキャラクターになりたかった。 mizunomanabi02.jpg ――なんでセンターじゃないんですか? 水野 目立つのが好きじゃない。自分をフューチャーされるのも苦手で、いまだに誕生日を祝われるのも嫌なんです。その日の主役感が嫌。でも、歌ったり踊ったりするのは好きだから......。 ――なかなかややこしい(笑)! それで、グループの端っこに入ってどうする予定だったんですか? 水野 うん、それで20歳くらいで引退して、元アイドルの若妻になるのが夢だったんですけど......まぁ、なかなか叶わなくて。 ――それは確かに憧れますね! ただ、若妻ってある程度、年齢制限が......。 水野 時がたつのはあっという間ですね。あはは。 ――良いじゃないですか、ブログに載ってた制服姿の写真とか決まってましたよ! 水野 もうなんか、やけっぱち。最近は写真の技術も高いので、あはははは。 ――目が笑っていない! でも、それだけアイドルが好きで、ご自分でもプレアイドルをやられた後にどうして声優さんに? 水野 結局グループアイドルにも縁がなかったし、当時はシングルCDを出すというのがある程度の境目だったので、私もやるからにはCDを出したいと思っていて。でも、本名でやっていた時のまま、うじうじしたままでは夢は叶いそうにないし......そんな時に声優ブームが来たんです。声優さんがアイドルと変わらないスタンスで活動していて、歌だけじゃなくてラジオもあったり活躍の場が広いし......「これはつぶしが効くな」と思って(笑)。 ――あはは! すごくちゃんと考えてたんですね! 水野 だってグラビアとかもすごく豪華で......! そういう華やかな部分にも、職人としての技術にも憧れがあって、スッと腑に落ちたんです。それで一般公募の声優オーディションにかたっぱしから書類を出して、一番最初にCDを出してくださったレコード会社に拾っていただいて、デビューのきっかけをいただいて、芸名も変わりました。 ――そこで水野愛日が誕生したんですね。その後の活動はどうでしたか? 水野 声優活動を中心に頑張ったんですけど、そのオーディションで入った事務所は不況の波に飲まれてなくなっちゃって......。あと、昔のことはもうほとんど覚えてないんですけど、確かアルバム二枚目くらいまではほとんどお金ももらってなくて、朝からずっとバイトしていたような......。けっこう大きいところでライブして、皆から「まなびぃ~!」って言われた翌朝にマックのポテトを冷凍倉庫から出していた。 ――すごい落差(笑)! ずいぶんご苦労されましたね。 水野 あ、でも、担当してくれてたマネージャーさんがその後も現場についてくれたり、人には恵まれていて。たまたま放任主義な事務所に当たることが多いし、舞台やライブ活動はほとんど自分で動いて、事務所は見守ってくれてる感じなので、ぜんぜん苦労という苦労はしてないですね(笑)。 ――ちなみに今、芸歴は何年になるんですか? 水野 どこをスタートにするかで変わってくるんですけど、水野愛日になってからだと......うわぁ、もう15年くらいになるのかな!? 「10周年記念!!」とかやっておけば良かった、いろいろできただろうに、もったいない......! mizunomanabi01.jpg ――でも、昔の画像を見てもそんなに変わってないですよね。 水野 いやいや劣化の嵐ですよ(笑)。現場でも「若いね」って言われることなんて、ほとんどない。 ――だって、みんな若いんですもの。声優さんってどうして時が止まってる方が多いんでしょう? 水野 あ、それは確かにそうですよね。地元に帰って同級生とか大学の友だちに会うと、やっぱり全然違ったりします。 ――同級生って普通に定職について結婚して子ども産んでたりしてますもんね。 水野 そうですね。多分、まっとうに人生を送られている方と比べて苦労は少ないんだと思います。皆まっとうに人生を送っている。ちゃんと就職して、寿退社して......憧れますねぇ......。女子高育ちなので、女の子といる方が楽だったりするじゃないですか。やっぱ楽しちゃいますね~、あはは。はー......今年、来年でがんばろうっと。 ――そうして期限がだんだん延びていくパターン! でも、家に帰って人がいるとか、誰か帰ってくるとか憧れます。 水野 分かります。わかります。私も安定志向なのに、そう見られないのは、なんで? ――爪もきれいにネイルアートされてるし、相当な女子力だと思うんですけど......。 水野 ああ、ネイルだけですね、お金使っているのは。私は、ストレスを感じても夜は眠れるし、ご飯も食べられるし、肌も荒れないし、頭髪も抜けないんですけど、子供の頃から爪を噛む癖があって......そういうの出ちゃうんですよ。で、目に入って傷んでいるとダウナーになってくるので、噛み噛みできないように、盛りに盛っているんですよ。うふふふ。 ――......なんなんでしょうね、こんなに可愛らしくて、話していても楽しい方なのに。では、音楽活動について伺いたいんですが、夏に新曲が出るんですよね! 水野 そう! そうです! 久しぶりにシングルを出すんですけど、本当に、12年ぶりくらいのシングルCDで、ソロ名義も久しぶりでねぇ......。 ――苦手なセンターじゃないですか! 主役ですよ! 水野 本当に苦手ですね......。それに、久しぶりなので音楽の感じも変わっていて......。今時っぽい感じの曲調にもチャレンジしたんですけど、やっぱり私の歌い方は昔っぽいから、その点苦労したなぁ。おニャン子だったり、そういうアイドルの歌を聞いて練習してきているので、その時代の歌い方が染み付いていてね......。今は、舞台と声優と音楽活動の3つの柱があるんですけど、やっぱり舞台でも歌い方が足かせになってしまったり、大変だった時期もありましたけど、最近は「これが私なんだな」って認めつつ、受け入れるようにはしているんですけど......。 ――歌い方って、それぞれの味わいだと思うので、それを含めて楽しむものだと思うんですけどね。 水野 そう言ってくれる人を大切にしたいなぁ。基本からガッツリ勉強もさせてもらったので、それを土台にして、もっと自分を活かせていけたら良いな......。ええと、つまり、新曲聴いてねっていうことなんですけどね! 9月発売の『白衣性恋愛症候群』というPSPゲームのエンディングで、声優としても出演させていただいてます! ――分かりました! そして来月はお誕生日ですね、何かご予定は? 水野 こんなに誕生日を祝われるのが苦手な私がバースディライブを開催してしまいます! 来て下さい! ......でも、やっぱり主役は苦手なんで、去年もサプライズでウルトラオレンジのサイリウムと、大好きなリラックマのケーキを出してもらったんですけど「あ、ふーん」みたいな......。 ――素っ気なすぎる(笑)! 水野 蝋燭をふーっ! ってやりながら、嬉しくてウルウルはしてるんですけど、歌や踊りと違って、そういうのは上手く表現できないんですよね......。なので、あまり「祝う」というスタンスじゃなくて良いので、よかったら......。 ――なんて不器用な......! これからも応援してます、ありがとうございました!! (撮影=宍戸留美/取材・文=小明) mizunomanabi04.jpg ●みずの・まなび 96年にパイオニアLDCのオーディションに合格した後、水野愛日として声優活動を開始。"マナビー"の愛称で親しまれ、アニメ・ゲームへの出演のほか、数々のユニット活動、アーティストとしても多数のシングル、アルバムを発表するなど、幅広く活躍している。2011年夏には12年ぶりのシングルCDをリリース予定。 ・水野愛日ソロライブ「summer again 2011~ナチュラルスマイル~」 日時:2011年7月30日(土)18:00 open 18:30 start 場所:東京・渋谷テイクオフセブン 03-3770-8170 (http://kox-radio.jp/to7-top.html) 東京都渋谷区宇田川町32-12アソルティ渋谷B1F 料金:4000円・当日4500円(D500円別) 出演:水野愛日 特別ゲスト:喜多村英梨 主催:アイドルショット http://idolshot.jp 協力:EARLY WING/スリートゥリー チケット情報・発売はこちらから http://idolshot.jp/manabilive2011/ ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 魔性姉妹としてもミュージシャン森若香織と音楽活動開始!! http://www.loft-prj.co.jp/masho/ 7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://p.tl/rVTY USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」も絶賛放送中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート