「俺らはモテない! なぜだ!」 「オタクだからさ!」 と自虐コントを即興で打てるくらい非モテ人生に慣れてしまったオタク。 彼らは自分の好きなものに対して情熱的に入れ込むあまり、軽薄でライトな生き様がクールとされる現代社会において「キモい」位置づけとなってしまった不幸な存在だ。 だが、そんな冷たい視線に耐えてなお自分の愛する作品に殉じる彼らの姿は、まさに隠れ切支丹。どんな迫害にも負けず、ストイックに道を究めんとするオタクの生き様は、感動的ですらある……。 とか何とか言いながらも、彼らの本心はどうだろう。あえて言おう! 「それでもやっぱり恋人が欲しいんだよぉぉぉぉ!」であると! 非モテ男子が集まるサークルの中に萌え萌えボイスのオタク美少女が入ってきたら、彼女を巡って内紛は勃発するし、アイドルに生活の全てを捧ぐピュアガールでもコンビニの店員のお兄さんに優しくされれば胸がキュン♪ としちゃうもの。 そんな「フツーの男女」と同じくらい恋愛に憧れを抱くオタクだが、なぜうまくいかないのか。やはりオタクに恋愛なんて夢のまた夢……ということなのだろうか。 かと思えば、オタクなのに素敵なパートナーを持つ人もいる。 「ただしイケメンに限るんだろ」とツッコミが入りがちだが、イケメンじゃなくても幸せな恋愛をしているオタクも大勢いる。 彼らと俺達の違いは一体どこなのか。そこにズバッと答えてくれるのが本書だ。 本書ではオタクな夫と出会い、結婚にまで至ったアルテイシア女史(ちなみにアルテイシアとは「機動戦士ガンダム」に出てくる金髪美女セイラ=マスの本名である)が、パートナーとの出会いと彼がなぜモテなかったのか。また、彼のどんなところに惹かれたのか。 また、周囲の非モテオタク男子とのエピソードなど身近な話題を取り入れつつ、「なぜオタクが恋愛に失敗するのか」「どうすれば上手な恋愛ができるのか」を懇切丁寧に解説してくれる(というわけで、本書のメインターゲットはオタク男子である)。 面白いのは、従来の恋愛啓発書にありがちな「異性を喜ばせるコツ」や「デートのマナー」といったモテるための小手先のテクを解説するのではなく、「こう言ったら相手はどう思うか」「こういう気づかいをすると円満な人間関係が築ける」といった基本的なコミュニケーションの取り方のアドバイスから始まり、少しずつ恋愛に発展させるための解説が展開していく点だ。 そうなのだ。オタクが恋愛に失敗するのは、そもそもモテスキルの有無が問題なのではない。 オタクは自分の好きなものをとにかく語りたい、自己主張の塊のような生き物であるがゆえに、相手への思いやりをついつい忘れがちなだけなのだ。 そんなちょっぴりコミュニケーション能力に難のあるオタクが「恋愛」という戦場に立つためには、まず「コミュニケーションスキル」を開発する所からスタートせねばならなかったのである。 そこに気付いたアルテイシア女史が、「軟弱物!」と時に厳しく、「あなたならできるわ」と時に優しく、いまだ革新できずにいる古い地球人である我々オタクを導いてくれるというわけだ。 そこらへんのオタク向け恋愛ガイドとは違うのだよ! 関西系のバンカラ気質で男子を叱咤しつつ、自身も太っていてモテなかった黒歴史があるといい、オタク読者への気づかいを感じさせるテキストも好感度大である。まさに優しさと厳しさを併せ持ったセイラさん。僕の脳内では、故・井上遥さんの声でテキストが再生されたものである。 世界で一番アキバな個人サイト「アキバblog」で紹介されてツイッターで人気になり、アマゾン書籍ランキング恋愛・結婚・離婚部門で1位に輝いた話題作。 セイラさんに恋愛指南をしてもらいたいオタク男子。そして、なぜか人間関係がうまくいかない老若男女にもオススメの一冊だ。『モタク』スコラマガジン
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「モテるオタクに、俺らだってなりたい!」非モテオタクに捧ぐコミュ指南書『モタク』
「俺らはモテない! なぜだ!」 「オタクだからさ!」 と自虐コントを即興で打てるくらい非モテ人生に慣れてしまったオタク。 彼らは自分の好きなものに対して情熱的に入れ込むあまり、軽薄でライトな生き様がクールとされる現代社会において「キモい」位置づけとなってしまった不幸な存在だ。 だが、そんな冷たい視線に耐えてなお自分の愛する作品に殉じる彼らの姿は、まさに隠れ切支丹。どんな迫害にも負けず、ストイックに道を究めんとするオタクの生き様は、感動的ですらある……。 とか何とか言いながらも、彼らの本心はどうだろう。あえて言おう! 「それでもやっぱり恋人が欲しいんだよぉぉぉぉ!」であると! 非モテ男子が集まるサークルの中に萌え萌えボイスのオタク美少女が入ってきたら、彼女を巡って内紛は勃発するし、アイドルに生活の全てを捧ぐピュアガールでもコンビニの店員のお兄さんに優しくされれば胸がキュン♪ としちゃうもの。 そんな「フツーの男女」と同じくらい恋愛に憧れを抱くオタクだが、なぜうまくいかないのか。やはりオタクに恋愛なんて夢のまた夢……ということなのだろうか。 かと思えば、オタクなのに素敵なパートナーを持つ人もいる。 「ただしイケメンに限るんだろ」とツッコミが入りがちだが、イケメンじゃなくても幸せな恋愛をしているオタクも大勢いる。 彼らと俺達の違いは一体どこなのか。そこにズバッと答えてくれるのが本書だ。 本書ではオタクな夫と出会い、結婚にまで至ったアルテイシア女史(ちなみにアルテイシアとは「機動戦士ガンダム」に出てくる金髪美女セイラ=マスの本名である)が、パートナーとの出会いと彼がなぜモテなかったのか。また、彼のどんなところに惹かれたのか。 また、周囲の非モテオタク男子とのエピソードなど身近な話題を取り入れつつ、「なぜオタクが恋愛に失敗するのか」「どうすれば上手な恋愛ができるのか」を懇切丁寧に解説してくれる(というわけで、本書のメインターゲットはオタク男子である)。 面白いのは、従来の恋愛啓発書にありがちな「異性を喜ばせるコツ」や「デートのマナー」といったモテるための小手先のテクを解説するのではなく、「こう言ったら相手はどう思うか」「こういう気づかいをすると円満な人間関係が築ける」といった基本的なコミュニケーションの取り方のアドバイスから始まり、少しずつ恋愛に発展させるための解説が展開していく点だ。 そうなのだ。オタクが恋愛に失敗するのは、そもそもモテスキルの有無が問題なのではない。 オタクは自分の好きなものをとにかく語りたい、自己主張の塊のような生き物であるがゆえに、相手への思いやりをついつい忘れがちなだけなのだ。 そんなちょっぴりコミュニケーション能力に難のあるオタクが「恋愛」という戦場に立つためには、まず「コミュニケーションスキル」を開発する所からスタートせねばならなかったのである。 そこに気付いたアルテイシア女史が、「軟弱物!」と時に厳しく、「あなたならできるわ」と時に優しく、いまだ革新できずにいる古い地球人である我々オタクを導いてくれるというわけだ。 そこらへんのオタク向け恋愛ガイドとは違うのだよ! 関西系のバンカラ気質で男子を叱咤しつつ、自身も太っていてモテなかった黒歴史があるといい、オタク読者への気づかいを感じさせるテキストも好感度大である。まさに優しさと厳しさを併せ持ったセイラさん。僕の脳内では、故・井上遥さんの声でテキストが再生されたものである。 世界で一番アキバな個人サイト「アキバblog」で紹介されてツイッターで人気になり、アマゾン書籍ランキング恋愛・結婚・離婚部門で1位に輝いた話題作。 セイラさんに恋愛指南をしてもらいたいオタク男子。そして、なぜか人間関係がうまくいかない老若男女にもオススメの一冊だ。『モタク』スコラマガジン
「クール・ジャパンなんてウソ」"精子人形"村上隆が日本のアニメ業界に苦言

「芸術起業論」(幻冬舎)
"股間の白い液で投げ縄人形"で一躍オタクカルチャーを世界に広めた村上隆氏の発言が波紋を広げている。
これは、朝日新聞デジタルに掲載された村上氏へのインタビューの中で、インタビュアーから「『クール・ジャパン』の旗手として注目されているが」と問われた村上氏が以下のように反論したもの。
「『クール・ジャパン』なんて外国では誰も言っていません。うそ、流言です。日本人が自尊心を満たすために勝手にでっち上げているだけで、広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーに過ぎない。外国人には背景や文脈のわかりづらい日本のマンガやアニメが少しずつ海外で理解され始めてはいますが、ごく一部のマニアにとどまり、到底ビジネスのレベルに達しておらず、特筆すべきことは何もない。僕は村上隆という一人の芸術家として海外で注目されているのであってクール・ジャパンとは何の関係もない」
村上氏の作品といえば、旧来の日本のマンガやアニメからの影響が色濃く、2008年には競売会社・サザビーズが行ったオークションに裸の少年が精液を飛ばすフィギュア『My Lonesome Cowboy』が出品され、1,516万ドル(約16憶円)で落札されたことが大きな話題となった。
そんな村上氏の発言に対し、ネット上では「そんなことは知っているけどお前がゆうな」「オタク文化をパクって無知な欧米人に見せたくせに」「アニメの方からもおまえなんかと一緒にされるのは願い下げだろ」など辛辣なコメントが頻発している。
しかし、その一方で村上氏は、「クール・ジャパン」の問題点についても冷静に指摘。
「(クール・ジャパン戦略は)広告会社など一部の人間の金もうけになるだけ。アーティストには還元されませんし、税金の無駄遣いです。今やアニメやゲームなどの業界は、他国にシェアを奪われて、統合合併が相次ぎ、惨憺(さんたん)たる状態。クリエーターの報酬もきわめて低いうえ、作業を海外に下請けに出すから、人材も育たない。地盤沈下まっただ中です」
こうした村上の指摘に、アニメ雑誌編集者は「うなずける一面もある」と言う。
「確かに、日本のアニメ業界はその苛酷な労働環境から若手が育たず、そればかりか、原画だけ国内で作って動画は海外スタジオへ丸投げするのが当たり前になりつつあります。日本国内の優秀な監督や作画監督も叩き上げのアニメーターが少なくありませんから、このままでは日本のアニメ文化は死んでしまうかもしれません。今の業界のシステムでは、実際に筆を動かしている現場まで金が下りてこないんですよ。局と広告代理店が先導する現在のアニメの在り方は、もはや限界に来ているといえるでしょうね」(同編集者)
現在、2月にカタールで開かれる個展に向け、東日本大震災後の日本をテーマにした全長100メートルの「五百羅漢図」を制作中だという村上氏。同インタビューの中では「サブカルチャーと伝統絵画を結びつけた独自の作風で活躍する美術家」として紹介されている。
作品についてはさておき、「作家が直接的に作品を金に換える」という方法においては比肩する者がないという評価も受ける村上氏。アニメ業界が"アートの錬金術師"に学べることも、もしかしたら少なくないのかもしれない。
「クール・ジャパンなんてウソ」"精子人形"村上隆が日本のアニメ業界に苦言

「芸術起業論」(幻冬舎)
"股間の白い液で投げ縄人形"で一躍オタクカルチャーを世界に広めた村上隆氏の発言が波紋を広げている。
これは、朝日新聞デジタルに掲載された村上氏へのインタビューの中で、インタビュアーから「『クール・ジャパン』の旗手として注目されているが」と問われた村上氏が以下のように反論したもの。
「『クール・ジャパン』なんて外国では誰も言っていません。うそ、流言です。日本人が自尊心を満たすために勝手にでっち上げているだけで、広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーに過ぎない。外国人には背景や文脈のわかりづらい日本のマンガやアニメが少しずつ海外で理解され始めてはいますが、ごく一部のマニアにとどまり、到底ビジネスのレベルに達しておらず、特筆すべきことは何もない。僕は村上隆という一人の芸術家として海外で注目されているのであってクール・ジャパンとは何の関係もない」
村上氏の作品といえば、旧来の日本のマンガやアニメからの影響が色濃く、2008年には競売会社・サザビーズが行ったオークションに裸の少年が精液を飛ばすフィギュア『My Lonesome Cowboy』が出品され、1,516万ドル(約16憶円)で落札されたことが大きな話題となった。
そんな村上氏の発言に対し、ネット上では「そんなことは知っているけどお前がゆうな」「オタク文化をパクって無知な欧米人に見せたくせに」「アニメの方からもおまえなんかと一緒にされるのは願い下げだろ」など辛辣なコメントが頻発している。
しかし、その一方で村上氏は、「クール・ジャパン」の問題点についても冷静に指摘。
「(クール・ジャパン戦略は)広告会社など一部の人間の金もうけになるだけ。アーティストには還元されませんし、税金の無駄遣いです。今やアニメやゲームなどの業界は、他国にシェアを奪われて、統合合併が相次ぎ、惨憺(さんたん)たる状態。クリエーターの報酬もきわめて低いうえ、作業を海外に下請けに出すから、人材も育たない。地盤沈下まっただ中です」
こうした村上の指摘に、アニメ雑誌編集者は「うなずける一面もある」と言う。
「確かに、日本のアニメ業界はその苛酷な労働環境から若手が育たず、そればかりか、原画だけ国内で作って動画は海外スタジオへ丸投げするのが当たり前になりつつあります。日本国内の優秀な監督や作画監督も叩き上げのアニメーターが少なくありませんから、このままでは日本のアニメ文化は死んでしまうかもしれません。今の業界のシステムでは、実際に筆を動かしている現場まで金が下りてこないんですよ。局と広告代理店が先導する現在のアニメの在り方は、もはや限界に来ているといえるでしょうね」(同編集者)
現在、2月にカタールで開かれる個展に向け、東日本大震災後の日本をテーマにした全長100メートルの「五百羅漢図」を制作中だという村上氏。同インタビューの中では「サブカルチャーと伝統絵画を結びつけた独自の作風で活躍する美術家」として紹介されている。
作品についてはさておき、「作家が直接的に作品を金に換える」という方法においては比肩する者がないという評価も受ける村上氏。アニメ業界が"アートの錬金術師"に学べることも、もしかしたら少なくないのかもしれない。
オレの蒐集品どうしよう? オタクの死に仕度を紹介した『オタクの逝き方』

『オタクの逝き方』(BUILTRUNS)
8月4日、元日本代表DF松田直樹選手(34)が、練習中に心筋梗塞で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。多くのファンやサッカー関係者がその死を悼み、Jリーグの試合前には黙祷が捧げられた。松田選手の他にも、ミュージシャンのレイ・ハラカミ氏(40)、ニコ動で活躍した歌手・ntmP(ナツメピー)氏など、若くしての急逝が相次いでいる。
「もし死んだら、オレのコレクションどうしよう?」
松田選手と同年輩のオタク諸氏も、我が身と愛蔵品のその後を案じたのではないだろうか。『オタクの逝き方』(BUILTRUNS)は、オタクの死に仕度の作法を紹介した本だ。遺言状作成の手順や、相続に関する法律のことなどが萌えマンガで描かれ、楽しみながら読み進めることができる。他人には見せられないヤバ~いデータ、数百万円の価値がつくコレクション、運営していたウェブサイトなど、オタクには普通の人以上に処理に困るモノがたくさんある。特に、偏った嗜好のエグい同人誌やエロ画像などが家族に見つかってしまっては、死んでも死にきれない。
そんな時、便利なのが「僕が死んだら...」というPCソフト。ショートカットを生成し、実行すると事前に登録しておいたファイルを秘密裏に消去してくれるというスグレモノ。設定した期間、PCを起動せずにおくと、登録したファイルを自動的に消去してくれる「死後の世界」も有効だ。いずれも無料でダウンロードすることができる。
もちろん、PC関連以外の処理方法も仔細に記されている。ラブドール(ダッチワイフ)の大手メーカー・オリエント工業は、無料でラブドールの引き取り&供養を行ってくれるので、未亡人となったワイフのその後も安心だ。
死は、いつ何時、誰のもとに訪れるか分からない。別段オタクでなくとも、他人に見られたくないデータや蒐集品が少なからずあるだろう。自身の名誉を傷つけないために、また他人を不快にさせないために、最低限の"死に仕度"を整えておくことは、現代人としてのマナーであるのかもしれない。
(文=平野遼)
80年代の思い出がフラッシュバック! 『僕らのナムコ80’sトリビュートコミック』

『僕らのナムコ80'sトリビュート
コミック』(ジャイブ)
「俺、ゼビウスが好きだったんだ」と誰かが言えば、「ああ、ノートで情報交換したよね」「バキュラって弾を256発打ち込まないと倒せないんだっけ?」「僕はマイコンで『タイニーゼビウス』をプレーしてたよ」「細野晴臣が『ビデオ・ゲーム・ミュージック』ってLPを出したよね」という具合に、聞いてもいないのに今も誰かが次々と答えてくれる。そんな熱気と愛情が、1980年代のテレビゲームにはあふれていた。
やがて彼らの話題の中心はゲームそのものから、当時の思い出話へと移っていく。「学校帰りに100円玉握りしめて駄菓子屋に通ったんだよね」「中学生にカツアゲされちゃってさ」「ファミコン版を買ってもらってうれしかったなあ」「そういえば、ゲーセンで知り合った友達もいたけど、結局最後まで名前が聞けなかったんだ」。
テレビゲームがごく身近な存在となった80年代。子どもたちの生活は、常にゲームとともにあった。その中でもとりわけナムコのゲームは、テレビゲーム黎明期より冒頭の『ゼビウス』をはじめ、『ギャラガ』『ドルアーガの塔』『ワルキューレの冒険』など、質・量ともに他メーカーから頭ひとつも2つも飛び抜けた作品ばかりだったように思う。
そんなテレビゲームにハマりまくった子どもたちだが、そのうち何人かはゲームを卒業していった。何人かは今でもゲームを愛し続け、プレーし続けている。そのうちさらに何人かは、ゲームに関わる仕事に就くようになった。彼らが再び一つの場所で交わることは、おそらく二度とないかもしれない。それでも、もし彼らがもう一度一つの話題で屈託なく盛り上がることができるとするならば、彼らが一生懸命攻略しようとした思い出のゲームを回顧する時ではないだろうか。
『僕らのナムコ80'sトリビュートコミック』(ジャイブ)は、そのきっかけとなりうる一冊である。80年代をゲームセンターや駄菓子屋の喧騒の中で過ごしたヤスダスズヒト、雑君保プ、押切蓮介、久松ゆのみら14人の漫画家たちがさまざまな視点とアプローチで一時代を築いたナムコゲームの魅力を、そして彼らのナムコへのほとばしる愛を描き出す。「ナムコ直営ゲームセンター・キャロットでの思い出」「ナムコットブランドのプラスティック製パッケージのかっこ良さ」「高校をドロップアウトした主人公が通っていたゲームコーナーでの小さな恋」「かつて存在したナムコの広報誌『NG』で連載されていた漫画『午後の国』の書き下ろし新作」など、「あったあった!」と膝を叩いて笑い懐かしんだ後に、ちょっとだけセンチメンタルで爽やかな感動が読者の胸を包み込む。そんな「あの頃」が蘇るような漫画が誌面を飾っている。
過去を振り返るという行為は後ろ向きな行為だろうか? いや、そんなことはないはずだ。何が自分たちの心をとらえて離さなかったのか。何が自分と友人を繋いでいたのか。そして何が自分たちに影響を与えたのか。そんな己のルーツを確認する行為は、きっと不安と波乱に満ちた現代を生き抜く活力を我々に与えてくれるはずだ。
先行きの不透明なこんな時代だからこそ、自分たちが熱中したゲームの思い出に浸って一休みしてみるのもいいかも知れない。
(文=有田シュン)
『まど☆マギ』視聴難民がネットに殺到! オタク業界変革期を直撃した震災の余波

アニメ『魔法少女まどかマギカ』公式サイトより
3月11日に発生した東日本大震災から早くも3週間。いまだ多くの被災者が眠れぬ夜を過ごす中、日本が世界に誇る文化を発信するオタク業界にも大きな影響が出始めている。
3月に開催される予定であった東京都主催の「東京国際アニメフェア2011」、及び都の表現規制の取り組みに反発する出版社が中心となって同日に開催を予定していた「アニメ コンテンツ エキスポ」の中止に始まり、大小問わず続々とアニメ・漫画関連のイベント・ライブは中止。また、ゲーム業界も人気シリーズ最新作『龍が如く OF THE END』(セガ)の発売が延期。災害脱出ゲーム『絶体絶命都市4』(アイレム)は発売中止。「東京ゲームショウ2011」の開催も危ぶまれるなど、見通しの立たない今後の展開に各業界は頭を抱えているようだ。
「角川書店は5月25日発売予定の『涼宮ハルヒの驚愕』が刷れないかもしれない、と戦々恐々としています」
と語るのはオタク業界に詳しい関係者だ。
3月25日に印刷インキ工業連合会が東日本大震災の影響から、「印刷インキの生産出荷に関する危機的状況について」という声明文を発表。日本国内の出版業界に大きな衝撃を与えたが、早くもその影響が出始めている模様だ。
『涼宮ハルヒの驚愕』は、2003年に刊行スタートした角川書店のドル箱ライトノベルシリーズの最新刊である。これまでに9巻が刊行され、累計発行部数650万部を記録。さらに小説とそれを元にしたコミック版も大ヒット。同作は06・09年にはTVアニメが放送され、10年には劇場用アニメも公開されるなどゼロ年代後半のオタクシーンに多大な影響を与えた作品だが、原作の新刊は07年に刊行された『涼宮ハルヒの分裂』以来、4年ぶりの発売となる予定だった。
「『涼宮ハルヒの驚愕』は上下巻で計600ページという大作になっています。さらに初回特典としてオールカラー64ページの冊子も付きます。発行部数もこれまでの実績から考えて数十万部レベルだと考えられるので、当然必要となるインクや紙の量も莫大なものになるでしょう。角川は相当、危機感を持っているようです」(同業界関係者)
その一方で、震災後に発売された「週刊少年ジャンプ」(集英社)15号がネットで無料配信されたのに続き、講談社は「週刊少年マガジン」をはじめとする漫画雑誌の一部を期間限定で無料公開。この一連の流れを、電子書籍市場普及への大きな一歩だと見る向きも存在する。
また、アニメ業界でも、ちょっとした地殻変動が起こり始めている。
『フラクタル』(フジテレビ系)を手掛ける山本寛監督が、Twitter上で第9話の中に災害の影響でカットされてしまったシーンがあることをカミングアウトしたほか、3月19日公開の『映画プリキュアオールスターズDX3 未来に届け! 世界をつなぐ☆虹色の花』は津波シーンをカットして上映されるなど、表現のあり方が問われる事態となっている。さらに、報道特番などによって放送スケジュールが大きく変更され、番組改編期の4月まで放送が食い込んでしまうタイトルも出てくるなど、少なからず影響を受けているアニメ業界。
その中でも特に大きな話題を呼んだのが、2010年代最初にして最大のヒット作との呼び声も高い『魔法少女まどか☆マギカ』(TBS系)第10話の、関東圏での放送が震災の影響で流れてしまった一件だろう。
視聴難民となったアニメファンは、同番組がネット配信されている「ニコニコ動画」に殺到。第9話の倍近い視聴者がネットでアニメを視聴した。
「もともと、アニメのネット配信は少しずつ増えてきてはいたのですが、まだ地上波放送のおまけ程度の存在という感は否めませんでした。しかし今回の震災を通じて、多くのアニメファンはネット配信をテレビに並ぶチャンネルのひとつとして認識するようになったのではないでしょうか」
と、アニメ雑誌記者もコメントする。
偶然にも、この4月よりスタートする新作アニメ47タイトルのうち、4分の1以上にあたる12タイトルが地上波と同時に無料でネット配信も行うことが決定している。
昨年の同時期に比べて、放送タイトルの総数もさることながら、ネット配信作品数も急増している。
地上波では放送自粛傾向が強まる上に、7月に予定される地上波アナログ停波を経てますます進行するであろうテレビ離れの影響もあって、今後さらにアニメの視聴スタイルが変わっていくことが予想される。
インターネットの台頭とテレビ視聴スタイルの移り変わりに加え、突然の東日本大震災により大打撃を受けたオタク業界は、大きな変革の時代を迎えつつあるようだ。
(文=マーブル吉田)
朝日新聞までもが危惧し始めた「世界に広がるオタク文化」の幻想と危機的状況
もう「世界に広がるオタク文化」の幻想を見る時代は終わった。2月7日付の朝日新聞の別冊紙面「GLOBE」が「MANGA、宴のあとで」と題して、日本のマンガ・アニメが持て囃されているはずのフランスとアメリカで売り上げが伸び悩んでいる現状をレポートしている。
秋葉原で外国人観光客を見かけることは珍しくなくなった。世界のあちこちでオタクイベントが開催されていることはニュースにもなる。YouTubeなどの動画投稿サイトでは、世界のあちこちで、コスプレしてダンスするオタクたちの姿を見ることができる。
それなのに売り上げが伸び悩むとは、どういうことか? 「newsweek日本版」が「萌える世界」と題して世界に広がる萌え文化を紹介したのは2007年3月のこと。それから4年余りの間に何が起こったのか?
答えは簡単である。最初から日本のマンガ・アニメが世界のあちこちで持て囃されているというのは、幻想に過ぎなかったのだ。
そもそも、「クールジャポン」なんて言葉が流行した07年頃、アメリカでもヨーロッパでも、アニメ関連の市場は縮小が始まっていた。アメリカで、日本のアニメおよび関連商品の売り上げがピークに達したのは03年頃。テレビでのアニメ放映時間も07年9月をピークに減少を続ける一方だ。
フランスでは日本のマンガが数多く翻訳出版されているが、とにかく売れない。先の朝日の記事では、『デトロイト・メタル・シティ』が5,000部程度しか売れなかったことを記している。もちろん、これはヒドイ例だ。ジャンプ作品はある程度人気を博しているが、それでも08年に発売された『NARUTO』の単行本が22万部売れた程度に過ぎない。
と、読者の皆さんは「ちょっと、データーが古いのではないか?」と思ったかも知れない。その通りである。
ところが、そもそもアメリカやヨーロッパにマンガやアニメの市場がどの程度の規模で存在しているのかを知るのは、かなり難しい。こうしたデータを収集している組織としてはJETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)が有名だろう。ところが、この記事を書くにあたって久しぶりにサイトを覗いてみたのだが、欧米圏に関しては新しい調査報告が、あまりなされていない。こうした状況を見ても、あたかも日本のマンガ・アニメが巨大なブームを引き起こしているような状況は、幻想としか思えない。
一方で、日本のマンガ・アニメを求める「濃い」ファンもちゃんと存在する。彼らの存在は大きく見えるが、数は限られたものに過ぎないのだ。
フランスで開催されたオタク系イベントの日本側窓口となったコーディネーターからは、こんな話も。
「日本のオタク事情に極めて詳しいファンは存在します。例えば、『東方』のファンはフランスにもいるんです。ただ、フランスで『東方』を知っている人は200人程度じゃないでしょうか」
筆者は一昨年に、ある週刊誌で「日本のマンガ、実は世界でウケてない!」という少々煽り気味のタイトルで日本国内での幻想と海外での現実とをレポートした。しかし、この記事の反響の多くは批判的なものだった。
だが、今となっては、このレポートは正しかったと言わざるを得ない。
国内需要が縮小していく中で、海外に活路を見出すのはビジネス上、当たり前のことである。だが、海外には、まだ山と溢れる日本産のマンガやアニメを受け入れるだけのすそ野が出来上がっているとは言えない。
例えば、日本ではオタクだけでなく幅広い客層を集めるスタジオジブリの作品群も、欧米では、さほど興行収益を上げてはいない。国内ではさまざまな海外映画祭での受賞が派手に報じられているが、それが集客には結びついていないのが現状なのだ。
だからといって、縮小する一方の国内の需要に頼っていては、マンガ・アニメの壊滅は必至だ。これまで、多くの人は、海外には既に作物が豊富に実る豊かな土壌の楽園があるち勘違いしていた。だが実態は、これから畑を耕してまだ日本のマンガ・アニメを消費する人々を育てていく段階だったのだ。
カギとなるのは、日本のように子供から大人まで、年齢を重ねてもマンガやアニメを消費するライフスタイルをどうやって普及させていくかということ。サブカルチャーの一分野として、日本のマンガ・アニメを消費する人々だけをアテにしていては、先はない。
別段、批判するわけではないが『朝日新聞』が、多くのページを割いて、海外のマンガ・アニメの不況を記すということは、状況は更に先に(悪く)進んでいるということだ。日本のマンガ・アニメの未来を考えるならば、もう、夢を見ている暇はない。
(文=昼間たかし)
世界が絶賛する「メイド・バイ・ジャパン」
はい、幻想!

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アキバメイド2,000人の頂点を決める「第1回萌えクイーンコンテスト」緊急レポ!!
東京・秋葉原のメイドカフェで働く2,000名以上のメイドさんの中から、頂点を決定する「第1回秋葉原的萌えクィーンコンテスト」の決勝大会が1月8日、イベントスペース・AKIBA_SQUAREで開催された。初の試みにも関わらず、会場は溢れる程の超満員。お手製のうちわ持参でお目当てのメイドさんの応援に駆け付けた男性などで、異様な熱気に包まれた。
この日、カワユくも熱いバトルを繰り広げたのは、秋葉原総合情報誌「オタポケ」誌上とWEB投票で選出された12名。1次審査の「萌え萌えアピールタイム」では、それぞれが個性豊かなパフォーマンスを3分間で披露した。
魔界出身のドSキャラ"ショコラ・ヴァン・デーモニア"ちゃん(店舗:ぱら☆ゆに)は、得意のイラストを活かし、「こんなメイドカフェはイヤだ」というお題でフリップ芸を披露。「トイレに血文字が書かれている」「メイドが森永卓郎」など、独特な発想に笑いが起きた。
うさ耳にパジャマ姿で登場した"ゆり"ちゃん(店舗:あきば女子寮)は、実際にお店にあるという「往復ビンタ」のサービスを、審査員を相手に披露。あどけない萌えフェイスと、ビンタとのギャップに目を奪われた。
ドイツ出身の幽霊メイド"イザベル"ちゃん(店舗:アイネブルグ)は、「東京都青少年健全育成条例改正の方針と戦います! 打倒石原!」と高らかに叫び、観客からの共感の歓声で大盛り上がりに。
「お菓子の国出身なので、クッキーを焼いて来ました~」と登場したアイドルフェイスの"ちう"ちゃん(店舗:ふらっとメイド)は、クッキーに「ちうちうちうちゃまおいしくな~れ」と魔法をかけてみせた。
「ごきげんよう~、ちゅちゅですよ~」と甘えっ子ヴォイスで登場した天使メイドの"ちゅちゅ"ちゃん(店舗:天使と悪魔のCafe&Bar pray)は、奇術を披露。彼女曰く「お金で買ったお友達」という人形を手の上で操ってみせたほか、「カメハメ波を出します~」と手からボワッと火の玉を出し、ほんわかとしたルックスらしからぬ荒技で、観客を驚かせた。
2次審査は、「スラックライン萌え萌え綱渡り」。ドイツの綱渡りスポーツ「スラックライン」の道具を使用し、メイドさんたちがバランス感覚を競い合った。続いて3次審査「あなたにお願い、萌え萌え借り物バトル」では、時間内により多くの名刺を集める為、メイドさんたちがパタパタと会場内を走り回り、会場全体を巻き込んだ審査となった。
審査員と一般入場者による投票の結果、グランプリは自己アピール力がズバ抜けていた"ちゅちゅ"ちゃんに決定! 賞金10万円のほか、CDデビュー権などが授与され、「これからもちゅちゅをよろしくお願いします~」と挨拶し、コンテストは幕を閉じた。
この日、ステージではコンテストに加え、腐男塾、ミルキィホームズ、SUPER☆GiRLS、Ve.ナースのスペシャルライブも開催。ボルテージが高まった観客からは、早くも「来年も開催して欲しい!」との声が挙がっていた。



現在の日本における"萌え文化"の衰え知らずっぷりを見ると、「秋葉原的萌えクィーンコンテスト」も今後、更にビッグ・イベントへと発展しそうな予感だ。
(取材・文=林タモツ)

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ウケてました

客席からは「うらやましい」コール

イザベルちゃんはモダンバレイを披露。

得意の歌も披露。

会場騒然です。

グランプリのちゅちゅちゃんと、審査委員長の高須基仁氏

イベントに華をそえたVe.ナース

ミルキィホームズ

SUPER☆GiRLS

腐男塾
メイド風ドーリー ゴスロリワンピース M~5L 来年は出てみる?
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アキバは140年前からモエていた!?『アキバ☆コンフィデンシャル』
秋葉原という地名は、1869年、神田花岡町(現在の秋葉原駅一帯)で大火事があり、1万2,000坪もの焼け野原が発生したことに始まる。ときの政府は、火災時に火が燃え広がないように広大な空き地「鎮火原」と「鎮火社神殿」をこの地に設けた。当時、火防の神様といったら遠州の秋葉大権現が有名であり、近隣の住民はこの"秋葉大権現とは何の関係もない"鎮火社殿を「秋葉神社」と誤解し、周りの鎮火原を"あきばがはら"呼ぶようになった。1890年、国鉄・秋葉原駅が開業される際、官吏のミスから"あきはばら"とされ、以降、アキハバラとして定着した。
アキハバラは街の興りからして"もえ"ていたようだ。『アキバ・コンフィデンシャル』(長崎出版)は、アキバ系文化に精通したライター・来栖美憂氏が、その壮大なる秋葉原史を世界史風に解説した本だ。黎明期としてのラジオポタミア文明、無線を取り扱うムセ系民族、迫害を受けたヲタクヤ人など、世界史の単語をもじって秋葉原の遷り変わりをユーモアたっぷりに、わかりやすく紹介している。「コミックとらのあな」社長の吉田博高、「@ほぉ~むカフェ」社長の河原美花、「格闘ゲームの神」ウメハラなどが、歴史上の重要人物としてイラストで描かれていて面白い。
長く電気街として栄えていた秋葉原が変化を迎えたのは70年代後半。家電が一般家庭に普及して家電販売が伸び悩み、実用家電から趣味家電の店が増え、マイコンと呼ばれていたPCの発売、マンガ・アニメなどおたく文化の始まりにより多様化し、15年......20年......、と長い時間をかけて、家電の街は徐々に混沌としたアヤシゲな雰囲気の街へと様変わりしていった。なんでも受け容れる懐の広さと"カオス感"が秋葉原の魅力であったが、それゆえに風紀の乱れ、ゴミの散乱や過激な路上パフォーマンス、アキバ狩り、メイド狩り事件、そして世間を震撼させた秋葉原無差別殺傷事件などが起こり、必ずしも"ユートピア"とは言えない状況にある。
電気の世界を駆け巡っていたオノデン坊やももう中年男になっているのだろうか。坊やが大人になるように、秋葉原も時代とともに変わっていく。この本は、秋葉原がいかに変化を遂げてきたかを見せてくれる壮大なアキバ叙事詩だ。秋葉原が硬派な電気街であったことを思い出し、過ぎ去った萌えの時代に思いを馳せる。神田川の流れのようにたゆたう秋葉原こそが時代そのものであると言えるのかもしれない。
(文=平野遼)
●来栖美憂(くるす・みゆう)
性別・年齢ともに不詳。ゲーム、漫画、アニメ、特撮、メイド、コスプレその他アキバ系の文化に精通。一部はその身で実践済み。週刊誌記者からスタートした文筆稼業は、政治からサブカルまで硬軟自在。漫画原作、ゲーム製作、そしてアイドルプロデュースと活動範囲を拡大中。アニソン文化に詳しく各方面で活動中。
Twitter ID:mewzou
アキバ☆コンフィデンシャル―愛と教養の秋葉原史
歴史あり。

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