プロボクシング亀田兄弟の長男・興毅、次男・大毅が引退したが、「亀田流」として批判された巧妙なマッチメイクを他のジムが脈々と受け継いでいることに、ファンから批判が持ち上がっている。 テレビ東京での試合中継を軸にしているワタナベジムは先ごろ、4月27日に東京・大田区総合体育館で開催される3大世界タイトルマッチのカードを発表。日本人チャンピオンはいずれも同ジムの所属で、WBAスーパーフェザー級スーパー王者・内山高志が、暫定王者・ヘスリール・コラレス(パナマ)と、WBAフライ級王者・河野公平が、7位・インタノン・シッチャモアン(タイ)と、WBA世界ライトフライ級王者・田口良一が、7位・ファン・ランダエタ(ベネズエラ)とそれぞれ防衛戦を行う。 しかし、このマッチメイクにはファンの批判が集まっている。河野と田口の対戦相手は、それぞれ世界7位のランカー。だが、前月発表のWBAランキングでは名前が掲載されていない“急造ランカー”だったからだ。両者とも今年に入って試合はしておらず、急にランクインする理由は見当たらない。 河野の相手インタノンは過去、現役の世界ランカーと対戦したことがなく、世界ランクに入るステップの地域タイトルなども獲得していない。田口の相手ランダエタの方はWBAミニマム級の元暫定王者で、亀田興毅をKO寸前にまで追い詰めながら判定負けして有名になった選手だが、日本では定年に規定される37歳。しかも、6年前に引退していた。昨年復帰した後の戦績は2勝1敗で、前回はWBCの14位ランカーをKOしているものの、他団体であるWBAの7位にランクインする理由は見当たらない。おそらくは対戦が決まってからランクに名を連ねてもらうよう、政治力でねじ込んだのではないかと思われる。同様のケースは、亀田兄弟のマッチメイクにも見られ、批判があったものだ。 もうひとり、内山の方は暫定王者との統一戦だが、昨年ワタナベジムは他の有名選手とアメリカで対戦するプランを明言しており、それがフタを開けてみれば日本で通常の防衛戦となったことに、ファンからはガッカリの声が多々。相手が暫定王者といっても、WBAは同じ階級にスーパー王者、正規王者、暫定王者の3人を常に並べてきたため、ビッグマッチ感はない。 同じWBAのベルトを持つ日本人チャンピオンにはフライ級の井岡一翔がいるが、こちらも実はスーパー王者と暫定王者が上下にいて、井岡は真ん中の“B級チャンピオン”でしかない。そのため最近、井岡が口にしている「他団体との統一戦」も、他団体王者から同等に見られていないため、実現の可能性は低い。 言ってしまえば日本ボクシング協会が認めている4つの統括団体の中で最もひどい運営をしているのがWBA王座で、その価値は最下位にあると言える。引退した亀田兄弟が獲得したのも、興毅が3階級うち2つがWBAで、大毅も2階級ともWBAだった。3階級制覇している井岡もすべて価値の低いWBA王座を獲ったもので、ライトフライ級時代には3年前、スーパー王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と統一戦を指示されたのに、井岡側がこれを回避。海外では大金を支払って相手側に許してもらったという話が伝えられ、井岡は以降、「イオカメダ」とバッシングされるようになった。亀田興毅も現役時代、スーパー王者との統一戦から逃げるようにして、対戦命令を出された直後に返上している。そんなことが許されるWBAに対しては、ファンから「脱退してしまえ」という声が飛ぶほど。 世界ランクを自由に操作でき、義務であるはずの指名試合からも逃げられる。なぜこんなバカげたことがまかり通るのか、ボクシングに詳しいジャーナリストの片岡亮氏に聞いてみた。 「プロの世界ではアマチュアと違って、興行の主催者が好きなようにマッチメイクできるため、弱い対戦相手と当てればチャンピオンとして延命できます。海外だと、そんなことすれば客が入らず金にならないので、選手サイドがより強い選手を求めてビッグマッチが実現するんですが、日本では誰とやってもテレビ中継で実況アナウンサーが誇張して伝えてくれますし、スポーツ紙も変わりなく取り上げてくれるので、プロモーターが努力しない傾向があります。特にテレビ局はインチキランカー相手の試合でも『ボクシングに詳しくない一般世間には、それと気付かれない』とタカをくくっていますからね。日本の場合は所属ジムが選手より力を持っているので、選手本人がいくら強い相手とやりたがっても、ジム側が儲からない話にはゴーサインを出さないというのも理由です」 ただ、亀田兄弟のぬるま湯マッチメイクはプロボクシング界全体のイメージダウンになったと言われており、彼らが引退しても「亀田流」が続くようなら、世界タイトルマッチの価値はますます暴落。そのうち世界タイトルマッチというだけではファンが振り向いてくれなくなるのではないだろうか。 (文=和田修二)
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橋本環奈にそっくり!? 韓国格闘技界に“かわいすぎる女子高生ファイター”降臨!
韓国格闘技界に、ニューヒロインが誕生した。それも、1999年7月生まれの16歳の女子高校生だ。名前はイ・イェジという。そのルックスが人気アイドル歌手IUに似ていることから話題になり、“格闘技界のIU”“かわいすぎる女子高生ファイター”として、格闘技ファンの間で人気を呼んでいる。 実際、一見すると、まだまだ初々しさが残る女子高生だ。身長155cm、体重45kg、ウエスト56cmと、決して大きくもない。だが、脱いだらスゴい。なんと、太ももの太さはウエストと同じだという。日本でいえば、アイドルグループ「Rev. from DVL」の橋本環奈にも似ている。 もともとは柔道選手で、中学3年生の夏から親戚が経営するジムでキックボクシングを始め、2015年7月に韓国の総合格闘技イベント『ROAD FC』でデビュー。デビュー戦では初代DEEP女子フライ級王者のしなしさとこに敗れ、デビュー2戦目も元女子キックボクシング王者で初代DEEP女子ライト級王者の渡辺久江に敗れたが、今年3月12日には下牧瀬菜月を1R3分49秒で下し、初勝利を収めた。 その強さもさることながら、「『練習や試合が痛くてつらい』とこぼすと両親が心配するので、絶対言わないようにしています」とけなげに語ったり、「長い髪は女子高生のシンボルだから切らない」と、時折垣間見せる女の子らしさも人気だ。人気歌手IUに似ているという評判を逆手に取って、彼女のヒット曲を自身の入場テーマソングにもしている。ただ、本人は自分がかわいいとは思っていないようで「カワイイと言われるより、強くて根性がある選手として、多くの人々の記憶に残りたい」という。
キュートな外見と、肝の据わった内面のギャップがネット民たちにも受けて、3月12日には大手検索サイト「NAVER」のホットトピックス検索ワードで堂々の1位にも輝いている。 ちなみに韓国の“美しすぎる格闘家”といえばソン・ガヨン(>参照記事)が有名だが、ネット上ではすでに“ソン・ガヨンの後継者”とももてはやされているイ・イェジ。日本に比べると、韓国ではまだまだ女性の総合格闘技がマイナーで対戦相手を探すのにも一苦労するだけに(実際、彼女の過去3戦の対戦相手は、すべて日本人選手)、近い将来、日本で試合をする日も来るかもしれない。“かわいすぎる女子高生ファイター”の今後に注目したい。 (文=S-KOREA<>http://s-korea.jp>)
中国版『ファイト・クラブ』!? ナイトクラブで開催中の“半地下”格闘技がアツい!
中国の格闘技というと、少林寺拳法、ブルース・リーやジャッキー・チェンなどの映画で見るような、互いに激しく打撃を応酬し、時にアクロバティックに宙を舞う武術くらいで、プロレスや総合格闘技はテレビのスポーツチャンネルなどで海外の試合がたまに放映されるだけ。だから中国人は一般的に格闘技には興味がない、と思っていたのだが、そうではないらしい。リングは八角形の金網で囲まれている総合格闘技方式
「華西都市報」(2月15日付)によると、四川省成都市で地下格闘技が開催され、話題になっているという。場所は市内中心部にあるナイトクラブ。そこで毎週末の夜、格闘技の試合が行われている。一晩に2~3試合あり、入場料は80~100元(約1,400~1,800円)。ルールはボクシングあり、K-1ルール、総合格闘技あり。2015年11月のスタート以来、すでに50試合以上の“肉弾戦”が繰り広げられている。 気になる出場選手たちだが、こちらはプロの選手ばかりというわけにはいかず、アマチュアの格闘技愛好家も多い。本職は教師やタクシー運転手、カメラマンそして学生などさまざまで、試合に勝つと主催者側から500元(約9,000円)の賞金を受け取ることができる。 1階席はリングの間近で、2階席からはリングを見下ろすようにして観戦できるので、観客は試合の迫力をそのまま堪能できる。彼らが求めるのは、玄人好みの関節技の応酬ではなく、激しい打撃による派手なノックアウトや流血戦。時には、興奮した観客による飛び入りの試合も行われるという。 ナイトクラブという施設内の開催で、しかも会場内で賭けが行われるわけではないため、主催者側はこれを地下格闘技ではなく、“半地下”格闘技と呼んでいるようだ。2階席から試合を見る観客たち。意外に、若い女性も多いようだ
会場には、現地在住らしき外国人の観客も
大会の規模は徐々に大きくなっており、先月初めからはトーナメント方式の選手権を開催中。優勝者には合計で5万7,800元(約104万円)もの賞金が出ることから多くのプロ格闘家が出場しており、タイからもプロボクサーが参戦する予定だという。 規模が大きくなると心配になってくるのが、当局からの締め付け。報道によると、中国ではボクシングなどの格闘技の試合を開催するには、当局の体育部門に申請する必要があるという。また、リング外でのケンカや賭博などが絡んでくる可能性もあり、近いうちに関係部門からの調査、介入も予想されているという。 もし日本人選手が出場したら、ヒール(悪役)として大いに会場を盛り上げそうだ。当局の手入れが入る前に、誰か中国版『ファイト・クラブ』に出てくれないだろうか? (文=佐久間賢三)マッチメイクは、実力が伯仲している選手同士。流血や意識を失うほどのノックアウトもしばしば
「テレビで好感度UP」→「6億円訴訟」!? 亀田3兄弟の“超ミエミエ戦略”に「国民が拒否」の声
ボクシングの亀田プロモーションと亀田興毅氏ら「亀田3兄弟」が、1月14日付で日本ボクシングコミッション(JBC)と同理事に対し6億6,000万円ものの巨額損害賠償を求め提訴した。代理人は『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で有名な北村晴男弁護士だ。 今回、亀田側が訴えたのは、一昨年2月にJBCが亀田ジムの会長とマネジャーのライセンス更新を認めず、そのせいで亀田三兄弟がその後できるはずだった試合、それに伴うファイトマネー等を「損失」したというもの。事の発端は、ライセンス剥奪の約2カ月前に起こった、次男・大毅の「負けても王座保持」騒動。世間から非難を浴びた中で、JBCはこれまでの亀田ジムの在り方、追放された父・史郎氏の影響力が健在である点なども問題視して、資格を剥奪したようである。 引退後、特に長男の興毅はバラエティ番組などに積極的に出演。現役時からは考えられない「品行方正」のような対応に、メディアでは「実はいい人?」「できた人間?」と取り上げられることも多かったのだが……。 「興毅は『今後はビッグビジネスがしたい』と語っていましたが、6億円超えの訴訟のことだったんでしょうかね(笑)。『最近よくテレビに出るな』とは思っていましたが、『訴訟に向け、いい子ちゃんキャラで世間の支持を集めようとしていたのがミエミエ』という声は非常に多い。亀田側はJBCを『超悪者』のように語っていますが、世間がその言葉を信じるとは思えません」(記者) バラエティ出演で好感度アップ→訴訟という、わかりやすい常套手段に出たことは確かに感じられる。「引退したなら出てくんな」「現役時のパフォーマンス考えたら自業自得」「JBCだけじゃなくて国民もお前らを拒否してる」など、ネットでは今回の訴訟の動きに極めて否定的。ミエミエとはまさにこのことだ。 「まあ、ボクシングを引退すれば『タレント風の一般人』にすぎない亀田三兄弟からすれば、今後の収入を確保しておきたいという切実な思いはあるのかもしれません。でも、さすがにあからさま過ぎましたね。あれだけキレイ事を並べても、本質は『カネ』と宣言している今回の行動は印象最悪。この訴訟で勝とうが勝つまいが、亀田のイメージは『無間地獄』まで堕ちたといえるでしょう」(同) まさかとは思うが、金銭に困って「海外で現役復帰」なんてことにはならないだろうか。『エグいほど強いで!!』(竹書房)
清原和博の覚せい剤逮捕にメリー喜多川が大歓喜!?「神様、仏様、キヨハラ様……」
あるスポーツ紙の芸能担当記者によると、元プロ野球の清原和博容疑者が覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕されたことで、前月から大きく注目を集めていたSMAP騒動から世間の関心が離れ、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長が、側近に「ホッとしたわよ。神様、仏様、キヨハラ様よね」と漏らしたという。 「何しろメリーさんの自宅にまで記者の姿があったらしいですからね。当然、事務所前にも多数の記者がいましたし、所属タレントにも『SMAP騒動をどう思いますか』と直撃を受けた者がたくさんいたそうです。その対応にうんざり気味だったというのはあるでしょう」(同記者) ただ、清原逮捕報道では、SMAPの中居正広が昨年4月、ゴリ押しで自身の番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)に清原容疑者を出演させたという報道があって「この件はジャニーズ取材の中でもタブーとなっている」と記者。 清原容疑者の逮捕報道が過熱している裏には、注目度の高さもさることながら、警察の采配も影響しているという事情通もいる。 「警察は本格的な取り調べをしていない段階で、『まだ入手ルートには答えていない』という話を流し、まるで清原容疑者が黙秘したかのように伝えていました。入手ルートについて、まだ本格聴取をしていないから答えていないだけのこと。これは警察得意のPR戦術でしょう。警察がメディアコントロールを図る狙いは、情報を小出しにして、できるだけ大きな話題にすること。そうなると結果、SMAP向けに割いていた記者の人員もそちらに移動せざるをえない」 そんな中、騒ぎの収まった当のSMAPは、25周年を記念したイベントを着々と企画中。前出記者によれば、これは独立問題の影響でゼロから組み立てられているところだという。 「今までマネジャーの飯島(三智)さんがすべて仕切っていたので、代わりに指揮をとる人が必要にはなりますが、以前のような権限の一元化はないと聞いてます。ただ、裏を返せば強いゴリ押しもなくなるので、今まで各メンバーに次から次へと決まっていた主演ドラマの仕事などは減るでしょうね。メリーさんは唯一、『木村(拓哉)の仕事だけは絶やすな』と言っているらしいですけど、それは逆に、ほか4人についてのプッシュがなくなるってこと。そのキムタクにしても本人はテレビより映画を主体にやりたいと言っているようなので、SMAP全体としてテレビの仕事枠がほかのジャニタレに奪われる可能性は高い」(同記者) テレビの仕事が減れば当然、ジャニーズとしては“本業”というべきライブイベントを増やす方向に流れる。もともとSMAPは「本人たちもやりたがらない」として飯島氏がコンサートなどライブイベントを最小限にしてきたが、25周年イベントを機にジャニーズ事務所がSMAPを舞台中心に引き戻すことは考えられる。 「ただ、そうなると、ただでさえメンバー間でギクシャクしがちなSMAPが、さらにみっともないことになるのではないかという人もいますね。最悪、ジャニーズを辞めて引退すると言い出すメンバーがいてもおかしくはないですよ。番組MCが大好きな中居はどうなってもしがみつくでしょうけど、独立未遂組の残り3人は……」(同) 清原逮捕で一段落のSMAPだが、一部メンバーは変わらない居心地の悪さに耐えられるのかどうか心配だ。 (文=ハイセーヤスダ)
清原和博容疑者、プロレス参戦オファーを“ドタキャン”していた!「親しいヤクザが激怒」?
覚せい剤所持容疑で警視庁に逮捕された、元プロ野球選手・清原和博容疑者が昨年、プロレス興行への出場話を“ドタキャン”していたことがわかった。 以前からプロレスや格闘技好きで知られていた清原容疑者には、あるプロレス関係者が2年ほど前から熱心に試合出場をオファーしていた。ちょうど薬物報道で仕事が激減していた時期で、「夕刊フジ」でもその動きが報じられていたのだが、同関係者によると「清原さんが信頼する仲介者は『俺が口説けば、キヨはプロレスに出るよ』とハッキリ言っていた」という。 「ヒザとか体は悪いみたいだけど、古傷に負担をかけない形であればやれるとね。リングの上で元気に暴れたら薬物疑惑も吹っ飛ぶだろうって、前向きな見方もあったんだ」 昨年1月、「2014年度プロレス大賞」の授賞式に出た大仁田厚が、その場で清原容疑者との電流爆破デスマッチをぶち上げたのも、実はそういった動きをキャッチして割って入ろうとしたものだったという。 「こっちで実現しようとしていたのは大仁田とは別のところで、対戦相手には悪役の日本人選手を用意するつもりだった。清原さんが観戦に訪れたところで場外乱闘に巻き込んで因縁を勃発させるとか、そんな感じで盛り上げようと思っていた」と関係者。 しかし、この話が破談になったのは「交渉する席に清原さんが来なかったから」(同)だという。 「昨年4月、ちゃんと約束も取り付けたのに、仲介者が『清原本人と昨日から連絡が取れない』と言いだして、会談はドタキャン。こっちは敵前逃亡かと言いたいぐらいカチンときた」(同) ただ、清原の“ドタキャン”の裏で、あるウワサも聞かれたと関係者は話を続ける。 「清原さんと親しいヤクザが、特定のプロレス団体と長い付き合いがあり『プロレスやるなら、俺のところじゃないのか』と腹を立てたらしいんですよ」(同) 清原容疑者は数年前から、約束をすっぽかす常習者としても知られていた。パチンコ店のPRイベントや野球関係の仕事などで「朝、起きられなかった」などとして姿を現さなかった。これには薬物による体調不良もささやかれていたが、一方で「暴力団がらみの付き合いや、しがらみに追われている」という怪情報も流れていた。 ドタキャンの理由はハッキリしないが、プロレス関係者によると、今回の薬物所持での逮捕について、前出の仲介者も「薬物の使用はないって信じていたから、今後付き合うことはない」と絶縁を宣言。清原容疑者が周囲の信頼を完全に失ったのは確かだ。 (文=片岡亮)
「なんとか生き残った」アジアを制した“チンピラ上がり”渋谷莉孔が凱旋帰国!
元不良が、元WBOアジア太平洋王者を撃破!――チンピラ上がりで地下格闘技出身の渋谷莉孔(30=和術慧舟會HEARTS)が先月23日、アジア最大の総合格闘技イベント『ONE』の中国大会に出場し、ボクサー上がりのロイ・ドリゲス(34=フィリピン)に完勝した。これで海外2連勝。いよいよ次戦は、世界タイトルマッチに挑むことになりそうだという。凱旋帰国した渋谷に、完全アウェイだった中国遠征の苦労話と、今後の展望を聞いた。 * * * ――連勝、おめでとうございます。 渋谷 「なんとか生き残った」って感じですね。今回は試合前から大変なことだらけで、マジでツラかったっす。 ――遠征に同行したコーチの大沢ケンジさんも、試合前の渋谷選手の様子について「今まで見たことないぐらいピリピリしていた」とブログに書いていました。 渋谷 まず、行きの飛行機からひどかったんですよ。上海経由で長沙に向かったんですが、飛行機が遅延しまくりでなかなか乗り継ぎできず、本来なら8時間で着くところなのに15時間もかかって。上海で待たされてる間も空港が寒くて寝れないし。 ――減量中の死亡事故を受け、今回から計量の回数が増えて尿検査も導入されたため、それもキツかったのでは? 渋谷 地獄でした。オシッコの濃度が適正値かどうかを調べるために、現地入りした日から試合当日まで3日間、尿検査を何度もやるんですが、すぐに出せと言われて出るもんじゃないし、出たら出たで濃くてアウトだったりするし。水を飲んで薄くすれば今度は体重が増えちゃうから、いったいどうすりゃいいんだ? って感じで。オシッコを6時間くらい我慢させられる場面もありましたね。あと、試合当日はバスが会場を間違えるし、会場に着いたら着いたで公安が会場をチェックするってことで、車内に閉じ込められたまま3時間以上も待たされました。
リハーサル中の場内。
――公安は何人ほどいたんですか? 渋谷 100人ぐらいはいたかも。選手は会場入りする前に公安から持ち物検査を受けたんですけど、マイナス2度とか3度の外で、裸になんなきゃいけなかった。会場に入ってからもまた体重検査の時間が遅れたりしてイライラもピーク。自分がいた青コーナーの控え室は、なぜか暖房も使えませんでした。 ――ピリピリするのも無理はないですね。 渋谷 特に尿検査のことが終始気がかりで、髪の毛が抜けるくらいのストレスでした。オシッコが濃いかどうかなんて、自分じゃわからないじゃないですか。その不安で現地入りしてからほとんど寝れなかったし、食べたらオシッコが濃くなるかもしれないから食べられないし、どこにいても寒いし……。試合をやる前に風邪をひいちゃいました。 ――そんな状況下、試合に対するモチベーションをどのように保ったんですか? 渋谷 正直、何度も気持ちが折れましたね。試合当日も「今日は負けるんだろうな」と思ってましたから。 ――いつも強気な渋谷選手にしては珍しいですね。 渋谷 体調が最悪な上、相手に関する新情報を現地で聞いてさらに弱気になりました。これは中国に着いてから知ったんですが、対戦相手はなんと、元WBOスーパーフライ級のアジア太平洋王者だったんですよ。元プロボクサーで50戦くらいのキャリアがあるってことは出発前からわかってましたが、元チャンピオンってことはまったくの初耳で。そんなこと試合の2日前ぐらいに急に聞かされたら、焦るじゃないですか。「言うの遅すぎだろ! いっそのこと知らないほうがよかったよ!」って感じで(笑)。試合当日、控え室にいるときも相手がアップしてる様子がモニターに映るもんだから、「うわ、パンチ速ぇな」って、ますますナーバスになっちゃって……。 ――戦う前から凹んでいたんですか。 渋谷 おまけにもう一つ誤算があって。相手はフィリピン人だから寒い場所に弱いだろうと踏んでたんですけど、あいつ実は、北京にジムを持ってるらしいんですよ(笑)。だから寒いのに慣れてるってことも判明して。場内で整列する公安。
――そうしたマイナス要素を数多く抱えながらも、入場時は威勢がよかったですね。マットをバンバン激しく叩き、咆哮しながらケージ入り。デビュー当初、2008年頃の渋谷選手を見ているようでした。 渋谷 寒かったし、不安だったから、ああやって自分にカツを入れたんですよ。 ――中国では初めての試合でしたが、観客の反応はどうでしたか? 渋谷 僕はあんまり聞こえなかったけど、名前を呼ばれたとき、ブーイングがすごかったらしいです。相手選手のコールのときには歓声が上がってたし、試合中も僕が足を滑らしたりすると客席が沸いてましたから、完全にアウェイですね。試合後も、観客から握手とかを求められることは一切なかったです。 ――緊張は? 渋谷 緊張はないけど、ずっと「負けるかも」と思いながら戦ってました。 ――1ラウンドから主導権を完全に握っているように見えましたが。 渋谷 1ラウンドが終わっても「大丈夫かな?」と不安で。立った状態では一発もパンチをもらわなかったですけど、パンチ力があるのはわかった。「負けるかも」っていう不安は最後の最後までありましたね。 ――今回はテイクダウンした後、ヒジ打ちを多用しているのが印象的でした。クリーンヒットはありましたか? 渋谷 もうちょいでしたね。あんだけ守られると、ガツンと当てるのは難しい。でもハイキックは何発かクリーンヒットしましたし、タックルもうまく入れましたね。 ――結局、3ラウンドに渡って攻勢を維持し続けた渋谷選手が、判定勝ちを収めました。 渋谷 終わってみれば完勝でしたね。試合直後の心境は「生き残った」って感じ。ホント、負けが許されないんで。 ――負けたらタイトル戦が遠のきますからね。 渋谷 タイトル戦うんぬんの前に、スポンサーのために負けられないんですよ。スポンサーの人に「格闘技をやめろ」と言われたらやめるしかないし、「死ね」と言われたら死ななければならないので、負けは許されない。負けてその人に恥をかかすわけにはいかないんですよ。格闘技に復帰するキッカケを作ってくれた人で、俺の戦いはその人ありきなので。 ――渋谷選手の隠された一面を見たような気がします。さて、気になるのは今後の展開です。今回勝ったことで、ベルトの可能性が見えてきましたね。 渋谷 はい。早ければ今年の4月に、デェダムロン(・ソー・アミュアイシルチョーク)っていうONEの世界ストロー級チャンピオンとタイのバンコクで戦うかもしれないです。向こうが断ったら流れますけど、実現するなら、たぶんタイトルマッチになるでしょう。タイはデェダムロンのホームなので、判定だと厳しいっすね。KOか一本を取らないとヤバイです。 ――デェダムロンは、どんな選手なのでしょう? 渋谷 ルンピニーで3階級制覇してるムエタイ上がりの選手で、総合(格闘技)に転向後は6戦6勝。イボルブっていうビッグスポンサーがついてます。ちなみにイボルブの経営者は、アジアのトップ10に入る金持ちらしいっす。渋谷いわく「青コーナーの控え室はスネから下が麻痺するぐらいの寒さ」。選手たちはご覧の通り、アウターを着たままウォーミングアップを行った。
(ここで突然、たまたま同じ喫茶店にいた渋谷の先輩・A氏が、「おおっ! なんでおまえ、こんなところにいるんだよ!」と言って取材に割り込んできた。渋谷とは数年ぶりの再会だという。A氏は渋谷のことを熟知しており、格闘技にも造詣が深いので、そのまま同席してもらうことにした) ――Aさんは渋谷選手の活躍についてどう思いますか? A氏 プレッシャーのかかる海外でちゃんと結果を出し続けてるから、「すごい」の一言だよね。こいつは不良上がりでイロモノ的なところがあるから、悪く言われがちじゃないですか。ひがみじゃないけど、「練習ではたいしたことなかった」とかいう格闘家の声もよく聞くんですよ。でも世の中、結果がすべて。「名前売って、客呼んで、結果を出してるのは誰?」って話ですよ。日本の地下格闘技じゃほぼ無敵だった拳月でさえ、中国ではかなり苦戦してるらしい。海外はそれだけ厳しいんですよ。いくらでも強いやつがいるし、勝手も違うから。拳月も今ではおまえのことをリスペクトしてるってさ。 ――渋谷選手の長所は何だと思いますか? A氏 ビジネス的に見たら、クレバーで自己プロデュース能力があるところ。チケット売って人を楽しませる才能があるよね。格闘技はエンターテインメントだから、やっぱそれがないとね。技術的には、ステージが違うから俺なんかが言うのも気が引けるけど、とにかくディフェンスがうまいよね。並の選手のパンチじゃ、こいつに当たんないもん。 渋谷 僕は「神の目」を持ってますから(笑)。 A氏 今後苦戦するとしたら、渋谷に蹴り勝てるぐらいの技術があるやつと当たったときだよね。たとえばあいつ、なんだっけ、ONEかなんかですげえ強いやついるじゃん。ムエタイから来たやつ。 渋谷 デェダムロンですか? A氏 それそれ、そいつ。 渋谷 今度、そいつとやるかもしれないんですよ。 A氏 マジか? ヤバイヤバイヤバイ! あいつとやんの? あいつ、めちゃくちゃケンカ強いよ(笑)。総合に転向してから日が浅いけど、もうすっかりマッチして対応できちゃってるから。打撃勝負じゃキツイよね。ガードしても上からバンバン蹴ってくるし、ヒジ打ちも首相撲もハンパないし、スネもめちゃくちゃ硬いと思うよ。キックを受けた箇所、全部が弱点になる。痛いよ、あのスネ。あいつは本当に強い。俺、見ただけでわかるもん。「こいつ、ケンカじゃ負けたことないんだろうな」って。何が何じゃないのよ、結局。練習してるとかしてないとかブランクがどうとか、そういうのまったく関係なしに、どこまでいっても強いやつは強いから(笑)。取材場所の喫茶店で先輩のA氏とバッタリ再会。
――そんな強敵・デェダムロンを倒すには、どうすればよいでしょう? A氏 あのレベルだと、アドバイスもクソもねえよな。根性勝負だよ。一発だと倒れないじゃん? 腰も強いし。それでもテイクダウンのチャンスはきっとあると思うから、寝かせたら立たせないつもりで根性勝負だな。ケンカ勝負。ケンカが強いほうが勝つよ(笑)。極論、そういうことになるね。 * * * 不良時代はストリートファイトで無敗を誇った渋谷。そのケンカ根性は、果たしてデェダムロンに通用するのか? 世界ベルトを賭けた“タイマン”の実現に期待しよう。 (取材・文=岡林敬太/写真提供=大沢ケンジ)
レアルがロナウドの同性交際を禁止? あのK-1ファイターとの“怪しい関係”とは
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、元K-1ファイターのバダ・ハリとの親交を妨げるため、クリスティアーノ・ロナウドにモロッコへの渡航禁止令を出した。欧州各紙によれば、ロナウドはオフになる毎週月曜の午後からモロッコに向かう生活を続けており、時にはバダ・ハリのもとからそのまま練習に参加することもあるという。このルーティーンワークが、ロナウドのコンディション面に影響を及ぼしているという理由から、この禁止令が発動されたと見られている。しかし、実際にはもっと別の理由があるという。 「前々から、この2人はデキているんじゃないかというウワサはよく聞きます。というのも、水着姿でハグしているところや、バダ・ハリがロナウドをお姫様抱っこしている画像が、バダ・ハリのTwitterに何度もアップされていました。なので、この渡航禁止令が出た時は、ついに来たかって感じでしたね。おそらくは、レアル側はロナウドのイメージダウンを防ぎたいというのが本音でしょう。マドリードからモロッコまで、たったの2時間で着きます。もちろん莫大な資産を持つロナウドの快適なプライベートジェットでの2時間ですから、コンディションに影響するというのは無理がありますよね」(スポーツライター) K-1ファイター時代のバダ・ハリは、対戦相手にキスをして挑発するという、なかなかキワドイこともやってのけている。本人としては、公表していないだけで同性愛者だというウワサは気にも留めていないのかもしれない。しかし、レアル側からすると問題はそこだけではないという。 「バダ・ハリは選手時代から悪童として有名で、数度にわたる暴行事件、放火、殺人未遂の容疑で何度も逮捕されている、れっきとした犯罪者なんです。本人はサッカー好きみたいで、その交友関係はロナウドの他にもフランス代表のカリム・ベンゼマやフランク・リベリなど、見事に犯罪の臭いがするものばかりなんですよ。ロナウドもこの交際を続けていたら、もっと深刻な事態に巻き込まれてしまう可能性は少なくないですよね。レアルもそこを一番心配しているのかもしれませんね」(同) 選手のピッチ外での行動により、移籍市場での価値が下がることなどいくらでもある。移籍のウワサが絶えないロナウドなだけに、クラブとしては、莫大な移籍金を生むスター選手に傷をつけたくないというのが本音だろうか? (文=沢野奈津夫)『クリスティアーノ・ロナウド ゴールへの渇望』(実業之日本社)
レアルがロナウドの同性交際を禁止? あのK-1ファイターとの“怪しい関係”とは
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、元K-1ファイターのバダ・ハリとの親交を妨げるため、クリスティアーノ・ロナウドにモロッコへの渡航禁止令を出した。欧州各紙によれば、ロナウドはオフになる毎週月曜の午後からモロッコに向かう生活を続けており、時にはバダ・ハリのもとからそのまま練習に参加することもあるという。このルーティーンワークが、ロナウドのコンディション面に影響を及ぼしているという理由から、この禁止令が発動されたと見られている。しかし、実際にはもっと別の理由があるという。 「前々から、この2人はデキているんじゃないかというウワサはよく聞きます。というのも、水着姿でハグしているところや、バダ・ハリがロナウドをお姫様抱っこしている画像が、バダ・ハリのTwitterに何度もアップされていました。なので、この渡航禁止令が出た時は、ついに来たかって感じでしたね。おそらくは、レアル側はロナウドのイメージダウンを防ぎたいというのが本音でしょう。マドリードからモロッコまで、たったの2時間で着きます。もちろん莫大な資産を持つロナウドの快適なプライベートジェットでの2時間ですから、コンディションに影響するというのは無理がありますよね」(スポーツライター) K-1ファイター時代のバダ・ハリは、対戦相手にキスをして挑発するという、なかなかキワドイこともやってのけている。本人としては、公表していないだけで同性愛者だというウワサは気にも留めていないのかもしれない。しかし、レアル側からすると問題はそこだけではないという。 「バダ・ハリは選手時代から悪童として有名で、数度にわたる暴行事件、放火、殺人未遂の容疑で何度も逮捕されている、れっきとした犯罪者なんです。本人はサッカー好きみたいで、その交友関係はロナウドの他にもフランス代表のカリム・ベンゼマやフランク・リベリなど、見事に犯罪の臭いがするものばかりなんですよ。ロナウドもこの交際を続けていたら、もっと深刻な事態に巻き込まれてしまう可能性は少なくないですよね。レアルもそこを一番心配しているのかもしれませんね」(同) 選手のピッチ外での行動により、移籍市場での価値が下がることなどいくらでもある。移籍のウワサが絶えないロナウドなだけに、クラブとしては、莫大な移籍金を生むスター選手に傷をつけたくないというのが本音だろうか? (文=沢野奈津夫)『クリスティアーノ・ロナウド ゴールへの渇望』(実業之日本社)
「待たせたな──」最高の仕上がりで挑む、地下格闘技“希望の星”渋谷莉孔がいよいよ中国へ殴りこみ!
シブリク、いよいよ中国へ出陣!――地下格闘技出身で世界を舞台に活躍中の渋谷莉孔(30)が、今月23日(土)、中国・湖南省長沙市のSWCスタジアムで行われるアジア最大の格闘技イベント『ONE WUJIE〜DYNASTY OF CHAMPIONS』に参戦する。昨年12月にマレーシアで行われる予定だった試合は自身のケガにより流れてしまったが、その悔しさをバネに年末年始、特別強化トレーニングを重ねてきたという渋谷。「以前とは比べものにならないほど強くなった」と自画自賛する最高の仕上がりで海外3戦目に臨む。 * * * 渡航直前の渋谷に、インタビューを行った。 ――今回の対戦相手は、フィリピン人のロイ・ドリゲス。いったいどんな選手でしょう? 渋谷 ボクシングベースの選手ですね。ボクシングで50戦ぐらいしてから、総合(格闘技)に転向したらしいです。彼は前の試合でストロー級のタイトルマッチに挑んで敗れてるんですが、その動画を見る限り、「いいところが消えてしまってるかな」という印象ですね。ボクシング中心で勝負すりゃいいのにタックルを盛んに取り入れたりして、長所が消えちゃってる。まぁそれから1年近く経ってるんで、修正してる可能性もありますけど。 ――相手の身長は163㎝。渋谷選手より7㎝低いです。 渋谷 相手のほうがちっちゃいんで、こっちからタックル行くのは面倒だなってのはあるけど、打撃は基本、上背に勝るこっちのほうが有利でしょうね。そのへんの読みが大きく狂わなければ大丈夫。軽量級なんでスピードがあるのは当然として、あとはどれくらい力があるか。こればっかりはやってみないとわからないです。 ――急な試合決定でしたが、体重調整は大丈夫ですか? 渋谷 最近のONEの大会で、無理な減量をした選手が脱水症状で亡くなる事故が起きまして。その影響で今回からいろいろ厳しい減量制限が加わったんですよ。現地のホテルに着いた瞬間から試合当日の入場前まで何度か計量があって、100グラム200グラムも増やせないし落とせない、みたいなシステム。尿検査もプラスされて、尿が薄まったり濃くなったり量が減ったりしたらアウトという難しい条件で、このシステムのほうが死ぬんじゃないか、っていう(笑)。どうなることやらって感じですけど、やるしかないですね。 ――試合は何分何ラウンドですか? 渋谷 5分3ラウンドです。5ラウンドよりも、3ラウンドのほうが好きですね。そっちのほうが時給が高いんで(笑)。 ――昨年11月に骨折したアバラは大丈夫ですか? 渋谷 完治しました。それまで全然使ってなかった肋骨周りの筋肉も鍛え始めたんで、今後は打たれてもケガには繋がりにくいと思います。中国へ出発する前日、所属ジムの「和術彗舟會HEARTS」にてフィジカルメンテナンスを入念に行う。
――昨年末から、新しいトレーニング方法を取り入れたそうですね。 渋谷 パッキャオやデラホーヤにフィジカル指導した経験もある池田充宏先生のもとで強化トレーニングを始めました。それによって、ものの考え方から、体の使い方、練習方法、食生活まで、ガラッと変わりましたね。 ――主にグレードアップした点は? 渋谷 全部ですね。すべてにおいて、以前とは比べものにならないほど強くなりました。車にたとえると、モデルチェンジなんてもんじゃない。車から電車に生まれ変わったような感じです。 ――それは見ものですね。平直行さんとの対談(記事参照)で課題とされた「相手をやっつける戦い方」「観客を楽しませる戦い方」もクリアできそうですか? 渋谷 つまりは自分が強くなって、相手との力の差が大きくなれば、派手にKOできて、結果的に面白い試合になる。今回、体の鍛え方を変えることによって爆発力も増したから、期待してもらって大丈夫です。練習でもホント、相手を吹っ飛ばせるようになりましから。平さんから教わった「必殺のヒジ打ち」も要所要所で使うつもりです。 ――中国で戦うことについては? 渋谷 日本と一緒でこの時期は寒いので、そこはプラスかも。相手はフィリピン人なので、寒いとこでは動きが鈍くなるはず。ブラジル人のアドリアーノ・モラエスが北京でカザフスタン人とやったときは最初、体が動かず、体重も落ちなかったらしいです。暑い国の人が中国で試合をするのは不利でしょう。 ――中国は反日感情があるため、ブーイングを浴びるかも。 渋谷 対戦相手が中国人だったらすごそうだけど、今回はフィリピン人だから、どうなんでしょうね。まぁ、あったとしても気にしないです。むしろ最初はブーイングがあるぐらいのほうがいいかも。それをひっくり返すのが楽しいから。
――最後に、ファンへメッセージをお願いします。 渋谷 「待たせたな」「今回俺の試合を見れるおまえらはホントに幸せもんだな」って言いたいです。逆に、もし今回の試合で実力を出せなかったら俺はホントに運が悪い、って思いますね。 ――どういう意味ですか? 渋谷 それぐらい今の自分は強くて調子がいい、ってことです。生まれ変わった今の自分をみんなに見せたくてしょうがない。お披露目パーティーみたいなもんですね。早くベールを脱ぎたいです。だから試合前の事故や風邪には十分気をつけます(笑)。 ――非常に楽しみです。今日はありがとうございました。 当日の試合は下記URLからライブストリーム(9.99ドル)で観戦可能。日本からも大きな声援を送ろう! http://onefc.com/livestream (取材・文=岡林敬太) 大会……ONE WUJIE〜DYNASTY OF CHAMPIONS(CHANGSHA) 会場……SWCスタジアム(中国・湖南省長沙市) 会期……2016年1月23日(土)18:30(現地時間)※日本との時差は1時間戦闘態勢完了!




















