ナベツネがゴリ押しする川上哲治さん再現ドラマに、局プロデューサーが“及び腰”のワケ

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「ベースボールマガジン増刊 さらば、永遠の赤バット 川上哲治 追悼」2013年12月号(ベースボール・マガジン社)
 10月28日に93歳で逝去した元巨人監督の川上哲治さんの生涯をドラマ化する話が、日本テレビ系列の制作会社から持ち上がっているという。 「企画案では川上さんの背番号から『レッド16』というタイトル(仮題)で、打者として小柄ながら得意のバッティングを習得していった過程とか、絶好調の時に『ボールが止まって見える』と言った場面、また監督時代にエース不在の中でドジャースのコーチ、アル・カンパニスの著書『ドジャースの戦法』を応用して日本シリーズを勝ち抜いた知的戦略あたりがハイライトになりそう」(同局関係者)  天才打者にして育て上手、監督としていまだに誰も打ち破れない9連覇を成し遂げた川上さんの生涯はドラマティック。打撃の神様と呼ばれた彼のバッティニングフォームは今でも少年野球で映像が教科書として使われるほどで、その技術的な部分は野球ファンにも興味深い。ただ、関係者からは「あまりやりたがるプロデューサーがいない」という話も聞かれる。 「実はこの話、読売新聞社の渡邉(恒雄)会長サイドから発案されたものらしく、楽天との日本シリーズ中、川上さんが亡くなった日に巨人が粘り勝ちしたのを見た渡邉会長が『今こそ、川上イズムを若い連中に伝えるべきだ』と日テレ関係者に言い渡したというんです。ただ、そうなると、内容に何かと口出しされる恐れがありますし、スケジュール的にも来春の開幕時に放送してくれという要望があったりで、後ろ向きな関係者は多い」(同)  また「スポーツ選手の再現ドラマは過去、視聴率が取りにくかった」という話もある。楽天が巨人を破った第7戦の視聴率(テレビ朝日系)は関東で平均27.8%、本拠地の仙台では平均44%と高かったが、それでも「若い人に川上さんの認知度が高いとは思えませんし、実は情報番組で川上さんの死を伝えたものも、あまり数字はよくなかった」と関係者。  その一方で「あのナベツネさんの指令なら、局内のポイント稼ぎとしては大きい」と、出世を当て込んで乗り気になっているプロデューサーや放送作家もいるという。 「以前、ゴールデンタイムでモーニング娘。のメンバーに渡邉会長を訪問させてヨイショする番組を企画した連中は、後に“ご褒美”をもらったって話ですし」(同)  日本テレビは「現在、オンエアの予定はわかりません」とコメントしているが、実際にこの話は、まだキャスティングすらされていない段階。日頃からナベツネの“ゴリ押し”に批判的な関係者もいるため、ドラマ化が実現するかどうかは未知数だ。

「もう球団とは無関係」元巨人監督・堀内恒夫氏の国政進出がナベツネに大反対されていた!?

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 8月9日、自民党の中村博彦議員の急逝に伴い、繰り上げ当選して参議院議員になった元巨人監督の堀内恒夫氏に対し、ナベツネこと読売新聞社の渡邉恒雄会長は、これに大反対したとの話が伝わっている。  同社の関係者によると「元ヤンキースの松井秀喜に監督を打診するプランでは、堀内さんにヘッドコーチを依頼するつもりだったそうです。2人は野球理論や肉体維持などの手法で非常に近い意見を持っていて、会長は堀内さんなら松井を補佐できると考えていた」という。  そんなナベツネの思惑を知ってか、堀内氏が繰り上げ当選を真っ先に報告したのもナベツネだったというが、「どうも“辞退してくれ”と言われた様子だった」と同関係者。  しかし、かつては「悪太郎」と呼ばれたほど頑固なところもある堀内氏は「必死に選挙を戦った結果。これは天命」と辞退を断ったという。 「会長は何も言わず電話を切ったそうですから、堀内さんも巨人と袂を分かったということでしょう。監督としてあまり良い結果を残せませんでしたが(04年3位、05年5位)、解説がうまく、同じ読売グループの日本テレビなんかは“この先、議員を辞めたら仕事をお願いしたいですし、使いにくくなったら困りますね”とボヤいていましたよ」(同)  ただ、堀内氏は急な当選に、秘書の人選に戸惑うなど、議員としての体制に苦慮しており、そこもナベツネの影響があると関係者は話す。 「参院会館の304号室には登院直後、王(貞治)さんや長嶋(茂雄)さんから花が届いていましたが、原監督とか現役選手からはお祝いの電話一本もなかったそうで、堀内さんが秘書としてアテにしていた元巨人職員の男性も、そんな状況を見て仕事を引き受けられなかったそうです。読売グループと関わっている人たちは距離を置く感じですね」(同)  それでも堀内氏の政治への意欲は強く「本人は存在感を放とうと、やる気マンマン」という話が政治記者たちから聞かれる。 「今後、和解するとすれば会長の意向を受けて国会で発言するとか、そういったことで恩返しするしかないですが、堀内さんはそういうことをするような人には見えないんですよね」(同)  このあたりを巨人軍の広報に取材すると「会長が堀内氏の議員転身に反対したという話は聞いていない」としたが、「議員になられてから、堀内氏は球団とは無関係です」と話の最後に付け加えており、やはりかつての縁は切れた様子。堀内氏は「スポーツを通じて福祉やイジメ問題に貢献したい」と抱負を語っているが、巨人軍が彼の活動に協力することはなさそう? (文=鈴木雅久)

ドルヲタが支える音楽界!? SKE48好調でエイベックス26%売上増

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) ブルームバーグ 社員教育を偽装したノルマで追い詰めクビ斬り 主人公は右翼の女子高生、著者は経営者…異色の小説がブーム!? 「りそなのワンマン会長」細谷氏死去で金融業界の再編が始まる!? ■特にオススメ記事はこちら! ドルヲタが支える音楽界!? SKE48好調でエイベックス26%売上増 - Business Journal(11月9日)
エイベックスグループホールディングス HP」より
 11月9日の日経新聞朝刊から気になるニュースを拾い読み。ビジネスシーンで使えるまじめな1面記事から、飲み屋談義に花咲く変わりネタまで日替わりでピックアップしちゃいます! 【注目記事】 使える漢字、6倍の5万6000字に マイクロソフト  注目は企業面から「使える漢字、6倍の5万6000字に マイクロソフト」の記事。日本マイクロソフトが、人名や地名で使われている異字体をパソコンで表示できる専用ソフトを開発したというものだが、その総数なんと5万6,000字。現在は約1万字なので、6倍弱の「似ているけど微妙に違う」漢字が使えるようになるというわけだ。  同社は今月中にも異字体の取扱ができる専用のソフトを無償提供するとのこと。IPA(情報処理推進機構)が公開する異字体のフォントを併せてインストールすれば「ウィンドウズ7」などで使えるようになる。ちなみに先日発売した新しいOS「ウィンドウズ8」は対応済みなので、フォントをインストールするだけで表示できるようになるのだそうだ。  5万6,000字がどれだけすごいのかというと、記事にも例として挙げられている「辺」の字。現在は「邊」と「邉」を含めた3種類だけだが、今回のソフトで最大31種類の「辺」の字を使うことができるようになるのだという。自分の名前や住所に異字体が使われていた人にとっては、うれしい話といえる。  しかし周りの人からすると、あの人の正しい「辺」ってどれだろう? と悩む手間の増加は避けられない。今までなら、無いなら仕方ないね、ということで「辺」で済んだものを……。 【1面】 年内解散 緊張高まる 赤字国債法案成立にメド  1面トップは「年内解散 緊張高まる」の記事。民主、自民、公明の3党が昨日、今年度の予算執行に、必要な赤字国債発行法案を15日に衆院通過させる方針で合意。衆院解散に向けて大きく前進したことで、年内解散が囁かれているというのだ。  野田首相が“解散前にやらなければならないこと”として挙げている仕事は3つ。赤字国債発行法案の成立と、1票の格差是正と定数削減を含む衆院選挙制度改革法案の成立、社会保障制度改革国民会議の発足だ。これら3つのうちの1つのメドがたったことで、首相は自民と公明が求める年内解散も視野に入れているのだそうだが、勝てる気がしない民主党内では、先送り論が根強いのだとか。  もし年内に解散、総選挙まで行われれば、来年度の予算編成は新しい与党が行うことになる。一方年明け以降ということになると、野田政権が一旦予算編成を行い国会に提出、法案が成立する前に解散総選挙となるため、新しい与党は予算の組み換えや大幅な補正予算を編成することになる。年内解散の方が混乱が少ない、という見方もあるそうだ。  今のような、与野党が対立して何も決められない状況を打破してほしい、という人は多いだろう。もっとも、自民や公明が充分な支持を集めているとも言えず、第三極の盛り上がりも中途半端な現状では、選挙の後に安定政権ができるとは限らないのだが……。 【企業面】 エイベGHD、純利益15%増 31億円に  企業面からは、「エイベGHD、純利益15%増」の記事。エイベックス・グループ・ホールディングスは、今年4~9月期の連結決算で純利益が前年同期比15%の増益だったのだそうだ。  NTTドコモの携帯向け動画配信サービス「BeeTV」の加入会員が増えたことが主因とのことだが、26%増という売上高の伸びの面で無視できないのは、アイドルグループ「SKE48」の功績。握手会参加券付きCDなどの販売が伸びたことで、携帯電話向け音楽配信サービスの不振を補い、期初想定を上回ったのだとか。  “48系”ユニットといえば、金に糸目をつけない熱狂的ファンの存在で知られている。いまや日本のミュージックシーンは、そうしたガチなアイドルヲタが支えている……と言っても過言ではない? ☆その他の注目記事☆  ・航空支援の公平性確保 国交省が指針作成検討  ・米防衛企業リストラ 大統領再選で国防予算削減に備え ■おすすめ記事 ブルームバーグ 社員教育を偽装したノルマで追い詰めクビ斬り 主人公は右翼の女子高生、著者は経営者…異色の小説がブーム!? 「りそなのワンマン会長」細谷氏死去で金融業界の再編が始まる!? “おしゃれな”ダイソー、ワンプライス業態で世界を席巻!? 三菱UFJのジレンマ、国際的信用力アップは経営の足かせ?

決定的証拠も!ナベツネが犯した驚愕の“違法行為”とは?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 3日間こってり使って判った、やはりiPad miniが一番!? ソフトバンクに電波だけ取られる…イー・アクセス買収の内幕 やらせ騒動で逆に知名度UP!? 食べログ、今年度前期の純利益増 ■特にオススメ記事はこちら! 決定的証拠も!ナベツネが犯した驚愕の“違法行為”とは? - Business Journal(11月8日)
ナベツネの違法行為疑惑について
報じる「週刊文春」(文藝春秋/11月15日号)
 本日(11月8日)発売された「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋社)から、忙しいビジネスパーソンも要チェックの記事を早読み。今回は、両誌がそれぞれ取り上げた「読売新聞」をめぐる2つの事件についてチェックする。    読売新聞といえば、やはりこの人。「最後の独裁者」を自称する渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役会長。このナベツネに関するスキャンダル記事を文春が6ページにわたって掲載した。同誌は「読売新聞のドンとして君臨する渡辺恒雄氏の違法行為を明らかにする文書を入手した」と鼻息が荒いが、では、どんな違法行為かといえば……これが「独裁者」「ドン」という名にふわさしくないほどショボイ。  事の発端は、2004年6月に文春記者にもたらされた「渡辺恒雄読売新聞主筆が運転免許更新のために必要な高齢者講習を受講せずに済ませるよう、読売新聞幹部が警視庁に依頼した」という情報だった。しかし、警視庁幹部がこれを完全否定したため、それ以上の取材は行わなかったという。  ところが今回、文春はこの問題で中心的な役割を果たした読売新聞警視庁記者クラブキャップ・山腰高士氏(現・読売新聞東京本社秘書部長)の日記を、当時社会部に在籍していた人物から入手したという。 「日記によれば、渡辺氏は、警視庁記者クラブを通じて、警視庁に働きかけ、道路交通法で義務付けられた通りの高齢者講習を行わず、不正に運転免許を更新していたのだ」。これは、すでに時効は迎えているものの「道路交通法違反にあたる犯罪行為」であり、「報道機関の最も重要な役割である権力監視とは対極にある便宜供与を要求していたことになる」と文春は指摘している。  記事では「免許更新に関係する記述のみを抜粋して公表する」とし、山腰氏の日記の該当部分を日別に詳しく掲載。これは決定的証拠に思えるが、この疑惑を渡辺氏は「覚えてねえよ」と一蹴し、読売新聞広報部は全面否定している。  万が一当該事実があったとしても、「はい、そうです」とは絶対言えない立場だろうが、渡辺氏からしてみれば、そんな違法行為なんてお茶の子さいさいなのかもしれない。かつて、当サイトでも報じたが(『コンプライアンスもクソもない ナベツネの大放言』)、今年6月の「週刊朝日」(朝日新聞出版)では、「僕は一度禁煙したことがあるんだよ。会社の役員会で6ヶ月禁煙できるかどうかで一人1万円ずつ賭けをして、10万円儲けた」という賭博歴を告白。また、渡辺氏が、読売新聞の記者として仕入れた情報を「政治部長になるまで、複数の週刊誌にアルバイト原稿を書いていた」という情報漏洩歴も自ら明らかにしている。そもそも、キヨタケさんに指摘されるまでもなく、「コンプライアンス」のコの字も持ち合わせない人のようなのだ。それにしても、天皇陛下も受けられたという3時間くらいの高齢者講習、粛々と受ければいいと思うのだが……余裕のない独裁者である。

■記者同士で暴行、恐喝疑惑……トホホ

 ナベツネネタに比べてスケールダウンしているが、同じく読売新聞関連の記事を「週刊新潮」も報じている。読売新聞運動部のA記者と朝日新聞スポーツ部のB記者が、同じく朝日新聞スポーツ部に所属するC記者を恐喝したというのだ。もともとA記者とC記者は国内プロ野球を担当(A、B、Cとも、新潮では仮名)。B記者もメジャーリーグを取材しながら、国内プロ野の取材も手伝っていたという。この3人は「A記者がボスで、B記者が子分。2人はなぜかC記者が嫌いで、ことあるごとに難癖をつけていた」と、スポーツ新聞記者の証言を紹介。  今年6月、この3人と数人の女性との宴席がもうけられ、A記者とB記者は近くのシティーホテルを予約、「皆でそのホテルに行こうと計画していたのです。そしてその場でC記者と女性がコトに及ぶところを“ハメ撮り”し、それをネタに彼を脅そうと考えていたようです」という朝日新聞関係者の声を紹介している。しかし、この計画は頓挫したという。そこで予約してあったシティーホテルに男3人で行き、酒を飲み続け、「(B記者が)“仕事ができない。原稿もヘタ”などと執拗に挑発し、C記者が激昂した。思わずB氏の胸倉を掴んでしまった」という。  この胸倉を掴んだことで後日、B記者がC記者へ「治療費もかかるし、慰謝料も含めて補償をしてもらいたい」という趣旨のメールを送っている。C記者は酩酊していたため、記憶がなく、治療費名目で200万円を支払ってしまったのだという。しかし、先程のメールは、朝日の社内LANを経由していたため、朝日のシステム担当者がメールを発見。上層部に報告し、朝日新聞がB記者にメールの送信、金銭の授受について聴取したところ、事実を認めたためクビになったという。また、朝日新聞の通報を受けた読売新聞も社内調査を行い、A記者が事実関係を認めたため、9月末に懲戒免職処分を下したが、「両記者のクビについて朝日、読売の紙面はもちろんのこと社内で公表された形跡もない」という。  この事件を受け、日本大学名誉教授の板倉宏氏は「今回のケースはメールによって相手を畏怖させ、それによって金品を得ているので恐喝に当たる」、また「“怪我の程度を偽って不当に治療費を支払わせた”だけだとしても詐欺罪」と指摘。刑事告発はされていないが、記事は「朝日、読売両紙面で今回の恐喝事案の調査結果が公表される日が待たれる」と結んでいる。  ちなみに、朝日新聞社の平均給与は1287.5万円(「ダイヤモンド・ザイ・オンライン」より)だそう。それなのに200万円のカネで高給取りの座がパーになったんだから、もったいない。

■なぜ、大手新聞ネタが大好き?

 今回は、文春、新潮とも読売ネタで揃い踏みだったが、もともと週刊誌は大手新聞ネタが大好きだ。近いところでは、文春の本年10月25日号が、iPS細胞に関して誤報を流した読売新聞に対し「『大ボラ独演会』を見抜けなかった読売記者たちの罪と罰」という記事で大フィーバー。「勤務中にリストカットしてクビになった朝日新聞記者」(同10月4日号)、「日経新聞 喜多恒雄 社長は裸の王様だ!」(同7月26日号)などという記事も掲載している。新潮も「『新聞業界』最大のタブー『押し紙』を斬る ひた隠しにされた部数水増し」(09年6月11日号)と題し、読売、朝日、毎日の販売店への押し紙割合を推定した記事を掲載。話題となった。  では、どうして週刊誌は、こんなに大手新聞ネタが好きなのか。もちろん、読者受けも悪くないから続けるのだろうが、その答えは、先に紹介したナベツネの「情報漏洩歴」にある。ナベツネも行なっていたように、現在も大手新聞社の一部の記者は、週刊誌にネタや記事の提供を日常的に行なっているのだ。その中には、自社のスキャンダルも含まれる。ある雑誌編集者によると「社内政治のために、敵対する勢力のネタを週刊誌に流すこととあれば、単なる小遣い稼ぎとして、自社の恥部を週刊誌にリークすることもある。一部の新聞記者と週刊誌は同盟関係だ」そうだ。社内スキャンダルが自社社員によって表に出る会社って、組織として健全なのかそうでないのか……難しいところだ。  さて、文春で長年連載されている密かな人気コーナといえば「淑女の雑誌から」。今回は、看護師2年目の淑女が若き天才医師のブローチでカラダを刺しまくられるプレーに染まるエピソードが目を引いた。こちらも要チェックです。ぜひ、両誌をご購読あれ!! (文=本多カツヒロ) 【本連載のアーカイブ】 なぜか「橋下徹・朝日」騒動をスルーした大手2誌の特集は? 週刊誌が「暴力団と政治家」ゴシップ祭り ! 本命は橋下徹 !? “親中派!?”アグネス・チャン、イオンに噛みつく保守系週刊誌 ■おすすめ記事 3日間こってり使って判った、やはりiPad miniが一番!? ソフトバンクに電波だけ取られる…イー・アクセス買収の内幕 やらせ騒動で逆に知名度UP!? 食べログ、今年度前期の純利益増 金融界の救世主・木村剛、銀行破綻と逮捕の深層を関係者が告白 つらいとすぐ逃げる…『上京物語』で見たゆとり世代就職のリアル

朝日新聞を指弾、野田政権を絶賛……ナベツネがYC総会で怪気炎!

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 7月13日に開催された読売七日会と東京読売会の合同総会で、渡邉恒雄・読売新聞グループ本社会長が行った挨拶が業界で話題になっている。「この合同総会は全国の読売新聞販売店(YC)店主が集うものですが、そこで行われるナベツネさんらしいリップサービスに溢れた挨拶は、例年、業界で注目を集めています」と話すのは経済誌編集長。 「まず注目すべきは、この6月に東京本社の専務に昇格した山口寿一氏の人事に触れていることです。彼は昇格と同時に新たに設置された経営戦略本部長も兼任しているのですが、こうしたことに言及するということは、次期社長は山口氏が当確だと見ることができそうです。もっとも、山口氏は東京本社内では“小皇帝”と呼ばれ、渡邉会長に次ぐ独裁者として恐れられているほどですから、さほど意外な人事ではないのですが」(同)  販売店向けの挨拶だけに、消費増税にも触れられている。  読売がかねてより増税論を主張しているのは周知の通りだが、挨拶では新聞・出版物に対する軽減税率を強く主張。また、原発再稼動の必要性を強調したり、近著『反ポピュリズム論』(新潮新書)をPR。小泉改革を「大衆迎合的劇場型政治」とバッサリ斬り捨て、野田政権を「社会保障と税の一体改革しかり、原発再稼動しかり、読売の主張に近い政治決断を行っています」と大絶賛している。 「一般的な興味としては、例のジャイアンツの契約金問題についても言及していましたね。朝日新聞が6選手に合計36億円の契約金を支払ったと報じたことを、誤報だと強く批判。正しくは12億5,000万円だと言い張っているのですが、そもそも契約金の最高標準額は6人だと9億円ですからね。仮にナベツネさんの言う金額だとしても、標準額を超過しているじゃないかと(笑)。朝日新聞に対しては損害賠償訴訟を起こす、と断言しています。さらに、秋山耿太郎・朝日新聞会長をもはや信頼できないと強く批判する一方で、新任の木村伊量社長については、今回の契約金報道には無関係だったと思われると擁護しています。ナベツネさんは、よほど秋山さんのことが嫌いなんでしょうね(笑)」(同)  そのほかにも、東日本大震災の影響で発行部数1,000万部を割ってしまったが今年11月までには回復すると、並々ならぬ部数への執着も見せている。この挨拶を見る限り、読売新聞におけるナベツネ氏の独裁ぶりは、まだまだ続きそうである。

朝日新聞を指弾、野田政権を絶賛……ナベツネがYC総会で怪気炎!

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 7月13日に開催された読売七日会と東京読売会の合同総会で、渡邉恒雄・読売新聞グループ本社会長が行った挨拶が業界で話題になっている。「この合同総会は全国の読売新聞販売店(YC)店主が集うものですが、そこで行われるナベツネさんらしいリップサービスに溢れた挨拶は、例年、業界で注目を集めています」と話すのは経済誌編集長。 「まず注目すべきは、この6月に東京本社の専務に昇格した山口寿一氏の人事に触れていることです。彼は昇格と同時に新たに設置された経営戦略本部長も兼任しているのですが、こうしたことに言及するということは、次期社長は山口氏が当確だと見ることができそうです。もっとも、山口氏は東京本社内では“小皇帝”と呼ばれ、渡邉会長に次ぐ独裁者として恐れられているほどですから、さほど意外な人事ではないのですが」(同)  販売店向けの挨拶だけに、消費増税にも触れられている。  読売がかねてより増税論を主張しているのは周知の通りだが、挨拶では新聞・出版物に対する軽減税率を強く主張。また、原発再稼動の必要性を強調したり、近著『反ポピュリズム論』(新潮新書)をPR。小泉改革を「大衆迎合的劇場型政治」とバッサリ斬り捨て、野田政権を「社会保障と税の一体改革しかり、原発再稼動しかり、読売の主張に近い政治決断を行っています」と大絶賛している。 「一般的な興味としては、例のジャイアンツの契約金問題についても言及していましたね。朝日新聞が6選手に合計36億円の契約金を支払ったと報じたことを、誤報だと強く批判。正しくは12億5,000万円だと言い張っているのですが、そもそも契約金の最高標準額は6人だと9億円ですからね。仮にナベツネさんの言う金額だとしても、標準額を超過しているじゃないかと(笑)。朝日新聞に対しては損害賠償訴訟を起こす、と断言しています。さらに、秋山耿太郎・朝日新聞会長をもはや信頼できないと強く批判する一方で、新任の木村伊量社長については、今回の契約金報道には無関係だったと思われると擁護しています。ナベツネさんは、よほど秋山さんのことが嫌いなんでしょうね(笑)」(同)  そのほかにも、東日本大震災の影響で発行部数1,000万部を割ってしまったが今年11月までには回復すると、並々ならぬ部数への執着も見せている。この挨拶を見る限り、読売新聞におけるナベツネ氏の独裁ぶりは、まだまだ続きそうである。

コンプライアンスもクソもない「ナベツネ」の大放言

 話題のあの芸能人や識者も多数リツイートするサイゾー新ニュースサイト「Business Journal」! 今回はそんな「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!  ほかにも、サイゾーだから書ける“ディープ”かつ“役に立つ”以下のような記事が満載ですので、ぜひともご覧ください! ■「Business Journal」掲載記事(一部抜粋) 新橋のおじさん88人が選ぶ!"本当の"AKB総選挙・結果速報 入場料も世界一! スカイツリー展望台は、なぜ3000円もかかるのか? 橋下徹もびっくり!タトゥーがあると病院受け入れ拒否!? ■特にオススメ記事はこちら! コンプライアンスもクソもない「ナベツネ」の大放言 - Business Journal(5月29日)
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愛妻について楽しげに語る渡邉恒雄氏。本当に楽しそうだ。
(「週刊朝日」<朝日新聞出版/6月8日号>)
 日本を代表するメディア界のドン、ナベツネこと渡邉恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役会長が、明らかに犯罪に当たる過去をあたかも武勇伝のように告白してしまい、読売新聞社内の一部で失笑や顰蹙を買っているという。  問題の発言は、「週刊朝日」(朝日新聞出版/6月8日号)の対談コーナー「養生達人 健康問答」に掲載されている。ここでナベツネは、医師・帯津良一氏と対談し、健康問題、死生観、宗教観などを語っているが、大好きな喫煙に関する発言で口を滑らせた。ナベツネの発言はこうだ。 「僕は一度禁煙したことあるんだよ。会社の役員会で6カ月禁煙できるかどうかで一人1万円ずつ賭けをした。それで結局6カ月できて、10数万円もうけた」  平たく読み解けば、読売新聞の役員が、あろうことか役員会で賭博をやろうじゃないかという話題になり、実際に金銭の授受が行われたことになる。掛け金が少額の場合は立件される可能性が低いという実態はあるのだろうが、誌面を通して堂々と語れる話ではないのは明らか。いまさらではあるが、ナベツネのトンデモぶりを知らしめてしまった。ある読売新聞記者も呆れる。 「役員がこぞってそれに便乗したっていうんですから、読売全体の品性が疑われますよ。賭けをした時期は明示してませんが、時効は来ているんでしょうかね。だとしても、報道機関として、他社のコンプライアンス云々を言えた義理ではなくなりますよ」  ある雑誌編集者は、次のような見解を述べる。 「通常、インタビューや対談などで違法行為やそれに近いことを明かした場合は、編集者が気を利かせて削るはずなんです。ただ、掲載媒体が、ライバル紙傘下の『週刊朝日』でしょ。ちょっと確信犯的な感じがしてしまうのは、気のせいでしょうか」  ちなみに、この対談でナベツネは「政治部長になるまでは」と断りながら、「週刊新潮」(新潮社)、「週刊現代」(講談社)、「アサヒ芸能」(徳間書店)、「文藝春秋」「週刊文春」(共に文藝春秋)にアルバイト原稿を書いていたことまでカミングアウトしてしまっている。 「つまり読売新聞の名刺で仕入れた情報を、他社に漏洩して、利益を得ていたわけですよね。現在の訴訟相手である元巨人代表の清武英利氏のことをとやかく言える立場ではないということです」(前出の読売新聞記者)  ご老人のたわごとと片付けるには、あまりにも不謹慎な"読売役員会の賭博行為"。読売新聞は、もうこの人をあまり外に出さないほうがいいのではないか。 (文=編集部) ※このほかにも「Business Journal」には、ビジネスパーソンを刺激する記事が満載!Twitter、Facebook ページとあわせて、ぜひチェック下さい! ■そのほかの記事(一部抜粋) 新橋のおじさん88人が選ぶ!"本当の"AKB総選挙・結果速報 入場料も世界一! スカイツリー展望台は、なぜ3000円もかかるのか? 橋下徹もびっくり!タトゥーがあると病院受け入れ拒否!? やっぱり「河本アウトー」? 話題のネタを、資料から読み解く! ぐっちーさん、Facebookとギリシアは終わってる?を読み解く4本 「2ちゃん捜査騒動」の裏で、 ソーシャルゲーム運営会社が戦々恐々 「脱・日本市場!」日本の自動車業界は世界で復活できるか?

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愛妻について楽しげに語る渡邉恒雄氏。本当に楽しそうだ。
(「週刊朝日」<朝日新聞出版/6月8日号>)
 日本を代表するメディア界のドン、ナベツネこと渡邉恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役会長が、明らかに犯罪に当たる過去をあたかも武勇伝のように告白してしまい、読売新聞社内の一部で失笑や顰蹙を買っているという。  問題の発言は、「週刊朝日」(朝日新聞出版/6月8日号)の対談コーナー「養生達人 健康問答」に掲載されている。ここでナベツネは、医師・帯津良一氏と対談し、健康問題、死生観、宗教観などを語っているが、大好きな喫煙に関する発言で口を滑らせた。ナベツネの発言はこうだ。 「僕は一度禁煙したことあるんだよ。会社の役員会で6カ月禁煙できるかどうかで一人1万円ずつ賭けをした。それで結局6カ月できて、10数万円もうけた」  平たく読み解けば、読売新聞の役員が、あろうことか役員会で賭博をやろうじゃないかという話題になり、実際に金銭の授受が行われたことになる。掛け金が少額の場合は立件される可能性が低いという実態はあるのだろうが、誌面を通して堂々と語れる話ではないのは明らか。いまさらではあるが、ナベツネのトンデモぶりを知らしめてしまった。ある読売新聞記者も呆れる。 「役員がこぞってそれに便乗したっていうんですから、読売全体の品性が疑われますよ。賭けをした時期は明示してませんが、時効は来ているんでしょうかね。だとしても、報道機関として、他社のコンプライアンス云々を言えた義理ではなくなりますよ」  ある雑誌編集者は、次のような見解を述べる。 「通常、インタビューや対談などで違法行為やそれに近いことを明かした場合は、編集者が気を利かせて削るはずなんです。ただ、掲載媒体が、ライバル紙傘下の『週刊朝日』でしょ。ちょっと確信犯的な感じがしてしまうのは、気のせいでしょうか」  ちなみに、この対談でナベツネは「政治部長になるまでは」と断りながら、「週刊新潮」(新潮社)、「週刊現代」(講談社)、「アサヒ芸能」(徳間書店)、「文藝春秋」「週刊文春」(共に文藝春秋)にアルバイト原稿を書いていたことまでカミングアウトしてしまっている。 「つまり読売新聞の名刺で仕入れた情報を、他社に漏洩して、利益を得ていたわけですよね。現在の訴訟相手である元巨人代表の清武英利氏のことをとやかく言える立場ではないということです」(前出の読売新聞記者)  ご老人のたわごとと片付けるには、あまりにも不謹慎な"読売役員会の賭博行為"。読売新聞は、もうこの人をあまり外に出さないほうがいいのではないか。 (文=編集部) ※このほかにも「Business Journal」には、ビジネスパーソンを刺激する記事が満載!Twitter、Facebook ページとあわせて、ぜひチェック下さい! ■そのほかの記事(一部抜粋) 新橋のおじさん88人が選ぶ!"本当の"AKB総選挙・結果速報 入場料も世界一! スカイツリー展望台は、なぜ3000円もかかるのか? 橋下徹もびっくり!タトゥーがあると病院受け入れ拒否!? やっぱり「河本アウトー」? 話題のネタを、資料から読み解く! ぐっちーさん、Facebookとギリシアは終わってる?を読み解く4本 「2ちゃん捜査騒動」の裏で、 ソーシャルゲーム運営会社が戦々恐々 「脱・日本市場!」日本の自動車業界は世界で復活できるか?

盟友・三宅久之氏が語る渡邉恒雄の本当の(?)顔「傲岸不遜なだけでトップなんて務まらない」

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三宅久之氏
 清武英利元巨人軍GMと渡邉恒雄会長の法廷闘争が、いよいよ2月2日から東京地裁で始まる。騒動の一連のあらましや裁判の行方についてはすでにお伝えしてきた通り(※記事参照1)。特に、元読売新聞社会部記者でジャーナリストの大谷昭宏氏からは、読売OBの視点も交えながら、渡邉氏に対する厳しい声を伝えてもらった(※記事参照2)。  一方、毎日新聞OBで政治評論家の三宅久之氏は、政治記者として、デスクとして、渡邉氏と同時代を生き抜いてきた一人。渡邉氏の最大の理解者とも見られている三宅氏は、刎頚の友である渡邉氏の今回の騒動をどう見ているのか。(聞き手/浮島さとし) ――いわゆる「清武問題」をどうご覧になりますか。 三宅久之氏(以下、三宅) 最初は「重要なコンプライアンス違反の問題により文部省で会見」だなんて聞いたので、大変なことになると思いましたよ。とっさに浮かぶのは脱税か暴力団、もしくはドラフトの裏金あたりだから。そしたら、なんてことはない、社内人事のコップの中の嵐みたいな話でね。世間様に公表する話ではない。上司とソリが合わなきゃ独立するか、女房子どものために我慢するしかない。 ――このことについて渡邉会長と話はされましたか。 三宅 当然、詳しく聞きましたよ。清武氏から見せられた書類というのも見たけど、5枚のうちの最初の3枚が巨人軍改革に関するコンセプトか何かで、後ろ2枚が人事について。コーチが誰々とかね。そのときナベちゃんは6時過ぎに出なければならない用事があったので、簡単に聞いて「わかった、そこに置いといてくれ」と。細かに聞いたわけではないと言うんだね。江川(卓)の件については、それより早い時期に原監督のほうから「ヘッドコーチにしたい」と持ってきたと。「江川のほうが年上じゃないか」と聞くと、原監督は「かまいません」と。ただ、ヘッドはすでに岡崎(郁)がいるから、「助監督ではどうだ」と聞くと、「それでもいい」と。つまり、監督がそういうふうに訪ねてくることもあるし、時間があれば誰とでも会うし、いろんな話をする。コンプライアンスなんて次元の話じゃないと。それが彼の説明でしたね。 ――三宅さんからご覧になって、渡邉会長とはどんな人物ですか。 三宅 テレビでしか彼を知らない人たちは「ナベツネは傲慢だ」としか見ていないようだけど、彼は大変な勉強家でインテリですからね。記者時代から彼はとにかく勉強していた。政治部に入って4〜5年で政治の専門書を3冊出していますし、政治学界にも通用する本を楽々と書ける知識人なんですよ。たしかにテレビで、彼がパイプをくわえてる姿なんか見ると、まるで傲岸無礼がネクタイ締めてるみたいだけど(笑)、あれは意識的に悪ぶって半分楽しんでますね。本当は、神経が細やかな人間。義理人情に非常に厚いしね。 ――「傲慢」のイメージが強い渡邉氏が実は義理人情に厚いと聞くと、意外に感じる人も多いと思います。 三宅 「山里会」という政治評論家の勉強会がありましてね、今では政治家も山里会へ呼ばれれば一人前と言われるくらいになったんですが、元は私とナベちゃん、早坂茂三、俵孝太郎ら昔のライバル記者だった連中が4〜5人で集まって酒なんか飲んでたのが始まりだったんです。早坂はかつて東京タイムズの記者で、あそこは小さい会社で社用車なんかなかったから、ナベちゃんや我々が車で取材に行くときに、東京タイムズを回って早坂を拾ってあげたりしていたんですよ。 ――ライバルでありながら助け合っていた。 三宅 そう。その早坂が2004年に死んだとき、事情があって葬式が出せなかったんですよ。早坂には戸籍上の奥さんがいたけど長く別居状態で、別の女性と事実上の夫婦生活を送っていましてね。そして彼が死んだとき、同居していた女性が喪主になることを正妻がどうしてもOKしなかった。葬儀も出さないと。そしたらナベちゃんが「おい、久ちゃん(三宅氏)、我々で友人葬をやってやろうよ、骨を折ってくれないか」と言うわけです。それで私が早坂の家に電話をかけ、「いろいろ事情もおありだと思いますが、我々でやらせてもらえないか」と頼んだんだけど、どうしても首を縦に振らない。結局、東京では葬儀が出せなかったんですが、ナベちゃんは最後まで気にかけていた。彼をよく知る我々にとって、渡邉恒雄というのはそういう人物なんですよ。傲岸不遜なだけで新聞社のトップなんて務まるものではない。 ――その一方で、裏切った人間には冷酷な仕打ちをするという話も聞きます。 三宅 彼は昭和43年にワシントン支局長になるんですが、この人事は社内の序列でいえば栄転なんだけど、政治部長を目指していた彼にとっては事実上の左遷だったんですね。当時の政治部内には「渡邉派」と呼ばれるグループがあって、アメリカ在任中もナベちゃんに手紙で社内の情報を知らせていた人もいた。こういう人たちを、ナベちゃんは帰国後に政治部長を経て段々に偉くなり、実権を握ってから、みんな要職につけましたよ。その反面、「渡邉の時代は終わった」と去って行った連中には冷たかったね。まぁ、そういう面もすべて含めて渡邉恒雄だということなんですよ。 ●関連書籍/『別冊宝島1846 渡辺恒雄の虚像と実像』 <http://tkj.jp/book?cd=20184601>
渡辺恒雄の虚像と実像 (別冊宝島) 裸の王様? amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・巨人・清武問題「飼い犬に手を噛まれたナベツネ」ファン不在の泥仕合はいつまで続くのか巨人クーデターで改めて糾弾される"悪役"ナベツネ マスコミには優しかった!?「独裁者はどっちだ」巨人軍クーデター騒動 世間を味方につけた清武代表に夕刊各紙が総攻撃

盟友・三宅久之氏が語る渡邉恒雄の本当の(?)顔「傲岸不遜なだけでトップなんて務まらない」

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三宅久之氏
 清武英利元巨人軍GMと渡邉恒雄会長の法廷闘争が、いよいよ2月2日から東京地裁で始まる。騒動の一連のあらましや裁判の行方についてはすでにお伝えしてきた通り(※記事参照1)。特に、元読売新聞社会部記者でジャーナリストの大谷昭宏氏からは、読売OBの視点も交えながら、渡邉氏に対する厳しい声を伝えてもらった(※記事参照2)。  一方、毎日新聞OBで政治評論家の三宅久之氏は、政治記者として、デスクとして、渡邉氏と同時代を生き抜いてきた一人。渡邉氏の最大の理解者とも見られている三宅氏は、刎頚の友である渡邉氏の今回の騒動をどう見ているのか。(聞き手/浮島さとし) ――いわゆる「清武問題」をどうご覧になりますか。 三宅久之氏(以下、三宅) 最初は「重要なコンプライアンス違反の問題により文部省で会見」だなんて聞いたので、大変なことになると思いましたよ。とっさに浮かぶのは脱税か暴力団、もしくはドラフトの裏金あたりだから。そしたら、なんてことはない、社内人事のコップの中の嵐みたいな話でね。世間様に公表する話ではない。上司とソリが合わなきゃ独立するか、女房子どものために我慢するしかない。 ――このことについて渡邉会長と話はされましたか。 三宅 当然、詳しく聞きましたよ。清武氏から見せられた書類というのも見たけど、5枚のうちの最初の3枚が巨人軍改革に関するコンセプトか何かで、後ろ2枚が人事について。コーチが誰々とかね。そのときナベちゃんは6時過ぎに出なければならない用事があったので、簡単に聞いて「わかった、そこに置いといてくれ」と。細かに聞いたわけではないと言うんだね。江川(卓)の件については、それより早い時期に原監督のほうから「ヘッドコーチにしたい」と持ってきたと。「江川のほうが年上じゃないか」と聞くと、原監督は「かまいません」と。ただ、ヘッドはすでに岡崎(郁)がいるから、「助監督ではどうだ」と聞くと、「それでもいい」と。つまり、監督がそういうふうに訪ねてくることもあるし、時間があれば誰とでも会うし、いろんな話をする。コンプライアンスなんて次元の話じゃないと。それが彼の説明でしたね。 ――三宅さんからご覧になって、渡邉会長とはどんな人物ですか。 三宅 テレビでしか彼を知らない人たちは「ナベツネは傲慢だ」としか見ていないようだけど、彼は大変な勉強家でインテリですからね。記者時代から彼はとにかく勉強していた。政治部に入って4〜5年で政治の専門書を3冊出していますし、政治学界にも通用する本を楽々と書ける知識人なんですよ。たしかにテレビで、彼がパイプをくわえてる姿なんか見ると、まるで傲岸無礼がネクタイ締めてるみたいだけど(笑)、あれは意識的に悪ぶって半分楽しんでますね。本当は、神経が細やかな人間。義理人情に非常に厚いしね。 ――「傲慢」のイメージが強い渡邉氏が実は義理人情に厚いと聞くと、意外に感じる人も多いと思います。 三宅 「山里会」という政治評論家の勉強会がありましてね、今では政治家も山里会へ呼ばれれば一人前と言われるくらいになったんですが、元は私とナベちゃん、早坂茂三、俵孝太郎ら昔のライバル記者だった連中が4〜5人で集まって酒なんか飲んでたのが始まりだったんです。早坂はかつて東京タイムズの記者で、あそこは小さい会社で社用車なんかなかったから、ナベちゃんや我々が車で取材に行くときに、東京タイムズを回って早坂を拾ってあげたりしていたんですよ。 ――ライバルでありながら助け合っていた。 三宅 そう。その早坂が2004年に死んだとき、事情があって葬式が出せなかったんですよ。早坂には戸籍上の奥さんがいたけど長く別居状態で、別の女性と事実上の夫婦生活を送っていましてね。そして彼が死んだとき、同居していた女性が喪主になることを正妻がどうしてもOKしなかった。葬儀も出さないと。そしたらナベちゃんが「おい、久ちゃん(三宅氏)、我々で友人葬をやってやろうよ、骨を折ってくれないか」と言うわけです。それで私が早坂の家に電話をかけ、「いろいろ事情もおありだと思いますが、我々でやらせてもらえないか」と頼んだんだけど、どうしても首を縦に振らない。結局、東京では葬儀が出せなかったんですが、ナベちゃんは最後まで気にかけていた。彼をよく知る我々にとって、渡邉恒雄というのはそういう人物なんですよ。傲岸不遜なだけで新聞社のトップなんて務まるものではない。 ――その一方で、裏切った人間には冷酷な仕打ちをするという話も聞きます。 三宅 彼は昭和43年にワシントン支局長になるんですが、この人事は社内の序列でいえば栄転なんだけど、政治部長を目指していた彼にとっては事実上の左遷だったんですね。当時の政治部内には「渡邉派」と呼ばれるグループがあって、アメリカ在任中もナベちゃんに手紙で社内の情報を知らせていた人もいた。こういう人たちを、ナベちゃんは帰国後に政治部長を経て段々に偉くなり、実権を握ってから、みんな要職につけましたよ。その反面、「渡邉の時代は終わった」と去って行った連中には冷たかったね。まぁ、そういう面もすべて含めて渡邉恒雄だということなんですよ。 ●関連書籍/『別冊宝島1846 渡辺恒雄の虚像と実像』 <http://tkj.jp/book?cd=20184601>
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