日本人痛烈批判のフォルランに、サポーター激怒!「おまえが言うな!」

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「WCCF 09-10キラ MVP1 ディエゴ・フォルラン」(セガ)
 今月3日、セレッソ大阪に所属する推定年俸6億円のスーパスター、ディエゴ・フォルランが、自国ウルグアイのテレビ「エル・オブセルバドル」が行ったインタビューで、日本人に対する不満を爆発させた。 「よっぽどたまっていたんでしょうね。ウルグアイに帰ってすぐ『日本人は特別に冷たい。2カ月間、誰とも話さずにいた。壁に頭をぶつけたくなったよ』と、ぼやき節。6月から指揮を執ったマルコ・ペッツァイオリ監督に対しても『僕を外すという革命を試みたみたいだけど、失敗だった。(3カ月で)2勝しかできてないんだからね』。さらに、後任の大熊裕司監督には『不調が原因で僕を外すというのなら、チーム全員外すべきだった』などと痛烈に批判。そして『降格したのに数人が笑っていた。彼らは勝敗へのプレッシャーがないから、受け取り方が違う』と、日本人のメンタリティそのものを完全否定しました。紳士と評判のフォルランだけに、Jリーグファンとしてはショックでしたね」(スポーツライター)  確かに、2010年のW杯、リーガエスパニョーラで二度の得点王になったフォルランからすれば、Jリーグは物足りなかったのかもしれない。しかし、この発言に激怒したのはセレッソサポーター。なぜならフォルランも、日本人選手を批判できるような立場になかったからだ。 「降格が決まった鹿島戦直後に、ピッチ上でフォルランも笑っていたんです。それは、テレビカメラもしっかり押さえていますから、間違いありません。日本人が笑っていたことをあれだけ批判しておいて自分も笑っていたんじゃ、サポーターが怒るのも無理はありません。さらに、入団当初こそ日本語を必死に学ぶ姿を見せてきたものの、後半は一切そのそぶりすら見せずに『誰ともしゃべってない』ですからね。年俸はキャプテン山口蛍の10倍以上ですし、恩を仇で返されたと思っているサポーターも多いのでは」(同)  自ら契約延長できる契約オプションを持つフォルランだが、今年いっぱいで退団する可能性は極めて高い。発言に大きな影響力のある選手だけに、この先、大物外国人がJリーグを敬遠する可能性まで出てきてしまうかもしれない。退団までの数週間で、ぜひともセレッソとフォルランには和解してもらいたいものだ。 (文=沢野奈津夫)

またかよ! 浦和レッズ、土壇場の勝負弱さに「やっぱり監督が“持ってない”」の声

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浦和レッドダイヤモンズ公式サイト
 J1リーグ戦を独走していた浦和レッズが、最終節を前に首位の座から陥落した。第19節で首位に立ってから、一度もその位置を譲らなかった浦和レッズ。第28節のベガルタ仙台戦のように、アディショナルタイムにダメ押し点を食らうなど、どこか勝負弱さが垣間見える試合もあったが、それでも連敗は喫しなかった。  それが、第32節のガンバ大阪との天王山。浦和レッズは勝てば優勝。引き分けでもガンバ大阪の優勝の可能性を断てたにもかかわらず、優勝を決めに攻めに出たところでカウンターを食らい、88分と90+3分に失点して敗戦。2位のチームに3ポイント詰められてしまう。  それでも、次節のサガン鳥栖戦で勝てばよかった。そして、勝てる流れの試合だった。69分に裏に抜けた李忠成を、サガン鳥栖の菊地直哉が引っかけて退場になり、このPKを阿部勇樹が決めた時、浦和レッズの優勝は確定したかに思えた。しかし、またまた試合終盤。90+4分にCKから小林久晃にヘディングシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれてしまう。  最終節前の2試合で、浦和レッズが獲得した勝ち点は1。一方のガンバ大阪は、しっかりと勝ち点6を手にしている。ほんの2試合前まであった勝ち点5の差はなくなり、得失点差でガンバ大阪に首位の座を明け渡すことになってしまう。つまり、最終節で浦和レッズが勝っても、ガンバ大阪が勝てば、99%ガンバ大阪が優勝を手にすることになる。浦和レッズの選手もそのことは十分理解しており、試合後の表情は、まるで優勝を逃したかのようだった。  なぜ浦和レッズは、こんなにも勝負弱いのか? あるヘッドコーチは「それは監督が“持っていない”から」と話す。 「監督は勝負師です。皆、ギャンブル好きですし、カードゲームとかめちゃくちゃ強いですからね。そんな“持っている”監督の代表格といえば、岡田武史さんです。初めて日本代表監督を務めた時には、岡野雅行の投入でジョホールバルの歓喜を起こし、横浜F・マリノスでも逆転優勝を果たしています。FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会での奇跡も言わずもがな。監督の手腕どうこうではなく、最終的に勝負で勝てるのが“持っている”監督。一方、浦和レッズのミハイロ・ペトロビッチ監督は、いつもいい順位までチームを持っていくんですけど、優勝はできない。シルバーコレクターなんです」(同)  実は、本人もそういった声があることを知っている。昨年、ヤマザキナビスコ杯の決勝で敗れた時には、「私は、こういう舞台で勝てない監督というレッテルを貼られてしまうのかもしれませんが、ゼロックススーパーカップやJ2優勝のタイトルを獲得したことがあります」と反論したが……。 「2つのタイトルは特殊で、評価に値しません。一度、勝てない監督になってしまうと、その呪縛から逃れるのは容易ではないんです。だからこそ、欧州では優勝できる監督に大金が支払われる。ペトロビッチ監督は、経験や年齢を考えても、優勝できない監督の部類に入ってしまいます。ガンバ大阪戦に、ケガの興梠慎三を投入し、悪化させてしまったのが最たる例に思えます」と、前出のヘッドコーチは切り捨てる。  こういった批判に対し、ペトロビッチ監督は「私自身は決して悲観していません。私はこの浦和で必ずタイトルが獲れると思っています」と意に介していないようだが、今年もタイトルを獲れないようであれば、その主張も空しいものになる。最終節は、浦和レッズの優勝はもちろん、ペトロビッチ監督の監督人生の岐路にもなりそうだ。 (文=TV Journal編集部)

セレッソ大阪、まさかのJ2降格! 今季だけで監督交代3回の異常事態は「明らかに経営側の判断ミス」

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セレッソ大阪 公式サイトより
 平均年俸3,000万円と、Jリーグでも“金満クラブ”として知られるセレッソ大阪。今季はW杯南アフリカ大会MVP&得点王のフォルランを獲得し、優勝候補にも挙げられたが、そんなチームがJ2降格となり、驚きの声が上がっている。だが、その予兆は昨年のシーズンオフからあった。  昨シーズン限りで退任したレヴィー・クルピ前監督は多くを語らなかったが、「明らかに経営側との軋轢があった」とサッカー関係者は話す。 「多くのメディアが、『クルピ監督がセレッソ大阪の若手育成に寄与している』と評価しました。監督自身もそういった評価を喜んでいましたが、セレッソ大阪側からすれば、選手を育て、スカウトしてきたのは自分たちだという自負がある。育成がうまくいったことで、両者に軋轢ができてしまったんです。ある意味では、鹿島アントラーズの創成期に、選手だったジーコが会見で『チームを強くしたのは俺だ』と言ってのけたために監督とモメたケースに似ています」(同)  そのため、クルピ監督解任が大前提となり、チームづくりがしっかりとなされないまま、2014シーズンに突入してしまう。監督選考も、名波浩(現:ジュビロ磐田監督)と決裂し、結局、ランコ・ポポヴィッチ監督に監督の椅子を任せることに。ポポヴィッチ監督は「攻撃的サッカーを見せる」と鼻息を荒くし、ファンも期待したが、これも失敗だったと前出の関係者は指摘する。 「ポポヴィッチ監督は成績不振で6月に解任されましたが、実はそこまでひどい結果だったわけではないんです。ただビッグマウスで、負けても『美しいサッカーが……』など言い訳じみたことばかり言うため、ファンも疑心暗鬼になり、それが選手にも伝染してしまった。ポポヴィッチ監督は、FC東京の監督に就任した当初は素晴らしいサッカーを見せましたが、以降は手堅いサッカーばかり。そのポポヴィッチサッカーの特徴をしっかりと把握していれば、こんな事態にはならなかった」(前出関係者)  その後、ドイツ人の若手監督であるペッツァイオリ氏を起用するが、大物助っ人フォルランをうまくコントロールできず。途中交代させられたフォルランが怒り狂う姿は、テレビにも映し出されてしまった。さらに、リーグ戦では1勝もできずにチームはガタガタに。結果、9月に今季2度目の監督交代という異常事態に陥った。その後、セレッソ大阪U-18を指揮していた大熊裕司監督に託すが、時すでに遅し。開幕前にクルピからポポヴィッチへとバトンが渡り、そこからペッツァイオリ、大熊と、実質3回も監督を替えていては、結果が出るはずもない。  前出の関係者は「J2降格を防ぐためにバトンタッチする監督には、Jリーグクラブでの経験が必要。セレッソ大阪がクルピ監督でうまくいったことを考えれば、元鹿島のオズワルド・オリヴェイラ氏など、違う選択もあったと思います。明らかに経営側の判断ミスです」と辛らつだ。  セレッソ大阪が1年でJ1に復帰するためには、まずは、経営側が説明責任を果たすべきであろう。 (文=TV Journal編集部)

宿命のライバルゆえ? 何かと比較される日韓サッカー代表監督の憂鬱

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 サッカー日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督の評判が、韓国でも芳しくない。ネットニュース「NEWSis」も「日本、アジアカップを2カ月前にしてアギーレ体制が騒がしい」と報じている。その根拠となっているのが、9月の就任以降のAマッチ戦績が6戦3勝1分2敗と振るわないことや、新戦力の発掘が少なくザッケローニ前監督時代から代わり映えしないことなど、日本でも報じられているアギーレ体制への不満だ。さらに、アギーレ監督がスペイン時代に関与したとされる八百長疑惑や、母国メキシコのサッカー殿堂入りが決まったアギーレ監督が式典参加のために日本代表合宿から離脱したことなども詳細に伝えながら、「本当に名将か?」(サッカー専門誌「月刊ベストイレブン」)と指摘するメディアもあるほどだ。  もっとも、そんな韓国も数カ月前まではアギーレ監督を招聘した日本をうらやましがっていた。日本同様にブラジルW杯でグループリーグ敗退した韓国は、現役時代から“国民的英雄”だったホン・ミョンボ監督が辞任。復活を期して外国人監督起用に舵を切るが、2010年南アフリカW杯でオランダ代表を準優勝に導いたベルト・ファン・マルワイク氏とは条件面で折り合わず白紙となり、イタリア人で元ユベントスの監督だったチロ・フェラーラ氏とも合意できず。新監督がなかなか決まらなかった。  そんな韓国とは対照的に、ブラジルW杯後に早々とアギーレ監督招聘を決めた日本に対し、メディアやファンたちも「韓国とは対照的な日本の迅速で確実な投資は、いつもうらやましく映る。これがアジアのサッカー先進国と後進国の違いだ」と嘆いていたほど。韓国は紆余曲折の末に、70~80年代にドイツ代表で活躍したウリ・シュティーリケ監督と契約を交わしたが、メキシコ代表を2度のW杯16強に導き、スペインリーグでも実績を残したアギーレ監督と比較するとネームバリューは低く、近年は中東カタールで活動していたことから“峠を過ぎた監督”と落胆するファンも多かった。  ところが、このシュティーリケ監督が思いのほか好人物。結果を恐れず敵地に出向いて、イランやヨルダンなどとも強化試合を実施。就任した10月以降の Aマッチ戦績は2勝2敗ながら、新しい戦術を試したり、新戦力発掘のためにKリーグも視察。大学リーグまで足を運ぶ熱心さが、高評価を得ている。「シュティーリケとアギーレ、監督に対する韓日の温度差が克明」(サッカーメディア「SPORTAL KOREA」)と、2人を比較する記事まで出回っている。  もっともサッカーの世界において、日韓の代表監督が比較されるのは今回が初めてではない。宿命のライバル関係にある両国ゆえに、代表監督は常に比較されるだけではなく、その対戦結果が進退問題にも関わってきた。2002年ワールドカップでは、日本代表を率いたフランス人監督のフィリップ・トルシエと韓国代表を率いたオランダ人のフース・ヒディンクも、戦術、采配、年俸といったピッチの中はもちろん、家族、趣味、プライベートなどピッチ外の私生活まで比較されたほどである。  そんな因縁に基づくと、アギーレとシュティーリケは双方がお互いを意識していなくとも、それぞれ日本と韓国という国を率いることになった以上、比較される宿命からは逃れられない。まさに、メキシコ人とドイツ人による日韓サッカー代理戦争。2人からしてみれば面倒で迷惑な話だろうが、来年1月のアジアカップでは日韓直接対決もありうるだけに、両国サッカーファンたちは2人の外国人監督の動向に今後も注目せずにはいられないだろう。ちなみに在任期間が最も短い日本代表の外国人監督は、94年5月から同年10月まで率いたブラジル人のロベルト・ファルカン。アギーレ監督同様、大きな期待を集めて日本代表監督に就任したが、アジア大会で韓国代表に敗れて5カ月で更迭された。アギーレ監督がファルカンの二の舞いを演じてしまうことだけは、避けてもらいたいところだが……。

【日本代表】ファルカン以来の早期解任か!? 勝っても窮地のアギーレ監督「ザックの遺産を使った?」

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JFA公式サイトより
 アジアの強豪であるオーストラリアを2-1で下したサッカー日本代表。前半こそ、オーストラリアのフィジカルに屈したものの、ハビエル・アギーレ監督がすぐにフォーメーションをドイスボランチ(ダブルボランチ)に変更し、失点するのを防ぐ。さらに後半開始前には、リズムを握るために今野泰幸を投入し、オーストラリアペースを弱める。仕上げは乾貴士の投入だ。幅と深さを使った攻撃を機能させ、記者席にいるオーストラリアメディアが「GKのファインセーブがなければ大量失点だった」とこぼしたくらい、オーストラリアを圧倒した。    だが、アギーレ監督へのメディアの評価は依然厳しい。  先日のホンジュラス戦後に「ザッケローニの遺産を使ったね。今日の試合で一番喜んでいるのはザッケローニなんじゃない?」(セルジオ越後氏)という皮肉が多く聞こえたが、オーストラリア戦を終えて、その声はより強まった。  というのも、オーストラリア戦では、ザッケローニ監督と同じ4-2-3-1というフォーメーションにしてからリズムをつかんだため、武田修宏氏は「結論から言うと、ザッケローニ監督時代のチームよりも確実に弱くなっている」(東スポWeb)と指摘。記者席からも、そういった声は聞こえてくる。  実際に、現場にいるサッカーコーチの目には、どのように映っているのか? 「ザッケローニ監督は、選手たちの声に引っ張られて、途中から『自分たちがボールを持っている』前提でチーム作りを進めました。一方のアギーレ監督は、『相手がボールを持っている』前提でチームを作っています。同じように見えて、両者のアプローチはまるで違う。『中盤でボールを奪ってからの縦パス』は、ものすごく増えています」  現場のコーチたちいわく「日本代表は、世界と同じ潮流で進んでいる」とのことだが、大手メディアや解説陣はアギーレ監督の手腕に懐疑的である。となると、思い出されるのは1994年に日本代表監督に就任し、多くの若手を試している間に解任されてしまったパウロ・ロベルト・ファルカン監督の例だ。アギーレ監督への評価は、その時を思い起こさせるくらいに低い。  そんな世論を察知し、「勝ちに行く」と選手たちを鼓舞した2試合で、勝利をつかんだアギーレ監督。「この6試合で計画通りに進んでいる」と自信を見せたが、残念ながら世論はそうは思っていない。その半面、オーストラリア代表のアンジェ・ポステコグルー監督が「このチームで経験した試合としては、最も苦しい試合」「ここ2試合の対戦では、(日本代表は)多くのJリーグの選手にチャンスを与えながらも結果を出している」と評価しているのは、なんとも皮肉である。 (文=週刊審判批評編集部)

アギーレJAPANがオーバー30の長谷部、遠藤を招集した本当の狙い

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 先日行われたキリンチャレンジカップ2014で、ホンジュラスを6-0で粉砕した日本代表。つい数日前には、スポニチアネックスに「アギーレ監督事情聴取も」という題名で「日本サッカー協会(JFA)首脳がアギーレ監督の手腕に疑問を持ち始めた」と報じられたが、この勝利でアギーレ監督の首はつながったといえるのだろうか?  というよりも、関係者の間では「そもそも、なぜJFAがアギーレ監督に疑問を持ち始めたのか分からない」という声のほうが多いようだ。  スポニチアネックスによると、JFAは「アギーレ監督は『選手を育てながら勝つのが仕事』と豪語していたが、遠藤保仁(34)などを招集。さらに、JFA内にはアギーレ監督が採用する4-3-3システムが日本に適しているのかという声も上がり始めた」とレポートしている。 「『選手を育てながら勝つ』という言葉の裏には、チームを持続的に成長させていくという意味もあります。たとえば、一般的にサッカー選手は、30歳を超えたらそこまで成長は望めない。32歳を過ぎれば、下降線をたどります。一方で、18〜24歳くらいの選手たちには伸びしろがある半面、波もある。30代の選手と20代前半の選手をチームに組み込むことで、安定と成長をチームにもたらす。多くの強豪チームが、このようなメンバーをそろえます。アギーレ監督は、JFAやメディアからの『結果を見せてほしい』というリクエストに応えるために、遠藤や長谷部誠など30代の選手を招集したのでしょう」(若手のサッカーコーチ)  アギーレ監督からすれば、ブラジル大会のメンバーを招集すれば楽に勝てるのは当然で、「(遠藤と長谷部がいれば)中盤が自信を持ってプレーできる」とも分析している。これまで遠藤や長谷部を招集しなかったのは、安定した彼らの力を使うのではなく、世界と交わる機会のないJリーグの選手たちに国際舞台を経験させ、この水準でどれだけできるのか試したのだろう。結果、ほとんどの選手が脱落したが、一方で武藤嘉紀のようなスター候補生も生まれている。招集された若手たちは「遠藤さんや長谷部さんは、ここまでできるのか」と舌を巻いていたくらいで、「もっとやらなければ」という気運も上がっていた。効果はてきめんである。 「4-3-3がどうこうという話も、ナンセンスに思えます。ブラジル大会前に、識者たちは、『世界で勝つためにはアンカーを置いて、4-1-4-1にすべき』と指摘していましたが、アギーレ監督の4-3-3には、アンカーがいる。前の3枚の両サイドは守備にも戻ってくるので、4-1-4-1のような形でも守れる。ホンジュラス戦後に、アギーレ監督が『相手陣内で仕掛けることもできるし、引いて待ってから攻撃を仕掛けることもできる。チームには両方のオプションを与えている』と語っていますが、まさにその通りではないでしょうか」(同)  就任以降、何かと批判を受けているアギーレ監督。メディア受けもあまりよくないが、若手のサッカーコーチたちいわく「今後が楽しみです」とのこと。ただし、現状を考えると、次戦のオーストラリア戦に敗れると、また解任騒動となりそうだ。アギーレ監督には厳しい空気だが、これが本来の代表監督へのプレッシャーでもある。 (文=週刊審判批評編集部)

ドルトムント香川真司「胸ぐらつかまれ写真」よりもヤバい状況へ……クロップ監督解任の青写真

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 サッカー日本代表の香川真司が所属する独ブンデスリーガ、ボルシア・ドルトムントが2日に行われた第10節でバイエルン・ミュンヘンに敗北を喫し、5連敗と自動降格圏内のリーグ17位に沈んでいる。今季、ドルトムントの“救世主”としてマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)から復帰した香川だったが、ここまで真価を発揮しているとは言い難い状況だ。また、試合後にはユルゲン・クロップ監督が香川の胸ぐらをつかんで厳しい表情で叱責し、香川がふてくされている写真も撮られていた。 「バイエルン戦での香川は先制点の起点になり、バイエルンMFのシャビ・アロンソを抑え込むなど、メディアでもそれなりの評価を得たものの、71分に交代させられています。クロップ監督はゴールやアシストなど、もっと決定的な仕事をしろと叱責したようですが、交代させられた不満もあってか、香川としてはふてくされてしまったのでしょうね」(サッカーライター)  香川は今季、復帰第1戦でゴールを決めたものの、リーグ戦1得点、カップ戦1得点で、ハッキリ言って物足りない内容。前所属のマンチェスター・ユナイテッドではチーム戦術と合わずに出場機会が得られなかったため、古巣に居場所を求めた格好だが、好不調の差が激しく、まだ試合勘が完全には戻っていないのが実際のところ。 「日本代表戦では、ジャマイカ戦でハビエル・アギーレ監督に代わって初めて招集されましたが、インサイドハーフという新しいポジションに馴染むのに精いっぱいでしたね。不運だったのはその試合で脳震とうを起こして、次のブラジル戦に出場できずに他の代表メンバーに比べて後れを取ってしまったこと。インサイドハーフは香川の適正ポジションではないだけに、今後クラブで調子が上がらないと、代表の座も安泰とはいえないでしょう」(同)  とりわけ、香川とクロップ監督の蜜月関係をよく知る日本人ファンにとっては、今回の諍いは深刻に映ったかもしれない。香川がこれから復調を遂げるには、最大の理解者ともいえるクロップ監督の存在は絶対だ。 「まあ、諍い自体は大した問題ではありません。海外のクラブではよくあること。それよりも今後、さらに負けが込めば、クロップ監督の更迭もあり得ない話ではありません。もしクロップが更迭されて、新しい監督が香川を重用しないスタンスだったりすると、マンU時代の二の舞いになりかねません。そうしたことを回避するためにも、香川としては早急にトップフォームに戻す必要があります」(同)  出場機会を求めて古巣に活路を求めた香川だったが、クラブでも代表でもまだまだ不安定な存在であることは、変わりないようだ。

事故死の元日本代表・奥大介さん、なぜ宮古島に移住を?「マラソン大会参加の直前だった」

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横浜Fマリノスなどで活躍した奥大介さん
 元サッカー日本代表の奥大介さんが、軽乗用車を運転中に対向車線にはみ出して電柱に衝突、病院に搬送されたが骨盤骨折で死亡した。同乗者はいなかった。  ほとんどの人は、奥さんが宮古島に移住していたことを知らなかっただろう。昨年、2女をもうけた妻で女優の佐伯日菜子からDV被害を訴えられて逮捕(佐伯との示談により被害届の取り下げで起訴猶予処分)、ファンを驚かせた中で離婚した後、勤務先だった兵庫県尼崎市のお好み焼き店を辞め、今年になって知人のいる宮古島に転居していたのだ。  その知人のひとりである女性によると「知り合いを通じてホテルに勤務する話があったのがきっかけでした。もう一度人生をやり直すと言って、体を鍛え直していました。事件の影響でサッカーのような団体競技はやれないけどマラソンならやれると話して、ホテルを通じた観光協会の関係者から勧められ、大会にエントリーしたばかりだったんです」  奥さんが出場を予定していたのは、19日に開催される『第5回エコアイランド宮古島マラソン』だった。現地の大自然を楽しめる島を縦断するコースを、県外からも参加する1,000人近くが走るもの。奥さんがこのマラソンに情熱を傾けたのは「サッカーへの未練が大きかったように見えた」と知人女性。  奥さんはジュビロ磐田や横浜・Fマリノスなどで活躍後、2007年に引退して指導者の道を歩んでいたが、実際に周囲には「まだ試合に出たい」と漏らすこともあり、11年から務めた古巣・横浜FCのテクニカルアドバイザーも力が入らず辞めてしまっていた。このとき横浜FCの関係者からも「普段は温厚なのに、何かの拍子に周囲が止められないほど激しく怒りだすことがあって、イライラしている様子だった」という話も聞かれていたが、その不満が最悪の方向に出てしまったのが、先のDV事件だ。  「このままなら殺される……」と婚姻中の佐伯は、以前から夫の家庭内暴力に耐えてきたことを知人に吐露。腕などにアザが見られたという目撃談もあった。兵庫のお好み焼き店の店員となっていたのは離婚前からの話で「現役への未練が、いら立ちとなっていた様子を察していたのが日菜子さんで、サッカーに触れる環境にあるとイライラするだろうから」という妻のアドバイスによる転職だったという。  宮古島での様子は「昔よりおとなしくなってはいましたが、イライラしているようなところは見なかったし、都会の喧騒から離れて健全にやっている印象だった。元気があるときは、カラオケで朝まで歌うこともありましたから」と知人。  そんな中で起きた事故現場は、緑の多い、見通しのよい片側1車線の直線道路だった。宮古島署によると「普通は、あまり事故になりにくい場所」だというが、軽乗用車は電柱をなぎ倒して森林に突っ込み、前方部分が大破。発見時に奥さんの意識はなかったという。再起をかけたマラソンまで数日というタイミングでの悲劇だった。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)

「川島はブラジルで笑いもの」辛らつ評価の一方、サッカー日本代表GKに国内メディアが“甘い”ワケ

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 14日にシンガポールで行われたブラジル戦で、FWネイマールに4ゴール決められ、0-4と大敗を喫したサッカー日本代表。10日のジャマイカ戦から先発を6人変更したものの、王者・ブラジル相手にまったく歯が立たず。海外では、そんな日本代表が失笑を買っているようだ。  ウェブマガジン「フットボールチャンネル」によると、著名なブラジル人ジャーナリストは、「川島永嗣はブラジルでは笑いの種となるだろう。彼のプレーには実に失望した。彼は反応が遅く、常に躊躇しているように見えた」と、試合の感想を語ったという。2010年のW杯南アフリカ大会以降、長きにわたって日本代表の正GKに君臨している川島だが、ひどい言われようである。実際のところ、この試合の川島プレーはひどいものだったのか? 育成年代のサッカー指導者に聞いた。 「もしかすると、バックパスの処理の悪さが、『躊躇』に映ったのかもしれません。あとは、3失点目のパンチングも判断としてよくなかった。ただ、川島がひどいというより、それが日本のGKの総合のレベルなんですよ」  実は、多くのサッカーコーチたちが「日本のGKのレベルは低い」と口をそろえる。しかし、国内メディアがそのような論調で記事を書くことはほとんどない。なぜ、そこまでGKに甘いのか? 「以前はGKに手厳しかったのですが、W杯フランス大会のアジア予選時、メディアに叩かれたGKが、知人のライターを介してメディアへの怒りをぶちまけたんです。そのGKは長年にわたって日本代表に選出されていたので、以後コメントが取れなくなると困る。それで、いつのまにかGKを批判しづらい空気ができてしまったのかもしれません。“選手のコメントを取れなくても、俺はまっとうな批評をする”なんて記者はいませんから」(メディア関係者)  もちろん、このGKに責任があるわけではなく、選手との関係性を気にするあまりペンが鈍るという、メディア側に問題がある。  川島といえば先日、かねて交際を続けてきた日本とコロンビアのハーフ女性と結婚。そんな幸せいっぱいの川島を、メディアも好意的に報じていたが、海外ではプレーで笑い者にされているというのは、なんとも皮肉なものである。

【サッカー日本代表】ジャマイカ戦勝利もメディアは手厳しい反応……アギーレ批判の裏にJFAの権力争い?

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JFA公式サイトより
 先日行われた「キリンチャレンジカップ2014」でジャマイカ代表に勝利したにもかかわらず、試合後の記者会見では「日本代表は常に決定力不足だったが、解決する具体策はあるのか?」とプレスから手厳しい質問を受け、新聞にも「コンセプト見えないアギーレ 今後も同様なら処遇考えるべき」などと書かれるなど、メディア側からどこか否定的な雰囲気が漂うアギーレジャパン。歴代の日本代表監督を見ても、就任して半年もたたないうちにここまでバッシングを受けるのは異例の事態である。実際のところ、アギーレ監督の采配はいかがなものなのだろうか? 「アギーレ監督のサッカーは興味深いですよ。確かにジャマイカは低調なパフォーマンスでしたが、それでも身体能力は折り紙付き。そんな相手に対し、前線から激しくプレッシングをかけ、かつコンビネーションでの崩しもあった。高い位置でボールを奪って、速くゴールに向かうというのはサッカーの原理原則で、それをコンセプトにしている。現時点では、批判される要素は見当たりません」(フィジカルトレーナー)  では、なぜアギーレ監督は批判されるのか? あるメディア関係者は「日本サッカー協会(JFA)内の権力争いがあるのでは」といぶかしむ。 「JFAは、2016年の次回役員改選から、会長や理事を決めるために立候補者を募って選挙制を導入します。今までは密室の中で行われていたものが、オープンになるんです。そうなると、今までの権力闘争が無になる。前JFA会長の犬飼基昭氏が『(在任中)田嶋(幸三:現JFA副会長)の派閥に業務の邪魔をされた』と語っているように、JFAには派閥があり、正しいことよりも派閥の力学が優先される傾向がある。そんな中、アギーレ監督を招聘した原博実氏は無派閥。原氏は欧州とのコネクションも豊富で、アギーレ監督招聘後に技術委員長から専務理事に出世しました。そんな原氏を、JFA会長に推す声は多い」(同)  原氏が会長に就任すれば、JFA内に新しい風が吹き込むことは確実。だが、そうはさせじと“派閥側”が暗躍しているのではないか、と前述のメディア関係者は見る。 「アギーレ批判をしているのは、主にJFAの“派閥側”と蜜月の記者が多い気がします。アギーレ監督を追い落とすことで、原氏の失脚を画策しているのでは、と勘ぐってしまう」(同)  今夜のブラジル戦、アギーレジャパンには周囲の雑音を吹き飛ばすような快勝を期待したい。