本物の牛肉は入手不可能!? 中国メディアのサンプル調査で驚愕の結果が……

jahaciii.jpg  2月、ヨーロッパ各国で相次いで発覚した牛肉加工食品への馬肉混入事件。馬肉の食用はキリスト教の一部では禁忌とされており、供給元への訴訟など大きな波紋を広げた。しかし、食品偽装が横行する中国で、ニュースサイト「浙江在線」が行ったあるサンプル調査の結果を見ると、まだまだ状況はマシと言えるかもしれない。  3月10日、同サイトでは、杭州市内8カ所の食料品店や屋台で、牛肉加工食品を謳う商品をランダムに購入。浙江省検験検疫科学技術研究院に依頼してDNA分析を行ったところ、なんとそのうち5つの製品には牛肉のDNAがまったく含まれていないことが判明したのだ。さらに、残りの3つの製品からも豚肉のDNAが検出されている。つまり、8つのサンプルの中に純粋な牛肉加工品はひとつもなかったということになる。 adcfjbei.jpg  さらに同サイトでは、偽装牛肉を扱っているという江蘇省の食肉加工業者に潜入取材。すると、安い牛肉を探している大口顧客を装った記者に対し、業者側は相場よりも3割ほど安い商品を見せてきたという。  そこで記者は「問題がある肉なのか?」と尋ねたところ、「問題あるもないも、調理の技術次第だ」と言い放ったという。さらに、この肉が牛ではなく「豚肉や馬肉やいろいろ」を混合したものだということを認めた。  まさに末期的といえる状況の中、生活者たちは偽物をつかまされないよう、どのように自衛しているのか?中国在住歴4年の日系メーカーの現地駐在員は語る。 「高級ホテルのレストランなどを除き、庶民的な店では、『牛肉』と書かれていても鵜呑みにする人はいません。なので、偽装食品が問題になっても、加担した側が責任追及されることはほとんどない。“タイ焼きにタイが入っていない”と怒る人がいないのと同じかもしれませんね。また、中国のスーパーには牛肉香精という調味料が売られているんですが、これは、振りかけるだけで豚肉や鶏肉を牛肉の味に変えてしまうという“魔法の粉”。食品偽装が家庭の食卓でも行われているこの国では、人々の感覚がマヒしている」  食品偽装が末期的状況にある中国では、もはや「気にしない」という行為くらいしか、取り得る対策はないということかもしれない……。 (文=牧野源)

「昔から社内で泣いたりわめいたり……」食中毒「焼肉酒家えびす」勘坂社長の奇行癖

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問題のユッケは280円で販売されていた
「昔から変わった人だった」  死者4人と100人近くの患者を出す集団食中毒を起こした焼肉チェーン店「焼肉酒家えびす」を経営するフーズ・フォーラスの勘坂康弘社長について、その人物像に"かなり変人"とする証言が出ている。  記者会見では叫びながら謝る"逆ギレ謝罪"があったかと思えば、路上で土下座するなど、その態度に批判の声も集まっていたが、実はこの社長と3年前に渡米したことがある別のレストラン役員によると「そのときも奇行が多かった」というのだ。  この役員が渡米したのは、同じ経営コンサルタント会社が主催したセミナーで、有名飲食チェーンを含む複数の企業から数十名の役員が参加。フーズ・フォーラスからは勘坂社長ら3名が加わったという。
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勘坂社長も参加したという米国研修
の資料
「現地に着いて、研修としてハンバーガーチェーン店に入って食事をしたんですが、勘坂社長はハンバーガーを手にして店外に出て、路上でいきなりあぐらをかいて座って食べだしたんです」(同役員)  その後、急に怒り出したり、叫びだしたりすることもあり、この役員が勘坂社長の同行者に「変わった社長ですが、いつもこうなんですか?」と聞くと「リーダーシップのある方なんですが、感情の起伏が激しくて、よく社内でも泣いたりわめいたりするので、そこは困っています」と漏らしていたという。 「おそらく今回の事件で悪態をついたのではなく、もともとああいう感じの態度をする人物なのでしょう」(同役員)  ちなみに「焼肉酒家えびす」の激安メニューは、このセミナー主催のコンサルタント会社によるアドバイスが大きかったのではないかと同役員は話す。 「メニューの種類を絞って単価を下げるという手法は、このコンサルタント会社が参加各社に指導してきたことで、ここに参加した飲食チェーンの多くが少なからず同じ路線で成果を上げていましたから」(同)  勘坂社長の謝罪態度には、東横インや船場吉兆のように「不祥事に反感を買う態度で企業としての未成熟をさらけ出した」という声も少なくない。対外的には火に油を注いだ形の勘坂社長、その変わった性格が裏目に出た形には、社員たちも「またやってしまったか」の思いかもしれない。 (文=鈴木雅久)
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