5周年を迎えた“不良の格闘技大会”『THE OUTSIDER』前田日明の野望と巨乳へのこだわりとは

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前田日明
 前田日明主催の不良系格闘技イベント『THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)』が間もなく5周年を迎える。会場は毎回大盛況、DVDは格闘技ジャンルでナンバー1の売り上げを記録するほどの人気興行に成長したが、選手の大半が不良だけに、運営上の苦労も絶えないようだ。5年間の苦労、今後の計画、そして2月10日(日)にディファ有明で行われる次回大会の見どころを前田日明に聞いた。 ──2008年3月に旗揚げしたアウトサイダー。間もなく5周年を迎えますね。 前田 プロ顔負けの派手な演出をして、DVDも撮って、アウトサイダーに出たことが選手たちのステータスになるような大会にしていけば盛り上がるんじゃないか、と漠然とは思っていましたが、正直ここまで続くとは、立ち上げ当初はイメージしていなかったですね。 ──選手の大半はアマチュアで、なおかつ不良だから、この5年間、いろいろと苦労も絶えなかったのでは? 前田 「反社会的団体には在籍していません、指名手配中ではありません」などの誓約書を最初に交わすんですが、結構グレーな子もいるんですよ。たとえば以前、ある選手が「構成員じゃないけど組長の運転手をやっている」という情報をキャッチしたので、「それはちょっと勘弁願いたい、やめてから出て来なさい」と諭したり。 ──チェックするのが大変ですね。 前田 2ちゃんねるにアウトサイダーのスレッドが立っているので、それが情報源になることも(笑)。 ──選手が規約を破って他の大会に出てしまうなどの問題もたまに発生していますね。 前田 選手自身ではなく、周囲の人たちに問題があるケースが多いですね。でも、ダメなもんはダメだよと注意していかないと。二度注意してもダメな選手は追放も考えるけど、反省している者にはなるべくチャンスを与えていく考えです。 ──不甲斐ない戦いをした選手、トラブルを起こした選手にも、再びチャンスを与えることが多いですね。 前田 たとえば、前回大会の黒石高大と渋谷莉孔の試合なんかは全然ダメだったんですが、この2人は4月に再戦させる予定です。この渋谷ってのは佇まいに妙なカリスマ性があるんですが、まぁいろいろと問題のある男で……。演技派でもあるから、何度も騙されましたよ(笑)。 ──大変ですね。 前田 いやもう本当に、ヤンチャな学校の先生みたいですね。 ──「アウトサイダーを始めてよかった」と思える感動的なエピソードは? 前田 実は今、アウトサイダーのドキュメンタリー映画を撮っているんですよ。きっかけは、去年の母の日の興行時の宮永一輝のマイクパフォーマンス。普段は無口な宮永の口から「実は俺は母親の顔なんか知らない、昔は母親を恨んだ、でも今では日本のどこかの空の下で健康で幸せでいて欲しい、生んでくれたことに感謝している」という言葉が出たんです。このマイクパフォーマンスに感動したアンデスフィルムの社長が、「選手たちのドキュメンタリー映画を撮りたい」と。 ──公開予定は? 前田 今年の冬ぐらいです。選手の普段の生活ぶりから密着して追いかけるらしいので、楽しみにしていてください。 ──その他の新しい動きは? 前田 今年、いよいよアウトサイダーが関西へ進出します。9月8日(日)と12月15日(日)、場所は大阪市民体育館。そこで西日本エリアの新たな才能を発掘できるんじゃないかと思っています。あとは、オーストラリア、イギリス、そして中国との対抗戦も今年中に実現する予定です。
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21回大会より
──それでは最後に今週末、2月10日(日)に開催される『THE OUTSIDER 第24戦』の見どころを教えてください。 前田 まずは、70-75kg級王者決定トーナメントですね。空位になった王座を8人の選手で争います。 ──1回戦4カードの展開予想を聞かせてください。堀鉄平vs菱沼郷戦は? 前田 アウトサイダーの中では実力上位の堀と、最初はヘタレだったのにラッキーパンチで勝ってからみるみる伸びてきた菱沼。今だったらいい勝負するんじゃないかな。 ──宮永一輝vsランボルギーニ・ヨシノリ戦は? 前田 宮永はまだまだ秘めたポテンシャルがありそう。ランボルギーニはイケイケで毎回見る度に伸びてきている選手。突進型のランボルギーニによって、宮永のポテンシャルが引き出されるような試合になったら面白いですね。 ──タナハシバター・ヒロシバターvs久保昌弘戦は? fdsafregatha.jpg 前田 シバターは本当は真面目にやったら強いんですよ。ただ、真面目にやってくれるかどうか(笑)。トーナメントになったら、さすがに真面目になるのかな。そこのところに注目したいですね(笑)。 ──ソルジャーボーイ一樹vs佐野哲也戦は? 前田 これが事実上の優勝決定戦かな。ここで潰し合いになったら、2回戦以降は誰が上に行ってもおかしくないですね。トーナメントを面白くするために、優勝候補同士を1回戦でぶつけてみました。 ──シングルマッチの注目カードは? 前田 幕大輔vsMASATO。かねてからMASATOは幕を挑発しているので、アウトサイダーらしいケンカファイトが期待できそうですね。あとは、MASAMUNE vs渋谷莉孔。MASAMUNEは前へガンガン出て行く選手だから、渋谷も前回大会のような様子見はできないと思う。激しいぶつかり合いを期待できるんじゃないかな。 ──メインの渡辺竜也vs安谷屋智弘は? 前田 渡辺はプロに行ってから快進撃を続けているストライカー。一方の安谷屋は日本人なのにブラジル人みたいなねちっこさを持つ寝技系の選手。打撃で戦いたい奴と、グラウンドに持ち込みたい奴の駆け引きが楽しみ。両者ともにレベルが高いしKO率、一本率も高いですから、面白い試合になるでしょう。 ──ところで今回は、人気AV女優の仁科百華がラウンドエンジェルとして登場するそうですね。どういう経緯で彼女に白羽の矢を立てたのでしょう? 前田 「絶対無料のエロ動画」というサイトをチェックしていたら、彼女が出てて、「いいなぁ」と思って。えも言われぬ愛嬌があるんですよ。田舎のグラマーな女の子みたいな愛くるしさ。で、こないだ彼女と対談したんですけど、そこで開口一番、「ラウンドエンジェルをやりたい」と向こうから言ってきて、実現の運びとなりました。 ──仁科百華は爆乳ですから水着映えしそうですね。 前田 Jカップ(100cm)だよ! Jカップなのに、美乳。垂れてない。綺麗な釣り鐘型でね。「ひょっとしたら偽乳かな?」と最初は疑ったんだけど、寝そべったときにブワ~ッと広がったから、あれは本物だな!(真顔で断言)  試合のみならず、オッパイにも大いに注目しよう! 【当日券情報】 『THE OUTSIDER 第24戦』の当日券を、ディファ有明・当日券売り場にて午前11時より販売。各席ともに残りわずか。売切れ次第、販売を終了。 ●販売日時 2013年2月10日 午前11:00~ ●販売場所 ディファ有明 当日券売り場 ●販売席種 SRS席……10,000円       RS席………7,000円       S席…………5,000円 (取材・文=岡林敬太)

「前田日明さんよ、聞いてるか!?」アウトローひしめく地下格闘技会場を、“天下の傾奇者”瓜田純士がゆく!

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 「俺が瓜田純士じゃ! 文句あるヤツはかかって来んかい!」──4日、地下格闘技『KRUNCH第16戦』の会場・ディファ有明に、元アウトローのカリスマこと瓜田純士(32歳)が現れた。当日のカードに瓜田の名前はないが、果たして何をしに来たのか? たまたま現場に居合わせた記者は、恐る恐る突撃インタビューを敢行! 来場の目的、最近の日常、今後の野望などをフルスロットルで語ってもらった。  開場前のディファ有明。高級車や大型バイクがズラリと並ぶ駐車場には、ガングロ短髪のいかつい若者や、ダークスーツを着た本職とおぼしき御仁が大勢たむろしている。そこへ突然、缶チューハイ片手にホロ酔いで現れたのが、元アウトローのカリスマこと瓜田純士である。  顔面タトゥーにサングラス。革のジャケットに細身のパンツ。パンクロッカー風のいでたちの瓜田は、「そこのけ、そこのけ、瓜田が通る」とばかりに、サングラスをズラして方々にメンチを切りながら、与太った歩きで駐車場を突き進む。  周囲の反応はというと、触らぬ神に祟りなしとばかりに道をあける者、遠巻きに睨みつける者、「おお、瓜田クン!」と親しげに挨拶する者、「うわ、瓜田だ……」と囁き苦笑いする者など、実にさまざまだったが、これだけアクの強い面々が集う中にあっても、いや応なしに注目を集めてしまう存在であることだけは確かであった。
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メインマッチに出場するヒロ三河と抱擁。
 瓜田はそのまま会場入り口にたどり着くと、いま来た“獣道”をクルリと振り返り、「俺が瓜田純士じゃ! 文句あるヤツはかかってこんかい!」と吠えた。これは映画のワンシーンではない。実社会で起きた出来事である。記者を含む周囲はただただ、呆気に取られるばかりであった。  会場入りした瓜田は、ロビーでビールを飲みながら、顔見知りの不良と挨拶を交わしたり、行きずりの誰かと口論したり、ファンと握手したり。  足立区出身のjoltさん(28歳)は「まさかこんなところで瓜田さんと会えるとは。今から11年ぐらい前、僕も新宿でよく遊んでいたんですけど、当時の瓜田さんは供攻社でバリバリやっていた頃。僕は瓜田さんが来るといつも逃げてました(笑)。こうやって近くで見ると、やっぱオーラが凄いですね」と釘付け状態。  しかし、瓜田のことを好意的に見ている客ばかりではない。何かあったら行くぞとばかりに、鋭い眼光を飛ばすコワモテもチラホラ。  そんな中、頃合いを見計らって、瓜田にインタビューを申し込んだ。
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職質をくぐり抜け会場入り。
──今日はいったい、何をしに来たのでしょう? 「仲間が試合に出るんでね。その応援に来たんだけど、来る途中、職質に遭っちゃって、追い払うのに苦労しましたよ」 ──どこで職務質問されたんですか? 「ゆりかもめの新橋駅。私服の刑事数人に囲まれたから、『なんじゃコラ、誰が誰に声かけてんだ?』と怒鳴ったら、『瓜田さんでしょ? 顔見ればわかりますよ。ちょっと持ち物を調べさせてください』と」 ──瓜田さんはそこで、どのようなリアクションを? 「『俺を調べたいんだったら、今から俺んちまで行くか? 一緒に俺んち行こうぜ』と言ったら、その場で前科調べられて。シャブで逮捕歴があるとわかったら、『尿を採りたい』と言うんで、『じゃあ今すぐ検査キットを持ってこい! 早くしろ! 俺はこれから大事な用事があるんだ! 遅れたら、ただじゃすまさんぞ!』と。俺があまりに自信満々に言うもんだから、向こうもさすがに引き始めて『すいませんでした』と。『だったら、ゆりかもめが通り過ぎるまで頭下げてろ』と言ったら、下げてました(笑)」
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ワルそうな人たちと集合写真。
──相変わらずスリリングな日常ですね。そういえば、ハロウィンの日に殴られたという記事を読みましたが、何があったのでしょう? 「とある調子こいたバカが、パフォーマンスで瓜田純士にヤキを入れました。でも、青タンいっこありません。どっこも痛くもカユくもないです。僕、弱いものイジメはしたくないんで、とりあえず今んところは生かしておきますけど、あんまり調子に乗ってたら、○○ますよ。だからあんまりイチビんなって! お~い、頑張れよ~、絶縁者~っ!」 ──なぜその人に殴られたんですか? 「ある会合をそのバカがセッティングして、僕は『あなたの顔が立つんだったらいいですよ』と参加したら、いきなりガツンとやられた。そいつの自己顕示欲でしょうね。みんなの前でいいとこ見せたかったんでしょう。恥ずかしい40代ですねぇ」 ──反撃はしなかったんですか? 「気付いたら病院に運ばれてたんで。腐っても相手は元プロボクサーなんで、そりゃ倒されますよ。ただ、どっちが正しい正しくないの分別は誰にでもつく。あとで、その現場に居合わせた○○会の関係者からも、『今日は10対0で向こうが悪い。俺の安い頭でよければいくらでも下げるから機嫌を直して欲しい』という言葉をもらった。その人のその言葉がなかったら、今ごろ○○てますよ。ナメんな、あの野郎!」 ──今の話はオフレコですよね? 「いや、書いてください。なんでかっていうと僕、負けたと思ってないし、そいつにケンカを売ってるんで。僕は直の先輩、直の後輩、直の仲間は大事にしますよ。でもそれ以外の人間には興味がない。直の先輩のためなら『白いものも黒』と言いますけど、そうじゃない人間には『黒くねえじゃねえか!』と言う。それが僕のスタンスなんで。今日ここに来た理由は、僕は逃げも隠れもしませんよ、という意思表示でもある。そいつの関係者が今日、この会場に来るかもしれないんでね」 ──穏やかな話題に切り替えましょう。「仲間を大事にする」という言葉で思い出しましたが、先日、渋谷莉孔選手が自身のブログに「本当にヤバイときにいつも助けてくれる人間」として瓜田さんの写真を載せていました。2人の間で何があったのでしょう? 「莉孔がリングスとの契約がコジれて悩んでたから、『お前は何モンだ? そう言われたらなんと答える?』と聞いたんですよ。そしたら莉孔が『キックボクサーです』と答えたから、『じゃあ格闘技やれよ。紙切れがそんなに大事か? そうじゃねえだろ。だったらリングス代表の前田さんに電話して、大先輩に噛み付いてすいませんでした、またリングに立ちたいんです、と謙虚に言ってみろ』と助言したんですよ。それでもまだグズグズ言ってやがるから、『オイ、どうしたいんだコラ! もう一度脚光浴びたいの? それともここで腐りたいの? 自分がどう生きたいのかを建設的に考えてみろ。モタモタしてたらカムバックはどんどん難しくなるぞ。カムバックするんであれば、お前の居場所はどこだ? アウトサイダーで、この瓜田純士にケンカを売ったことで、お前は名前が売れたんだろ? だったら、そこに戻りゃいいじゃねえか』と。そしたらやっと、莉孔が吹っ切れた顔になった」 ──瓜田さんの助言は力強いですね。 「莉孔からも『なんで瓜田さんはそんなに自信があるんですか?』と聞かれましたよ。僕はこう答えました。『バーカ、役者が違うよ。こっちは生まれる前からスポットライト浴びてるんだよ。場数がちげえんだよ、このガキ!』と。ま、そんな話はどうでもいいっすよ。せっかく来たから、試合でも見ましょうか」  そう言って瓜田は客席へ。そして花道の脇の空席を陣取ると、ご覧の体勢で観戦を始めた。
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これが瓜田の観戦スタイル!
──みんな、こっちをチラチラ見てますが……。 「瓜田が何をするのか、みんなそこを見てるんですよね。その期待に応えるのが僕ですよ。傾(かぶ)いてナンボの傾奇者ですから(と言って椅子を蹴飛ばす)」 ──なぜ傾奇者に? 「歌舞伎町で生まれてりゃ、そりゃ傾きますって(笑)。僕ね、よくみんなに言われるんですよ。『純士は空気も読めるし、ちゃんと気も使えるヤツなのに、どうしてすぐに何かをブチ壊すようなことをするのか』と。僕はこう答えますよ。『お前ら傾いてない。もっと傾けよ』と。傾奇者ってのはいつの時代も、自分の物差しで、わかってる範囲で、メチャクチャするんですよ。ここにいる多くの不良は傾いてませんね。今だって、僕がこんだけメチャクチャしてんのに、誰も文句を言って来ないでしょ? さっき会場入りしたときも、刺青出した不良がいっぱいいたけど、そいつら全員『やっべー瓜田だ』って顔して下を向いた。それが答えですからね。主役は俺なんじゃ、コラ!」 ──アウトロー卒業宣言(http://www.cyzo.com/2012/01/post_9635.html)は撤回ですか? 「撤回もクソもありませんよ。人様に文句を言われるような生き方はしてないし、ハナからアウトローに入学式も卒業式もない。不良な生き方はやめたけど、行くときは行くと前に言ったでしょう。こっちは毎日、命のやりとりしながら、一つ一つ筋を通してる。こっちが筋を通してるのに、偽物のアウトローが道理を履き違えたマネしてくるなら、僕が今一度、『ノートレーニングの凄み』ってもんを教えてやりますよ」 ──具体的に今、リングで戦いたい相手はいますか? 「そこいらで不良ごっこしてるような可愛い坊やに用はない。本物とやりたいね。ていうか、俺とサシで戦える人間って、いるのかな? なんなら戦う相手は、動物でもいいですよ」 ──動物っ!? たとえば……? 「ホワイトタイガー。笑いごとじゃないっすよ。檻の中で、サシでやり合ってもいい。全然余裕ですから」 ──檻の中もいいですが、「アウトサイダーで戦う瓜田を、もう一度見たい」という声も多いですよ。 「チャンスがあるなら、僕もアウトサイダーに出たいですね。そうだ、この場を借りて、リングスの前田日明代表にメッセージを送ってもいいですか?」 ──前田代表がこの記事を読んでくれるかどうかはわかりませんが、どうぞ。 「おい前田さん! 聞いてるか! いろいろあったよな。鉄板焼きも食いに行ったし、ケンカもしたよな。でも俺さ、あんたのこと嫌いじゃないぜ。前田さんや村上(和成)さんに生意気言ったことは、悪かったと思ってるよ。前田日明、瓜田純士、お互い名前があるし、プライドもある。でも今度会うことがあったら、俺は『前田さん、どうも』って頭下げるぞ。わかったか前田さん! 聞いてんのか、コラ! このまんまじゃ早晩、地下格闘技は廃れちまうぜ! なれ合いや同窓会じゃ客は満足しねぇぞ、コラ!」 ──アウトサイダーは地下格闘技ではない、というのが前田代表の考えですが。 「定義はなんであれ、興行のこと考えたら、俺を出せばチケットの売り上げは確実に跳ねるぜ。前田さん、俺を一回アウトサイダーに戻してみぃ! そしらたらあんたも考え変わるぞ。色物、客寄せパンダ、なんでもいいぜ。俺をアウトサイダーに復活させてくれや! な、前田さん! 聞いてんのか、オイ! コラ!……ちょっと言いすぎましたが(笑)、マジで興行を維持するんだったら、ビッグスターを呼んだほうがいいですよ。俺はこの世界では、まぎれもないビッグスターですから。前田さん、なんかあったらいつでも俺に声をかけてください! 前田さん、頑張ってください! 俺も頑張ります!」
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瓜田が応援した3人の選手はいずれも勝利。この男、ツキがある?
 瓜田の熱いラブコール、果たして前田に届くかどうか。その成り行きに注目したい。 (取材・文=岡林敬太)

百花繚乱!『THE OUTSIDER第22戦』のラウンドエンジェルは、浴衣です!!!

_HHA1498.jpg  15日に東京・ディファ有明で行われた“不良の格闘技大会”『THE OUTSIDER』。衝撃的なタイトル移動劇などはすでにお伝えしたが(記事参照)、リングの外でも大事件が起こっていたことをご存じだろうか。  なんと、「格闘技界最強」といわれるTHE OUTSIDERのラウンドエンジェルたちが、それはそれはうるわしい浴衣姿で登場していたのだ! 満場の客席をどよめかせたその一部始終をご覧いただこう。 
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麗しすぎるリングの華!『THE OUTSIDER 第20戦』ラウンドエンジェル大集合!!


TOS_RA_0216_12s.jpg  先月12日に東京・ディファ行われた“不良の格闘技大会”『THE OUTSIDER 第20戦』。そのリングを彩ったのは、麗しすぎるラウンドエンジェルたちだった。拳がうなり、関節がきしむ殺伐としたリングに舞い降りた美女、美女、美女の猛ラッシュをご覧あれ!!(大会の様子はこちらから

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(撮影=長谷英史)
ジ・アウトサイダー 第十三戦 in 横浜文化体育館 試合も見てね。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 セクシー過ぎるXmasプレゼント!「THE OUTSIDER第19戦」ラウンドエンジェルが繚乱!! つーか、これでしょ!「THE OUTSIDER第18戦」ラウンドエンジェル大鑑賞会! 言葉を失う艶やかさ! 「THE OUTSIDER第17戦」ラウンドエンジェルは浴衣だ!!!

"不良の格闘技大会"『THE OUTSIDER 第20戦』もやっぱり熱かった!!


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 乱闘続発! 骨折続発! 新王者誕生!──前田日明主催の不良系格闘技イベント「THE OUTSIDER(アウトサイダー)第20戦」が12日、東京・ディファ有明で開催された。2,046人(超満員札止め)の大観衆、その約8割が不良で占められた会場では、この日もアチコチでトラブルが勃発し、時には乱闘に発展するケースも。そんな中、行われた試合では、元チーマーにして元自衛官という異色の経歴を持つケンカ屋が、強豪弁護士を骨折させて新チャンピオンに。また、イロモノ系ファイターが、勝って勢い余ったのか、前田日明を「お前」呼ばわりするなど、なんともスリリングな大会となった。当日の主な出来事を追った──。 ●ケンカ、乱闘  「やんのか、コラ!」。巻き舌の怒声が、会場ロビーに響き渡った。声の主は、パーカーを着た短髪男。眉間に皺を寄せ、怒り肩でどこかへ突進しようとしている。それを制止する者、逃げ惑う女性客らで、あたりは緊迫したムードになった。  第15試合、"黒石魂継承 横濱義道会二代目総長"寺内芳彦(23歳・神奈川県)と、"天下無双 和神会の暴君"高森茂之(25歳・栃木県)の戦いが、終わった直後の出来事である。 tos20_02.jpg  パーカー男はどうやら寺内サイドの人間、すなわち「横濱義道会」の関係者らしく、寺内の対戦相手だった高森に対し、怒っているようである。  事情を聞く仲間に、「あの野郎、コレモンで(肩で風切って)歩きやがってよ」と説明。どこかでスレ違う瞬間に、高森がよけなかった、あるいは肩が接触したことなどが、トラブルの原因である様子。  周囲にいさめられたパーカー男、いったんは笑顔を見せたものの、遠くに隔離された高森とまた目が合ったのか、「この野郎!」と再びスイッチが入る。
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この日は脇役の黒石。存在感は抜群だ。
 ここで両者の間に割って入り、見事なトラブルシューターぶりを見せたのが、横濱義道会初代総長にしてアウトサイダーきっての人気者、黒石高大(25歳・神奈川県)だった。  黒石はまず、高森の両肩を正面から抱き、優しい顔で一言二言、何事かをささやく。すると、高森は納得したようにコクリ。続いて黒石、いきり立つパーカー男に笑顔で歩み寄り、「もう試合終わったんだからやめろ。な」と静かに諭すと、パーカー男もニコリ。これにて一件落着だ。  慌てず騒がず、両者のメンツを立てつつ、事態を沈静化させた黒石。横浜の荒くれ者を束ねてきた男の、器のデカさを見た気がした。  なお、この日の会場では、第18試合の直後にも乱闘が勃発。アウトサイダーらしいと言えばらしいのだが、主催者の前田日明は「やるんなら表行ってやれ」とウンザリ顔だった。 tos20_04.jpg ●"リアルアマプロレスラー"  シバ仁田厚(26歳・神奈川県)  その前田日明を「お前」呼ばわりしたのが、このシバ仁田厚である。背中に大きく「邪道」と書かれた革ジャンを羽織って、リングイン。わずか8秒で試合を片付けると、勝利者マイクを握りしめ、「オイ、前田さん! お前にその器量があるなら、次はロシア人か佐野哲也とやらせろ!」と命令口調で吠えたのだ(前田は苦笑)。「さん」を付けてしまうあたりに、ビビリも感じられたシバ仁田だが、大会終了後の単独インタビューでは、さらなる暴言を連発。客が散り、閑散とした会場に、威勢のいい声が響き渡った。
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試合はわずか8秒!
──秒殺勝利、おめでとうございます。 「オイ! オイ! オイ! 俺が、オイ! シバ仁田厚だ! オイ! オイ! オイ! 俺が、オイ! シバ仁田厚だ!」 ──その革ジャンは、今日のために買ったんですか? 「おう! おう!」 ──どこで? 「オイ! オイ!」 ──アメ横で? 「アメ横だよ! オイ!」 ──背中の「邪道」の文字は何で書いたんでしょう? 「ポスターカラーだよ! オイ! 邪道が、俺の、オイ! 生き様なんじゃい! オイ!」 tos20_06.jpg ──試合の冒頭で見せた、浴びせ蹴りが印象的でした。 「バカ野郎! あれはフライングニールキックだよ!」 ──ヒットしましたか? 「あれは作戦だよ! 誘い込むための! 俺の『地を這う空中殺法』だよ!」 ──元ネタである大仁田厚って、フライングニールキックの使い手でしたっけ? 「細かいことはどうでもいいんだよ!」 ──最後の逆十字、あれはガッチリ入った? 「あれで相手の腕をヘシ折ってやった! あれ、完全に折れてたぞ! オイ!」 ──容赦ないですね。 「そりゃそうだよ! それがプロレスだよ! オイ!」 ──プロレスは折っちゃいけないのでは? 「プロレスは折っちゃいけない? じゃあ折れてねえよ!」 ──脳機能学者の苫米地英人さんから賞金をもらいましたね。 「苫米地? 俺、苫米地からカネもらうの2回目なんだよ! あいつ、俺のことが好きで好きでしょうがねえみたいだな、この野郎、オイ!」 ──今回で4度目の出場ですが、いつも控え室では一人でポツンとしている印象ですね。 「それ言うなよ! オイ! 孤高の、孤高の存在なんだよ! プロレスラーは孤高なんだよ!」
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リング上では佐野を挑発。
──リングでは無敵のシバ仁田選手ですが、試合後の佐野哲也選手(29歳・静岡県)との舌戦では、完全に丸め込まれていましたね。 「ウホン! ウホン! ウホン!(急に咳込み、声のトーンが下がる)あれは、あれはよぉ......佐野が一枚上手だったかもしれねえ。だが、だが次は絶対あいつを......」  ここで会場の後片付けをしていたリングアナウンサーから、「シバ仁田選手、本日はご来場ありがとうございました」と追い出しをかけられ、インタビューは終了となった。 tos20_08.jpg ●"神速"  ソルジャーボーイ一樹(24歳・愛知県)  元チーマーゆえストリートファイト経験は豊富だが、「格闘技の練習は一切していない」と語るソルジャーボーイ。ムキムキマッチョな肉体は、自衛官時代のトレーニングによって培われたという。その剛腕から繰り出される重くて速いパンチを武器に、デビュー以来、破竹の4連勝。そしていよいよ今回、70-75kg級のタイトルマッチ(初代王者ベルト返上による二代目王者決定戦)に駒を進めた。  対するは、ホリベンこと堀鉄平弁護士(35歳・東京都)。アウトサイダーですでに、10勝(4敗)している寝技の達人である。  売り出し中の打撃系選手が、寝技系選手にあっさり負けてしまう場面は、これまでのアウトサイダーでも、幾度となく見てきた。果たしてソルジャーボーイは、その一線を乗り越えることができるのか? 試合前に、ソルジャーボーイを直撃。 ──堀選手の研究は? 「どう研究したらいいのか、よくわからないんで......。でも寝技は絶対やらないほうがいいんで、倒れないようにしたいです」 ──ソルジャーボーイさんは、払い腰からパウンドアウトという勝ち方が多いですが、今日は終始、スタンドで勝負を? 「基本、組むつもりはないです。タックル来たら、すぐ切ります。でも、もし先に相手の腰を浮かすことできたら、組みに行くかもしれません。でも、万が一、マウントポジション取れてもやっぱり寝技が怖い。だから立ちで勝負します」  試合は、作戦通りの展開になった。堀の執拗なタックルをこまめに切り、粘り腰でテイクダウンを許さないソルジャーボーイ。やむなく打撃で前へ出た堀に、カウンターパンチを見舞い、TKO勝ち。これで無傷の5連勝。見事、70-75kg級の二代目チャンピオンに輝いた。なお、堀は最後の一撃で、右目の上を骨折した。  試合後のソルジャーボーイに話を聞く。 ──フィニッシュブローはフックですか? tos20_09.jpg 「フックというより、チョップですね。狙ってません。たまたま親指の付け根が当たってくれただけ」 ──堀選手の印象は? 「もうやりたくないです。苦手です。勝ったからよかったけど、たまたまだから、完全に」 ──次は誰と? 「誰ともやりたくないです」 ──てことは、もう試合には出ない? 「これ(お金)が絡んできたら、僕は動きますよ」  以下、前田日明の記者会見。 ──ソルジャーボーイ選手の戦いはどうでした? 「この子はね、初参戦のときから体幹がしっかりしてるしね、見るたび確実にレベルアップしてる。注目株ですよ。ただね、アウトサイダーの選手は、褒めるとすぐ違う方向いっちゃうんで(笑)、『コイツいいな』って子は褒めないことにしたんだよ。だから、今まで何も言わなかっただろ? でもこないだ本人に聞いたら、プロでやりたい気持ちもあるみたいなんで、期待してます」 ──こうすればもっと強くなる、というアドバイスがあれば。 「どんな技でもね、いろんな解釈があるんですよ。同じ関節技にしても、決め方がいろいろある。今までできてた技も、もっとよく考えて、どういう原理でどういう風になってるのかをよく理解した上で、ひとつひとつ技を分解していくと、また違う解釈が見えてくる。格闘技も馬鹿では強くならない。必要な脳みそってのは、ここ(頭)だけじゃない。神経の末端まで使う。それが格闘技の脳。そういう感覚を大事にしてほしいですね」  追う立場から追われる立場になった、新王者のソルジャーボーイ。床にヒザを付き、真剣な顔をして、前田の言葉に聞き入っていた。  次回アウトサイダーは5月13日(日)、東京・ディファ有明で開催予定だ。 (取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史)
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「さらば、愛しのアウトロー」カリスマ・瓜田純士引退試合 雄々しき華の散った夜(後編)

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タイソン(左)、瓜田(中)、ワンターレン(右)。
前編はこちらから  さて、控え室には黒人のSP以外にもコワモテがふたりいて、瓜田の身辺警護にあたっていた。ワンターレンとタイソン。いずれも瓜田の弟分である。  彼らはなぜ、瓜田を慕い、ついて行くのだろう? ワンターレンに話を聞いた。 ──瓜田さんとはどれぐらいの付き合いですか? 「知り合ったのは、17年ぐらい前になりますね。2コ上の、地元のお兄ちゃんって感じですね」 ──どこで知り合ったんですか? 「地元は一緒だけど、中学は別で。僕、台湾人なんですけど、僕の友達の台湾人の中学の先輩が瓜田君だったんですよ。当時の僕はケンカばっかしてて、瓜田君もそうだったから、名前だけは聞いていた。ただ瓜田君は、気安く近付ける存在じゃなく、新宿の不良の間では『この人には触れちゃいけない』っていう存在の方だった。でもその時代に、ひょんな縁からお会いすることになり、すぐに意気投合しまして。以来、苦楽を共にしてきたというと大げさかもしれませんけど、ずっと背中を見てきましたね。途中、仕事の関係とかでずっと会わない期間もありましたけど、半年前に久々に再会して、今に至るという感じです」 ──久々に会ったときの瓜田さんの印象は? 「良くも悪くも昔と変わらないな、相変わらず子どものように純粋な方だな、と。昔から男の生き方の美学の体現者みたいな方なんで、懐かしくも感慨深いものがありましたよ」 ──弟分は通常、兄貴分に振り回されることが多いですが、ワンターレンさんはどうでしょう? 「いや、逆に僕が迷惑をかけてばかりですね。詳細は言えませんけど、瓜田君の現役時代にも、かなり迷惑をかけましたね。手打ちが済んだのに、水面下で僕が勝手に襲撃しちゃったり......。そういう手打ち破りとかで、随分ご迷惑をおかけして、よく瓜田君に怒られました。僕も当時は若かったので、瓜田君の背中を追いかけるがゆえに、過激になりすぎてしまうというか。追いつけないんですけど、追いつけないなりに背伸びするという。ケンシロウの背中を追っかけるバットみたいなもんですね。で、そのケンシロウがまた、ケンカをいちいちすべて拾うんですよ(笑)。売られたケンカは全部買うスタイルだったんで、瓜田君は。見て見ぬ振りすればいいのに見過ごせない、見たからにはやる、みたいな。それがいいところでもあるんだけど、疲れるでしょうね、本人は。小さな頃からそのように生きているので。サムライですよね。生まれる時代を間違えたのかもしれませんね」  もうひとりの弟分であるタイソンも、瓜田のことを「不器用だけど熱い男。その魅力は会って話せば分かる」と評した。  では、対戦相手の内藤裕は、瓜田のことをどう思っているのだろう? 内藤はかつて"人刺し裕"の異名を取った千葉の伝説的チーマーで、ストリートファイトはもちろんのこと、キックボクシング経験も豊富な猛者である。試合前に話を聞いた。
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対戦相手の内藤裕。
──瓜田さんと面識は? 「あるよ。1回飲んだことあるし、気も合うし、ブログも読んでる。ああいうメチャクチャな奴は大好きだね」 ──今回はどういう経緯で、瓜田さんの引退試合の相手を務めることに? 「去年の大みそかに、猪木の格闘イベントを見に行ったら、たまたま渋谷(莉孔/BERSERKERの関係者)と会ったんだよ。で、『もうすぐ瓜田の引退試合があるみたいだけど対戦相手は決まったの?』って聞いたら、『まだ決まってないんですよ』と言う。だから俺、渋谷にこう言ったんだ。『あいつとは気が合うんだけど、あいつの引退試合だから、相手がいないんだったら俺がやってもいいよ。その代わりノールールで、ガチンコの殺し合いをするよ。瓜田がそれでよかったらやるよ』って」 ──気が合う相手をガチンコで殺せるものですか? 「気が合うからこそ、本気で殺れるんだよ。あいつがアウトローの世界、ヤクザの世界を辞めてカタギになるって決めたなら、そこまでの意思があって最後の戦いって決めてるなら、じゃあ俺と本気で殺し合いしようぜ、って」 ──大みそかに渋谷さんと偶然会っていなければ、今日のカードは実現していなかったわけですね。 「そうだね」 ──思い起こせば、3年前。瓜田さんを挑発するなど生意気盛りだった渋谷さんに、格闘技の厳しさを教えたのは、内藤さんでしたね。そして今回、その渋谷さんとばったり再会したのをきっかけに、こうして内藤さんと瓜田さんが戦うことになるとは、人の縁の不思議さというか、宿命じみたものを感じます。 「エキシビションだの馴れ合いだの言ってる客もいるみたいだけど、まったく違うよ。これは殺し合いだから。内藤と瓜田っていう人間の、今までアウトローの世界の中で生き残ってきた俺らの、ガチンコの殺し合いだから。遊びじゃないよ」  その言葉に偽りはなかった。「1分1ラウンド・ノーグローブ・判定ナシ」で行われた試合は、まさに殺気に満ちた、壮絶な戦いとなった。試合経過は以下の通り。
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試合は序盤から一方的な展開。
 ゴングと同時に瓜田は前進しながらワンツーパンチを繰り出すが、いずれも空振り。ノーガードの瓜田の頭部へ、内藤の右ストレートがヒット。両者もつれ合うようにマットに倒れる。内藤はすかさず瓜田を脇から固め、パウンドをラッシュしようとするが、瓜田が激しく暴れるため捕え切れず、いったんブレイク。  再開後、「来い来い」と挑発しながら、瓜田が右ミドルを放つ。これをかわした内藤が、左、右、左と連続で大振りのパンチを放つと、アゴにヒット。瓜田は大きくのけぞり、後頭部を金網に打ち付けながらダウン。倒れた瓜田の頭部を抱え込み、顔面、ボディ、後頭部めがけ、ほぼ無呼吸状態で鉄槌の雨アラレを降らせる内藤。あまりの一方的な展開に客席から悲鳴が上がる。  ラスト30秒のアナウンスが流れたところで、レフリーがいったんストップをかけ、瀕死の瓜田を抱き起こす。瓜田が戦闘意思を示したため、リスタート。
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気力を振り絞り、立ち上がった瓜田。

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内藤の的確なパンチが次々とヒット。

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弱った瓜田に、情け容赦ないパウンド。
 瓜田、右ストレートを放つも当たらず。一方、内藤の放った右、左、右、右の連打は立て続けにヒット。金網にぶつかりながら瓜田はダウン。その瓜田を背後から押さえ込み、渾身の力を込めて左右の拳を狂ったように振り下ろす内藤。瓜田の抵抗が徐々に弱まり、いよいよヤバいというところで試合終了のゴング。  マットを叩いて悔しがる瓜田。あれだけ殴られてもまだ意識があるとは、恐るべし精神力。内藤が放ったパンチの数はなんと、60秒間で77発だった。  ゆっくり起き上がり、自らの頭に水をかけた瓜田。内藤に歩み寄り、ガッチリ抱き合い、何度も握手。互いの健闘を称え合った。
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試合後の両者。内藤も感極まる。
 試合後の瓜田にインタビュー。 ──試合の記憶はありますか? 「3回ぐらい飛びかけたかな。でも、何がなんでも最後まで、って気持ちが強かったから。倒れてガガガガガッて攻められてる最中も、我龍君(レフリー)は、俺が必死でもがいてるのを見て、止めたくても止められなかったみたいだね。『最後までやらせたかった』って。正直、手も足も出ないほど力の差はあったけど、俺自身、最後まで気持ちは折れなかった。1回記憶が飛んだあとに立ち上がったときも、自分から『来いよ、オラ!』って言えたから、そこで自分にまた喝が入って、どうにか最後までやり切ることができました」 ──痛みは? 「ないですね。あとで痛くなるのかなぁ」 ──引退試合を終えた感想は? 「最後抱き合ったときに内藤選手が、『俺は瓜田君の応援者だよ。俺は格闘技しかできないから格闘技を続けるけど、瓜田君は本とか映画とか音楽の世界で絶対頑張ってよ。すげえ応援してっから』っていうのを客の目を気にせず言ってくれたのが、うれしかったし、その言葉を聞いて、ああ俺、いよいよ違うステージに行くんだなってことを実感しました。最後の相手が内藤選手で本当によかった。すげえいい男でしたね」
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本気で殴り合うことで友情が深まった。
──最後に一言。 「たぶん今日の試合で、今の若い子たちに伝わったと思いますよ。アウトローってのはこうなんだな、魂なんだな、意地ってのは張り通さなくちゃいけないんだな、ってことが。無様さらしても何さらしても素手でリングに上がって、ボコボコにされても何度も立ち上がって、最後は相手と称え合う。そんな俺の姿を見て、きっと何かを感じてくれたお客さんもいると思う。弱くてすいません、って思いもあるけど、今後は違うステージに行きますから、引き続き応援をよろしくお願いします」  まるで憑き物が落ちたような柔らかい表情で、そう語る瓜田であった。
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試合後の控え室では、ご覧の笑顔。
(取材・文=岡林敬太/撮影=オカザキタカオ)
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「さらば、愛しのアウトロー」カリスマ・瓜田純士引退試合 雄々しき華の散った夜(前編)

URT0119_2933.jpg  "アウトローのカリスマ"こと瓜田純士(32歳)が、アウトローの世界に別れを告げた。  1月15日、ディファ有明で行われた地下格闘技イベント『BERSERKER(バーサーカー)旗揚げ戦』に参戦した瓜田は、この日を境にリングを離れ、アウトローの看板を下ろすことをブログ上で事前告知。瓜田の最後の勇姿を見届けようと、会場には多くのファンが詰めかけた。キックボクシング経験のある猛者を相手に、あえてまったく練習せぬまま、ノーグローブの金網デスマッチを行った瓜田。結果、コテンパンにやっつけられたが、おかげで過去の自分とは綺麗さっぱり決別できたようだ。痛々しくも清々しい、引退試合ドキュメント!  試合前の瓜田陣営はピリピリしたムードだった。瓜田専用の控え室となった会場応接間の入口には、黒人のSPふたりが門番のように立ち塞がり、部外者の侵入を断固として拒む。そして瓜田が動くたびに、SPがゾロゾロついて回る。  年末から年始にかけて、瓜田が各所とモメていたため、万が一の事態に備えて、主催者側が厳戒態勢を敷いたようだ。
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黒人のSPを従えて会場を歩く瓜田。
 そんな中、試合前の瓜田にインタビューを行った。 ──アウトローの代名詞である瓜田さんが、ブログ上でなぜ突然、「1.15の試合を機にアウトローを辞める」と言い出したのでしょう? 「どこかとモメてるのが原因と思われがちですけど、実はちょっと違って。辞めようと思った理由は2つ。1つは昨年末、ものすごく偉大なミュージシャンの方と再会する機会がありまして。その方にインスパイアされて、自分の方向性をもうここで絞ろうかな、と思ったんですよ。トレーニングせずにアウトローの看板背負ってリングに上がるっていうのも、僕の表現活動の1つだったんですけど、もうそれは今日でラストにしようという考えに至りました。今日が引退試合になります」 ──今後は音楽に専念するということですか? 「アーティスト活動の一環として、音楽にも力を入れていくことになります」 ──アウトローを辞める2つ目の理由は? 「実は俺、2日前にやっと、府中(刑務所)を出て5年目を迎えたんですよ。これで初めて、世間でいうカタギになれた。出所後もトラブルは絶えなかったし、最近もあれやこれやと水面下で動かなくちゃならない毎日だったから、正直、疲れた。ガチで死ぬか生きるかをヤクザもんと背中合わせでやってきたけど、その苦労は誰にも分かってもらえない。いつも胃が痛い思いをするのは俺だけ。だから、もうバカバカしいな、アウトローの看板下ろして新しい人生を歩もうかな、と。だったら出所して5年という1つの節目は、いい機会だと。昨年末、ある事情で小指をツメたんですけど、そのあと、先述したミュージシャンの方に言われたんですよ。『ギター弾けなくなるぞ』って。いろいろやりたいことがあるのに、アウトローという言葉に縛られるあまり、その活動範囲が狭まるのはもったいない、と自分でも思うようになりました。だから、今日でアウトローを卒業します」 ──ちなみに、卒業前夜の昨晩は何をしてました? 「昨晩というか、おとといからずっと、あり得ない飲み方をしてまして。まず、知れてる空手のチャンピオンかなんかが働いてるバーで、そいつが調子に乗ってるから頭に来てシメて、おまえ正座しろだのなんだのやっちゃって。そのあと謎の小金持ちが『俺のシュワシュワを飲め!』みたいなことを言ってきて。シュワシュワってのはドンペリのことなんですけど、それが何本も開けられて、酩酊状態になるまで飲んで。ちなみにその前に、焼酎1本空けてて、そのあともジョッキで1本分ぐらいは空けてるから、都合、焼酎2本プラス、シャンパンの連打でかなりやられて。昨日はゆっくりご飯でも食おうつって、パートナーとメシ屋に出かけて、そこで軽くハイボール2本飲んで。そのあとコンビニで氷結買って飲んで、それからカラオケ行って、ウイスキーのロックを2杯飲んで。ヤバい、カネがなくなってきた、というか、明日試合じゃねえか! つって帰って。で、今日はジャックダニエル!(と言ってテーブルの上の瓶を指差す)」 ──出たっ! ジャックダニエル! 前回(記事参照)と一緒ですね。 「ちなみに前回は黒シャツだったから、今回は白シャツ。前髪はBERSERKERに合わせて青く染めてきました」
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喫煙・飲酒しながらインタビューに応じる瓜田。
──さすがオシャレですね。しかし、試合に勝つ気はあるんですか? 「勝ち負けはハナからどうでもいい。"いかに一発入れるか"しか考えてない。『目立ちてえな、おまえら俺を見ろ!』ぐらいのノリですよ。さっきの開会式でも分かったと思うけど、地下格闘技界のスター選手と呼ばれる面々と比べても、俺が出てったときの拍手はケタ違いなわけじゃないですか。そこでもう、格の違いが分かるわけですから」 ──トレーニングして本格的に強くなった瓜田さんを見たい、という声もありますが。 「20キロのダンベルを持ち上げるような事態って日常生活にあります? 昼間街を歩いてて、ピーター・アーツみたいなでけえ奴とケンカする機会ってあります? ないでしょう? だったら今以上の力って必要なくないですか? さすがにウイスキーの蓋を開けられなくなったらトレーニングも考えますけど(笑)」 ──今日は瓜田さんの試合だけ、特別ルールで「ノーグローブ」。素手で殴り合うのは怖くないですか? 「1時間やれって言われたらイヤですよ。あるいは目の前に大木(たいぼく)が立ってて、それを倒すまで素手で殴り続けろと言われたら、大丈夫かなぁと不安にもなるけど、たかだかあんな子どもが遊ぶジャングルジムみたいなところで、人間と1分間、素手で殴り合うだけだから。そんなのはね、クラブで酔っぱらって不良とモメて、ビン持って殴り合うようなケンカをゴマンとやってきた俺の感覚でいったら、屁でもない。ノーグローブが怖いも何も、逆にグローブがあると邪魔でやりづらいんですけど、って感じですね」 ──今後はストリートファイトも卒業ですか? 「もちろん卒業です。『なんだおめえ、ニワトリみたいな頭しやがって』と絡まれても、『ニワトリみたいですいません』って平気で頭下げますよ。ただし、大事なパートナーや友人や家族に何かあって、どうしても男として行かなくちゃいけないときは行きますよ。これは強調しておきますけど、アウトロー辞めても、男は辞めてないんで。でも、今後もし俺が行くとなったら、ぶった蹴ったのケンカじゃ済まない。最後まで行くことになるでしょうね」 ──瓜田さんが抜けることで、今後の地下格闘技界にどんな影響があると思いますか? 「これだけは自信を持って言えるけど、今日パっと見渡した限り、俺の後釜になれそうな奴はいないし、俺以上の影響力のある奴もいない。今後、俺の代わりに、アウトローを名乗る奴が出てくるとも思えませんね。『瓜田さんがいなくなったあとにアウトローを名乗るのって、ちょっと俺ら、痛くない?』みたいな空気になっていくんじゃないかな」 ──アウトローという言葉自体がこの業界では死語になる、と。 「そう。表現者でいる限り、俺がいつも心がけてるのは、『先駆者は辞めるのも先だ』ってこと。文化や流行を作った先駆者が自分であるなら、それを真っ先に辞めるのも自分であるべきだと思う。何事も勇退したほうが格好いいじゃないですか」 ──自分の身に起きた物騒なトラブルをエンタメ化するところが、瓜田ブログの魅力だと思うのですが、今後はブログの内容も変わる? 「トラブルのことは書きませんよ。書いたら、あいつアウトロー辞めてねえじゃん、ってことになっちゃうから。とはいえ、『今日は公園でサンドウィッチを食べた。通りがかったおばちゃんが僕の煙草のポイ捨てを注意してくれた。ありがとう。今日はいい1日だった』みたいなブログが明日から毎日続いたら、ぶっちゃけつまんなくなっちゃうから(笑)、まあいろいろ考えますよ。基本的には『人が気になって気になってしょうがない』という動きをするつもり。あいつ、次はどこに出てくるんだろう、次にどこに行くんだろう、と常に追われる存在でありたいですね。今後何の結果も残せなかったら、所詮はそれまでの男ってことです」
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開会式の様子。
──ファンにメッセージをお願いします。 「これ言うと反感買いそうで怖いんですけど、本音を言うと、『俺はおまえらのためにやってるんじゃねえ。俺は俺のためにやってるんだ。だからおまえらもおまえらの人生を生きろ』ってことですね。まあもちろん、応援していただけるのは非常にありがたいんですけどね。あと、ファンの方々に伝えたいのは、『越えられない壁はない』ってこと。俺自身、これまで胃が痛くなるようなピンチがたくさんあったけど、結局、どれもくぐり抜けてきた。すべての物事は、どんだけ怖くてもどんだけ不安でも、ひとりで責任を取る、ひとりで話をつけに行く、という姿勢で取り組めば、たいていなんとかなる。これは実体験を通じて言えることですね」  試合前にここまで熱く語ってくれる選手も珍しい。瓜田のサービス精神は、やはり別格である。 (後編につづく/取材・文=岡林敬太/撮影=オカザキタカオ)
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「さらば、愛しのアウトロー」カリスマ・瓜田純士引退試合 雄々しき華の散った夜(前編)

URT0119_2933.jpg  "アウトローのカリスマ"こと瓜田純士(32歳)が、アウトローの世界に別れを告げた。  1月15日、ディファ有明で行われた地下格闘技イベント『BERSERKER(バーサーカー)旗揚げ戦』に参戦した瓜田は、この日を境にリングを離れ、アウトローの看板を下ろすことをブログ上で事前告知。瓜田の最後の勇姿を見届けようと、会場には多くのファンが詰めかけた。キックボクシング経験のある猛者を相手に、あえてまったく練習せぬまま、ノーグローブの金網デスマッチを行った瓜田。結果、コテンパンにやっつけられたが、おかげで過去の自分とは綺麗さっぱり決別できたようだ。痛々しくも清々しい、引退試合ドキュメント!  試合前の瓜田陣営はピリピリしたムードだった。瓜田専用の控え室となった会場応接間の入口には、黒人のSPふたりが門番のように立ち塞がり、部外者の侵入を断固として拒む。そして瓜田が動くたびに、SPがゾロゾロついて回る。  年末から年始にかけて、瓜田が各所とモメていたため、万が一の事態に備えて、主催者側が厳戒態勢を敷いたようだ。
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黒人のSPを従えて会場を歩く瓜田。
 そんな中、試合前の瓜田にインタビューを行った。 ──アウトローの代名詞である瓜田さんが、ブログ上でなぜ突然、「1.15の試合を機にアウトローを辞める」と言い出したのでしょう? 「どこかとモメてるのが原因と思われがちですけど、実はちょっと違って。辞めようと思った理由は2つ。1つは昨年末、ものすごく偉大なミュージシャンの方と再会する機会がありまして。その方にインスパイアされて、自分の方向性をもうここで絞ろうかな、と思ったんですよ。トレーニングせずにアウトローの看板背負ってリングに上がるっていうのも、僕の表現活動の1つだったんですけど、もうそれは今日でラストにしようという考えに至りました。今日が引退試合になります」 ──今後は音楽に専念するということですか? 「アーティスト活動の一環として、音楽にも力を入れていくことになります」 ──アウトローを辞める2つ目の理由は? 「実は俺、2日前にやっと、府中(刑務所)を出て5年目を迎えたんですよ。これで初めて、世間でいうカタギになれた。出所後もトラブルは絶えなかったし、最近もあれやこれやと水面下で動かなくちゃならない毎日だったから、正直、疲れた。ガチで死ぬか生きるかをヤクザもんと背中合わせでやってきたけど、その苦労は誰にも分かってもらえない。いつも胃が痛い思いをするのは俺だけ。だから、もうバカバカしいな、アウトローの看板下ろして新しい人生を歩もうかな、と。だったら出所して5年という1つの節目は、いい機会だと。昨年末、ある事情で小指をツメたんですけど、そのあと、先述したミュージシャンの方に言われたんですよ。『ギター弾けなくなるぞ』って。いろいろやりたいことがあるのに、アウトローという言葉に縛られるあまり、その活動範囲が狭まるのはもったいない、と自分でも思うようになりました。だから、今日でアウトローを卒業します」 ──ちなみに、卒業前夜の昨晩は何をしてました? 「昨晩というか、おとといからずっと、あり得ない飲み方をしてまして。まず、知れてる空手のチャンピオンかなんかが働いてるバーで、そいつが調子に乗ってるから頭に来てシメて、おまえ正座しろだのなんだのやっちゃって。そのあと謎の小金持ちが『俺のシュワシュワを飲め!』みたいなことを言ってきて。シュワシュワってのはドンペリのことなんですけど、それが何本も開けられて、酩酊状態になるまで飲んで。ちなみにその前に、焼酎1本空けてて、そのあともジョッキで1本分ぐらいは空けてるから、都合、焼酎2本プラス、シャンパンの連打でかなりやられて。昨日はゆっくりご飯でも食おうつって、パートナーとメシ屋に出かけて、そこで軽くハイボール2本飲んで。そのあとコンビニで氷結買って飲んで、それからカラオケ行って、ウイスキーのロックを2杯飲んで。ヤバい、カネがなくなってきた、というか、明日試合じゃねえか! つって帰って。で、今日はジャックダニエル!(と言ってテーブルの上の瓶を指差す)」 ──出たっ! ジャックダニエル! 前回(記事参照)と一緒ですね。 「ちなみに前回は黒シャツだったから、今回は白シャツ。前髪はBERSERKERに合わせて青く染めてきました」
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喫煙・飲酒しながらインタビューに応じる瓜田。
──さすがオシャレですね。しかし、試合に勝つ気はあるんですか? 「勝ち負けはハナからどうでもいい。"いかに一発入れるか"しか考えてない。『目立ちてえな、おまえら俺を見ろ!』ぐらいのノリですよ。さっきの開会式でも分かったと思うけど、地下格闘技界のスター選手と呼ばれる面々と比べても、俺が出てったときの拍手はケタ違いなわけじゃないですか。そこでもう、格の違いが分かるわけですから」 ──トレーニングして本格的に強くなった瓜田さんを見たい、という声もありますが。 「20キロのダンベルを持ち上げるような事態って日常生活にあります? 昼間街を歩いてて、ピーター・アーツみたいなでけえ奴とケンカする機会ってあります? ないでしょう? だったら今以上の力って必要なくないですか? さすがにウイスキーの蓋を開けられなくなったらトレーニングも考えますけど(笑)」 ──今日は瓜田さんの試合だけ、特別ルールで「ノーグローブ」。素手で殴り合うのは怖くないですか? 「1時間やれって言われたらイヤですよ。あるいは目の前に大木(たいぼく)が立ってて、それを倒すまで素手で殴り続けろと言われたら、大丈夫かなぁと不安にもなるけど、たかだかあんな子どもが遊ぶジャングルジムみたいなところで、人間と1分間、素手で殴り合うだけだから。そんなのはね、クラブで酔っぱらって不良とモメて、ビン持って殴り合うようなケンカをゴマンとやってきた俺の感覚でいったら、屁でもない。ノーグローブが怖いも何も、逆にグローブがあると邪魔でやりづらいんですけど、って感じですね」 ──今後はストリートファイトも卒業ですか? 「もちろん卒業です。『なんだおめえ、ニワトリみたいな頭しやがって』と絡まれても、『ニワトリみたいですいません』って平気で頭下げますよ。ただし、大事なパートナーや友人や家族に何かあって、どうしても男として行かなくちゃいけないときは行きますよ。これは強調しておきますけど、アウトロー辞めても、男は辞めてないんで。でも、今後もし俺が行くとなったら、ぶった蹴ったのケンカじゃ済まない。最後まで行くことになるでしょうね」 ──瓜田さんが抜けることで、今後の地下格闘技界にどんな影響があると思いますか? 「これだけは自信を持って言えるけど、今日パっと見渡した限り、俺の後釜になれそうな奴はいないし、俺以上の影響力のある奴もいない。今後、俺の代わりに、アウトローを名乗る奴が出てくるとも思えませんね。『瓜田さんがいなくなったあとにアウトローを名乗るのって、ちょっと俺ら、痛くない?』みたいな空気になっていくんじゃないかな」 ──アウトローという言葉自体がこの業界では死語になる、と。 「そう。表現者でいる限り、俺がいつも心がけてるのは、『先駆者は辞めるのも先だ』ってこと。文化や流行を作った先駆者が自分であるなら、それを真っ先に辞めるのも自分であるべきだと思う。何事も勇退したほうが格好いいじゃないですか」 ──自分の身に起きた物騒なトラブルをエンタメ化するところが、瓜田ブログの魅力だと思うのですが、今後はブログの内容も変わる? 「トラブルのことは書きませんよ。書いたら、あいつアウトロー辞めてねえじゃん、ってことになっちゃうから。とはいえ、『今日は公園でサンドウィッチを食べた。通りがかったおばちゃんが僕の煙草のポイ捨てを注意してくれた。ありがとう。今日はいい1日だった』みたいなブログが明日から毎日続いたら、ぶっちゃけつまんなくなっちゃうから(笑)、まあいろいろ考えますよ。基本的には『人が気になって気になってしょうがない』という動きをするつもり。あいつ、次はどこに出てくるんだろう、次にどこに行くんだろう、と常に追われる存在でありたいですね。今後何の結果も残せなかったら、所詮はそれまでの男ってことです」
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開会式の様子。
──ファンにメッセージをお願いします。 「これ言うと反感買いそうで怖いんですけど、本音を言うと、『俺はおまえらのためにやってるんじゃねえ。俺は俺のためにやってるんだ。だからおまえらもおまえらの人生を生きろ』ってことですね。まあもちろん、応援していただけるのは非常にありがたいんですけどね。あと、ファンの方々に伝えたいのは、『越えられない壁はない』ってこと。俺自身、これまで胃が痛くなるようなピンチがたくさんあったけど、結局、どれもくぐり抜けてきた。すべての物事は、どんだけ怖くてもどんだけ不安でも、ひとりで責任を取る、ひとりで話をつけに行く、という姿勢で取り組めば、たいていなんとかなる。これは実体験を通じて言えることですね」  試合前にここまで熱く語ってくれる選手も珍しい。瓜田のサービス精神は、やはり別格である。 (後編につづく/取材・文=岡林敬太/撮影=オカザキタカオ)
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セクシー過ぎるXmasプレゼント!「THE OUTSIDER第19戦」ラウンドエンジェルが繚乱!!


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はりきってどうぞー!
 "不良の格闘技大会"「THE OUTSIDER」開催のたびに、観客席とモニターの前を興奮の渦に巻き込む麗しのラウンドエンジェル。今回はXmas前ということで、サンタコスプレも大公開! ほしい! プレゼントに君たちがほしいよ!!(試合の様子はこちらから
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ジ・アウトサイダー 第十三戦 in 横浜文化体育館 試合も見てね。 amazon_associate_logo.jpg
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遺恨もリングで昇華する!『THE OUTSIDER 第19戦』血まみれ舞台裏レポ!!

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 リングで遺恨にケリをつけろ!──リングス主催の不良系格闘技イベント『THE OUTSIDER(アウトサイダー)第19戦』が13日、横浜文化体育館で行われた。3階級のタイトルマッチのほか、対ロシア・対ブラジルの交流戦や、ブログ上のケンカに端を発する遺恨マッチもあったため、バックステージはいつも以上にピリピリムード。不満、怒り、殺意、後悔......さまざまな感情が交錯する舞台裏で、主役たちの声を拾った。 tos_1121_02.jpg ●"相模の金狼"  山田史博  VS  "焼津の暴力マリア"  宮永一輝  アウトサイダーファン、大注目の一戦がこれ。規定体重を守れずに欠場を繰り返す山田に対し、宮永がブログで苦言を呈したことから軋轢が生じ、そして実現した因縁の対決だ。が、試合を組まれたはいいが、果たして山田は体重を守るのかどうか、そして会場に来るのかどうか、宮永のみならず観客までもがヤキモキさせられた。  試合1週間前のインタビューでは、「減量はバッチリ」と答え、記者を一安心させた山田。しかし試合当日、舞台裏では、とんでもない出来事が起きていたようだ。  以下は、宮永への戦前インタビュー。 ──今日は大注目の一戦になりましたね。 「今回、向こうが体重をオーバーして来たから、急きょ無差別級で組まれることになったんですけど、まあとりあえず、体重とか関係なく、負けられないんで」 tos_1121_03.jpg ──えっ!? 山田選手は結局、体重オーバーだったんですか? 「75キロ契約なのに、82キロで来ました」 ──7キロオーバー! それでも試合を受けるんですか? 「キツいっちゃキツいけど、もともとオーバーして来ることは想定していたし、相手が何キロであろうが俺はやるつもりでいたから。ただ、計量のとき、山田君が体重計にちっとも乗ろうとしないで、『あとであとで』言い続けて、ドクターがいなくなった隙に、自分で『75キロ』って書こうとしたのにはあきれました(苦笑)。そんな不正を働いてまでやりてえのか、と」 ──そんなことがあったんですか......。 「で、そのあと、向こうが謝りに来ました。謝られたからといって、そのままの体重で受け入れちゃうと向こうの思うツボなので、『時間いっぱい落とせるだけ落として』とこっちからも注文をつけました。で、75キロには全然達しなかったけど、何キロか落としてくれたみたいないので、受けることにしました」 ──そもそも、ふたりの因縁はどこから生まれたのでしょう? 「5大会連続でバックレてて、前回の対ロシア戦もバックレたくせに、山田君のブログを見たら『俺ならロシア人に余裕で勝てる』とか書いてあったんで、出てもないようなヤツがそんなこと言うなよ! と頭に来て、『それは違うだろ』って俺のブログに書いたら、話がどんどん大きくなっていった。俺は、山田君が嫌いなわけじゃなく、人として筋が通ってないことが嫌いなんですよ」  試合前の場内アナウンスでもそうした経緯が説明され、最終的には山田の4キロオーバーで試合が行われることに。  まずは、宮永が入場。観客の大多数は当然のごとく宮永贔屓になり、温かい拍手と歓声が起きる。  続いて、四面楚歌の状況下、山田が入場。悄然としているかと思いきや、さにあらず。威風堂々と花道を進み、カラスマスクを颯爽と披露するパフォーマンスも。突貫で減量したせいもあろうが、山田の目つきは飢えた狼のように鋭く、それが「反省の色ナシ」と映ったか、花道の脇にいた宮永の応援団から怒声が飛ぶ。  しかし結局、体重の優位性を生かせず、山田は敗北。試合途中、足にダメージを負い、立ち上がれずにドクターストップ。宮永がTKO勝ちを収めた。 tos_1121_04.jpg  試合後の宮永に話を聞く。 ──相手が重くてやりづらかったのでは? 「ぶっちゃけ重かったですけど、無差別級で組んでもらって、これで倒せたらおいしいなと思ってたんで、勝ててよかったです。でも試合内容には、全然納得いかないですね。絶対にKOか一本で勝ちたかったんだけど、終わり方が......(笑)。山田君も、もともと足をケガしてたみたいだし、体重も頑張って落としてくれたのは買うけど......痛くてももうちょっと頑張れよ、とも思うし。やっぱああいう終わり方は俺も気持ち良くない。倒し切れなかった部分は心残りですね」 ──試合後に山田選手と会話は? 「さっき話しました。向こうから『ありがとうございました』とあいさつに来ました。俺からは『試合出てない人間がロシア人に勝てるとか言うのはおかしいよ、みんなに失礼だし、そのへんは勘違いしないでね』と伝えました。そしたら素直に『すいませんでした』と謝ってくれました」 ──遺恨は解消? 「ああいう終わり方だったんで、できればふたりともケガのない完璧な状態のときに、それこそ80キロなら80キロでもいいから、始めからオーバーしないような体重で組んでもらって、もういっぺんやってみたい気持ちはありますね」  山田の契約違反や不正行為は、言語道断だ。しかし、非難囂々を承知の上で堂々と入場してくる胆力はたいしたものだし、ナチュラルヒールとしての魅力も捨てがたいものがある。  アウトサイダーのテーマは、不良の更生。宮永も再戦を望んでいるので、山田の再起に期待したい。 tos_1121_05.jpg tos_1121_06.jpg ●"寝ても立ってもフルボッコ 取手の拳帝"  幕大輔  「もう文句ないでしょ! もう誰にも文句を言わせないよ!」と叫びながら控え室に引き上げてきたのは、60-65キロ級のタイトルマッチに完勝した王者の幕だ。厳しいトーナメントを勝ち上がってきた沖縄の強豪・安谷屋智弘を破っての初防衛とあって、「もう強いヤツから逃げてるだのなんだの言わせない」というわけだ。  試合後の勝利者マイクでは、家庭の事情により格闘技から身を引くことを示唆した幕だが、「言い残したことがある」とのことなので、控え室で続きを語ってもらった。 「勝った直後、リング下にいる娘と嫁と目が合ったもんだから、先日娘が入院したことを思い出して、嫁ばかりに負担をかけるんじゃなく、やっぱ俺も家にいなきゃダメだな、格闘技は家庭を犠牲にしてまで続けることじゃねえなと思って、ああいうこと(引退の可能性)を口走りましたけど、実はもうひとつ、考えがありまして......」 tos_1121_07.jpg ──それは何でしょう? 「今度(11月23日)、武井勇輝君がZSTで試合するじゃないですか。そこでもし、武井君が仮面ライダー(清水俊裕選手)にリベンジできたら、武井君と、このベルトを賭けて戦いたいな、って考えてます」 ──その理由を。 「武井君も本当はアウトサイダーのトーナメントに出る予定だったし、もし彼が出ていたら、今日の相手は彼だったと思う。彼はプライドが高いから、同情するなって思うかもしれないけど、もし仮面ライダーに勝てたなら、そのときはこのベルト賭けてやってやりたいかな、と。また燃えるような戦いをしたいので、頑張って勝ってくれ、と武井君には伝えたいです」  嫁泣かせの日々が、もうしばらく続くかもしれない。 tos_1121_08.jpg tos_1121_09.jpg ●"リアルアマプロレスラー"  ザ・シバター・テイカー  毎回、プロレス的なパフォーマンスで会場を沸かせるシバター。今回の対戦相手は、プロレスの間合いを一切無視して突進して来る、巨体のブルファイター。ゆえに、モンゴリアンチョップをやろうとして大きく振りかぶった隙に強烈なカウンターを食らったり、という笑えるピンチも続出したシバターだが、最後は電光石火の腕十字で勝利。ガチな強者を相手にしても、遊びをネジ込み、試合をどうにかまとめ上げてしまう懐の広さを見せつけた。  試合後のシバターにインタビュー。 ──お話をおうかがいしてよろしいですか? 「ああ、なんでも聞いてくれ」 ──まず、白目を剥くパフォーマンスについて。あれが上手くできているかどうかは、黒目が完全に消えているため、自分で確認することは難しいと思うのですが、一体どのように練習したのでしょう? 「くだらないことを聞くんじゃないッ!」 tos_1121_10.jpg ──では、試合内容についてお聞きしますが、今日の相手は相当デカかったですね。 「プロレスでは無差別級は珍しくない。だから、まったくもって問題なかったな」 ──客席からは「シバターを殺せ」という野次が飛び、試合ではまともに打撃を食らう場面もありました。勝つには勝ったが、今回は精神的にも肉体的にもダメージが残ったのでは? 「ハッハッハッハッ! すべて、俺の力になっている。ブーイングも、相手の打撃も、全部受けて、それ以上のパワーで返す。それがプロレスだ!」 ──第1回目のテーマが「面白さ」。第2回目のテーマが「強さ」。第3回目となる今回のテーマは何だったのでしょう? 「面白さと強さの融合だ!」 ──見事に体現したと言えそうですね。 「そう思ってくれればうれしいな」 ──でも残念ながら、今回のリングネームや、白目を剥くパフォーマンスの元ネタ(WWEのジ・アンダーテイカー)を、大半のお客さんは知らなかったようですね。 tos_1121_11.jpg 「......そうだな。アメプロは意外とみんな知らないようだな」 ──白目は単純に面白いからウケてましたが、その他の演出では、ポカーンとしているお客さんが多かったです。 「うむ。次回はもうちょっと、メジャーなネタを用意する必要がありそうだな」 ──ところで、アウトサイダーに出るようになってから、街角で女性や子どもからサインや握手を求められたりは? 「そういうのは、まったくないな」 ──寂しいですね。 「たぶん、みんな、俺のことが怖いんだろうな」  そう言ってシバターは白目を剥いた。 tos_1121_12.jpg tos_1121_13.jpg ●"横浜義道会初代総長 濱の狂犬"  黒石高大  大会直前に、対戦予定だった相手がケガでドタキャン。そのことに対し、ブログ上でブチギレた黒石。地元開催の大会だけに、試合に賭ける思いが、それだけ大きかったのだろう。  幸いにして大会3日前に代わりの対戦相手が見つかり、一度は切れかけたテンションを取り戻すことができたようだ。試合前のバックステージをのぞきに行くと、鬼気迫る表情でミット打ちする黒石の姿が。かつては開始2秒でKO負けし、「濱のチワワ」と揶揄されたこともある男だが、いまやその当時の面影はない。胸板が厚くなり、顔つきも精悍さが増した。そして何より、打撃の威力が増した。  「今日はミドルがキレキレだから、それでアバラを折っちゃえ!」とセコンドから太鼓判を押された黒石。「ハイッ!」と答え、いざリングへ。  そして開始早々、そのミドルでダウンを奪い、最後は三角締めで一本勝ち。  試合後の黒石に話を聞く。 tos_1121_14.jpg ──最初のミドルキックで決まったかと思いました。 「あのミドル、効いたとは思うけど、ちょっと引きが甘かったかな。打撃を教えてくれた先生には本当に申し訳ないけど、1ラウンドで疲れちゃいまして、三角にいっちゃいました」 ──それにしても、強くなりましたね。 「いやいやいやいや、恥ずかしい試合をできないから、俺は弱いから、才能ないから、練習を人の倍やるしかないんですよ。それに、今日は勝って当たり前。相手の選手は3日前になってオファーが来て、俺は1カ月前から毎日練習してきたんで。いやぁ、だけど、オーバーワークだな。疲れちゃいました。今日は体が重かったですね」 tos_1121_15.jpg ──最近は俳優業も忙しそうですが、格闘技は顔に傷がつくので、反対されませんか? 「大丈夫です。現場の人も分かってくれているので。傷も味だから、ってことで、どうにか(笑)」 ──今後の抱負を。 「またやるんで! これまで負けた分を、これから一個ずつ取り返すんで、応援よろしくお願いします!」  技術的にも精神的にも成長著しい黒石。いったいどこまで伸びるのか、今後も目が離せない存在である。 tos_1121_16.jpg  なお、次回のアウトサイダーは、来年2月12日(日)、東京のディファ有明で開催される。 (取材・文=岡林敬太/撮影=オカザキタカオ)
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