KリーグからJリーグへの移籍が増え、韓国サッカー界が嘆いている。 韓国メディアは「スターが大挙流出…“Jリーガー供給所”に成り下がったKリーグ」(ジョイニュース24)、「Jリーグへと旅立ったスターたち、空白をどう埋めるか」(スポーツ・ワールド)などと、悲しげに報じている。 何しろ、移籍を決めたのはスター選手や有望株ばかりだ。例えば全北現代のMFキム・ボギョン(柏レイソル)、城南FCのファン・ウィジョ(ガンバ大阪)、蔚山現代のチョン・スンヒョン(サガン鳥栖)など。昨年も、チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、イ・ボムヨン(アビスパ福岡)と、いずれも韓国代表を経験したGKがこぞってJリーグにやってきた。 もっとも、Kリーグは、もともとスター選手の海外流出が多い。1990年代後半にはホン・ミョンボやコ・ジョンウン、ファン・ソンホンらがJリーグへ進出したし、2002年の日韓ワールドカップを機にイ・ヨンピョ、パク・チソンなどが欧州に渡っている。2000年代後半にはイ・チョンヨン、キ・ソンヨンなども欧州リーグのスカウトを受け、最近ではカク・テヒ、イ・ジョンス、イ・グノなどが中東へ移籍した。 ただ、最近はJリーグにばかり選手が押し寄せている。その背景には、日本以外への移籍が難しくなったという事情がある。 欧州組を見ると、最近はこれといった活躍がない。成績を上げているのは、ソン・フンミン(トッテナム)とファン・ヒチャン(ザルツブルク)ぐらいだ。 一方、中東のUAEでは、2018-2019シーズンからアジア枠の廃止、または一部修正を検討しているとされ、欧州選手や南米選手と比べると実力が及ばない韓国人選手にとっては、入り込む枠を失う可能性が高い。 同じく中国も、外国人枠を「4+1(アジア枠)」から「3」に削減している。さらには、韓国のTHAAD配備などにより中韓関係が緊張していることを受け、韓国選手が不利益を受けるのではないかと危惧する声もある。実際、今シーズン中国リーグでプロクラブを率いていた韓国人監督は6人いたが、すでに3人がクビを切られている。結果を出せなかったことが原因とみられているが、その一因に政治的な軋轢があった可能性は否定できない。 こうした状況の中で注目されているのがJリーグだ。 身近な隣国であるだけでなく、外国人枠3、アジア枠1、提携国枠1の計5枠と、韓国人選手が入り込む余地がある。しかも、来シーズンからは外国籍枠を5人に拡大し、提携国枠選手は外国籍扱いしないルールに変更されるとあって魅力的だ。 そればかりか、Kリーグと比べ、年俸も高い。16年に「国際スポーツ給与調査」が発表したデータによると、J1選手の平均年俸は約2,170万円。同年のKリーグ選手平均は1億7,655万ウォン(約1,765万円)で、400万円ほどの開きがある。 こうした経緯を踏まえれば、Jリーグへの“移籍ラッシュ”は必然だと言っても過言ではない。「資本を前面に押し出したJリーグの誘惑には、現実的に対抗するのが難しい」(スポーツ・ワールド)と韓国メディアはあきらめムードを漂わせているが、今後もKリーグからの日本進出は続くのか注視したい。 (文=李仁守) ●参考記事 ・サッカー韓国代表の新監督決定。窮地を任されたのは日本とも激闘したあの人物!! http://s-korea.jp/archives/17768?zo ・なぜ今、韓国人選手のJリーグ進出が増えているのか。加速するK→J移籍の背景 http://s-korea.jp/archives/17626?zo大韓サッカー協会公式サイトより
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部下へのセクハラ&パワハラで辞任した“JリーグNo.3”中西大介理事の素顔とは?
Jリーグは27日、「セクシュアルハラスメント及びパワーハラスメント」など不適切な言動が認められた中西大介常務理事(51)の辞任を発表した。 中西氏は、2015~16年にかけ、女性職員に対して高頻度で仕事と関係のない電話をかけたり、執拗に映画や美術館、食事などへ誘ったという。約2週間前にリーグ内のコンプライアンス部門に通報があり、中西氏は26日に辞表を提出。被害者は複数いるという。 Jリーグにとっては前代未聞の不祥事だが、その界隈では意外と驚きの声は少ない。というのも、以前から中西氏の言動を問題視する声は各所から上がっていたからだ(参考記事1)。 13年、中西氏は競技・事業統括本部長としてJリーグの2ステージ制を推進。「来シーズン、このままだとJリーグの収入が10億円単位で減り、Jリーグはゆでガエルになる。2ステージ制にして、TBSから10億円を引っ張る」と語っていた。しかし、その発言の3年後には、ソフトバンクやパフォームがJリーグの放映権に対し、スカパー!の3倍以上の金額を提示し、パフォームとの大型契約がまとまる(参考記事2)。結果、中西氏が「世界では2ステージ制が主流の国もある」とメリットを強調していた2ステージ制から1ステージ制に戻ることになった。 これに少しは反省するかと思いきや、パフォームとの会見に中西氏は笑顔で現れる。自分の手柄のように振る舞う姿を見て、「厚顔無恥とはこのことだ」と関係者からは皮肉が漏れた。 “ヒラメ人間”として派閥の力で出世してきた中西氏だが、この一件で、Jリーグ事務局の今後はどうなるのだろうか? サッカー関係者に聞いた。 「サポーターの皆さんは、『Jリーグは大丈夫か?』と思われるかもしれませんが、今回の件をきっかけに、Jリーグは良くなっていくと思います。というのも、名前は出しませんが、これまでもかなりのパワハラがあったと聞いています。が、誰も声を上げられなかった。それが今回、ナンバー3というポジションにいる人間にもかかわらず、膿を出したわけです。村井満チェアマンの内部改革が進んでいる証左ではないでしょうか。これを機に、派閥の力で出世した人たちを一掃してもらい、本当にJリーグ、日本サッカー界の未来のために働いている人たちが中心となる組織にしてほしいですね」 特命PR部や2ステージ制など、効果のない施策に関わってきた中西氏。13年には、多くのメディアに出て日本サッカーの未来を語っていたが、サポーターには「中西大介氏、あなたの辞任がJの改革だ! 即刻辞任せよ!」と横断幕を掲げられていた。こんな形で辞任することになるとは、なんとも皮肉なものである。 (文=TV Journal編集部)イメージ画像(Thinkstockより)
J1の4チームが格下に敗戦! 天皇杯の“ジャイアント・キリング”はなぜ起こる?
21日行われた天皇杯2回戦で、番狂わせが相次いだ。 J1のFC東京がJ3のAC長野パルセイロに敗れただけでなく、同じくJ1のヴァンフォーレ甲府が、J3より下のカテゴリーであるJFLのヴァランラーレ八戸に屈した。さらに、J1の北海道コンサドーレ札幌は福島県社会人リーグ1部という、J1から数えると7つもカテゴリーが下のいわきFCに敗れてしまう。 そんな中、最も屈辱的な敗戦を喫したのが、J1のベガルタ仙台だ。なんと大学生チームである筑波大学に2-3で力負け。試合後、仙台は公式インスタグラムに渡邉晋監督の謝罪動画をアップする異例事態となった。 なぜ、このような不甲斐ない結果となったのか? サッカーメディアは「天皇杯には、Jリーグやルヴァンカップで適用される『ベストメンバー規定』がないからだ」などと報じているが、実際のところはどうなのだろうか? 元Jリーグクラブのフィジカルトレーナーに訊いた。 「一番の問題はスケジュールでしょう。Jリーグは12月2日にシーズンが終わるのですが、天皇杯を勝ち進むと12月23日に準決勝、翌年の1月1日が決勝です。つまり、勝てば勝つほど、クラブや選手のオフがなくなる。準決勝まで残れば、決勝というモチベーションでプレーも向上します。ですが、準決勝まではモチベーションを維持しづらい。さらに準決勝に敗れると、『リーグ終了後の20日間のトレーニングはなんだったのだろう?』となります。正直に申し上げると、準決勝まで、ほとんどのクラブや選手たちのモチベーションは高くない。その証拠に、天皇杯で敗れても、監督がクビを切られることはないじゃないですか?」 辛口評論で知られるセルジオ越後氏は、「サッカーダイジェスト誌」(日本スポーツ企画出版社)のコラムで「もしかしたら、各クラブは天皇杯を軽視しているのかもしれない」と記していたが、どうやらその通りのようである。 「もちろん、クラブや選手の問題ではありません。準決勝と決勝のスケジュールを12月より前に持っていくことで、改善できる。ただし、リーグ戦、ルヴァンカップとも並行するので、過密日程にもなってしまう。これは、そもそもJ1のクラブ数の多さが発端です」(前出トレーナー) 今回の番狂わせをJ1の不甲斐なさだけで片付けず、日本サッカー協会とJリーグは、諸々のスケジュールや、そもそものJ1のクラブ数などを見直すべきではないか。 (文=TV Journal編集部)JFA「第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会」より
J1の4チームが格下に敗戦! 天皇杯の“ジャイアント・キリング”はなぜ起こる?
21日行われた天皇杯2回戦で、番狂わせが相次いだ。 J1のFC東京がJ3のAC長野パルセイロに敗れただけでなく、同じくJ1のヴァンフォーレ甲府が、J3より下のカテゴリーであるJFLのヴァランラーレ八戸に屈した。さらに、J1の北海道コンサドーレ札幌は福島県社会人リーグ1部という、J1から数えると7つもカテゴリーが下のいわきFCに敗れてしまう。 そんな中、最も屈辱的な敗戦を喫したのが、J1のベガルタ仙台だ。なんと大学生チームである筑波大学に2-3で力負け。試合後、仙台は公式インスタグラムに渡邉晋監督の謝罪動画をアップする異例事態となった。 なぜ、このような不甲斐ない結果となったのか? サッカーメディアは「天皇杯には、Jリーグやルヴァンカップで適用される『ベストメンバー規定』がないからだ」などと報じているが、実際のところはどうなのだろうか? 元Jリーグクラブのフィジカルトレーナーに訊いた。 「一番の問題はスケジュールでしょう。Jリーグは12月2日にシーズンが終わるのですが、天皇杯を勝ち進むと12月23日に準決勝、翌年の1月1日が決勝です。つまり、勝てば勝つほど、クラブや選手のオフがなくなる。準決勝まで残れば、決勝というモチベーションでプレーも向上します。ですが、準決勝まではモチベーションを維持しづらい。さらに準決勝に敗れると、『リーグ終了後の20日間のトレーニングはなんだったのだろう?』となります。正直に申し上げると、準決勝まで、ほとんどのクラブや選手たちのモチベーションは高くない。その証拠に、天皇杯で敗れても、監督がクビを切られることはないじゃないですか?」 辛口評論で知られるセルジオ越後氏は、「サッカーダイジェスト誌」(日本スポーツ企画出版社)のコラムで「もしかしたら、各クラブは天皇杯を軽視しているのかもしれない」と記していたが、どうやらその通りのようである。 「もちろん、クラブや選手の問題ではありません。準決勝と決勝のスケジュールを12月より前に持っていくことで、改善できる。ただし、リーグ戦、ルヴァンカップとも並行するので、過密日程にもなってしまう。これは、そもそもJ1のクラブ数の多さが発端です」(前出トレーナー) 今回の番狂わせをJ1の不甲斐なさだけで片付けず、日本サッカー協会とJリーグは、諸々のスケジュールや、そもそものJ1のクラブ数などを見直すべきではないか。 (文=TV Journal編集部)JFA「第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会」より
サッカー界に大革命!? 「1試合90分→60分」案から感じ取る“金のにおい”
サッカーのルール決定を行う国際サッカー評議会(IFBA)が、試合時間を90分から60分にしようという改正案を検討していることが判明した。 サッカーというスポーツをよりドラマティックにしているのが「アディショナルタイム(ロスタイム)」というルールだ。初のW杯出場を目前で逃した1994年の「ドーハの悲劇」もそのひとつ。サッカーの試合は前後半合わせて90分間だが、90分を超えてから決勝点ゴールが生まれることは決して珍しくない。 しかし検討案は、現在の前後半45分ハーフの試合を30分ハーフに改正。試合時間が短くなる代わりに、プレーが止まった場合には時計をきっちり止め、アディショナルタイムを一切取らないようにするという。スポーツライターが語る。 「サッカー界では近年、“アクチュアルプレーイングタイム”という概念が重要視されています。これは、試合の魅力を数値化するため、ボールがタッチラインやゴールラインを割ったり、ファウルで試合が途切れた時間を差し引いた“実際にプレーしている時間”を発表するもの。トップチームになると、これが60分程度なので、『1試合60分』という数字が出てきたのでしょう」 アディショナルタイムというのは、これまで幾度となく悲劇(ないしは大団円)を生んできたが、この改正案が導入されれば、サッカー解説・松木安太郎氏の名言「ふざけたロスタイムですね」(2011年のアジアカップ・日本対シリア戦で、ロスタイムが6分と表示された際に漏らした言葉)も過去のものとなる。しかしそこには、“お金の事情”が絡んでいるようだ。スポーツ広告に詳しい広告関係者が語る。 「これはいかにもアメリカ的な発想です。アメリカで人気のスポーツは、NBAもNFLもNHLも“時間が減っていく”ルールで、『プレーが止まれば時計も止まる』『0.00になると試合終了』と、非常に明快です。このルールのメリットは、なんといってもCMが入れやすいことです。試合が動いている最中にCMを入れたら大ブーイングですが、プレーが止まっている時なら、そこで素早くCMに入ったり、画面の脇に広告を入れることができます」 しかし、サッカーの中心は欧州と南米。「サッカーとはそういうもの」という伝統と格式により、長らくアディショナルタイムというあやふやなルールが採用されてきたわけだが、商業化の波はサッカー界をも飲み込み、いろいろな試行錯誤が行われているようだ。 「ファンを逃さないための改革案は、常に出ては消える状態です。サッカーをビジネスと考える人間の悲願は“クオーター制の導入”でしょう。試合を4つに区切れば、それだけCMが入れられますから。さらにオフサイド廃止案、『点が入るようにゴールを大きくしろ』という議論もありました。スローインの代わりにキックで蹴り入れる『キックイン』は、試験的に導入されたことがあります。1993年のU-17世界選手権、中田英寿が日本代表チームを率いた大会で採用されましたが、背の高いフォワードに合わせるだけの単調な試合が増える結果になり、その後、特に採用されていません」(同) 長らく“中東の笛”(中東で試合をすると、ホームに有利な判定が下される)に悩まされてきた日本にとっては、「60分案」は追い風。もうロスタイムの悲劇とはサヨナラ!?イメージ画像(足成より)
「“アジアの虎”が猫に……」格下カタールにまさかの敗北! なぜ韓国サッカーはここまで弱くなったのか?
ロシアW杯・アジア最終予選で韓国はカタールと対戦し、2-3で敗れた。グループ順位こそ2位をキープしたが、「ロシア行き失敗」が現実味を帯びることになった今回の敗戦には、韓国メディアも落胆を隠せずにいる。 3月の最終予選でも中国に敗れ、今回はグループ最下位で格下といわれていたカタールにまで敗れた韓国。カタールに敗れるのは、実に33年ぶりのことだった。 なぜ韓国は、ここまで弱くなってしまったのか? やはりというべきか、韓国で批判が集中しているのはウリ・シュティーリケ監督の采配だ。メディアの報道を見ても、「“敗北を自ら招く”生半可だったシュティーリケ戦術の矛盾」(dailian)、「毒になったシュティーリケ留任、トラウマが作った無意味な執権」(Newsen)といった見出しが並んでいる。 今回の敗戦を受け、韓国サッカー協会(KFA)は15日に緊急会談を開催。シュティーリケ監督の解任が決まった。 ただ、シュティーリケ監督の采配が問題視されるのは、今に始まった話ではない。その苦しい戦いぶりもさることながら、これまでも「我々には、カタール代表のソリアのようなストライカーがいない」「現在のチームの状況を克服するためには、長期的なプランが必要だ。ユース・レベルから、多くの努力が必要だ」といった、すべての責任を選手になすりつけるような発言を連発してファンやメディアの反感を買っていた。選手の士気を下げ、指揮官としての責任を棚に上げるような発言を繰り返していたのだから当然だ。窮地を脱する策として今年4月には経験豊富なヘッドコーチを入閣させたりもしたが、それも効果がなかったことはカタール戦の敗北が物語っている。 しかし、問題は監督だけにあるわけでもない。KNSニュース通信は「アジアの虎は、猫レベルにまで落ちぶれた」と失望をあらわにしながら、韓国サッカーの現状について辛口評価している。 「(監督よりも)より大きな問題がある。安易な考えと選択に固執する韓国サッカーだ」 「今回の失敗を糧として、よりよい明日のために生かせばいい。だが、まったく期待ができない」 シュティーリケ監督を留任させ続けた韓国サッカー界の考え方やシステムに問題があるという主張だが、一方で選手個々人の実力も不足しているのも事実だ。 強豪校で監督を務め、「SPORTAL KOREA」でサッカー解説コラムを連載するキム・ビョンユン氏は「カタールの選手個々人の能力は、韓国の選手と比べてスピードもスキルも明らかに上回っていた。その差を、韓国サッカーは認めなければならない」と批評している。 いずれにせよ、韓国に残された試合は8月31日のイラン戦、9月5日のウズベキスタン戦の2試合のみ。絶対に落とせないこの2試合を、“猫レベルにまで落ちぶれた”韓国はどう戦うのか、注目したい。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・韓国サッカー協会チョン・モンギュ会長はなぜ、南北日中でのW杯共同開催という“仰天プラン”をぶちまけたのか (http://s-korea.jp/archives/16900?zo) ・「乱闘騒ぎ」に「全滅」。なぜKリーグは見苦しく恥ずかしい「醜態」ばかりを晒すのか (http://s-korea.jp/archives/16465?zo)韓国サッカー協会公式サイトより
「99%イラクに勝てた」「明らかにコンディション調整ミス」元日本代表選手からも、ハリルへの不満が爆発!
「またいつもの“ハリル”パターンだよ」 2018 FIFAロシアW杯アジア最終予選第8戦の日本×イラク戦後、元日本代表選手たちは、同じ言葉を吐き捨てた。 1-1の引き分けは最悪の結果ではない。第8戦終了後も、日本代表は勝ち点1の差でグループ首位を堅持している。だが、残り2戦の相手は、ホームでのオーストラリアに、アウェイでのサウジアラビア。どちらかに勝利しないと、プレーオフに回る可能性が大きくとなる。イラクから勝ち点3を奪っていれば、どんなに楽だったことか。そして、元日本代表選手たち多くのは、イラクに99%勝てたと感じていた。 というのも、日本は前半8分にセットプレーから理想的な先制点を奪っていた。この時点で勝負はあったようなもの。日本は前に出てくるイラク相手に、カウンターを見舞えばいい。しかし、後半62分に井手口陽介が負傷し、交代枠を1枚使わざるを得なくなったあたりから、ハリルホジッチ監督が迷走し始める。70分には、「まだまだやれた」と試合後に語った原口元気も途中交代させる。この采配に、とある元日本代表選手はあきれていた。 「原口はまだ全然プレーができたし、試合の流れも決して悪くなっていなかった。何より、まだフィールド上には試合勘に不安のある本田圭佑や、膝を痛めていた酒井宏樹がいたにもかかわらず、いとも簡単に2枚目の交代枠を使ったことに驚きました。ハリルが日本代表の監督になってから、後半に追いつかれることが増えた。それは、選手交代がヘタだから。“またいつものパターンか”って、みんなで話していましたよ」 その不安が的中する。原口を交代させた直後、久保裕也がドリブル突破後に足を痛め、さらに酒井も足を引きずり始める。そして、原口を交代させた2分後に痛恨の同点ゴールを奪われる。酒井は棒立ち状態で、GK川島永嗣と吉田麻也のミスをフォローすることができなかった。結果、失点直後に酒井は交代となる。なんともいえぬドタバタ劇である。 「そもそもで欧州組が合流した時から、ハリルはおかしかった。なぜか欧州組にハードなトレーニングを課し、徐々にコンディションを上げていこうと考えていた選手たちとの間に溝が生まれていた。基本的に、民放テレビで日本代表監督を批判することはタブーなのですが、さすがに『スーパーサッカー』(TBS系)で福田正博さんがハリルによるコンディション調整を批判していました。イラク戦終盤で欧州組のパフォーマンスが落ちたのは、明らかにハリルのコンディション調整ミス。加えて選手交代ミスです」(同) とはいえ、敗れたわけではない。この試合までのプロセスから、ハリル監督が解任されることはないだろう。 「それも含めて、いつものパターンですよね。ハリルは最終予選初戦後から、常に“負けたら解任”の首の皮一枚でつながっている状態。でも次のオーストラリア戦で負けたら、ハリルの首だけでなく、日本のW杯出場も黄色信号ですよ」(同) 冗談めいたコメントではあったが、その目は笑っていなかった。残り2戦に不安を覚えたのは、元日本代表選手たちだけではないはずだ。 (文=TV Journal編集部)
「非がないのに逃げるだろうか?」「レッドカードは不合理」……浦和・槙野智章を追走した済州選手が“真相”を激白
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦。浦和レッズと済州(チェジュ)ユナイテッドの試合で起きた乱闘劇が波紋を呼んでいる。延長戦の末、浦和に3-0で敗れた済州だが、ベンチにいた控え選手がピッチを横断して浦和の阿部勇樹に肘打ちを食らわせたり、試合終了直後に槙野智章を追い回すなど、騒動に。済州は試合後を含め、3人が退場処分となった。日本に限らず、海外メディアも「恥ずべき暴動」と済州を批判的に報じているが、そんな中、渦中の人物が「スポーツ朝鮮」のインタビューに応じた。 トラブルについて赤裸々に語ったのは、試合終了後に槙野を追いかけ回して退場になったクォン・ハンジンだ。 クォン・ハンジンは、済州が興奮状態に陥ったきっかけは審判のジャッジだったと証言。 「審判のせいにはしたくないけれど、あまりに一方的だった。相手がファウルをしても笛を吹かず、私たちが普通のプレーしていたらファウルを取られた。チョ・ヨンヒョンは普通のプレーをしていたのに退場させられたから、チーム全体が興奮した」 そもそも済州は、Kリーグの中でもフェアプレーに定評がある。Kリーグが独自の基準で定めているフェアプレー指数なるもので毎回上位をキープし、激しさを売り物にするスタイルでもない。 また、クォン・ハンジンはかつて、柏レイソル、湘南ベルマーレ、ザスパクサツ群馬などJリーグでプレー。日本を熟知し、チョ・ソンファン監督と記者会見に同席するほど、その人間性はチームから信頼されている。にもかかわらず、なぜ「チーム全体の興奮」が乱闘劇にまで発展してしまったのか? 「クォン・スンヒョンが相手の選手と神経戦を繰り広げていると、(浦和の)ズラタンが指で3-0のスコアを形作り、『お前らは終わった』と言った。“F”から始まる暴言まで吐いた」 さらには、人種差別的な発言をする選手もいたのだという。阿部に肘打ちを食らわして退場処分となったペク・トンギュは、それを遠くから見ていて侮辱されていると感じたそうだ。記事では、浦和の武藤雄樹が済州ベンチに向かって挑発的なポーズを取っている様子を“証拠写真”付きで伝えている。 最も衝撃的なのは、試合終了後の乱闘に関してだ。クォン・ハンジンは、浦和のスタッフたちが済州ベンチ側でペットボトルを投げて歓声を上げた行為を「勝利したチームが絶対にしてはいけない行為」と指摘。 「その時、槙野と武藤が済州の監督とコーチ、選手たちを見て両腕を上げて声を上げながら大きくパフォーマンスをしたんだ。自分のベンチやサポーターの前に行ってやればいいのに。それなのに私たちのベンチの前に来て過激な行動をしたのは、誰が見ても挑発だ」と、浦和に非があると主張した。挙げ句の果てには、問題の“追走”についても、こう言ってのけたのである。 「日本の選手たちがこちらに来て『槙野が悪かった。申し訳ない。理解してくれ』と言ってきた。その最中にも槙野が指を3つ立てるなどパフォーマンスを続けた。だから追いかけたんだ。自分に非がなければ、どうして逃げたりするだろうか? 審判が僕にレッドカードを与えるのは不合理だ」 自分や済洲のチームメイトではなく、原因を審判や槙野になすりつけるこれらの発言が浮き彫りにするのは、クォン・ハンジンの厚顔無恥ぶりだろう。済州は当日の行動が不適切だったと公式に認めており、クォン・ハンジンも「興奮してフェアプレーができなかったのは、明らかに反省すべきこと」と話しているが、本当に反省しているのか勘繰りたくなるくらいだ。 浦和は今回の乱闘劇に関し、アジアサッカー連盟(AFC)に意見書を提出したが、済州も騒動に関する調査・分析を終えており、資料をマッチコミッショナーに提出する予定だ。“当事者”であるクォン・ハンジンの証言がどのような影響を及ぼすのか注目したい。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・「乱闘騒ぎ」に「全滅」。なぜKリーグは見苦しく恥ずかしい「醜態」ばかりを晒すのか (http://s-korea.jp/archives/16465?zo) ・「前代未聞の暴挙」「国際的な恥」ACL浦和対済州の乱闘劇を韓国メディアはどう報じたのか (http://s-korea.jp/archives/16442?zo)済州ユナイテッドFC公式サイトより
「非がないのに逃げるだろうか?」「レッドカードは不合理」……浦和・槙野智章を追走した済州選手が“真相”を激白
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦。浦和レッズと済州(チェジュ)ユナイテッドの試合で起きた乱闘劇が波紋を呼んでいる。延長戦の末、浦和に3-0で敗れた済州だが、ベンチにいた控え選手がピッチを横断して浦和の阿部勇樹に肘打ちを食らわせたり、試合終了直後に槙野智章を追い回すなど、騒動に。済州は試合後を含め、3人が退場処分となった。日本に限らず、海外メディアも「恥ずべき暴動」と済州を批判的に報じているが、そんな中、渦中の人物が「スポーツ朝鮮」のインタビューに応じた。 トラブルについて赤裸々に語ったのは、試合終了後に槙野を追いかけ回して退場になったクォン・ハンジンだ。 クォン・ハンジンは、済州が興奮状態に陥ったきっかけは審判のジャッジだったと証言。 「審判のせいにはしたくないけれど、あまりに一方的だった。相手がファウルをしても笛を吹かず、私たちが普通のプレーしていたらファウルを取られた。チョ・ヨンヒョンは普通のプレーをしていたのに退場させられたから、チーム全体が興奮した」 そもそも済州は、Kリーグの中でもフェアプレーに定評がある。Kリーグが独自の基準で定めているフェアプレー指数なるもので毎回上位をキープし、激しさを売り物にするスタイルでもない。 また、クォン・ハンジンはかつて、柏レイソル、湘南ベルマーレ、ザスパクサツ群馬などJリーグでプレー。日本を熟知し、チョ・ソンファン監督と記者会見に同席するほど、その人間性はチームから信頼されている。にもかかわらず、なぜ「チーム全体の興奮」が乱闘劇にまで発展してしまったのか? 「クォン・スンヒョンが相手の選手と神経戦を繰り広げていると、(浦和の)ズラタンが指で3-0のスコアを形作り、『お前らは終わった』と言った。“F”から始まる暴言まで吐いた」 さらには、人種差別的な発言をする選手もいたのだという。阿部に肘打ちを食らわして退場処分となったペク・トンギュは、それを遠くから見ていて侮辱されていると感じたそうだ。記事では、浦和の武藤雄樹が済州ベンチに向かって挑発的なポーズを取っている様子を“証拠写真”付きで伝えている。 最も衝撃的なのは、試合終了後の乱闘に関してだ。クォン・ハンジンは、浦和のスタッフたちが済州ベンチ側でペットボトルを投げて歓声を上げた行為を「勝利したチームが絶対にしてはいけない行為」と指摘。 「その時、槙野と武藤が済州の監督とコーチ、選手たちを見て両腕を上げて声を上げながら大きくパフォーマンスをしたんだ。自分のベンチやサポーターの前に行ってやればいいのに。それなのに私たちのベンチの前に来て過激な行動をしたのは、誰が見ても挑発だ」と、浦和に非があると主張した。挙げ句の果てには、問題の“追走”についても、こう言ってのけたのである。 「日本の選手たちがこちらに来て『槙野が悪かった。申し訳ない。理解してくれ』と言ってきた。その最中にも槙野が指を3つ立てるなどパフォーマンスを続けた。だから追いかけたんだ。自分に非がなければ、どうして逃げたりするだろうか? 審判が僕にレッドカードを与えるのは不合理だ」 自分や済洲のチームメイトではなく、原因を審判や槙野になすりつけるこれらの発言が浮き彫りにするのは、クォン・ハンジンの厚顔無恥ぶりだろう。済州は当日の行動が不適切だったと公式に認めており、クォン・ハンジンも「興奮してフェアプレーができなかったのは、明らかに反省すべきこと」と話しているが、本当に反省しているのか勘繰りたくなるくらいだ。 浦和は今回の乱闘劇に関し、アジアサッカー連盟(AFC)に意見書を提出したが、済州も騒動に関する調査・分析を終えており、資料をマッチコミッショナーに提出する予定だ。“当事者”であるクォン・ハンジンの証言がどのような影響を及ぼすのか注目したい。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・「乱闘騒ぎ」に「全滅」。なぜKリーグは見苦しく恥ずかしい「醜態」ばかりを晒すのか (http://s-korea.jp/archives/16465?zo) ・「前代未聞の暴挙」「国際的な恥」ACL浦和対済州の乱闘劇を韓国メディアはどう報じたのか (http://s-korea.jp/archives/16442?zo)済州ユナイテッドFC公式サイトより
鹿島アントラーズ監督はなぜ、電撃解任されたのか? サッカー誌が書かない裏事情
Jリーグに激震が走った。5月31日、昨年のクラブワールドカップでレアルマドリードを追い詰め、鹿島アントラーズを世界2位に導いた石井正忠監督が突然解任されたのだ。鹿島は、その前日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝セカンドレグで中国の金満クラブである広州恒大に2-1で勝利したものの、ファーストレグを0-1で落としていたため、アウエイゴールルールで敗退していた。 試合内容自体は決して悪くなく、またリーグ戦でも優勝争いを狙える中位につけているため、石井監督が解任されるなど誰も予想していなかった。にもかかわらず、ACL敗退の翌日に、突然の解任。いったい何があったのだろうか? サッカーライターに話を聞いた。 「鹿島内での石井監督の求心力が低下していました。やはり、昨季、途中交代にブチ切れた金崎夢生と口論となり、心労による体調不良で一時的にチームを離れたことが原因でしょう。これにより、若手選手にナメられてしまった。そういった空気感をフロントも察知していた。石井監督は本当にいい人ですが、厳しさが足りなかった。ビッグクラブを目指すチーム向きの監督ではないのかもしれません」 一方で、鹿島の懐事情もあるようだ。 「鹿島は今季、大型補強を行っています。都心のクラブのように、大型補強が観客動員に結び付けばいいのですが、鹿島という立地、交通の便などから観客動員が伸び悩んでいる。となると、ACLを制し、クラブワールドカップとの賞金を合わせた10億円、もしくはDAZNマネーで入るJリーグの優勝賞金20億円、どちらかは獲得しないと、来年の大幅戦力ダウンは否めません。しかし、ACLは敗退。残すはJリーグのみですから、フロントとしてコーチ陣や選手に発破をかける意味での解任もあると思います」(同) 石井監督を解任することで、「Jリーグは絶対に優勝する」と示した鹿島。というよりも、今季、優勝しなければ、今のような一線級の選手を保有することが難しくなるのが実情のようだ。ビッグクラブを目指して大型補強を行った鹿島が、岐路に立たされている。 (文=TV Journal編集部)鹿島アントラーズ公式サイトより







