“文春レター”ベッキーが、またまた袋叩き! オリラジ中田「あざとい」、テリー「会うわけない」

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 ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫報道で、活動休止中のベッキー。彼女の行動について、オリエンタルラジオの中田敦彦が27日放送の生放送番組『白熱ライブビビット』(TBS系)で、「あざとく感じる」などとコメントした。  27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、22日に届いた、ベッキーが編集部に宛てたとされる便箋5枚分にわたる手紙を公開。1月の記者会見では「友人関係であることは間違いありません」と不倫を否定していたベッキーだが、手紙では川谷との関係を認めており、すでに恋愛感情がない旨や、川谷の妻に直接的な謝罪を望んでいるが、相手に拒まれ実現に至っていないことなどを綴っている。  これを受け、中田は「(ベッキーは)まだ1回も“不倫しました”って社会に(向けて)は言ってない」「手紙って、プライベートに奥さんに渡すとか、文春に渡すっていうためのものであって、それが(「文春」に載ることで)間接的に伝わることを狙ってるところは、ちょっとあざとく感じちゃう」とコメント。  さらに、共演のテリー伊藤も、川谷の妻に会おうとしているベッキーについて、「(奥さんが)会うわけないじゃないですか」と断定。「万が一会ったとして、奥さんが『許さない』って言った後でも、ベッキーは復帰する」「距離を近づけようとするのは、ベッキーの自分の中の心の整理」と、エゴであると批判した。  この見解について、ネット上では「正論すぎる」「あっちゃん、かっこいー!」など、同調するようなコメントが殺到。やはり、今回の手紙を、本妻の心情を無視した身勝手な行動と受け取る視聴者は少なくないようだ。  一方、ベッキーの親友として知られるハリセンボンの近藤春菜は、27日放送の『スッキリ!!』(日本テレビ系)で「インタビューに答えるのも、手紙を書くのもしんどいことだと思う。でも、(不倫)報道が出た以上、ファンや周りの方に迷惑をかけた。何より川谷さんの奥様に伝えたい思いっていうのがあると思うので、それを無視せず、真摯に向き合った結果として、手紙を書いたんじゃないかな」と、ベッキーの行動に対し一定の理解を示した。 「別の不倫報道や、地震関連で世間も忘れつつあったゲス不倫騒動が、当人の行動により再び盛り上がりを見せている。しばらくは、ベッキーと無関係の有名人までもが、マスコミからベッキー関係のコメントを求められるでしょう。同時に、近藤のように擁護と取られかねない発言をしてしまうと、とばっちりで炎上しかねない。矢口真里の不倫騒動がそうでしたからね。すでに、かつての共演者でさえ扱いに困っているベッキー騒動ですが、今回の彼女の暴走行為によって、業界内の腫れ物扱いに拍車がかかりそう」(芸能ライター)  来月にもテレビ復帰するのでは、とウワサされているベッキー。手紙という彼女らしい行動が、自らの首を絞めなければいいが。

熱愛発覚の上野樹里に周囲はひと安心!?「オリラジ藤森に裏切られ、人間不信に……」

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 女優の上野樹里と、3人組ロックバンド・TRICERATOPSのボーカル兼ギター・和田唱の熱愛が11日付の日刊スポーツで報じられた。  同紙によると、上野は以前から同バンドのファンを公言。約半年前から交際に発展し、山下達郎のライブでのツーショットも目撃談も。将来的には、結婚も視野に入れているという。  双方の所属事務所は「プライベートは本人に任せています」とコメント。これに、業界関係者はホッと胸をなで下ろしている。  上野は10年ほど前に“チャラ男”で有名なオリエンタルラジオ・藤森慎吾との熱愛が一部で報じられた。 「当時の藤森は、芸人として売り出し中。そこで、上野との交際を意図的にリークしたんです。上野はこれに大ショックを受け、以来、極度の男性不信に陥りました。趣味は海外ひとり旅と貯金。独り身の老後も覚悟し、かなりの額を貯めこんでいるそうです。そんな彼女が再び男性と付き合うようになったのですから、周囲はひと安心ではないでしょうか」(週刊誌デスク)  和田の母親は、料理研究家の平野レミ。強烈なキャラクターだけに、結婚後の嫁姑戦争を心配する声も上がっているが……。 「上野さんも天然キャラだから『うまくいく』という声が多いけど、2人は似て非なる部分も多い。平野さんは、ぶっちゃけトークで豪快なイメージがあるが、雑誌のインタビューでは『生年月日は書かないで』『年齢は入れないで』と、妙なこだわりを持つ。上野さんは自由奔放に見えて、実はかなり繊細。人の言動を裏読みし、ひとりで悩むことも。謎のパワーストーンを持ち歩いたりもしている。共に予測不能なため、合う合わないはまったく読めない。彼氏の和田さんが、うまく間を取り持つしかない」(芸能プロ関係者)  何はともあれ、上野が人間不信から脱却したことは喜ばしい限り。あとは平野と、どのような“化学反応”を示すかだ。

オリラジ中田が熱弁「なりたくてなる天狗はいない」 『しくじり先生』の、成功するための教科書

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怖いものなしだった頃のオリラジ
「しくじらないで生きていける人間なんているのか!」  オリエンタルラジオの中田敦彦は、“生徒”たちを前にものすごい熱量で語った。10月2日からレギュラー放送が始まった『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)は、人生を「しくじった」経験がある人を講師に迎え、その失敗から「しくじらないための極意」を学んでいこうという番組である。昨年11月から不定期で放送された3回のパイロット版が好評を博し、レギュラー化したものだ。  たとえば、パイロット版の2回目となる3月14日の放送では、元フィギュアスケート・織田信成が講師として登場。大舞台でしくじってしまった過去を振り返りながら、それを回避する極意を教えた。信成は「20年間、あと一歩のところで天下を取り逃してきたんです」と語り、世界フィギュア選手権(2009年)、バンクーバー五輪(2010年)、グランプリシリーズ中国杯(2009年)を自ら「3大しくじり舞台」と挙げる。そして、それぞれに「ジャンプ一回多く飛んじゃったの乱」「靴ひもが切れちゃったの乱」などと名前を付け、自分の失敗体験を軽妙に語っていく。極めつきは、中国杯での「自分でも信じられ変」。チャップリンを模した衣装の股間のチャックが全開のまま演技してしまったあの事件を、「後にマスコミに『チャックリン』と名付けられた」などとユーモアたっぷりに披露したのだ。信成はこの放送がきっかけになったのか、その後、フィギュアスケート関連以外の番組でもテレビタレントとして数多くの番組で見かけるようになっていった。  そして、レギュラー番組になって初めての講師役がオリエンタルラジオだった。オリエンタルラジオといえば、「史上最速のブレーク」などという肩書で売り出され、デビューしてまもなく、レギュラー番組はもちろん、ゴールデンタイムに冠番組まで作られた。しかし、それも長く続かず、わずか数年で失墜。レギュラー番組は次々と終了し、まさに「しくじり」を経験した。それを中田は「ここまでゴリ押しされて、全部終わったの、おそらく初めてですよ」と自嘲して言うのだ。「ゴリゴリ押しのゴリ終わり!」と。  その後、しばらく低迷し、同期のはんにゃらに逆転されたものの、藤森慎吾の“チャラ男”のキャラなどで再浮上するという上り下りの激しい芸人人生を歩んでいる。こんな経験をした芸人はなかなかいない。だから「この授業は僕らにしかできない」と、中田は胸を張る。  なぜ、「史上最速のブレーク」を果たしたオリエンタルラジオが失墜したのか? もちろん、それにはさまざまな要因があるだろう。だが、中田は潔くたったひとつの理由に集約させた。 「ハッキリ言いましょう、天狗になったんです。ふたりとも!」  当時から「これはもう『現象』」「僕らがこうだからとか、ここでこうしたいからという理由では説明がつかない」(『Quick Japan』Vol.77/太田出版)などと自分たちの置かれた状況を客観視していた中田であれば、“天狗”になってしまう罠を回避できたのではないか、と思える。しかし「なりたくてなる天狗はいない」「天狗には自覚症状がない」と中田は言う。  そして、“天狗”を定義し直す。「天狗とは、特別扱いを当然だと思っている状況」だと。つまり、自分が“特別扱い”されていることが当たり前になってしまうから、“特別扱い”されていることにすら気づかない状態なのだ。  たとえば、オリエンタルラジオのDVD『十』(よしもとアール・アンド・シー)。DVDが売れない、ライブDVDでさえ出すのが難しいとされる時代に、中田は「映像作品を撮りたい」と予算を度外視。かけた予算は映画1本分並み。それが許されてしまっていたのだ。企画会議の中で、中田はこう言い放ったという。 「普通の笑い作りたいんじゃないんだよ、時代を作りたいんだよ!」  その後、中田は次々と番組を失っていく経緯を生々しく講義していく。そして、レギュラー番組を失った“暗黒期”には仕事が「モアハード モアスモール」、つまり「よりエグく、より小規模になります」と、過酷な体験が語られていく。たとえば、ある番組で1年間農業をするという企画があったという。ただ農業をするわけではない。山自体を切り開いていくというものだ。別の番組では韓国の整形ブームを特集した際、中田は実際に手相を整形した。これは想像よりも危険な手術で、完治まで1カ月を要したという。それぞれにキツイ体験であるが、何よりもキツイのが、これらが結局、オンエアされなかったということだ。中田は言う。 「みなさんが思ってるより、下り坂は長くて暗いです」  中田は、かつて自分たちの“現象”を「吉本興業の中での実験」だったと語ったことがある。 「テクニックもキャリアもなくても、それで成立するんだったらビジネスモデルとしては正解じゃないですか。コストがかかってなくてパフォーマンスが得れるわけですから。これが成立したらこれをどんどんやっていくつもりだったんだと思うんです。だけど、それができなかった! 促成栽培ができるもんじゃない。それが芸人なんだ、っていうのを逆説的に証明したのがオリエンタルラジオなんです!」(『ブラマヨとゆかいな仲間たち』テレビ朝日系)  中田のゾッとするほどの冷静さ、客観性が、逆に当時の深すぎる苦悩を物語る。早すぎたブレークによって、オリエンタルラジオはリアルタイムでその苦悩や挫折、迷走や変化、そして成長までも視聴者に晒されるという奇妙な境遇に身を置くことになった芸人である。そしてそれを中田が残酷なほどの客観性と、激しい熱量を両立させながら“解説”する。いわば、オリエンタルラジオは「しくじり」そのものを、“芸”に昇華させたコンビなのだ。だから、これ以上ないほど『しくじり先生』を体現している。実際にその講義は、生徒たちが「何、この教科書?」と唖然としてしまうくらい、素晴らしいものだった。この後、登場する講師たちのハードルが上がりすぎてしまったことこそ、番組の「しくじり」なのではないかと心配してしまうほどに。  最後に中田は「一度しくじった人は『とりあえず、食って行きたい』『かつてライバルだったあいつを今度は応援したい』などと“下方修正された夢”を語り、『今がありのままの自分だ』と、“小さなプライド”を守ってしまいがち」だと言う。「俺は夢に破れたわけじゃないんだ。しくじったわけじゃないんだ。いま少し自分が見えてきたんだ」と。だけど、そうじゃない。しくじってから本当の挑戦は始まるのだ。 「負けてからビックマウスになる勇気」  それが必要なのだ。「自覚的な天狗は、夢の成功者」だと。中田には、いつかもう一度花開いた時に絶対に言いたいという“天狗ゼリフ”があるという。 「普通の視聴率獲りたいんじゃないんですよ、天下獲りたいんです!」  あっちゃん、カッコいいー! (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

次はオリラジ中田か……? よしもと芸人の映画監督化が止まらない!?

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『東京R』集英社
 2012年にタレントの福田萌と結婚し、現在9カ月になる娘の父親であるオリエンタルラジオの中田敦彦。 「とにかく彼の子煩悩ぶりは芸人の間でも有名で、子育てについて自分でいろいろと調べてるみたいですし、基本的に家で食事をして、お風呂に入れるのも積極的にやってるみたいです」(テレビ局関係者)  そんな中田の情報集めは、主に先輩芸人に頼っているようだ。 「同じ吉本のフジモンこと藤本敏史さんとか、ひな壇で共演する機会が多い劇団ひとりさんに、カメラが止まってるときによく話を聞いてますね。メモ帳を広げてメモを取りながら聞いてますから、どれだけ熱心なんだ!? って現場では話題になっています。2人とも女の子ですから、参考になるんでしょうね」(バラエティスタッフ)  そんな中田は最近、ピンでの活動も増えているという。 「フジテレビの『OV監督』という面白いビデオを5分以内で撮るという番組なんですけど、そこで撮った映像がものすごく良かったようなんです。それを見た劇団ひとりさんなんかは、あっちゃんに『本書いて映画撮りなよ』って勧めたそうです。あっちゃんも品川庄司の品川さんを崇拝してるようですから、もしかすると映画デビューも近いかもしれませんね。フジテレビも驚いてるみたいですよ」(芸能事務所関係者)  吉本からまた新たな映画監督が誕生するかもしれない。

オリラジ藤森慎吾とTBS田中みな実に“電撃破局”のウワサ「まさかのセックスレスで……」

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TBSアナウンサーオフィシャルサイトより
「すでに両親にも紹介してるので結婚は秒読みといわれていますが、実際はそうじゃないみたいですよ。一部のマスコミは“電撃破局”もあり得ると、各方面に取材に入ってるようです」(写真週刊誌記者)  オリエンタルラジオ・藤森慎吾と交際中のTBSアナウンサー田中みな実。2012年5月に交際が発覚してからこれまでもさまざまな報道がされてきたが、結婚に至る決定打はいまだない。 「その理由のひとつに、吉本興業とTBSの話がまだまとまっていないことが挙げられます。先日、同じ吉本芸人のナイナイ矢部浩之さんと元TBSアナの青木裕子さんの間に第一子が誕生しましたが、TBSとしては、また吉本に自局が育てたアナを持っていかれるというのが、あまり望ましくないようです」(TBS関係者)  そのため、2人がそろって出演することもある同局の看板番組『さんまのスーパーからくりTV』でも“共演”はない。 「それも上層部の指示のようです。上は、とにかく別れさせたいようですよ」(同)  そうしたことの積み重ねか、別の理由か、最近は田中アナの気持ちが冷めてきているという話もある。 「先日『有吉ジャポン』で、平成ノブシコブシの吉村崇さんと有吉弘行さんが下ネタの話をしていたのですが、その流れで2人が田中アナに『最近、アッチはどうなの?』と聞くと『あんまりです』と、うまくいっていないことを相談していました。表情は深刻で、冗談のようでもなかったので、もしかすると本当に破局もあるかもしれませんね」(バラエティスタッフ)  まさかの“セックスレス破局”なんてことも――。

オリラジ・藤森慎吾が田中みな実と結婚宣言も、“浮気・中絶報道”圧殺されたマスコミに漂うシラケムード

fujimoritanaka0205.jpg  TBSアナウンサーの田中みな実と交際中のオリエンタルラジオ・藤森慎吾が5日、料理投稿サイトのPR会見に出席し、事実上の結婚宣言をした。  昨年のバレンタインデーには、田中から「手作りのクッキーと、チョコをもらった」という藤森。記者から「バレンタイン入籍は?」と聞かれると、「まだタイミングではない」としながらも、「先輩たちの背中を見て……矢部(浩之・ナインティナイン)さん、大竹(一樹・さまぁ~ず)さんと、それぞれ素敵な道を歩んでいる。その時が来たら、ちゃんとお知らせします」と女子アナと結婚した芸人を列挙し、「(田中アナを)幸せにします!」と宣言。  さらに、二股交際疑惑が報じられたばかりの先輩芸人・陣内智則に絡めた質問も飛び、「僕は一途ですから!」と自身の浮気はきっぱりと否定した。  藤森と田中の交際が発覚したのは、2012年11月。「フライデー」(講談社)に、互いの自宅を行き来する姿が掲載され、藤森も交際を認めた。また、まもなく出演した生番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)でも、「ご報告があります。彼女ができました。赤坂方面のほうに」と交際宣言。過去には、女優の上野樹里や加藤夏希、栗山千明、堀北真希など名だたる芸能人と浮き名を流し、“女優食い”などといわれた藤森だが、その潔い交際宣言に、「チャラ男キャラは嘘だった?」「意外とマジメ」などの声が上がった。  しかし、交際宣言から約1カ月後の12月、「週刊文春」(文藝春秋)に、藤森がモデル女性を妊娠・堕胎させたと報じられた。記事によれば、藤森は同年6月、田中と交際中にもかかわらず、大阪のクラブで知り合った佐々木希似のモデルを妊娠させ、中絶手術費・慰謝料として計350万円を支払ったという。  この一件で田中とは破局したものとみられていたが、2人は話し合いの末に「交際継続」を選択したようだ。 「所属事務所・吉本興業の圧力で、藤森の浮気報道は大きく報じられませんでしたが、これを境にCMやバラエティの仕事は激減。本人のショックも相当だったようで、突然“チャラ男”キャラを封印。テレビに出ても、明らかに静かになってしまった。いっそのこと数カ月間の謹慎でもすれば、芸人として完全復活できたかもしれませんが、吉本がスキャンダルを封殺した流れもあり、そうはいかなかった。今回の結婚宣言も、本来ならおめでたいニュースなんでしょうけど、藤森さんの口から『僕は一途ですから!』という言葉が出た瞬間、現場の記者の間にはシラケムードが漂いました」(芸能記者)  浮気報道後も、たびたびデートする姿が報じられている2人。はたして無事、ゴールインとなるだろうか?

鈴木敏夫の引き出す力 『仕事ハッケン伝』で見せたジブリの真髄

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『NHK 仕事ハッケン伝』より
中田の出演回は、7月3日(水)午後4時05分~4時53分に再放送予定。
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。 「頑張る必要ない。才能出してくれれば」 これはスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫が、オリエンタルラジオ中田敦彦に初対面で言い放った言葉だ。 「あなた、才能あるんでしょ?」という鈴木の問いかけに、「…や、頑張ります」と中田が答えたのを受けてのものだった。  『仕事ハッケン伝』(NHK総合)は「もし今と違う仕事についていたら、どんな人生を送っていたのだろう」をコンセプトに、各界の著名人がさまざまな職種の企業に実際に1週間程度“入社”し、その仕事を体験するというドキュメンタリー。2011年5月に第1シーズンが始まり、現在第3シーズンを迎える。今回のシーズンではこれまでも、吉木りさがバスツアー企画、平山あやがファッションエディター、小島よしおが食品スーパーなどと、実にさまざまな職種に挑戦している。ちなみに13年4月11日に放送された「冨永愛×左官」は、ギャラクシー賞月間賞を受賞した。  6月27日放送回で中田が“入社”したのは、憧れの会社「スタジオジブリ」。巨匠・宮崎駿を擁し、名プロデューサー鈴木らが『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など、数々の大ヒット作を生み出してきた、世界を代表するアニメ映画制作会社だ。中田が配属されたのはプロデューサー室。映画のヒットに直結する広告やパンフレット、公式グッズなどを制作する部署だ。そこで鈴木が中田に課したのは、宮崎監督5年ぶりの新作『風立ちぬ』の新聞広告のデザインだった。  そんな“難問”に対し、中田は実に彼らしいやり方で、その“解答”を導き出そうとする。中田は自ら「受験パンク」と呼ぶように、ベッドを破壊して椅子に自分を縛り付けて寝ずに勉強して倒れ病院に運ばれたり、“右脳と左脳を交互に休ませれば、眠る必要はない”という独自の理論から眼帯をつけて勉強したほど、学生時代、勉強に没頭した。受験勉強に最も大切なのは「傾向と対策」だ。出題者の意図をくみ取り、相手の求めていることを探るのが解答への近道。中田はお笑い芸人としても、受験と同じようにこの傾向と対策を徹底的に分析しネタを作り、自分の立ち位置を選び取っていった。だから、今回も彼はその方法論を採用する。  まずは絵コンテを読み込み、印象的なシーンやセリフを抜き出しメモを取っていく。さらに“過去問”にあたるようにジブリの過去の新聞広告をひとつひとつ、つぶさに見て、その傾向を分析していく。会議では自分が発言するよりも、その様子をじっくりと観察していく。そうして中田の手元には、膨大な量の書き込みであふれるメモの山ができ上がっていた。  「強烈なビジョンを鈴木さんが持っていて、それをみんなで削りだしていくっていう作業」だと、中田はジブリの企画会議の傾向を挙げ、「まったく新しいアートというか、僕がいいっていう、ひとりよがりのものは絶対はじかれる」と対策を練っていった。  さらに中田は、過去の新聞広告から“解答”には「(1)メインコピー (2)オリジナルコピー (3)テーマ (4)煽り (5)劇中セリフ (6)歌 (7)宮崎語録」の7つのバリエーションが存在すると分析。そして「ジブリ」が「熱風」という意味であることに目をつけた中田は、“解答”を導き出してコピーを作り上げた。 「『風の谷のナウシカ』から29年。/この夏、ジブリに新たな『風』が吹く。」  自信作だった。しかし鈴木は「基本的には面白い」と評価する一方で「まだ終わったわけじゃないから」と納得しない。そして2人の話し合いの中から、宮崎による企画書を全文掲載するという斬新なアイディアが生まれる。  「しゃべってると刺激を受けるんですよ。自分ひとりで考えていたって(いいアイディアは)出てこない」という鈴木の言葉に、中田は「『今話してて思いついたんだよ』って強調してくれたのは『お前がいてよかったよ』っていうメッセージですから、うれしかった」と素直に喜んだ。  「人数が多いほうが面白いものができる」というのが、鈴木の信念なのだという。それは宮崎も同じだ。彼はありとあらゆることを他人に訊いて回るのだという。そうしてその反応を作品に反映させていく。ひとりで考えていただけでは、いいものは完成しないのだ。中田はそのことに苦しんできた。デビュー以来、ネタはほぼすべて自分ひとりで考えてきた。しかし、近年、それに限界を感じ始めていたのだ。  鈴木から中田は新たな課題を出される。企画書を全文掲載したポスターに添える煽りコピーを考えてほしい、というものだ。  鈴木がこれまでの最高傑作と考える「天才・宮崎駿の/凶暴なまでの情熱が/世界中に吹き荒れる!」という『もののけ姫』の煽りコピーを超えるものを、というのだ。  中田はデビュー当時、100個ネタを書くことを自らに課した。それが、中田が思う芸人としての“通過儀礼”であり、最善の策だったのだ。今回もまた、中田は「天才・宮崎駿」に代わるものを見つけるため、100個コピーを考えることを自らに課す。  最初は、言葉から発想し、別の言葉を探していた中田。しかし、それでは言葉が「記号化」してしまう、と気づき、鈴木の過去の言葉と傾向を頭の中からいったん“捨てた”。そして、中田自身が作品を見て感じたことを言語化していった。すると、止まっていたペンが一気に動き出したのだ。その膨大なコピーの中から、どれを選ぶのか? 「自分で作るけど、選ぶのは他人かもしれない」  デビュー当時、100個のネタの中から、あの大ブレイクした「武勇伝」の原型となるネタ「中田伝説」をやろう、と言い出したのは相方の藤森だった。中田はデビューの頃と同じように、藤森に意見を聞いた。  そして中田は藤森たちからの反応が良かった、 「『誰かのため』ではなく/『自分のため』に作った。/宮崎駿、七十二歳の覚醒。」 「トトロの姿が見えなくなった大人たちへ。/宮崎駿がもう一度、夢を見せます。」 「どう生きるか。どう愛すか。/大人には教科書がない。/でも宮崎アニメがある。」 など、13個の案まで絞り、鈴木に提出した。 「すごいね、君、才能あるね!」鈴木は、それらのコピーを見て称賛する。そして、あるひとつのコピーに眼の色を変えた。 「『巨匠・宮崎駿』ではなく、/『人間・宮崎駿』としての処女作。」  「これいいねえ。刺激を受けた。だって新鮮だもん! 『人間・宮崎駿』だけでもすごいですよ。まったく自分の中になかった」と絶賛したのだ。そして「欲を言えば、完成度」と、その仕上げを中田に求めたのだ。  「自分だったら……?」。そう中田は自問自答する。「大事な局面で素人が案を出しても、100%使わない」と。だったら「鈴木さんの中にある言葉を削りだす」と戦略を立て、中田は再び自分の言葉を“捨てた”。それが、相手が求めている答えのはずだと考えたのだ。これまでの対話の中で鈴木から出た言葉の中から組み合わせて、中田はコピーをひねり出す。それを見て「最後はやっぱり難しいよね」と鈴木はつぶやき、自分が考えてきたという1枚を机に広げようとした。その瞬間の中田の表情は、明らかに落胆していた。自分が傾向と対策を分析し導き出した解答は間違っていたのだ、と。やっぱり、すでに鈴木の中には鈴木なりの答えがあったのか、というような一瞬の表情だった。  しかし、中田は実際にポスターに添えられたコピーを読んで驚愕する。 『人間・宮崎駿、七十二歳の覚悟。』  それは中田が生み出した言葉から発想されたコピーだった。中田は解答を間違えた。しかし、間違えたのは生み出した言葉ではない。少年漫画のような気持ちのいい逆転劇。 鈴木の答えは、中田の中にあったのだ。  「君が考えたことをテクニックでまとめることだけをやろうと思ってた」と鈴木は言う。けれど、中田の出した中に使えるものがひとつもなかったらどうしたのだろうか?「あるんだよ!」と鈴木は力強く即答する。「それは自信があるの、俺。いろんな人と付き合ってきて。大概の人は、一個は持ってる」と。  鈴木の引き出す力で、中田の言葉を引き出し、完成された“作品”に昇華させた。それが、鈴木敏夫の真骨頂であり、スタジオ・ジブリの真髄だ。 「もし俺が『君の案はダメ。自分で考えます』とやったとするじゃん。そうしたら俺の負け。その人から引き出せないってことだから」  鈴木が引き出したのは中田の言葉だけではない。彼の芸人としての向き合い方、方法論。そして他人との信頼関係。その苦悩、すべてを削りだした。それらは決してひとりだけで傾向と対策を練るだけでは辿りつけない“解答”のヒントだった。  「全部間違えてた。人を使うって難しいんですよ。(略)その結果、ひとりでネタ作るって結論に戻っちゃってたんですよね。人がうまく使えなくて。今日の鈴木さんの言葉に、お笑いに対する向き合い方の答えがあった気がする」  鈴木は、そうやって「人間・中田敦彦」を削りだし、その魅力を引き出したのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

鈴木敏夫の引き出す力 『仕事ハッケン伝』で見せたジブリの真髄

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『NHK 仕事ハッケン伝』より
中田の出演回は、7月3日(水)午後4時05分~4時53分に再放送予定。
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。 「頑張る必要ない。才能出してくれれば」 これはスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫が、オリエンタルラジオ中田敦彦に初対面で言い放った言葉だ。 「あなた、才能あるんでしょ?」という鈴木の問いかけに、「…や、頑張ります」と中田が答えたのを受けてのものだった。  『仕事ハッケン伝』(NHK総合)は「もし今と違う仕事についていたら、どんな人生を送っていたのだろう」をコンセプトに、各界の著名人がさまざまな職種の企業に実際に1週間程度“入社”し、その仕事を体験するというドキュメンタリー。2011年5月に第1シーズンが始まり、現在第3シーズンを迎える。今回のシーズンではこれまでも、吉木りさがバスツアー企画、平山あやがファッションエディター、小島よしおが食品スーパーなどと、実にさまざまな職種に挑戦している。ちなみに13年4月11日に放送された「冨永愛×左官」は、ギャラクシー賞月間賞を受賞した。  6月27日放送回で中田が“入社”したのは、憧れの会社「スタジオジブリ」。巨匠・宮崎駿を擁し、名プロデューサー鈴木らが『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など、数々の大ヒット作を生み出してきた、世界を代表するアニメ映画制作会社だ。中田が配属されたのはプロデューサー室。映画のヒットに直結する広告やパンフレット、公式グッズなどを制作する部署だ。そこで鈴木が中田に課したのは、宮崎監督5年ぶりの新作『風立ちぬ』の新聞広告のデザインだった。  そんな“難問”に対し、中田は実に彼らしいやり方で、その“解答”を導き出そうとする。中田は自ら「受験パンク」と呼ぶように、ベッドを破壊して椅子に自分を縛り付けて寝ずに勉強して倒れ病院に運ばれたり、“右脳と左脳を交互に休ませれば、眠る必要はない”という独自の理論から眼帯をつけて勉強したほど、学生時代、勉強に没頭した。受験勉強に最も大切なのは「傾向と対策」だ。出題者の意図をくみ取り、相手の求めていることを探るのが解答への近道。中田はお笑い芸人としても、受験と同じようにこの傾向と対策を徹底的に分析しネタを作り、自分の立ち位置を選び取っていった。だから、今回も彼はその方法論を採用する。  まずは絵コンテを読み込み、印象的なシーンやセリフを抜き出しメモを取っていく。さらに“過去問”にあたるようにジブリの過去の新聞広告をひとつひとつ、つぶさに見て、その傾向を分析していく。会議では自分が発言するよりも、その様子をじっくりと観察していく。そうして中田の手元には、膨大な量の書き込みであふれるメモの山ができ上がっていた。  「強烈なビジョンを鈴木さんが持っていて、それをみんなで削りだしていくっていう作業」だと、中田はジブリの企画会議の傾向を挙げ、「まったく新しいアートというか、僕がいいっていう、ひとりよがりのものは絶対はじかれる」と対策を練っていった。  さらに中田は、過去の新聞広告から“解答”には「(1)メインコピー (2)オリジナルコピー (3)テーマ (4)煽り (5)劇中セリフ (6)歌 (7)宮崎語録」の7つのバリエーションが存在すると分析。そして「ジブリ」が「熱風」という意味であることに目をつけた中田は、“解答”を導き出してコピーを作り上げた。 「『風の谷のナウシカ』から29年。/この夏、ジブリに新たな『風』が吹く。」  自信作だった。しかし鈴木は「基本的には面白い」と評価する一方で「まだ終わったわけじゃないから」と納得しない。そして2人の話し合いの中から、宮崎による企画書を全文掲載するという斬新なアイディアが生まれる。  「しゃべってると刺激を受けるんですよ。自分ひとりで考えていたって(いいアイディアは)出てこない」という鈴木の言葉に、中田は「『今話してて思いついたんだよ』って強調してくれたのは『お前がいてよかったよ』っていうメッセージですから、うれしかった」と素直に喜んだ。  「人数が多いほうが面白いものができる」というのが、鈴木の信念なのだという。それは宮崎も同じだ。彼はありとあらゆることを他人に訊いて回るのだという。そうしてその反応を作品に反映させていく。ひとりで考えていただけでは、いいものは完成しないのだ。中田はそのことに苦しんできた。デビュー以来、ネタはほぼすべて自分ひとりで考えてきた。しかし、近年、それに限界を感じ始めていたのだ。  鈴木から中田は新たな課題を出される。企画書を全文掲載したポスターに添える煽りコピーを考えてほしい、というものだ。  鈴木がこれまでの最高傑作と考える「天才・宮崎駿の/凶暴なまでの情熱が/世界中に吹き荒れる!」という『もののけ姫』の煽りコピーを超えるものを、というのだ。  中田はデビュー当時、100個ネタを書くことを自らに課した。それが、中田が思う芸人としての“通過儀礼”であり、最善の策だったのだ。今回もまた、中田は「天才・宮崎駿」に代わるものを見つけるため、100個コピーを考えることを自らに課す。  最初は、言葉から発想し、別の言葉を探していた中田。しかし、それでは言葉が「記号化」してしまう、と気づき、鈴木の過去の言葉と傾向を頭の中からいったん“捨てた”。そして、中田自身が作品を見て感じたことを言語化していった。すると、止まっていたペンが一気に動き出したのだ。その膨大なコピーの中から、どれを選ぶのか? 「自分で作るけど、選ぶのは他人かもしれない」  デビュー当時、100個のネタの中から、あの大ブレイクした「武勇伝」の原型となるネタ「中田伝説」をやろう、と言い出したのは相方の藤森だった。中田はデビューの頃と同じように、藤森に意見を聞いた。  そして中田は藤森たちからの反応が良かった、 「『誰かのため』ではなく/『自分のため』に作った。/宮崎駿、七十二歳の覚醒。」 「トトロの姿が見えなくなった大人たちへ。/宮崎駿がもう一度、夢を見せます。」 「どう生きるか。どう愛すか。/大人には教科書がない。/でも宮崎アニメがある。」 など、13個の案まで絞り、鈴木に提出した。 「すごいね、君、才能あるね!」鈴木は、それらのコピーを見て称賛する。そして、あるひとつのコピーに眼の色を変えた。 「『巨匠・宮崎駿』ではなく、/『人間・宮崎駿』としての処女作。」  「これいいねえ。刺激を受けた。だって新鮮だもん! 『人間・宮崎駿』だけでもすごいですよ。まったく自分の中になかった」と絶賛したのだ。そして「欲を言えば、完成度」と、その仕上げを中田に求めたのだ。  「自分だったら……?」。そう中田は自問自答する。「大事な局面で素人が案を出しても、100%使わない」と。だったら「鈴木さんの中にある言葉を削りだす」と戦略を立て、中田は再び自分の言葉を“捨てた”。それが、相手が求めている答えのはずだと考えたのだ。これまでの対話の中で鈴木から出た言葉の中から組み合わせて、中田はコピーをひねり出す。それを見て「最後はやっぱり難しいよね」と鈴木はつぶやき、自分が考えてきたという1枚を机に広げようとした。その瞬間の中田の表情は、明らかに落胆していた。自分が傾向と対策を分析し導き出した解答は間違っていたのだ、と。やっぱり、すでに鈴木の中には鈴木なりの答えがあったのか、というような一瞬の表情だった。  しかし、中田は実際にポスターに添えられたコピーを読んで驚愕する。 『人間・宮崎駿、七十二歳の覚悟。』  それは中田が生み出した言葉から発想されたコピーだった。中田は解答を間違えた。しかし、間違えたのは生み出した言葉ではない。少年漫画のような気持ちのいい逆転劇。 鈴木の答えは、中田の中にあったのだ。  「君が考えたことをテクニックでまとめることだけをやろうと思ってた」と鈴木は言う。けれど、中田の出した中に使えるものがひとつもなかったらどうしたのだろうか?「あるんだよ!」と鈴木は力強く即答する。「それは自信があるの、俺。いろんな人と付き合ってきて。大概の人は、一個は持ってる」と。  鈴木の引き出す力で、中田の言葉を引き出し、完成された“作品”に昇華させた。それが、鈴木敏夫の真骨頂であり、スタジオ・ジブリの真髄だ。 「もし俺が『君の案はダメ。自分で考えます』とやったとするじゃん。そうしたら俺の負け。その人から引き出せないってことだから」  鈴木が引き出したのは中田の言葉だけではない。彼の芸人としての向き合い方、方法論。そして他人との信頼関係。その苦悩、すべてを削りだした。それらは決してひとりだけで傾向と対策を練るだけでは辿りつけない“解答”のヒントだった。  「全部間違えてた。人を使うって難しいんですよ。(略)その結果、ひとりでネタ作るって結論に戻っちゃってたんですよね。人がうまく使えなくて。今日の鈴木さんの言葉に、お笑いに対する向き合い方の答えがあった気がする」  鈴木は、そうやって「人間・中田敦彦」を削りだし、その魅力を引き出したのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

ジャニーズにもみ消されたSMAP中居正広の“中絶強制”過去「ただの細胞だから……」

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内緒ってこと?
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が、“女性モデル妊娠中絶問題”で謝罪した。確かに藤森も節操がないが、叩かれすぎの感がある彼に対して、筆者は同情を禁じ得ない部分もある。同じく“妊娠中絶問題”を起こしておきながら、ジャニーズ事務所の力で闇に葬り去ったSMAP中居正広のケースを知っているからだ。  今から約12年前、SMAPが国民的アイドルとして認知され、中居もソロで活躍。テレビ朝日の情報番組『サンデージャングル』のキャスターを務め、1997~98年と2年連続でNHK『紅白歌合戦』の司会に起用された頃だ。  中居は飲み屋で知り合った都内在住の、当時27歳のOLに積極的にアプローチ。密かに交際をスタートさせた。会うたびにホテルで肉体関係を持って、関係は約4年間続いたという。すると2000年にOLが中居の子を妊娠。中居に妊娠の事実を告げると「大丈夫だよ、まだただの細胞だし、手術だって簡単で大したことはない。俺の友達も何人も堕ろしているけど、その日のうちに仕事だってできちゃうくらいだし」と慣れた調子で中絶を勧めたという。  この頃、中居はテレビ朝日の下平さやかアナウンサーとの熱愛がウワサされていたことで、女性は「自分はセックスの道具にされている」と思ったが、好きな中居の子どもを産みたい一心で、中居と話し合いを進めようとした。しかし、中居は「堕ろしてほしい」と逃げる一方。そんな中居の尻拭いとして登場したのが、SMAPのチーフマネジャーの飯島三智女史だった。  飯島女史は「人として、女性としてお話しましょう。あの子(中居)が言うには、あなたとは遊びなんだけど、あなたもそうでしょ。子どもが欲しいのはわかるけど、あなたのエゴで遊び相手の子どもを産んでも、子どももあなたも不幸になるだけでしょ」と身勝手な論理を振りかざして、女性を説得。女性はあまりの中居の誠意のなさに失望。中絶を決意した。  その後、中居に中絶同意書にサインさせて、病院へ出向き、堕胎手術をしたという。中居は、中絶費用として30万円を渡し、その後は女性との連絡を絶った。  そんな女性をある友人が不憫に思って、すでに休刊した月刊誌「噂の眞相」(噂の真相社)に、妊娠・中絶に関して話をする中居と女性の会話を収めたテープと中絶同意書が提供され、同誌に一部始終が掲載された。中居の行為は、女性ファンに支えられているSMAPとしては許されないものだ。  しかし、この問題を後追いで取り上げたのは東京スポーツくらいで、後のマスコミはジャニーズ事務所の圧力で黙殺。藤森の時のように、本人を追っかけたスポーツ新聞やワイドショーは皆無だった。  こうして、中居の“中絶スキャンダル”は闇に葬り去られたのだ。  しかし、「中居の子どもを産みたい」と思いながら、中絶させられた女性の心の傷は一生消えない。中居にとって今回の藤森の騒動は、自分の過去の過ちを見直す良い機会かもしれない。 (文=本多圭)

オリラジ藤森をめぐる“バーター報道”でフライデーが文春に抗議書を送付! 全面戦争へ──

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いくらチャラ男でも、妊娠・中絶を
笑いにしちゃダメでしょう。
 お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾について、写真週刊誌「フライデー」(講談社)が吉本興業の依頼を受けて女性スキャンダルをもみ消したなどと「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた一件が、ついに老舗出版社同士の全面抗争に発展した。  事の発端は文春の12月6日号。TBS・田中みな実アナとの交際が報じられた藤森の顔色がすぐれないのは、田中アナとの密会がフライデーされたからではなく、別の女性スキャンダルを抱えていたからだと指摘。同誌によると、藤森は6月に大阪のクラブで知り合った佐々木希似の20代モデルAさんを妊娠させ、中絶手術費&慰謝料として計350万円を支払ったという。   と、ここまでなら藤森のスキャンダルということになるが、話はそれだけでは終わらない。  Aさんによると、藤森との直接交渉の際に証拠を残そうとフライデー編集部に取材を依頼し、編集部も張り込み撮影やICレコーダーによる録音を行ったという。しかし、そのことを知った吉本興業がフライデー側と交渉し、Aさんとのスキャンダルを潰す代わりに、田中アナとのツーショットを撮らせるという条件で“手打ち”。結果、あの藤森と田中アナの密会がスクープされたと報じたのだ。  スポーツ紙デスクは「業界用語でいうところの“バーター”と呼ばれる取引です。この業界ではよくある話ですが、それをわざわざ報じることは極めて異例」と話す。  当然、フライデーは文春の報道に激怒。「報道が事実であればまだいいですが、記事は事実誤認だらけ。吉本側と話し合いはしたが、バーターは成立していない。田中アナとのツーショットはきちんと張り込んで撮ったもので、ヤラセではない」とは内部関係者の弁。  ブチ切れたフライデー編集部は、今月12日に内容証明と抗議書を文春編集部に送付したという。 「14日発売のフライデー最新号では、藤森と田中アナの密会が撮られた舞台裏を明かしている。通常、こういった話は表に出さないものだが、フライデーの文春に対する怒りは相当のもの。1つ1つ、事実を開示して、文春の取材の不当性を証明するつもりのようだ」(ワイドショー関係者)  文春VSフライデー。スクープ誌同士のガチンコバトルの勝敗はいかに。