
「サッカーマガジン 2013年 10/1号」

生放送中のセクハラ疑惑が問題になったみのもんただが、コンプライアンスよりも視聴率を優先させ、うやむやにする隠蔽体質はテレビ局だけではない。 「みのもんたのセクハラ疑惑は、各メディアが是々非々を論じているだけマシです。日本サッカー協会(JFA)の幹部にもセクハラ疑惑がありましたが、一切追及は受けていません」(サッカー誌記者) このセクハラ疑惑とは、今年6月、以前からセクハラ疑惑が噴出していた田中道博専務理事が、日本体育協会の若い女性職員に対してセクハラを行ったと報道された件だ。この件に対し、JFAは2カ月後の8月に会見を開き、田嶋幸三副会長が厳重注意したことを認め、事態を収束させた。 しかし、田中専務のセクハラ疑惑は今に始まったことではない。2008年や11年にも問題になっている。普通なら2度の発覚時に失脚しても不思議ではないのに、12年6月には事務局長から専務理事に昇格している。なぜ、そのような不可思議な人事が起きるのか? 「田中専務は川淵(三郎:元JFA会長、現最高顧問)さんの側近中の側近です。元M銀行支店長で、Jリーグに出向した後に、川淵さんによってJFAの幹部に引き上げられた。ウワサでは、過去の田中専務のセクハラ疑惑時には、誰の指示かは不明ですが、田嶋副会長がもみ消すために奔走したといわれている」(同) 内部昇格ではない形でJFA会長になった犬飼基昭氏(一期で会長を退任)は以前、「JFAには改革を邪魔する派閥があった」と語っていたが、そういった勢力を一掃するには、まずは出世する必要がある。だが、出世するには幹部に気に入られなければいけない。その幹部の席には、ほとんどの人間が長きにわたり居座り続けているのが現状だ。さらにJFAには、基本的にコネクションがある人間しか入れないため、その結果、“幹部と意見を戦わせない”体質に拍車がかかる。 それを打開するはずの第三の権力であるメディアも、JFAのスクープを報じる気概がない。週刊誌で語られているように、川淵会長時代に、その権力で部署を換えられた記者がいたため、及び腰になってしまっているのだ。また、日本代表関連の取材に便宜を図ってもらいたいメディア側が、JFAと蜜月になっているという点もある。 本来、JFAとはパブリックな組織であり、幹部の給料は入場料、スポンサー料、そして登録費から支払われている。社会問題となっている体罰の撲滅に向け、スポーツ界の先陣を切り、率先して指導を行っているJFAの姿勢は素晴らしい。一方で、幹部たちは、自らを律することも忘れてはいけない。それは、無給でサッカー界のために汗を流している人たちへの礼儀ではないだろうか。 数人の幹部を守るために、組織が汚れるのはナンセンスだ。“セクハラ疑惑”を徹底的に追及し、公益財団法人として求められるガバナンスの下に処罰を下してほしい。公益財団法人日本サッカー協会 公式サイトより
9月14日に行われたJ1リーグ25節。各会場でサポーターが、『2ステージ制』に戻すことに決めたJリーグ幹部に対する批判の横断幕を掲げた。 2ステージ制とは、J1クラブ18チームが一回戦総当たりのシーズンを2回行うというもの。前後期それぞれのステージの上位2クラブがノックアウト方式のスーパーステージへ進出し、そこで優勝したクラブが年間勝ち点1位となったクラブとチャンピオンシップを行うことになる。 確かに、2ステージ制にすることによるメリットもある。まず、チャンピオンシップの放映権料やスポンサー料で、10億円以上がJリーグに入ってくる。チャンピオンシップやスーパーステージ期間は、Jリーグ幹部の狙い通り、民放で取り上げられる機会も増えるだろう。さらに、秋春制になり、プロ野球とシーズンが重ならなくなれば、キラーコンテンツになる可能性も考えられる。 一方で、デメリットも大きい。たとえば、平日の試合開催が増えてしまうことが挙げられるが、実際、現在も平日開催は観客数が大きく減少している。また、2ステージ制になることによって、リーグの仕組みも複雑になる。一般層から見たリーグ戦の価値は相対的に低くなるし、消化試合が増えれば、サポーター層の観戦意欲の低下にもつながってしまう。 だが、サポーターが2ステージ制に反対したのは、こういったデメリットだけが原因ではない。Jリーグ中西大介競技・事業統括本部長をはじめとする現Jリーグ幹部への不信感が募りに募っているのだ。彼らはこれまで、Jリーグというサービスを顧客に提供しているという感覚が欠如したまま、利益を最優先させた改革を強引に推し進めてきた。たとえば、サポーターたちは、今回の件だけではなく、「選手のための秋春制と言いながら、より過酷なスケジュールを組もうとしている」と、Jリーグ幹部の詭弁を見破っている。 失態はほかにもある。3年前の2010年。幹部たちは人気が低迷しつつあるJリーグの現状を打破するという名目で、ユッキーナこと木下優樹菜を、Jリーグ特命PR部広報部長に任命した。博報堂の提案による一大プロジェクトには数千万円の費用が充てられたが、当時、関係者、メディア、そしてサポーターも、なぜユッキーナなのかと首をかしげた。 「当時、ユッキーナはブレーク中。そのため事務所がなんでもかんでも仕事を入れていたのでしょうけど、本人はもともとサッカー好きでもなければ、勉強するそぶりもなかった。またJリーグの試合が行われる土日のスケジュールがほとんど確保できず、まったくの無名タレントを“影武者”として立てる始末に。もちろん、この一大プロモーションは効果なく終了し、Jリーグは“ジリ貧”状態に。この件について幹部たちは誰一人責任を取らず、説明責任も果たしていません」 (元関係者) 横断幕には、「中西大介氏、貴方の辞任がJの改革だ! 即刻辞任せよ!」との厳しい言葉が書き殴られていたが、幹部たちの目に2ステージ制の先に明るい未来が見えているなら、その2ステージ制をサポーターに受け入れてもらうために総退陣し、Jリーグ事務局の信頼回復に努めるべきではないか。大東和美チェアマンに、「新たなJリーグの歴史を皆様と共に刻んでまいる決意」が、本当にあるのならば。Jリーグ公式サイトより
コンフェデレーションズ杯の3試合で9点、ウルグアイ戦で4点と大量失点を喫し、まさに“守備崩壊”と言っていい危機的状況にあるサッカー日本代表。こうした状況にあっても、アルベルト・ザッケローニ監督や本田圭佑(MF=CSKAモスクワ)といった主力選手らは「自分たちのやり方は正しい」と、あくまでも攻撃的な姿勢を崩そうとしない。 だが、この男の考えは違うようだ。主将の長谷部誠(MF=ヴォルフスブルク)は、ウルグアイ戦後に行われたインタビューで「もはや戦い方を再考すべき」と激白。 「何しろウルグアイ戦は、『チームとしてどれだけ失点を防いで、(相手を)ゼロに抑えられるかが大きなテーマ』と試合に臨んだのにもかかわらず、4失点の惨敗だったわけですから、ショックは大きかったのでしょう」(サッカーライター) インタビューでは「今は、チームとして難しい時期に来ている。世界のトップレベルのチームと対戦して、『(最初は)やれるかな』と思っていたけど、実際に戦ってみると、失点を重ねて勝てなかった。チームとしての戦い方というか、(全体の)バランスをもう一度考えるべき。『自分たちの攻撃的なサッカーを貫こう』とやってきたけど、それをやりすぎてしまうと世界のトップレベルには勝てない」とも。 まさに“弱気の虫”だが、ネット上では長谷部の考えに賛同する書き込みがあった一方で、「これ協会への体制批判じゃないか。長谷部オワタ」「どう戦おうがグループリーグ敗退。次のロシア大会に期待するわ」「戦い方というより長谷部が変わればいいんだけど」「すごくもっともなんだけど、戦い方を変えたら長谷部というパーツは必要なのか?」「本来便利屋の長谷部はベンチ」「川島長谷部遠藤は普通に衰えた」などと、批判が相次いでいる。 「確かにウルグアイ戦では、長谷部はほとんど機能していませんでしたからね。本来、ボランチの彼と遠藤保仁(MF=ガンバ大阪)がフィルター役となって、DF陣の守備を助けなければならなかったのに、それがまったくできていなかった。もっとも、守備意識の低さは、香川真司(MF=マンチェスターU)や本田ら攻撃陣も同様でしたけどね。本当にこのままでは、W杯本番で惨敗を喫してしまいそうです」(同) さらに「問題はもっと根深い」と、このライターは指摘する。 「ここにきて、チームが“一枚岩”でなくなってきていることです。長谷部のように攻撃偏重を憂うメンバーもいれば、何点取られても攻撃的サッカーを貫きたいと考える本田のようなメンバーもいる。まったくもって足並みが乱れています。本田は『4失点したことよりも、3点、4点と取れなかったことが問題』だなんて言っていますが、世界の強豪相手に4点取ることを目指すのは現実的ではありません。なので、長谷部の現状認識は正しいのですが、ザックはW杯出場を決めて“ノルマ達成”とばかりに、本戦で勝つための現実的なチーム作りをしようとしない、本田は本田で自身のビッグクラブへの移籍がうまくいかないせいか、守備をおろそかにして、個人アピールに努めようとしてばかりいます。監督や各選手らがそれぞれバラバラな方向を見ており、チームが空中分解する恐れすらあります」(同) こうした状況は、W杯本戦でチームが分解して大惨敗を喫したジーコジャパンを彷彿とさせるが、本番を迎える前からこんなありさまでは、ザックジャパンの状況はもっと悪いといえるだろう。今回の長谷部の発言は、低迷が続く代表チームにどのような影響を及ぼすのか?『長谷部 誠 カレンダー2013年』(エンスカイ)
6月のコンフェデレーション杯では3戦全敗・9失点を喫し、14日のウルグアイ戦でも2-4で大量失点で敗れた日本代表。ブラジルW杯を来年に控え、守備崩壊という“非常事態”に直面している中、本田圭佑(MF=CSKAモスクワ)の発言がヒンシュクを買っている。
それはウルグアイ戦後の発言で、「世界トップのクラブやリーグ、欧州CLといったレベルで何十試合、何百試合とやって身につくもの。Jリーグでやってる人がどうあがいても勝てない部分。だから、僕は海外に出たほうがいいと言ってきている」と持論を展開。これでは「Jリーグ軽視」と受け取られても仕方がないところで、実際にJリーグ関係者は「海外移籍は、選手個人の好き勝手な問題だろう。それに海外に行っても、すぐに帰ってくる選手もいる」と憤りを隠さない。
「W最終予選のヨルダン戦から現在まで続く、代表の低迷を国内組に押しつける格好ですからね。Jリーグ側が不快感を表すのは当然のこと。そもそも、試合のたびに大量失点を喫してしまうのは、守備陣だけの責任ではありません」(サッカーライター)
確かにコンフェデ杯やウルグアイ戦では、再三にわたって今野泰幸(DF=ガンバ大阪)や吉田麻也(DF=サウサンプトン)らの守備陣のミスが目立った。
「直接の原因はそうかもしれませんが、そこに至るまでの前線や中盤のプレーが問題。攻撃陣が簡単にボールを失ったり、ボランチのチェックが甘かったりすることが、守備陣のプレーを困難にしているんです。本田にしても、ウルグアイ戦ではプレスやチェックをかなりサボっていた」(同)
こうした状況に、本田は「自分たちのやり方は間違っていない。大量失点したからといって引いて守るのはナンセンス」とまで言い切っている。
「別に、引いて守る必要はない。ただ、W杯に出場してくる国は、ほとんどが日本より格上。そうした相手に対して、ポジションを問わず高い守備意識を持たなければ、ベスト8はおろか、予選リーグ突破もままなりません。本来、日本の良さは前線からプレッシャーをかけ、ハードワークを厭わず、陣形をコンパクトに保つところ。ところが最近は、攻撃陣が規律を守らず、自分勝手に攻めてチームのバランスを崩している印象。これでは守備陣はたまったものではありません」(同)
「世界で戦うには“個の力”をもっと上げること」が本田の持論だが、DFの内田篤人などは「引いて守ることが後ろ向きだとは思わない」と漏らし、不協和音も出かねない状況だ。また、行動が伴わない本田の発言には、「Jリーガーの心配をする前に、自分の移籍のことを心配したほうがいい」と、いまだ実現しないACミラン行きについて揶揄する声も。“上から目線”の発言もほどほどにしないと、W杯開幕前に代表チームが崩壊しかねない。
サッカー日本代表、本田圭佑(CSKAモスクワ)のACミラン入りの交渉が長引いており、なかなか決着がついていない。 サッカーライターによると「原因は、実は移籍金の折り合いがつかないことではなく、専属トレーナーや移動用の車両の提供など、オプション契約の条件の悪さに本田サイドが納得できないためという話も聞かれます。本田選手の交渉の窓口が実兄なので、余計にそういうところが感情的になってしまっている様子」だという。 本来、本田にとってミラン入りは小さい頃からの憧れであるのだが、ビッグマウスを見ての通り、プライドの高さも人一倍で知られる。 「年俸ダウンを受け入れても、別の部分での駆け引きをしてこそ一流選手という感覚もあるように見えます」(同) 本田の移籍金については、ミラン、CSKAともに歩み寄って400万ユーロ(約5億2,000万円)で基本合意し、年俸については本田が当初の希望から70万ユーロ減額の180万ユーロ(2億3,400万円)を受け入れて、交渉が前進したかに見えたのだが、さすがはビッグクラブのミラン。あと一歩のところでも、選手の希望をホイホイとかなえるような姿勢は以前から見られなかった。 「地元イタリアのサッカーマスコミの操作も手なれており、ファンからは『本田は何様のつもりか』という批判が上がってくるようなことも想定し、あくまで本田のワガママで交渉が進まない論調を躍らせたりするんです」(同) ミランは今シーズン、アッレグリ監督の下で、フォーメーションを「4-3-3」から「4-3-1-2」に変更する予定で、これまでいなかったトップ下の選手が必要となった。ボアテングやサポナーラらトップ下の候補はいるが、経験不足は否めず、純粋なトップ下の選手はいない。さらに、攻撃陣でも元ブラジル代表のロビーニョを負傷で欠くなど得点力も落ちている。 「本来はACだって本田獲得に積極的なのに、イタリアのカルチョ(サッカー通)から『本田はくだらないプライドのために千載一遇のチャンスを潰すつもりなのか』なんて嘆きがネット上にたくさん見受けられることから、あくまで交渉で引き下がる気配を見せていません」(同) もちろん、トップ下選手の候補は本田だけではない。本田との交渉が難航している間に、ミラン内部では他選手の獲得で名を上げようとする交渉役もいるというから、今後どうなるかは予断を許さない。 (文=鈴木雅久)
サッカー日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)の伊セリエA、ACミランへの移籍話に動きがあったようだ。ミランが本田圭佑の獲得に向け、移籍金を増額したとイタリアメディアが伝えている。 「移籍情報に詳しい現地記者によると、すでに21日にミランとCSKAとの間で交渉が行われており、2度目の交渉が24日までに行われるそうです。ミランが250万ユーロ(約3億2,500万円)から350万ユーロ(約4億6,000万円)に移籍金の提示額を増額する一方、CSKAは450万ユーロ(約5億9,000万円)~500万ユーロ(約6億6,000万円)を要求している、と報じられています」(サッカー誌編集者) 当初、ミランは200万ユーロ(約2億6,000万円)の移籍金で今夏の移籍、もしくは移籍金が発生しないCSKAとの契約が切れる1月の移籍をもくろんでいた。一方、CSKAは700万ユーロ(約9億2,000万円)の移籍金を要求していた。そう考えると、今回の交渉で双方とも150~200万ユーロの歩み寄りを見せたことになる。 「移籍実現に一歩近づいたと言いたいところですが、実際には予断を許さない状況です。ミランは移籍金なしでの1月移籍でも構わない体を装っていますが、本音としてはできるだけ安い金額で8月に移籍してほしい。一方、資金力が豊富なCSKAは、安い金額なら契約が切れる1月まで本田にチームにいてもらって、移籍金ゼロで出ていってもらっても構わないと公言していますが、やはり本音では8月に移籍してもらって、少しでも多くのカネを残してほしい。移籍期限ギリギリまで、両者の思惑がせめぎ合うのだと思います」(同) それに翻弄される格好の本田としてはとんだ災難だが、「1月まで待つ意思はない。ミランにすぐ行きたい!」と友人に明かしたと、イタリアのサッカー専門サイトが報じている。 「この友人というのは、本田が2010年まで在籍したオランダのVVVフェンロ時代の同僚だそうです。また、別の報道では、ミラン側が本田のために、かつて在籍していたブラジル代表MFのカカ(レアル・マドリード/スペイン)の背番号『22』を用意しているとも。カカは今でもミラニスタ(ミランサポーター)のアイドルですから、それだけミランの本田への期待が高いということでしょうか。だったら移籍金をケチるな、と言いたいですけどね(苦笑)」(同) こうした報道から察するに、本田とミランとの間に合意が形成されているのはどうやら間違いなさそう。だが、だからといって移籍が簡単に実現しないのが難しいところ。 「昨年のラツィオとの移籍報道でも、エースナンバーの背番号『10』が用意されているなどと報じられましたが、結局はご破算に終わりました。また、チームと本人の合意についても、先日アルゼンチン代表FWのカルロス・テベスがユベントスに移籍しましたが、もともとテベスはミランと移籍合意していましたからね。結局、現時点での合意や背番号なんて、移籍実現を保証するものではないのです」(同) まだまだ交渉が長引きそうな状況だが、移籍時期によっては来年のブラジルW杯における日本代表の戦績に影響を及ぼしかねないだけに、ファンとしてヤキモキさせられるところだろう。
20日から開催中のサッカー東アジア杯で、21日に中国代表と初戦を戦った日本代表は3-3と引き分け、不覚を取ってしまった。日本は前半5分、中国にPKを決められ先制を許したが、33分に栗原勇蔵(横浜M)が同点ゴール。後半には、代表初出場の柿谷曜一朗(C大阪)と工藤壮人(柏)のゴールで一時は2点差のリードを奪ったものの、終盤に連続失点で追いつかれてしまう始末。 「開始早々、ビハインドを背負ってしまい、しばらく浮き足立った時間帯が続きました。まあ、初代表組も多かったし、多少の緊張は仕方がない。実際、次第に安定感を取り戻し、柿谷や工藤といった期待のメンバーにゴールが生まれたのは、ひとつの収穫でしょう。しかし、いただけないのはリードを守りきれず、終盤に連続失点を喫してしまったこと。コンフェデ杯でもそうでしたが、ザッケローニ監督のチームは、ディフェンスが脆すぎる。強豪とは言えない中国に、この体たらくですからね」(サッカーライター) とはいえ、注目の柿谷は1ゴール・1アシストと活躍。W杯本戦メンバーに一歩近づいたと言えはしないだろうか。 「う~ん、どうでしょうか。ザックは試合後の会見で『4点目を柿谷が決めていれば……』なんて、名指しで恨み節をこぼしていましたからね。また、『前半最初の15分、後半最後の15分を除けば、60分はよくやってくれた。特に後半は暑い気候もあり、普段は起こらないミスが起きた』なんて他人事のように試合を分析していましたが、W杯が開催されるブラジルも暑い気候なんですけどね(苦笑)。試合開始直後や終盤に失点するのも、コンフェデ杯とまったく同じパターン。選手の責任もさることながら、ザックの采配にも問題があるのではないでしょうか。そもそも、本当は既存のメンバーとの連携なども、新戦力発掘の際には重要なポイントのはずなのに、今回招集されたのは初招集の若手や中堅が中心。本当に新戦力を探す気があるのでしょうか? 柿谷への厳しいコメントも、彼を本戦メンバーへ抜擢しないための“布石”のような気がしてなりません」(同) メンバーが変わっても、相変わらずの拙い試合運び。これって結局、ザックを代えるべきだということではないだろうか。『監督ザッケローニの本質』(光文社)
サッカー日本代表MFの本田圭佑(CSKAモスクワ・ロシア)の移籍報道が加熱している。巷では伊セリエAの名門ACミランへの移籍が濃厚だとされており、4日付の伊紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」の1面では「ホンダACミラン 日本人選手と合意」と大見出しで、ACミランが本田と条件面で合意に達したと伝えている。
「年俸は300万ユーロ(約3億9,000万円)、契約期間4年(推定)の条件で、本田とミランの間で合意しており、あとはチーム間の話し合いだけだといわれています。イタリアのミラン番の記者によれば、今夏の移籍が確定しているそうです」(サッカーライター)
とはいえ、これまで本田の移籍説は何度も報道されてきたが、実現した試しはなく、“エア移籍”などと揶揄されてしまう始末。昨年も同じセリエAのラツィオとも移籍直前まで進んだものの、最終的にご破算になってしまった経緯もある。
「ラツィオとの移籍交渉では移籍金の支払い方法で合意できず、移籍がポシャッてしまいましたからね。このときは限りなく、移籍の実現に近づいたといえるでしょう。その意味では、番記者が太鼓判を押しているとはいっても、ミランへの移籍が実現するとは限らないですよ。移籍話というのは、期限ギリギリまで何が起こるかわかりません」(同)
本田本人とミランが合意し、所属チームのCSKAも放出自体はやぶさかではない。それでも移籍がスンナリ決まらないのは、移籍金の問題があるからだ。
「当初、CSKAは本田の移籍金を15億~20億円に設定していましたが、今冬に契約が切れることもあり、約9億円まで下げています。しかし、ミランの提示は約2億5,000万円ほど。まだまだ両者の間には、大きな溝があります。言い換えれば、割安な移籍金だからミランも本田が欲しいのであって、大枚をはたいてまではいらないということです。つまり、ミランにとって、本田はファーストチョイスではない。今後、この溝を埋めるべく、チーム間で交渉が行われるのでしょうが、そう簡単にはいかないと思いますよ」(同)
本田の今夏の移籍は一筋縄ではいきそうにないが、もっとも契約が切れる冬になれば移籍金も発生しないので、大手を振ってミランへ移籍することも可能だ。だが、欧州では冬はシーズン真っ最中。冬の移籍で新チームに合流するのは、すでに出来上がったチーム編成の中に割り込むという意味で、レギュラー定着に困難が伴う。とりわけ、ミランのようなメガクラブでは至難の業だ。もし、レギュラーポジションを獲得できなければ、試合勘も鈍ってしまい、翌年に控えるブラジルW杯に支障を来たしかねない。そうしたリスクも避けるためにも、本田としてはシーズン前から合流できるよう何としても今夏の移籍を実現したいところだろうが、果たしてどうなることやら……。
FCバルセロナに所属する世界的スーパースター、リオネル・メッシ(26)とその父が、スペイン税務当局により3度にわたって総額400万ユーロ(約5億2,000万円)を脱税した容疑で告発されたが、その背景に「メッシが契約していた会計士に裏切られた」という話が出ている。 スペインでの報道によると、メッシと父ホルヘ氏が、肖像権使用料がベリーズやウルグアイなどの非課税国にある企業に振り込まれるよう細工し、2007年に106万ユーロ(約1億3,700万円)、08年に157万ユーロ(約2億3,000万円)、09年に153万ユーロ(約1億9,800万円)を脱税したと検察が主張しているというが、これについて同国の新聞では、関係者のコメントとして「振り込み先のダミー企業が周到に準備されているところから見て、素人には描けない計画の緻密さを感じる」とも書かれた。 また、メッシ本人が「すべて間違いだ。解決するために税理士と弁護士に相談する」と否定している中で、抱えている会計士の名前を口にしていないことに「秘密を握っている渦中の人物と、何かがあったのではないか」と勘繰る声もある。 サッカー専門誌のライターによると「メッシが抱えている会計士が、所得隠しに協力しても、自身の大きな報酬には結びつかないと、常日ごろから不満を口にしていたという話も伝えられています。さらにはライバル、レアル・マドリードがその会計士と組んだのではないかという疑いもある」という。 FCバルセロナにはブラジルの大物FW、ネイマールの移籍が決定し、メッシと最強のコンビを組んでリーグを席巻することが期待されていたが、ワールドカップまであと1年というタイミングでの醜聞によるダメージは大きい。今後、メッシはペナルティでアルゼンチンの公式試合に出場できない可能性があるだけでなく、有罪であれば最長で6年間、刑務所に収監される案件でもある。 「欧州では、敵のスキャンダルを流して精神的に追い詰めていくのは常套手段。今回の脱税疑惑も、メッシ潰しの陰謀という可能性はあります。FCバルセロナは、これから黄金時代に突入しようという矢先でしたから」(同) 一方、メッシが問題の会計士の名前を出していないのは裏で報復を依頼しているからではないか、と書いているゴシップ誌もある。一部報道では和解に向けた動きも報じられたが、この騒動、まだまだ尾を引きそうだ。 (文=鈴木雅久)『メッシ』(汐文社)
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