アイドル系3人組新世代歌謡グループ 「はやぶさ」の悲しき“朝立ち”に迫る

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朝7時台のJR川崎駅前で歌い踊るはやぶさの3人
 6月某日7時半、神奈川県はJR川崎駅東口駅前。通勤ラッシュの時間帯、どんより曇った空の下を通勤通学の人々が一直線に駅へと歩いていた。皆、かまってくださんなという表情だ。  その中で、人の流れをせき止める岩場のように立つ、白スーツ3人組が! 水色の小さなラジカセから響き渡る「ちょっとちょっと~(ちょっと!)/ちょ~っと~/(ちょっと!)待ってよヨコ~ハマ~♪」という昭和なメロディー。それに合わせ、息を合わせて全力で振り付けを踊る、超絶笑顔の男性3人。  彼らを取り囲むのは、ラジカセ、ポスターを貼った木の看板、告知の紙を貼り付けたキャリーバッグ、足元には手作りのチラシと、なんとも手作り感満載。看板のポスターを見るに、この曲は2013年1月にリリースされた「ちょっと待ってよヨコハマ」というセカンドシングルらしい。  彼らは早朝にもかかわらずテンションMAXだ。……が、正直浮いてます! 「ちょっと待ってよ」って、全然みんな待ってくれないし!! と、そこに肩を叩く男性が。聞けば、彼らのスタッフだという。どんだけ遠くにいたんですか!? 「彼らの名は『はやぶさ』といいまして、12年2月に『ヨコハマ横恋慕』でデビューした頃から、朝と夕方に駅前で路上パフォーマンスをしているんです」
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中学生にビラを押し付けるヤマトさん、19歳。
 聞けば、彼らは大手芸能プロ・長良プロダクションの「新世代歌謡グループ」で、あの氷川きよしの弟分として活動中。長良グループとして「ハモネプ」などにも出演し、じわじわと知名度を上げているとか。  メンバーは、リードボーカルのヒカルくん(26歳、青担当)、コーラス担当のヤマトくん(19歳、赤担当)とショウヤくん(20歳、緑担当)。彼らは、デビューから約1年半経った今でも、週に2~3回は認知度アップのために“朝立ち”している、とスタッフ。
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公式ツイッターもやってるそうです。
「いつでも歌わせていただいております。朝の場合はだいたいこのペースで9時ぐらいまでパフォーマンスをしていますね。夕方の路上ライブでは人だかりができたりもするんですが、朝は厳しいですね……」  笑ってる場合ですか! JR根岸線の石川町駅などでは、女子高生に囲まれたり写メを撮られたりすることもあるらしいが、社会人が多い川崎駅の朝は寒い、寒すぎる。もうすぐ夏だっていうのに!  なんて話をしている間にも、「ちょっと待ってよヨコハマ」は数回リピートされている。恐るべきサブリミナルを30分ほど受けてクラクラしながら、「ちょっとちょっと~」と彼らに話を聞いてみることにした。
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基本的に誰も立ち止まってくれません。
「おはようございます!」(3人)  さっそく、声を揃えて直角お辞儀で出迎えてくれた3人。朝早くからおつかれさまでございます。川崎駅の朝は、よく立つんですか? 「はい、よく歌わせていただいています! 今朝は雨が降りそうだったので、屋根がある場所へ避難できる川崎駅にしました。いつも、前日の仕事終わりに『明日はどこに行こうか』と3人で相談するんです」(ヒカル)  2年もやっていると、朝立ちの土地勘もついてくる、と。彼らは、歌っている曲にちなんで横浜周辺の駅に立つことが多く、雨天の朝立ちに適しているのは相模大野駅なんですって。
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赤担当のヤマトさん、19歳。
「屋根の下で歌唱できますからね! 相模大野駅は町田駅も近いので、晴れていたら移動したりもします」(ヤマト) 「実は、町田駅は事件があった地でもあるんですよ。デビューシングルの『ヨコハマ横恋慕』を歌っていたときに、60代ぐらいの警備員さんが近づいてきて……」(ヒカル)
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青担当のヒカルさん、26歳。
 えっ、それってヤバイじゃないですか。もしかして、警察呼ばれて捕まっちゃったりとか? 「それはないですが(苦笑)、僕たちもマズイ雰囲気を感じて帰る準備を始めたんです。すると『この歌、君たちの歌? 本人さん? この曲、最近カラオケで練習してるんだよ!』と言ってくださって!」(ヒカル)
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緑担当のショウヤさん、20歳。
 あら、いい話。ただ、やはり警察やビルの警備員に止められてパフォーマンスを中断することもしばしばあるとか……。また、路上ライブでお世話になった場所では、必ず最後にゴミがないか確認をし、キレイにしてから立ち去るという、なんとも律儀な3人。ちなみに皆さん、何時起きで? 「僕は4時に起きました。それで白米とみそ汁の朝ごはんを済ませ、身支度をして、忘れ物がないかをチェックして、家を出てきました。その後ヤマトと待ち合わせをして、7時に到着しました」(ショウヤ)  ヤマトくんは4時半、ヒカルくんは5時50分起きだそうで、それぞれ分担して朝立ち現場まで荷物を持参。もちろん電車移動で、朝立ちを続けるうちに、早朝からギュウギュウの満員電車で出勤するビジネスマンの気持ちもわかってきたんですってよ。 「皆さん、大変ですよね。キャリーバッグや看板が大きいので、僕たちがお邪魔をしていないといいのですが……。あ、僕らの前に置いているこの看板や看板を入れるカバンは、ヒカルさんの身内の方が作ってくださったんです!」(ヤマト)  な、涙ぐましい。と、パフォーマンスを再開した彼らのそばに、通りがかった女子中学生の群れが! ま、まさか、あなたたちははやぶさのファン!?  「誰? 知らな~い。でもおもしろ~い。あの、左の人(ヤマトくん)好み!」 「私も~」 「あ、私もあの人~」  ノリよく振り真似するJCの元へ、すかさず、お手製チラシを持って駆け寄ってくるヤマトくん! ナイスタイミング!! 直角お辞儀で「よろしくお願いします!」とチラシを渡すと……え、ヤマトくんどうした? 「このチラシ、見てください! 7月9日火曜日、NHK総合で放送される『NHK歌謡コンサート』に出演が決定したんです。夜8時から放送予定なので、皆さん、ぜひご覧ください!」(ヤマト)  オイオイ、勝手に告知始めちゃったよ! 「よろしくお願いします!!!」(3人)  もういい、わかりました。9日の夜はテレビで3人のご雄姿、じっくり拝見いたします!(直角お辞儀)
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お手製のビラ。『NHK歌謡コンサート』に出演するそうです。
●はやぶさ ヒカル(写真中央/1987年4月10日生まれ、神奈川県横浜市出身)、ヤマト(写真左/1993年7月19日生まれ、静岡県御殿場市出身)、ショウヤ(写真右/1993年4月26日生まれ、大阪府大阪市出身)の3人で2011年に結成。2012年2月『ヨコハマ横恋慕』でデビュー。駅前での早朝ストリートライブと斬新な振り付けで今話題の新世代歌謡グループ。ユニークなPVも要チェックだ。 公式サイト<http://www.nagarapro.co.jp/top/artist/artist.php?id=37

ベテラン芸能記者が明かす“演歌界のドン”故・長良じゅん会長の素顔

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『氷川きよしスペシャルコンサート2011』
(日本コロムビア)
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  氷川きよしの芸能界の育ての親で、“演歌界のドン”と呼ばれ、「長良プロダクション」などを抱える長良グループ会長の長良じゅんさんが5月2日、ハワイのゴルフ場で不慮の事故死を遂げた。享年74歳。長良会長のプロフィールや人脈の広さについては、すでに報道されているのでここでは省くが、長良会長がなぜ“演歌界のドン”と呼ばれるようになったのか? 筆者が知る、素顔の一面を紹介したい。  若い頃は、木倉事務所のスタッフとして、雪村いずみや水原弘といったスターのマネジメントにかかわった長良会長は、20代で独立し、故・黒木憲や君夕子といった演歌歌手を育てた。経営的には決して順風満帆ではなく、廣済堂グループのバックアップを受けたこともあったが、新たな演歌歌手を育てたいという気持ちは人一倍強く、1981年に山川豊をデビューさせた。  「山川豊」という名前は、一世を風靡した橋幸夫のマネジャーの名前だった。山川がデビューする直前に、長良会長の先輩に当たる、敬愛していたそのマネジャーが階段から転落死。哀悼の思いを込めて、自分が手がける新人歌手に先輩の名を付けたのだ。その後、90年代に入り、田川寿美、水森かおりらをデビューさせたが、悲しいかな演歌は衰退の一途を辿っていた。低迷する演歌界に新風を吹き込んだのが、氷川きよしだった。氷川の芸名は、長良会長に頼まれてビートたけしが付けたものだが、両者と親しい筆者もその命名の場に同席させてもらったのを覚えている。  実は筆者と長良会長は30年来の親しい関係だ。長良会長は筆者を「圭、お前は俺の弟分だ」と言って可愛がってくれた。それだけに、長良会長の思い出については語り尽くせないほどだ。  以前は、夜の銀座に毎晩のように繰り出していた。クラブでは、ついたホステスにあらかじめ用意していたチップを配る。店で偶然、テレビ局や芸能プロ関係者、それにタレントが別のテーブルで飲んでることを知るや、さり気なくボトルをプレゼントしたり、支払いを済ませる。気配りの人だった。それだけに人望が厚かった。それが結果的には仕事につながっていったのだろう。ちなみに、15年くらい前から「銀座は若いねえちゃんがいないから、面白くない」とホームグランドを六本木に替えたが、遊びのスタンスはまったく変わらなかった。余談だが、演歌はこよなく愛したが、カラオケは苦手のようで、長良会長が歌っているところを一度も見たことがない。  一見強面に見えるが、マスコミに対して威圧的は態度を見せることはなかった。週刊誌などに、所属のタレントに関する不都合な記事が掲載されると「担当者に会って、食事したい」と申し込む。指名された担当者はビビりながら長良会長に会うが、話が始まると、威圧するどころか、いつの間にか長良会長のペースに巻き込まれる。人を惹きつける不思議な魅力を持っているのだ。硬派なジャーナリストも、彼の前では陥落した。  しかし、裏の面も持ち合わせていた。暴力団と黒い交際だ。昔は「圭、興行の世界はヤクザとの関係は切り離せない。だからといって、歌手を犠牲にはできない。俺が防波堤になるしかないだろ」と言っていた。だが、10年くらい前だろうか、長男を後継者として次期社長にすることを決めた時点で、暴力団との関係を見事に断ち切った。実に勇気ある決断だった。関係を断つことに伴う暴力団絡みのトラブルもあっただろうが、長良会長はブレなかった。  長良会長には、まだまだ教わることがたくさんあったにも変わらず、突然の死。今は気持ちの整理がつかない。大好きだったハワイで死んだことがせめてもの救いだと、自分に言い聞かせるのが精一杯だ。  長良会長の愛息であり、長良プロダクションの社長でもある神林義弘さんには、会長の意思を次いで“演歌の火”を消すことなく守り続け欲しい。改めて、合掌! (文=本多圭)

「ワイドショーに便乗しろ!!」小林幸子の“解任騒動”で演歌界に光明が射した!?

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小林幸子全曲集 母ちゃんのひとり言
 泥沼化の様相を呈している演歌歌手・小林幸子の“解任騒動”。スポーツ紙やワイドショーは連日この話題を大きく報じている。  小林は“自身初”といってもいい大スキャンダルに見舞われ、精神的ショックを受けているというが、一方で演歌界では“小林特需”に沸いているという。演歌歌手を多く抱える老舗レコード会社幹部は、「演歌歌手はどうしても地味な印象で、新曲発表やコンサートをやっても、たいしてマスコミは集まらないんです。それが小林さんの騒動以降、どんな小さなイベントでもマスコミに来てもらえるようになった。小林さんの騒動に関して、何かひと言ほしいんでしょうね。みんな“この機に便乗しろ!”と必死ですよ」と笑う。  ワイドショー各局ではオセロ・中島知子の“洗脳騒動”に続く「ドル箱」と見て、取材を激化させている。同幹部は「朝、昼、晩のワイドショーで取り上げられるのですから、宣伝効果は相当のもの。ある演歌系レコード会社は新曲発売はずいぶん先なのに、急遽、この時期に発表イベントをやろうと考えているそうですよ」と明かす。  さすがだったのは、『紅白歌合戦』で小林と長年衣装対決を繰り広げてきた美川憲一だ。美川は12日、都内で行われた高級毛皮ブランド「ロイヤル・チエ」のファッションショーに来場し、小林の騒動について言及。  「お互い謝るところは謝って、ゴタゴタを終わらせるべき」と謝罪を勧めたが、現場で取材した記者によると「最初は美川さんは『身内のことだから……』と騒動についてしゃべるつもりはなかったそうです。それが土壇場になって『やっぱりしゃべることにした』と関係者から連絡があり、慌てて現場へ……。そしたら、美川さんサイドから『騒動についてしゃべるから、その後に行われるショーの様子も必ず取材して、報じてくださいね』とお達しがあった。今回は美川さんが一枚上手でした(笑)」と話す。  逆を言えば、“親友”として「頑張って! 私はさっちゃんの味方よ」とエールを送っていた美川だが、その裏にはしっかり“打算”もあったわけで……芸能界はやはり恐ろしい!?

「恋人のようなもの」泥沼化する小林幸子個人事務所の解任騒動 その根底にある“情の問題”

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『小林幸子全曲集 おんなの酒場』(日本コロムビア)
 演歌歌手・小林幸子と個人事務所の元社長・関根良江氏との間で勃発した“解任騒動”が過熱の一途をたどっている。小林側はあくまで関根氏の退社は経営方針の違いによる辞任と主張。一方の関根氏は9日、これに反論する形で声明を発表。今年2月に「退任を勧告」されたことを明かし、その後弁護士を通じて小林側と話し合い、4月に小林側の弁護士から社長辞任を条件に慰労金の支払いを提案されたという。  しかし、その支払い方法が2回の分割で、その理由が「私(元社長)が退職後になんらかのネガティブな情報を週刊誌などに流すことを疑い、その心配が解消された時期に払いたい」というもの。  関根氏は「内容を聞いて愕然としました」「33年間、苦楽を共に、人生の大半を一緒に過ごしてきたパートナーの過去や未来を疑うという考え方は私にはありませんでしたので、このような結果が残念でなりません」と心境をつづった。  ここまで大半のメディアは小林ではなく、関根氏寄りの報道に終始している。スポーツ紙デスクは「小林幸子をここまでの歌手に育て上げたのは関根の尽力によるもの。義理人情を重んじる演歌界では“親殺し”に近い醜聞で、当然小林に対する批判の方が大きい。何より、この業界では関根氏シンパが多い」と話す。  一部では今回の騒動を前に、関根氏が芸能界の実力者のもとに足を運び、バックアップを頼んだとの情報もある。一方で、今回の騒動を冷めた目で見ている音楽関係者もいる。 「あまり大きい声では言えないけど、問題の根底にあるのは慰労金や経営方針ではなく、情の部分だと思うよ。関根氏にとって小林は長年連れ添ってきた恋人そのもの。ある意味、宝塚に近い部分もある。その“恋人”を、昨年結婚した林明男さんに奪われた。関根氏の裏切られたという思いや、嫉妬心は相当なもの。だから、ここまで感情的なバトルに発展しているんですよ」  騒動が長引いたところで、誰も得をしないだけに、一日も早い解決を祈るばかりだ。

「恋人のようなもの」泥沼化する小林幸子個人事務所の解任騒動 その根底にある“情の問題”

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『小林幸子全曲集 おんなの酒場』(日本コロムビア)
 演歌歌手・小林幸子と個人事務所の元社長・関根良江氏との間で勃発した“解任騒動”が過熱の一途をたどっている。小林側はあくまで関根氏の退社は経営方針の違いによる辞任と主張。一方の関根氏は9日、これに反論する形で声明を発表。今年2月に「退任を勧告」されたことを明かし、その後弁護士を通じて小林側と話し合い、4月に小林側の弁護士から社長辞任を条件に慰労金の支払いを提案されたという。  しかし、その支払い方法が2回の分割で、その理由が「私(元社長)が退職後になんらかのネガティブな情報を週刊誌などに流すことを疑い、その心配が解消された時期に払いたい」というもの。  関根氏は「内容を聞いて愕然としました」「33年間、苦楽を共に、人生の大半を一緒に過ごしてきたパートナーの過去や未来を疑うという考え方は私にはありませんでしたので、このような結果が残念でなりません」と心境をつづった。  ここまで大半のメディアは小林ではなく、関根氏寄りの報道に終始している。スポーツ紙デスクは「小林幸子をここまでの歌手に育て上げたのは関根の尽力によるもの。義理人情を重んじる演歌界では“親殺し”に近い醜聞で、当然小林に対する批判の方が大きい。何より、この業界では関根氏シンパが多い」と話す。  一部では今回の騒動を前に、関根氏が芸能界の実力者のもとに足を運び、バックアップを頼んだとの情報もある。一方で、今回の騒動を冷めた目で見ている音楽関係者もいる。 「あまり大きい声では言えないけど、問題の根底にあるのは慰労金や経営方針ではなく、情の部分だと思うよ。関根氏にとって小林は長年連れ添ってきた恋人そのもの。ある意味、宝塚に近い部分もある。その“恋人”を、昨年結婚した林明男さんに奪われた。関根氏の裏切られたという思いや、嫉妬心は相当なもの。だから、ここまで感情的なバトルに発展しているんですよ」  騒動が長引いたところで、誰も得をしないだけに、一日も早い解決を祈るばかりだ。

東京都暴排条例施行後初の"黒い交際"発覚! テレビは吉幾三をどう扱うのか?

 演歌歌手の吉幾三が今年5月、神戸市内の焼き肉店で開かれた食事会で、指定暴力団山口組幹部と同席していたと、10日付けの読売新聞が伝えた。 「一部週刊誌も動いていたようだが、裏が取り切れなかった。一方、読売は出席者からしっかり裏を取ったようだ。同紙によると、食事会は、吉のコンサート前日の5月19日夜に開かれたという。吉のファンの70歳代の男性が知人らに呼びかけ、吉のほか、男性の知人ら約15人が出席。その中に、山口組幹部の直系組長と同組系組員がいたが、いずれも吉と面識はなく、おまけに組長ら2人が吉に身分を明かすことはなかったという。吉は1時間ほど飲食した後に退席し、食事代は1人約2万円で、男性が一括で支払い、後日、出席者から徴収したという。吉からすれば、"寝耳に水"だっただろう。それにしてもなぜ、このタイミングでこの記事を出したのか、意図がよく分からない」(スポーツ紙デスク)  吉は同紙の取材に、「さまざまな会合に出ているので覚えていない。暴力団員がいると知っていたら出席することは絶対にない」とコメント。「兵庫県警も事実関係を把握し、同県暴力団排除条例が禁じている暴力団への利益供与がないかどうかなどを調査中だが、条例違反はないとみているようだ」(同)というが、問題なのは10月1日に東京都でも施行された暴排条例が、今回の吉の件にどのような影響を与えるかだ。  今年も大みそかに行われるNHK『紅白歌合戦』は、東日本大震災からの復興もテーマのひとつとして掲げられているため、千昌夫、西田敏行、猪苗代湖ズら被災地出身の歌手が出場者に名を連ねている。 「吉の名前も候補に挙がっていたが、出身地の青森が岩手・宮城・福島ほど被害を受けなかったということもあって選考からもれた。NHKとしては『10月1日以降の交際がなければセーフ』としているようだが、もし、吉が入っていれば、辞退は免れなかったのでは。吉はかつて、某暴力団トップの長女の結婚披露宴に出席していたことが発覚し『紅白』出場が危ぶまれたこともあっただけに、今年、選考からもれたのは"身体検査"に引っかかった、とみられても仕方ないだろう」(レコード会社関係者)  吉は最近、それほど頻繁にテレビに登場しているわけではないが、年末年始にかけては演歌歌手を多く起用した歌番組が増え、イメージキャラクターを務める住宅リフォームメーカー「新日本ハウス」のCMが各局で放送されている。今回の報道はどう影響するのだろうか? 「おそらく、ほとんど影響はないだろう。というのも、俳優の松方弘樹は一部週刊誌などで過去の"黒い交際"を理由にフジテレビの出演NGリストに入っている、とされていたが、フジでは何事もなかったかのように松方の出演CMを放送している。震災後、各局の広告収入は大幅に減っており、CMの広告料は貴重な収入源。吉が出演する同社のCMを流さないわけにはいかないだろうし、歌番組にも起用されるだろう」(テレビ関係者)  都条例施行後、"黒い交際"が発覚して何らかのペナルティーを受けた芸能人はいまだにゼロ。そのため、「各プロダクションは『どれだけのペナルティーを受けるのだろう』と誰が引っかかるか興味津々。とはいえ、吉は施行前だったので、まったく参考にはならない」(芸能プロ関係者)という。吉からすれば、とんだとばっちりだったようだが......。
吉幾三全曲集 人のよさそうな笑顔です。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・「精算すべきは"ドン"との関係」"暴力団排除の指針"発表のNHKにモノ申す!NHK『紅白』にK-POP3組 暴排条例への配慮も韓国マフィアとK-POPの関係はスルーでいいの?「狙いはやはり"ドン"とエイベックス!?」暴排条例摘発の本丸は芸能事務所とレコード会社か

「メールで引退なら演歌はみんな永久追放!?」音楽界と暴力団の切っても切れない関係

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波紋を広げている、紳助の引退会見。
 暴力団幹部との交際発覚を理由とした、島田紳助の電撃的な芸能界引退。交際の実態については多くの憶測を呼んでいるが、音楽業界からは「メールのやり取り程度で引退なら、演歌歌手の多くは永久追放」と苦笑する声も出ている。 「芸能界と闇社会の関係が深いと言っても、芸人や俳優の場合は、小遣いをもらって一緒に飲みに行ったり、結婚式であいさつしたりする程度です。しかし"興行"が絡む歌手の場合は事情がまったく違うのです。地方でコンサートをやる場合、暴力団と深いつながりのある各地の有力者のOKが出なければ、チケットを売り出すこともできません。歌手と暴力団関係者は言わば、ビジネスパートナーの関係にあるのです」(イベント関係者)  癒着の典型例は、幾度となく暴力団との交際報道のあった演歌歌手であろう。細川たかしをはじめ、暴力団関係者との交際発覚で謹慎したケースは枚挙にいとまがない。  もっとも、興行のために暴力団関係者と付き合うのは、何も演歌に限ったことではないという。 「一定規模のコンサートを行う場合、アイドルやロックバンドであっても、関係者による地元有力者への挨拶は欠かせません。よくコンサート会場の前で、明らかに違法な生写真や下敷きが堂々と売られていますが、あれは有力者とつながる地元の露店業者への利益供与。主催者と興行関係者との間で話がついているからこそ、普段はネットのコピペ写真1枚に神経を尖らせているマネジメント事務所が、あのような明白な海賊行為を見逃しているのです」(前出の関係者)  近年では、CD売り上げの低下もあり、多くのアイドルやロックバンドはTシャツやタオル、バッグなどのオフィシャルグッズ販売に力を入れている。そうなると、会場外で売られる違法グッズの売り上げも厳しくなるが、最近では利益供与の新手法が開発されつつあるという。 「オフィシャルグッズ売り場で、これまで露店に立っていたような怖いおじさんが会計をやっているケースが増えてきました。彼らはその売上の何%かをもらう仕組みのようです。その結果、コンサート会場付近の違法販売は減少しました」(前出の関係者)  図らずも、違法販売業者の取り込みが進んでいる昨今の興行事情。一見クリーンになったようだが、売り上げ代金の一部が暴力団関係者に流れている可能性は大きい。 (文=石山博美)
風雪ながれ旅/北の漁場/まつり サブちゃんはどうなのさ? amazon_associate_logo.jpg
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「再評価される歌の力」震災で浮き彫りになった"演歌の強み"とは

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『千昌夫全曲集~感謝!45周年』
(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
 甚大な被害を及ぼした東日本大震災。被災地では歌手の避難所慰問が続いているが、レコード会社によって明暗がくっきり分かれる事態になっている。意外にも光が当たったのは人気低迷が叫ばれる演歌界だ。  一時は演歌には「波」「海」「別れ」など、震災の悲しみを増幅させるようなフレーズが度々登場することから、テレビ、ラジオでは"NGリスト"を作成する局もあったほど。例えば『NHKのど自慢』に出演した細川たかしは、北の海をイメージさせる最新曲「北岬」を歌えず。「海が割れるのよ~」で知られる天童よしみに至っては「珍島物語」は今後5年以上歌えないと言われている。  だが、代表曲が歌えないだけで、被災地では演歌歌手は大人気だ。 「やはり避難所にお年寄りが多いことが大きい。岩手県の陸前高田市出身の千昌夫が地元を訪問した時は、感動で涙する人もいたほど。最近メディアへの露出が減っていた千ですが、震災を機に代表曲の『北国の春』にも注目が集まり、すでに暮れの『NHK紅白歌合戦』に内定したとも言われています。同じく更年期障害で露出の減っていた森昌子も被災地では大人気だった。このほか水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』を復興ソングに推す声もある」(音楽関係者)  一方で苦戦を強いられているのが、浜崎あゆみや倖田來未、EXILEなど若手アーティストが数多く所属するエイベックスだ。テレビ関係者は「若者人気はすごいですが、避難所にいるお年寄りにはまったく響かない。やはりこういった事態になると、"歌"というものといかに真剣に向き合ってきたかということが問われるんでしょう。イメージ戦略による一時的な人気やセールスの数字ばかりに傾倒してきたエイベックスが受け入れられないのは当然ですよ」と語る。  さらに、同社の"核"と言うべき宣伝部が震災により壊滅状態という。 「エイベックスがここまで大きくなった背景には、マスコミとの蜜月関係がある。しかし、今は各社とも震災に絡めた話でないと記事を大きくしない傾向にあり、新人を売り出そうにもスペースがないという現象が起きている。宣伝部の社員は泣いていましたよ」(スポーツ紙デスク)  現在、同社の宣伝部は電話ではなく自らの足でマスコミ各社を回り、紙面掲載のお願いをしているというが......。震災は音楽業界の勢力図も塗り替えることになりそうだ。
千昌夫全曲集~感謝!45周年 日本のソウルミュージックですから。 amazon_associate_logo.jpg
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「Jポップも見習え!?」地道な営業、タニマチ確保――見直される演歌ビジネス

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『演歌スーパーデラックス~極上の名曲を聴く~』
(コロムビアミュージックエンタテイメント)
 CDパッケージからライブの時代へ――深刻化するCDの売り上げ不振を受け、音楽業界ではそうした言葉が挨拶代わりに交わされているという。実際、各レコード会社も以前のパッケージ偏重を改め、ライブやグッズ販売など多角的な収入源を確保する経営方針へと転じている。そんな中、見直されているのが演歌歌手の活動スタイルだ。 「15年前には"21世紀に入ったら絶滅する"と言われた演歌ですが、現在でも氷川きよしを頂点に人気は根強く、中堅どころでもJポップ系の歌手よりもずっと安定した収入を得ています。その理由は、数十年かけて築き上げられた演歌界独特の営業スタイル。演歌歌手はコンサート活動の合間にも、小さなステージ出演を重ね、全国に張り巡らされた後援会組織を通じて確実な集客を図っている。大きなヒットを出せなくても、そうした営業収入があれば十分にやっていけます」(レコード会社関係者)  これを見習ってか、Jポップ系の歌手・バンドもコンサート活動を重視する一方、ファンクラブ会員の特典を増やすなどして、固定客の確保に乗り出している。しかし、演歌界のように独自の興行ルートをもたないJポップ界では、「コンサートをたくさんやっても利益が上がらない場合が多い」(前出の関係者)といい、収益化が大きな課題となっているようだ。  また、演歌歌手の多くは、タニマチと呼ばれる有力後援者の後ろ盾を持っている。なかには大物女性歌手Sのように、かつてタニマチとの親密交際がウワサされたケースもあるが、同様のタニマチ作りはJポップ界にも急速に広がっているという。 「CDセールスが数万枚程度の歌手では、作詞作曲をやっていなければ印税も少なく、生活していくのがやっとの収入しかない。そんな中、派手な生活を送りたい女性歌手には、金銭的な援助をしてくれる"スポンサー"を見つけて公私にわたって付き合う人が増えているんです。たとえば、セクシーなビジュアルが話題のSは大物業界人の"オンナ"として有名。売れていないにも関わらず、贅沢三昧の生活を送ってますからね」(マネジメント関係者)  CDが売れない中、Jポップ界は20世紀型の芸能ビジネスに先祖返りしつつあるのかもしれない。 (文=柴田勇気)
演歌スーパーデラックス~極上の名曲を聴く~ 日本のソウルミュージック。 amazon_associate_logo.jpg
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