「手術室が映画のセットに見えた」末期がん克服した『ミラーマン』石田信之、不屈の役者魂

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 1971年、ウルトラマンシリーズの大ヒットを受けて、約1年にわたりフジテレビで放映された『ミラーマン』を覚えているだろうか? 名作『怪獣使いと少年(帰ってきたウルトラマン)』などの脚本家・金城哲夫氏が企画し、『ゴジラ』の本多猪四郎氏や大映『大魔神シリーズ』の黒田義之氏が演出を手がけている事もあり、今でも一部で評価を得ている特撮ヒーロー物だ。  同作の主役・鏡京太郎を演じたのは石田信之さん。彼は数年前にがんに冒されたものの、数回の手術を繰り返して、現在も俳優活動を続けている。そんな彼がこの夏、脚本・演出を担当した舞台を上演する。病に冒されてなお、芝居の世界で戦い続ける石田さんに、当時の特撮映画の舞台裏や、末期がんという病気について話を聞いた。 「そもそも自分の芸能活動のスタートも、舞台だったんですよ。東宝芸能学校を出て、最初に出演したのが長谷川一夫さんの明治座座長公演でした。その後、テレビの隆盛に引っ張られるように『柔道一直線』をはじめとした若者向けドラマなどに出演し、71年に『ミラーマン』の主役に選ばれたんです」  当時特撮は、業界的の中でも“お子様向け”と一段低く見られていたが、ドラマのストレートプレイ部分に特撮が加わったハイブリッドな制作体制で、CGが当然の現在からすると最先端の現場だったのだ。  そんな中で『ミラーマン』は、放送開始当初は、巨大化して派手に戦う『ウルトラマン』と差別化すべく、敵の宇宙生命体「インベーダー」も人間型にするなど、ストーリー性の高いダークSFとして企画されていた。だが、さまざまな方面からの要望があり路線変更を余儀なくされている。 「予算によってミラーマンが変身する時の光線の量が変わったり、現場は常に流動的。普通のドラマではできない体験をさせてもらいました(笑)」  そんな石田さんが異様な腹痛を感じたのが2013年末。診察を受けると大腸ガンに胃ガン、肝臓にまで転移しており、それもすでにステージ4だった。ステージ4といえば、5月末に亡くなった俳優の今井雅之さんと同じ状態。いわゆる末期がんである。 「もちろん宣告された時はショックでしたよ。死も覚悟しました。手術も11カ月で4回もしましたし。ただもう、今となっては手術室も映画のセットみたいに見えてしまって、根っから役者なのを再認識させられましたね(苦笑)。病床では、芝居の脚本を書いたり、芝居に関することでやれることはいくらでもありました」  そして今年の8月には、特攻隊をテーマにした舞台を上演する。 「私は脚本と演出で、主演には中西悠綺、製作総指揮にはマンガ原作者の倉科遼先生に就いて頂きました。終戦70年の8月に、これを観ていろいろ考えていただけたらと思います」  現在も治療中で、予断を許さない状態の石田さん。 「まだまだやりたい事だらけなんです。世の中にも、自分の体内にもはびこる“インベーダー”には負けていられません」 『遠き夏の日』 日時:2015年8月27~30日 場所:ザムザ阿佐ヶ谷 問い合わせ:東京シネマアカデミー 03-6277-3508 チケット:http://confetti-web.com

最新作『トッキュウジャー』も期待大!? 人気声優が顔出し出演する、スーパー戦隊シリーズに注目!

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『特捜戦隊デカレンジャー オリジナルアルバム キャラクターソングス』(コロムビアミュージックエンタテインメント)
 先日、特撮好きで知られる男性声優・鈴村健一と神谷浩史が、映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊』に出演することが発表され(配役はシークレット)、声優ファンを驚かせましたが、実は特撮モノでは、声優が顔出しで出演することが多いというのは特撮ファンの間では周知の事実!  特に今回の映画でフィーチャリングしている「スーパー戦隊」シリーズ、大御所からアイドル声優まで出演者は多種多様。そこで今回は、「スーパー戦隊に顔出し出演した声優」を振り返ってみましょう!  スーパー戦隊シリーズに顔出し出演する声優は大別すると、「後に声優に転向、もしくは声優としても活動するようになる俳優」「登場キャラクターに声を当てている声優」の2パターンに分類できます。前者のパターンでいうと、古くは『バトルフィーバーJ』に声優転向前の日高のり子が伊東範子名義で出演していたエピソードや、『電磁戦隊メガレンジャー』メガブルー/並樹瞬役でデビューを果たした松風雅也をはじめ、『特捜戦隊デカレンジャー』にデカピンク/胡堂小梅役として菊地美香が、デカイエロー/礼紋茉莉花役として木下あゆ美が出演していたことを覚えている特撮ファンも少なくはないでしょう。  最近は、『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンブルー/池波流ノ介役の相葉裕樹、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイシルバー/伊狩鎧役の池田純矢が、それぞれアニメ『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』の主役キャラで声優デビューを果たしたほか、同じく『海賊戦隊ゴーカイジャー』ゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ役の市道真央も、後にM・A・O名義で声優活動を開始しています。  後者も伝統的に多いパターンです。普段はスーツアクターが中に入って演じる着ぐるみキャラが、人間の姿に変身して街に繰り出す……みたいなシーンは特撮ドラマではよくあるエピソードですが、その際に声を当てる声優が「中の人」として出演することが多いのです。つい先日まで放送されていた『獣電戦隊キョウリュウジャー』でも、賢神トリン役の森川智之、キャンデリラ役の戸松遥、ラッキューロ役の折笠愛がバッチリ顔出し出演し、声優ファンを歓喜させました。(特に戸松遥は、ブルーとの恋愛エピソードや、最終話のエピローグでも出演するなど、たびたび出演するという破格の扱い!)  そのほかにも、『炎神戦隊ゴーオンジャー』ではそれまで味方のメカや敵を演じていた浪川大輔、江川央生、梁田清之、真殿光昭が別キャラとして顔出し出演したほか、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にて『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流アスカ・ラングレー役でおなじみの宮村優子が速瀬京子役で、『秘密戦隊ゴレンジャー』『電撃戦隊チェンジマン』などスーパー戦隊シリーズ黎明期から複数タイトルのナレーションを担当した田中信夫が『激走戦隊カーレンジャー』で床屋の親父役で出演。  また、『それいけ!アンパンマン』のばいきんまん、『ドラゴンボールZ』のフリーザ様などで知られる中尾隆聖が、歌手・吹雪豪役で出演した『電子戦隊デンジマン』も忘れられません。劇中で歌った「銀河ハニー」は名曲です! 中でも、個人的にイチオシなのが『侍戦隊シンケンジャー』では敵キャラクター・薄皮太夫の声を演じていた朴ロ美が、化物になる前の人間態を演じたシーンです。恋人に裏切られ、怒りと絶望に狂う花魁という業の深いキャラを熱演する朴の姿は、舞台で鍛えられた役者としての本気ぶりがひしひしと感じられます。  さて、そこで先日から放送がスタートした『烈車戦隊トッキュウジャー』ですが、キャストを見てみると、チケット君役に山口勝平、ワゴン役に堀江由衣、ネロ男爵役に福山潤、ノア夫人役に久川綾、グリッタ嬢役に日高のり子が登板しています。今年は彼らの中から誰が顔出し出演するのか? はたまた、ゲストキャラとしてそれ以外の声優が出演するのか? 今から期待が高まりますね。  思えばもともと声優は、俳優の仕事の一部でした。そう考えると、声優が顔出しで出演することはなんら不思議なことではありません。むしろ、アニメやゲームなどでは味わえない、声優たちの役者としての生身の演技を見られるということで、こういった顔出し出演は非常に貴重なものといえるでしょう。今後も特撮ドラマは要チェックです! (文=龍崎珠樹)

【坂本浩一】『仮面ライダー』『ウルトラマン』『スーパー戦隊』に新たな息吹を吹き込む男

【サイゾーpremium】より ──たかが「ヒーローもの」と侮るなかれ。自らスタントもこなす、この監督が撮る作品は、我々が子どもの頃に観たヒーローものとは何かが違う。親子揃って、観る者をアツくさせる特撮界の寵児の素性とは?
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(写真/早船ケン)
 今、最も邦画界で熱い”アメリカ人監督”坂本浩一。我が国を代表する3大特撮ヒーロー『仮面ライダー』『ウルトラマン』『スーパー戦隊』のすべてのシリーズでメガホンを取った稀代の男である。  坂本は、これらに香港・ハリウッド映画並みのテンポとリズムのいいアクションを取り入れ、高い評価を得ている。例えば今冬公開の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』での主人公による追跡シーンは、香港アクションもかくやという大胆かつ緻密なカット割りと圧巻のスピード感で一気に魅せた。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年)では、ミニチュア特撮を排し、グリーンバックによるCG合成に、ワイヤーアクションも交えて、縦横無尽なバトルを披露し、新たな方向性を提示した。そんな革新性が、子どもだけではなく、特撮ヒーローで育った大人にも支持されているのだ。 「僕の人生を変えた作品は、9歳の頃に観たジャッキー・チェンの『ドランクモンキー 酔拳』(78年)。それまでは、特撮ヒーローとかアニメが大好きだったんですけど、ジャッキーを知って、『自分で演じて、撮れる人間になりたい』と。そこから格闘技をやり始めて、まっすぐ来ちゃった感じです(笑)」  坂本少年は肉体を鍛えつつ、父親のビデオカメラで、親戚の子を起用しながら、映画を撮り始めた。 「高1の時、『君もジャッキー・チェンにならないか?』という文句で、倉田プロモーションが募集をかけていて。そこで、スタントマンとしての修行を始めたんです」  高校を卒業すると、アクションの仕事をしながら、映画制作を勉強したいと考えて渡米。ジェフ・ウィンコット主演の『アンダーカバー/炎の復讐』(91年)などにも出演する中、大きなチャンスがやってくる。『スーパー戦隊』をアメリカ放送用にリメイクし、人気を博していた『パワーレンジャー』シリーズにかかわることになったのだ。 「知人の紹介で『パワー~』のプロデューサーに会ったら、『日本風の戦隊の動きができる人がいないんだ』と言われ、僕自身がポーズを取ったり、立ち回りなどを披露したら、『それ! それが欲しいんだけど、アメリカにいないんだよ』と言われて」  それが縁で坂本は、同シリーズのスタント・コーディネイトに始まり、アクション監督、監督、プロデューサー、果ては製作総指揮まで務め、アメリカに骨を埋めるつもりで米国籍まで取った。  が、そんな坂本を、日 本の特撮界が放っておくはずがない。09年に『パワー~』シリーズが一時休止したことを機に、国内の要請に応えて、坂本は帰国、映画『大怪獣バトル~』を監督する。『仮面ライダーW』(10年)のテレビ版や劇場版の監督も務めた。 「まさか自分が子どもの頃に憧れていた『ウルトラマン』を撮ることができて、『次に、仮面ライダーを撮れちゃうの!?』という想いはありましたね」  さらに、『海賊戦隊ゴーカイジャー』(11年)、『仮面ライダーフォーゼ』(同)を監督。わずか3年で、3大ヒーローを制覇した。  香港アクション、そしてハリウッド映画技法を全身で吸収した坂本の体当たりともいうべき演出法は日本で開花した。現在、社会の第一線で活躍する、子育て世代と多感な時期の”共通体験”を持つことも、親子で楽しめる作品を生み出せる強みだ。そんな坂本の新たな挑戦が、現在OA中の『獣電戦隊キョウリュウジャー』である。 「今回は、僕らが子どもの頃に観て育った”戦隊のカッコ良さ”を再認識してもらう形で、決めポーズやセリフなどのお約束を省略せずにきちんと見せていこうと。昔のものを今風にアレンジして、どう子どもたちにアピールしていくか? というのがテーマです」  ヒーローたちと共に、坂本も進化を続けている。 (文/岩佐陽一) 坂本浩一(さかもと・こういち) 1970年、東京都生まれ。90年2月、『アンダーカバー』でアシスタント・アクション・コーディネイターとしてハリウッドデビュー。92年に倉田アクションクラブの同士と共に、スタントチーム「アルファスタント」を設立。監督としては、映画『大怪獣バトル~』ほか、『仮面ライダーW』のテレビ・映画・Vシネ、『仮面ライダー・フォーゼ』のテレビ・映画、テレビ『海賊戦隊ゴーカイジャー』などを手がける。4月13日からは、台・日合作の新作映画『トラベラーズ 次元警察』が公開される。
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(c)2013テレビ朝日・東映AG
・東映
『獣電戦隊キョウリュウジャー』 太古の時代、宇宙の暗黒種、デーボスが地球を襲った。対して当時の地球の覇者の恐竜たちは、賢神トリンに機械の体を与えられ獣電竜となり、敵を封印した。だが時を越え現代、デーボスが復活し再び人々を襲い始めた。そこに立ち上がったのがトリンに選ばれし5人の若者だ。彼らはキョウリュウジャーとなり、恐竜の魂が宿る”獣電池”を駆使して、獣電竜と共に戦う! スーパー戦隊シリーズ第37弾。テレビ朝日系列/毎週日曜7時30分。 「サイゾーpremium」では他にも特撮ヒーローの魅力に迫った記事が満載です!】『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』──夢の共演映画から考える、特撮モノの歴史と未来【ご当地ヒーローの特撮的真価】── "ご当地ヒーロー"は、イロモノか? ヒーローの新世代か?仮面ライダー出演中!【奥仲麻琴】女優開眼のPASSPO☆まこっちゃん、「朝ドラ目指します!」
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「サイゾーpremium」とは?
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月額525円読み放題! (バックナンバー含む)

輝く絶対領域、吉木りさがセクシーコマンドーに! 実写版『地球防衛軍』は面白すぎて上映時間が倍増

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“B級映画の巨匠”河崎実監督と地球防衛軍の切り札・ペイルウイング役
の吉木りさ。人気ゲームに新たな世界観を与えた画期的な実写化企画だ。
 ビーム砲よりもマブしい絶対領域!! かつてなく萌える戦闘ヴィーナスが9月26日、品川ソニー・コンピュータエンタテインメントに、そしてネット上に降臨した。世界累計150万本の出荷を記録した人気ゲームシリーズの最新作『地球防衛軍3 PORTABLE』の約4分間のプロモーション映像で、コアゲーマーたちから熱烈な支持を得ている空飛ぶ女性兵士ペイルウイングにトップグラビアアイドルの吉木りさが扮しているのだ。『地球防衛軍3 PORTABLE THE COMMERCIAL』特設サイトで無料配信中のこの映像、『日本以外全部沈没』(06)をスマッシュヒットさせ、『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』(08)がベネチア国際映画祭に正式出品されるなど数々の異色作を手掛けてきた“B級映画の巨匠”河崎実監督がメガホンをとったもの。約4分という時間の中に、地球防衛軍はどのようにして設立されたのかという歴史的背景、宇宙から飛来した巨大生物に群衆が逃げ惑うモブシーン、地球防衛の切り札として極秘裏に開発されたペイルウイングの登場&その素顔に隠された恋愛エピソード……と、しっかりしたSFパニック映画仕立てとなっているのだ。そのうえ、河崎監督らしいユル~いギャグも織り込んである。ソニー・コンピュータエンタテインメントで開かれた会見の模様を伝えよう。  まず登場したのは、アロハシャツがトレードマークの河崎監督。「ボクのデビュー作は『地球防衛少女イコちゃん』(87)。昨年はAKB48主演の『地球防衛ガールズP9』(11)が劇場公開され、現在DVDがリリース中です。いわば、地球防衛はボクのライフワーク。当初は2分程度の映像を予定していたんですが、かなりいい出来に仕上がったのでソニーさんに頼み込んで4分間にしてもらったんです」と話す。2分間の予定が一気に倍増したわけだから、余程の自信作らしい。今回、人気ゲームの実写化にあたり、河崎監督がこだわったのは、人類に襲いかかる巨大フォーリナーをCGではなく、特撮映画っぽく操演で動かしている点。かつて『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』に夢中になっていた特撮世代には懐かしく感じられるだろう。東京都現代美術館で上映中の樋口真嗣監督の短編映画『巨神兵東京に現わる』(10月8日まで)と同じく、「特撮研究所」のスタッフが手掛けているとのこと。「特撮研究所」は、『仮面ライダー』やスーパー戦隊シリーズでおなじみプロフェッショナル映像チームだ。ちなみに今回のペイルウイングのコスチュームは、『ウルトラマン』シリーズのスタッフに発注することで、実写用に見事に再現されている。
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空飛ぶ女性兵士なのに、ミニスカという素晴らしい設定。
「パンチラしそうで、パンチラしない。そこがいいです」と河崎監督は解説。

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巨大昆虫との激闘シーンを撮り終えた吉木りさ。「虫は大の苦手ですが、
やっつける爽快感が勝ってましたね」とコメント。
 特撮ファンにとってうれしいのは、地球防衛軍の長官役で『ウルトラセブン』のダン隊員こと森次晃嗣、参謀役で『ウルトラマンA』の沖田駿一が出演していること。さらにペイルウイングを開発する博士役には、実相寺昭雄監督作品の常連俳優だった堀内正美を起用。特撮ものでは、博士役を誰が演じるかはとっても重要なのだ。河崎監督いわく「『ウルトラマン』に登場する科学特捜隊の前身は、ゴジラを倒した山根博士が設立したという裏設定が円谷プロにはあるんです。今回、ボクなりに地球防衛軍の裏設定を考えました。いわば世界観を作ったわけです。勝手ですけどね(笑)」。河崎監督が新たに世界観を加えたことで、ゲームの世界と実写の世界が地続きになったわけだ。そして、その実写版の世界で唯一無二のヒロインとなるのが、吉木りさ演じる“キュートな救世主”ペイルウイングである。  この日はワールドプレミアということで、ペイルウイングのコスチュームに身を包んだ吉木りさはレッドカーペットで勇姿を披露しながらの登場。「初めてコスチュームを見たときは重厚感があるので着こなせるか心配だったんです、実際に着てみると軽くて、私の体にすごくぴったり。普段の私はフニャフニャしているので、クールな女性兵士役とのギャップを楽しんでもらえればと思いますね。初めてのラブシーンもあり、ドキドキしました。相手役の方も初めてだったみたいで、お互いにロボットみたいにぎこちなくなって(苦笑)。でも河崎監督のお陰で、明るく楽しい撮影でした」とコメント。戦場に赴くことになった地球防衛軍の若き兵士たちが、お互いの秘めた激情をブチまけるラブシーンも見どころなのだ。またコスプレ好きで知られる吉木りさだけに、マニアが喜ぶ発言も。「普段は自宅で大好きなアニメ『日常』の制服を着たり、オタク仲間の女の子と一緒に初音ミクのかっこうしたりしてるんです。今回は本格的なコスチュームで興奮しました(笑)。この機会にアクションを覚えて、『セーラームーン』みたいなラブリーなコスプレの役に挑戦してみたいですね」。はい、是非ともお願いします!
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世界的に人気のあるゲームシリーズのワールドプレミアということで、
ちゃんとレッドカーペットが。本編中で吉木りさは英語の台詞も披露。
 CGとは違った特撮ならではの味わいが堪能できる実写版『地球防衛軍3 PORTABLE』。4分間で終わるのが、非常にもったいない。どうせなら映画化すればいいのと思うのだが、現時点ではその予定はないとのこと。河崎監督なら、今回のPV用の予算+αで長編映画が撮れちゃうだろうに。でも、新しい時代の流れも感じさせたこの日の会見だった。現代美術館での限定上映である『巨神兵東京に現わる』も人気を呼び、今回の実写版『地球防衛軍3 PORTABLE』はネット配信用のショートムービー。映画は映画館で観るもの、という従来の常識が大きく変わってきていることを感じさせるではないか。
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メイキング風景。森次晃嗣や堀内正美に演出する河崎監督。
円谷プロ作品マニアには堪らないものがあります。
 最後に河崎監督の言葉をもうひとつ紹介。「今回の『地球防衛軍3 PORTABLE』のコピーは“圧倒的絶望”なんだけど、“圧倒的絶望”の後に来るのは“圧倒的希望”なんじゃないかな。ボクが考える今回の裏テーマは、実は“希望”なんです」。さすが、普段は中野でバー「ルナベース」のマスターをやってるだけあって、味のあること言うなぁ。河崎監督が特撮愛をたっぷり込め、コスプレ大好きな吉木りさ扮するペイルウイングが空を翔ける実写版『地球防衛軍3 PORTABLE』。一見の価値、大いにありです。 (取材・文=長野辰次) 『地球防衛軍3 PORTABLE』 9月27日(木)より発売。通常版6,090円。ダウンロード版5,250円。ダブル入隊パック7,329円。今回紹介した映像は、『地球防衛軍3ポータブル THE COMMERCIAL』特設サイトで配信中。http://pscom.jp/psvita/edf/

「ブームはウチが作る!」TOKYO MXと"悪を許す"沖縄の方言ヒーロー『琉神マブヤー』の挑戦

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TOKYO MX『琉神マブヤー』
公式サイトより
 TOKYO MXで10月1日から放送が始まった、特撮ヒーロー番組『琉神マブヤー』。9つのマブイストーンを狙う悪の軍団マジムンと正義のヒーロー・琉神マブヤーが沖縄の平和をかけて戦うというストーリーなのだが、この特撮ヒーロー、なんだか少し変っている。 <沖縄1,400年の歴史が生んだ初めてのヒーロー『琉神マブヤー』! 沖縄で空前のブームを巻き起こしたマブヤーが本土上陸!>  と公式ページには仰々しく書かれているが、主人公はちっともイケメンじゃないし、「マブイグミ」やら「たっぴらかす」やら「ウチナーグチのマブイストーンがデージなってる!」やら、沖縄の方言がいたるところに散りばめられ、全体的にゆるいというかなんというか。  そもそもこの『マブヤー』、2008年10月から沖縄・琉球放送でスタートし、09年に『マブヤー外伝』、10年からは『琉神マブヤー2』、そしてこの10月からは『琉神マブヤー3』が放送されている。ロケ地はもちろん、スタッフから役者まですべてが"純・沖縄産"。沖縄で知らない人はいないというほど大人気のヒーローで、シリーズ最高視聴率は17.6%を記録。年間260回ものショーが開催されているという。  今月12日にはDVD BOXが全国発売され、来年1月には劇場版も公開とじわじわ盛り上がりを見せているようだが、ここ数年の特撮ヒーローものと比べるとかなり異彩を放っている。なぜいま『マブヤー』なのか。TOKYO MX編成部に話を聞いた。 「ローカル局の特撮ヒーローものを取り扱うというのは初の試みだったんですが、MXでは、プロ野球の中継もホークス戦を中心に放送していたり、地方のコンテンツを積極的に取り入れ、東京で盛り上げていこうという方針があるんです。東京には沖縄出身者や沖縄料理店も多く、沖縄に旅行する人も多いということもあり、『マブヤー』の知名度もそれなりにあるのではないかと思い、放送を決定しました。実際、先日うちが後援したDVDの発売記念イベントでは、放送前にもかかわらず、250組500名の枠に2,000通以上の応募があり、立ち見が出るほど大盛況でした」(編成部副部長・北澤氏)  この『マブヤー』、MXの放送では沖縄の方言に標準語字幕が入るという、ユニークな演出を行っている。 「もちろん沖縄で放送しているものは字幕は入っていませんが、MXではあえて、DVD版で使用されている字幕を使っています。本当に何を言っているのか分からない部分を補う意味はもちろんですが、非常に絶妙なタイミングでバラエティ―のテロップのような感じで入っているというのが、面白いところですね」  確かに、日本のドラマなのに字幕が入っているというこの感覚、なんだか新鮮だ。この字幕以外に、『マブヤー』の魅力って、どんなところなのだろうか。 「沖縄の方言や風習、文化が色濃く出ているというのがひとつのフックになっているというのはもちろんですが、悪役がお笑い芸人のような感じで、正義が悪を倒すのではなく、相手を許すという構造が今までのヒーローものにはなかった要素だと思っています。言い過ぎかもしれませんが、三谷幸喜やクドカン(宮藤官九郎)好きな人にもウケるんじゃないかと」  シーズン1の全13話は12月いっぱいの放送だが、早くもシーズン2の放送も検討しているという。「ウチがブームを作るくらいの勢いで考えています!」とのことだが、とぼけたヒーローの今後の活躍に期待したい。 (文=編集部) ●TOKYO MX『琉神マブヤー』公式サイト <http://www.mxtv.co.jp/mabuyer/>
琉神マブヤー1(ティーチ)&2 (ターチ)DVD-BOX 劇場版は山田親太朗&ISSA主演だそうで。 amazon_associate_logo.jpg
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