祝アジア杯優勝! 監督批判に在日問題まで サッカー界が歩んできたイバラの道

──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー!「プレミアサイゾー」の読者会員様全員に、「サイゾーオリジナルメモボックス」をお届けするプレゼントキャンペーンは、期間延長が決定!お見逃しなく!!
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アジアカップ公式HPより。
 1月30日(日本時間)、サッカーのアジア杯決勝において日本対オーストラリア戦が行われ、延長戦の末に日本が1-0で勝利し、アジア王者の座に輝きました。今回のアジア杯では日本代表監督が、昨年のW杯で奇跡の快進撃を指揮した岡田武史氏からアルベルト・ザッケローニ氏に交代。氏の手腕が問われる同大会でしたが、絶好のスタートダッシュを切ったといえるのではないでしょうか。W杯以降ノリにノッているサッカー日本代表。しかし、彼らが栄光を手にするまでには聞くも涙、語るも涙の険しい道のりがあったのです。  不振が続いた前代表監督・岡田武史へのバッシングから、ザッケローニ監督の就任ドタバタ劇。スター選手不在によるサッカー人気の凋落など、華々しい活躍の裏にはその分だけの苦労があったのです。今回の「レベルアップ案内」はそんなサッカー界が歩んできた道を辛く苦しい道を振り返ります。これを読めば、優勝の感動もひとしお!? ハンカチを片手にお読みください。 【日刊Pick Up記事】 【アジアカップ現地レポ】アラビア語の新聞でザックに一言!? 2011日1月31日付(日刊サイゾー) アジア杯優勝に臥薪嘗胆の歴史あり! プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:危険な大会開催地へ赴く恐怖] サッカー日本代表が正月遠征中止? どうなるアジアカップ予選 2009年12月30日付(日刊サイゾー) カタールは中東でも比較的安全だったからよかったけど......。 2010年W杯開催地・南アフリカは本当に世界で一番ヤバい場所か? 2009年9月号(プレミアサイゾー) 大きな大会は危険なところでやろう、って決まりでもあるの? [レベル2:非難の嵐にのまれる岡田前代表監督] サッカー日本代表・岡田武史監督の進退伺い「冗談だった」発言の裏事情 2010年5月28日付(日刊サイゾー) 真面目な人が言う自虐ネタってシャレになりません。 サッカー専門誌が絶対書けない南アW杯の"本当の"見どころ 2010年6月号(プレミアサイゾー) 日本の予選突破という"ハプニング"。 【WC2010】「退屈」「勝利を放棄している」岡田ジャパンを世界中のメディアが酷評中 2010年6月22日付(日刊サイゾー) 勝っても負けてもバッシングされる岡ちゃん、かわいそうです。 「真実は単純で平凡なもの」岡田武史前代表監督がテレビに出ない理由とは? 2010年11月16日付(日刊サイゾー) 監督の最大の敵はメディアだった!? [レベル3:妥協案の行方] ザック新監督決定の裏事情と日本代表監督の見えない呪縛 2010年10月号(プレミアサイゾー) 今の好調が尻すぼみにならないことを望みます。 [レベル4:低迷に陥っていたサッカー人気] 人気急落でサッカー協会は困窮......頼みの綱はやっぱりあの"旅人" 2009年2月号(プレミアサイゾー) もう本田圭佑選手とかがいるから、すっかり過去の人に......。 W杯出場決定も盛り上がりはイマイチ メディアも見放したサッカー代表の"今後" 2009年7月号(プレミアサイゾー) 予想外の勝利で慌ててメディアも勝ち馬に乗ったW杯でした。 [レベル5:出自に振り回されるスポーツ選手たち] もうひとつのニッポンスポーツ史"血と骨"の在日アスリート列伝 2009年1月号(プレミアサイゾー) アジア杯決勝ゴールを決めた李忠成選手のルーツ。 プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/ キャンペーンの詳細はコチラ↓ ☆「サイゾーオリジナルメモボックス」全員プレゼントキャンペーンのお知らせ☆【プレミアサイゾー】「オリジナルメモボックス」プレゼントキャンペーン期間延長実施中!

【アジアカップ現地レポ】アラビア語の新聞でザックに一言!?

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まさかアラビア語の新聞に日本語が踊っているとは......。
 29日、サッカー日本代表が、中東カタールのドーハで行なわれていたアジアカップ決勝でオーストラリアを1-0で下し、2大会ぶり4度目の優勝を決めた。  筆者にとっては現地で取材を始めて23日後の出来事。試合終了から約3時間、いまは日本が優勝した事実と、ようやく日本へ戻れる気持ちとで二重の喜びに浸っている(なんせ、イスラムの国カタールには娯楽が皆無なうえに、ほとんどアルコールを口にできないのだから、酒好きの筆者にとっては苦痛以外の何者でもなかった)。  それにしても、岡チャンのあとを次いで就任したザッケローニ監督ことザックは、(昨年の2試合を含めて)8試合を戦って無敗、今大会も苦戦の連続(2試合で退場者を出し、1試合がPKでの決着)だったものの、ギリギリの戦いを制して頂点にまで上り詰めた。おそらく、この結果を持って"ザック株は急上昇"(元々、それほど低くはなかったが......)のことだろう。  だが、誰だろうと100%の信頼は危険である。あくまで結果は結果、冷静な目は必要だ。  そういえば、今日決勝の会場に出掛ける前にバスを待つホテルのロビーで見たアラビア語の新聞に面白い投稿を見つけた。  投稿というより、おそらくアジアカップを見に来たファンによる一言の寄せ書きみたいなもので、そのなかのひとつを(たぶん日本語なので)日本人が書いていた。 「ザッケローニ監督は、香川真司の良さを分かっているのだろうか。今大会では香川の良さを生かせたとは思えない」  女性の文字のようにも見えるが、熱心なファンによる、ある意味で的を射ているようなコメントである。  今季ドイツ1部リーグで大活躍した香川(なんとリーグ前半戦のMVP)くらいは、サッカーファンならずとも知っていることだろう。その香川は残念ながら、決勝を前に負傷で帰国の途に就いていたのだが......。  優勝に水を差すつもりはない。だが戒めとして、そんなファンの一言を忘れないでいるべきだろう。そうこうしているうちに帰国まで24時間を切った。なんだか、うれしくなってきた。 (取材・文=栗原正夫)
ザッケローニの哲学 人となり。 amazon_associate_logo.jpg
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【アジアカップ現地レポ】ドーハで謎のアジア人が握る寿司を喰らう

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外国人からすれば、本場、日本の職人が握っているだと思ってしまうのだろう。
 アジアカップに参加中のサッカー日本代表の取材で中東カタールのドーハ入り後20日あまりが経過した。  日本代表は苦しみながらも決勝進出を果たし、オーストラリアと対戦することになった。そんなわけで、筆者も大事な決勝を前に、景気づけと称して、ホテルの日本食レストランに出向き、現地入り後、初めてのアルコールを口にすることにした。  寿司と鉄板焼きを売りにする「SAKURA」と書かれた暖簾をくぐると、カウンター席に案内された。この店は4年ほど前に一度来たことがあったが、そのときは確かテーブル席だった。席につくと、カウンター越しに寿司職人が「いらっしゃい!」と迎えてくれた。アジア人ではあるが、発音からして日本人ではなさそうだ。それにしても海外でも中華やコリアンは中国人や韓国人が経営しているのに、なぜか日本食だけは"なんとなくそれっぽいアジア人"がやっているのはなぜなのだろうか。しかも、そんな店では大抵なんとなくそれっぽいものを、日本食といって出しているのだ。  5年ほど前に行った東欧ウクライナでは、確か「SHICHININN NO SAMURAI」(アルファベットにするとなんとも分かりにくい)という店で、たぬきうどんを注文したら汁さえなく、焼きうどんのようなモノに何か練り物のようなよくわからない具材がのってきたのを思い出す。  さて、注文した巻き寿司を巻いている職人に出身を聞けば、フィリピンから出稼ぎに来たとのことだった。だが、あちらはこちらが日本から来たとは思っていないらしい。「南? 北?」。朝鮮人と勘違いしているようだ。だいたい海外で間違えられるといえば決まって中国人だが、ここドーハでは違うようだ。  こちらが日本人だと言うと、フィリピン人の職人は少し恥ずかしそうな表情を浮かべて、「寿司、美味しいですね」と笑って見せた。  出てきた巻き寿司は普通に美味しかった。ただ、これはカリフォルニアロールだ。  やっぱり海外での外食といえば、断然、コリアン(中華)>日本食である。さて、注目の決勝戦はどんな結末を迎えるのか? 記者仲間とそんな話で一杯やったドーハの夜だった。 (取材・文=栗原正夫)
すしの技 すしの仕事 よく読んで! amazon_associate_logo.jpg
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【アジアカップ現地レポ】街ごとすっぽり!? ドーハの巨大モールがすごすぎる

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有料だが、ゴンドラにも乗れる。
 アジアカップに参加中のサッカー日本代表の取材で、中東カタールのドーハ入り後、2週間が過ぎた。本日1月20日は大会開幕後、初めてのレストデー(休息日)。『地球の○き方』によれば"世界一退屈な街"とされるこの地で、いったい何をすればいいのか、頭を悩ませてしまった。  簡単に時間を潰せる場所と言えば、モールぐらいしかない。というわけで、メイン会場のハリファ・スタジアムに隣接したショッピングモールに行ってきた。  「Villaggio(ヴィラッジオ/イタリア語で「村」の意味)」という名だけあって、イタリアのヴェネチアをモチーフにしているという、このショッピングモール。まるで街ごとすっぽり建物に入れたような巨大さで、歩いても歩いても終わりが見えない。  天井に青空が描かれ、カフェやブティックが並ぶ様は、まるでお台場のビーナスフォートのようだが、すごいのは「Dior」、「GUCCI」、「PRADA」、「TOD'S」そして「Louis Vuitton」らも店を連ねるほか、アイスホッケーリンクに遊園地(ジェットコースターや空飛ぶ絨毯もある)、果ては(ヴェネチアには欠かせない)人工の運河にはゴンドラまでが用意されているのだ。  さすが、天然ガスの宝庫カタール。外は肌寒い(現在は冬)というのに、モール内は冷房がガンガンに効いているのだ。エコなんて無縁。この国は光熱費がタダなのである。  前回のコラムでも触れたが、そんなカタールに2022年にはサッカーのワールドカップがやってくる。開催は6月から7月にかけてと予定されているが、その時期、気温は日中45度くらいまで上がるわけである。  筆者も中東の夏を何度か経験しているが、猛暑のなかではわずか数分歩くだけでも汗だくになり、建物の外に一歩出ればサウナ状態である。  そんななかで、果たしてワールドカップは本当にできるのか、不安視されている。現実的には筆者も難しい部分があるように思う。しかし、すべてのスタジアムは空調設備(冷房)を導入し、適切な気温のなか、試合は運営されるという。  本当にそんなことが可能なのか、当初は半信半疑だった。それでも、このモールを見せられてしまうと、この国ならやり兼ねない、とも思えてきた。  スタジアムもパブリックビューイングもみんなモールの中だったり......。11年後がいまから待ち遠しくなってきた。 (取材・文=栗原正夫)
《インテリアート》運河を行くゴンドラ 気分だけでも。 amazon_associate_logo.jpg
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【アジアカップ現地レポ】ワールドカップを3,000円で買う!?

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アル・ワキーフ・スークで見つけたワールドカップ・トロフィー。
 アジアカップに参加中の日本代表の取材でカタールのドーハ入りしてから10日あまりが過ぎた。  その日本代表は第2戦で、シリアを相手に退場者を出しながらも2対1と勝利を収め、第3戦のサウジアラビア戦を5対0と快勝。1次リーグB組を2勝1分けの1位で突破した。  さて、大会の取材を続ける一方で、時間を見つけ、ドーハ市内にあるスーク(市場)に出掛けたら、面白いモノを見つけた。  まずは写真を見てほしいが、なんとワールドカップが! スークには多数の店が混雑しているが、そのなかのひとつに本物と見間違えるほどによくできたワールドカップ・トロフィーが売られていたのだ。  重さは約2キロ。店の主人に聞けば、砂のような材料を固めて作ったアート作品で、値段は120リアル(約3,350円)。カタールと言えば、昨年末にオイルマネーによって2022年大会のワールドカップ招致を勝ち取ったとして、「ワールドカップを金で買った」と揶揄されたが(事前の調査報告書ではイングランドが最も高い評価を得ていた)、これぞ金で買えるワールドカップではないか。それも、たったの3,000円ちょっとで。  同行したグッズコレクターのカメラマンのS氏はさっそく購入し、ご満悦。それにしても、このトロフィーを持って日本へ帰るのは至難の業とも思える。中東の治安は概ね平穏だが、テロの影響もあってか荷物検査は場合によって厳しく行なわれる。もし、そんなときにトロフィーが出てきたら......。笑って済まされるか、はたまた一大事になるかのどちらかだ。  ちなみにワールドカップ・トロフィーはよく売れるようで、当初10体近くあったが、数日後に再訪した際にはすでに1体も残っていなかった。  誰しも一度はトロフィーを掲げてみたいのだろう。それが3,350円でできれば安いものである。 (取材・文=栗原正夫)
庶民派トロフィー がんばって なんだか切ない......。 amazon_associate_logo.jpg
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【アジアカップ現地レポ】イスラム文化体験! "水タバコ"でサッカー観戦

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ディスダーシャにシーシャという、いかにもイスラム・スタイルで
試合を見つめる地元のカタール人。
 アジアカップに参加中のサッカー日本代表の取材で、中東カタールのドーハに来ている。  注目のザック・ジャパンは周知のとおり、初戦(1月9日)で格下のヨルダンを相手に、敗戦寸前のところまで追い詰められたが、なんとか土壇場のゴールで引き分けに持ち込み、第2戦以降に決勝トーナメント進出の望みをつないだ。  とはいえ、ここでは試合の経過は置いておいて、現地ならではの情報をご紹介したい。    イスラムの国、カタールではもちろん飲酒は禁止されているから、外国人と言えども高級ホテルか高級レストランへ行かなければ、ビールでさえ口にすることはできない。日本では毎日の晩酌を欠かさない筆者だが、現地入りから5日、いまのところ一切アルコールを口にできていない。  では、この国の大人たちは酒も飲まずにどのように"長い夜"を過ごしているのだろうか。12日は地元カタールの試合が組まれていたが、急遽キャンセルし、街で見つけたスポーツバーに出掛けてみた。  店に入ると、(まったくスポーツに似つかわしくない)ディスダーシャという白い民族衣装を着た野郎がゆったりとソファーに腰かけ、何やらプカプカと煙をふかしながら、テレビの試合にかぶりついていた。席に付き、カフェラテを注文すると、定員が「シーシャ(Shisha)はどうかと訊ねてきた」。シーシャ? どうやらこれがプカプカふかす"水タバコ"らしい。値段は25リアル(約700円)で、ストロベリーやマンゴー、アップル、ミントなどの香りがあるという。  注文すると、すぐに高さ1メートル近くもある、ボトルに長いトングの付いた物体が運ばれてきた。上部にはアルミホイルの皿があり、そのうえに火の付いた炭を乗せ、セッティングしてくれた。  見よう見まねでふかしてみる。通常のタバコに比べるとマイルドで香りも楽しめるではないか。アラブ人に言わせれば、男女ともに大好きで、社交の場に"水タバコ"は欠かせないという。  それにしても、この出で立ちでチャンスやピンチになると声を上げて、大きなアクションを起こすから面白い。彼らにしてみれば、酒の代わりということか。2時間近くやっていると筆者も少し頭がクラクラしてきたので、退散することに。何か悪いモノでも入っていたのだろうか。  スタジアムからバーでのテレビ観戦に切り替えたものの、そこはなかなかの盛り上がりを見せていた。異文化に触れるという意味では、記者席での取材以上に収穫があったと言えるかもしれない。 (取材・文=栗原正夫)
コーラン 上 読んでみるか。 amazon_associate_logo.jpg
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「急がれるセカンド・キャリア対策」海老蔵事件であぶり出された日本サッカー界の問題点

 連日ワイドショーを賑わせている歌舞伎俳優の市川海老蔵の暴行事件だが、傷害容疑で逮捕されたのはかつてサッカーJ2・東京ヴェルディ(以下、東京V)のユースチームに所属していた伊藤リオン容疑者だった。 「逮捕前まではケンカで無敗を誇っていたという伊藤容疑者だが、逮捕後、昔の"武勇伝"がJリーガーからも聞かれた。一部スポーツ紙によると、ガンバ大阪のGK木村敦志がジュニアユース時代に対戦した時のことを振り返り、『よく覚えてますよ。競り合って、だいぶ言い合いましたね。ハイボールを取ろうとしたら、肘入れてきました』と告白し、『あの風貌もあって当時から目立ってました。だいぶ太りましたね』と逮捕時の伊藤容疑者を見て驚いていた」(サッカー担当記者)  海老蔵よりもはるか先にJリーガーに"お見舞い"していた伊藤容疑者だが、ユース時代は将来を嘱望されていたという。 「中学時代で50メートルを5秒台で走る俊足。ハーフということもあり特有のバネがあり、ドリブルの突破力は抜群。1998年8月の『東京‐ソウル親善サッカー定期戦』では東京都U-15選抜として出場し、ゴールも挙げ日本代表入りが嘱望されたほど。しかし、素行不良でトップチームに昇格できず、その後、地元の不良グループに入ってドロップアウトした」(同)  「得点力不足」、「FWの人材不足」と叫ばれて久しい日本サッカー界だが、サッカー選手時代の伊藤容疑者は闘争心・突破力・スピードを備え、日本サッカー界が待ち望む人材だったことは間違いない。 「Jリーグのチームはほとんど若年代からのジュニアユース・ユースチームを持ち、強豪チームほどトップチームに上がれる確率が低くなる。中村俊輔のようにジュニアからユースに上がれなくても、高校に進学して高校サッカーで活躍し、将来を切り開くことができる者もいるが、高校生年代のユースからトップチームに上がれない選手はサッカーを辞めてしまう場合が多い」(スポーツライター)  サッカーを辞めてもその後の人生の方が長く、伊藤容疑者のような人生を送ってしまう人も少なからずいるそうで、仮にトップチームに上がれたとしても、「Jリーグはプロ野球に比べて各クラブの資金力がないため、選手を多数抱える余裕がない。入団1年目でも芽が出なければクビ。引退の平均年齢は26歳と若い」というから、"大器晩成"という言葉はあまり当てはまらないだけに、近年、選手達の"セカンド・キャリア(=第2の人生)"を充実させるための対策が盛んに練られている。 「ユースからトップに上がれなくても才能がある選手がいるだろう。だから、その年代でも合同トライアウトを実施するなどしてサッカー選手としての寿命を伸ばすことを考えてあげれば、日本代表クラスの才能があるFWを発掘できる可能性も広がるだろう」(同)  チームの成績が低迷し、スポンサー問題に頭を抱える東京V。伊藤容疑者のせいでまたまたイメージダウンしてしまったが、こうなった根底には日本サッカー界が抱える問題点があったことは見逃せない。
日本サッカーが世界で勝てない本当の理由 ふむ。 amazon_associate_logo.jpg
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「真実は単純で平凡なもの」岡田武史前代表監督がテレビに出ない理由とは?

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代表監督を務めていた間、メディアの報道は一切見なかったという岡田氏。
 去る11月8日、東京・町田市民ホールにて「サッカー日本代表 前監督 岡田武史 トーク in まちだ ~スポーツによる夢のあるまちづくり~」が行われた。  FIFAワールドカップ南アフリカ大会閉幕以後、テレビ番組への出演はあったが、公衆の面前でワールドカップ日本代表について振り返るのは初めて。もちろんチケットは完売し、最後方の記者席も埋め尽くされていた。  付き合いの長い山本浩アナウンサー(NHK)が司会進行を務め、岡田氏に質問。役目を終えて「言えないこと」の範囲が狭まったせいか、滑舌はよく、冗談交じり、皮肉交じりに思いを吐露。ときにメディア批判も飛び出しての独演会となった。  1998年のFIFAワールドカップフランス大会でマスメディアに追い回され、批判に晒され、もうこりごりだと思ったはずなのに、再度日本代表監督を引き受けたのはなぜか。あとになって考えてみれば、それは日本に蔓延する外国(欧州)崇拝への悔しさからだったと言う。 「悔しかったんですよね。ヨーロッパではこうだ。ヨーロッパの誰々はこう言っている」 「なぜそんなにヨーロッパに南米(を持ち上げるのか)。自虐的すぎる。日本だってもっといいものがあるだろう、日本人だってもっとできるだろう」  サッカー界だけに限らず、外国人に対するコンプレックスがある。それへの反発心がベスト16へのスタートだった。  アジア予選通過後の09年秋、欧州での強化試合二試合(オランダ、ガーナ)を通じて相手ボール保持者へ身体を寄せて自由に攻撃をさせないタイトな守備の重要性を思い知った選手たちは、1対1の局面で厳しくいくようになった。  そこで彼らは、自分たちが積み重ねてきた体幹トレーニングの成果で、外国人選手を相手にしても、ボール際で争う肉体的な接触で勝てるようになっていることに気がつく。  本大会直前の強化試合は三連敗。苦ではなかったのかと問われた岡田氏はこう答えた。 「いやいや。苦にならないわけがないです、あれだけボロカス言われてねえ、ほんとに。ありがとうございます(場内笑)。でも僕はコーチにこう言ったんですよ。こういうときに"ゾーン(極度に集中した状態)"に入るんだと。みんながなんとかしなきゃ、というときにグーンと上がるんですよ」  プレッシャーとは重力のようなもの。強すぎると潰されてダメになるが、自らを鍛えてくれるものでもあると岡田氏は言う。  戦術的なキーポイントは中盤に5人を並べることだった。現代サッカーではディフェンダーとミッドフィルダーがそれぞれ4人並ぶことが多いが、規定のピッチ幅68メートルを埋めきれず、隙間ができてしまう。そこでミッドフィルダーをひとり増やし、隙間なく幅を埋めて守備を強化しようとした。  本大会前の最後の試合であるジンバブエ戦でテストしたところ、結果は0-0だったが組織は機能。手応えを感じていた。ところが無得点の結果にメディアは悲観的な報道をした。 「僕は基本的に、代表監督になった瞬間から新聞、テレビ、雑誌は一切見ないんですよ。インターネットも見ない。頭にくるだけですから。絶対そういう人よりも、オレのほうがこのチームが勝つために考えている、という自信がありますから」  感動のドラマを作ろうとする報道姿勢への注文が続く。 「僕はいま、あまりテレビに出ないでしょ? ものすごい数の依頼が来ているのに、何が(断っている理由なのか)と言えば、みんな、いろんなものをドラマチックに面白く報道したがるんですよね」 「真実というのは、得てして単純で面白くないもの平凡なものなんですよ。それを体幹トレーニングをしてそれで勝った(と言うがしかし)、サッカーをやらないと勝てないんですよ。いちばん大切なのは自分たちのサッカーをやることなんです。それをメディアはこの情報でこうやった──僕はそれに対して何も言わないですけど、見た指導者がそういうことばっかりに気を取られるのが怖いんです。だから僕は出ないんです」 「勝負の神様は細部に宿るという言い方をする。よく試合に負けると戦術論システム論と言うんですけれども、勝負を分けるのは、僕の感覚ではね、8割は小さなことなんですよ」  どれだけ戦術が正しくとも、選手が一瞬怠慢なプレーをしただけで失点してしまう。しかしディテールを詰め、怠らなければ神様がご褒美をくれる。  サッカーには偶然が作用し、少なからず運、不運に試合の行方を左右されるが、幸運をつかむには、それがやってくるまで戦わなければならない。  少々オカルトめいてはいるが、本質をついた意見だった。  第2部はFC町田ゼルビアの相馬直樹監督、町田市出身で最後はヴァンフォーレ甲府でプレーし、昨年現役を引退した林健太郎氏も登壇。コンサドーレ札幌の監督経験もある岡田氏との三人で、地方クラブの成長を題材に「まちづくり」についてのトークを行った。  岡田氏は最後に「目標に向かって何かをやろうとしたら必ず耳元で囁く人がいます。"そんなの無理だよ、やってどうすんだよ"。ドリームキラーと言います。ぜひドリームキラーにはならないで、夢を作る人になってもらいたいと思います」と、名言を残して会場を去った。 okadaj.jpg  ところでこの日は会場前に「FC町田ゼルビアを支える会」が集結していた。FC町田ゼルビアは、Jリーグの下部カテゴリーであるJFLで規定の成績を上げていながら、スタジアムの改築計画が新しい基準に達しておらず不備があるとしてJリーグ加盟を断られている。そこで加盟に必要な支援を自治体に求める請願をすべく、署名活動を行なっていたのだ。  詰めかけた聴衆に用紙を配布できたせいか、今週は署名が順調に増えた模様。これも「ワールドカップ余波」「岡田武史効果」の一端と言えるのかもしれない。 (取材・文・写真=後藤勝)
指揮官 岡田武史―アルマトイ、フランス、そして札幌 誤解されやすい性格なんです。 amazon_associate_logo.jpg
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音のない世界でのフットボール! もうひとつのなでしこジャパンが過ごした暑い夏

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(C)アイ・コンタクト製作委員会2010
 FIFAワールドカップが大盛り上がりのうちに閉幕。その余波を受けてJリーグの観客動員が好調な様子だが、勢いがあるのはプロばかりじゃない! 実は障害者スポーツの分野でも、サッカーがにわかに注目度を高めているのである。  日本電動車椅子サッカー協会、日本視覚障害者サッカー協会、日本脳性麻痺7人制サッカー協会、日本ろう者サッカー協会(男子、女子)、日本知的障がい者サッカー連盟......といった団体が活動しており、国内だけでなく、国際大会に向けた動きが目立つようになってきた。  ブラインドサッカー日本代表は、8月14日からフットボールの母国・イングランドで開催されるIBSA世界選手権2010に出場決定。そして知的障がい者サッカー日本代表は一路、ワールドカップが行われたばかりの南アフリカへと飛ぶ予定だ。資金不足に悩まされながらも8月23日から開催される第5回INAS-FIDサッカー世界選手権2010への出場を決めたのだ。  大会へ向けた壮行イベントが多数行われるなか、地味に公開されようとしているのが、ドキュメンタリー映画『アイ・コンタクト』。実はこの映画、4年前に世界選手権ドイツ大会に出場した知的障がい者サッカー日本代表を描いた『プライド in ブルー』の監督、中村和彦氏による最新作。  写真でも分かるように、年相応にオシャレでかわいい女子のサッカーに密着したようにしか見えないが、実は彼女たち、難聴なのである。 icon02.jpg  耳が聞こえない、あるいは聞こえにくい「ろう者」とは、そもそもどんな存在なのか? 冒頭からの数十分はひたすら、その実像に迫るインタビューに費やされる。ろう者サッカー女子日本代表メンバーとその家族に密着。ろう者と言っても、聴こえない度合いは様々。彼女たちがどのように難聴を捉え、対処しているかも一人ひとり違う。補聴器をつけている人もいれば、小さいときに試してみて使わなくなった人もいる。中村監督は言う。 「とにかく、いろんな人がいるんだということを伝えたいのがいちばんですね」 「ただ聴こえない人とだけ、簡単に片付けられることが多いので。(ろうにしても)いろいろな人がいるのだと伝えるには(それを描くだけの長めの尺が)どうしても必要だと思いました。聴こえないレベルもいろいろだし、手話をおぼえた時期もいろいろ。(通っているのも)ろう学校だったり、健聴者の学校だったり。より正確に、等身大の姿を描きたかったんです。特に前半の30分」 「育ってきた時代にもよるし、補聴器を早くから使い始めると少し聴こえがよかったりする。それをひとことで描き表そうとすると、おかしなことになってしまう」  代表チームの合宿に行ってみたが、それだけでは彼女たちを理解するには不十分だった。時間をかけて信頼関係を築き、慎重に、丁寧に描こうとカメラを構えた。  その甲斐あってか、全編に女の子の溌剌とした笑顔が溢れている(率直に言ってかなりかわいい)。ろう者としての本音も聞ければ、結婚についての反応もうかがい知れる。  メンバー全員とそのご家族の"キャラ"を十分に把握した観客は、台湾で開催されるデフリンピック2009(4年に1度おこなわれる聴覚障害者のオリンピック)の舞台へと、チームとともに心を持って行かれる。  女子サッカー部門のグループステージ。日本代表は自分たちよりも遥かに体が大きく脚の速いイングランド、ロシアらと対峙。本気の世界レベルと接し、厳しい戦いの渦中に飛び込んだ彼女たちは、コミュニケーションを本質とするサッカーが持つそもそもの難しさを味わう。  そして同時に、耳が聴こえないがゆえの壁にぶつかり、突貫工事で対策を練ることになる。  その先に待ち受けるアスリートとしての覚醒が見ものだ。負けることに慣れていた女の子たちが、真の悔しさを知り、負けたくないと思うようになる。  クライマックスの戦いは、サッカーの名勝負で何度となく繰り返されてきた緊張感のリフレインである。 「最初から聴こえなければ、それを辛いと思いようがなかったりする。それは聴こえる人のおごりというか、そういう側面もある」 「サッカーは好きだけど、ろう者の世界に興味がない、という人に見てほしい映画でもある」  彼女たちと中村監督の共通点は「サッカーが好き」だという気持ち、ただ一点だという。そこを介して未知の世界を丹念に探った成果が、この映画には溢れている。9月18日公開。 (取材・文=後藤 勝)   9月18日からポレポレ東中野で公開決定 <http://www.pan-dora.co.jp/eyecontact/>
プライド in ブルー こっちもね。 amazon_associate_logo.jpg
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【WC2010】現地ルポ最終回 被害報告はわずか 無事に終わった南アワールドカップ!

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クルーガー国立公園でのサファリ中に見た、まるで水彩画のような絶景。
 約4週間に渡っての南アフリカW杯の取材から帰国し、数日。つくづく日本は安全な国だなと実感している。夜の街を何の不安もなく闊歩できる。南アでは味わえなかった、快感だ。  とはいえ、治安問題などを理由に、大会前はその開催に疑念の声が多かった南アフリカW杯だが、終わってみれば大きな事故もなく無事に閉幕したといえるだろう。  史上3番目となる述べ300万人の観衆を集めるなど一応の成功を収めたアフリカ大陸初のW杯。聞いたところによると日本からも約3,000人のサポーターが現地を訪れたというが、在南ア大使館によれば「命にかかわるような大きな事故の連絡は受けていない」とのことだ。  日本人絡みでは、強盗の被害が2件報告されているというが、いずれも金品を奪われるにとどまり人的被害はなかったという。なお、強盗はどちらも試合終了後スタジアムから宿泊施設に戻る途中に起きており、会場は日本戦のあった地方都市のブルームフォンテンとダーバン。内ひとりは取材に訪れていたカメラマンだったとのことだ。  細かくいえば、置き引きやスリなどの報告が40件ほどあったというが、これは前回のドイツ大会でも20件から30件あったもので南ア特有のものではない。  開幕直後には、韓国や中国、スペインやポルトガルのメディアが強盗被害にあったことが話題になったが、南ア政府が約4万4,000人の警察官を投入し警備に当たったことが、抑止力になったのだろう。  そして、大きな被害もなく終えたことは、観戦者それぞれが細心の注意を払った結果でもある。筆者も期間中、恐る恐るの行動だったとはいえ、クルーガー国立公園やケープタウンのほか、ジンバブエ(ビクトリア・フォールズ)やボツワナ(チョベ国立公園)に足を伸ばして、世界遺産やサファリを堪能した。  治安の問題さえクリアになれば、美味しいワインはもちろん、抜けるように天高く美しい紺碧の青空など、これほど風光明媚な国はない。W杯を機に南アに興味を持った方がいたなら、ぜひ渡航をオススメしたい。スリリングな分、最高の旅が待っているはずだ。
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