売れるモンは売る! プロ野球・ソフトバンク「キャンプ広告」販売ラッシュの舞台裏

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 プロ野球は2月1日、一斉にキャンプインし、いよいよ“球春到来”となった。そんな中、昨オフに大型補強を実現させ、V奪還を狙う福岡ソフトバンクホークスの「資金難」がキャンプ初日より意外なところから漏れ出してしまい、関係者が困惑している。  3年ぶりの優勝へ後がない、秋山ホークス。 「大型補強として、野手ではオリックスで4番を打っていたイ・デホ、日本ハムの正捕手・鶴岡慎也が目玉に。投手では、中日で先発を任されていた中田賢一、阪神のローテーションを守っていたスタンリッジなど、そうそうたる顔ぶれがそろっています」(プロ野球番記者)  この4人だけ合わせても、年俸はざっと10億円は下らない。当然、孫オーナーの「優勝指令」が飛んでいるため、豊富な資金をつぎ込んでそれぞれの選手を獲得できたのだが、キャンプ地ではそのしわ寄せが早くもあらわになっているという。
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「実は今年から、ブルペンに地元・福岡の有名家具店の大きな広告が設置されることになったんです。設置場所は2カ所で、ファンにもマスコミにもアピールできる。中田投手が投球する時なんて、俯瞰で撮影したら絶対に映りますから、イイ商売してますよ。また、ブルペンのすぐ外には、これまた選手の大きな写真看板の上にみずほ銀行のマークがガッツリ入っている(笑)。確かに、土日は九州内から多くの観客を動員できる球団とあって、広告価値も高そうだが、今回のタイミングから始めたため『予想以上に資金を使い果たし、それを補填するために広告枠を設けたのでは?』ともっぱらです」(同)  ちなみに、2つの看板のお値段は非公表のようだが「1カ月近くも掲示されるだけあって、1カ所数百万円は下らない」というから、ソフトバンクの“なりふり構わない商魂”は、見上げたものだ。

ドロリッチのCMが、巨乳女子を使い続けるワケとは?規制厳しい昨今に反抗!

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 岡村隆史、“妹分”矢口真里の離婚に「マジでか…という噂も耳に。謝罪の必要ない」 あの新聞界のドンと社長の不倫スキャンダルが、大手新聞合併の妨げに!? 編集者にマンガの原稿をなくされた赤塚不二夫が発した言葉とは? ■特にオススメ記事はこちら! ドロリッチのCMが、巨乳女子を使い続けるワケとは?規制厳しい昨今に反抗! - Business Journal(5月30日)
ムッハー!(「グリコ HP」より)
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!   今週は、鮫肌文殊氏が、規制厳しい昨今のTV業界で、あえてCMに巨乳女子を起用し続ける「ドロリッチ」(グリコ乳業)にその理由を問いただすべく直撃した! [回答者]グリコ乳業お客様センター 様  いつから地上波のテレビで「女性の乳首」がご法度になったのか? ごくごく一部、テレビ東京の深夜ドラマ枠の気鋭のクリエイターの皆さんが孤軍奮闘、なんとか不健全なる「中学生円山」的な青少年(性少年?)たちに「地上波でもオンナの裸を!」と頑張ってくれているようであるが、「乳首禁止」の大きな流れは変わらない。  今にして思えば、我々昭和世代のテレビは乳首天国であった。2時間ドラマでも、ストーリーとは関係なくポロリ担当のセクシー女優による濡れ場がお約束。深夜放送でも『11PM』(日本テレビ)で可愛いうさぎちゃんが乳首丸出しで温泉レポートをやっていた。わざわざ「ティッシュタイム」なんて設けてくれてた親切すぎる番組さえあった。思わず遠い目になってしまうが、地上波のテレビの中に女性の乳首が日常的に存在していたのは事実である。  以前書いたかもしれないが、私と本連載担当の山名宏和がまだ放送作家として駆け出しの時代に、テレビ東京の深夜で『アンモナイト』って番組をやっていた。MCは立川ボーイズ。今や大師匠となった立川談春、志らくのおふたり。ほとんど視聴率はゼロに近い低空飛行の番組であったが、そのコーナーになると数字が横並びぶっちぎりトップになる「鉄棒コーナー」ってのが番組のウリだった。  AV女優が鉄棒に逆さに吊るされて、落ちずに耐えられた時間分だけ自分の出演したAV作品を流してもらえるというアホアホコーナーである。もちろん、私が考えたのは言うまでもない。当時は収録現場に意味もなく立ち会って、いろんなAV嬢と待ち時間にいろいろ世間話したなあ。話してみると、みんな普通の娘さんばかりだった。何をどう間違ったのか、悪いオトナに騙されて、目の前で鉄棒に逆さに吊るされ、着ている体操服の間から乳首がポロリ。自分の考えたコーナーでそうなってしまったのをさておき、そんなピュアなナマ乳首を拝見しながら、世の無常を感じたものである。  そんなことを思い出したのも、ある飲料のCMを見たからである。グリコのドロリッチ。ヒット商品らしく、ずいぶん長い間、いろんなパターンでCMをやっているのだが、ひとつ気になることが。出ているドロリッチ・ガールが、みんな巨乳なのである。いや、フェミニスト的な観点から異を唱えようとしているのではけっしてない。どちらかと言えば、これだけ性を隠蔽しようとする今の地上波のテレビにおいて喜ばしいとさえ思う。でも、やはりここはいっちょ聞いておくかと思った次第。  だから直接、グリコ乳業お客様センターに聞いてみた。 『ドロリッチのCMで巨乳の女の子を使い続ける理由って何ですか?』 担当者 そうですね。基本的にはドロリッチ自体がですね、ホイップクリームを使うことによりまして、お召し上がりいただく前に振っていただく、ということをですね。わかりやすくといいましょうか。ご理解いただくためにですね。「振る」という動作を付けてですね、コマーシャルをするということで、今ドロリッチ・ガールズということで、チアガール姿のですね、彼女たちが「振る」、製品を振っていただく、ということを前面に押し出したコマーシャルになっております。 ――なるほど。それで、ドロリッチ・ガールズ、せっかくなら巨乳のほうが良いと? 担当者 あ、あ、あの、そこにつきましては、我々もあまり考えてはいないのですけども、どちらかと言うと「振る」ということをご理解していただけるということで、お出ししているということで。 ――正直、胸の大きさは意識してますよね? 担当者 あ、あ、あの、いえ、そこにつきましては、あまり、こう、大きく意識しているということではないと思うのですが。 ――CMの評判はどうなんですか? 担当者 色々ございますね。一部の方には、やはり青少年の教育に良くないとか、そういったご意見をいただくこともございますが、それも参考にさせていただいて、今後のCM作りに生かしていきたいと思っておりますので。 ――わかりました。ぜひこれからも、周囲の声に惑わされずに、そのまま胸の大きな女の子を起用し続けてください! 担当者 かしこまりました。そのムネにつきましては、またご意見を担当の者にお伝えして、今後の参考にしていきたく思いますので、よろしくお願いします。  最後、まさかの「そのムネ」発言! なかなか好感の持てる、良い担当者でした。地上波から排除されようとしているセクシーの牙城を守るべく、このドロリッチのCMには、これからも頑張っていただきたいと思います。ドロリッチをフリフリごくごく飲みながら、そう思う私なのでありました。 (文=鮫肌文殊/放送作家) ■おすすめ記事 岡村隆史、“妹分”矢口真里の離婚に「マジでか…という噂も耳に。謝罪の必要ない」 あの新聞界のドンと社長の不倫スキャンダルが、大手新聞合併の妨げに!? 編集者にマンガの原稿をなくされた赤塚不二夫が発した言葉とは? 三菱自動車が過去最高益でも笑えない状態 不具合続出に国内販売も不振 あの新聞界のドンと社長の不倫スキャンダルが、大手新聞合併の妨げに!?

ネット広告市場が8600億円超えで急成長 鉄槌を振るう電通と博報堂の目論見

【サイゾーpremium】より
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『最新図解「進化するネット広告」のすべて』(技術評論社)
 2012年、ネット広告最大手のサイバーエージェントが1411億円の売り上げを計上。ネット広告市場全体でも8600億円を超えるほどに成長している。一方、ネットなどでは「電通・博報堂はネット広告に弱く、今後弱体化する」という見方もなされているが、広告業界を牛耳ってきたこの2社は本当に衰退していくのか――?  電通、早期退職100人募集――新年早々、こんなニュースがネット上を賑わせた。ガリバー企業の崩壊の始まりか、構造改革の一手か。多くのメディアがそうした予見を書きなぐったことは、記憶に新しい。  だが電通はこの騒動を尻目に、その翌月の2月に「2012年 日本の広告費」を発表。景気後退のあおりを受けつつ、東日本大震災の反動増もあり、「総広告費は5兆8913億円で、5年ぶりに前年実績を上回った」と報じ、多くのメディアやエコノミストたちもまた、一転して希望的観測を述べるのであった。しかし、リーマンショック以前の総広告費には、依然1兆円以上及ばない。  日本経済を測るバロメーターでもある広告業界の市場規模だが、果たしてアベノミクス効果を追い風とし、再び躍動し始めているのだろうか? 現場の声を拾いつつ、広告業界の行く末をみていこう。 「今、広告業界は、IT技術を駆使し、広告の効果を数値化できる広告プランニングに移行しているため、メディアの枠買いという直接的な効果が見出しにくい受動的なビジネスモデルに見切りをつけないと、活路を見出せない状況にまで追い詰められています。電通、博報堂、ADKの大手3社はさておき、大広や読売広告社など業界4位以下の会社は大型の広告取引の立案が難しい。サイバーエージェント(CA)やオプトなど、ネットでの広告プランニングを手がける代理店が業界上位に食い込んできている一方で、今でも メディアバイイング力=広告会社の規模 という旧来型の図式が支配的な広告業界では、ネットでのノウハウや独自の媒体を持たない中小が上位に食い込む可能性はゼロ。名も知れぬ第三極ローカルや、売り上げ5億円未満の中小は、数年以内にどんどん倒れていくでしょう」  そう話すのは、電通の某アカウント・プランナーだ。 「東芝エージェンシーやアイプラネットなど、特定の企業としか仕事をしないハウス・エージェンシーは、自社メディアを開発しない限り、窮地に立たされるのは時間の問題。今年1月、相鉄エージェンシーが身売りしたことからも、それは見て取れます。博報堂と経営統合して10年がたつ大広、読売広告社も、統合直後の営業利益に戻ってしまった。12年、10位圏内で明るい話題があったのは、グループ企業が『渋谷ヒカリエ』を開業させた東急エージェンシーぐらいでしょう。数多くのナショナルクライアントとつながりが深く、マスコミ4媒体の内情にも詳しい、電博以外で躍進する総合広告代理店はない。電博が市場シェアの50%近くを寡占している状況下、中小が活路を見出すなら、電博から仕事を受注するか、海外にジョイントベンチャーを作ることぐらいしかないんじゃないかな」(同)  電通・博報堂とその他。広告業界の二極分化は、拡大していくばかりなのだ。 ■結局市場を握るのは電博とグーグル・ヤフー  このように、電通と博報堂DYグループというガリバー2社の寡占が進み、それ以外が衰退をし始めるという業界にあって、前年比107.7%を計上し、テレビに次ぐ第二の広告メディア に成長したのが「インターネット広告」である。  黎明期(96年)には16億円だった市場規模も、2年後に114億円、03年には1000億円を突破し、急速に拡大。12年には8680億円を計上した。一見すると好調をキープし、右肩上がりの業界のようだが、さていかに?  大手ネット広告代理店の社員は「クライアントの争奪戦は、今もって熾烈です」と、話す。  12年の売上高が1400億円を誇ったサイバーエージェントのように、ネット広告を主軸としながらも、PCやスマホ向けのメディア事業も手がけるネット広告代理店はごくわずか。DACやオプト、GMO、セプテーニなどのネット広告業界で上位の代理店では、営業力や技術開発力といった自社の強みを生かしながら、覇権争いに日々奔走中だという。  そんな状況であるにもかかわらず、現在でも新規参入を試みる会社が雨後のタケノコのごとく現れているのだ。 「彼らはネット上には市場拡大の余地があり、いまだ収益源になりそうな対象を獲得できるチャンスが転がっている、という幻想を抱いているようです。実際にはすでにレッドオーシャン化しており、激しい競争にさらされるのですが……」(前出・電通プランナー)  こうしたトップランナーたちの苦悩を知ってか知らずか、インターネット広告業界の勢力図は、今もってアップデートされ続けているのである。  このようにネット広告代理店は、機動力と専門性を武器に、広告業界全体でも上位を占めるようになってきた。今後の発展のキーポイントは、日進月歩で進化するIT技術をいかにキャッチアップできるかによるところが大きいという。一方で前述の通り、ネット広告業界内での競争は熾烈を極めている。  バナー広告が主だったゼロ年代半ばまでは、送り手側が一方的に情報を露出し、それをクリックしてもらえば、広告主のサイトに誘導できる時代だった。広告代理店の仕事も、メディア・レップ(メディア側を代理する会社)が買い付けてきた媒体の広告枠をクライアント(広告主)に売るというビジネスが主流。広告主のマーケティングROI(効果測定)を高めることを第一に考える現在とは違い、代理店の仕事は枠買いにとどまっていた。  だが、こうした広告手法に転機が訪れる。ネット広告が、ユーザーの興味や関心にターゲティングした、リスティング広告の時代に入ったのだ。 「特に08年に起こったリーマンショック以降、純広告の予算が激減したことで広告主側は、ユーザーアクションと連動して課金される『クリック課金制度』に活路を見出し、アドネットワークにシフト。広告の「運用」という概念が一般化しました。この動きは、現在のネット業界の考え方の根幹になっています」(業界に詳しいジャーナリスト)  リスティング広告は「アドネットワーク配信型広告」と「検索連動型広告」という2種類の広告配信方法に大別できる。前者はウェブページのコンテンツや文脈、ユーザーの行動履歴に連動した広告を表示し、後者はヤフーやグーグルで検索されたキーワードに連動した表示がなされる。双方ともにサイトへのアクセスを増やすためには、広告主への専門性の高いアドバイスが必要となる。  ネット広告の初期は、広告主の媒体への信用度も低く、中小の広告主を開拓することが中心。大手広告代理店の手がけるマス広告とは別の世界を形成していた。そんなさなか、少ない投資でも効果が視覚的にわかるリスティング広告が誕生。大企業もネット広告に関心を示し始めるのだった。 ■新興ネット企業は電博が買いあさり淘汰  そして現在、ネット広告は、さらに進化を遂げている(現在の業界の勢力図は、@hirohirokon氏によって作成された「カオスマップ」<http://www.venturenow.jp/main-img/tsubaki_100728-02-1.jpg>に詳しい)。大手広告代理店とネット専業広告会社の棲み分けが進み、市場にプレイヤーが溢れているのだ。  各社が新たなビジネスモデルを模索する中、電通や博報堂がネット系代理店を買収し、傘下に収めることも常態となった。これは、ノウハウの蓄積に乏しい企業が淘汰されていくことを意味する。  機動力、専門性を要求されるネット広告業界では、今後も大小さまざまな提携劇が続くことは間違いない。 「ネット広告業界の勝ち組は、ナショナルクライアントの予算を握る電通と博報堂DYグループです。なぜならいまだ、ナショナルクライアントの上層部はネットに対する信頼は低く、つながりの深い代理店にあずけてしまう実情がある。ですが、この2社に加えて、世界基準のポータルサイトを運営するヤフーとグーグルが、ネットでは真の覇者だと思います。さまざまなツールの受け皿として機能するヤフーとグーグルは、黙っていても莫大なマージンを手にすることができる。ネット専業のツールベンダーがどんなに先鋭的な技術を開発しても、所詮は彼らの手の平で転がされているに過ぎません。厳しい見方をすれば、売上高100億円規模以下のネット専業の広告会社は、ここ数年のうちに業界から淘汰されるか、資本力のある代理店に買収されていくのは確かでしょう」(前出・大手ネット広告代理店社員)  果たして広告業界に夢物語は存在するのか。アベノミクス効果を追い風としつつも、生きる会社・死ぬ会社はすでに決まっているのかもしれない。 (文/メコン伝太)  「サイゾーpremium」では他にも有名企業の経営に斬り込む記事が満載です!】電博は逃げ切り! サイバーが追い上げ!? 広告代理店の勝ち馬企業をオッズで大予想「コンパでは目立たない……」 レッドオーシャンと化した広告代理店社員座談会独占レンタルで非難轟々 死にゆく市場にCCCが放つ生き残り策
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「アイスのTVCMが少なかった!?」季節商品の宣伝展開に見るクロスメディア広告の未来

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大きな話題を呼んだ"江口愛実"も......
 節電の影響もあって、例年以上に暑かった今夏。  アイスクリームを製造するメーカーでは、森永乳業が子会社・冨士乳業に17億円を投資し、アイスの生産ラインを増設したり、明治が5月に大阪府内で新工場を稼働させ、アイス事業全体で生産量を約3割アップするなど、各社が増産に乗り出しているというニュースが7月に報じられていた(※産経新聞)。  でも、ちょっと不思議なこと。今年の夏、アイスのCMをあまり見なかったと思いませんか。例えば、AKB48のメンバーの顔のパーツを合成した「江口愛実」は話題になったけど、「アイスの実」のCM自体は一瞬で見なくなった気がする。  さらに、ロッテの「ぎゅぎゅっと」CMを見たことがある人はどのくらいいるだろうか。Hey!Say!JUMP・山田涼介が単独出演しているCMで、放送開始前にはファンの間で放送日に関する問い合わせやウワサがネット上で多数見られ、注目を集めていたが、実際にテレビで見たことがある人はごくわずかのよう。  「ぎゅぎゅっと」の場合、もしかしてHey!Say!JUMP最年少メンバーの喫煙・活動停止の影響があるのかもしれないが......。  あるいは、アイスのCM全体が節電の影響で控えめにされているのだろうか。「アイスの実」CMのグリコに聞いたところ、こんな回答があった。 「まず事実として、今年の夏のアイスのCMは減っておりません。例年通りです。『アイスの実』CMですが、現在は放映を行っておりませんが、予定通り実施しました」(広報担当者)  続いてロッテに同様の質問をぶつけてみた。 「今年は、アイスに限らず、全体にCMの本数は減っているようです。3月の震災等の影響で、各社とも経費の見直しを行ったため、その影響が宣伝広告費にも出ているのではないかと言われています」(広報担当者)  「ぎゅぎゅっと」のCMに関しては、Hey!Say!JUMPの他メンバーの喫煙問題は「関係ありません」とのこと。 「『ご覧になったことがない』理由としては、ロッテ提供の番組でしか流していなかったことも考えられます。1日のあちこちで流れる『スポット』という方法に比べると、目につきにくかったのかもしれません」(同担当者)  ちなみに、「夏=アイスのCM」という印象があるが、実際は、シーズンの前に「夏の盛り上がり」を作る宣伝スケジュールを立てているのだそう。つまり、アイスのCMが多いのは、夏よりも春先になるらしい。また、アイスのテレビCMが減っている理由として、以下の事情もあるという。 「テレビ以外のメディアが普及してきて、宣伝方法のクロスメディア化が進んでいる中で、相対的に、テレビCMのウエイトが低下している傾向もあります。アイスではありませんが、弊社の『Fit's』ダンスコンテストなどをよくその事例として取り上げていただいています。また、『ぎゅぎゅっと』のCMもテレビでの放映予定は終了していますが、弊社のHPでは、現在もご覧いただけます。これも、テレビ以外のメディアを利用しているひとつの例と言えるでしょう」  季節の移り変わりを感じやすいテレビCM。でも、世の中の「テレビ離れ」とともに、季節商品のCMも少なくなっているようだ。
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【関連記事】 『イケ☆パラ』視聴率最下位安定のAKB48前田敦子「男装なのに化粧が女になってる!?」 「CUTiE」表紙のAKB48・前田敦子が「別人じゃねーか!」と話題に やっぱり合成だったAKB48・江口愛実 "騙された"ファン激怒でグリコ不買運動も

就職先人気企業ランキングは広告だ! 毎年、同じような大企業が並ぶ理由

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JTB社屋
気鋭のマーケティングプランナーが考察する「企業と広告」の今。毎年、複数発表される「就職したい企業ランキング」に隠された企業と就活代理店、そしてメディアの意図とは? ランキングはブランド向上のための広告だった!  今年、就活代理店が発表した就職先人気企業ランキングを見比べてみると、それぞれ独立した5つの調査にも関わらず、ランクインした企業はわずか160社余り。東証一部上場企業は約1,700社だから、わずかその10%相当に集中していることになる。しかも、超有名企業と広告をふんだんに打っているBtoCの企業ばかりだ。先が見えない就職超氷河期ゆえの安定志向にしては、安定先である役所関係はまったく登場せず、BtoBの企業はデンソーや信越化学のような手堅い会社であっても出てこない。反対に、倒産したばかりのJALや、200店舗の閉鎖を発表しているJTBのような「先の見えない企業」がランクインしている。学生がビジネスに疎いにしても、このランキングは、おかしくはないだろうか?  リクルート社発表の順位と、その他各社のランキングを並べてみると、特定の少数企業がランク入りする一方で、その順位は調査会社によってまちまちであることが分かる。こうした偏りと順位の乱れはどうして発生するのだろうか?  それは、アンケートの形式による制約からである。自由回答欄を補足として設ける場合もあるが、基本的に、アンケートは列記された企業名から選択する仕組みになっている。就活生にとってこうした調査に協力するメリットはない。だから、調査会社は金券などの副賞をつける。それを目当てにした一部(有効回答率は20%程度)の就活生が、形式に沿って適当にチェックを入れるだけである。その結果、衆院選と同時に行われる最高裁判官の不信任投票でよく言われる例のように、冒頭にある名前にチェックが集中する。
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画像をクリックするとランキング比較表
のPDFデータをダウンロードします。
 しかも、このアンケートは学生が「自分が就活を開始する」と就活会社に登録し「とりあえず始めてみるか」というくらいの気持ちでプレエントリーを行う時期から、実際に個別企業に就活のエントリーを開始する間に行われる。その期間には就活代理店による、各企業の猛烈な求人プロモーションが行われており、その印象が就活生の頭に残っている。また、就活代理店に大金をはたいた企業は、当然、アンケート用紙の目に付きやすい所に社名が載る。だから、ランキングには一部の企業ばかりが集中するし、調査によって順位はまるで違ってくるのである。ランキングはこのように就活代理店の思惑で「作られている」のである。  では、なぜこのような調査が行われているのだろうか?  もちろん、学生のためではない。それに、先の回答の態度で分かるように、学生はこうした調査にそもそも冷淡である。就活生のサイトで独自に調査したところ、6割以上が「ランキングを見ていない」と回答した。順位表として用をなしていないようだが、就活代理店にとって学生は金を落とす客ではないから問題はない。  ランキングを気にしているのは、採用する企業である。広告代理店が消費者の疑心をかきたてて、不要な商品を売るように、就活代理店は「学生の評判」というランキングで採用企業の不安をあおって、より多くの「就活の場」を売っているのである。順位を上げるためのソリューションを提案してフィーを受け取り、広告や就活イベントでのマージンをより多くもらい受けるために、作られた営業ツールが就職先人気企業ランキングなのである。  もっとも、営業ツールを自社に都合良く作ることは当然である。罪作りなのは、それを報じるメディアである。いくつもの「就職希望先人気ランキング」なる"記事"が掲載されているが、今回チェックしたランキングの中で、記者や編集部といったメディア側が独自調べているものは一つもない。しかも、「東洋経済/ブンナビ(文化放送キャリアパートナーズ)」「AERA/学情ナビ(学情)」「ダイヤモンド/ダイヤモンドビッグ&リード」と、「メディア/ランキングを発表した就活代理店」はきれいな一対一対応をなす。  大学入試難易度ランキングのように、どの予備校が調査しても、ほぼ結果が変わらないのならともかく、調査会社が複数あり、しかも、業界の当事者発表であり、会社によって順位が著しく変わるにも関わらず、ランキング内では「泡沫」の一社にしかあたらない。最大手のリクルート社の調査が引用されないのは、今ではメディア産業に分類されるライバルだからだろうか。ちなみに、日本経済新聞の場合は、営業部が作成しており、記事体ではあるが「広告特集」と表記されている。他のメディアにこうした注記はないが、記事ではなくタイアップなのだろうか?  ならば、「週刊朝日の武富士タイアップ記事体広告」同様、報道がしてはいけない犯罪的行為である。そうでないなら、情報源の裏を取っていない記者は怠慢である。  こうした"記事"が罪作りなのは、各メディアが就活生ではなく、ビジネスパーソンを対象としたメディアであり、"記事"を鵜呑みにした読者が、親として社会人として、就活生に「長いものには巻かれろ」といったアドバイスをしがちなところである。「ゆとり世代」と揶揄されがちだが学生は、就職超氷河期の現状を見据えて企業の大小や知名度で選り好みなどしていない。人材難に悩む中小企業にとって、また、そこに挑もうと考える学生にとってこうした"記事"はマイナスに働くだけである。こうした就職先人気企業ランキングを取り上げた記事の見出しは決まって「大企業指向」だが、さかのぼってこれらのメディアの記事・見出しを調べたが、「中小指向」だった年は一度もない。「大企業指向」なのは、広告費をふんだんに受け取っている就活代理店とメディアなのである。 (文=谷村智康)
*本記事は、「ZAITEN」5月号において「就活」に代わる職業人養成システム「インターンシップ」として、大学生有志が取材・執筆した文章の内、紙幅に治まらなかった部分を中心に筆者が取りまとめたものです。「ZAITEN」の厚意でネットに転載いたしました。
マーケティング・リテラシー―知的消費の技法 広告を読む力。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 評論家・佐高信が喝!「日本にいい企業なんて無い」 ホンダの広告費はなぜ多い? 900億円の広告宣伝費のナゾ パチンコ解禁は断末魔? 信頼も文化も失ったCM の未来