サッカー五輪代表は、海外移籍で1億円稼げるか?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) マンガ家・江川達也の印税は、新興宗教に寄付された!? 有名女子高では4割!?医学部志望女子急増の意外なワケ ソフトバンクの落とし穴?再生エネ全量買取で東電原発の復活も ■特にオススメ記事はこちら! サッカー五輪代表は、海外移籍で1億円稼げるか? - Business Journal(8月9日)
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『サッカー「海外組」の値打ち』
(中央公論新社)
 今回のロンドン五輪では、日本男子サッカー選手たちが目覚ましい活躍を見せている。快足を飛ばす永井謙佑(名古屋グランパスエイト)、センス抜群の扇原貴宏、クレバーで運動量も豊富な山口蛍(ともにセレッソ大阪)などには、欧州のクラブスカウトたちの熱視線が送られているという。現在Jリーグでプレーする彼らが、大会後に海を渡る可能性は決して低くはないだろう。  拙著『サッカー「海外組」の値打ち』(中央公論新社)でも書いていることだが、Jリーガーたちが渡欧を決断するのは当然の流れと言える。  プロのアスリートは、高みに到達することになにより生き甲斐を感じる。激しい競争や言葉の壁や異国での生活……海を渡った先ではハンディばかりだが、彼らは必ずしも安定を望んでいない。高い志を持ち、実際に多くの障害を乗り越えることで、ようやく一流になれる、そう信じている。殻を破ったからこそ、香川真司、長友佑都、本田圭佑らは眩い輝きを放っているのだ。  そうしたスター選手たちが大金を稼ぐのもまた、必然だろう。  今夏、ドイツのブンデスリーガから英国プレミアリーグのマンチェスター・Uに移籍した香川の移籍金は、約20億円とも言われている。年俸は推定で6億4千万円。小兵の日本人選手に、それだけの値打ちがついたということだ。  欧州では、活躍次第で値打ちは高くなる。  例えば日本代表の主将である長谷部誠が所属するヴォルフスブルクやロッベン、リベリーなど世界的スターを擁するバイエルン・ミュンヘンなど、ブンデスリーガの有力クラブは待遇条件も破格だ。1試合の勝利給は400〜500万円。単純に20試合勝てば、勝利給だけで1億円プレーヤーとなれる。そうした選手は年俸だけで2億〜3億円を稼いでおり、総収入は倍近い。裕福な生活が約束されるだけでなく、香川のように一流クラブへの道を開くこともできるのだ。  ロンドン五輪代表組は、海外を視野に入れて戦ってきた。  酒井宏樹(ハノーバー)、清武弘嗣(ニュルンベルク)、宇佐美貴史(ホッフェンハイム)、酒井高徳(シュツットガルト)、大津佑樹(ボルシア・メルヘングランドバッハ)はすでに海外移籍済み。ロンドン五輪代表には選ばれなかったが、宮市亮は高校卒業後にアーセナルへ入団。ほかにも高木善朗(ユトレヒト)、指宿洋史(セビージャB)などが海を渡り、「一旗揚げる」と国内からの積極的エクソダスは止まらない。  国内のJリーグでは年俸1億円の選手は数人しかおらず、J1の平均年俸は約2千万円程度だ。各クラブの財政状況は厳しく、かつてのように名の知れた外国人選手は見当たらず、以前からJリーグにいるベテランか、無名の若手が主流。レベル低下は否めない。最大の選手供給源だったブラジル人選手が、同国の2014年W杯、2016年リオ五輪に向けた好景気で有力選手の移籍が成立しにくい状況にあるのだ(韓国人選手は増加傾向)。  そしてJ2の平均年俸に至っては、約300〜400万円というのが現状である。J2某クラブの人件費は1年で1億円、それを25〜30人の選手で分配しているわけで、台所事情はいかにも苦しい。 「所属選手の内、5人以上がA契約選手(年俸480万円以上)」というJリーグ規定があり、選手の年俸は当然ながら均一ではないため、J2以下になると年俸200万円のプロ選手もざらにいる。  ブンデスの有力クラブの選手が、たった1試合勝てばJ2の選手の年俸を上回ってしまうことを考えれば、プロサッカーにある明らかな格差を見る。もちろんブンデスには世界中の好選手が集まっているわけで、当然といえば当然なのだが……。  とはいえ香川は、09年シーズンまでJ2のセレッソ大阪でプレーしていた。彼はわずか3年にしてスターダムを駆け上っていったのだ。大きな夢がそこにはあり、原点にはJリーグがある。人生を劇的に変える可能性に、プロサッカーの魅力はあるとも言えるだろう。 「日本人として世界に名を馳せてやる!」  そうした気概を持つ若者たちが多く出てきていることは、先行きの明るさを大いに感じさせる。猛々しいまでの野心。それこそが、世界で自分の道を切り開いていく道標になるだろう。 (文=小宮良之) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) マンガ家・江川達也の印税は、新興宗教に寄付された!? 有名女子高では4割!?医学部志望女子急増の意外なワケ ソフトバンクの落とし穴?再生エネ全量買取で東電原発の復活も 大容量動画も!スマホのデータはワイヤレスHDDに保存せよ! 松原聡「インド大停電で日本の電力もやっぱり……」 PTAが「子供に見せたくない番組」を発表するワケ 「ジャンクフードは食べたくない」!? マック高価格路線の失敗

【ロンドン五輪現地レポ】勝負パンツで金メダルを目指す、サッカー日本代表のチャラ男・大津に地元紙も注目!

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初戦のスペイン戦後には、小さいながらも
地元紙にその活躍ぶりが紹介された。
 ロンドン五輪に参加しているサッカー男子五輪代表が4日、準々決勝でエジプトに3-0と快勝し、サッカー女子代表のなでしこジャパンとアベックでのベスト4入りを決めた。44年ぶりの準決勝進出を決めるホイッスルが鳴ったとき、この日ダメ押しの3点目を決めたFW大津祐樹は思わずピッチに膝をつき、感極まった。  初戦のスペイン戦で殊勲の決勝弾を決め、一躍時の人となった“チャラ男”大津。今大会2得点目となった自身のゴールについては「気持ちよかったですね。俺のゴールはタカ(扇原貴宏)のアシストが多い。信頼して飛び込みました」と、チームメイトへの感謝を口にした。  愛称はチャラ男だが、ことサッカーに関してはまじめな大津。甘いマスクに茶髪、細身でスラッとした姿はいかにもイマドキの若者風だが、武器はしなやかなドリブルだけではない。FWながら積極的に守備にも参加し、泥臭いプレーも厭わない。その見た目とプレーのイメージのギャップが受けているのだろう。  それにしても絶好調だ。五輪直前に行われたメキシコとのテストマッチでは、「スタメンを外され、強い気持ちで入った」と途中出場ながら、終了間際に劇的なボレーでチームに勝利をもたらし、自らを「持ってる」と称した。 「予選のときも(大事な場面で)決められましたし。ああいうゴールを決めることで“ヒーロー”にもなれる。本大会でもしっかり決められるように頑張りたい」  まさに有言実行。いまU-23日本代表を引っ張っているのは、大会前に注目を集めた清武弘嗣でも宇佐美貴史でもなく、快速FW永井謙佑と大津である。  大金星を決めた初戦のスペイン戦では、決勝ゴールを挙げたが、前半途中に脚を痛め、途中交代すると「ほんとに最後自分が出られないなか、みんなが戦ってくれたことに、ちょっとうるっときちゃいました」と涙を浮かべ「やっぱりうれしいときはうれしいし、泣きたいときは泣きたい」と人目もはばらず感情をあらわにした。  普通の人であれば照れてしまうような言動を、なんともさらっとやってしまうのが、大津の魅力。 あ 「俺、余計なプライドが邪魔するんだったら全然捨てますから。もちろん、こだわりはあります。ただ、それが行く道を邪魔するんだったら、余計なプライドは捨てたほうがいいじゃないですか。俺はまだ22歳だし、これからだって考え方は変わるだろうし、あまり何かにこだわってもよくないでしょ」  何より、純粋で素直なのだ。  エジプト戦後のMIXゾーンでは、少し下がったズボンの下から見えたオレンジの色のパンツに話題が及んだ。 「勝負パンツなんですよ」  スペイン戦でも同じパンツをはいていたといい、「タイミングよく使ったら勝てたので、縁起がいいと思って」。勝負パンツといえば、なでしこジャパンの丸山桂里奈の代名詞だったが、チャラ男もパンツでゲンを担ぐつもりだ。「メダルは銅でも銀でもなく、金がいい」。果たして、この勢いはどこまで続くか。 (文=豪徳寺マサヲ)

【ロンドン五輪現地レポ】勝負パンツで金メダルを目指す、サッカー日本代表のチャラ男・大津に地元紙も注目!

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初戦のスペイン戦後には、小さいながらも
地元紙にその活躍ぶりが紹介された。
 ロンドン五輪に参加しているサッカー男子五輪代表が4日、準々決勝でエジプトに3-0と快勝し、サッカー女子代表のなでしこジャパンとアベックでのベスト4入りを決めた。44年ぶりの準決勝進出を決めるホイッスルが鳴ったとき、この日ダメ押しの3点目を決めたFW大津祐樹は思わずピッチに膝をつき、感極まった。  初戦のスペイン戦で殊勲の決勝弾を決め、一躍時の人となった“チャラ男”大津。今大会2得点目となった自身のゴールについては「気持ちよかったですね。俺のゴールはタカ(扇原貴宏)のアシストが多い。信頼して飛び込みました」と、チームメイトへの感謝を口にした。  愛称はチャラ男だが、ことサッカーに関してはまじめな大津。甘いマスクに茶髪、細身でスラッとした姿はいかにもイマドキの若者風だが、武器はしなやかなドリブルだけではない。FWながら積極的に守備にも参加し、泥臭いプレーも厭わない。その見た目とプレーのイメージのギャップが受けているのだろう。  それにしても絶好調だ。五輪直前に行われたメキシコとのテストマッチでは、「スタメンを外され、強い気持ちで入った」と途中出場ながら、終了間際に劇的なボレーでチームに勝利をもたらし、自らを「持ってる」と称した。 「予選のときも(大事な場面で)決められましたし。ああいうゴールを決めることで“ヒーロー”にもなれる。本大会でもしっかり決められるように頑張りたい」  まさに有言実行。いまU-23日本代表を引っ張っているのは、大会前に注目を集めた清武弘嗣でも宇佐美貴史でもなく、快速FW永井謙佑と大津である。  大金星を決めた初戦のスペイン戦では、決勝ゴールを挙げたが、前半途中に脚を痛め、途中交代すると「ほんとに最後自分が出られないなか、みんなが戦ってくれたことに、ちょっとうるっときちゃいました」と涙を浮かべ「やっぱりうれしいときはうれしいし、泣きたいときは泣きたい」と人目もはばらず感情をあらわにした。  普通の人であれば照れてしまうような言動を、なんともさらっとやってしまうのが、大津の魅力。 あ 「俺、余計なプライドが邪魔するんだったら全然捨てますから。もちろん、こだわりはあります。ただ、それが行く道を邪魔するんだったら、余計なプライドは捨てたほうがいいじゃないですか。俺はまだ22歳だし、これからだって考え方は変わるだろうし、あまり何かにこだわってもよくないでしょ」  何より、純粋で素直なのだ。  エジプト戦後のMIXゾーンでは、少し下がったズボンの下から見えたオレンジの色のパンツに話題が及んだ。 「勝負パンツなんですよ」  スペイン戦でも同じパンツをはいていたといい、「タイミングよく使ったら勝てたので、縁起がいいと思って」。勝負パンツといえば、なでしこジャパンの丸山桂里奈の代名詞だったが、チャラ男もパンツでゲンを担ぐつもりだ。「メダルは銅でも銀でもなく、金がいい」。果たして、この勢いはどこまで続くか。 (文=豪徳寺マサヲ)

【ロンドン五輪現地レポ】オッズはイーブン! なでしこジャパンはブラジル戦で“汚名”晴らせるか?

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なでしこジャパンとブラジルのオッズはイーブン。
6/4、21/10という数字は、4(または10)ポンドかけると
6(または21)ポンド戻ってくるという意味
 ロンドン五輪に参加しているサッカー女子日本代表・なでしこジャパンが、“らしくない”戦いぶりで決勝トーナメント進出(ベスト8)を決めた。  なでしこジャパンといえば、どんなときも懸命にプレーする「フェアプレー精神」が何よりの売りだったはず。昨年のドイツW杯で世界チャンピオンに輝いた際も、称賛されたのは、サッカーの内容よりも、小さな女の子たちが欧米の大柄な選手相手にも懸命に挑む戦いぶりだった。  お茶の間のファンは、恵まれない環境の中でも必死に頑張っている女の子たちに感動し、声援を送ったのだ。  しかし、7月31日に行われたグループリーグ第3戦の南アフリカ戦は、そんなイメージとは対極にある試合だった。  初戦のカナダ戦に2-1で勝利し、続くグループ最大のライバル・スウェーデン戦を0-0で引き分けたなでしこジャパンは2試合を終え勝ち点4とし、南アフリカとの第3戦を前に決勝トーナメント進出を決めていた。  本来ならば第3戦も勝って、首位通過を目指すところ。しかし、なでしこジャパンは意図的に引き分けを狙いにいったのだ。  もちろん、引き分けを狙いにいった理由はちゃんとある。佐々木則夫監督は、その理由についてこう話している。 「(準々決勝の)相手はどこでもよかったが、ここ(カーディフ)に残ることがベストだと考えた。グラスゴーに行くとなると、8時間くらいかかってしまうので」  なでしこジャパンはこの南アフリカ戦をカーディフで戦ったが、グループ1位通過となれば約500キロ離れたグラスゴーへの移動を強いられる。だが、もし2位になれば次戦もカーディフで戦えるのだ。  「相手はどこでもいい」というのも、決して本心ではないだろう。1位通過であれば、相手は先の親善試合で0-2と完敗したフランスで、2位通過で決まった相手は「スカートを穿いたペレ」と称されるエースのマルタが不在だったとはいえ、4月に4-1と快勝しているブラジルなのだから(イギリスになる可能性もあったが……)。  それにしても、誰の目にも明らかな「ドロー狙い」だったものの(なでしこは、引き分ければ無条件で2位通過が決まる状況だった)、公の記者会見でそれを明らかにしてしまったのは、少々驚きだった。後半途中に投入したMF川澄奈穂美には「申し訳ないけど(得意の)カットインからのシュートはやめてくれ」と言ったことまで暴露してしまうとは、なんと正直なことか(これこそ、なでしこジャパンらしいが……)。  ロンドン五輪のバドミントン女子では「無気力試合」をした中国などの8選手が失格となる厳しい処分が下ったばかり。戦略とはいえ、格下の南アフリカを相手に意図的に勝利を放棄した戦いぶりは賛否を呼んだ。  狙いどおりの戦略で準決勝に進出し、メダル獲得となれば、この策も称賛されるかもしれない。しかし、万が一失敗に終われば、汚名とされ、昨年来のなでしこ人気の急降下を招きかねないだろう。  ちなみに、地元イギリスのブックメーカー「William Hill」の日本対ブラジルのオッズはまったくの五分。キックオフは日本時間8月4日午前1時。果たして、なでしこジャパンは“汚名を晴らす勝利”で、メダル獲得に向け前進することができるだろうか? (文=豪徳寺マサヲ)

「澤を切れるか……」豪州戦快勝でもメダルへの不安は山積 なでしこジャパンに迫られる決断

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『負けない自分になるための32の
リーダーの習慣』(幻冬舎)
 11日、東京・国立競技場で行われたサッカーのロンドン五輪壮行試合で、女子日本代表(なでしこジャパン)が3-0でオーストラリア代表に快勝した。この試合では序盤から主導権を握り、コンディション不良が伝えられていたMF澤穂希(INAC神戸)が復活ゴールを決めるなど、盤石の試合運びだった。これで五輪の金メダルも堅い、と言いたいところなのだが……。 「壮行試合の結果なんて、全然当てになりませんよ。こうした本大会直前の壮行試合では、弱い相手との対戦カードを組んで、気持ちよく勝って選手に自信をつけさせるのが目的ですから。だから、勝って当たり前。今回の五輪メンバーは、ワールドカップ優勝時のメンバーが多く選ばれていることもあり、メディアでは早くも金メダルを取ったかのような報道もありますが、このままでは金メダルなんてとても無理ですよ」(サッカーライター)  なでしこの金メダル獲得の前に大きく立ちはだかるのが、FIFAランキング1位の米国。最近の米国との対戦成績は、6月のスウェーデン遠征では1-4で完敗したものの、3月に行われたアルガルベ・カップでは勝利し、4月の国内親善試合では引き分けだった。6月の敗戦にしても、良性発作性頭位めまい症で離脱していた澤の調子が今ひとつだったことが大きい。澤のコンディンションが戻りつつある現在、金メダル獲得の可能性も高まっているのではないか。 「いやいや、米国との差は歴然ですよ。ワールドカップこそ米国を破って優勝したものの、これは実力では負けているけれど勝負には勝った、という格好です。そもそもアルガルベ・カップの勝利だって、90分以内で初めて勝ったぐらい。米国との間には依然として大きな戦力差が横たわっています」(同)  CMスポンサーも多く抱え、なでしこ人気を象徴する澤だが、佐々木則夫監督らが彼女の扱いに苦慮しているのだそう。女子サッカーの第一人者であることには変わりはないものの、このところチーム内での澤の求心力が低下しているという。 「現在の代表チームの大黒柱は澤ではなく、司令塔のMF宮間あや(岡山湯郷Belle)なんです。もちろん澤は精神的な支柱ではあるものの、戦力的に外せないのは宮間です。年齢的な衰えやコンディション不良に伴う不調などの原因もありますが、それよりも女子サッカー全体のレベルが上がって、かつてほど澤が絶対的な存在だとはいえなくなっているんです。少なくとも、W杯当時ほどの存在感はない。スウェーデン遠征でも、澤がいないほうが明らかに連携がスムーズなことが多かった。五輪本番では、状況次第で澤を外さざるを得ない局面も出てくるかもしれません」(同)  男子のA代表に目を向ければ、10年の南アフリカW杯では、当時の岡田武史監督は中心選手だったMF中村俊輔(横浜F・マリノス)を本番では外し、伸び盛りだったMF本田圭佑(CSKAモスクワ)らを重用して、日本を見事ベスト16に導いた。五輪本番でなでしこに同様の局面が訪れたとき、佐々木監督は澤を切ることができるのか。なでしこの金メダル獲得は、佐々木監督の決断にかかっているといっていい。

「澤を切れるか……」豪州戦快勝でもメダルへの不安は山積 なでしこジャパンに迫られる決断

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『負けない自分になるための32の
リーダーの習慣』(幻冬舎)
 11日、東京・国立競技場で行われたサッカーのロンドン五輪壮行試合で、女子日本代表(なでしこジャパン)が3-0でオーストラリア代表に快勝した。この試合では序盤から主導権を握り、コンディション不良が伝えられていたMF澤穂希(INAC神戸)が復活ゴールを決めるなど、盤石の試合運びだった。これで五輪の金メダルも堅い、と言いたいところなのだが……。 「壮行試合の結果なんて、全然当てになりませんよ。こうした本大会直前の壮行試合では、弱い相手との対戦カードを組んで、気持ちよく勝って選手に自信をつけさせるのが目的ですから。だから、勝って当たり前。今回の五輪メンバーは、ワールドカップ優勝時のメンバーが多く選ばれていることもあり、メディアでは早くも金メダルを取ったかのような報道もありますが、このままでは金メダルなんてとても無理ですよ」(サッカーライター)  なでしこの金メダル獲得の前に大きく立ちはだかるのが、FIFAランキング1位の米国。最近の米国との対戦成績は、6月のスウェーデン遠征では1-4で完敗したものの、3月に行われたアルガルベ・カップでは勝利し、4月の国内親善試合では引き分けだった。6月の敗戦にしても、良性発作性頭位めまい症で離脱していた澤の調子が今ひとつだったことが大きい。澤のコンディンションが戻りつつある現在、金メダル獲得の可能性も高まっているのではないか。 「いやいや、米国との差は歴然ですよ。ワールドカップこそ米国を破って優勝したものの、これは実力では負けているけれど勝負には勝った、という格好です。そもそもアルガルベ・カップの勝利だって、90分以内で初めて勝ったぐらい。米国との間には依然として大きな戦力差が横たわっています」(同)  CMスポンサーも多く抱え、なでしこ人気を象徴する澤だが、佐々木則夫監督らが彼女の扱いに苦慮しているのだそう。女子サッカーの第一人者であることには変わりはないものの、このところチーム内での澤の求心力が低下しているという。 「現在の代表チームの大黒柱は澤ではなく、司令塔のMF宮間あや(岡山湯郷Belle)なんです。もちろん澤は精神的な支柱ではあるものの、戦力的に外せないのは宮間です。年齢的な衰えやコンディション不良に伴う不調などの原因もありますが、それよりも女子サッカー全体のレベルが上がって、かつてほど澤が絶対的な存在だとはいえなくなっているんです。少なくとも、W杯当時ほどの存在感はない。スウェーデン遠征でも、澤がいないほうが明らかに連携がスムーズなことが多かった。五輪本番では、状況次第で澤を外さざるを得ない局面も出てくるかもしれません」(同)  男子のA代表に目を向ければ、10年の南アフリカW杯では、当時の岡田武史監督は中心選手だったMF中村俊輔(横浜F・マリノス)を本番では外し、伸び盛りだったMF本田圭佑(CSKAモスクワ)らを重用して、日本を見事ベスト16に導いた。五輪本番でなでしこに同様の局面が訪れたとき、佐々木監督は澤を切ることができるのか。なでしこの金メダル獲得は、佐々木監督の決断にかかっているといっていい。

「スポンサーからの圧力で代表に……!?」なでしこジャパン澤穂希に五輪後は大バッシングが巻き起こる!?

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『負けない自分になるための32の
リーダーの習慣』(幻冬舎)
 ロンドン五輪に出場するサッカー日本代表の男女それぞれ18人のメンバーが2日、都内のホテルで発表された。マスコミの中では、メダルの可能性が薄い男子に比べて、昨年のW杯で初優勝を飾った女子代表「なでしこジャパン」が段違いの扱い。各メディアとも、なでしこを大々的に取り上げたが、なでしこの首脳陣にとって絶対的エースであるMF・澤穂希はいまや“悩みの種”だというのだ。 「今回で4度目の五輪出場となり、昨年チームを世界一に導いた澤は絶対的な“なでしこ”の象徴。佐々木則夫監督ですら腫れ物に触るように扱っていて、もはや誰も物申せない。それだけに、まともに対応するのは、なでしこがブレークする前から取材に来ているベテランの記者ばかりで、新参者の記者たちはほとんど相手にされない。控え室で代表メンバーの発表を聞いていた澤は、当初『オフの日なのに、なんで会見をしなければいけないの?』と会見への出席を渋った。しかし、澤が出てこないと始まらないので、各メディアがスクラムを組んで関係各所に要望し、なんとか会見することになった」(サッカー担当記者)  当たり前のように代表に選ばれた澤だが、今年2月には右足ふくらはぎの肉離れ、3月には良性発作性頭位めまい症を発症し、6月のスウェーデン遠征は決して本調子ではないため、ロンドン行きを危惧する声も上がっていた。しかし、3日付の東京スポーツによると、多くのCMに出演している澤だけに、「澤さんは五輪メンバーに入るんですよね?」と複数のスポンサー関係者から日本サッカー協会側に問い合わせが入り、それが佐々木監督の耳に届いてしまった。そのため、澤を代表入りさせるしかない状況になってしまったというのだ。 「スポンサー関係者は五輪での澤の活躍を当て込んで、“澤バブル”による一攫千金を狙っている。先日も実力の差を見せつけられたアメリカにはさすがに勝てる可能性が低いが、最悪でも銀メダルを獲得しないと、スポンサー関係者にとっては旨みがない。所属するINAC神戸のチームメイト・川澄奈穂美とは、チーム内でベテラン中心の澤派と若手中心の川澄派に分かれ冷戦状態。澤に対する不満を抱える関係者や選手は多いため、万が一、メダルが取れなければ、澤に対するバッシングの嵐が吹き荒れそうだ」(サッカー協会関係者)  今回の五輪を最後に引退もささやかれる澤だが、バッシングを封印して花道を飾るためには銀メダル以上の獲得しかなさそうだ。

【EURO2012】「まるで罰ゲーム!?」まともな移動ができないサッカー・ユーロ2012

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各会場の中でも、街を通じて一番の盛り上がりを見せているのはキエフ。
オリンピック・スタジアムへ向かう道も、多くのファンで賑わいを見せていた。
 「まるで罰ゲーム」。思わず、そう言ってしまった。ポーランド・ウクライナで共催されているサッカー欧州選手権、ユーロの移動が大変だという話である。  21日のワルシャワでの準々決勝第1試合(チェコ 0-1 ポルトガル)から22日のグダンスクでの準々決勝第2試合(ドイツ 4-2 ギリシャ)への移動も、電車で約5時間、遅延でたいがい6時間はかかるのだが、それはまだマシなほうだった(それにしても距離はたかだか350キロだというのに、なぜこんなに時間がかかるのか!)。  グダンスクのあと、筆者は23日のドネツクでの第3試合(スペイン 2-0 フランス)の取材を断念し、24日のキエフでの第4試合(イングランド 0-0 PK2-4 イタリア )に備え、空路現地へ向かった(なぜドネツク行きをあきらめたかといえば、体力と気力、予算の限界を遥かに超えていたためである!)。  22日の移動日当日、20時45分キックオフの試合が終わってホテルに戻れば、すでに時計の針は午前0時を回っていた。わずかな睡眠をとって、ホテルを出たのは午前4時過ぎ。まずは6時5分発の便でグダンスクからドルトムントへ飛び、約7時間のトランジットを挟み、14時35分発の便でキエフへ。キエフ到着は18時5分だった。ウクライナはポーランドから時差マイナス1時間のため、移動に要したのは約14時間だった。  かなりキツイ行程だった。それでも21時45分開始のスペイン対フランスは、事前に食事を済ませ、キエフの中心街でビール片手に観戦できたわけだから、そこまで嘆くことはなかったかもしれない。  ある記者に聞けば、グダンスクのあと、キエフまでの820キロ(だいたい東京-大分ぐらい)を電車で来た人も少なくなかったという。ワルシャワ経由で国境を越え、陸路で約26時間。200ズロチ(約4,700円)と格安だったと聞いたが、あまりに“酷”過ぎる。ちなみに、ドルトムント経由の空路の値段は約2万7,000円だったが、筆者は迷わずこちらを選択した。  準決勝は27日と28日に、それぞれドネツクとワルシャワ(約1,500キロ)で行われるが、こちらも両都市間に直行便はなく、記者やファンは大変な移動を強いられることになる。そもそも、隣国の共催とはいえ両国にほとんど交流はなく、キエフ-ワルシャワ間を除けば直行便はもちろん、国内の高速列車すらないなかでの開催はやはり無理があったのではないか。  ここまで来ると、これは「まるで罰ゲーム」に思えてくる。せめてもの救いは、両国にはとても美女が多いということぐらいか。  肝心のゲームはどうだろうか。試合中、睡魔に襲われることが少なくないのは疲労のせいだけではないだろう(とくにベスト8は期待ハズレが多かった)。最後ぐらいは、罰の分だけ酬を受けたいものである。 (取材・文=栗原正夫)

【EURO2012】「キャンプ地選びに失敗した!?」ウクライナの現状と“優勝候補”オランダ敗退の関係

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気候のいいポーランドの港町グダニスクではデンマーク、ドイツ、
アイルランド、そしてスペインがベースを置いた。
 ポーランド・ウクライナで共催されているサッカー欧州選手権だが、ユーロのベスト8が出揃った。  残念ながらホスト国のポーランドは完全な力不足、一方のウクライナもグループステージ第3戦のイングランド戦で明らかなゴールが認められない不運もあって敗退。しかし、史上初の大会連覇を狙う王者スペイン、強豪のドイツやイタリアが順当に勝ち進み、いよいよ21日(日本時間22日未明)から決勝トーナメントが始まる。  グループステージ一番の驚きといえば、優勝候補の一角だったオランダの敗退だろう。ロッベンにファン・ペルシー、スナイデルと熱心なファンでなくとも名前だけは聞いたことがあるだろうスター選手を数多く揃えながら、3戦3敗とまったくいいところがなかった。  いったい、なぜ敗れてしまったのか。専門的な分析はほかに譲るとして、現地ではこんなことが話題になっている。“オランダはキャンプ地選びに失敗した”というのだ。  今回のユーロは東欧での初開催ということで、インフラ面の整備の遅れが大会前から不安視されていた。実際、開幕から運営が滞るような大問題には発展していないものの、交通手段や宿泊施設の乏しさなど、細かなことを挙げればキリがない。先進国が多い西欧に比べると、社会主義時代の面影が残る東欧は、あらゆる面で遅れが目立つのだ。  とくに旧ソ連のウクライナはそれが顕著で、いわゆるスター選手が満足できるような滞在先は見当たらず、グループステージの3試合をハリコフ(ウクライナ)で戦ったオランダだが、キャンプ地は快適さを求めてポーランドのクラクフに決めた。この点はオランダに限らず、今大会グループステージをウクライナで戦う8チーム中5チームが当地を嫌い、ポーランドを拠点にしているのだが……(実際に筆者を含めた取材陣の中でも、ウクライナの移動の不便さや不当にホテル代が高騰している、あるいは満足な宿泊先を見つけられないといった理由で、ポーランドを中心に取材活動をしている人も珍しくない)。  しかし、クラクフとハリコフとは、あまりに気候が違い過ぎる。ハリコフはクラクフに比べ、気温が約10度高く、湿度も高かった。涼しいクラクフで調整し、いざ試合が暑苦しいハリコフとなれば満足なプレーはできないはずで、それが選手の苛立ちにつながり、チームは崩壊へ向かってしまったのか。  試合は中3日のペースで行われ、前日には空路で会場入りするスケジュールの厳しさもあって、ストレスは想像以上だったとの声もある。敗因には、主力選手のわがままなプレーぶりも挙げられたが、それもこの状況と無関係ではないだろう。  ただ、それも憶測でしかない。例えば、同じくクラクフの中心部で常にファンの視線にさらされ、“まるで動物園のごとく”滞在しているイングランドは、ウクライナで3試合を戦いながらもグループを首位通過。一転、キエフ(ウクライナ)を拠点に、同地で3試合を戦ったスウェーデンは早々の連敗で敗退が決まってしまったのだから、敗因はさまざまである。  さて、決勝トーナメントではどんなドラマが見られるか。短期決戦だけに、勝因や敗因はピッチだけにとどまらず、意外なところに隠れているかもしれない。
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【EURO2012】「キャンプ地選びに失敗した!?」ウクライナの現状と“優勝候補”オランダ敗退の関係

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気候のいいポーランドの港町グダニスクではデンマーク、ドイツ、
アイルランド、そしてスペインがベースを置いた。
 ポーランド・ウクライナで共催されているサッカー欧州選手権だが、ユーロのベスト8が出揃った。  残念ながらホスト国のポーランドは完全な力不足、一方のウクライナもグループステージ第3戦のイングランド戦で明らかなゴールが認められない不運もあって敗退。しかし、史上初の大会連覇を狙う王者スペイン、強豪のドイツやイタリアが順当に勝ち進み、いよいよ21日(日本時間22日未明)から決勝トーナメントが始まる。  グループステージ一番の驚きといえば、優勝候補の一角だったオランダの敗退だろう。ロッベンにファン・ペルシー、スナイデルと熱心なファンでなくとも名前だけは聞いたことがあるだろうスター選手を数多く揃えながら、3戦3敗とまったくいいところがなかった。  いったい、なぜ敗れてしまったのか。専門的な分析はほかに譲るとして、現地ではこんなことが話題になっている。“オランダはキャンプ地選びに失敗した”というのだ。  今回のユーロは東欧での初開催ということで、インフラ面の整備の遅れが大会前から不安視されていた。実際、開幕から運営が滞るような大問題には発展していないものの、交通手段や宿泊施設の乏しさなど、細かなことを挙げればキリがない。先進国が多い西欧に比べると、社会主義時代の面影が残る東欧は、あらゆる面で遅れが目立つのだ。  とくに旧ソ連のウクライナはそれが顕著で、いわゆるスター選手が満足できるような滞在先は見当たらず、グループステージの3試合をハリコフ(ウクライナ)で戦ったオランダだが、キャンプ地は快適さを求めてポーランドのクラクフに決めた。この点はオランダに限らず、今大会グループステージをウクライナで戦う8チーム中5チームが当地を嫌い、ポーランドを拠点にしているのだが……(実際に筆者を含めた取材陣の中でも、ウクライナの移動の不便さや不当にホテル代が高騰している、あるいは満足な宿泊先を見つけられないといった理由で、ポーランドを中心に取材活動をしている人も珍しくない)。  しかし、クラクフとハリコフとは、あまりに気候が違い過ぎる。ハリコフはクラクフに比べ、気温が約10度高く、湿度も高かった。涼しいクラクフで調整し、いざ試合が暑苦しいハリコフとなれば満足なプレーはできないはずで、それが選手の苛立ちにつながり、チームは崩壊へ向かってしまったのか。  試合は中3日のペースで行われ、前日には空路で会場入りするスケジュールの厳しさもあって、ストレスは想像以上だったとの声もある。敗因には、主力選手のわがままなプレーぶりも挙げられたが、それもこの状況と無関係ではないだろう。  ただ、それも憶測でしかない。例えば、同じくクラクフの中心部で常にファンの視線にさらされ、“まるで動物園のごとく”滞在しているイングランドは、ウクライナで3試合を戦いながらもグループを首位通過。一転、キエフ(ウクライナ)を拠点に、同地で3試合を戦ったスウェーデンは早々の連敗で敗退が決まってしまったのだから、敗因はさまざまである。  さて、決勝トーナメントではどんなドラマが見られるか。短期決戦だけに、勝因や敗因はピッチだけにとどまらず、意外なところに隠れているかもしれない。
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