ブロス編集長が提案する「テレビ返り咲きの秘策」とは?

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 地デジ完全移行(東北3県は除く)から約1カ月、「テレビが生まれ変わる」といううたい文句も虚しく、Twitterに端を発した韓流ゴリ推し批判問題、不謹慎テロップ事件に対する大バッシングなど、テレビを取り巻く状況は日に日に厳しいものとなっている。テレビはこれからどうなってしまうのか――。それを一般視聴者とは異なる視点で危惧しているのが、他ならぬテレビ雑誌業界だ。テレビ、雑誌という2つの斜陽産業の十字架を背負いながら、テレビ雑誌はどんな未来を見据えているのか。他のテレビ誌とは一線を画す特集やコラムで根強い人気を誇る「TV Bros.」(以下、ブロス/隔週水曜日発売、東京ニュース通信社)、菅野大輔編集長に伺った。ぶっちゃけ、テレビとテレビ誌、大丈夫ですか? ――インタビューをお願いした絶好の(?)タイミングで、例の「フジ韓流偏向問題」が噴出するなど、何かとテレビ周辺が騒がしくなりまして。 菅野大輔氏(以下、菅野) みんなかわいそうですよ。あの問題、まさに「誰得」じゃないですか。愛情の裏返しなんでしょうかね......。他の局だって韓流推しが激しいですよ(笑)。 ――番組編成を俯瞰している立場として、韓流ドラマを増やすというフジの選択は妥当だと思われますか? 菅野 ブロスに来る読者からのお手紙を見ていて思うんですが、最近、特にネタが細かくなってきているんですね。これはオンタイムで見ていないな、と。それ自体は悪いことではないのですが、ただ、テレビがかつて視聴者に与えていた"曜日感覚"みたいなものが、もはや必要とされていないんですね。月9とか朝ドラとか。そういった意味で、"24時間ゴールデンプライム"とも言えます。だから平日の14時からのあの時間帯、テレビの向こう側にいる人々に最大公約数の答えを出そうとしたら、韓国コンテンツが増えるとしても不思議じゃないと思いますよ。 ――「韓国コンテンツ」というのは単なるきっかけで、テレビに対する積年の鬱々たる思いが爆発したのでしょうか。 菅野 僕はテレビが本当に大好きで、テレビは今でもエンタメ界の王様だと思ってます。どのチャンネルか知らない状態で番組を見ても、「これは日テレっぽい」「テレ朝の風味がする」と何となく分かる。だけど、特番に関してはまったく分からないんです、これが。出てるタレントさんもほとんど同じでしょう? 各局がローリスクなバラエティー番組に逃げた結果ですね。でもね、「どうしてそんなにテレビに文句言うの?」とも思う。だって、こんなに簡単でお金のかからないメディアはないでしょう? もちろん批評は大切だし、ネットがその役割を担っているところはあるけど、匿名者同士の連帯感は悪口に行き着くことの方が多い。ネットでテレビ業界の裏側を暴く、という段階は一段落していたところに今回の騒動が起こったわけですが、もっとドライに「嫌なら見ない」という選択をしている人もいると思います。その方がもっと怖いけど。 ――テレビ雑誌にとって、視聴者のテレビ離れは是が非でも食い止めたいところですよね。 菅野 それは僕たちがもっと考えなければいけないところですね。地上波・BS・CS・ネット......と選択肢はものすごく増えている。それをどうまとめるのか、というところにテレビ誌の役割があると思います。EPGでは表現できないことをやらなければ意味がなくなりますから。 ――5月28日号のブロスで、「福島」とアニメ『TIGER & BUNNY』を取り上げていたことには驚かされました。テレビ誌で福島の原発問題を取り上げるということ、そしてその後が『タイバニ』という......。 菅野 ブレているわけではありませんよ(笑)。ブロスの編集方針は「画面を通じて会える人やモノ、事象を取り上げる」。そして軸はやっぱり「テレビ」なんですよ。テレビがどのように福島を伝えているのかを知り、それをブロス流に料理する。「『タイバニ』に夢中になっている人に福島を知って欲しい」というメッセージもある。テレビはチャンネルを変えれば、ニュース・歌番組・お笑い・ドキュメンタリー......と瞬時に変化するでしょう? ブロスもテレビのように、見開きで刻々と変化する空間を作りたいと思っています。 ――"サブカル"と表現されがちな御誌ですが、基本はやっぱりテレビ誌であると。 菅野 いやぁ、どんな呼び名でも呼んでもらえるだけありがたい(笑)。しかし、褒め言葉として認識してはおりますが、本当の意味でのサブカルなんてもう存在しないんじゃないですか。すべてが白日の下に晒されてしまって、本来"陰"であるサブカルの隠れるところがなくなっちゃった。ただひとつ残されているサブカルがあるとしたら、それは"個人"以外にない。  いまだにテレビはマスに向けて放送しようとしていますが、昨今のテレビに対する拒否反応の根源はそこにあるんだと思います。もはや「大衆」は存在しないんです。誰もが喜び、誰も文句を言わない番組を放送しようとすれば、おのずとつまらないものになっていく。個人や特定のグループに当て込んだ番組作りにシフトしなければ、チャンネルの個性はどんどん失われ、テレビは衰退していくんじゃないでしょうか。 ――具体的にはどんな番組作りをすればいいと? 菅野 これはとっておきの秘策ですが......思い切って、全番組を生放送にしてしまうんです! 全部生ですよ。トラブル続出するでしょうね~(笑)。何が起きるか分からないと視聴者もドキドキ感を味わえます。何よりキャストが被らない(笑)。関係者に与えられる休息は、週一で放送される映画の間の3時間だけ。 ――『8時だョ! 全員集合』の「志村後ろ!」の感覚ですね(笑)。 菅野 3.11以降、NHKが復権を果たしたのも、そういうライブ感じゃないでしょうか。例えば地震が起きて、「今揺れてる」という事実をライブで共有するのは、地上波最大の強みだったはずです。再放送では絶対に味わえない。もちろんNHKは情報の信頼度も高いし、コンテンツを自局で制作している強みもあります。地デジ化よりもむしろ震災を境目にして、テレビも、それを伝えるテレビ誌も本来の役割を問われているように思うんです。 ――確かに、震災によって各局の底力のようなものが透けて見えた気がします。 菅野 一方で「テレビやテレビ雑誌が視聴者のそばにある」というのを痛感したのも震災でした。震災報道から通常の編成へ切り替わった時の、言い知れぬ安堵感。日常がテレビを求めていたこと。ブロスも震災後、史上最低の売り上げを記録したのですが(笑)、それでも待っていてくれる人がいた。交通が遮断され配本できなかった被災地の方から「今日ブロスが届きました!」というお便りをいただいた時、僕らは読者のためにずっと作り続けなければならないと思いました。震災でどん底も見ましたし、逆に底力も発揮されましたね。 ――どうか、ブロスはずっとブロスのままでいて下さい(笑)。 菅野 ハハハ、これしかできないですからね。僕からもみなさんに「もっとテレビを見よう!」とお願いしたい。諦めず、テレビに期待しましょうよ。面白きゃいいじゃんと思える、広い心を持ちましょう。震災や地デジ化でリセットするチャンスをもらったんだと思います。見る側も作る側も。ブロスは......まぁ何とかやっていきます。愛憎半ばされがちな雑誌ではございますが、悪運だけは強いので(笑)。 (取材・文=西澤千央)
TVBros.増刊 みんなの忌野清志郎 2009年 8/29号 これもいい号だった。 amazon_associate_logo.jpg
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「セシウムさん」はまだ甘い? テレビ局で横行する「悪質ダミーテロップ遊び」の現実

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実際に東海テレビで放送された画面。
 東海テレビの不適切テロップ問題に対する抗議の輪が広がる一方だ。同局に寄せられた抗議の電話とメールは既に計1万件を突破。農林中央金庫、ミキハウス、フジパンらが番組やCM提供を取りやめるなど、スポンサーが次々と降板している。  問題が起こったのは4日放送の情報番組『ぴーかんテレビ』で、岩手県産米のプレゼント当選者を「怪しいお米 セシウムさん」とするテロップが20秒以上に渡って流れた。これは「当選者が決定される前に作成したリハーサル用のダミーテロップが、操作ミスで送出された」(東海テレビ)もので、番組中に慌てて出演者が謝罪。東海テレビは翌日から同番組の放送を休止したが、東北の被災者を馬鹿にするようなひどい内容に視聴者の怒りは収まっていない。  ただ、一方では「いつか問題になると思っていた」という声が東海テレビのみならず、民放各局の制作スタッフから聞こえている。 「ダミーのテロップはどこでも制作していますが、画面に映ることはない前提なのでふざけた内容で作ることが多い。先日、ウチの局でも菅直人首相の出すコメントを前もってテロップにしたとき、セリフの欄に"日本は韓国にあげます。まずは孫社長に"なんて書いたものがありました。もし間違って放送されていたら、少なくともソフトバンクはCM撤退したでしょう」(在京キー局関係者)  別の局のディレクターも「先月、視聴者プレゼントの商品欄に"核燃料棒チーズ味"と書かれたテロップを見た」と話す。  悪質な内容のダミーテロップは東海テレビだけでなく、民放各局に横行しているようだ。同ディレクターはその背景を「テロップを作るスタッフが毎日同じ作業の繰り返しで退屈している。ダミーテロップにジョークを書いて周囲の笑いをとるうちに、調子に乗ってしまう」と語ったが、とても他の業種では考えられないようなテレビ界のモラルの低さではある。 「正直、テレビのスタッフというのは下請けや関連業者など人の出入りが多く、局内で財布が盗まれただの便所の落書きがひどいだのと民度が低いところがある」と同ディレクター。  東海テレビの関係者によると「今回、テロップを作成した者と、画面を間違って切り替えた者、あとは現場の責任者が厳しく処分されることになる」というが、一方で現場からは「関与しているのは大半が下請けの人間なので、トカゲの尻尾切りで終わるのがこの業界の通例」という声もある。  この騒動が続くうちはダミーテロップに悪質な文言を書くスタッフもいないだろうが、だからといってテレビ業界のモラルが急に高まるわけもなく「いずれはまた元のふざけた雰囲気に戻ると思う」と前出ディレクターは話している。 (文=鈴木雅久)
テレビ局の裏側 ロクなもんじゃない。 amazon_associate_logo.jpg
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故・サッカー松田選手の通夜で「アナが笑顔」フジテレビが不手際を謝罪

 サッカー元日本代表の故・松田直樹選手の通夜で、現地から中継したフジテレビが「放送中に不手際があった」として謝罪した。  問題となっているのは、8日に放送された同局『FNNスーパーニュース』。現地からの映像の切り替えが乱れた際に、レポートにあたった梅津弥英子アナウンサーが「(中継が)入ってないの? うっそーん」などとスタッフと談笑する姿が映し出されてしまった。  これに対し、ネット上の掲示板は放送中から紛糾。「人の不幸を笑うとは許せない」「普段からこういうノリで仕事をしているんだろう」などの批判が書き込まれ、大きな騒ぎとなっていた。  9日になってフジテレビは、改めて「昨日、一部の地域を除いて、松田選手のお通夜の中継で不手際がありました。たいへん申し訳ありませんでした」と同番組内で謝罪。事態の収拾を図った。 「フジテレビ局内も、ネットの声に対して相当過敏になっているようですね。今回の中継ミスは、通常なら改めて番組内で謝罪するようなケースではないはず。折しも同8日にはネット上で『8月8日フジテレビの日、不視聴運動』が呼びかけられ、前日には局周辺でデモ行進が行われるなど、ネット上での同局に対する風当たりは日増しに高まっています。フジ側としても、この騒動の落とし所は見えていないのではないでしょうか」(テレビ局関係者)  俳優・高岡蒼甫のTwitterでの発言に端を発した今回の"フジテレビ批判"騒動は、いったいどんな形で収束を見るのだろうか。
フジテレビアナウンサーになろう! いっそ、なろう! amazon_associate_logo.jpg
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『マンガ嫌韓流』の作者・山野車輪がお台場の「嫌韓デモ」に首をかしげる理由とは

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お台場・潮風公園で「フジテレビを日本人の手に取り戻そう!」と
叫ぶ参加者たち。
「TV局の韓国おし無理。けーPOP、てめーの国でやれ」  俳優・高岡蒼甫のTwitterと、それに起因する事務所解雇を発端に、にわかに高まりを見せはじめている"嫌韓ブーム"。8月7日(日)には、2ちゃんねるやTwitterの呼び掛けで集まった数百人が「嫌韓流デモ」と称してフジテレビへ抗議の声を上げた。日章旗を持った元自衛隊員を名乗る男性は、「日本のテレビ局は韓国資本に乗っ取られている」と憤り、30代の子連れ主婦は「私の周りに韓流ファンなんていない」と、韓流ブームそのものを否定した。  ところで、「嫌韓」というフレーズはもともと、漫画家・山野車輪氏の代表作である『マンガ嫌韓流』(晋遊舎)から派生していることは明らかだ。同作が日韓問題を真正面から論じた問題作で、発行部数が累計100万部を超えたのは周知の通り。実は筆者はこの日、山野氏とお台場で同行しながらデモ現場を見学していた。当の『嫌韓流』作者である山野氏は今回の動きをどう見たのか。デモ終了後、新橋の居酒屋で山野氏に一連の騒動について聞いてみた。(聞き手/浮島さとし=フリーライター) ──おつかれさまでした。まずはデモのご感想を。 山野氏(以下、山野) 人数が多かったのに驚きました。道路の反対側から見た個人的な印象では、300人から500人くらいはいたように見えましたね。その後、ネットを見ると、2,000人くらいいたという情報もありましたし。主催者とすれば成功と言えるんじゃないでしょうか。 ──ただ、Twitterを拝見する限り、山野さんは今回の騒動に懐疑的なようですが。
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デモに集まった数は主催者発表によると2,500人(約500人と報じたメディアも)。
山野 まぁ、フジテレビが韓国のコンテンツを使うのは、安くてそこその数字が取れるという経営的な判断からだと理解してます。もし韓国コンテンツを排除したいのであれば、それに代わる、安くてそこそこの数字が取れるコンテンツの代案を出さないといけないと思うんですが、それが今回ないですよね。単にデモをするだけでは建設的ではないように思います。 ──CP(コストパフォーマンス)を考えたら韓国モノを使うのも無理ないと。ただ、デモに参加した人たちの主張には、「フジテレビが韓国資本に株式を支配されているため、韓国の圧力で番組編成が行われている」というものもあるようなのですが。 山野 そういう事実があるかないかは、はたから見ても分からないんですよね。分からないことを「ある」と批判しても仕方ない。 ──山野さん自身は、韓国からの圧力で番組編成が行われていると思いますか。 山野 僕は、あるかないかは分からないです。ただ、もし「ある」と批判するのなら、まずはそれを証明する必要があると思います。 ──ひろゆき氏も指摘していますが、フジテレビの株式の外国人直接保有比率が、電波法に抵触する20%を大きく超えている(約30%)ことについては。 山野 それはそれで問題だと思いますが、それをもって「韓国からの圧力」の証明にはなり得ませんしね。繰り返しになりますが、関連性があるのなら証明する必要があるということです。
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デモの様子を遠巻きに見る警官2人。
このあと警官は参加者たちから罵倒されることになる。
──山野さんも『マンガ嫌韓流』で韓国に批判的なことを書くためにかなりの調査をしているわけですよね。 山野 『マンガ嫌韓流』では、根拠が証明できない批判は書いていません。すべて立証できることを書いています。実は『マンガ嫌韓流』の記載内容について訴訟を起こされたこともあるのですが、結果的に高裁判決で完全勝利したのもそういうことからなんです。 ──あの裁判では『マンガ嫌韓流』が公益性を目的に書かれたという点も認められました。 山野 判決文に「本件書籍の目的は、もっぱら公益を図ることにあったということができる」と記載されています。韓国批判そのものが目的でないということが、裁判所に認められたということです。 ──批判意見の中身に戻るのですが、韓国政府が国策として日本にコンテンツを輸出していること自体を批判する声もあります。 山野 国策として海外にコンテンツを輸出することは悪いことではないと思いますよ。韓国の番組を使うかどうかは日本のテレビ局の問題で、それをもって韓国や韓国の番組を批判するのは違うんじゃないかと思いますよ。 ──まさにそういう趣旨でデモに参加した人も多かったようです。主催者の一人も「人種差別的な行動は絶対にしないでほしい。偏向するフジテレビの襟を正すのが目的で、韓国を批判することが目的ではない」と現地で一所懸命説明していました。 山野 その考え方には賛成できます。日本の放送局の姿勢としていかがなものかという批判はアリでしょう。だからこそ、今回のデモを含め、高岡氏の発言から続くこの一連の問題には、韓国批判はもちろん、「嫌韓流」という表現も、使われるべきではないと思います。ネット上ではそういう表現をよく見掛けますからね。 ──批判の中には「韓国のコンテンツは質が低い」というのもあります。 山野 それもどうかなぁと思います。高いのも低いのもあるでしょうけど、日本の番組と比較して、ものすごく劣っているのかと。私、テレビ持っていないので分かりませんけどね。 ──その一方で、茂木健一郎さんのように「韓国コンテンツの増加を批判するのはグローバリズムに反する」という人もいますが。 山野 それもおかしいですよね。グローバルっていうのは別に韓国化することじゃないですから。いろんな国の文化、番組を取り入れるという動きがグローバル化であって、それが今進んでいるとはまったく思えませんから。むしろ、グローバリズムという言葉を悪用して、韓国コンテンツの増加を擁護する主張に見えますけどね。 ──デモに肯定的な人の中には、『マンガ嫌韓流』作者の山野さんは無条件に味方だと思っている人も多いと思いますが、作者としては困惑しているというのが実感ですか。 山野 そうですね。あの作品で伝えていることは、日韓の間に横たわっているさまざまな問題を全部知った上で、認めるべきは認め、言うべきことはしっかり言って、その上で日韓友好を目指そうということなんですよ。その旨を、1巻の「まとめ」でちゃんと書いています。「嫌韓流」という言葉の意味を理解しておらず、単に韓国を非難するだけの意味で使っている人も見受けられるんですよね。それは作者としては非常に残念だと思ってます。逆に、「嫌韓流」の意味をちゃんと理解している人ほど、「日韓友好を目指す山野はけしからん」と、僕の考えを非難するんですけどね(笑)。
マンガ嫌韓流 再読。 amazon_associate_logo.jpg
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「花王ショック再び!?」"高岡騒動"で懸念されるテレビ局のスポンサー離れ

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今年の"フジテレビの日"は悪夢になる!?
  高岡蒼甫がTwitterで韓流に傾倒するフジテレビを批判し、所属事務所を退社に追い込まれた騒動が芸能界などにも広がっているが、主要スポンサーの不買運動も起こっている。  ネット上にはフジのスポンサー企業の一覧がアップされ、これらの企業製品の不買が呼び掛けられているが、中でも一番の標的にされているのが「花王」だ。フジの過剰な韓流宣伝に対して視聴者が花王に電話で抗議を行ったところ、電話を受けた担当者から「フジテレビを支持しております」との回答があり、それが火ダネとなってしまったようだ。ネット上にはこのやりとりの一部始終がアップされ、「"フジテレビの日"である8月8日に花王製品を返品しよう」と呼び掛けたり、Amazonの花王製品ページに酷評コメントが集中、一時炎上する騒ぎにも。ネットユーザーの"アンチ・フジ"モードは日に日にエスカレートしている。これに対し、フジ局内はもちろんのこと、広告関係者も冷や汗をかいているという。 「2003年、花王はテレビCMを半減し、浮いた予算を店頭販促に回したことで過去最高益を上げたのですが、他社もその戦略を追随したため、テレビCM業界は大打撃を受けました。今回の騒動は大規模なデモも企画されているなど、想像以上に拡散していて、収束の目途が立っていない。このような状況ではスポンサー側のイメージも下がる一方ですし、広告費を減らしたり、最悪の場合、スポンサーを降りる可能性もある。広告関係者はまた『花王ショック』が起こるのでは? と懸念しています」(広告関係者)  また、今回の騒動は韓流傾倒報道だけでなく、震災以降、原発事故等に対するテレビ局をはじめとした大手メディアの報道姿勢に腹を据えかねた視聴者の不満が爆発しているとのでは、という見方もある。 「事故以降、フジテレビは御用学者を度々登場させ、『放射能は安全だ』という主張を繰り返してきた。というのも、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビで監査役を務めるM氏は元東電社長。他局が東電批判や脱原発を打ち出しはじめても、フジだけは一貫して東電擁護ですからね。東電とメディアというのは複雑で深い関係だったとはいえ、いくらなんでも目に余るものがあった」(大手新聞紙記者)  一俳優のつぶやきから始まった今回の騒動。日本のマスコミの報道姿勢を正すきっかけとなるのだろうか。
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思っていても口に出せない!? プロゴルファー石川遼、大不振の意外な元凶とは

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天才少年も、はや19歳
 プロゴルファー・石川遼がスランプに陥っている。先日行われた「全英オープン」では、いいところもないまま予選落ち。今月28日から北海道の小樽カントリー倶楽部で開催されている国内男子ツアー第10戦「サン・クロレラ クラシック」でも最終ラウンドに進めず、今季3度目の国内ツアー予選落ちとなってしまった。  ラウンドを終えた石川は「ファンの方には申し訳ない。失望させてしまったのは一人の選手として悔しい」とコメント。もがき苦しんでいる様子がありありだった。  震災復興のために、今季の獲得賞金を全額被災地に寄付することを表明し株を上げたが、いまだ未勝利では本末転倒というもの。しかもプライベートでは無免許運転が発覚し、書類送検される"汚点"も残してしまった。それでもマスコミは石川を特別扱いし続けている。 「正直な記事を書きたくても、書けないんです......」  そううなだれるのはスポーツ紙のゴルフ担当記者。目の上のタンコブになっているのが父親・勝美さんの存在という。 「勝美さんは"うるさ型"として有名で、マスコミの報道もくまなくチェックしている。気に入らない記事を見たら、書いた記者を呼びつけ説教し、"取材拒否"もにおわせる。遼くんは日本ゴルフ界の宝。取材拒否されることは新聞社としても大きな損失なので、結局勝美さんの言うことを聞くしかない」(同記者)  28日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、勝美さんが息子の書類送検を記事にしようとしていた女性記者を恫喝したと報じている。  「遼くんの女関係を調べていた時もそうでした。バレンタインデーの日に遼くんの自宅前で張っていたら、勝美さんに見つかり激怒。家に上げられ、延々と3時間以上も説教されました」とは某女性誌記者だ。  勝美さんがスキャンダル封じに躍起になるのは、言うまでもなく年間ウン十億円の"遼くんマネー"があるからだ。ゴルフ雑誌記者は「遼くんは勝美さんの言いなりで、金の使い道も父親に一任している。勝美さんは息子の稼いだ金で土地や別荘を何軒も買っていますよ。勝美さんはいまだ地元の信用金庫を勤めていますが、実際は"幽霊社員"。それでも許してもらえるのは、破格の安さで遼くんを勤務先のイメージキャラクターに起用させたからですよ。会社ではトップでもないのに、偉そうな顔をしているそうです」と明かす。  これだけ"うまみ"があるのだから、勝美さんがマスコミ報道に神経を尖らすのも無理もない。 「勝美さんは遼くんに精神論や技術的なアドバイスもしていますが、しょせん素人。プロのインストラクターをつけるなりしないと、このまま終わってしまうかもしれませんね」  前出のゴルフ担当記者はそう警鐘を鳴らす。遼くんは早く"親離れ"した方がいいかも!?
石川遼の育て方 夢に向かってまっすぐな子が育つ石川家のルール42 本も出してるよ! amazon_associate_logo.jpg
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すでに100誌近くが……「ぴあ」「PS」だけじゃない2011上半期 休刊雑誌クロニクル

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「PS」小学館と「ぴあ」(ぴあ)。
 もはや有名雑誌の"休刊"のニュースを耳にしたところで、「ふ~ん」「また?」と大した驚きもないほどに不況イメージが定着した出版業界。そんな状況下であっても、39年もの長きに渡りエンタテインメント情報を提供してきた「ぴあ」(ぴあ)の休刊は、同誌のお世話になった多くの人々の心に一抹の寂しさを残し、同時に"情報ゼロ円時代"を浮き彫りにした歴史的な一件であった。  また、7月21日に発売された「ぴあ」最終号の初版は、予想以上の短期間で完売。コンビニやネット書店からも在庫は消え、現在は入手困難となっている。  そんな「ぴあ」休刊の話題から息つく間もなく、小学館が発行する月刊誌「PS(ピーエス)」が11月1日発売号を最後に休刊することが明らかとなった。「PS」は、前身の「プチSEVEN」を誌名・方向性共にリニューアルし、2002年に創刊。裏原宿系ファッション誌として、蒼井優や宮崎あおいを度々表紙に起用し一時は好調だったものの、近年は広告収入不振でページ数も大幅に減少。遂に最後の決断に至った。  しかしこれは氷山の一角。2011年に入り休刊に追い込まれた定期刊行誌は、発行部数1~2万程度の専門誌も含めると既に100誌を超える勢いだ。そんな現状を打破する糸口を探すべく、今年の休刊雑誌を改めて何誌か振り返ってみたい。
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「この映画がすごい!」(宝島社/3月19日発売号にて休刊)  ページを開くと海外セレブのおっぱいポロリや、新恋人事情などゴシップ写真のオンパレード。スキャンダルと映画情報をハイテンションな誌面で紹介してきた同誌だが、かつての競合誌「プレミア」(ハースト婦人画報社)や「ロードショー」(集英社)の後を追っかけるように休刊。その12年の歴史に幕を閉じた。ちなみに発行中の映画雑誌の中では、「次は『キネマ旬報』(キネマ旬報社)がヤバイ」と一部でウワサされているとか。 hanachu.jpg「Hana* chu(ハナチュー)」(主婦の友社/4月1日発売号にて休刊)  女子中学生向けのファッション誌として、2003年に創刊。南明奈や成海璃子などがモデルを務め、一時は約15万部を発行した。しかし、新垣結衣などを輩出した「nicola」(新潮社)をはじめ「ラブベリー」(徳間書店)、「ピチレモン」(学研パブリッシング)といった競合誌にグイグイ押され完全敗北。休刊時の部数はピーク時の約半分になっていた。ローティーン向けファッション誌市場はまだまだ活気を見せているだけに、同業者からは「もっと頑張れたのでは?」「もったいない」といった声もちらほら。 efil.jpg「EFiL (エフィル)」(扶桑社/6月1日発売号にて休刊)  2009年に隔月誌として創刊された、40代以上女性向けライフスタイルマガジン。同版元が発行する「ESSE」よりもワンランク上のミドルエイジ層に向けて、料理、旅行、ファッション、占いなどを特集していた。しかし、宣伝不足のせいもあってかイマイチ定着しないまま休刊に。創刊から一貫して表紙に今井美樹を起用し続けた柔軟性の低さも原因の一つかもしれない。 owarai_poporo.jpg「お笑いポポロ」(麻布台出版社/8月8日発売号にて休刊)  アイドル誌「ポポロ」のお笑い版として2002年に創刊。旬な芸人のインタビューを中心に誌面展開し、2010年6月には年4回の季刊から隔月発行へ変更となるなど一時は好調であった。途中、よしもと芸人ビジュアルムック「お笑い男子校」(ワニブックス)創刊に伴う大人の事情で、よしもと芸人がほとんど誌面に登場していない地味な号が存在(2010年2月号)。読者をハラハラさせたが、以降はきちんとよしもと芸人も登場している。そんな苦難も乗り越えてきた「お笑いポポロ」だが、お笑いブームの終息と共に同誌も静かに幕を閉じる。 tohoku_jaran.jpg「東北じゃらん」(リクルート/3月1日発売号にて休刊)  震災の影響をストレートに受けてしまった月刊の地域情報誌。7月以降は「関東じゃらん」と統合、「関東・東北じゃらん」として発行されている。いつか「東北じゃらん」が復活することがあるなら、それは東北が復興し元気を取り戻したという証明。そういった意味でも今、最も復刊を願う雑誌の一つである。  実は筆者も数誌の休刊・廃刊に関わってしまった経験がある。新雑誌の創刊には実に多大な労力と時間がかかるものだが、それに引き換え休刊とは、大概の場合、それはそれは拍子抜けするほどあっさりと訪れるものだ。今一度、書店から姿を消した多くの雑誌たちを見つめ直すことで、先行き不透明な出版業界が少しでもいい方向へ進んでいくと信じたい。 (文=林タモツ)
ぴあ [最終号] ありがとう。 amazon_associate_logo.jpg
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「新しいネット戦略!?」MSN産経ニュース"HENTAI"画像の真意とは?

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「産経画像」カテゴリーが人気を
集めるまとめサイト
(ガハろぐNewsより)。
 ネット上で、MSN産経ニュースの"HENTAI"画像が話題になっている。産経の記事中で使用されている人物写真があまりにもヒドイ表情だったり、妙にエロかったりするため、ユーザーから「けしからん!」「いい仕事してる」などとの声が上がっているのだ。    この"HENTAI"画像が注目され始めたのは、2009年のフィギュアスケートグランプリシリーズ。安藤美姫選手が華麗に宙を舞う決定的瞬間の写真ではあるのだが、その表情は歯を食いしばり、眉間にしわを寄せ、白眼をむき......と、フィギュア界の女王らしからぬショッキングなものだった。これに対し、ネットユーザーからは「悪意がありすぎる」「何か恨みでもあるのか」などとの声が上がる"プチ祭り"に。産経側がこれに味を占めたのかどうなのかは分からないが、以降も安藤選手のショッキングな画像をたびたび使用。中には練習着から透けるブラがはっきりと写った、写真週刊誌の盗撮レベルの画像もある始末。安藤選手以外にも、白鵬の股間越しに捉えた大相撲を観戦する長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の姿や、仙谷由人前官房長官が産経新聞の記者の頬を筆でなでなでする"ホモ行為"、最近では、卓球・福原愛選手のおへそに張られた巨大テーピングなど、「狙っているのでは?」と思わざるを得ない画像ばかりが続々と使用されている。  もはやネタ化したこの"HENTAI"画像、現在では【産経画像】というカテゴリーで一覧できるサイトができるなど、盛り上がりを見せている。  こうした動きを産経側はどの程度認識しているのか。メールで問い合わせてみたところ、 「話題になっているとは知りませんでした。多様なご意見があると思いますが、弊社としましては、ニュースをより効果的に伝える以外に特別な狙いはありません」(産経デジタル担当者)    との回答だった。また、撮影された本人や読者からのクレームの有無については、「ご本人からクレームをいただいたことはありませんが、読者の方からはご意見をいただいたことがあります」(同)というので、快く思っていないユーザーも少なからずいるようだ。  産経グループの新しいネット戦略かと思いきや、残念ながら特別な意図があるわけではなかった"HENTAI"画像。しかし、それならなおさら、今後どんな画像が飛び出すのか期待したい。
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【関連記事】 「何この写真!?」産経記事に掲載された木村拓哉イラストの怪 ネットで大人気「眞子様萌え」! 宮内庁は困惑気味? 「もうテレビはいらない!?」芸能人ブログに宣伝広告エントリーが増殖中

新聞大不況時代にクーデター勃発!? 日刊スポーツ激震の社長交代劇

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崩壊へのカウントダウンがはじまった!?
(日刊スポーツ本社)
 "スポーツ新聞の雄"日刊スポーツに異変が起きている。  3・11東日本大震災の影響で大幅な部数減を強いられ、今夏のボーナスはゼロになる社もあれば40~50%カットは当たり前といった社も多く、スポーツ紙大不況の時代に突入した。当然、経営陣の入れ替えなどが急務となっているが、先日発表された日刊スポーツの社長退任の裏にはなにやらキナ臭さが漂っている。  同社は6月28日に定時株主総会を開き、三浦基裕社長が再任されず、1期2年という異例の短期で退くことになった。創業家出身の川田員之会長が社長を兼務することになったわけだが、実はこれが創業家側のクーデターだったというのだ。同社の関係者が声を潜めてこう語る。 「あれはビックリしましたね。何の前触れもなく、いきなり株主総会で緊急動議が提出されたんです。三浦社長も驚いていましたよ」  緊急動議の中身は、三浦社長への不信任と解任要求だ。しかも、採決を取ったらさらにビックリ! 「だってまさかもまさかですよ! 可決されちゃったんですからね。それで三浦社長の退任が正式に決定したんです」(前出関係者)  一体何があったのか? どうやら創業家側が事前に根回しをして、自分の息がかかっていた人物に緊急動議を提出させて三浦社長を退任に追い込んだというのが真相らしい。理由は、創業家サイドと三浦社長を中心とした現経営陣の確執だ。事情通が次のように証言する。 「三浦社長は、良くも悪くも革新的な思考の持ち主だったんです。これからは紙(新聞)だけではやっていけない。イベント事業などあらゆる分野でビジネス展開できるものはしていかなければダメだ、とね。それで、親会社でもある朝日新聞社の完全傘下に入ることを主張。要は、日刊スポーツは朝日の子どもになって、守られながら生きていく路線を走り出そうとしたんです。それが、創業家側にとっては気に入らなかったみたいですね」  つまり創業家側からすれば、「朝日新聞社の傘下になるくらいなら、日刊スポーツをたたんだほうがマシだ!」というわけだ。自分たちで立ち上げた日刊をそんなおもちゃのように扱われてはたまったものではない、ならば潰す方を選ぶという、まさに昔気質の考え方だ。こうしたドロドロ劇の中、社内では時代が時代だけに三浦社長の理念にはそれなりに賛成してもいいという声は多かった。ところが、そうならなかったのは三浦社長のあまりにも強引な社内人事のやり方だった。  前出事情通によれば「社長はとにかく好き嫌いが激しすぎる。年齢に関係なく子飼いを次々と重要ポストに置いて、仕事ができても社長派でない人は左遷の嵐......。これでは社内がメチャクチャになっちゃいますよ。で、支持する人が減り続けた。創業家サイドにとってはクーデターが非常にやりやすい環境だった」というのだ。再び創業家側が経営を掌握し、日刊スポーツ新聞社の実権を握ったわけだが、「あまりにも古臭いやり方に将来を不安視する社員は少なくない」(同社社員)という。果たして老舗スポーツ紙はどうなるのか......。 (スーパー芸能記者X)
新聞社―破綻したビジネスモデル 刷新しましょ。 amazon_associate_logo.jpg
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「"差別用語"を使って何が悪い?」過剰な自主規制にモノ申す! 

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被差別部落出身のジャーナリスト・
上原善広氏
 「穢多・非人」「めくら」「ビッコ」「浮浪者」「屠殺」――。これらはすべて、差別用語とされている言葉だ。こういった"不快な思いをする人がいる"とされる言葉は「放送禁止用語」という名のメディア側の自主規制により、まるで存在しないものかのように取り扱われている。年々厳しさを増すこうした自主規制によって、メディア上で本来語られるべき事柄が語られない、語ることができないというジレンマに陥ってはいないだろうか。過日、『私家版 差別語辞典』(新潮社)を出版した、被差別部落出身のジャーナリスト・上原善広氏に話を聞いた。 ――本書では、「差別用語とは、本来は差別的な意味合いを含んでいなかったにもかかわらず、人々が差別するつもりで使ったからそう呼ばれるようになったものが大半」だと指摘されていますが、現在、差別用語はメディアにどのように扱われているのでしょうか? 上原善広氏(以下、上原) だいたいはその言葉を使わない、違う言葉に言い換えるということをしています。例えば、精神分裂病のことを統合失調症、職安のことをハローワークと言ったりしますが、言い換えによってイメージもガラっと変えてしまうから、それが良い効果をもたらす場合もあります。その一方で、"障害者"や"醜いさま"を表す「かたわ」という言葉は平安時代より使われている歴史的語句ですが、こういった言葉についても封印されてしまっている。言葉の言い換えというのは、どちらが正しいというわけではなく、バランスを取ることが大事だと思います。現在の状況はポリティカル・コレクトネスと言われる「政治的な言い換え」があまりにも進み、差別用語に対して一律、言い換えにしてしまおう、それでごまかしてしまおうという流れが多勢なので、そういう意味では、この本で一石を投じたかったというところもあります。 ――差別用語の"差別性"という面だけが強調され原意が抜け落ちてしまうと、客観的な事実を説明するだけで一苦労する、というちぐはぐな状況に陥ってしまいますね。 上原 例えば「貴様」という言葉は、近世初期までは目上の人を敬う言葉だったのに、今では反対の意味で使われるようになってしまいました。本来、人を区別する言葉なので、その言葉を使う人自身が相手をおとしめたいという思いが少しでもあると、それはすぐに差別語になってしまう。要するに、言葉の意味が変ってしまうわけですよね。これは仕方がないことではあるけれど、「ブス」にしても「デブ」にしても、言われたら確かに傷つくけども、だからといって全部ダメにするわけにはいかないでしょう? だって現実的に、僕のようなデブもいれば、ブスもブ男もいるわけですから。そういう意味でも、抗議がきたらメディア側が一律に思考停止状態になって封印してしまう方法では無理があると思うんです。メディアは、見ている人が多くなればなるほどタブーが多くなります。その点、「サイゾー」は読者が少ないから(笑)、タブーも取り扱えるわけで、これが100万部、1,000万部となってくると、変わらざるを得なくなる。だからサイゾーのようにウェブも紙媒体も出している出版社には、今のうちに積極的に"差別用語"とされる語句を使ってほしいと思っています。タブーが一番多いのは、見ている人がケタ違いに多いテレビと新聞、通信社なのですが、そうした大メディアができないことをできるのがサイゾーだと思うんです。とくにこの日刊サイゾーなんて、ウェブを舞台にしている。ウェブというのは、読者が多いのにタブーがほとんどないですよね。そうした意味でも革命的だった。そしてここ十数年でそういう新しいメディアが爆発的に普及してきた今だからこそ、差別用語について少しでも考える機会が増えればいいなと思っています。 ――しかし裏を返せば、"ウェブ上には差別用語が氾濫している"とも言えます。 上原 特定の個人を攻撃するのはもちろん罪に問われてしかるべきですが、公のメディアであるウェブ上で使っての差別語使用については何も問題はないと思います。2ちゃんねるみたいに同和のことを「童話」と書いてからかってるけど、あまり問題になっていませんよね。ウェブって、その手の抗議は雑誌とかに比べて格段に少ないんじゃないですかね。あとは、小人プロレス(参照記事)なんかもそうだけど、笑いを取るためには誰かをコケにしなきゃいけない場合もあるんですよね。人間って生きていくために牛を殺したり鶏を殺したりして食べていかなければいけないように、誰かを傷つけながら生きていかなければならないところがある。お笑いなんか特にそうですよね。表現って、必ず誰かを傷つける可能性を秘めています。だから差別語を使って個人攻撃はしないとか、必要最低限のマナーは必要だけど、あまり神経質になって使わないというよりは、逆に今後は積極的に使っていくべきだと思います。 ――上原さんの世代、つまり30代半ばというのは、テレビで差別用語に触れてきた最後の世代だと思うんですが、今の子どもたちは無菌状態のテレビで育っています。そういった状況について、どう思われますか? 上原 でも、今は返って住み分けができているんじゃないですかね。子どもでも自由にウェブを見ている子もいるから、「大人の世界じゃ、これは使っていい言葉・悪い言葉」というのが、昔よりも分かっているんじゃないかな。大人びているというか、ウェブという一種の「解放区」と、現実の区別は、意外に子どもの方がついているのかもしれないと思うときがあります。 ――テレビが使っていい言葉で、ウェブがダメな言葉だと。 上原 テレビで使っていて、ウェブで使ってはいけない言葉なんてないでしょう。その逆については、子どもの方が新しいメディアに対応しやすいから、分かっているんじゃないかと思います。本当はいびつで、あんまりよくない状況ではあると思いますが。だってメディアの種類によって、使える言葉が違うって変ですよね。 ――テレビの"言葉狩り"が進んで窮屈になった一方で、ウェブというはけ口ができたことにより、ある意味、全体的バランスは取れているとも言えますね。 上原 確かにその通りです。ただ一方で高齢者、とくに貧困層の中にはウェブを使っていない人もいて、そういう人たちが何に頼るかと言えば、やっぱりテレビなんですよね。携帯電話もなくて、電話は近くにある大家さんのを借りてるのに、テレビだけは部屋にある生活保護の人とか。それはちょっと極端な例かもしれませんが、そういう意味ではまだまだテレビってすごく影響力がある。そこから小人さんとかの障害者でパフォーマンスできる人を消すとか、被差別部落民を消すっていうのはゆがんだ状況だと言えます。部落問題で言えば、時代劇に穢多・非人が出てこない。武士が十手を持っていたりする。十手を持っているっていうのは、穢多か非人身分なんです。そういう時代考証も、わざとかどうかまで分かりませんが、間違っている。些細なことかもしれませんが、それって歴史を捻じ曲げているとも言える。身体障害者で言えば乙武(洋匡)さんとか、あれぐらいものすごい才能ある人じゃないとなかなか大メディアに出られない。個人的にはホーキング青山さんが好きですが(笑)、ウェブではタブーがないというのに、テレビにそうした芸人さんや小人の俳優さんが出れないって異常な状況ですよね。そういう人たちをウェブだけでなく、もっともっと大メディアという表舞台に出していくことで、社会的・情報的な弱者に対しても、いろいろと考えるきっかけになると思います。 ――先日、NHKで知的障害者とか脳性マヒの方が出てきてコメディをやる『笑っていいかも!?』という番組がありましたが、あの放送は視聴者にかなり衝撃を持って受け止められたようです。 上原 ウェブの普及から十数年、ようやく閉塞状況から開いていこうとしているんだと思います。ただ、それがNHKっていうところが情けないなあ。もっと先にやるべきメディアがあったのではないかと思います。まあ、部落民や在日、障害者を取り上げたからって、視聴率や部数が伸びるってわけじゃないから難しいところですが。そういう意味では、NHKだからできたんでしょうね。番組の試みは素晴らしいことですが、一過性のもので終わらないかどうか。そうした意味では作り手側はもちろん、視聴者も試されていると言えます。 ――たとえば、乙武さんは「『かたわ』と言われてもいい」と発言されていますが、健常者が『かたわ』という言葉使うと当然、抗議が来ますよね。では、差別の当事者ではない人間が差別について語るとき、どういう言葉で語られるべきだと思いますか? 上原 僕は基本的に、差別用語とされるものを全部使っていいと思っています。言葉というのはただの記号・キーワードの組み合わせでしかない。だから逆にいくらでも組み合わせて言い換えができるけども、そればかりやっているとやっぱりストレスになって窮屈な社会になってしまう。だから僕は「もうこの辺でやめとこうよ」って言っているんです。  本当は、部落問題や障害者について一般の人、つまり他者が書けるようになったらいいですね。障害者のタブーについて健常者が書いたり、一般の人が部落問題について書いたりすれば状況は変わってくると思います。そのためには、たとえば乙武さんみたいに突出した才能のある人がどんどん出ていって「障害者についてもっと言っていこうよ」って言ってくれたら僕らも言いやすくなる。それと同じで部落問題にしても、たとえば一般の人が「部落って怖いところなんじゃないの?」という疑問を堂々といえる、在日問題だったら「なんであんた、帰化しないの?」とか、そういうことを大メディアでもっとオープンにできるようになったらいいですね。 ――なぜ、差別について書く人が出てこないんでしょうか? 上原 まあ、まずは書かせてもらえない。あとは出してもらえない、発言させてもらえないってところじゃないですか。それと、いまだに「差別される側の痛みは当事者にしか分からない」っていうバカバカしい風潮があるんです。それを言われちゃうと他者は何も言えなくなってしまいますよね。そういう見えない壁を打ち破ってこそ、次のステップに行けるのに、「被差別の権利」を振りかざして相手を沈黙させても、その場はそれでいいかもしれないけど、結局、自分を袋小路に追い詰めてしまうことになってしまっている。 ――そこがジレンマですよね。身体障害のつらさを書いて、障害者本人やご家族から「お前に何が分かるのか」と言われてしまうのではないかという怖さがあります。 上原 遠慮するのは当然ですし、それは仕方がないと思いますが、例えば当事者じゃないと分からないことがある半面、当事者だからこそ見えていない面もあると思う。そうしたことを当事者と他者とが交互に発信していく、または発信していける状況をつくることが大事だと思います。  結局、他人をすべて理解するっていうのは無理なんですよ。たとえ夫婦になっても分からないところは分からない。でもやっぱり、お互い考えていることを言葉に出して話し合うことが大事。それが無知から来る疑問であっても、当事者は非難したりバカにしないで答えてあげる。「部落民ってぶっちゃけ、利権で儲けてんの?」「そういう人もいるけど、生き方がヘタで貧乏な人も多いよ」とかっていう次元の話でも何でもいいけど、そうした掛け合いができる状況になればいいと思います。そうした意味でウェブの普及は絶大な影響を及ぼしていると思いますが、ウェブ上での議論自体はまだまだ幼稚で、差別用語や被差別部落の地名を書き記すだけで満足しているようなところがある。  だから、これまでの差別に対する運動っていうのは「差別するな」っていう運動だったけど、これからは「もっと差別してくれ!」っていう運動を起こさないといけないと思いますね(笑)。つまり身内とか、隣近所でコソコソ話して差別されるくらいなら、表立って差別してくれた方がまだ話もできるでしょ。 ――その運動を行っている抗議団体ですが、メディアの自主規制と同じくらい過剰に反応しているのではないかと思う場面も多々あります。 上原 まあ、結局は一種の利権、特権なんです。部落問題について言えば、被差別部落出身者自身が起こした差別事件っていくつかあります。それは仕事が欲しかったからとか、いろいろ事情があってやったんですけど、部落問題を扱うにしても、結局それは運動団体や出身者の特権でもあるんですね。運動団体だったら「その問題やるんならうちを通してくれ」ってなってしまう。僕の立場で言えば、出身者以外の人が部落問題を書きはじめたら、書く場がなくなってしまいますよね(笑)。だから本当はいろんな人に書いてほしくはないんだけど(笑)、そんな僕一人のちっぽけな生活ならいくらでも破たんしていいから、いろいろな人が書いたり出演できるようにしていけたらいいですよね。だけど、現実はそうなっていない。 ――運動団体もある種の存在矛盾が生じていますよね。 上原 例えば後進国って言われてる国に行くと、ビッコ引いて歩いている人を、指差して笑ったりしてる。そういった反応を無くしてしまうのが先進国の人権の考え方ではあるけれど、何でもかんでも封じ込められているとストレスを感じますよね。差別語に限って言えば、今後はウェブのさらなる普及によって既存の大メディアは置いてきぼりを食うことになると思いますが、まあ、あと10年もすれば、もうちょっとストレスもゆるくなっているんじゃないかな。僕が書き始めた15年前とは確実に変わってきていますからね。そういう意味では紙媒体の「月刊サイゾー」はもちろん、ウェブの「日刊サイゾー」さんにはとっても期待してます(笑)。 (取材・文=編集部) ●うえはら・よしひろ 1973年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、さまざまな職を経た後、ノンフィクションの取材・執筆を始める。2010年『日本の路地を旅する』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。主な著書に、『コリアン部落』(ミリオン出版)、『被差別の食卓』『聖路加病院訪問看護科』『異形の日本人』(すべて新潮新書)などがある。
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